JPH02202384A - 圧電アクチュエータ用制御装置 - Google Patents

圧電アクチュエータ用制御装置

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JPH02202384A
JPH02202384A JP1018861A JP1886189A JPH02202384A JP H02202384 A JPH02202384 A JP H02202384A JP 1018861 A JP1018861 A JP 1018861A JP 1886189 A JP1886189 A JP 1886189A JP H02202384 A JPH02202384 A JP H02202384A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
charge
capacitor
fet
power source
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Pending
Application number
JP1018861A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Hidekazu Kurokawa
英一 黒川
Masahiro Tomita
正弘 富田
Makoto Shiozaki
誠 塩崎
Yasuo Nakajima
康雄 中嶋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、圧電素子をアクチュエータとして使用し、
そのアクチュエータの伸縮動作を制御する圧電アクチュ
エータ用制御装置に関するものである。
[従来技術及び課題] 従来、精密顕微鏡等の精度を要求される装置の位置決め
用アクチュエータとして圧電素子を使用した圧電アクチ
ュエータが用いられている。この圧電アクチュエータは
電圧を印加することにより変位するが、この印加する電
圧値により圧電アクチュエータの変位量を制御しようと
すると、第5図に示されるようなヒステリシスが発生す
るため正iな位置決めを行なう上で障害となっている。
この対策として、圧電アクチュエータへの注入電荷量に
よって制御する方法が行なわれている。
これは、第6図に示すように、電荷が蓄積されていない
状態(0点)から電荷をA点まで注入した後、再び元の
位置(0点)まで電荷を注出しようしてもその途中の8
点までしか戻らないという問題があった。即ち、第7図
に示すように一定速度で注入・注出した時に変位が元に
戻らず変位差Δχ分だけドリフトしてしまう。従って、
圧電アクチュエータに電荷を注入し再び注出しても元の
位置に戻らず、高精度な位置決めを行なうことができな
いという問題があった。又、変位差ΔXもアクチュエー
タの駆動速度、注入電荷、温度、負荷等により異なり、
制御が困難であった。
この発明の目的は、圧電アクチュエータに電荷を注入及
び注出したときに確実にアクチュエータの変位位置を原
点位置に戻すことができる圧電アクチュエータ用制御装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は、圧電アクチュエータに直列に接続され、圧
電アクチュエータの充・放電動作に伴う圧電アクチュエ
ータの電荷量を代用して検出する電荷量検出素子と、充
電用スイッチング手段を介して前記圧電アクチュエータ
と接続され、プラス電圧を発生させる充電用電源と、放
電用スイッチング手段を介して前記圧電アクチュエータ
と接続され、マイナス電圧を発生さける放電用電源と、
前記電荷量検出素子による圧電アクチュエータの電荷m
と圧電アクチュエータの目標値とを比較しその比較結果
に基づき前記充電用スイッチング手段及び放電用スイッ
チング手段を制御するスイッチング制御手段とを備えた
圧電アクチュエータ用制御装置をその要旨とするもので
ある。
[作用] 圧電アクチュエータを所望の変位にすべく充電を行なわ
せる際には、スイッチング制御手段は電荷量検出素子に
より代用検出する圧電アクチュエータの電荷量と圧電ア
クチュエータの目標値とを比較しその比較結果に基づき
充電用スイッチング手段を制御し、圧電アクチュエータ
に充電用電源のプラス電圧が印加され圧電アクチュエー
タに電荷が蓄えられる。その後の圧電アクチュエータを
原点位置にすべく放電を行なわせる際には、スイッチン
グ制御手段は電荷量検出素子により代用検出する圧電ア
クチュエータの電荷量と圧電アクチュエータの目標値と
を比較しその比較結果に基づき放電用スイッチング手段
を制御し、圧電アクチュエータに放電用電源のマイナス
電圧が印加され圧電アクチュエータの電荷が取出される
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。
第2図及び第3図に圧電アクチュエータを示す。
尚、第3図は第2図のC−0−C断面図であり、本実施
例の圧電アクチュエータは厳しい環境下(例えば、高温
雰囲気下)でも使用できるようにケース内に収納されて
いる。
円筒形を成すケース1内には圧電アクチュエータ(ピエ
ゾスタック)2が配置され、この圧電アクチュエータ2
はセラミックからなる多数枚の圧電素子が積層されてい
る。圧電アクチュエータ2の両端部にはピストン3.4
が固設されている。
ピストン3はケース1内の一端部(第3図中、下端)に
おいてOリング5によりシールされた状態で摺動可能と
なっている。又、ピストン4はケース1内の他端部(第
3図中、上端)においてゴムブツシュ6とOリング7を
介してシールされた状態で摺動可能となっている。
又、圧電アクチュエータ2の圧電素子はゴムブツシュ6
を貫通するリード線8にて外部と接続され、このリード
線8を介して圧電アクチュエータ2の圧電素子に電圧を
印加し電荷を注入することにより圧電アクチュエータ2
がその積層方向に伸長するとともに、電荷を注出するこ
とにより収縮するようになっている。さらに、圧電アク
チュエータ2の上部外周位置にはサーミスタ9が配設さ
れ、このサーミスタ9は圧電アクチュエータ2の温度に
よりその抵抗値が変化する。又、サーミスタ9はゴムブ
ツシュ6を貫通するリード線10にて外部と接続されて
いる。
第1図に圧電アクチュエータ用it、+制御装置の電気
回路図を示す。
圧電アクチュエータ2に対し電荷量検出素子としてのコ
ンデンサ11が直列に接続され、さらに、コンデンサ1
1は接地されている。このコンデンサ11は圧電アクチ
ュエータ2の充・放電動作に伴い電荷を蓄積し圧電アク
チュエータ2の電荷量を代用して検出するものであり、
圧電アクチュエータ2とコンデンサ]1との間の接続点
aに圧電アクチュエータ2の電荷量に応じてコンデンサ
電圧VCを発生する。
又、コンデンサ11には抵抗38が並列に接続されてい
る。この抵抗38は、コンデンナ11の漏れ電流と圧電
アクチュエータ2の漏れ電流が異なり、さらに、後記オ
ペアンプ(バッファアンプ)68の流入電流の影響を受
けるので、圧電アクチュエータ2に注入された電荷量と
コンデンサ11の電荷量に誤差が生じ、これが第8図に
示すように圧電アクチュエータ2の経時ドリフトとなっ
てあられれるので、この経時ドリフトを無くすべく抵抗
38によりコンデンサ11とオペアンプ(バッファアン
プ)68の漏れ電流を圧電アクチュエータ2の漏れ電流
と一致させるようにしている。
圧電アクチュエータ2には検出抵抗12と充電用スイッ
チング手段としてのFETl3と充電用電源14のプラ
ス端子とが直列に接続され、充電用電源14のマイナス
端子は接地されている。この充電用電源14は概略80
0Vの起電力を有する。FET13のゲート端子13a
はFETI 5を介して検出抵抗12と圧電アクチュエ
ータ2との間の接続点すと接続されている。FETl3
のソース端子13bと検出抵抗12との間の接続点Cは
抵抗16を介してオペアンプ17の反転入力端子と接続
され、又、定電圧回路18が抵抗19を介してオペアン
プ17の非反転入力端子と接続されている。オペアンプ
17の出力端子は抵抗20を介して反転入力端子に接続
されるとともに、抵抗21とコンデンサ22からなる遅
延回路23を介してFET15のドレイン端子15aと
接続されている。又、コンデンサ−22にはダイオード
24が並列に接続されている。
そして、圧電アクチュエータ2の充電の際(FET15
がオフ状態のとき)には、検出抵抗12に流れる電流値
に応じて0点での電圧値がオペアンプ17に入力され、
オペアンプ17においてこの値と定電圧回路18からの
定電圧値とが比較され、その差に応じた逆相の電圧値が
出力される。
そのオペアンプ17の出力は遅延回路23を介してFE
Tl3のゲート端子13aに印加され、FET13にお
けるゲート・ソース間電圧−ドレイン電流特性に基づき
圧電アクチュエータ2への充電電流が一定となるように
調整される。
又、圧電アクチュエータ2には放電用スイッチング手段
としてのFET25と検出抵抗26と放電用電源27の
マイナス端子とが直列に接続され、放電用電源27のプ
ラス端子は接地されている。
この放電用電源27は概略−100Vの起電力を有する
FET25のグー1〜端子25aはFET28を介して
検出抵抗26と放電用電源27との間の接続点dと接続
されている。FET25のソース端子25bと検出抵抗
26との間の接続点eは抵抗2つを介してオペアンプ3
0の反転入力端子と接続され、又、定電圧回路31が抵
抗32を介してオペアンプ30の非反転入力端子と接続
されている。オペアンプ30の出力端子は抵抗33を介
して反転入力端子に接続されるとともに、抵抗34とコ
ンデンナ35からなる遅延回路36を介してFET28
のドレイン端子28aと接続されている。又、コンデン
サ35にはダイオード37が並列に接続されている。
そして、圧電アクチュエータ2の放電の際(FET28
がオフ状態のとき)には、検出抵抗26に流れる電流値
に応じてe点での電圧値がオペアンプ30に入力され、
オペアンプ30においてこの値と定電圧回路31からの
定電圧値とが比較され、その差に応じた逆相の電圧値が
出力される。
そのオペアンプ30の出力は遅延回路36を介してFE
T25のゲート端子25aに印加され、FET25にお
けるゲート・ソース間電圧−ドレイン電流特性に基づき
圧電アクチュエータ2の放電電流が一定となるように調
整される。
制御回路3つは圧電アクチュエータ2の目標変位M(目
標値)に応じたレベルの信号(目標値信号)を反転増幅
器80と反転増幅器40の直列回路に出力する。この反
転増幅器80はオペアンプ81と抵抗82.83とから
構成され、反転増幅器40はオペアンプ41と抵抗42
,43とから構成されている。三角波発振回路44は三
角波を発生させるためのものであり、オペアンプ45゜
46と抵抗47〜55とコンデンサ57とから構成され
ている。この三角波発振回路44は反転増幅器40の抵
抗42とオペアンプ41と間の接続点fと接続されてい
る。
温度補償回路58は前記圧電アクチュエータ2の温度変
化に対し前記サーミスタ9を用いて補償を行なうための
信号を出力するものである。この温度補償回路58は基
準電位VCCに対し直列に抵抗59.60が接続され、
抵抗60にはサーミスタ9が並列に接続されている。そ
して、両抵抗59.60間の接続点Qは反転増幅器61
に接続されている。この反転増幅器61はオペアンプ6
2と抵抗63〜65とから構成されている。反転増幅器
61の出力端子は抵抗66を介して前記接続点ずに接続
されている。
よって、制御回路39の目標値信号に対し温度補償回路
58の補償信号が加算されるとともに、三角波発振回路
44の三角波が重畳されて反転増幅器40に出力される
反転増幅器40の出力端子はスイッチング制御手段とし
てのコンパレータ67の入力端子に接続されている。又
、前記接続点aはオペアンプ(バッファアンプ)68を
介してコンパレータ67の他方の入力端子に接続されて
いる。そして、コンパレータ67はコンデンサ11の端
子電圧Vcが制御回路39の目標値信号に基づく信号レ
ベルより低いとローレベルの信号を出力し、又、コンデ
ンサ11の端子電圧VCが制御回路3つの目標値信号に
基づく信号レベルより高いとハイレベルの信号を出力す
る。コンパレータ67の出力端子はインバータ69を介
してホトカプラ70の発光ダイオード71と接続されて
いる。
よって、コンパレータ67がローレベルの信号を出力す
ると、インバータ6って反転されてハイレベルとなり発
光ダイオード71が発光する。ホトカプラ70のホトト
ランジスタ72は発光ダイオード71からの光を受けて
オン動作する。又、コンパレータ67がハイレベルの信
号を出力すると、インバータ69で反転されてローレベ
ルとなり発光ダイオード71が発光せず、ホトトランジ
スタ72はオフする。
このホトトランジスタ72のコレクタ端子には抵抗73
を介して基準電圧Vccが印加されるとともに、ホトト
ランジスタ72のコレクタ端子にはFET15のゲート
端子15bが接続されている。
よって、ホト1ヘランジスタ72のオンにてFET15
がオフし、ホトトランジスタ72のオフにてFET15
がオンする。
又、コンパレータ67の出力端子はインバータ74.7
5を介してホトカプラ76の発光ダイオード77と接続
されている。よって、コンパレータ67がハイレベルの
信号を出力すると、発光ダイオード77が発光する。ホ
トカプラ76のホトトランジスタ78は発光ダイオード
77からの光を受けてオン動作する。又、コンパレータ
67がローレベルの信号を出力すると、発光ダイオード
77が発光せず、ホトトランジスタ78はオフする。
このホトトランジスタ78のコレクタ端子には抵抗79
を介して基準電圧CCが印加されるとともに、ホトトラ
ンジスタ78のコレクタ端子にはFET28のゲート端
子28bが接続されている。
よって、ホト1ヘランジスタ78のオンにτFET28
がオフし、ホトトランジスタ78のオフにてFET28
がオンする。
次に、このように構成した圧電アクチュエータ用制御装
置の作用を説明する。
以下、圧電アクチュエータ2の制御動作として、圧電ア
クチュエータ2に電荷がなくコンデンサ11の電圧VC
が「O」の状態から所定変位位置まで伸長させ、再び元
の位置に戻す場合を説明する。
まず、温度補償回路58においては、サーミスタ9は圧
電アクチュエータ2の温度に応じた抵抗値となり、その
圧電アクチュエータ2の温度に応じた補償値が作られる
。又、三角波発掘回路44にて三角波が発掘される。そ
して、制御回路39から出力される目標値信号に温度補
償信号が加算され、ざらに三角波信号が重畳されて、反
転増幅器40を介してコンパレータ67に入力される。
そして、コンパレータ67においては、当初はコンデン
サ11の端子電圧VCが制御回路39の目標値信号に基
づく信号レベルより低いので、ローレベルの信号(充電
指令)を出力する。
そして、そのコンパレータ67のローレベルの出力信号
はインバータ69にて反転されハイレベルとなり、ホト
カプラ70の発光ダイオード71が発光し、ホトトラン
ジスタ72がオンする。このホト1〜ランジスタフ2の
オンによりFETI 5がオフ状態になる。又、コンパ
レータ67のローレベルの信号出力によりホトカプラ7
6の発光ダイオード77が発光せずにホトトランジスタ
78がオフし、このホトトランジスタ78のオフにより
FET28がオンしFET25がオフする。
その結果、オペアンプ17において検出抵抗12による
0点での電圧値と定電圧回路18からの定電圧値との比
較による電圧値が出力され、遅延回路23を介してFE
TI 3のゲート端子13aに印加されて一定の充電電
流が圧電アクチュエータ2に供給される。このFET1
3のオンにより圧電アクチュエータ2の電荷の注入が行
なわれ、圧電アクチュエータ2が伸長動作する。この圧
電アクチュエータ2の電荷量に応じてコンデンサ11の
端子電圧Vcも上昇する。
そして、圧電アクチュエータ2が所定変位位置まで伸長
して、コンパレータ67において制御回路39の目標値
信号に基づく信号レベルよりコンデンサ11の端子電圧
VCが高くなると、ハイレベル信@(放電指令)が出力
され、インバータ69の出力信号がローレベルとなりホ
トカプラ70の発光ダイオード71が発光を停止し、ホ
トトランジスタ72がオフする。このホトトランジスタ
72のオフによりFET15がオンし、FETl3のゲ
ート端子13aが接地されFET13がオフする。又、
コンパレータ67の出力するハイレベル信号によりホト
カプラ76の発光ダイオード77が発光し、ホトトラン
ジスタ78がオンする。
このホトトランジスタ78のオンによりFET28がオ
フ状態となる。
その結果、オペアンプ30において検出抵抗26による
e点での電圧値と定電圧回路31からの定電圧値との比
較による電圧値が出力され、遅延回路36を介してFE
T25のゲート端子25aに印加されて一定の放電電流
に調整される。このFET25のオンにて圧電アクチュ
エータ2の電荷がマイナスの放電用電源27に注出され
る。
ざらに、圧電アクチュエータ2の現在の変位と目標値と
が一致した状態を保つ状態においては、第4図に示すよ
うに、充電(FET13のオン)の際にはFET13の
ゲート電圧は抵抗21とコンデンサ22により決まる時
定数によりコンパレータ67でのローレベル信号の出力
後にtlだけ遅れてFETI 3がオンする。同様に、
放電(FET25のオン)の際にはFET25のゲート
電圧は抵抗34とコンデンサ−35により決まる時定数
によりコンパレータ67でのハイレベル信号の出力後に
12だけ遅れてFET25がオンする。
又、圧電アクチュエータ2の現在の変位と目標値とが一
致した状態を保つ状態においては、三角波発(膜回路4
4により目標値信号に対し三角波を重畳させているので
FETl3.25(充放電スイッチング素子)を確実に
オン・オフさけることができ、ノイズの影響を受けにく
くすることができる。
そして、圧電アクチュエータ2の所定の変位位置から原
点に戻す際には上述したようにコンパレータ67におい
て制御回路39の出ツノする目標値信号に基づく信号レ
ベルよりコンデンサ11の端子電圧VCが高くなりFE
Tl3がオフ状態に、FET25はオン状態となる。そ
の結果、圧電アクチュエータ2の電荷の注出が行なわれ
る。この電荷の注出の際に、圧電アクチュエータ2に放
電用電源27からのマイナス電位が加えられるので、第
7図に示した所定の変位差分ΔX(ドリフト分)を吸収
することができる。
このように本実施例においては、圧電アクチュエータ2
に直列に接続され、圧電アクチュエータ2の充・放電動
作に伴い電荷を蓄積し圧電アクチュエータ2の電荷量を
代用して検出するコンデンサ11と、FET13(充電
用スイッチング手段)を介して圧電アクチュエータ2と
接続され、プラス電圧を発生させる充電用電源14と、
FET25(放電用スイッチング手段)を介して圧電ア
クチュエータ2と接続され、マイナス電圧を発生させる
放電用電源27と、コンデンサ11による圧電アクチュ
エータ2の電荷mと圧電アクチュエータ2の目標値とを
比較しその比較結果に基づきFET13.FET25を
制御するコンパレータ67(スイッチング制御手段)と
を設けた。
従って、所望の圧電アクチュエータ2の変位とすべく充
電を行なわせる際には、コンパレータ67はコンデンサ
11による圧電アクチュエータ2の電荷量と圧電アクチ
ュエータ2の目標値とを比較しその比較結果に基づきF
ETl3を制tiIII(オン)し、圧電アクチュエー
タ2に充電用電源14のプラス電圧が印加され圧電アク
チュエータ2に電荷が蓄えられる。その後の圧電アクチ
ュエータ2を原点位置とすべく放電を行なわせる際には
、コンパレータ67はコンデンサ11による圧電アクチ
ュエータ2の電荷量と圧電アクチュエータ2の目標値と
を比較しその比較結果に基づきFET25を制御(オフ
)し、圧電アクチュエータ2に放電用電源27のマイナ
ス電圧が印加され圧電アクチュエータ2の電荷が取出さ
れる。
よって、圧電アクチュエータ2の放電の際にマイナス電
圧を印加するため、第7図に示した所定の変位差分(ド
リフト分)を吸収し分極残留の影響を無くすことでき、
圧電アクチュエータ2に電荷を注入及び注出したときに
確実に圧電アクチュエータ2の変位位置を原点位置に戻
すことができることとなる。又、その変位差分(ドリフ
ト分)もアクチュエータの負荷等の条件により異なるが
、どのような条件でも変位差分くドリフト分)を取除く
ことができる。
又、コンデンサ11と並列にこのコンデンサ11の漏れ
電流を調整するための漏れ電流調整用抵抗38を設けた
。従って、圧電アクチュエータ2とコンデンサ11の漏
れ電流が異なり(圧電アクチュエータ2の漏れ電流がコ
ンチング11の漏れ電流より大きい)、すらに、オペア
ンプ(バッファアンプ)68の流入電流の影響を受【プ
て圧電アクチュエータ2に注入された電荷量とコンデン
サ11の電荷量に誤差が生じ圧電アクチュエータ2の経
時ドリフトとなるが、抵抗38を設けたことによりコン
デンサ11と抵抗38とオペアンプ68の漏れ電流を圧
電アクチュエータ2の漏れ電流と一致させることができ
る。その結果、経時的に増加するドリフトを抑制し位置
決め精度を向上さけることができることとなる。
ざらに、コンパレータ67とFET13との間、及びコ
ンパレータ67とFET25との間に遅延回路23.3
6を設けた。従って、コンパレータ67でのコンデンサ
11による圧電アクチュエータ2の電荷量と目標値とを
比較した結果した後にすぐにFET13.FET25の
いずれがオンするのではなく遅延して(第4図中、tl
、t2>オンするので、この遅延回路23.36がない
場合には圧電アクチュエータ2の変位と目標値とがつり
あっているときにはFET13.FET25はフィード
バック系で決まる周波数でいずれかがオンしている状態
となり、消費電力が大きくなるが、遅延してオンしその
遅延期間中はいずれのFET13.FET25ともオフ
した状態となるので、消費電力を減らすことができる。
この場合、上記実施例では目標値信号に三角波信号を重
畳させたが、必ずしも三角波信号等の信号を目標値信号
に重暑ざ眩る必要はない。又、上記実施例ではコンパレ
ータ67とFETl3との間、及びコンパレータ67と
FET25との間に遅延回路23.36を設けたが、い
ずれか一方のみに遅延回路を設けてもよい。
又、三角波発振回路44を設け、目標値信号に対し三角
波を重畳させたので、圧電アクチュエータ2の変位と目
標値とがつりあっているときにはFET13,25 (
充放電スイッチング素子)を三角波の周波数で確実にオ
ン・オフさせることができ、ノイズの影響を受【プにく
くすることができる。この場合、目標値信号に重畳さ−
せる信号としてはのこぎり波等の他の信号でもよい。
ざらに、圧電アクチュエータ2の温度を検出するサーミ
スタ9と、サーミスタ9による圧電アクチュエータ2の
温度に基づき温度補償を行なう温度補償回路58を設け
、圧電アクチュエータ2の温度を検知し温度補償回路5
8にて温度補償信号を目標値信号に加えるようにした。
従って、従来では圧電アクチュエータ2は温度により膨
張・収縮するので基準位置からの距離を計測するギャッ
プセン4ノー等を使用し補正していたが、このギャップ
センサは高価でありコストアップとなるが、安価なす゛
−ミスタ9(温度センサ)にてモニタし補償するように
したのでコストダウンとすることができる。
この場合、上記実施例では温度センサ(サーミスタ9)
にて圧電アクチュエータ2の温度を検知し温度補償回路
58による温度補償信号を目標値信号に加えるようにし
たが、温度センサ(サーミスタ9)にて圧電アクチュエ
ータ2の温度を検知しコンデンナ11の端子電圧VCに
補正を加える等の他の方法にて温度補償を行なってもよ
い。
尚、上記実施例では圧電アクチュエータ2の電荷量を代
用して検出する電荷量検出素子としてコンデンサ11を
用いたが、この他にも、例えば圧電アクチュエータ2に
直列に接続した抵抗を電荷量検出素子として用いてもよ
い。即ら、この抵抗に加わる電圧を検出することにより
抵抗に流れる電流を検出し、その電流値を積分すること
により圧電アクチュエータ2の電荷mを代用して検出し
てもよい。
[発明の効果] 以上詳)ホしたようにこの発明によれば、圧電アクチュ
エータに電荷を注入及び注出したときに確実にアクチュ
エータの変位位置を原点位置に戻すことができる優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の圧電アクチュエータ用制画装置の電気
回路図、第2図は圧電アクチュエータの平面図、第3図
は第2図のC−0−C断面図、第4図は圧電アクチュエ
ータ用制御装置の信号処理を示すタイムチャー1〜、第
5図は電圧と変位との関係を示す図、第6図は注入電荷
と変位との関係を示す図、第7図は電荷の注入・注出に
伴う変位を示す図、第8図は変位の経時的変化を示す図
である。 2は圧電アクチュエータ、11は電荷量検出素子として
コンデンサ、13は充電用スイッチング手段としてのF
ET、14は充電用電源、25は放電用スイッチング手
段としてのFET、27は放電用電源、67はスイッチ
ング制御手段としてのコンパレータ。 特許出願人     日本電装 株式会社代 理 人 
    弁理士  恩田、博宣第 図 第 ■ 図 第 図 注入電荷 時開

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.圧電アクチュエータに直列に接続され、圧電アクチ
    ュエータの充・放電動作に伴う圧電アクチュエータの電
    荷量を代用して検出する電荷量検出素子と、 充電用スイッチング手段を介して前記圧電アクチュエー
    タと接続され、プラス電圧を発生させる充電用電源と、 放電用スイッチング手段を介して前記圧電アクチュエー
    タと接続され、マイナス電圧を発生させる放電用電源と
    、 前記電荷量検出素子による圧電アクチュエータの電荷量
    と圧電アクチュエータの目標値とを比較しその比較結果
    に基づき前記充電用スイッチング手段及び放電用スイッ
    チング手段を制御するスイッチング制御手段と を備えたことを特徴とする圧電アクチュエータ用制御装
    置。
JP1018861A 1989-01-27 1989-01-27 圧電アクチュエータ用制御装置 Pending JPH02202384A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406949C (zh) * 2005-03-28 2008-07-30 索尼株式会社 透镜驱动机构、透镜单元和图像拾取装置
CN100412597C (zh) * 2005-03-23 2008-08-20 索尼株式会社 透镜驱动机构、镜头单元以及图像拾取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412597C (zh) * 2005-03-23 2008-08-20 索尼株式会社 透镜驱动机构、镜头单元以及图像拾取装置
CN100406949C (zh) * 2005-03-28 2008-07-30 索尼株式会社 透镜驱动机构、透镜单元和图像拾取装置

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