JPH0220390B2 - - Google Patents

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JPH0220390B2
JPH0220390B2 JP15314583A JP15314583A JPH0220390B2 JP H0220390 B2 JPH0220390 B2 JP H0220390B2 JP 15314583 A JP15314583 A JP 15314583A JP 15314583 A JP15314583 A JP 15314583A JP H0220390 B2 JPH0220390 B2 JP H0220390B2
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Japan
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pipe
support
axis
rocking table
horizontal plane
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JP15314583A
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JPS6046818A (ja
Inventor
Shunpei Kawanami
Kanji Nakama
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Ichi High Frequency Co Ltd filed Critical Dai Ichi High Frequency Co Ltd
Priority to JP15314583A priority Critical patent/JPS6046818A/ja
Publication of JPS6046818A publication Critical patent/JPS6046818A/ja
Publication of JPH0220390B2 publication Critical patent/JPH0220390B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
    • B25H7/00Marking-out or setting-out work
    • B25H7/005Marking-out or setting-out work for pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として立体複数曲管の寸法形状を
検査すると共に、両端の切断面の位置の罫書きを
施し、必要があるときには、そこで切断は開先加
工を直接施すことができるようにした装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
本発明の発明者は、この種の装置として、単一
又は複数の曲げ加工を施した管(以下、立体複数
曲管という)の寸法精度を検査すると共に正確な
芯出しを行ない、管端部に開先加工を施すことが
できるようにした装置を発明し、特許出願(特開
昭57−160598号)している。
尚、本発明の関連する技術分野においては、配
管製作に際しフランジ間の相対位置関係を再現す
るための作業台に関する発明が、特公昭50−
27893号、特公昭51−4289号、特開昭50−61724号
等として提案されているが、これらの発明はいず
れも本発明とは目的を異にし、当然のことながら
構成も相異なるものである。
而して、頭書出願に係る装置は、例えば立体複
数曲管の管端部の芯間距離と、装置上に設定する
基準面に対する角度を、与えられた立体複数曲管
についての図面から計算したものと合致している
かどうかを検査すると共に芯出しを行ない、図面
通りの寸法に切断し、或は開先加工ができるよう
にしたもので、立体複数曲管の両端面間の中心を
結ぶ直線距離と該両端面の配向とを示すように形
成した罫書き基準面を配向自在かつ固定できるよ
うにして構成した芯間距離及び配向割出装置に、
前記管の罫書き基準面と該管両端部(直管部)の
中心線とがなす直角度を検出できるようにすると
共に両端における直管部の前記割出装置に対する
取付位置と配向を微調整可能にし、かつ、調整さ
れた前記取付位置及び配向を固定するようにした
管端支持手段を装着して成ることを主な特徴とす
るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記装置はその目的とするところ理論
的に達成することができる点で所期の課題を解決
したが、芯間距離及び配向割出装置として2軸旋
回型の罫書き基準面を有する管端支持手段を装置
の両端部に設けたもので、立体複数曲管の装置へ
の着脱が複数で容易かる迅速に行ない得ないとい
う難点のあることが判つた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明の発明者は種々検討を重ねた結
果、立体複数曲管はその両端部に必ず直管部があ
り、このような管を床上のような水平面に置く場
合、一方の管端部を水平な姿勢に拘束しても、他
方の管端部は必ず同じ高さで下向き乃至は略水平
な姿勢で保持することができることを発見し、従
つて、当該曲管を吊下げこのような姿勢のままで
検査装置に装着することが前記曲管の着脱及び検
測加工を最も簡明迅速になし得ることを知得して
本発明を完成したものである。
即ち、本発明は検査等をすべき立体複数曲管の
着脱を容易になし得るようにし、寸法形状の検査
や開先加工等を簡明迅速に行なうことのできる装
置を提供することを目的としてなされたもので、
その主な構成は、基準水平面を有する基台に、前
記基準水平面にローラな向きの旋回軸を中心に旋
回、固定可能にして設けた2台の旋回台の少なく
とも一方を前記基準水平面上において他方の旋回
台に対し相対移動、固定可能にすると共に、一方
の旋回台の上面に、一方の管端部を支持する定置
機構を、その中心軸が、前記基準水平面に実質上
平行で前記旋回軸上を一定の有効高さで通るよう
にして設け、他方の旋回台の上面に、前記基準水
平面に実質上平行でその旋回軸上を通りかつ前記
定置機構の有効高さと実質上同高に位置する揺動
軸を以て揺動、固定可能に支持した揺動台を設
け、該揺動台に、他方の管端部を支持する支持機
構をその中心軸が前記揺動軸に直交し、かつ、該
揺動軸と前記旋回軸との交点を通るようにして設
けたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明装置は、立体複数曲管の一方の管端部
を、装置の定置機構で水平な姿勢に支持すること
により、他方の管端部が前記一方の管端部と同じ
高さにおいて下向き或は略水平な姿勢に保持され
るもので、当該他方の管端部を装置の支持機構に
迅速な操作で容易に着脱できる。
また、装置の定置機構及び支持機構が旋回等調
節可能であるため、管端部において曲管の形状の
変動を直接確認でき、規定寸法からの誤差の検
定、調節が容易となる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。
第1図において、1は一つの基準水平面1aを
有する基台、2は該基台1の長手方向に摺動でき
るように滑動台で、ここでは基台1に形成した案
内部1bに案内され、送りねじ1cの回転を受け
て揺動されるようにしてあるので、前記送りねじ
1cの回転を拘速することによつて滑動台2の位
置決めをし、かつ、固定することができる。3は
上記滑動台2の上面に、前記基準水平面1aに直
交する向きの旋回軸Z1を以て旋回可能に支持し
た旋回台で、図示しないが任意の固定手段により
その旋回角を固定できるようにしてある。尚、第
1図において、Pは検査すべき立体複数曲管、P
1はその一方の直状の管端部、P2は他方の直状
の管端部である。
4は上記旋回台3の上面に立設した一方の管端
部P1の定置機構で、上部に支持すべき管の断面
形状に即した形状の切欠部4aを形成した3板の
受け板41〜43を平行に並べて形成してある。
而して、上記定置機構4は一方の管端部P1を
常に基準水平面1aに平行、即ち、水平乃至は略
水平な向きにおいて支持するため、2枚以上の受
け板、ここでは41〜43を旋回台2上に互に離
隔させて設けると共に、上部に形成した各板の切
欠部4aが任意に定めた所定の高さhになるよう
にしてある。
従つて、受け板に代え、複数のローラを切欠部
4a状に列設した支持部材を以て定置機構4を形
成してもよい。また、一方の管端部P1を水平に
したときの当該管端部P1の向き(角度)がわか
るように、ここでは受け板41を旋回台3軸Z1
に位置付け、また、受け板43は一方の管端部の
直状部の長さに応じ着脱できるようにしてある。
尚、受け板41〜43の離隔量は少なくとも管の
外径程度とし、更に、受け板41の外端面は旋回
軸Z1を含むか、又は該軸Z1から適宜距離離隔
して位置付け、罫書き基準面を形成するようにし
てある。以下、上記の該罫書き基準面を第1罫書
き基準面と呼ぶ。
要するに、上記定置機構4は管端部P1をその
軸線が旋回軸Z1を通つて位置決めされ、かつ、
その軸線が基準水平面1aと実質上平行になるよ
うに支持するためのものであり、また、このよう
な姿勢で位置決めされているかどうかを点検する
ための手段なのである。従つて、旋回台3の旋回
角を読取るための角度(図に表われず)が該旋回
台3又は滑動台2のいずれかに付してあること勿
論である。
5は前記基台1の他端面(第1図の右側)の上
面に、先に述べた旋回軸Z1と平行な旋回軸Z2
を以て旋回軸、固定自在に装設した旋回台、6は
該旋回台5の上面外周縁に立設した2本の支脚
で、該支脚6の上部には、基準水平面1aから高
さhにあり、かつ、該基準水平面1aに平行で前
記旋回軸Z2を通る揺動軸6aを設け、該軸に平
行な平面を有する揺動台7が揺動、固定自在に取
付けてある。尚、5a,6bはそれぞれ旋回角、
揺動角を読取るための角度表示である。
また、揺動台7にはその中央部に本発明装置で
取扱う管Pの最大径のものにおける他方の管端部
P2が余裕を持つて挿通できる挿通孔7aが貫設
してあり、該挿通孔7aの囲りには後述する管端
部P2を把持する支持機構8が設けてある。
而して、上記揺動台7の構成により、先に述べ
た旋回軸Z1の高さhの点と、旋回軸Z2の高さ
hの点を結ぶ線分s1は、基準水平面1aに平行
で、かつ、両旋回軸Z1,Z2間を結ぶ線分であ
るから、この線分s1の長さと、該線分s1を含
む上記基準水平面1aに平行な面が本発明装置に
おける計算距離乃至は計算角を求めるための基準
面となる。また、揺動台7の表面又は裏面が旋回
軸Z2と揺動軸6aとの交点を含むか、又は適宜
距離だけ平行に離隔させるかして、他方の管端部
P2側における罫書き基準面を形成する。尚、こ
の基準面を以下、第2罫書き基準面と呼ぶ。
即ち、第1図において、本発明装置にマウント
された立体複数曲管Pにおける一方の管端部P1
は実質上水平な姿勢であるから、該部P1が線分
s1となす角度αは、旋回台3の旋回角度を表わ
し、他方の管端部P2の平面投影された中心軸を
線分s1となす角度βは旋回台5の旋回角度を表
わし、更に、基準水平面1aに対する管端部P2
の立上り角γが揺動台7の揺動回転角度を表わす
ので、前記曲管Pの検査等に当つては予め各々の
台3,5,7の角度をそれぞれの値に合わせてお
く。
従つて、任意の立体複数曲管において一方の管
端部を第1図々示のように水平な向きにし、か
つ、他端部が下向き又は水平になる置き方を選ん
で角度α,β,γ並びに線分s1の長さを立体解
析幾何学乃至はベクトル解析を用いて求めること
ができるので、滑動台2を移動させて線分s1の
長さを実現し、かつ、旋回台3の角度を線分s1
に対しα、同じく旋回台5の角度をβ、揺動台7
の角度をγに設定すれば、所定精度を立体曲げさ
れた管は、その一方の管端部を水平な姿勢にして
本発明装置にそのままマウントすることができる
こととなるのである。そのまま本発明装置はマウ
ントできない管は上記設定部分を動かし乍らマウ
ントすることになるが、ここで動かされた角度或
は寸法を表わす数値は曲げ加工誤差を示す。
次に、本発明装置における上記支持機構8が必
要である理由について説明する。
上述の通り計算によつて線分s1の長さ、各角
度α,β,γを求め、これらの数値に旋回台3,
5、揺動台7を調節した状態で、曲管Pを本発明
装置に載架するに当り、前記線分s1の長さは固
定、角度αは調節可能、角度β,γは固定して載
架するのが使用上便利である。
しかし乍ら、このとき他方の管端部P2をどの
程度揺動台7の挿通孔7aの中に通せばよいのか
は前以て明確にすることはできない。ところが、
曲管Pが設計図通り正確に曲げられていれば、そ
の曲管Pの両端部に施すべき罫書き位置アール止
りの位置から何程の所にするかは予め判つている
ので、この罫書き位置はアール止りの位置を目視
により、マークして大体の目安をつけることがで
き、従つて、この目安によつて両方の管端部P
1,P2にマークを入れ、例えば、一方の管端部
P1側のマークを本発明装置における定置機構4
が形成する第1罫書き基準面に合わせ当該曲管を
本発明装置に載架し、後述する支持機構8によつ
て管端部P2側を仮に固定した上で、その固定位
置を微調節することにより最適の固定位置、即
ち、線分s1の長さ、並びに各角度α,β,γが
許容範囲内で満足できる固定位置を求めればよい
こととなる。
そこで本発明では、他方の管端部P2側の罫書
き面に対する固定位置調節と角度β,γの微少誤
差に対応する措置のために、揺動台7の挿通孔7
aの囲りに設ける支持機構8を以下に説明するよ
うに構成した。
第2図において、81は揺動台7の上面に立設
した脚81aに支持させた爪環で、中央に管端部
P2に対し微小な隙間dを形成する挿通孔81b
を形成してある。82は揺動台7の下面に支持杆
82aを介して吊下した取付板で、その上面中央
部に、上端部を管端部P2内に密を遊挿できる外
径の案内球部83aを有する芯金部材83を立設
する一方、上記支持杆82aの1本に形成した螺
子82bに螺装したハンドル付ナツト部材84a
に支持された板状のマグネツトチヤツク84を設
けることにより、支持機構8の一例を構成する。
尚、マグネツトチヤツク84は揺動台7と略平行
な面を形成している。
而して、上記第2図の支持機構8は、管端部P
2の内面が案内球部83aに支持案内されかつ端
面がそのチヤツク84に支持されることにより管
端部P2を支持するが、爪環81の内面と管端部
P2の外面に形成される隙間dは、管の曲げ加工
誤差が管端部P2側に1度乃至30分前後の角度誤
差となつて現われるものを吸収するためのもので
あり、また、チヤツク84の上下動は、前述のよ
うに、罫書き面に対する管端部P2の位置を調整
しつつ該管端部P2の端面を支持するためのもの
である。
第3図に示す支持機構8は、支持杆82aに吊
下される第2図の取付部82の代わりに球面軸受
82cに微小角δ揺動可能に支持された取付板8
21を設け、該取付板821の上面に、油圧シリ
ンダ82d等による昇降手段を介してスクロール
チヤツク841を設けると共に、該チヤツク84
1に管端部P2における端面と外周をそれらに当
接して支持する支持爪811を形成することによ
り構成したものである。尚、821aは取付板8
21の外周に立設した案内壁、841aは案内壁
821aの内面に支持案内される前記チヤツク8
41の底板である。
而して、第3図々示の支持機構8においては、
取付板821が球面軸受82cにより微小角度δ
揺動可能に支持されていることによつて、これが
第2図図示の装置における隙間dを形成するため
の役割を果し、また、油圧シリンダ82dの作動
によつて管端部P2について揺動台7を基準にし
て形成される罫書き面に対する位置を微調節する
ことができるようにしたのである。
上記第2図或は第3図に示す支持機構8に支持
された他方の管端部P2は、揺動台7が当初設定
された角度にあり、かつ、その旋回軸Z2の位置
が線分s1の長さに合致(許容誤差範囲を含む)
した箇所にあれば、曲管Pの全体が所定の曲げ加
工精度内で加工されたことを意味するが、これら
の角度及び旋回軸Z2の位置が許容誤差範囲から
外れないと上記管端部P2を支持することができ
ないときは、その程度に応じて管Pに修正加工を
施すか、或は、加工不良品として取扱うべき旨を
判定する。
尚、第2図、第3図の支持機構8では揺動台7
の裏面側にこの機構8を形成する主要部材がある
ので、揺動台7の表面側に第2罫書き基準面が形
成されているものとする。
第4図々示の支持機構は、その構成部材を揺動
台7の表面側において組上げたもので、支持杆8
2aの上部に設けた球面軸受82cに、挿通孔8
21bを形成した取付板821を取付けると共
に、該板の下面にスクロールチヤツク841を設
け、該チヤツク下面に下向きの支持爪812を揺
動台7の挿通孔7a内に臨ませて設ける一方、揺
動台7に外周に上向きの油圧シリンダ82d等に
よる昇降手段を有する支持環822を揺動台7に
対して回転、固定自在に設けると共に、前記油圧
シリンダ82dのロツド先端部に、管端部p2を
把持するクランプ813を設けて構成してある。
而して、支持爪812は、取付板821が球面
軸受82cによつて微小角度δだけ揺動する一
方、クランプ813が油圧シリンダ82dにより
上下動されることによつて管端部の揺動台7に対
する上下方向の位置調節をすることができるよう
にしてある。
上記第4図々示の装置において、揺動台7の裏
面に支持機構8の構成部材を配置しないのは、揺
動台7の裏面側に罫書き基準面を設定し、必要な
罫書きを施したり、或は罫書きに代え、管端部P
2の余剰部分の切断や開開先仕上を行なうための
工具、装置等のセツテイングを可能にし、それら
の取回しを容易に行なえるようにするためであ
る。
第5図に示す支持機構8は、揺動台7の下面に
吊下して取付けた取付板82の上面にスクロール
チヤツク841を設け、該チヤツク841の爪に
脚831に支持された支持ローラ831aを放射
状に設けて各ローラが管端部P2をその内面又は
外面から当接支持するようにする一方、前記チヤ
ツク841の上面側のロツド等による出力端を突
出させて設けた油圧シリンダ82dなどによる昇
降手段の上端部に、球面軸受84bを介して板状
のマグネツトチヤツク84を設けたものである。
図中、81は揺動台7の上面において挿通孔7a
の囲りに立てた支持爪で、管端部P2の外周との
間に微小な隙間dを確保するように立設し、前記
マグネツトチヤツク84の球面軸受84bにおけ
る微小角度の揺動に対応できるようにしてある。
尚、上記第5図々示のマグネツトチヤツク84
には支持ローラ831aの脚831を挿通させる
ための切欠部84cが放射状に形成してあり、第
6図は上記ローラ831aが放射状に3個設けら
れた場合におけるマグネツトチヤツク84の平面
形状をなすものである。
而して、上記第5図々示の装置は支持ローラ8
31aがその脚831を介してスクロールチヤツ
ク841の爪に支持されているので、支持すべき
管の内、外径に合わせてその支持ローラ831a
の位置を変更でき、従つて、第2図々示の芯金8
3を使用するものよりも便利である。尚、図中2
点鎖線は小径の管を示し、小径の場合には管の外
周を支持することとなる。この場合、支持爪81
には先端部が内側へ折曲形成されたもの(図示せ
ず)を用いること勿論である。
第7図に示す支持機構8は、これを揺動台7上
に固着せずに仮置きし、管端部P2に固定した
後、該部P2と共に揺動台7から取外したとき
に、管端部P2に取付いた状態のこの装置の下面
が罫書き乃至は切断、開先加工等の基準面を形成
するようにしたものである。
而して、まず、管端部P2の端面は、揺動台7
の下面において、支持杆82aに支持されている
取付板82に設けた油圧シリンダ82d等の昇降
手段の出力端に取付けたマグネツトチヤツク84
に支持されるようにしてある。
一方、管端部P2の周壁は、以下に述べる支持
手段によつて支持される。
即ち、内周面を球面軸受85aに形成すると共
に外周縁にフランジ85bを有する環状の基盤8
5に、外周面を上記球面軸受85aに適合する球
面ジヤーナル部86aに形成すると共に内周面を
上部が拡開されてテーパ筒壁状部86bに形成し
た支持筒部を有する支持フランジ板86を、その
ジヤーナル部86aを前記軸受85aに微小角度
δ揺動可能な状態で嵌合して装着する一方、上記
テーパ筒壁状部86bに上記フランジ板86上に
立設したボルト杆86cで上下動されるコレツト
チヤツク状の楔部材87を挿装して成り、これら
各部材85,86,87が、基盤85のフランジ
85bと球面軸受85aを貫通して前記ジヤーナ
ル部86aに当接しその揺動を固定する固定ボル
ト85cと、上記フランジ板86上に螺装されて
基盤85のフランジ上面に当接し上記微小角度δ
内に規制、固定する規制ボルト86dと、上記ボ
ルト杆86cに螺装され楔部材87の上下位置を
規制、固定する調整ナツト87aとによつて、相
対移動、固定自在にされているのである。
ここで、基盤85における中央の孔の中心を揺
動台7の挿通孔7aと同心に設定するため、揺動
台7の上面に、前記基盤85の外径と合致する半
径を有する環状部材の1/3円弧状程度のものを位
置決め部材88として挿通孔7aと同心上に固定
してある。
上記第7図々示の支持機構8において、基盤8
5は揺動台7上に載置されているだけであるか
ら、固定ボルト85c、ボルト桿86c及びナツ
ト87aを緩めた状態で管端部P2を挿通し管端
部をマグネツトチヤツク84に支持してから上記
固定ボルト85c、ボルト桿86c及びナツト8
7aを締付けることにより、基盤85が支持フラ
ンジ板86、楔部材87と一体化されて管端部P
2の外周に固着され、その基盤85の裏面が開先
加工等のための基準面を形成すると共に、中心が
管端部の中心と一致することになる。
従つて、第8図に示すように、支持フランジ板
86及び楔部材87と一体の基盤85を開先加工
9における支持アーム9aのクランプ9bに固定
すれば、被加工材の位置決めと芯出しがなされる
ので、その刃物9cを回転させることにより、管
端部P2の所定端面に開先加工を施すことができ
るのである。
このように、第7図及び第8図に示す装置は、
管端部P2に一体化されたその開先加工における
位置決めと芯出しを同時に行なうことができるも
のであるから、一方の管端部P1にも開先加工を
施す場合には、楔部材87、支持フランジ板86
を有する基盤86から成る装置部分を一方の管端
部P1の側にも取付けるとよい。即ち、一方の管
端部P1を実質上水平な姿勢で支持する定置機構
4における受け板41の後面に、上記基盤85の
裏面を合致させて取付ければ、一方の管端部P1
にも開先加工のための基準面を有し、かつ、芯出
しをした治具が装着されるから、後から行なう開
先加工の段取りの手間を省くことができるという
利点がある。
上述のように構成される本発明装置の使用例
を、第1図及び第7図、第8図々示の支持機構8
を使用した場合について、説明する。
まず、任意の立体複数曲管Pにおいて一方の管
端部P1と他方の管端部P2を任意に選定し、一
方の管端部P1の側が床面に平行、他方の管端部
P2の側が床面に平行乃至は必ず下向きになるよ
うにして前記曲管Pを床上に置く。
次に本発明装置の旋回軸Z1と旋回軸Z2の距
離を予め曲管Pについて計算した線分s1の長さ
に合致させるべく滑動台2を位置決めすると共
に、旋回台3,5の角度を夫々α,βに合わせ、
かつ、揺動台7に傾斜角γに設定する。尚、曲管
Pが第1図々示の形態の場合には、旋回台5と揺
動台7の角度β,γは仮固定し、旋回台3はその
角度αの向きに整合するが、仮固定しないで置く
ことが作業上便宜である。
即ち、上記において、床上に置いてある曲管P
の他方の管端部P2の側を吊上げて該部に楔部材
87、支持フランジ板86を含む基盤85を挿し
込み、前述した略正しい位置と見込まれる位置に
おいて楔部材87の調整ナツトを締込んで基盤8
5を仮止めし、この後、曲管Pの全体を、床上に
置いたときの姿勢を維持するようにして吊上げ、
一方の管端部P1を定置機構4上に吊りおろす一
方、他方の管端部P2の先端を揺動台7の挿通孔
7aに通しつつ該部P2における前記基盤85を
該揺動台7上の位置決め部材88に合致させる操
作を行なう。
上記曲管Pの曲げ加工が所定の精度でなされ、
かつ、上記基盤85の仮止め位置が正確であれ
ば、軸間距離(線分s1の長さ)も角度α,β及
びγも設定した通りで各部材が位置決め、割出し
されるから、この曲管Pの加工精度が合格基準に
あることを示すが、通常は上記基盤85の仮止め
位置が不正確のため、次のような操作を行う。
即ち、第7図に示す支持機構8において、油圧
シリンダ82dを作動させてマグネツトチヤツク
84を管端部P2の端面に当接させて、仮に締込
んだ楔部材87の調整ナツト87aを緩め再び前
記シリンダ82dを作動させ、当該管端部P2を
その軸方向において旋回台3の角度がその設定角
度αに近ずくように上動又は下動させるのであ
る。
上記曲管Pが所定触度で曲げ加工されていれ
ば、この操作により各部材の位置及び割出し角は
当初の設定数値(許容誤差を含む)に合致するか
ら、合致したところで前記シリンダ82dを停止
させ、上記基盤85における固定ボルト85c、
規制ボルト86d及び調整ナツト87aを締付け
てこの管端部P2に上記基盤85を位置決め固定
する。管端部P1側にはこの後で定置機構4を固
定すればよい。
尚、上記のような操作によつて本発明装置にお
ける各構成部材の位置及び割出し角が所定範囲内
に入らない場合があるときは、旋回軸Z1,Z2
間の距離を許容範囲内で変更したり、各旋回台
3,5や揺動台7の割出し角を許容範囲内での変
更を試み、上記曲管Pが全体として所定精度で曲
げ加工されているかどうかを検査する。
而して、第2図及び第6図に示す他方の管端部
P2の支持機構8を用いた本発明装置において
も、操作手順は上記例のものに準じて行なえば足
りる。
本発明により加工精度が不合格とされた立体複
数曲管を修正加工するには、各旋回台3,5、揺
動台7の角度誤差などにより、修正箇所及び修正
量を判断すればよい。尚、この判断はコンピユー
タ等を利用して自動的に行なうようにすることも
可能である。
〔発明の効果〕
本発明は以上の通りであつた、立体複数曲管の
曲げ加工精度の検査等を良好な作業性の下で合理
的になし得るようにしたから、検査後の罫書きや
開先加工も容易かつ迅速になし得る効果がある。
特に、本発明装置では立体複数曲管の一方の管
端部を実質上水平な姿勢で支持し、かつ他端部を
容易に挿通乃至掴み、又は支持機構ごと載架する
ようにしたから、前記曲管の機構への着脱を容易
かつ迅速になし得る結果、良好な作業性を確保で
き、しかも、一方の管端部が実質上水平な姿勢で
支持され乍らも所定寸法或は曲げ角度が両端の基
準点に現われるので、寸法或は角度誤差を両端部
に振り分けることができることとなり、従つて、
加工誤差が一端に累積しないから、修正率を小さ
く押えた検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一例により立体複数曲管
の検査をしている状態を示す一例の斜視図、第2
図乃至第5図は本発明装置において揺動台7に設
ける他方の管端部P2の支持機構8の構造例を示
す縦断面図、第6図は第5図におけるマグネツト
チヤツク84の別例を示す平面図、第7図は支持
機構8の別例を示す縦断面図、第8図は第7図に
示す支持機構8の一部を管端部P2に装着した状
態でその管端部に開先加工を施す状態の一例を示
す側面図である。 1…基台、1a…基準水平面、2…滑動台、3
…旋回台、4…定置機構、4a…切欠部、5…旋
回台、Z1…旋回軸、Z2…旋回軸、6…支脚、
6a…揺動軸、7…揺動台、7a…挿通孔、8…
支持機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基準水平面を有する基台に、前記基準水平面
    に垂直な向きの旋回軸を中心に旋回、固定可能に
    して設けた2台の旋回台の少なくとも一方を前記
    基準水平面上において他方の旋回台に対し相対移
    動、固定可能にすると共に、一方の旋回台の上面
    に、一方の管端部を支持する定置機構を、その中
    心軸が、前記基準水平面に実質上平行で前記旋回
    軸上を一定の有効高さで通るようにして設け、他
    方の旋回台の上面に、前記基準水平面に実質上平
    行でその旋回軸上を通りかつ前記定置機構の有効
    高さと実質上同高に位置する揺動軸を以て揺動、
    固定可能に支持した揺動台を設け、該揺動台に、
    他方の管端部を支持する支持機構をその中心軸が
    前記揺動軸に直交し、かつ、該揺動軸と前記旋回
    軸との交点を通るようにして設けたことを特徴と
    する曲管の寸法形状の検査並びに該曲管の管端部
    に罫書き、開先加工を施すための装置。 2 曲管の一方の管端部を実質上水平な姿勢で支
    持する定置機構は、その中心の有効高さを管の径
    の大小に拘らず一定にするため、支持する管の径
    に応じて取替自在にするか、又は管との当接位置
    を変更できるようにした特許請求の範囲第1項に
    記載の装置。 3 曲管の他方の管端部を支持する支持機構は、
    支持した管端部を微小角度揺動調整可能にするた
    め、その管端部の外面又は内外両面に対応する適
    宜の支持部材を、前記揺動台に取付けたチヤツク
    部材又は球面軸受部材に揺動、固定自在又は揺動
    固定可能に設けた特許請求の範囲第1項に記載の
    装置。 4 曲管の他方の管端部を支持する支持機構は、
    支持する管端部をその軸方向に移動調整可能にす
    るように、前記管端部の端面に当接するか又は端
    部近くを掴む支持部材を有し、かつ、該支持部材
    が揺動台に取付けられた油圧シリンダや送りねじ
    などの昇降手段に支持されている特許請求の範囲
    第1項乃至第3項に記載のいずれかの装置。 5 支持機構が揺動台の上面側に設けられている
    特許請求の範囲第3項又は第4項記載の装置。 6 支持機構は揺動台の上面側にあり、かつ、揺
    動台上に着脱自在にした特許請求の範囲第1項乃
    至第4項に記載のいずれかの装置。
JP15314583A 1983-08-24 1983-08-24 曲管の寸法形状の検査並びに該曲管の管端部に罫書き、開先加工を施すための装置 Granted JPS6046818A (ja)

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