JPH02200754A - 開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法 - Google Patents
開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法Info
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- JPH02200754A JPH02200754A JP1755989A JP1755989A JPH02200754A JP H02200754 A JPH02200754 A JP H02200754A JP 1755989 A JP1755989 A JP 1755989A JP 1755989 A JP1755989 A JP 1755989A JP H02200754 A JPH02200754 A JP H02200754A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、食缶及び飲料缶等に使用されるイ・−・ジ−
オープン蓋に使用される開缶性に優れたイージーオープ
ン蓋用鋼板及びその製造方法に関するものである。
オープン蓋に使用される開缶性に優れたイージーオープ
ン蓋用鋼板及びその製造方法に関するものである。
(従来の技術)
近年、ビール缶、炭酸飽料缶、ジュース缶、その他各種
の食品缶等に適当な形状の切り込み(スコアー)を刻印
するとともに、該スコア一部に取っC(タブ)を取付、
該タブを消費者が格別の力を要せずに引っ張ることによ
りスコアーを引き裂き開缶するイージーオープン缶が広
く使用されている。
の食品缶等に適当な形状の切り込み(スコアー)を刻印
するとともに、該スコア一部に取っC(タブ)を取付、
該タブを消費者が格別の力を要せずに引っ張ることによ
りスコアーを引き裂き開缶するイージーオープン缶が広
く使用されている。
このようなイージーオープン缶の材料にはアルミニラム
が多く使われて来たが、スチールも経済性及びトマトジ
ュース缶等の塩分に対する耐食性の観点から使われてい
る。しかし、アルミニウムはコストが高く、スチールは
開缶時強い力が必要で好ましくなく製鑵業界では開缶性
の優れたイージーオープン蓋用鋼板の開発が切望されて
いる。
が多く使われて来たが、スチールも経済性及びトマトジ
ュース缶等の塩分に対する耐食性の観点から使われてい
る。しかし、アルミニウムはコストが高く、スチールは
開缶時強い力が必要で好ましくなく製鑵業界では開缶性
の優れたイージーオープン蓋用鋼板の開発が切望されて
いる。
スチールの開缶性を改善させる方法について、特開昭5
5−62142、特開昭58−52455. 特開昭
62−227066号公報がある。
5−62142、特開昭58−52455. 特開昭
62−227066号公報がある。
(発明が解決しようとする課題)
特開昭55−62142号は: C0.02〜0.13
%含有し、焼鈍板の炭化物サイズを2から8μmとし、
5〜40%の調質圧延を施し、開缶性を改善させる方法
である。しかし、この方法は、C含有量が高く、更に、
5から40%の圧延を施すため鋼板が硬くなり過ぎ、タ
ブ取付部のリベット加工性が劣化するばかりではなく、
硬すぎるため開缶性の改善代も少ないという問題がある
。
%含有し、焼鈍板の炭化物サイズを2から8μmとし、
5〜40%の調質圧延を施し、開缶性を改善させる方法
である。しかし、この方法は、C含有量が高く、更に、
5から40%の圧延を施すため鋼板が硬くなり過ぎ、タ
ブ取付部のリベット加工性が劣化するばかりではなく、
硬すぎるため開缶性の改善代も少ないという問題がある
。
特開昭58−52455号は、G 0.14〜0.25
%含有させ、セメンタイトの析出分散状態を制御し0.
05〜0.5μmとしたイージーオープン蓋用鋼板であ
る。
%含有させ、セメンタイトの析出分散状態を制御し0.
05〜0.5μmとしたイージーオープン蓋用鋼板であ
る。
しかし、この鋼板もC含有量が0.14から0.25%
と極めて高いため硬質となりスコアー加工用の刃の摩耗
が早くなることが懸念される。
と極めて高いため硬質となりスコアー加工用の刃の摩耗
が早くなることが懸念される。
特開昭62−227066号は、S含有量を0.03〜
o、i。
o、i。
%添加し、且つ、CaとZrの1種又は2種を添加する
ことにより、硫化物が球状化し、集合組織を制御し、
(111)結晶方位を低くし、開缶性を改善させる方法
である。この方法は、本発明の粗大M n S を利
用する方法とは異なり、集合組織を制御することを目的
としてS、Mn及びCa、 Zrを添加している。この
方法は、球状化の為高価なCa。
ことにより、硫化物が球状化し、集合組織を制御し、
(111)結晶方位を低くし、開缶性を改善させる方法
である。この方法は、本発明の粗大M n S を利
用する方法とは異なり、集合組織を制御することを目的
としてS、Mn及びCa、 Zrを添加している。この
方法は、球状化の為高価なCa。
Zrを添加しているためコスト高となる。
以上のように、これら開示された方法は種々の問題があ
り、本発明はこれらを解決し、リベット加工性も良好で
開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法
を提供しようとするものである。
り、本発明はこれらを解決し、リベット加工性も良好で
開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者等は、イージーオープン蓋用鋼板の開缶性を改
善し、アルミニウムと同等の開缶性を得。
善し、アルミニウムと同等の開缶性を得。
且つ、軟質でリベット加工性も優れたイージーオープン
着用m板を得る方法について種々検討し、Sを0.06
0カら0.50%を添加し、硫化物径を0.6μm以上
とすることを主要ポイントとする開缶性に優れたイージ
ーオープン蓋用鋼板及び製造方法を初めて見出だしたも
のである。
着用m板を得る方法について種々検討し、Sを0.06
0カら0.50%を添加し、硫化物径を0.6μm以上
とすることを主要ポイントとする開缶性に優れたイージ
ーオープン蓋用鋼板及び製造方法を初めて見出だしたも
のである。
本発明の要旨は下記の通りである。
(1) C: 0.0005〜0.015%、 Si
:0.003〜0.10%、 Mn : 0,05〜2
.0%、 P : 0.001〜0.100%、S:
0.060〜0.50%、 solAl: 0.OO1
〜0.15%、N:0.0100%以下、 Ti :
0.03〜0.70%、且つ、(Mn+5Ti)/S:
5以上、残部不可避的不純物及び鉄よりなり、更に、硫
化物(MnS、TiS) の粒径が0.6μm以上で
あることを特徴とする開缶性の優れたイージーオープン
蓋用鋼板。
:0.003〜0.10%、 Mn : 0,05〜2
.0%、 P : 0.001〜0.100%、S:
0.060〜0.50%、 solAl: 0.OO1
〜0.15%、N:0.0100%以下、 Ti :
0.03〜0.70%、且つ、(Mn+5Ti)/S:
5以上、残部不可避的不純物及び鉄よりなり、更に、硫
化物(MnS、TiS) の粒径が0.6μm以上で
あることを特徴とする開缶性の優れたイージーオープン
蓋用鋼板。
(2) C: 0.0005〜0.015%、 Si
:0.003〜0.10%、 Mn : 0.05〜2
.0%、 P : 0.001〜0.100%、S:
0.060〜0.50%、 5olll : 0.00
1〜0.15%、N二0.0100%以下、 T i
: 0.03〜0.70%、且ツ、 (Mn+5Ti
)/S:5以上、残部不可避的不純物及び鉄よりなる溶
鋼を連続鋳造又はインゴット法にてスラブとし、100
0℃から1150℃のスラブ加熱温度に加熱し5通常の
熱間圧延を行い熱延鋼帯とし、通常の方法で冷間圧延し
、再結晶温度以上の焼鈍を行ない、調質圧延を行うこと
を特徴とする加工性の良いイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法。
:0.003〜0.10%、 Mn : 0.05〜2
.0%、 P : 0.001〜0.100%、S:
0.060〜0.50%、 5olll : 0.00
1〜0.15%、N二0.0100%以下、 T i
: 0.03〜0.70%、且ツ、 (Mn+5Ti
)/S:5以上、残部不可避的不純物及び鉄よりなる溶
鋼を連続鋳造又はインゴット法にてスラブとし、100
0℃から1150℃のスラブ加熱温度に加熱し5通常の
熱間圧延を行い熱延鋼帯とし、通常の方法で冷間圧延し
、再結晶温度以上の焼鈍を行ない、調質圧延を行うこと
を特徴とする加工性の良いイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法。
(作用)
以下に本発明について述べる。
本発明が目的とする開缶性に優れたイージーオープン蓋
用鋼板は、鋼の成分と硫化物の分散状態を以下のように
規制することによって得られる。
用鋼板は、鋼の成分と硫化物の分散状態を以下のように
規制することによって得られる。
C含有量は、 o、ooos〜0.015%でなければ
ならない。C含有量が0.015%を超えると硬質化し
、リベット加工性が劣化すると共に、硬質化による開缶
性の低下も生じるので上限を0.015%とした。
ならない。C含有量が0.015%を超えると硬質化し
、リベット加工性が劣化すると共に、硬質化による開缶
性の低下も生じるので上限を0.015%とした。
尚、下限をo、ooos%としたのは現在の製鋼法では
製造不可能なためである。このように、C含、有量の上
限を0.015%と規制することにより、Sが多量に添
加されても十分軟質でリベット加工性も良好とならしめ
ることが可能となる。この点が、従来法の特開昭55−
62142号、特開昭58−52455号との根本的な
差である。
製造不可能なためである。このように、C含、有量の上
限を0.015%と規制することにより、Sが多量に添
加されても十分軟質でリベット加工性も良好とならしめ
ることが可能となる。この点が、従来法の特開昭55−
62142号、特開昭58−52455号との根本的な
差である。
Sj含有量は、0.003〜0.1%でなければならな
い。
い。
Si含有班が0.1%を超えると硬質化するので上限を
0.10%とした。尚、ト限を0.003%としたのは
現在の製鋼法では不可避的不純物として含有されるから
である。
0.10%とした。尚、ト限を0.003%としたのは
現在の製鋼法では不可避的不純物として含有されるから
である。
M11含有量は、重要な含有元素で、0.05〜2.0
%で11つ、(Mn+5Ti)/S : 5以−Lでな
ければならない。(Mn+5Ti)/Sを5以上と過剰
に添加することにより多量のS添加との相乗効果によっ
て硫化物径を0.6μm以上に粗大化でき、その0.6
μm以」二の粗大硫化物により開缶性が大幅に向」ニす
る。その結果、特開昭62−22706Ei号のような
結晶方位をランダム化させる必要もないばかりかそれ以
上の良好な開缶性が得られ、更に、微細粒化物がなくな
り析出物個数が大幅に少なくなり材質が硬化するのを防
止できることが判明した。しかし、Mn含有量が2.0
%を超えると固溶Mn量が多くなり過ぎ材質が硬化する
ので上限を2.0%とした。尚、下限を0.05%とし
たのは現在の製鋼法では不可避的不純物として含有され
るからである。
%で11つ、(Mn+5Ti)/S : 5以−Lでな
ければならない。(Mn+5Ti)/Sを5以上と過剰
に添加することにより多量のS添加との相乗効果によっ
て硫化物径を0.6μm以上に粗大化でき、その0.6
μm以」二の粗大硫化物により開缶性が大幅に向」ニす
る。その結果、特開昭62−22706Ei号のような
結晶方位をランダム化させる必要もないばかりかそれ以
上の良好な開缶性が得られ、更に、微細粒化物がなくな
り析出物個数が大幅に少なくなり材質が硬化するのを防
止できることが判明した。しかし、Mn含有量が2.0
%を超えると固溶Mn量が多くなり過ぎ材質が硬化する
ので上限を2.0%とした。尚、下限を0.05%とし
たのは現在の製鋼法では不可避的不純物として含有され
るからである。
P含有量は、0..001〜0.10“Aでなければな
らない。P含有量が0.1.0%を超えると硬質化する
ので上限a o、 io%とした。尚、上限を0゜00
1%としたのは現在の製鋼法では不可避的不純物として
含有されるからである。
らない。P含有量が0.1.0%を超えると硬質化する
ので上限a o、 io%とした。尚、上限を0゜00
1%としたのは現在の製鋼法では不可避的不純物として
含有されるからである。
S含有量は、0.06から0.50%でなければならな
い。S含有量が0.06%未満では硫化物径を0.6μ
m1以上にするのが困難となると共に、硫化物の総量が
不足する。その結果、十分な開缶性の改善効果が得られ
なくなるので■限を0.06%とした。又。
い。S含有量が0.06%未満では硫化物径を0.6μ
m1以上にするのが困難となると共に、硫化物の総量が
不足する。その結果、十分な開缶性の改善効果が得られ
なくなるので■限を0.06%とした。又。
S含有量が0.50%を超えると硫化物総量が多くなり
過ぎ材質(El)の劣化が大きくなるので上限を0.5
0%とした。
過ぎ材質(El)の劣化が大きくなるので上限を0.5
0%とした。
5olA Q含有量は、0.001−0.15%でなけ
ればならない。5olA Q含有量が0.15%を超え
ると硬質化するので上限を0.15%とした。尚、下限
を0.001%としたのは現在の製鋼法では、例え、A
Q 脱酸を行わなくとも耐火物等から入り不可避的不純
物として含有されるからである。
ればならない。5olA Q含有量が0.15%を超え
ると硬質化するので上限を0.15%とした。尚、下限
を0.001%としたのは現在の製鋼法では、例え、A
Q 脱酸を行わなくとも耐火物等から入り不可避的不純
物として含有されるからである。
N含有量は、0 、0100%以下でなければならない
。
。
N含有量がo、otoo%を超えると材質が硬化するの
で」1限を0.0100%とした。
で」1限を0.0100%とした。
゛rj含有量は、0.03〜0.70%でなければなら
ない。Tj含有量が0 、03%以下では有害なCを固
定したりr j、 Sを形成し′C開缶性を向上させる
ことが不十分となるのでT:限を0.03%にした3尚
、」1限は0.70%としたのは、開缶性の向上効果も
飽和するばかりではなく、固溶強化により硬質化し加]
:性を損なう様になるのでL限を0.70%とした。
ない。Tj含有量が0 、03%以下では有害なCを固
定したりr j、 Sを形成し′C開缶性を向上させる
ことが不十分となるのでT:限を0.03%にした3尚
、」1限は0.70%としたのは、開缶性の向上効果も
飽和するばかりではなく、固溶強化により硬質化し加]
:性を損なう様になるのでL限を0.70%とした。
又、Tiは、硫化物を形成するうえで重要な元素で、(
Mn+5Ti)/S : 5以上でなければならない、
(Mr++5 Ti)/ S を5以上と過剰に
添加することにより多量のS添加との相乗効果によって
硫化物径を0゜6μm以上に粗大化でき、その0.6μ
m以上の粗大硫化物により開缶性が大幅に向上する。
Mn+5Ti)/S : 5以上でなければならない、
(Mr++5 Ti)/ S を5以上と過剰に
添加することにより多量のS添加との相乗効果によって
硫化物径を0゜6μm以上に粗大化でき、その0.6μ
m以上の粗大硫化物により開缶性が大幅に向上する。
尚、耐食性の優れたイージーオープン着用鋼板の場合は
、請求項(1)のイージーオープン蓋用鋼板の成分を7
更に規制し、S : 0.OQ%以上、Tj/ S :
1.2〜3.0. Mn/ Ti : 0.5以下と
すれば、耐食性の指標であるISV値が向上する。 S
をより多く添加せねばならないのは、耐食性の向上の為
硫化物の主な組成をM n SからriS系の析出物に
かえるため、析出物が0.6μm、以Eではあるが比較
的小さな球状のTiSとなり、開缶性がやや劣るので硫
化物の総量を増やし開缶性を向上させる必要が生じる。
、請求項(1)のイージーオープン蓋用鋼板の成分を7
更に規制し、S : 0.OQ%以上、Tj/ S :
1.2〜3.0. Mn/ Ti : 0.5以下と
すれば、耐食性の指標であるISV値が向上する。 S
をより多く添加せねばならないのは、耐食性の向上の為
硫化物の主な組成をM n SからriS系の析出物に
かえるため、析出物が0.6μm、以Eではあるが比較
的小さな球状のTiSとなり、開缶性がやや劣るので硫
化物の総量を増やし開缶性を向上させる必要が生じる。
軟質で加工性の良いイージーオープン缶用鋼板を製造す
る場合は、種々検討の結果、c : o、ooos〜0
、015%* S l : 0−003〜・0.10
%、 Mn : 0.0.5〜2.0%、 P : 0
.001〜0.100%、 S : 0.060−0.
50%。
る場合は、種々検討の結果、c : o、ooos〜0
、015%* S l : 0−003〜・0.10
%、 Mn : 0.0.5〜2.0%、 P : 0
.001〜0.100%、 S : 0.060−0.
50%。
5olA Q : 0.001〜0.15%、 N :
0.0100%以下、’ri: 0.03〜0.70
%、且つ、(Mn+ 5 Ti) / S : 5以」
二、残部不可避的不純物及び鉄よりなる溶鋼を連続鋳造
又はインゴット法にてスラブとし1.1000℃から1
150℃のスラブ加熱温度に加熱し1通常の熱間圧延を
行い熱延鋼帯とし、通常の方法で冷間圧延し、再結晶温
度以上の焼鈍を行ない、調質圧延を行い、スラブ加熱温
度が1150”C以上と高い場合に一部生成する0、1
μ一程度の微細なM n S を減少させ、粗大化さ
せてやれば加工性の良いイージーオープン着用鋼板が製
造できる6又、耐食性の良いSnメツキ鋼板を製造する
場合には、下地にNiメツキを施してやれば、良好な耐
食性が得られることが分かった。
0.0100%以下、’ri: 0.03〜0.70
%、且つ、(Mn+ 5 Ti) / S : 5以」
二、残部不可避的不純物及び鉄よりなる溶鋼を連続鋳造
又はインゴット法にてスラブとし1.1000℃から1
150℃のスラブ加熱温度に加熱し1通常の熱間圧延を
行い熱延鋼帯とし、通常の方法で冷間圧延し、再結晶温
度以上の焼鈍を行ない、調質圧延を行い、スラブ加熱温
度が1150”C以上と高い場合に一部生成する0、1
μ一程度の微細なM n S を減少させ、粗大化さ
せてやれば加工性の良いイージーオープン着用鋼板が製
造できる6又、耐食性の良いSnメツキ鋼板を製造する
場合には、下地にNiメツキを施してやれば、良好な耐
食性が得られることが分かった。
(実施例)
以下に本発明の効果を実施例により、説明する。
実施例−1
所定の成分の鋼を連続鋳造法で鋳片とし、 1100℃
加熱し、連続熱延し700℃で巻き取った熱延鋼帯を8
9%の冷延率で0.23+umの冷延板にし、680℃
の箱焼鈍をした後1.2%の調質圧延を施し、Snメツ
キを行ないイージーオープン蓋用鋼板を製造した。第1
表に成分及び、70μ層のスコアー残厚のイージーオー
プン缶蓋の開缶性の調査結果を示す。
加熱し、連続熱延し700℃で巻き取った熱延鋼帯を8
9%の冷延率で0.23+umの冷延板にし、680℃
の箱焼鈍をした後1.2%の調質圧延を施し、Snメツ
キを行ないイージーオープン蓋用鋼板を製造した。第1
表に成分及び、70μ層のスコアー残厚のイージーオー
プン缶蓋の開缶性の調査結果を示す。
鋼1−1 は、Sを添加しない極軟質のイージーオープ
ン蓋用鋼板である。開缶力は2.2 kgとなっている
。
ン蓋用鋼板である。開缶力は2.2 kgとなっている
。
鋼玉−2は、Sを0.050%添加した極軟質のイージ
ーオープン蓋用鋼板である。開缶力は2.0眩と若]′
−よくなっている。
ーオープン蓋用鋼板である。開缶力は2.0眩と若]′
−よくなっている。
51−3.1−4は5本発明の考え方に則ってSを多量
に添加し、硫化物が粗大になった極軟質のイージーオー
プン蓋用鋼板の本発明の実施例である。リベット加工性
はいずれも良好で、開缶力は1.5kg、 1.0kg
と顕著に改善されている。鋼1〜5は、本発明の範囲
を超えてSを多量に添加した比較例である、硫化物は粗
大になって開缶性は良好と推察されるが、リベット加工
が出来ないためタブが取付れす、イージーオープン缶蓋
が出来ずに開缶力がap+定できなかった。
に添加し、硫化物が粗大になった極軟質のイージーオー
プン蓋用鋼板の本発明の実施例である。リベット加工性
はいずれも良好で、開缶力は1.5kg、 1.0kg
と顕著に改善されている。鋼1〜5は、本発明の範囲
を超えてSを多量に添加した比較例である、硫化物は粗
大になって開缶性は良好と推察されるが、リベット加工
が出来ないためタブが取付れす、イージーオープン缶蓋
が出来ずに開缶力がap+定できなかった。
以」−の実施例からも、本発明が如何にイージーオープ
ン蓋用鋼板として優れているかが良く分かる。
ン蓋用鋼板として優れているかが良く分かる。
実施例−2
所定の成分の鋼を連続鋳造法で鍔片とし、加熱温度を1
040℃〜1250 ℃に変化さぜ、連続熱延し700
℃で巻き取った熱延鋼帯を89ヅ)の冷延率で0.23
++n+の冷延板にし、680℃の箱焼鈍をしだ後1.
2%の!11fR圧延を施し、Snメツキを行ないイ・
−ジ−オープン蓋用鋼板を製造しまた、第2表に成分及
び、70μmのスコアーfl厚のイージーオープン缶蓋
の開缶性の調査結果、又、vI質特性値の調査結果を第
2表に示す。
040℃〜1250 ℃に変化さぜ、連続熱延し700
℃で巻き取った熱延鋼帯を89ヅ)の冷延率で0.23
++n+の冷延板にし、680℃の箱焼鈍をしだ後1.
2%の!11fR圧延を施し、Snメツキを行ないイ・
−ジ−オープン蓋用鋼板を製造しまた、第2表に成分及
び、70μmのスコアーfl厚のイージーオープン缶蓋
の開缶性の調査結果、又、vI質特性値の調査結果を第
2表に示す。
錆1−1 は第1表にも示した比較例を示す。加工性を
示すElは38.0%と極めて良好な値を示す。
示すElは38.0%と極めて良好な値を示す。
鋼2−1〜鋼2−4は、何れも請求範囲(1)項の本発
明のイージーオープン蓋用m板の組成の鋼で、鋼2−1
.2−2 は開缶性の優れたイージー・オーブン蓋用鋼
板の実施例で、請求範囲(2)項に対する対比例としで
示した。1$2−3.2−4は、熱延の加熱温度を、]
、1.00℃、1.040℃とし、た加工性の良いイー
ジ・−オーブン蓋用鋼板の本発明の請求範囲(2)項の
実施例である。
明のイージーオープン蓋用m板の組成の鋼で、鋼2−1
.2−2 は開缶性の優れたイージー・オーブン蓋用鋼
板の実施例で、請求範囲(2)項に対する対比例としで
示した。1$2−3.2−4は、熱延の加熱温度を、]
、1.00℃、1.040℃とし、た加工性の良いイー
ジ・−オーブン蓋用鋼板の本発明の請求範囲(2)項の
実施例である。
第2表に示す如く、請求範囲(2)項の鋼2−3゜2−
4は、Elが高く良好な加工性が得られ且つ、鋼1−1
に比べ、遥かに良好な開缶性が得られ”(いる。
4は、Elが高く良好な加工性が得られ且つ、鋼1−1
に比べ、遥かに良好な開缶性が得られ”(いる。
(発明のの効果)
以上の実施例に示すように1本発明のイージーオープン
蓋用鋼板並びにその製造方法はイージーオープン缶の開
缶性に優れ、又、加工性にも優れた発明であり、工業的
に価値のある発明である。
蓋用鋼板並びにその製造方法はイージーオープン缶の開
缶性に優れ、又、加工性にも優れた発明であり、工業的
に価値のある発明である。
Claims (2)
- (1)C:0.0005〜0.015%、Si:0.0
03〜0.10%、Mn:0.05〜2.0%、P:0
.001〜0.100%、S0.060〜0.50%、
solAl:0.001〜0.15%、N:0.010
0%以下、Ti:0.03〜0.70%、且つ、(Mn
+5Ti)/S:5以上、残部不可避的不純物及び鉄よ
りなり、更に、硫化物(MnS、TiS)の粒径が0.
6μm以上であることを特徴とする開缶性の優れたイー
ジーオープン蓋用鋼板。 - (2)C:0.0005〜0.015%、Si:0.0
03〜0.10%、Mn:0.05〜2.0%、P:0
.001〜0.100%、S:0.060〜0.50%
、solAl:0.001〜0.15%、N:0.01
00%以下、Ti:0.03〜0.70%、且つ、(M
n+5Ti)/S:5以上、残部不可避的不純物及び鉄
よりなる溶鋼を連続鋳造又はインゴット法にてスラブと
し、1000℃から1150℃のスラブ加熱温度に加熱
し、通常の熱間圧延を行い熱延鋼帯とし、通常の方法で
冷間圧延し、再結晶温度以上の焼鈍を行ない、調質圧延
を行うことを特徴とする加工性の良いイージーオープン
蓋用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1755989A JPH02200754A (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1755989A JPH02200754A (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02200754A true JPH02200754A (ja) | 1990-08-09 |
Family
ID=11947272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1755989A Pending JPH02200754A (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 開缶性の優れたイージーオープン蓋用鋼板及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02200754A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1689901A1 (en) * | 2003-11-10 | 2006-08-16 | Posco | Cold rolled steel sheet having aging resistance and superior formability, and process for producing the same |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1755989A patent/JPH02200754A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1689901A1 (en) * | 2003-11-10 | 2006-08-16 | Posco | Cold rolled steel sheet having aging resistance and superior formability, and process for producing the same |
EP1689901A4 (en) * | 2003-11-10 | 2008-10-15 | Posco | COLD-ROLLED STEEL SHEET HAVING AGING RESISTANCE AND SUPERIOR FORMABILITY, AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
US9297057B2 (en) | 2003-11-10 | 2016-03-29 | Posco | Cold rolled steel sheet having aging resistance and superior formability, and process for producing the same |
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