JPH0219737A - ライニング容器の補修法 - Google Patents
ライニング容器の補修法Info
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- JPH0219737A JPH0219737A JP63167809A JP16780988A JPH0219737A JP H0219737 A JPH0219737 A JP H0219737A JP 63167809 A JP63167809 A JP 63167809A JP 16780988 A JP16780988 A JP 16780988A JP H0219737 A JPH0219737 A JP H0219737A
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Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は原子力関連施設や一般化学プラント等に用いら
れるライニング容器に係り、漏洩検出機構を備えたライ
ニング容器の補修方法に関する。
れるライニング容器に係り、漏洩検出機構を備えたライ
ニング容器の補修方法に関する。
(従来の技術)
原子力関連施設や一般化学プラント等においてはステン
レス鋼等の金属ライニングを施したライニング容器が広
く用いられている。例えば、原子力発電所施設において
放射性廃棄物を貯留するライニング容器は、原子力発電
所内で発生する放射性廃棄物を貯留して放射能の減衰を
図る目的で使用されている。
レス鋼等の金属ライニングを施したライニング容器が広
く用いられている。例えば、原子力発電所施設において
放射性廃棄物を貯留するライニング容器は、原子力発電
所内で発生する放射性廃棄物を貯留して放射能の減衰を
図る目的で使用されている。
原子力関連施設において使用されるライニング容器は、
放射性物質を貯留するため、その安全性について厳しい
条件が課せられている。1つの条件は地震発生時や長時
間経過時にも、腐食、変形および破断事故等を起こさな
いことである。もう1つの条件は万一事故が発生した時
でも、即時に発見して対応できることである。すなわち
、漏洩検出機能の迅速さと確実さが要求される6第2図
は燃料プール、機器貯蔵ピットあるいは廃液貯蔵プール
等の原子力関連施設において使用される補修の必要がな
い健全なライニング容器を示している。
放射性物質を貯留するため、その安全性について厳しい
条件が課せられている。1つの条件は地震発生時や長時
間経過時にも、腐食、変形および破断事故等を起こさな
いことである。もう1つの条件は万一事故が発生した時
でも、即時に発見して対応できることである。すなわち
、漏洩検出機能の迅速さと確実さが要求される6第2図
は燃料プール、機器貯蔵ピットあるいは廃液貯蔵プール
等の原子力関連施設において使用される補修の必要がな
い健全なライニング容器を示している。
このライニング容器1は、コンクリート躯体2の密閉チ
ャンバにオーステナイト系ステンレス鋼板等の金属製ラ
イニング板3が内張すされている。
ャンバにオーステナイト系ステンレス鋼板等の金属製ラ
イニング板3が内張すされている。
このライニング板3はコンクリート躯体2に埋設された
複数本の埋込材4に溶接固定されている。
複数本の埋込材4に溶接固定されている。
コンクリート躯体2とライニング板3との間には微小な
隙間5が形成されている。この隙間5は複数の漏洩検出
ゾーンに分割され、それぞれのゾーンの下方でlll1
!洩検出管7(複数)が連絡されている。各漏洩検出管
7は、漏洩検出装置に接続されている。万一放射性物質
がライニング板の外側へ漏洩した場合には、漏洩物質が
上記の隙間5から漏洩検出管7を通って漏洩検出装置が
作動し警報を発するようになっている。
隙間5が形成されている。この隙間5は複数の漏洩検出
ゾーンに分割され、それぞれのゾーンの下方でlll1
!洩検出管7(複数)が連絡されている。各漏洩検出管
7は、漏洩検出装置に接続されている。万一放射性物質
がライニング板の外側へ漏洩した場合には、漏洩物質が
上記の隙間5から漏洩検出管7を通って漏洩検出装置が
作動し警報を発するようになっている。
しかし、ライニング板が破損し漏洩が生じた場合、又は
、破損したがまだ漏洩が生じない場合の補修方法には、
各種の方法が考えられている。それぞれの方法には、一
長一短があり、決定的最善の方法が無かった。例えば、
貯留廃液の性質に対して、ライニング板の材質選定を誤
った場合、又は、何らかの事故で、予定外の廃液を貯留
した場合に、ライニング板を破損させる事故が予想され
る。この様な事故の場合、ライニング板の全面に渡って
、孔食、全面腐蝕、及び、応力腐蝕割れ、等の腐蝕性事
故が想定されるので、ライニング板を全面的に取替え補
修する必要が生ずる。
、破損したがまだ漏洩が生じない場合の補修方法には、
各種の方法が考えられている。それぞれの方法には、一
長一短があり、決定的最善の方法が無かった。例えば、
貯留廃液の性質に対して、ライニング板の材質選定を誤
った場合、又は、何らかの事故で、予定外の廃液を貯留
した場合に、ライニング板を破損させる事故が予想され
る。この様な事故の場合、ライニング板の全面に渡って
、孔食、全面腐蝕、及び、応力腐蝕割れ、等の腐蝕性事
故が想定されるので、ライニング板を全面的に取替え補
修する必要が生ずる。
(発明が解決しようとする課題)
ライニング板を全面的に取替え補修する場合、埋込材4
を残して、全てのライニング板を削除し、新たなるライ
ニング板3を内張するには、放射線環境下で、草大な労
力を費やすことになる。
を残して、全てのライニング板を削除し、新たなるライ
ニング板3を内張するには、放射線環境下で、草大な労
力を費やすことになる。
本発明は、前記事情を鑑みなされたもので、ライニング
板を全面的又は、部分的に補修する工事が簡便にでき、
かつ、健全な漏洩検出機構を損なうことない、ライニン
グ容器の補修方法を提供することを目的とする。
板を全面的又は、部分的に補修する工事が簡便にでき、
かつ、健全な漏洩検出機構を損なうことない、ライニン
グ容器の補修方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明に係るライニング容器の補修法は欠陥の生じたラ
イニング板の上に新たなる別材質の補修ライニング板で
完全に覆い欠陥を生じたライニング板を裏当金として溶
接するものである。この時事前に欠陥生じたライニング
板に数個の漏洩検出機構へ通じる穴を設け、欠陥を生じ
たライニング板裏面を含む、漏洩検出機構を再利用する
ものである。
イニング板の上に新たなる別材質の補修ライニング板で
完全に覆い欠陥を生じたライニング板を裏当金として溶
接するものである。この時事前に欠陥生じたライニング
板に数個の漏洩検出機構へ通じる穴を設け、欠陥を生じ
たライニング板裏面を含む、漏洩検出機構を再利用する
ものである。
(作用)
ライニング容器の全内面を新たなる補修ライニング板で
覆うことができる。
覆うことができる。
ライニング板に漏洩検出機構へ通じる穴を設けておくこ
としこより、万が一補修した部分からの漏洩があっても
、この穴を通り漏洩検出機構に通じるので、従来の漏洩
検出機能を損なうことなく補修が出来る。
としこより、万が一補修した部分からの漏洩があっても
、この穴を通り漏洩検出機構に通じるので、従来の漏洩
検出機能を損なうことなく補修が出来る。
(実施例)
本発明に係るライニング容器の補修法の実施例を第1図
により説明する。
により説明する。
(実施例の構成)
前記述のライニング容器1のライニング板3に欠陥13
を生じ補修を施した埋込材付近の部分詳細を第1図に示
す。
を生じ補修を施した埋込材付近の部分詳細を第1図に示
す。
材質の異なる補修ライニング板9は、欠陥の生じたライ
ニング板3の溶接部10に補修溶接11にて固定されて
いる。補修ライニング板9を内張すする前にライニング
板3には隙間5の溝5aに向かって通じる丸い穴12が
明けられている。ライニング板3はコンクリート躯体2
に埋設された埋込材4に溶接固定されている。溝5aは
、隙間5の一部を削り込んだ溝である。
ニング板3の溶接部10に補修溶接11にて固定されて
いる。補修ライニング板9を内張すする前にライニング
板3には隙間5の溝5aに向かって通じる丸い穴12が
明けられている。ライニング板3はコンクリート躯体2
に埋設された埋込材4に溶接固定されている。溝5aは
、隙間5の一部を削り込んだ溝である。
(実施例の作用)
上記実施例においては、万一補修ライニング板9に欠陥
が発生し、放射性物質の漏洩が起きても、漏洩水は、ラ
イニング板3と補修ライニング板9の間を通り、隙間5
へ通じる穴12へ流れ、結局は漏洩検出装置8が作動す
ることになる。
が発生し、放射性物質の漏洩が起きても、漏洩水は、ラ
イニング板3と補修ライニング板9の間を通り、隙間5
へ通じる穴12へ流れ、結局は漏洩検出装置8が作動す
ることになる。
(実施例の効果)
欠陥の生じたライニング板3を取除く必要ないので、補
修工事において、時間1人手の削減となる。さらにライ
ニング板3を放射性廃棄物とじて処分する必要がな(な
る。
修工事において、時間1人手の削減となる。さらにライ
ニング板3を放射性廃棄物とじて処分する必要がな(な
る。
また、従来の漏洩検出機能を損なうことが無くなる。
以上の実施例の他に1局部的な補修を行う場合も欠陥を
生しライニング板に穴を明けてから補修ライニング板を
溶接すれば同様の効果が得られる。
生しライニング板に穴を明けてから補修ライニング板を
溶接すれば同様の効果が得られる。
本発明により、ライニング板を全面削除し再内張すする
よりも補修工事が簡易的になり、工事期間の短縮となる
ので3システムへの影響あるいはプラント稼働率l\の
影響が少なくなる。また発電所に貯蔵する放射性廃棄物
の増大を防ぐことにもなる。
よりも補修工事が簡易的になり、工事期間の短縮となる
ので3システムへの影響あるいはプラント稼働率l\の
影響が少なくなる。また発電所に貯蔵する放射性廃棄物
の増大を防ぐことにもなる。
さらに、補修後のライニング槽においても、完全な漏洩
検出機能を保持しているので、放射性物質の漏洩が発生
しでも漏洩の早期発見が可能であり、放射性物質の拡散
を最小限に食い止めることが可能である。
検出機能を保持しているので、放射性物質の漏洩が発生
しでも漏洩の早期発見が可能であり、放射性物質の拡散
を最小限に食い止めることが可能である。
本発明においては、ライニングFi3に、穴12がある
ことによって、補修ライニング板9からの漏洩検出が、
補修以前と全く同様に、可能である。
ことによって、補修ライニング板9からの漏洩検出が、
補修以前と全く同様に、可能である。
更に、穴12があることによって、入感I3がライニン
グ板3を貫通していない場合、−枚の補修ライニング板
9の周囲をエンド1ノスに結ぶ、補修溶接11の最終端
において溶接金属の吹出し現象か防止できる。即ち、穴
12が無く、かつ、欠陥13がライニング板3を貫通し
ていない場合、−・枚の補修ライニング板9の周囲をエ
ンドレスに結ぶ、補修溶接11の最終端においては、ラ
イニング板3と補修ライニング板9との狭い空間の密閉
された空気が、溶接加熱によって膨張し、補修溶接11
の最終端において溶融金属の吹出し現象が生じ、溶接欠
陥を発生させる為である。
グ板3を貫通していない場合、−枚の補修ライニング板
9の周囲をエンド1ノスに結ぶ、補修溶接11の最終端
において溶接金属の吹出し現象か防止できる。即ち、穴
12が無く、かつ、欠陥13がライニング板3を貫通し
ていない場合、−・枚の補修ライニング板9の周囲をエ
ンドレスに結ぶ、補修溶接11の最終端においては、ラ
イニング板3と補修ライニング板9との狭い空間の密閉
された空気が、溶接加熱によって膨張し、補修溶接11
の最終端において溶融金属の吹出し現象が生じ、溶接欠
陥を発生させる為である。
この吹出し現象は、自動溶接においては、顕著である。
手動溶接で、熟練した溶接部が意識して入念に実施する
ことによって、防止できる。高級技能である。欠陥13
がライニング板3を貫通している場合は、欠陥13から
膨張空気が排出するので、穴12がある場合と、同様で
、かかる現象を考慮する必要がない。
ことによって、防止できる。高級技能である。欠陥13
がライニング板3を貫通している場合は、欠陥13から
膨張空気が排出するので、穴12がある場合と、同様で
、かかる現象を考慮する必要がない。
本発明によれば欠陥の生じたライニング板3を取除く必
要がないので補修工事において、時間。
要がないので補修工事において、時間。
人手の削減となる。さらにライニング板3を放射性廃棄
物として処分する必要がなくなる効果を奏する。
物として処分する必要がなくなる効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図はライニン
グ容器の全体構成図である。 1・・・ライニング容器 2・・コンクリート躯体 3・・・ライニング板 4・・埋込材 5・・・隙間 7・・・漏洩検出管 8・・・漏洩検出装置 9・・・補修ライニング 10・・溶接部 11・・・補修溶接 12・・・穴 第1図
グ容器の全体構成図である。 1・・・ライニング容器 2・・コンクリート躯体 3・・・ライニング板 4・・埋込材 5・・・隙間 7・・・漏洩検出管 8・・・漏洩検出装置 9・・・補修ライニング 10・・溶接部 11・・・補修溶接 12・・・穴 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、コンクリート躯体の内面に金属ライニング板を内張
し、金属ライニング板からの漏洩検出が可能なライニン
グ容器に於いて、欠陥を生じたライニング板に漏洩検出
溝に通ずる穴を設け、その穴を含めたライニング板を補
修用の金属ライニング板で覆った後、欠陥の生じたライ
ニング板と補修溶接することを特徴とする、ライニング
容器の補修法。 2、上記補修溶接を、欠陥を生じたライニング板の溶接
線と一致させることを特徴とする、請求項1記載のライ
ニング容器の補修法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167809A JPH0219737A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | ライニング容器の補修法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167809A JPH0219737A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | ライニング容器の補修法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0219737A true JPH0219737A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15856506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63167809A Pending JPH0219737A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | ライニング容器の補修法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0219737A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003155589A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Maeda Seikan Kk | 腐食性溶液用容器 |
JP2014066611A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法 |
JP2014066612A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵プールにおける燃料の配置方法 |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP63167809A patent/JPH0219737A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003155589A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Maeda Seikan Kk | 腐食性溶液用容器 |
JP2014066611A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法 |
JP2014066612A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 核燃料貯蔵プールにおける燃料の配置方法 |
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