JPH02206230A - Fmステレオチューナのノイズリダクション装置 - Google Patents

Fmステレオチューナのノイズリダクション装置

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JPH02206230A
JPH02206230A JP2529789A JP2529789A JPH02206230A JP H02206230 A JPH02206230 A JP H02206230A JP 2529789 A JP2529789 A JP 2529789A JP 2529789 A JP2529789 A JP 2529789A JP H02206230 A JPH02206230 A JP H02206230A
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石田 弘二
Yasushi Nishimura
康 西村
Shigeru Yamaguchi
滋 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、FMステレオチューナのノイズ−リダクショ
ン装置に関する。
〔従来の技術〕
従来では、ステレオ放送の受信時に生じるノイズを抑制
するための回路として、111−brend回路が知ら
れている(特公昭45−32282号公報)。
このIII−brand回路は、FMステレオ放送の場
合に、コンポジット信号中のステレオ差信号(L−R)
のノイズ信号Nが復調されたし信号、R信号中にそれぞ
れN/2ずつ互いに逆相で存在していることを着目し、
L信号とR信号の高域成分のみを加算してN/2ずつ逆
相で存在するノイズ成分を互いにキャンセルさせ、特に
耳につきやすい高域成分のノイズを除去するようにした
ものである。
しかしながら、上記従来の1li−brend回路は、
高域信号成分に対してノイズリダクション効果を発揮す
るが、動作原理上、中低域信号成分に対しては作用しな
い。したがって、低域から高域わたって広範囲にノイズ
を除去することができない問題がある。また、l1l−
brend回路は高域に関して完全なモノラル信号とな
るため、左右のセパレーションが悪化し、充分なステレ
オ感が得られないという問題点がある。
そ゛こで、本発明者等はセパレーションの悪化を伴うこ
となく、全周波数帯域にわたってノイズ成分を除去しう
るFMステレオチューナのノイズリダクション装置を提
案した。
このFMステレオチューナのノイズリダクション装置の
III要を第7図に示す。第7図に示すように、このF
Mステレオチューナのノイズリダクション装置は、FM
ステレオチューナにおいてステレオ和信号(L+R)お
よびステレオ差信号(L−R)を生成する回路2と、前
記ステレオ差信号(L−R)を複数の周波数帯域に分割
し、各分割帯域ごとのノイズ成分レベルを超える分割ス
テレオ差信号(L−R)、の合成信号(L−R)’を出
力するノイズ除去回路3と、前記合成信号(L−R)’
およびステレオ和信号(L+R)からステレオ信号(R
,L)を再生する回路4と、を備えたことを特徴とする
ものである 第7図において、ノイズ除去回路3は、ステレオ和信号
(L+R)およびステレオ差信号(L−R)を生成する
回路2からのステレオ差信号(L−R)を複数(n)の
可聴周波数帯域に分割する複数のバンドパスフィルタ(
B P F、〜BPF)7−1〜7−oと、各バンドパ
スフィルタn 7−1〜7−nから出力される分割ステレオ差信号(L
−R)  に基づいてスイッチ制御信号At〜A を出
力するスイッチコントロール回路(SWC−5WC)8
.〜8−.と、スイッチI     n 制御信号A1〜A、に基づいて分割ステレオ差信号(L
−R)dの通過を制御するスイッチ回路9〜9 と、各
スイッチ回路9−1〜9−0を通過−1−n した分割ステレオ差信号(L−R)、を合成して合成信
号(L−R)’を出力する加算器10と、を備えて構成
されている。
スイッチコントロール回路8.〜8−.は、分割ステレ
オ差信号(L−R)、に含まれるノイズ成分レベルに対
応する基準レベル信号vth””” thnを有し、こ
の基準レベル信号V  −■  と分thl   Lh
n 割ステレオ差信号(L−R)dとを比較して分割ステレ
オ差信号(L−R)dが基皐レベル信号V −■  を
超える場合にのみスイッチ回路Lh   thn 9〜9 を閉じるスイッチ制御信号A1〜An−1−n を出力する。
次に動作を説明する。
ステレオ和信号(L+R)およびステレオ差信号(L−
R)を生成する回路2から出力されたステレオ和信号(
L+R)はそのままステレオ信号を再生する回路4に送
られ、ステレオ差信号(L−R)はノイズ除去回路3に
送られる。
ノイズ除去回路3において、ステレオ差信号(L−R)
はバンドパスフィルタ7、〜7−、によりn分割される
。各分割ステレオ差信号(L−R)dは各スイッチコン
トロール回路8−1〜8 において基準レベル信号v 
  −v−n              thl  
 thnと比較される。比較の結果、 V      −V      <(L−R)  dt
hl   thn の場合にみ0N−OFFの2値を有するスイッチ制御信
号A1〜Aoを出力する。すなわち、■  〜V<(L
−R)。
thx      thn の場合とは、分割ステレオ差信号(L−R)dの信号成
分がノイズ信号成分より大きいときである。
このスイッチ制御信号At〜Anによってスイッチ回路
9−1〜9−0はスイッチを閉じ(ON)そのときの分
割ステレオ差信号(L−R) dを通過させる。したが
って、 v   −v   ≧(L−R) d Lhl    thn の関係にある分割帯域のステレオ差信号(L−R)  
はスイッチ回路9−1〜9−nが開く(OFF)ことに
より出力が阻止される。
通過した各分割ステレオ差信号(L−R)。
は加算器10において加算され、合成信号(L−R)’
 となり、第2のステレオ差信号としてステレオ信号を
再生する回路4に送られる。このとき、合成信号(L−
R)’ はステレオ和信号およびステレオ差信号を生成
する回路2からのステレオ差信号(L−R)より低いノ
イズレベルの分割ステレオ差信号(L−R)、のみで構
成されるため、ステレオ和信号およびステレオ差信号を
生成する回路2から出力されるステレオ差信号(L−R
)に比べてノイズ成分が低減されることとなる。
このようにノイズ成分が低減された合成信号(L−R)
’ とステレオ和信号(L+R)とによリステレオ信号
を再生する回路4はL信号、R信号を生成する。したが
って、この生成されたL信号、R信号のノイズ成分を減
少することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記ノイズリダクション装置は、帯域分
割したステレオ差信号(L−R)、のうち、信号レベル
の低い分割ステレオ差信号(L−R)、を除去するもの
であるため、除去された分だけ信号の損失を伴うことに
なる。
その結果、その再生音は、聴感上、若干セパレーション
が劣化し、ステレオ感の減少した音になる。
本発明は、ノイズ成分の除去に伴って生じるステレオ差
信号の損失を補ってステレオ感を改善し得るFMステレ
オチューナのノイズリダクション装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、第1図に示すよ
うに、FMステレオチューナにおいてステレオ和信号(
L+R)およびステレオ差信号(L−R)を生成する回
路2と、前記ステレオ和信号(L+R)およびステレオ
差信号(L−R)をそれぞれ同一の分割周波数で複数の
周波数帯域にし、各分割帯域ごとに低いレベルの分割ス
テレオ差信号(L−R)、を除去して第2ステレオ差信
号を生成し、この第2ステレオ差信号と、前記除去され
た分割ステレオ差信号(L−R) dと同一の分割帯域
の分割ステレオ和信号の遅延信号(L+R)’ との合
成信号を出力するノイズ除去回路3と、前記合成信号と
前記ステレオ和信号(L+R)からステレオ信号(L、
R)を再生する回路4と、を備えたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明によれば、ステレオ和信号およびステレオ差信号
を生成する回路2はFMステレオチューナにおいてステ
レオ和信号(L+R)およびステレオ差信号(L−R)
を生成する。生成されたステレオ和信号(L+R)およ
びステレオ差信号(L−R)はそれぞれ同一の分割周波
数で複数の周波数帯域に分割され、ノイズ除去回路3に
よってノイズ除去処理が施される。
ノイズ除去回路は、各分割帯域ごとに低いレベルの分割
ステレオ差信号を除去して第2ステレオ差信号を生成す
る。この第2ステレオ差信号はノイズ成分が除去されて
S/N比のよい信号となる反面、その信号レベルはステ
レオ和信号およびステレオ差信号を生成する回路2から
出力されたステレオ差信号(L−R)に比べてノイズ成
分が除去された分だけ減衰する。しかし、ノイズ除去回
路3は前記除去された分割ステレオ差信号(L−R) 
dと同一の分割帯域の分割ステレオ和信号の遅延信号(
L+R)’を第2ステレオ差信号に加算して合成信号を
生成するため、ノイズ成分の除去に伴うステレオ差信号
の損失を補うことができる。その結果、ステレオ信号を
再生する回路4に入力される合成信号のレベルは低下せ
ず、したがってステレオ信号を再生する回路4によって
合成信号と前記ステレオ和信号(L+R)から再生され
るステレオ信号(L、R)のステレオ感の悪化を防止す
ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の全体構成は第1図に示した通りであるので、そ
の説明は省略し、以下に各実施例を説明する。
第1実施例 第2図において、第7図と重複する部分には同一の符号
を付して以下説明する。
第2図と第7図とで異なる部分は、ノイズ除去回路であ
る。
本実施例におけるノイズ除去回路3Aは、ステレオ和信
号(L+R)を所定時間遅延させた信号(以下、単に遅
延信号という。)(L+R)’を出力する遅延回路12
と、遅延信号(L+R)’およびステレオ差信号(L−
R)を入力としてノイズ処理を行なう複数のノイズ処理
回路11−1〜11 と、を備えて構成される。
一〇 遅延回路12は1つだけであり、ノイズ処理回路11−
1〜11−0に対して共通に用いられる。
また、遅延させたL十Rの信号レベルは任意のレベルに
することが可能である。
各ノイズ処理回路11−1〜11−0は後述する信号分
割帯域数だけ設けられ、それぞれ受は持つ周波数帯域が
異なるのみで個々の構成は同様である。
説明を簡単にするため、以下、ノイズ処理回路11−1
について説明し、ノイズ処理回路11−2〜11 につ
いては説明を省略する。
′″n ノイズ処理回路11−1は遅延信号(L+R)’および
ステレオ差信号(L−R)をそれぞれ可聴周波数域内で
同一の分割周波数で分割する信号分割回路を形成する第
1バンドパスフイルタ13および第2バンドパスフイル
タ14と、第2バンドパスフイルタ14から出力される
分割ステレオ差信号(L−R)dに基づいてコントロー
ル信号Aを出力するコントロール回路15と、コントロ
ール信号Aにより0N−OFF制御される第1スイッチ
回路16および第2スイッチ回路17と、から構成され
る装 コントロール回路15は受は持ち分割帯域における分割
ステレオ差信号(L−R)、のノイズ成分レベル対応す
る基準レベルvthと当該分割ステレオ差信号(L−R
)、とを比較し基準レベルV より分割ステレオ差信号
(L−R) dが小さh いときコントロール信号Aを出力する。このコントロー
ル回路15は、例えば、演算増幅器による比較器で構成
できる。
第1スイッチ回路16はコントロール信号Aが与えられ
たとき閉じて第1バンドパスフイルタ13からの分割遅
延信号(L+R)’を通過させ、開時に第2スイッチ回
路17は開いて第2バンドパスフイルタ14からの分割
ステレオ差信号(L−R)dを阻止する。これらの第1
スイッチ回路16、第2スイッチ回路17はトランジス
タスイッチ等により構成できる。
次に動作を説明する。
ステレオ和信号およびステレオ差信号を生成する回路2
から出力されたステレオ和信号(L+R)は遅延回路1
2およびステレオ信号を再生する回路4に送られ、ステ
レオ差信号(L−R)は第2バンドパスフイルタ14に
送られる。
ノイズ除去回路3Aにおいて、ステレオ和信号(L+R
)は遅延回路12により遅延信号(L+R)  とされ
、第1バンドパスフイルタ13に入力される。
第1バンドパスフイルタ13および第2バンドパスフイ
ルタ14ではそれぞれ同一の分割周波数で遅延信号(L
+R)’およびステレオ差信号(L−R)を分割し、i
分割遅延信号(L+R)’および分割ステレオ差信号(
L−R)、を出力する。
いま、分割ステレオ差信号(L−R)、の信号レベルが
基準レベルvthよりも大きい場合、コントロール回路
15はコントロール信号Aを出力せず、したがって、第
2スイッチ回路17はその分割ステレオ差信号(L−R
)、を加算器10に通過させ、第1スイッチ回路16は
分割遅延信号(L+R)’ を阻止する。
一方、分割ステレオ差信号(L−R) dの信号レベル
が基準レベルVthより小さい場合(すなわち、信号成
分に比ベノイズ成分のほうが多い場合)、コントロール
回路15はコントロール信号Aを出力し、第1スイッチ
回路16、第2スイッチ回路17を切換える。その結果
、第2スイッチ回路17は分割ステレオ差信号(L−R
)dを阻止し、これに代わって第1スイッチ回路16は
遅延信号(L+R)’を加算器10に出力する。すなわ
ち、ここで、分割ステレオ差信号(L−R) dは損失
となるが、遅延信号(L+R)’が出力されるので上記
損失を補うことになる。
以上の動作がノイズ処理回路11−1〜11−oのそれ
ぞれにおいて行なわれ、その各出力信号、すなわち分割
遅延信号(L+R)’および/または分割ステレオ差信
号(L−R) dが加算器10において加算される。加
算器10はその合成信号[(L+R)’ + (L−R
) d]をステレオ信号を再生する回路4に出力する。
この合成信号[(L+R)’ + (L−R) d]は
、信号レベルの低い分割ステレオ差信号(L−R) d
の除去によりノイズ成分が減少されるとともに失った信
号分だけ遅延信号(L+R)  によって補填されてい
ることを意味する。よって、合成信号[(L+R)’ 
+ (L−R,)、]はステレオ和信号およびステレオ
差信号を生成する回路2から出力されたステレオ差信号
(L−R)の信号レベルに復元されていることになる。
第2実施例 第3図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例の特徴は、ノイズ除去回路3Bにおいて、コン
トロール回路15における基準レベル信号■thのレベ
ルを当該FMステレオチューナが設置された場所の電界
強度レベルに応じて可変制御するようにした点にある。
第3図において第2図と異なる部分は、電界強度レベル
信号SMLを入力端子18から導入し、各コントロール
回路15に分岐入力するようにした点である。その他の
部分は第2図と同一なので同一の符号を付し、その説明
を省略する。
本実施例において、コントロール回路15は基準レベル
信号■thの発生器(図示せず)を有し、この各発生器
に電界強度レベル信号SMLを入力して電界強度レベル
信号SMLに応じた基準レベル信号vLhを比較部の基
準入力端に与えるえるように構成されている。
このように構成する理由は次の通りである。ステレオ差
信号(L−R)に含まれるノイズ成分のレベルは電界強
度に応じて異なる。電界強度が低い場合はステレオ差信
号(L−R)に比べて相対的にノイズレベルが高く、電
界強度が高い場合はその逆である。したがって、種々の
電界強度地域での受信状態を考慮すると、−律に基準レ
ベル信号vthを設定することはノイズ除去効果が不充
分となってしまうおそれがある。そこで、本実施例のよ
うに、電界強度レベルに応じて基準レベル信号vthを
自動的に制御することにより、適切な基準レベル信号v
thによるノイズ除去が可能となる。
次に動作を説明する。
電界強度レベル信号SMLは各コントロール回路15に
与えられる。コントロール回路15は入力された電界強
度レベル信号SMLに応じて基準レベル信号■thを設
定し、各分割ステレオ差信号(L−R)dとの比較を行
ない、第1図と同様にスイッチ制御信号Aをスイッチ回
路16.17に与え、ノイズ成分が低減され、かつ、元
の信号レベルに復元された合成信号[(L+R)’ +
(L−R)   ]を得る。
第3実施例 次に、第4図に本発明の第3実施例を示す。
本実施例の特徴は、ノイズ除去回路3Cにおいて、第2
図におけるコントロール回路15を、0N−OFFの2
値のスイッチ制御信号Aではなく、基準レベル信号■t
hと分割ステレオ差信号(L−R) dとの偏差量に応
じたコントロール信号Bを出力するようにしたコントロ
ール回路19とし、かつ、スイッチ回路ではなく、遅延
信号(L+R)  および分割ステレオ差信号(L−R
)dの通過量を可変レベル調整回路(Voltage 
Controled Ample「ler等>20.2
1で連続可変とした点にある。その他の部分は第1図と
同一なので同一の符号を付し、その説明を省略する。
このように、コントロール回路19および可変レベル調
整回路20.21を用いて通過する分割ステレオ差信号
(L−R)dの信号レベルを連続可変制御することによ
り、各分割周波数帯域間にわたって欠落する周波数成分
のレベルが極端にアンバランスにならず、聴感上のセパ
レーションの不自然感を減少させることができる。
第4実施例 次に、第5図に本発明の第4実施例を示す。
本実施例の特徴は、ノイズ除去回路3Dにおいて、第4
図の第3実施例を基本とし、第2実施例にように、コン
トロール回路19における基準レベル信号vthのレベ
ルを当該FMステレオチューナが設置された場所の電界
強度に応じて可変設定可能とすべく、電界強度レベル信
号SMLを入力端子18から導入し、コントロール回路
19に分岐入力するようにした点である。その他の部分
は第4図と同一なので同一の符号を付し、その説明は省
略する。
このように構成することで°、各分割帯域に含まれるノ
イズ成分レベルと各分割ステレオ差信号との偏差量に応
じた分割ステレオ差信号(L−R)、の可変連続制御に
加えて、電界強度に応じた基準レベル信号vthの可変
設定が可能となり、−層滑らかな制御が可能となる。
第5実施例 次に、第6図に本発明の第5実施例を示す。
本実施例の特徴は、ノイズ除去回路3Eにおいて、加算
器10の出力端とステレオ信号を再生する回路4との間
にダイナミックエキスパンダ22を介在させた点にある
。その他の部分は第2図の第1実施例と同様であり、同
一の部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
本実施例のようにダイナミックエキスパンダ22を介在
させることにより、セパレーションを改善することがで
き、臨場感、ステレオ感を向上させることができる。
なお、このダイナミックエキスパンダ22を介在させる
ことは、第1実施例への適用のみならず、第2〜第4実
施例にも適用可能であり、同等の効果を奏することがで
きるので、本実施例に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、ステレオ和信号およびス
テレオ差信号を生成する回路により生成されたステレオ
差信号を複数の周波数帯域に分割し、その分割帯域ごと
のノイズ除去処理によって失われるステレオ差信号をス
テレオ和信号の遅延信号によって補うため、ステレオ信
号を再生する回路に入力される信号レベルをステレオ和
信号およびステレオ差信号を生成する回路の出力レベル
に復元することができる。かくして、自然なステレオ感
とともに音質の良いFMステレオ放送の再生が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概要ブロック図、 第2図は本発明の第1実施例のブロック図、第3図は本
発明の第2実施例のブロック図、第4図は本発明の第3
実施例のブロック図、第5図は本発明の第4実施例のブ
ロック図、第6図は本発明の第5実施例のブロック図、
第7図は従来例のブロック図である。 1・・・入力端子 2・・・ステレオ和信号およびステレオ差信号を生成す
る回路 3.3A、3B、3C,3D、3E・・・ノイズ除去回
路 4・・・ステレオ信号を再生する回路 5・・・出力端子 6・・・出力端子 10・・・加算器 11−1〜11−o・・・ノイズ処理回路12・・・遅
延回路 13・・・バンドパスフィルタ 14・・・バンドパスフィルタ 15・・・コントロール回路 16・・・スイッチ回路 17・・・スイッチ回路 18・・・入力端子 19・・・コントロール回路 20・・・可変レベル調整回路 21・・・可変レベル調整回路 22・・・ダイナミックエキスパンダ (L+R)・・・ステレオ和信号 (L−R)・・・ステレオ差信号 (L−R)  ・・・分割ステレオ差信号(L+R)’
・・・遅延信号 vLh・・・基準レベル信号 SML・・・電界強度レベル信号 A・・・スイッチ制御信号 B・・・コントロール信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.FMステレオチューナにおいてステレオ和信号およ
    びステレオ差信号を生成する回路と、前記ステレオ和信
    号およびステレオ差信号をそれぞれ同一の分割周波数で
    複数の周波数帯域に分割し、各分割帯域ごとに低いレベ
    ルの分割ステレオ差信号を除去して第2ステレオ差信号
    を生成し、この第2ステレオ差信号と、前記除去された
    分割ステレオ差信号と同一の分割帯域の分割ステレオ和
    信号の遅延信号との合成信号を出力するノイズ除去回路
    と、 前記合成信号と前記ステレオ和信号からステレオ信号を
    再生する回路と、 を備えたことを特徴とするFMステレオチューナのノイ
    ズリダクション装置。
  2. 2.請求項1記載のFMステレオチューナのノイズリダ
    クション装置において、 ノイズ除去回路は、 前記ステレオ和信号およびステレオ差信号をそれぞれ同
    一の分割周波数で複数の周波数帯域に分割する分割回路
    と、 各分割帯域における分割ステレオ差信号のノイズ成分レ
    ベルに対応する基準レベル信号と当該分割ステレオ差信
    号とを比較し、前記基準レベル信号より前記分割ステレ
    オ差信号が小さいとき、当該分割ステレオ差信号を除去
    するコントロール信号を出力するコントロール回路と、 前記コントロール信号により当該分割ステレオ差信号を
    遮断するとともに、除去された分割ステレオ差信号と同
    一の分割帯域の分割ステレオ和信号の遅延信号を通過さ
    せるスイッチ回路と、を備えたことを特徴とするFMス
    テレオチューナのノイズリダクション装置。
  3. 3.請求項2記載のFMステレオチューナのノイズリダ
    クション装置において、 ノイズ除去回路は、 前記ステレオ和信号およびステレオ差信号をそれぞれ同
    一の分割周波数で複数の周波数帯域に分割する分割回路
    と、 各分割帯域における分割ステレオ差信号のノイズ成分レ
    ベルに対応する基準レベル信号と当該分割ステレオ差信
    号とを比較し、その比較偏差量に対応するコントロール
    信号を出力するコントロール回路と、 前記コントロール信号により、前記第2ステレオ差信号
    レベルを減衰させ、かつ、この減衰レベルに対応するレ
    ベルだけ、前記除去された各ステレオ差信号と同一の分
    割帯域に属する各分割ステレオ和信号の遅延信号レベル
    を増加させる可変レベル調整回路と、 を備えたことを特徴とするFMステレオチューナのノイ
    ズリダクション装置。
  4. 4.請求項2または3項記載のFMステレオチューナの
    ノイズリダクション装置において、前記ノイズ除去回路
    は、その基準レベル信号をFMステレオチューナの入力
    電界強度に応じて可変制御可能に構成されていることを
    特徴とするFMステレオチューナのノイズリダクション
    装置。
  5. 5.請求項1,2,3,または4記載の FMステレオチューナのノイズリダクション装置におい
    て、ノイズ除去回路とステレオ信号を再生する回路との
    間にダイナミックエキスパンダ回路が介在されているこ
    とを特徴するFMステレオチューナのノイズリダクショ
    ン装置。
JP1025297A 1989-02-03 1989-02-03 Fmステレオチューナのノイズリダクション装置 Expired - Lifetime JPH0787391B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1145404A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Pioneer Electron Corp 雑音低減装置
JP2001285227A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Pioneer Electronic Corp Fmマルチプレクス復調装置

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JP2001285227A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Pioneer Electronic Corp Fmマルチプレクス復調装置

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