JPH0220595Y2 - - Google Patents

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JPH0220595Y2
JPH0220595Y2 JP1985126850U JP12685085U JPH0220595Y2 JP H0220595 Y2 JPH0220595 Y2 JP H0220595Y2 JP 1985126850 U JP1985126850 U JP 1985126850U JP 12685085 U JP12685085 U JP 12685085U JP H0220595 Y2 JPH0220595 Y2 JP H0220595Y2
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boiler
smoke
jacket
ash
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、各種熔錬炉や加熱炉等からの廃熱を
回収するためのボイラーを構成する水管壁への煙
灰付着防止装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 通常、各種熔錬炉や加搭炉等では炉からの排ガ
ス廃熱を回収するためのボイラーが設置されてい
る。しかるに、この炉の操業上、ボイラー内には
熔錬炉等から機械的に飛散した煙灰や揮発により
飛散した煙灰が入り込み、これがボイラーを構成
する水管壁表面に付着すると、水管の総括熱伝達
係数の低下によるボイラー効率の低下を来たし、
水管表面上に付着した該煙灰の除去作業あるいは
除去装置が必要となり、さらにこの煙灰除去作業
のために熔錬炉等の操業を停止しなけらばなら
ず、炉の稼働率が低下する等の問題がある。
そこで、従来このボイラー内での煙灰の付着を
防止するため、煙灰が付着しそうなボイラー水管
の一部を取除き、その部分に水冷ジヤケツトを取
付けることが行なわれているが、この方法におい
ては大幅なボイラーの改造が必要となり、また該
ジヤケツト面とボイラー水管壁面とのガスシール
部から漏煙が発生するなどの問題があつた。
(ハ) 発明の開示 本考案、上記のような種々の問題点を解決し、
既設のボイラー水管を取除くことなく、簡単な構
成により煙灰の付着しやすい場所に選択的に水冷
ジヤケツトを着脱自在に取付けるようにした煙灰
付着防止装置に関するものである。
以下、本考案の一実施例を図により説明する。
(ニ) 実施例 1はボイラーを構成する水管で、相隣接する水
管1どうしを互いにフイン3により連結されて水
管壁体を構成している。2は鋼鉄製の扁平箱型の
水冷ジヤケツトで、その一方側面下方には冷却水
供給口4が、また他方側面上方には冷却水排出口
5が設けられている。6は水冷ジヤケツト2の前
後壁面の複数個所に差渡し固定した補強スペーサ
ー兼用のボルト挿入管で、ジヤケツト2は該ボル
ト挿入管6よりボルト7を挿入して上記フイン3
に止め付けることにより煙灰の付着しやすい所定
の水管壁体(即ち水管に対してボイラー内側)に
固定されるようになつている。
なお、水冷ジヤケツト2は箱型に限らず、角筒
を蛇行させるように形成して相隣接する角筒どう
しを上記フインの如き板状体で接続し、この板状
体と水管壁体のフイン3とをボルト止めしてもよ
く、この場合にはボルト止め後に該部に耐熱モル
タル様の充填剤を充填して、ジヤケツト表面が平
滑となるようにする。
しかして、ボイラーには通常900℃以上の高温
のガス廃熱が供給され、水管1内の水温は110〜
235℃にまで達するが、前記水冷ジヤケツト2内
には常温水あるいは適当に加温された冷却水を注
入することにより、ボイラー水管の表面温度に比
較して該ジヤケツト2の表面温度を30〜100℃程
度低くすることを可能とした。
かくして、該ジヤケツト2に付着する煙灰の冷
却効果を増大させ、該ジヤケツトに付着する煙灰
も冷却されて脱落し、従来のように水管1に煙灰
が溶融状態で付着して成長増大して行くようなこ
とが完全に防止されるのである。そして、脱落し
た煙灰はボイラー下方に配設されたスクリユーコ
ンベヤ等の搬送装置により外部に排出されるので
ある。
なお、熔錬炉等からの排ガスが腐食性ガス、例
えば亜硫酸ガスなどを含む場合には、水冷ジヤケ
ツト表面に低温腐食等の問題が起り得るが、この
場合には水冷ジヤケツトへの給水の温度をコント
ロールすることにより解消できる。
(ホ) 考案の効果 本考案によれば、水冷ジヤケツト表面は勿論の
こと、この周囲のボイラー水管壁表面上への煙灰
付着量も極めて少なくなり、ボイラーの総括熱伝
達係数の低下を防止することが可能となる。
さらに、煙灰付着防止が可能となるため、従来
定期的に熔錬炉等を停止して実施していた付着煙
灰の除去作業が不要となるか、又は極めて短時間
で実施できるため、熔錬炉等の稼働率が向上する
等、本考案は構成簡単で経済的にして種々の利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は水管に取付けた状態の本考案装置の一
例を示す斜視図、第2図は一部断面平面図であ
る。 符号説明、1−水管、2−水冷ジヤケツト、3
−フイン、4−冷却水供給口、5−冷却水排出
口、6−ボルト挿入管、7−ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 廃熱回収用ボイラーにおいて、煙灰が付着し易
    い部分の水管壁表面の内側に金属製の扁平箱型状
    あるいは角筒状の水冷ジヤケツトを着脱自在に取
    付け、該水管の表面温度よりジヤケツト表面温度
    を常に低く保つように構成されてなることを特徴
    とする廃熱回収用ボイラー水管壁への煙灰付着防
    止装置。
JP1985126850U 1985-08-19 1985-08-19 Expired JPH0220595Y2 (ja)

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JPS6234629U JPS6234629U (ja) 1987-02-28
JPH0220595Y2 true JPH0220595Y2 (ja) 1990-06-05

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JPS6234629U (ja) 1987-02-28

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