JPH02200251A - Ｃｔ用架台装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、被検体の体軸に対し様々な角度の断層撮影を
行うために架台を傾斜させる傾動（チルト）機構を具備
するＣＴ用架台装置に関し、特に、このチルト機構およ
び架台筐体構造の改良に関する。

（従来の技術） 現在、チルト機構が具備されたＸＩＣＴ装置が実用に供
されている。

このチルト機構は、架台に形成された逼影空間に挿入配
置される被検体に対し、架台を直立状態で被検体の体軸
と直角な面の撮影を行う他に、架台を寝台側またはその
反射属に傾斜させることで、被検体の体軸に対し様々な
角度の断層撮影を行うものである。

このチルト機構としては、第４図（ａ）に示すような機
構が用いられている。この機構においては、架台底部構
成部材ｌから、支持部３が立ち上げられているとともに
モータ５により伸縮長を調整されるパワーシリンダ７が
前記架台底部構成部材１で回動自在に軸着されながら立
ち上げられている、そして回動部９が、その一端部９ａ
には前記パワ−シリンダ７上端部７ａが回動自在に軸着
され、他方の端部９ｂはパワーシリンダ７の伸縮による
回動自在に支柱部３上端部に軸着されて配設されている
。そしてこの回動部９の前記端部９ａに、この回動部９
の回動により傾動される傾斜フレーム１１が架台筺体１
３の前面部１３ａに近接した状態で配設されている。

そしてこの機構においては、モータ５を回転駆動してパ
ワーシリンダ７長を短縮すると、第４図（ｂ）に示すよ
うに、回動ｇ９が端部９ｂの軸９Ｃを中心に回動し、こ
の回動により傾斜フレーム１１が第４図紙面右側方向へ
傾斜される、つまり架台筐体１３全体が架台底部構成部
材１に対して傾斜されるようになされていいる。

このように各部材が配設されていると、傾斜の際、パワ
ーシリンダ７の下側部分が傾動以前の架台筐体１３の形
状から飛び出した状態、つまり架台筺体１３下側から飛
び出した状態になされる。

このため、待伏部材１５が架台筺体１３に具備されてお
り、架台筐体１３が傾斜される際、前記待伏部材１５に
より、パワ−シリンダ７下側部分が架台筺体ｌと一体に
包囲され、危険性が伴ったり架台筺体１３の美観が損な
われたりすることが防がれていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前記待伏部材１５は架台筐体１３傾斜時
にパワーシリンダ７を自動的に覆うよう比較的簡単な構
造で構成されてはいるが、この待伏部材１５を架台筺体
１３に具備させることは、架台筺体１３製作時、所定の
部分を削除した状態の平面部分を成形したり、所定の部
分に他の工程で成形した待伏部材１５を取り付けたりと
、工数がかかりそのためのコストも無視できないもので
あった。

本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたも
のであり、架台筐体傾斜時にチルト機構の一部をカバー
するために架台筐体に具備されていた待伏部材を省略し
て架台筐体コストを低減できるＣＴ用架台装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決しかつ目的を達成するために本発明にか
かるＣＴ用架台装置においては、架台底部構成部材から
立ち上げられる支柱部材と、伸縮駆動用の駆動源が上端
部に取り付けられるとともに、下端部が前記架台底部構
成部材に回動自在に軸着され且つ前記支柱部材側部に設
けられた切欠を介して前記架台底部構成部材から立ち−
ヒげ零られるパワーシリンダと、一端部に前記パワーシ
リンダ上端部が回動自在に軸着され、他端は前記パワー
シリンダの伸縮による回動自在に前記支柱部材上端に軸
着される回動部材と、この回動部材の前記パワーシリン
ダが固着された側の端部に固着され、前記回動部材の回
動により傾動される傾動フレームと、を具備した構成と
している。

（作用） このように、パワーシリンダ長を変化させるための駆動
源をパワーシリンダの上方に取り付け、しかも、支柱部
材に設けた切欠を介して架台底部構成部材からパワーシ
リンダを立ち上げるという手段を講じているため、架台
底部で支柱部材およびパワーシリンダの専有空間を極力
低下させ、パワーシリンダ下端をより筐体背後側に配設
でき、つまりチルト機構により架台筐体を傾動させた際
、パワーシリンダの下側部分の架台筐体下側からの飛出
しを防止できるため、従来架台筐体に具備されていた待
伏部材を省略して架台筐体製造コストを低減できる。

（実施例） 以下、本発明にかかるＣＴ用架台装置をＸ線ＣＴ用架台
装置に適用した一実施例について、第１図ないし第３図
を参照にしながら説明する。なお、上田の第４図に示し
た部材と同じまたは同等の部材に対しては、同じ符号を
付して説明を省略する。

上記Ｘ線ＣＴ用架台装置等の概略を示す第１図において
、このＸ線ＣＴ用架台装置には、撮影空間！７が形成さ
れている。そしてこの架台装置には、措影空間１７の開
口部１７ａから被検体Ｐを挿入配置するための寝台装置
１９が隣設されている。

前記架台装置内部には、前記撮影空間１７を挟んで、所
定数のパルスＸ線を扇状に放出するＸ線管２１と、この
Ｘ線管２１からのＸ線量を検出するＸ線検出器２３とが
、対峙して配設されている。

これらＸ線管２１およびＸ線検出器２３は、一体として
撮影空間１７内に仮定される中心の回りを３６０′″回
転するように構成されている。そしてＸ線検出器２３で
得られた信号は、増幅積分、ディジタル変換９画像再構
成等の処理が施され、処理結果の内容が図示しないＣＲ
Ｔ等のモニタ上に画像表示されるものである。

このような架台装置には、被検体Ｐの体軸に対して様々
な角度の断層撮影を行うために、架台筺体１３全体を架
台底部構成部材１に対して寝台装置１９側およびその反
対側に傾斜させるチルト機構が具備されている。

このチルト機構は、上田の第４図に示した構成部材、つ
まり支柱部３．モータ５．パワーシリンダ７、回動部９
．傾動フレーム１１と同等のものが用いられている。但
し、パワーシリンダ７においては、伸縮する部分が下側
になるよう天地逆に取り付けられるとともに、伸縮駆動
用のモータ５が上端部に取り付けられ、さらに、第３図
に示すように、その下端部は支柱部３ａの架台前面側の
側部に設けられた楕円状の切欠２５を介して前記架台底
部構成部材ｌから立ち上げられている。なお、第３図に
おいてパワーシリンダ７は、架台底部構成部材ｌから立
ち上げられる支柱部３ａに回動自在に軸着されているが
、架台底部構成部材ｌに直接軸着してもよい、また、支
柱部３ａは、パワーシリンダ７との配設関係からその軸
が架台底部構成部材ｌ平面に対して寝台装置１９と反対
側へ傾斜されて配設されている。

パワーシリンダ７、モータ５．支柱部材３３等を上述の
ように配設することにより、支柱部３ａおよびパワーシ
リンダ７の架台底部構成部材１から立ち上げる部分の専
有空間を極力低下させ、パワーシリンダ７下端を架台筐
体１３のより内側つまり筐体背後側に配設することがで
きるため、チルト機構により架台筺体１３を傾動させた
際、パワーシリンダ７の下側部分を傾動以前の形状の架
台筺体１３下側から飛び出させずにすみ、このパワーシ
リンダ７の飛び出し部分を覆うため従来架台筐体１３で
必要とされた待伏部材を省略できる。

したがって待伏部材を架台筺体１３に具備させるための
コストが省かれ、架台筐体１３製作コストの低減を図れ
る。また、架台筐体を外観状、デザイン的にすっきりし
たものにできる。

さらに、前記待伏部材は、従来の架台筐体においてパワ
ーシリンダおよび支柱部下側に対し、後側面を除く３側
面で３角柱状に包囲する４Ｒ態で配設されており、その
ため支柱部を、その幅方向の厚みが待伏部材の厚みを考
慮した許容範囲内となるよう構成せざるを得なかったが
、待伏部材の省略で支柱部を従来より太く構成でき、こ
れにより、重量の比較的大きいＸ線管２１やＸ線検出器
２３等の架台筐体１３内での回動による架台装置全体の
振動を低下させ、架台装置の安定性に寄与し、より誤差
の低減された信号収集に有効となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明にかかるＣＴ用架台装置に
おいては、架台底部構成部材から立ち上げられる支柱部
材と、下端部が前記架台底部構成部材に回動自在に軸着
されて前記架台底部構成部材から立ち上げられるパワー
シリンダと、一端部に前記パワーシリンダ上端部が回動
自在に軸着され、他端は前記パワーシリンダの伸縮によ
る回動自在に前記支柱部材上端に軸着される回動部材と
、この回動部材の前記パワーシリンダが固着された側の
端部に固着され、前記回動部材の回動により傾動される
傾動フレームとを具備し、前記パワーシリンダ長を変化
させるための駆動源をパワーシリンダの上方に取り付け
、しかも、支柱部材に設けた切欠を介して架台底部構成
部材からパワーシリンダを立ち上げるという手段を講じ
ており、支柱部材およびパワーシリンダの架台底部構成
部材からの立１げ部の専有空間を極力低下させ、パワー
シリンダ下端をより筐体背後側に配設でき、つまりチル
ト機構により架台筐体を傾動させた際、パワーシリンダ
の下側部分の架台筐体下側からの飛出しを防止できるた
め、従来架台筐体に具備されていた待伏部材を省略して
架台筐体製造コストを低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるＸ線ＣＴ用架台装置の一実施例
の路外観を示す図、第２図は第１図に示した架台装置の
要部断面図、第３図は支柱部およびパワーシリンダの立
上げ状態を示す説明図、第４図（ａ）、（ｂ）は従来の
架台装置の要部断面図である。 ■・・・架台底部構成部材　　３ａ・・・支柱部５・・
・モータ　　　　　　　　７・・・パワーシリンダ９・
・・回動部　　　　　　１１・・・傾動フレーム１３・
・・架台筐体　　　　　２１・・・Ｘ線管２３・・・Ｘ
線検出器　　　　２５・・・切欠代理人　弁理士　　則
　近　　憲　佑 代理人　弁理士　　近　藤　　猛 第２図 第３図 第４図（ａ） 第４図（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）架台底部構成部材から立ち上げられる支柱部材と
   、伸縮駆動用の駆動源が上端部に取り付けられるととも
   に、下端部が前記架台底部構成部材に回動自在に軸着さ
   れ且つ前記支柱部材側部に設けられた切欠を介して前記
   架台底部構成部材から立ち上げられるパワーシリンダと
   、一端部に前記パワーシリンダ上端部が回動自在に軸着
   され、他端は前記パワーシリンダの伸縮による回動自在
   に前記支柱部材上端に軸着される回動部材と、この回動
   部材の前記パワーシリンダが固着された側の端部に固着
   され、前記回動部材の回動により傾動される傾動フレー
   ムと、を具備したことを特徴とするＣＴ用架台装置。