JPH02200204A - スキー靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、腰革を画成している外皮と、該腰革に装着さ
れるスポイラと、該腰革に対して該スポイラの位置を調
節する手段とを備えるタイプのスキー靴に関する。

〔従来の技術〕

最近のスキー靴においては、腰革につながっている上向
きの延長部が一般に形成されており、この延長部がスキ
ーヤのふくらはぎを支える。これは、男女のスキーヤの
重心が通常の平衡位置から後方に（スキーのテールの方
向に）移動させられるところのスキー技術を男女のスキ
ーヤが採用すル際に、スキーヤの疲労を軽減するための
ものである。

そのような延長部は、用語ｒスポイラ」によって知られ
るようになってきた。

レーザまたは上級者に使用されるスキー靴のように、非
常に精巧に設計されているスキー靴は、スキーヤの脚の
形にスキー靴を適合させるため、腰革に対しスポイラの
位置を調節する手段を組み込んでいる。

例えば、この調節は、その先端部が靴底に向かってスキ
ー靴の外皮内に挿入されるくさび形スポイラを設けるこ
とによって達成される。

上記スポイラがスキー靴の外皮内に挿入される深さを変
えることにより、スキーヤの脚に対してもたらされる支
持の度合いがそれに応じて変化させられ得る。

もう１つの、従来の調節装置では、スポイラは腰革に取
り付けられているナット・ねじ機構上に載置されており
、これにより、腰革の内壁からのスポイラの距離が調節
され得る。

〔発明が解決しようとする課題〕

前者の場合においては、スポイラは垂直方向および水平
方向の両方に調節され得る。しかしながら、２方向の調
節は相互に依存している。このため、そのようなスポイ
ラを設けられているスキー靴は、脚の特別な形、例えば
ふくらはぎ筋が高い位置にある細い脚、または逆にふく
らはぎ筋が低い位置にある肉付きの良い脚のように、特
別な形の脚をもつスキーヤには十分には適合しない。

後者の場合においては、スポイラは水平方向にのみ調節
が可能であり、この水平方向の調節は、スキーヤの多少
細い脚にスキー靴を適合させるのには有効であるが、ふ
くらはぎ筋の特別な形にっいては何ら対処し得ない。

本発明の目的は、従来技術が有していた上記問題点を解
決する構造的および機能的特徴を有するスキー靴を提供
することである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明によれば、腰革を画成
している外皮と、該腰革に装着されるスポイラと、該腰
革に対してスポイラの位置を調節する調節手段とを備え
るスキー靴が提供され・、該スキー靴は、該調節手段が
、互いに実質的に直交している２つの方向に沿って、該
スポイラを、該スキー靴の外皮に対して調節可能に変位
させるべく、該スポイラと該腰革との間で作用する第１
および第２の調節装置を具備す名ことを特徴としている
。

好都合に、前記第１の調節装置は、前記腰革に取り付け
られると共に、前記スポイラが載っているプレートを支
持するナツト拳ね七機構を具備している。

本発明のさらに別の面によると、前記第２の調節装置は
、前記スポイラと、前記第１の調節装置の前記プレート
との間で作用するナツト争ねじ機構を具備している。

［実　施　例］ 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。

図面を参照するに、プラスチック材料で成形されたスキ
ー靴の外皮が参照符号１で示されている。

外皮１は、スポイラ３が取り付けられている腰革２を有
している。スポイラ３は、プラスチック材料で作られて
おり、舌状部４および拡幅部５が形成されている細長い
水かき状の形状に形成されている。なお、拡幅部５は、
スキーヤの脚を支持するためのむのである。

舌状部４には溝付盲穴６が形成されており、この盲穴６
に外皮の隆起部７が摺動可能に係合し、もって、腰革２
に対して案内されるスポイラ３が保持される。

拡幅部５は、その自由上端部に、外皮１から外方に突出
している成形部８を有している。

腰革２に対するスポイラ３の位置を要求どおりに変化さ
せるために、第１調節装置１０および第２調節装置１１
が設けられている。

第１調節装置１０は、腰革２に形成されているソケット
１３内で腰革２と一体化されている通常の構造のナット
・ねじ機構１２を備えている。このナット・ねじ機構１
２には、ノブ（図示せず）を載せるためのタング１４が
設けられており、さらに、タング１４の反対側には、そ
の自由端部にプレート１６が取り付けられているねじ込
みステム１５が設けられている。

ナツト争ねじ機構１２の構造は上記のとおりであるので
、タング１４を一方向または他方向に回転することによ
り、プレート１６は、ナット・ねじ機構１２が固着され
ている腰革２の壁に対しそれぞれ接近または離隔移動さ
せられ得る。

スポイラ３の拡幅部５を通常その上に載せるように配置
されているプレート１６は、直角に曲げられている縁部
１７を有している。縁部１７には、第２調整装置１１の
ねじ１８が係合するねじ穴が形成されている。

ねじ１８は、円周溝２０が形成されている円筒ヘッド１
９を有している。

ねじ１８の円筒ヘッド１９は、スポイラ３の成形部８に
形成されているソケット２１の内部に押し込まれた状態
で回転可能に係合している。

ソケット２１は、実質的に円筒形であり、それ自体は完
全には閉鎖されておらず、これにより、スポイラを弾性
的に変形させることによって円筒ヘッド１９が押し込ま
れ得る。

ソケット２１には、ねじ１８の円周溝２０に係合するよ
うになされているビード２２が形成されており、これに
より、スポイラ３は、ねじ１８により、第１調節装置１
０のプレート１６から吊下保持される。

その目的で溝２５を設けられているスポイラ３の成形部
８と腰革２との間にはキャップまたはフード（図示せず
）が装着され得、これにより、スポイラ３と外皮１との
間に雪または氷が入り込むのを防ぐことが可能になる。

理解されるように、本発明に係るスキー靴は、互いに直
交する２つの方向に沿って調節可能なスポイラを有して
おり、第１図中の矢印Ａで示されているほぼ垂直方向に
沿う調節は、ねじ１８を回転することによって実行され
、そして第１図中の矢印Ｂで示されているほぼ水平方向
に沿う調節は、ナット・ねじ機構１２のタング１４を回
転することによって実行される。

［発明の効果］ 以上のように、本発明に係るスポイラは、スキーヤの脚
の細さおよび男女のふくらはぎの形の両方に適合する、
最も適切な態様で調節され得る。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明を実施するスキー靴の外皮を概略的に
示す部分断面図である。 第２図は、第１図に示されているスキー靴の外皮の詳細
部分断面斜視図である。 １・・・外皮　　　　　　　　２・・・腰革３・・・ス
ポイラ　　　　　１０・・・第１調節装置１１・・・第
２調節装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、腰革を画成している外皮と、該腰革に装着されるス
   ポイラと、該腰革に対して該スポイラの位置を調節する
   調節手段とを備えるスキー靴において、 該調節手段が、互いに実質的に直交している２つの方向
   に沿って、該スポイラを、該スキー靴の外皮に対して調
   節可能に変位させるべく、該スポイラと該腰革との間で
   作用する第１および第２の調節装置を具備することを特
   徴とするスキー靴。 ２、前記第１の調整装置が、前記腰革に取り付けられる
   と共に、前記スポイラが載っているプレートを支持する
   ナット・ねじ機構を具備する請求項１記載のスキー靴。 ３、前記第２の調整装置が、前記スポイラと、前記第１
   の調整装置の前記プレートとの間で作用するナット・ね
   じ機構を具備する請求項２記載のスキー靴。 ４、前記スポイラが、前記第２の調整装置から吊下され
   る請求項１〜３のいずれか一項に記載のスキー靴。 ５、前記第２の調整装置の前記ナット・ねじ機構のねじ
   が係合するソケットが、前記スポイラに形成されている
   請求項３記載のスキー靴。 ６、前記ソケットが、それ自体は完全には閉鎖されてお
   らず、かつ、前記スポイラが、少なくても該ソケットの
   領域において弾性的に変形可能である請求項５記載のス
   キー靴。 ７、前記ソケットには、前記ねじに設けられている円周
   溝に係合するようになされているビードが形成されてい
   る請求項５記載のスキー靴。