JP2014066611A - 核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法 - Google Patents

核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法において、核燃料貯蔵プールにおける漏水位置を容易に特定して補修可能とする。
【解決手段】貯水槽21の内面とライニング22との間にエアを供給する工程と、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する工程と、ライニング22の損傷部を補修する工程とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の核燃料の集合体である燃料集合体を一時的に貯蔵する核燃料貯蔵プールの漏水検出方法、並びに、漏水が検出された核燃料貯蔵プールの補修方法に関するものである。
原子力発電プラントに使用される原子炉として、加圧水型原子炉や沸騰水型原子炉などがある。このような原子炉では、内部に多数の燃料集合体(核燃料)を配置すると共に、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、核燃料が核分裂することで発生した熱により軽水を加熱し、この加熱された軽水(蒸気)により発電を行っている。
このような原子炉では、新たに使用する未使用の燃料集合体(燃料棒)や既に使用された使用済の燃料集合体(燃料棒)を一時的に貯蔵する燃料プールが原子炉建屋に設けられている。この燃料プールは、内部に核燃料貯蔵ラックが設置されており、多数の未使用の燃料集合体や使用済の燃料集合体を立てた状態で支持されている。このような核燃料貯蔵ラックは、一般的に、複数の隔壁を格子状に組み合わせることで複数のセルを形成し、この各セル内に燃料集合体を挿入して支持している。そして、燃料プールは、内部で使用済燃料集合体の崩壊熱を除去すると共に、放射線を遮へいするために水が満たされている。
このような燃料プールは、コンクリートにより形成された貯水槽の内面にステンレス鋼板により形成されたライニングが敷設されて構成されている。ところが、このステンレス鋼板製のライニングは、多数の溶接部が存在することから、長期の使用によりこの溶接部に割れが発生するおそれがある。そして、ライニングに割れが発生したときには、漏水を防止するために、その割れを補修する必要がある。燃料プールの補修方法としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1に記載された流体収容装置の内面の補修方法は、補修すべき箇所に薄板を接着剤により接着するものである。また、特許文献2に記載されたピットの補修方法は、既設のライニング材をライニングパネルにより覆うように取付けるものである。
特公平07−040075号公報 特開2004−154838号公報
上述した燃料プールは、上述したように、コンクリート製の貯水槽の内面にステンレス鋼板製のライニングが敷設されて構成されており、このステンレス鋼板製のライニングに割れが発生しやすい。ところが、燃料プールは、内部に冷却水が貯留されていることから、損傷箇所を特定することが困難である。上述したピットの補修方法では、既設のライニング材をライニングパネルにより覆うように取付けることから、ライニング材を部分的に補修する必要がなくなるものである。しかし、この場合、大きなライニングパネルが必要となり、また、溶接範囲も広くなることから、施工コストが増加してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、核燃料貯蔵プールにおける漏水位置を容易に特定して補修可能とする核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法は、コンクリート製の貯水槽の内面に防水用ライニングが敷設されて構成され、内部に貯留される冷却水に核燃料を浸漬して貯蔵可能な核燃料貯蔵プールにおいて、前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間にガスを供給する工程と、前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、貯水槽の内面と防水用ライニングとの間にガスを供給し、防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定する。即ち、貯水槽と防水用ライニングとの間にガスを供給するだけで、そのガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定することができ、検査装置などを用いることなく、核燃料貯蔵プールにおける漏水位置を容易に特定することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、前記冷却水に発生するガス泡の発生位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定することを特徴としている。
従って、防水用ライニングに損傷部があれば、冷却水に発生するガス泡の発生位置からこの損傷部を特定することができ、漏水検出作業の作業性を向上することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間に格子状をなす複数の溝部が設けられ、前記溝部に冷却水検出器が接続され、前記冷却水検出器が冷却水を検出すると、前記溝部にガスを供給することを特徴としている。
従って、貯水槽と防水用ライニングとの間に設けられた溝部への冷却水の流出が検出されたら、溝部にガスを供給し、そのガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定することができ、常時貯水槽と防水用ライニングとの間にガスを供給する必要はなく、漏水検出作業の作業性を向上することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部の領域が特定されたら、非破壊検査により損傷箇所を特定することを特徴としている。
従って、防水用ライニングからのガス漏れの位置により損傷部の領域を特定し、その領域で非破壊検査を行うことで、防水用ライニングの損傷箇所を短時間で高精度に特定することができる。
また、本発明の核燃料貯蔵プールの補修方法は、コンクリート製の貯水槽の内面に防水用ライニングが敷設されて構成され、内部に貯留される冷却水に核燃料を浸漬して貯蔵可能な核燃料貯蔵プールにおいて、前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間にガスを供給する工程と、前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定する工程と、前記防水用ライニングの損傷部を補修する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、貯水槽の内面と防水用ライニングとの間にガスを供給し、防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定し、この損傷部を補修する。即ち、貯水槽と防水用ライニングとの間にガスを供給するだけで、そのガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定することができ、検査装置などを用いることなく、核燃料貯蔵プールにおける漏水位置を容易に特定し、補修することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの漏水補修方法では、前記防水用ライニングの損傷部に補修材を接着して補修することを特徴としている。
従って、防水用ライニングの損傷部に対して補修材を接着して補修することで、損傷部を短時間で容易に補修することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの補修方法では、前記防水用ライニングにおける補修済の損傷部と前記核燃料との間に遮へい部材を設けることを特徴としている。
従って、防水用ライニングにおける補修済の損傷部と核燃料との間に遮へい部材を設けることで、核燃料の放射線が補修済の損傷部に直接照射されることがなく、補修済の損傷部の耐久性を向上することができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの補修方法では、前記防水用ライニングの損傷部に補修板を溶接により固定して補修することを特徴としている。
従って、防水用ライニングの損傷部に補修板を溶接により固定して補修することで、貯水槽に貯留されている冷却水により、溶接電極を冷却するための冷却装置が不要となり、溶接装置の小型化及び低コスト化を可能とすることができる。
本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法によれば、貯水槽の内面と防水用ライニングとの間にガスを供給し、防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から防水用ライニングの損傷部を特定し、この損傷部を補修するので、核燃料貯蔵プールにおける漏水位置を容易に特定し、補修することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る核燃料貯蔵プールの漏水検出方法を表す概略図である。 図2は、核燃料貯蔵プールの構造を表す断面図である。 図3−1は、核燃料貯蔵プールの補修方法を表す概略図である。 図3−2は、別の核燃料貯蔵プールの補修方法を表す概略図である。 図4は、核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び補修方法を表すフローチャートである。 図5は、原子炉格納容器を表す概略図である。 図6は、核燃料貯蔵プールを表す概略図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の一実施例に係る核燃料貯蔵プールの漏水検出方法を表す概略図、図2は、核燃料貯蔵プールの構造を表す断面図、図3−1は、核燃料貯蔵プールの補修方法を表す概略図、図3−2は、別の核燃料貯蔵プールの補修方法を表す概略図、図4は、核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び補修方法を表すフローチャート、図5は、原子炉格納容器を表す概略図、図6は、核燃料貯蔵プールを表す概略図である。
核燃料貯蔵ラックは、原子力発電プラントの原子炉建屋に設けられる燃料プール(核燃料貯蔵プール)に設置されるものである。そして、原子力発電プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)や沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)の原子炉が設けられている。加圧水型原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、一次系全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電するものである。一方、沸騰水型原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、この軽水を炉心で沸騰させて蒸気を発生させ、この蒸気を直接タービン発電機に送って発電するものである。
本実施例では、加圧水型原子炉を有する原子力発電プラントにおいて、原子炉建屋に設けられる燃料プールに核燃料貯蔵ラックが設置され、この核燃料貯蔵ラックに使用前または使用済の燃料集合体(燃料棒)が支持されたものについて説明する。なお、原子力発電プラントに限らず、核燃料再処理施設などに設けられた燃料プールに適用することもできる。
加圧水型原子炉を有する原子力発電プラントにおいて、図5に示すように、原子炉格納容器11は、内部に加圧水型原子炉12、蒸気発生器13、加圧器14などが収容されており、加圧水型原子炉12と蒸気発生器13は冷却水配管を介して連結され、一方の冷却水配管に加圧器14が設けられ、他方の冷却水配管に冷却水ポンプが設けられている。従って、加圧水型原子炉12にて、燃料として低濃縮ウランまたはMOXにより一次冷却水として軽水が加熱され、高温の一次冷却水が加圧器14により所定の高圧に維持された状態で冷却水配管を通して蒸気発生器13に送られる。この蒸気発生器13では、高圧高温の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換が行われ、冷やされた一次冷却水は冷却水配管を通して加圧水型原子炉12に戻される。
原子炉格納容器11は、隣接して燃料取扱建屋(原子炉建屋)15が設置され、この燃料取扱建屋15内に燃料プール16が設けられており、この燃料プール16の内部に核燃料貯蔵ラック17が設置されている。この核燃料貯蔵ラック17は、加圧水型原子炉12で使用された使用済の燃料(燃料集合体)やこれから使用する使用前の燃料(燃料集合体)を一時的に貯蔵するものであり、この核燃料貯蔵ラック17に貯蔵された燃料は、燃料プール16に充填されて循環する冷却水に浸漬されて冷却可能となっている。
燃料プール16は、図1及び図6に示すように、コンクリートにより形成された所定深さを有する貯水槽21の内面にステンレス鋼板製のライニング22が敷設されており、コンクリートの貯水槽21により遮へい処理がなされ、ステンレス鋼板製のライニング22により止水処理がなされ、その内側に冷却水が貯留されて構成されている。核燃料貯蔵ラック17は、この燃料プール16の床面に載置され、冷却水に浸漬可能となっている。この場合、核燃料貯蔵ラック17は、複数が燃料プール16の壁面から所定距離をあけて載置されると共に、互いに所定隙間をあけて載置されている。
核燃料貯蔵ラック17は、底付の四角筒形状をなし、上方が開口しており、内部に複数の四角管が均等間隔で配置され、溶接により固定されることで、燃料を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な複数のセルが形成されている。このセルは、隣接するもの同士が連通するように図示しない連通孔が形成されており、各セル間で冷却水の流通が可能となっている。なお、核燃料貯蔵ラック17は、この構成に限定されるものではなく、枠体の内部に格子状をなす支持壁を設けたものであってもよく、また、自立式に限らず、燃料プール16の壁面に支持するようにしたものでもよい。
このように構成された燃料プール16は、長期間の使用により、ステンレス鋼板製のライニング22に割れが発生することがあり、この割れが発生したときには、冷却水の漏洩が発生するだけでなく、放射線が漏洩するおそれがあることから、割れなどの損傷部を検出して補修する必要がある。
燃料プール16は、図1及び図2に示すように、貯水槽21の内面とライニング22との間、つまり、貯水槽21の内面に格子状をなす複数の溝部31が設けられている。この溝部31は、例えば、ライニング22同士を溶接により連結する連結部(溶接部)22aの両側に設けられるものであり、所定間隔で複数設けられている。そして、貯水槽21は、内面に設けられた複数の金具21aを介してライニング22が敷設されており、貯水槽21の内面とライニング22との間に空間部Sが設けられている。この場合、この格子状の溝部31は、燃料プール16における貯水槽21の底面や各壁面に形成されており、各溝部31は、全てが連通するように形成されている。なお、溝部31を貯水槽21の底面だけで連通させたり、壁面だけで連通させたり、所定の領域だけ連通するように形成してもよい。
各溝部31は、1つの連結配管32の一端部が連結され、この連結配管32は、他端部が分岐して第1分岐配管33が接続され、この第1分岐配管33は、開閉弁34と冷却水検出器35が接続されている。従って、燃料プール16の長期間の使用により、ライニング22やその連結部22aに割れが発生すると、この割れから冷却水が漏れ、貯水槽21とライニング22との間、つまり、各溝部31に流出する。すると、各溝部31に流出した冷却水は、連結配管32から第1分岐配管33を通して冷却水検出器35に流れることとなり、冷却水検出器35が冷却水を検出することで、ライニング22からの漏水、つまり、ライニング22の損傷を検出することができる。なお、各溝部31に流出した冷却水が連結配管32から第1分岐配管33を通して冷却水検出器35に流れるように、溝部31と連結配管32と第1分岐配管33の勾配を設定しておく。また、通常は、開閉弁34を開放状態としておく。
このように燃料プール16におけるライニング22の損傷が検出されたとき、本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法は、貯水槽21の内面とライニング22との間にエア(ガス)を供給する工程と、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する工程とを有している。そして、本実施例の核燃料貯蔵プールの補修方法は、上記2つの工程に加えて、ライニング22の損傷部を補修する工程を有している。
即ち、連結配管32は、他端部が分岐して第2分岐配管36が接続され、この第2分岐配管36は、開閉弁37と供給ポンプ38とエアタンク39が接続されている。この場合、供給ポンプ38とエアタンク39に代えて、圧縮エアタンクとしてもよい。即ち、第2分岐配管36にエアを供給することができる構成であればよい。なお、エアに代えて不活性ガスとしてもよい。
従って、冷却水検出器35が冷却水を検出することで、ライニング22からの漏水、ライニング22の損傷を検出したら、開閉弁34を閉止する一方、開閉弁37を開放して供給ポンプ38を作動し、エアタンク39内のエアを第2分岐配管36から連結配管32を通して溝部31、つまり、貯水槽21とライニング22との空間部Sに供給する。すると、ライニング22における損傷部からエア泡が発生することから、冷却水に発生するエア泡の発生位置からライニング22の損傷部を特定する。そして、ライニング22におけるエア泡の発生位置からライニング22の損傷部の領域が特定されたら、非破壊検査により損傷箇所を特定する。
このライニング22における損傷部を補修する補修方法としては、例えば、損傷部に対して補修材を接着して補修する方法や損傷部に対して補修板を溶接により固定して補修する方法などがある。
ライニング22における損傷部に対して補修材を接着して補修する方法において、図3−1に示すように、ライニング22に損傷部Dが検出されると、この損傷部Dの表面にエポキシ樹脂製の接着剤を塗布することで、ライニング22(損傷部D)の表面にエポキシ系の補修層41を形成する。そして、このライニング22における補修済の損傷部D、つまり、補修層41と核燃料貯蔵ラック17との間に遮へい板(遮へい部材)42を配置し、吊具43により支持する。従って、ライニング22の損傷部Dがエポキシ系の補修層41により補修されて止水されると共に、この補修層41が遮へい板42により核燃料貯蔵ラック17の燃料から照射される放射線から保護される。なお、燃料プール16ライニング22の壁部に損傷部Dがあった場合について説明したが、底部にあった場合でも同様に補修することができ、この場合、損傷部Dの上に遮へい板を載置して補修することとしてもよい。
また、ライニング22における損傷部に補修板を溶接により固定して補修する方法において、図3−2に示すように、ライニング22に損傷部Dが検出されると、この損傷部Dの表面に補修板51がシーム溶接装置52により固定される。この補修板51は、耐腐食性に優れた、例えば、ステンレス鋼板である。また、シーム溶接装置52は、装置本体53から下方に延出されるブラケット54によりローラ電極(溶接電極)55が支持軸56により回転自在に支持されて構成されている。そして、装置本体53を図示しない移動装置により移動することで、ローラ電極55を補修板51の端部に沿って転動し、このとき、ローラ電極55を補修板51に加圧しながら電流を流すことで、補修板51を溶融して溶着部Wを形成し、ライニング22に固定する。従って、ライニング22の損傷部Dが補修板51により補修されて止水されると共に、核燃料貯蔵ラック17の燃料から照射される放射線から保護される。なお、シーム溶接に限らず、スポット溶接であってもよい。
ここで、本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法について、図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図1に示すように、燃料プール16にて、複数連通する溝部31は、連結配管32及び第1分岐配管33を介して冷却水検出器35が接続されており、通常、開閉弁34が開放されている。図1及び図4に示すように、ステップS11にて、冷却水検出器35がライニング22からの漏水を検出しており、ライニング22からの漏水がなければ、この状態が維持される。一方、冷却水検出器35がライニング22からの漏水を検出すると、ステップS12にて、開閉弁34を閉止する一方、開閉弁37を開放し、供給ポンプ38を作動してエアを第2分岐配管36から連結配管32を通して溝部31、つまり、貯水槽21とライニング22との空間部Sに供給する。ステップS13にて、この空間部Sにエアが供給されると、ライニング22における損傷部から冷却水中にエア泡が発生することから、このエア泡の発生位置に基づいてライニング22の損傷部の領域を特定する。
ライニング22における損傷部の領域が特定されたら、この損傷部を補修するために、ステップS14にて、燃料プール16の核燃料貯蔵ラック17に支持されている燃料(燃料集合体)のうち、損傷部の領域近傍に位置する燃料を別の核燃料貯蔵ラック17に移動すると共に、ステップS15にて、損傷部の領域近傍に位置する核燃料貯蔵ラック17を別の位置や別の燃料プール16に移動する。
そして、ステップS16にて、漏水が検出されたライニング22における損傷部の所定領域に対して非破壊検査により損傷箇所を特定する。この非破壊検査としては、目視試験(VT:Visual Testing)や渦電流探傷試験(ET:Eddy Current Testing)などの手法を用いるのが好ましい。そして、非破壊検査によりライニング22における損傷箇所が特定されたら、ステップS17にて、前述したように、損傷部に対して補修材を接着して補修したり、損傷部に対して補修板を溶接により固定して補修したりする。
損傷部の補修が完了したら、ステップS18にて、移動した核燃料貯蔵ラック17を元の位置や元の燃料プール16に戻し、ステップS19にて、移動した燃料(燃料集合体)を元の核燃料貯蔵ラック17に戻す。
このように本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法にあっては、貯水槽21の内面とライニング22との間にエアを供給する工程と、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する工程とを設けている。
従って、貯水槽21の内面とライニング22との空間部Sにエアを供給し、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する。即ち、貯水槽21とライニング22との空間部Sにエアを供給するだけで、そのエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定することができ、別途、検査装置などを用いることなく、燃料プール16における漏水位置を容易に特定することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、冷却水に発生するエア泡の発生位置からライニング22の損傷部を特定している。従って、ライニング22に損傷部があれば、冷却水に発生するエア泡の発生位置からこの損傷部を特定することができ、漏水検出作業の作業性を向上することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、貯水槽21の内面とライニング22との空間部Sに格子状をなす複数の溝部31を設け、この溝部31に連結配管32を介して冷却水検出器35を接続し、冷却水検出器35が冷却水を検出すると、溝部31にエアを供給するようにしている。従って、貯水槽21とライニング22との間に設けられた溝部31への冷却水の流出が検出されたら、溝部31にエアを供給し、そのエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定することができ、常時、貯水槽21とライニング22との間にエアを供給する必要はなく、漏水検出作業の作業性を向上することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法では、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部の領域が特定されたら、非破壊検査により損傷箇所を特定するようにしている。従って、損傷部の領域に対して非破壊検査を行うことで、ライニング22の損傷箇所を短時間で高精度に特定することができる。
また、本実施例の核燃料貯蔵プールの補修方法にあっては、貯水槽21の内面とライニング22との間にエアを供給する工程と、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する工程と、ライニング22の損傷部を補修する工程とを設けている。
従って、貯水槽21の内面とライニング22との空間部Sにエアを供給し、ライニング22におけるエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定する。即ち、貯水槽21とライニング22との空間部Sにエアを供給するだけで、そのエアの漏洩位置からライニング22の損傷部を特定することができ、別途、検査装置などを用いることなく、燃料プール16における漏水位置を容易に特定し、補修することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの補修方法では、ライニング22の損傷部Dに補修材を接着して補修している。従って、損傷部Dを短時間で容易に補修することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの補修方法では、ライニング22における補修済の損傷部Dと核燃料貯蔵ラック17との間に遮へい板42を設けている。従って、特に、ライニング22の損傷部Dをエポキシ系の補修層41により補修した場合に、補修層41(損傷部D)と核燃料貯蔵ラック17との間に遮へい板42を設けることで、核燃料貯蔵ラック17に支持された燃料の放射線が補修層41(損傷部D)に直接照射されることがなく、補修層41の耐久性を向上することができる。
本実施例の核燃料貯蔵プールの補修方法では、ライニング22の損傷部Dに補修板51をシーム溶接により固定して補修している。従って、燃料プール16に貯留されている冷却水によりローラ電極55が冷却されることから、このローラ電極55を冷却するための冷却装置が不要となり、溶接装置の小型化及び低コスト化を可能とすることができる。
なお、本発明の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法及び核燃料貯蔵プールの補修方法は、上述した実施例で説明した燃料プール16や核燃料貯蔵ラック17の構成に限定されるものではなく、核燃料を冷却水に浸漬した状態で冷却、貯蔵することができれば、どのような構成であってもよい。
11 原子炉格納容器
12 加圧水型原子炉
13 蒸気発生器
16 燃料プール(核燃料貯蔵プール)
17 核燃料貯蔵ラック
21 貯水槽
22 ライニング
31 溝部
32 連結配管
33,36 分岐配管
34,37 開閉弁
35 冷却水検出器
38 供給ポンプ
39 エアタンク
41 補修層
42 遮へい板(遮へい部材)
51 補修板

Claims (8)

  1. コンクリート製の貯水槽の内面に防水用ライニングが敷設されて構成され、内部に貯留される冷却水に核燃料を浸漬して貯蔵可能な核燃料貯蔵プールにおいて、
    前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間にガスを供給する工程と、
    前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定する工程と、
    を有することを特徴とする核燃料貯蔵プールの漏水検出方法。
  2. 前記冷却水に発生するガス泡の発生位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定することを特徴とする請求項1に記載の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法。
  3. 前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間に格子状をなす複数の溝部が設けられ、前記溝部に冷却水検出器が接続され、前記冷却水検出器が冷却水を検出すると、前記溝部にガスを供給することを特徴とする請求項1または2に記載の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法。
  4. 前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部の領域が特定されたら、非破壊検査により損傷箇所を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の核燃料貯蔵プールの漏水検出方法。
  5. コンクリート製の貯水槽の内面に防水用ライニングが敷設されて構成され、内部に貯留される冷却水に核燃料を浸漬して貯蔵可能な核燃料貯蔵プールにおいて、
    前記貯水槽の内面と前記防水用ライニングとの間にガスを供給する工程と、
    前記防水用ライニングにおけるガスの漏洩位置から前記防水用ライニングの損傷部を特定する工程と、
    前記防水用ライニングの損傷部を補修する工程と、
    を有することを特徴とする核燃料貯蔵プールの補修方法。
  6. 前記防水用ライニングの損傷部に補修材を接着して補修することを特徴とする請求項5に記載の核燃料貯蔵プールの補修方法。
  7. 前記防水用ライニングにおける補修済の損傷部と前記核燃料との間に遮へい部材を設けることを特徴とする請求項6に記載の核燃料貯蔵プールの補修方法。
  8. 前記防水用ライニングの損傷部に補修板を溶接により固定して補修することを特徴とする請求項5に記載の核燃料貯蔵プールの補修方法。
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