JPH0220803B2 - - Google Patents

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JPH0220803B2
JPH0220803B2 JP59158978A JP15897884A JPH0220803B2 JP H0220803 B2 JPH0220803 B2 JP H0220803B2 JP 59158978 A JP59158978 A JP 59158978A JP 15897884 A JP15897884 A JP 15897884A JP H0220803 B2 JPH0220803 B2 JP H0220803B2
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visco
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seals
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Sadami Korenaga
Toshihisa Masuda
Hiroyuki Imai
Shigeru Matsumoto
Hiroshi Takada
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/40Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid
    • F16J15/406Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid by at least one pump

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸封装置に係り、とくに、ビスコシ
ールを用いて、カリウム蒸気等の化学的に活性な
流体や、極低温(たとえば、−273℃付近)や高温
(たとえば、600℃以上)の流体を密封可能な軸封
装置を提供するものである。
〔従来の技術〕
従来から、たとえば溶融金属等の高温流体を密
封するものとして竪型のナトリウムポンプの軸封
装置が実用化されているが、該装置の許容流体温
度は600℃以下となつており、この温度を超える
高温の溶融金属シールに関しては、宇宙工学等特
殊分野の限定された条件下における設例が散見さ
れる程度で、一般産業レベルでの長期間安定稼動
はこれまで不可能とされてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の軸封装置は、このような高温流体や、
極低温流体さらに化学的に活性な流体を密封する
ことを主な目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段ならびにその作用〕
本発明は、上記目的を達成するため、基本的に
密封部にビスコシールを用いる構成とした。ここ
にビスコシールとは、非接触式シールの一種であ
るネジ式粘性シールをいい、各種回転機器の回転
軸周面および該回転軸を挿通するハウジングの軸
孔内壁面の一方または双方にネジを刻設してな
り、回転軸の回転方向に応じて軸方向の一方から
他方へ向けて流体を移送する働きをなす。このよ
うなビスコシールを被密封流体に近い側に軸方向
に並べて一対配し、この一対のビスコシールの中
間(対向部)に向つて加圧作用が行われるように
構成し、さらに液槽から適宜圧力の密封流体を送
給したので、被密封流体の温度や化学的性質にか
かわらず十分なシール効果を期待できる。そし
て、液槽の上部空間を遮蔽流体の回収手段が設け
られているビスコシールの反被密封流体側と接続
したので、気体の巻き込み現象が生じてもこれに
よつてシール機能が破壊されることはない。さら
に、一対のビスコシールの反被密封流体側に接触
式のシール部材または磁性流体シールを配したの
で、密封流体の蒸気が大気側に漏れるのを防止で
きる。また、一対のビスコシールの反被密封流体
側、すなわち一対のビスコシールと接触式のシー
ル部材または磁性流体シールとの間に遮蔽流体を
送給し回収するので、密封流体の蒸気が接触式の
シール部材等に直接触れることはない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面にしたがつて説明
すると、第1図は第1の実施例を示している。
同図において、1は回転軸、2ないし4は該回
転軸1を挿通する軸孔を備えた第1ないし第3の
ハウジングであつて、当該軸封装置は、図上左側
の第1のハウジング2内にある被密封流体たる蒸
気またはガス(以下、単に蒸気という)が図上右
方向へ漏洩しないように働くものである。
前記第2のハウジング3の軸孔内壁面には、そ
の軸方向中央に設けられた対向室5を境として、
左右対称に、互いに逆廻りになる一対のビスコシ
ール6,7が設けられており、回転軸1が一定の
方向に回転した場合、図上左側のビスコシール6
は第1のハウジング2から対向室5へ向けて、ま
た図上右側のビスコシール7は第3のハウジング
4から対向室5へ向けてポンプ圧力を生じるよう
になる。第3のハウジング4の軸孔内周には、図
上左から右へ、第1ないし第3の遮蔽室8,9,
10が設けられ、該各遮蔽室8,9,10を仕切
るべく接触式のシール部材たるセグメントシール
11,12が配設され、最も右寄りの遮蔽室10
の大気側には、同じく接触式のシール部材たるメ
カニカルシール13が配設されている。このセグ
メントシール11,12とメカニカルシール13
については、該部を流れる流体の種類や温度等に
応じて、磁性流体シールに置換してもよい。
14は、前記一対のビスコシール6,7間の対
向室5に対して一定の水頭hを与える液槽であつ
て、図上左側のビスコシール6の途中に開口する
経路15が併設されている。16および17は外
部と第1の遮蔽室8を結ぶ第2および第3の経路
であり、第2の経路16から液槽14へ向けて第
4の経路18が設けられている。
上記構成になる軸封装置は、被密封流体たる前
記蒸気に対し、該蒸気と同一物質で、かつそれら
を冷却すると液化する物質たる密封流体(液体、
19、シーラントともいう)を、前記液槽14内
に入れるもので、両ビスコシール6,7は外部よ
り冷却可能とし、かつ経路15の途中には冷却機
構20が設けられている。また前記第1の遮蔽室
8には、経路16を経て、遮蔽流体たる不活性ボ
スが注入される。
今、回転軸1を一定の回転速度で回転させ、か
つ液槽14内の密封流体19の液面の高さhが一
定に保たれるようにし、また第1のハウジング2
内の被密封流体の圧力と第1の遮蔽室8内の遮蔽
流体(不活性ガス)の圧力が一定の圧力差となる
ように該遮蔽室8内の圧力を調整する。この調整
は、外部から経路16を経て該遮蔽室8内へ送給
された遮蔽流体の一部を、経路17から外部へ排
出させることにより行ない、両経路16,17に
は、このための圧力調整バルブ(図示せず)が設
けられている。調整後の圧力は経路18を介し液
槽14内の液面Dにも加わることになる。
回転軸1の回転により、既述のように、左右の
ビスコシール6,7には、そのポンプ圧力が、対
向室5に加圧するように働く。このため、図上左
側のビスコシール6内には、液槽14の水頭hと
遮蔽流体圧力の和が、該ビスコシール6のポンプ
圧力と被密封流体圧力の和に釣り合うように気液
界面21ができる。また図上右側のビスコシール
7内には、水頭hとビスコシール7のポンプ圧力
が釣り合うように、今ひとつの気液界面22がで
きる。前者左側の気液界面21は、被密封流体圧
力と遮蔽流体圧力の圧力差いかんによつて軸方向
に移動するが、後者右側の気液界面22は遮蔽流
体圧力に関係なく、一定位置に停留するようにな
る。
この気液界面21,22では、それぞれ気体の
巻き込み現象が生じる。すなわち被密封流体は左
側の気液界面21で、また遮蔽流体は右側の気液
界面22で、それぞれ、密封流体19内に巻き込
まれ、気泡となつて対向室5へ移送され、液槽1
4内の界面(液面、D)で放出される。このと
き、それぞれの気泡は必ずしも液槽14へ行くと
は限らず、互いに反対の方向、すなわち右側の気
液界面22で巻き込んだ気泡(遮蔽流体)が対向
室5を通過して左側の気液界面21へ、また左側
の気液界面21で巻き込んだ気泡(被密封流体)
が右側の気液界面22にいたり、各界面21,2
2から放出されるおそれがある。これを防ぐた
め、当該装置は、既述のとうり、液槽14から左
側のビスコシール6途中へいたる経路15を設
け、密封流体の一部を循環させている。すなわ
ち、被密封流体(気体)は密封流体(液体、1
9)と同じ物質であり、このため、左側の気液界
面21で気泡となつて巻き込まれても、ビスコシ
ール6内で冷却されて液化し、液槽14界面Dに
到達するまでに消滅し、該流体(気体)が遮蔽室
8側へ漏洩することはない。他方、右側の気液界
面22から気泡となつて巻き込まれた遮蔽流体
(不活性ガス)は、対向室5までいたつた段階で、
密封流体19の前記循環回流に乗るようになり、
左側の気液界面21へ達することなく液槽14内
の界面(液面、D)から開放される。またこの遮
蔽室8の遮蔽流体は、右側の気液界面22または
液槽14の界面(液面、D)で自然蒸気した密封
流体19の微量の蒸気を、送給経路16から排出
経路17への流れに乗せて外部へ移送する働きも
なす。
第3のハウジング4に設けられた第2の遮蔽室
9内には、第5の経路23から、前記遮蔽流体と
同じ流体が、同一または異なる流体源より送給さ
れる。ただし、該第2の遮蔽室9の圧力は、第1
の遮蔽室8の圧力および大気圧より高く維持され
る。これにより該第2の遮蔽室9内の遮蔽流体が
セグメントシール11を通過して第1の遮蔽室8
内へ漏入することはあつても、逆に、第1の遮蔽
室8の遮蔽流体および自然蒸発した密封流体19
が、該第2の遮蔽室9内へ漏出することはなく、
後者流体の大気側への漏洩を完全に遮断すること
ができる。該第2の遮蔽室9内の遮蔽流体は、同
じ理由から第3の遮蔽室10側へも漏出し、大気
側流体の機内漏入を防止する。第3の遮蔽室10
は、大気側にあるメカニカルシール13および軸
受(図示せず)の潤滑油の漏溜りとなるもので、
漏入した該潤滑油および第2の遮蔽室9からの遮
蔽流体は、第5の経路24から外部へ排出され
る。この第5の経路24および前記第3の経路1
7から外部へ排出された各流体は、該排出の後、
それぞれ分離回収される。
以上に説明した第1実施例装置は、被密封流体
と密封流体19とが同じ物質であり、ビスコシー
ル6内において、被密封流体が密封流体に巻き込
まれるのを可とする場合である。これに対し、両
流体が異質で、かつその分離が容易であれば、遮
蔽室8内の遮蔽流体圧力を高めて左側の気液界面
21を図上左方向に移行させ、第1のハウジング
2側へ密封流体19を漏洩させるようにすれば、
該界面21での気体の巻き込みをなくすことがで
きる。
つぎに第2図ないし第4図にしたがつて上記第
1実施例装置をカリウムタービンに応用した具体
例を説明する。
このカリウムタービンは、第2図に示すよう
に、タービン31を吸気孔32から給気したカリ
ウム蒸気によつて駆動させるもので、蒸気は排気
孔33から排出される。このとき、タービン軸
1′を伝わつて大気側へ漏れようとするカリウム
蒸気は、図上Xにて示す当該軸封装置によつて密
封され、外部へは無漏洩となる。軸1′は軸受3
4によつて支えられており、ギア35を介して発
電機36へ接続されている。この例はタービン軸
1′が片持ち支持されているが、両持ち支持軸の
場合はタービンを挾んで、対称的に、軸封装置X
および軸受34が配置される。
第3図に当該軸封装置Xの詳細な内部構造を、
また第4図に当該軸封装置X全体の配管構造を示
す。
タービン31を駆動させるカリウム蒸気は、導
入孔15′から導入される密封流体(シーラント)
たる液体カリウムが満たされるビスコシール6′,
7′によつて密封される。このとき、液体カリウ
ムには、第4図に示した液槽14′により適当な
水頭が与えられており、また該液槽14′と遮蔽
室8′は同一の遮蔽流体(不活性ガス)たるアル
ゴンガスで満たされ、同一の圧力となる。このた
め右側の気液界面は安定し、遮蔽室8′への漏洩
を防ぐことができる。
一方、カリウム蒸気の圧力と左側のビスコシー
ル6′のポンプ圧力の和は、液槽14′の水頭とア
ルゴンガスの圧力の和と釣り合い、液体カリカム
は該ビスコシール6′内に留まるようになり、カ
リウム蒸気の漏洩を防止できる結果となる。
第1の遮蔽室8′内の圧力は、第4図に示すよ
うに、差圧計37、圧力調整器38および圧力調
整弁39,40により被密封流体の圧力と関連し
て調整される。一方、該第1の遮蔽室8′の圧力
より高い圧力のアルゴンガスを供給孔23′から
導入し、セグメントシール11′を通して第1の
遮蔽室8′へわずかに漏洩させる。このため、右
側のビスコシール7′内に形成された気液界面か
ら蒸気するカリウム蒸気は、セグメントシール1
1′により完全に密封される。このアルゴンガス
はビスコシール6′,7′によりタービン側へは漏
洩しない。他方、セグメントシール12′を通過
して第3の遮蔽室10′にいたつたアルゴンガス
はメカニカルシール13′によつて密封される。
また潤滑油室41にはメカニカルシール13′と
42とにより潤滑油が封入されている。
第5図は、横軸にビスコシールの単位長さ当た
りのポンプ圧力、縦軸に密封流体(シーラント)
の流量を示した一般的な特性図である。同図のB
点を境にして、A点は漏洩を、C点は吐出を表わ
している。本発明装置は、この圧力―流量特性を
利用してつぎのような方法(構成)で被密封流体
を密封することができる。
すなわち、第6図に示す第2実施例装置は、密
封流体19を第1のハウジング2から左右ビスコ
シール6,7中央の対向室5へ吐出させるもので
あり、第5図の特性図におけるC点で運転する場
合に対応する。
すなわち第6図において、第1のハウジング2
側から密封流体(シーラント)19を吸い込み液
槽14へ吐出し、これを再び経路51を通してハ
ウジング2内に戻す。この循環流により右側のビ
スコシール7の気液界面22で巻き込まれた遮蔽
流体(不活性ガス)は第1のハウジング2側へ行
かず、液槽14へ移送され、その液面Dで放出さ
れる。その結果、軸封システム全体として密封が
行なわれる。ただし、この場合、第5図に示した
ようにビスコシール6のポンプ圧力は小さくな
る。
また第7図は、本発明の第3実施例として、第
1図に示したビスコシール6,7部を2セツト対
称的に組み合わせたものである。すなわち第7図
において、右側一対のビスコシール6,7は互い
にそのポンプ圧力を対向させ、両シール6,7中
間の対向室5に向ける。本実施例では、この一対
のビスコシール6,7の左側にさらに1セツトの
ビスコシール6,7を配し、ビスコシール6,7
のポンプ圧力をその中間の対向室5に向ける。密
封流体19の一部を各セツトにおけるビスコシー
ル7,7の途中に戻すために、それぞれ経路6
1,61を設ける。該各経路15,15の循環流
は、先に述べた動作原理により、それぞれ端部ハ
ウジング62側および遮蔽室63側の被密封流体
および遮蔽流体を遮蔽する。したがつて、この両
流体は異質であつても支障はない。
第8図は、本発明の第4実施例として、一の液
槽14から左右のビスコシール6,7に循環回路
を設けたものを示す。すなわち同図において、対
向させたビスコシール6,7の中央上部に設けた
液槽14と両ビスコシール6,7を結ぶ経路7
1,72を設け、両ビスコシール6,7のポンプ
圧力を対向室5に向ける。左右の各循環流は上記
動作原理により、それぞれ第1のハウジング2お
よび遮蔽室8側の被密封流体および遮蔽流体を遮
蔽する。
上記各実施例に述べた軸封装置は、以下のよう
な改良点を有するものとなる。
密封流体の化学的性質がきわめて活性であ
り、かつ与えられた条件が高温、極低温または
高速等であることにより、安定して使用に供せ
られる軸封装置部材の材質が得られないか、ま
たは著しく限定される場合でもビスコシールを
用いることにより密封できるようにした。
ビスコシールだけでは、回転停止時およびビ
スコシールの設定条件をはずれた過渡状態にお
いては、密封が完全でないこと、またガスの巻
き込み、シールのブレイクダウン等ビスコシー
ル特有の漏れにいたる現象があること等から接
触式のシール部材(軸封装置)を併用し、被密
封流体が大気側へ漏れないこと、大気側流体が
機内(系内)に流入しないことの双方の目的が
果たせる構造とした。
ビスコシールについては密封性能をさらに向
上させるために、ビスコシール1個による一方
向のみのポンプ圧力だけではなく、あと1個の
ビスコシールを同軸上に対向して併設し、二つ
のビスコシールの対向部に向けて密封流体(シ
ーラント)を加圧させる構造にした。
ビスコシールから万一漏れた被密封流体は、
これと化学的に反応し難い流体で満たされてい
る遮蔽室が設けられており、この室を通して回
収できる系統を設けた。
ビスコシールの系側およびその反対側の遮蔽
室ならびに対向部の各部に通じる圧力制御系統
を設け、系側の圧力変動に対応させて遮蔽室お
よび対向部の圧力を制御し、被密封流体がビス
コシールから遮蔽室へ漏れるのを抑え、かつ遮
蔽流体の系側への流入を防ぐ補助システムを設
けた。
密封流体(シーラント)内に浸入した被密封
流体の排除および密封流体の冷却を行なう目的
で、密封流体を軸方向に流動させる機構を設け
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば被密封流
体の温度や化学的性質にかかわらず、十分なシー
ル効果が期待でき、さらにこのシール効果は安定
したものとなる。そして、密封流体の蒸気が大気
側に漏れるのを防止できる効果があり、さらに密
封流体の蒸気が接触式のシール部材等に直接触れ
ないので、密封流体がどのような物質であつても
この効果を十分維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る軸封装置の
断面図、第2図はカリウムタービンの概略図、第
3図は同カリウムタービンに装備した軸封装置の
半裁断面図、第4図は同配管図、第5図はビスコ
シールのポンプ圧力と密封流体の流量の関係を示
した一般的な特性図、第6図ないし第8図は本発
明の第2ないし第4実施例に係る軸封装置の断面
図である。 1,1′……回転軸、2,3,4,62……ハ
ウジング、5……対向室、6,6′,7,7′……
ビスコシール、8,8′,9,9′,10,10′,
63……遮蔽室、11,11′,12,12′……
セグメントシール、13,13′,42……メカ
ニカルシール、14……液槽、15,16,1
7,18,23,24,51,61,71,72
……経路、19……密封流体、21,22……気
液界面、31……タービン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タービン等各種回転機器の回転軸と該回転軸
    を挿通したハウジングとの隙間を密封する軸封装
    置において、被密封流体に近い側に軸方向一対の
    ビスコシールを配して該一対のビスコシールの中
    間に向つて加圧作用が行われるように構成し、該
    一対のビスコシールの反被密封流体側に接触式の
    シール部材または磁性流体シールを配するととも
    に、前記一対のビスコシール内に液槽から適宜圧
    力の密封流体を送給し、前記一対のビスコシール
    の反被密封流体側と前記液槽の上部空間とを接続
    して前記一対のビスコシールの反被密封流体側に
    遮蔽流体を送給するとともに、前記一対のビスコ
    シールの反被密封流体側に前記遮蔽流体の回収手
    段を設けたことを特徴とするビスコシールを用い
    た軸封装置。
JP15897884A 1984-07-31 1984-07-31 ビスコシ−ルを用いた軸封装置 Granted JPS6138104A (ja)

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JP7131278B2 (ja) * 2018-10-10 2022-09-06 三菱瓦斯化学株式会社 軸封装置及び軸封システム

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