JPH0220223Y2 - - Google Patents

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JPH0220223Y2
JPH0220223Y2 JP2393585U JP2393585U JPH0220223Y2 JP H0220223 Y2 JPH0220223 Y2 JP H0220223Y2 JP 2393585 U JP2393585 U JP 2393585U JP 2393585 U JP2393585 U JP 2393585U JP H0220223 Y2 JPH0220223 Y2 JP H0220223Y2
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weft
loom
drive lever
lever
response
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JP2393585U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は流体噴射式無杼織機(以下「ジエツ
トルーム」という)における緯入れ阻止装置に関
するものである。
(従来技術及び考案が解決しようとする問題点) 一般に高速回転しているジエツトルームにおい
て、緯入れミスが生じた場合には、緯入れミスを
発見した直後の例えば異常緯入れ不良信号、異常
経切れ信号および人為的な異常停止信号等の種々
の織機の異常停止信号により、織機の駆動を停止
したとしても、織機の各部が過大な減速度により
破壊することを防止するために、緯入れミス検出
後約1サイクル程度慣性作動させた後に機台を停
止させるように設定しているものである。このた
め、従来緯入れミス信号によりジエツトルームが
停止した場合には、停台する前に次の緯入れサイ
クルが遂行されてしまう。従つて、この場合には
機台を逆転してその緯入れミスの生じた緯糸のみ
ならず、このミス緯糸の除去に先立つてその緯入
れミス後の次のサイクルにおいて緯入れされた緯
糸をも除去する必要があるために、それらの作業
はきわめて煩雑となつている。しかも、上述の逆
転時に緯入れミスの修復及び織機の再始動のため
には複雑な作業を要し、かつ、その作業には熟練
を要するといつた不都合がある。
この様な事態を回避するためには、織機が正常
に作動しているときは緯糸把持器に通常通りの開
閉作動をなさせしめ、そして緯入れミス等による
織機の異常停止信号を検出した場合には、緯糸把
持器を閉じさせてメインノズルに供給される緯糸
を把持して経糸開口への緯糸の供給を阻止し、織
機の異常停止信号を発生させた原因を解消できる
状態まで機台を逆転することができるようにすれ
ば良い。
このような事実に鑑みて、特開昭58−208440号
の発明が開示されている。しかし、この発明のも
のはソレノイドを用いているため、ソレノイドが
摩耗すると動作の確実性が悪い。しかも織機の異
常停止信号を受けたとき、該ソレノイドがカムに
より揺動するレバをスプリングの力に抗して、緯
糸把持器を開閉させるための連結杆からその接続
を切り離すため、高速追従性が極めて悪いといつ
た欠点を有するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記した従来の流体噴射式無杼織機
における緯入れ阻止装置の欠点に鑑みて提案され
たもので、動作の確実性及び高速追従性の図れる
緯入れ阻止装置を提供すること目的とする。
(実施態様) 以下添付の図面に基いて更に詳細にこの考案に
ついて説明する。
第1図はこの考案の流体噴射式無杼織機におけ
る緯入れ阻止装置周りを示したもので、緯糸Wは
図示しない緯糸準備装置から予め設定されたタイ
ミングで開閉運動する緯糸把持器2を通りメイン
ノズル3の流体噴射によつて緯入れされる。
この緯糸把持器2は中間レバ4及び駆動レバ5
を介して織機と同期して回転するカム6によりそ
の開閉が制御されている。即ち、更に詳しくは、
カム6の形状を検知してその両端41,43を揺
動させる中間レバ4は軸15に枢支されている。
この中間レバ4の揺動が伝達される駆動レバ5は
その両端51,53が上下揺動可能になるように
第1の軸8に枢支されている。この駆動レバ5の
一端側51はその上面が緯糸把持器2の上下動ロ
ツド21の下端面に当接している。上下動ロツド
21の上端には、固定側把持部24に対して接
触・離間する可動側把持部25が取り付けられて
いる。緯糸Wはこの上下動ロツド21が降下して
移動側把持部25を固定側把持部24接触させた
ときに把持される。そして、上下動ロツド21を
押し上げて移動側把持部25を固定側把持部24
から離間せしめたときにその把持が解除される。
中間レバ4の一端側41にはカム6のカム面に
押圧接触するカムボール45が取り付けられてお
り、その他端側43は上記駆動レバ5の他端側5
3の上面に接触している。この駆動レバ5はバネ
10によりその他端側53が中間レバ4の他端側
43を押し上げてカムボール45がカム6のカム
面に押圧接触するように付勢されている。なお、
変位機構は、駆動レバ5の揺動中心の軸である第
1の軸8と第2の軸9及び回転アクチユエータ7
とで構成されている。
ところで、上記駆動レバ5は第1の軸8に遊嵌
されており、この第1の軸8はこれと偏心した軸
心を有する第2の軸9の一端に固定接続されてい
る。そして、この第2の軸9の他端は機台に固定
取り付けされた電磁力や流体力によつて作動する
回転アクチユエータ7に同心的に取り付けられて
いる。
(考案の作用) 通常(正常)製織時においては、第2図に示す
ように、第2の軸9の軸心はC1の位置にあり、
第1の軸8の軸心の位置はC2にある。このとき
の駆動レバ5の揺動回転中心は第1の軸8の軸心
である位置C2であり、該駆動レバ5の一端側5
1上面の上下移動範囲は図中Aに示される範囲で
ある。そして、緯入れミス等が発生し織機の異常
停止信号が発せられると、この信号が直接、又は
一旦CPUに送られて織機停止信号に変換された
信号が、回転アクチユエータ7に伝達される。す
るとこの回転アクチユエータ7が作動し、第2の
軸9を第1図中反時計方向に回転させる。そうす
ると、第1の軸8の軸心ひいては駆動レバ5の揺
動回転中心はそれまでのC2の位置より下方のC
2′の位置にまで降下変位する。このため、駆動
レバ5もその変位分だけそのまま下方に移動し、
図中1点鎖線で示す5′の位置へと降下し、該駆
動レバ5の一端側51上面の移動範囲は図中Bに
示される範囲へと移行される。すると該一端側5
1上面と緯糸把持器2の上下動ロツド21との接
触が解かれ、可動側把持部25が固定側把持部2
4と接触し、緯糸Wを把持する状態となる。もつ
とも、駆動レバ5の一端側51上面と上下動ロツ
ド21との接触を解かなくても、下降後の駆動レ
バ5′の一端上面の揺動最上昇位置が、前記範囲
Aの下限位置より下側にあれば良い。即ち範囲B
の上限が範囲Aの下限より下側であるように設定
してあれば良いのである。
更に、この考案の変位機構は、以上説明したよ
うに駆動レバ5の揺動中心である第1の軸8を第
2の軸9に対して偏心させ、回転アクチユエータ
7を回転させることにより、駆動レバ5の揺動中
心である第1の軸8を変位させている。しかし、
本考案の変位機構は、これにとらわれず織機の異
常停止信号が発せられると、駆動レバ5の一端と
上下動ロツド21とが接触しない状態までに、駆
動レバ5の揺動中心である第1の軸8をソレノイ
ド等の他の駆動源を用いて変位させるようにして
も良いことは言うまでもない。
尚、上記説明においては、緯糸把持器の可動側
把持部を上に、固定側把持部を下側に位置せしめ
た。しかし、この考案はこれに限定されるもので
はなく、可動側把持部を下側に位置せしめて、該
可動側把持部が上方に移動したときに緯糸を把持
するようにしてやつてもよいことは勿論である。
もつとも、この場合には、機構的に若干改変する
必要がある。
(考案の効果) 上記したように、織機の異常停止信号が発せら
れると、緯糸把持器は緯糸を把持した状態とな
る。したがつて、メインノズル3が次のサイクル
の緯入れのための流体噴射を行なつても、緯糸は
経糸開口中へ緯入れされることはなく、織機の異
常停止後において停止信号が出たあとの緯糸を経
糸開口中から除去する作業が必要なくなる。
しかも、この考案によれば、緯糸把持器の緯糸
の把持・解除を司る上下動ロツドを直接作動(上
下動)させる駆動レバの作動(揺動)範囲を駆動
レバの揺動中心である第1の軸を変位させること
により瞬時に変更して、ロツドを作動させる範囲
外におくことができるので、全ての面で高速対応
化が要求される流体噴射式織機には好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の流体噴射式無杼織機におけ
る緯入れ阻止装置周りを示した斜視図、第2図は
その一部側面図である。 2……緯糸把持器、3……メインノズル、4…
…中間レバ、5,5′……駆動レバ、6……カム、
7……アクチユエータ、8……第1の軸、9……
第2の軸、W……緯糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 織機の回転に同期して回転するカム6により揺
    動する中間レバ4と、 該中間レバの揺動を受けて揺動する駆動レバ5
    と、 該駆動レバの揺動を受けて上下動する上下動ロ
    ツド21と、 該ロツドの上下動を受けて固定側把持部24に
    対して接触・離間方向に移動する可動側把持部2
    5とを有し、 織機の異常停止信号により上記駆動レバの揺動
    中心を可動側把持部が織機のどの位相でも緯糸把
    持状態となる範囲に変位せしめる変位機構を有す
    る ことを特徴とする流体噴射式無杼織機における緯
    入れ阻止装置。
JP2393585U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH0220223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2393585U JPH0220223Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JP2393585U JPH0220223Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61142885U JPS61142885U (ja) 1986-09-03
JPH0220223Y2 true JPH0220223Y2 (ja) 1990-06-01

Family

ID=30517622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2393585U Expired JPH0220223Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JP (1) JPH0220223Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220135473A (ko) * 2021-03-30 2022-10-07 (주)위브넥스 제직기용 위사 공급 그리퍼

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220135473A (ko) * 2021-03-30 2022-10-07 (주)위브넥스 제직기용 위사 공급 그리퍼

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Publication number Publication date
JPS61142885U (ja) 1986-09-03

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