JPH0219945Y2 - - Google Patents

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JPH0219945Y2
JPH0219945Y2 JP5811784U JP5811784U JPH0219945Y2 JP H0219945 Y2 JPH0219945 Y2 JP H0219945Y2 JP 5811784 U JP5811784 U JP 5811784U JP 5811784 U JP5811784 U JP 5811784U JP H0219945 Y2 JPH0219945 Y2 JP H0219945Y2
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JP
Japan
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hole
core
holes
iron core
magnetic
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JP5811784U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は漏洩変圧器における鉄心の構成に関す
るものである。
従来、漏洩変圧器において二次電圧を低く抑え
るために中央磁脚鉄心の二次側コイルの中央付近
に該当する位置に孔を開けて磁束が通りにくくな
るようにして所望の特性を出していた。即ち鉄心
の断面積を小さくして磁束を飽和状態にすること
により二次電圧を低く抑えていた。しかしこの変
圧器において従来は鉄心積厚方向に孔を貫通させ
ていたので、所定の二次電圧を求めるのに鉄心形
状を一定としたとき、コイルの巻数を可変にする
か、鉄心積厚を可変にするか、その両方とも可変
にするか、又は鉄心の孔面積を可変にするかのど
れかが必要であり、そのため多くの工数を要して
いた。また孔部分の磁束密度が高いために騒音が
高いという欠点もあつた。その対策として孔部分
に樹脂を注入して鉄心を固定させ騒音を防止して
いた。しかし樹脂注入の作業が小さい断面積で深
い孔の所へ行なうため非常に困難であつた。しか
もこれが十分注入されていないと、新たな騒音発
生という問題を生じていた。
本考案はこれらの問題を解決するために、磁脚
に開ける孔の面積を従来より大きくして樹脂注入
を容易にし、且つその孔面積の大きいことに伴つ
て生ずる孔周辺の磁束通路が狭くて長いこと従つ
て磁気抵抗が過大になることを補うために磁脚に
孔の無い鉄心を新たに設けてこれを上記孔有り鉄
心に積重ねるようにするものであり、それにより
所望の磁気特性が得られる。
図面について説明するに、先ず従来の漏洩変圧
器鉄心を示す第1図及び第2図において、1はE
字形鉄心であり、その三脚開放端にI字形鉄心2
が接着される。鉄心1の中央磁脚1aに横に長い
角孔3が開けられ、その左右端周辺に狭い磁路が
形成される。磁脚1aを取巻くようにして下に一
次コイル5が、その上方に二次コイル6が夫々巻
装され、孔3の位置は丁度二次コイル6の中心付
近に選定される。鉄心1は第1図示のE字形薄鋼
板を第2図の左下隅に示すように多数積層して構
成され、鉄心2も同様である。
本考案の1実施例は第3図、第4図及び第6図
に示される。この鉄心は孔の有る鉄心部分7と孔
の無い鉄心部分9とを積重ねて構成される。な
お、これら各鉄心部分7,9のE字形開放端面に
は前記したI字形鉄心2と同形の鉄心部分2が接
着される。鉄心部分7の中央磁脚7aに角形孔8
が開けられ、この孔8は前記従来の孔3に比べて
横幅が長く且つ縦の長さも長い。従つて面積も著
しく大きいことになる。この孔8の横幅が長いこ
との故にその左右に形成される磁束通路の幅が狭
いことになり、また孔8の縦の長さが長いことの
故に上記幅狭い磁束通路の長さも長くなる。従つ
て中央磁脚7aの縦方向の磁気抵抗は前記従来の
中央磁脚1aに比べて、孔8の左右端部分におけ
る磁路の長さが長く且つ断面積が小さいことの故
に著しく大きいことになる。孔の無い鉄心部分9
は中央磁脚9aに孔が無い点を除けば鉄心部分7
と同形であり、そのE字形開放端にI字形鉄心部
分2が接着される。
鉄心部分7と9は第6図に示すように、2個の
孔有り鉄心部分7の間に1個の孔無し鉄心部分9
を挿置して互に積重ねられる。各鉄心部分7,
9,7は何れも薄鋼板を任意所望の数だけ積層し
て構成される。これら各鉄心部分の上に接着され
る各I字形鉄心部分2も同様に積層して構成され
る。これら積重ねられた全体の鉄心の中央磁脚の
周りに一次コイル5及び二次コイル6が第2図示
と同様にして巻装される。
孔有り中央磁脚7aの磁気抵抗は従来の第1図
示中央磁脚1aの磁気抵抗より顕著に大きいに対
し、孔無し中央磁脚9aの磁気抵抗は中央磁脚1
aの磁気抵抗より顕著に小さい。そこで第6図示
のように積重ねた全体の鉄心の中央磁脚の磁気抵
抗はその各個の磁気抵抗の中間値を取ることにな
る。従つて孔有り鉄心部分7と孔無し鉄心部分9
との各厚みの相対関係を適当に選定することによ
りこれらの総合鉄心の全体の厚さを一定に保ちな
がらその中央磁脚の磁気抵抗を第1図示中央磁脚
1aの磁気抵抗と等しくし、又は任意適当な値に
調整することが可能になる。従つてまた二次コイ
ル6の電圧を所定の値にすることが容易に可能と
なる。
それに加えて、孔8の面積が従来の孔3に比べ
て顕著に大きいことの故に、樹脂の注入が極めて
容易になり、作業性が向上する。更に又、孔8の
深さが孔無し鉄心部分9の存在の故にそれだけ浅
くなることの故に、樹脂の注入が一層容易とな
る。なお第6図示のように孔有り鉄心部分7を孔
無し鉄心部分9の両側に分割配置すれば孔8の深
さが更に半減するので、樹脂の注入がなお一層容
易となり、作業性は大幅に向上する。
変型として、孔8の形状は角形以外の適当な形
に変更してよい。例えば第5図において、E字形
鉄心部分7′の中央磁脚7′aに陸上トラツク形の
孔8′が開けられる。また第6図示のように孔有
り鉄心部分7を孔無し鉄心部分9の両側に設ける
代りに片側だけに設けてもよい。即ち第7図にお
いて、孔8″を有するE字形鉄心部分7″の右側に
孔無し鉄心部分9が積重ねられる。孔8″は第3
図示の孔8又は第5図示の孔8′等であつてよい。
この実施例でも孔有り鉄心部分7″と孔無し鉄心
部分9の厚さの相対的関係を変更するだけで両者
綜合の厚さを一定にしたままで中央磁脚の磁気抵
抗を所望の値に調整し、従つて二次コイル6の電
圧を所望の値に調整することができ、且つ樹脂の
注入が容易になり、作業性を向上させる効果が保
持される。
本考案によれば、漏洩変圧器の二次電圧を所定
の値にすることが容易に可能となり、しかも鉄心
の孔に樹脂を注入して鉄心を固定する作業が容易
となり、騒音防止作用が確実に達成される効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鉄心を示す正面図、第2図はそ
の側面図、第3図は本考案を構成する1要素、第
4図は他の要素の各正面図、第5図は第3図の変
型を示す正面図、第6図は本考案の1実施例を示
す側面図、第7図は本考案の他の実施例を示す側
面図である。 7,7′,7″…孔の有る鉄心部分、9…孔の無
い鉄心部分、7a,9a…中央磁脚、8,8′…
孔、5…一次巻線、6…二次巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁脚に孔の有る鉄心部分と孔の無い鉄心部分と
    を積重ねて構成される鉄心を有する漏洩変圧器。
JP5811784U 1984-04-19 1984-04-19 漏洩変圧器 Granted JPS60169826U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5811784U JPS60169826U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 漏洩変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5811784U JPS60169826U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 漏洩変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60169826U JPS60169826U (ja) 1985-11-11
JPH0219945Y2 true JPH0219945Y2 (ja) 1990-05-31

Family

ID=30583311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5811784U Granted JPS60169826U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 漏洩変圧器

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JP (1) JPS60169826U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6445810B2 (ja) * 2014-09-02 2018-12-26 田淵電機株式会社 インターリーブ用チョークコイル

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Publication number Publication date
JPS60169826U (ja) 1985-11-11

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