JPH0219701Y2 - - Google Patents

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JPH0219701Y2
JPH0219701Y2 JP1983008940U JP894083U JPH0219701Y2 JP H0219701 Y2 JPH0219701 Y2 JP H0219701Y2 JP 1983008940 U JP1983008940 U JP 1983008940U JP 894083 U JP894083 U JP 894083U JP H0219701 Y2 JPH0219701 Y2 JP H0219701Y2
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JP
Japan
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spring
flat
hanging rod
diameter
scale
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JP1983008940U
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English (en)
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JPS59115321U (ja
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Publication date
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Priority to JP894083U priority Critical patent/JPS59115321U/ja
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Publication of JPH0219701Y2 publication Critical patent/JPH0219701Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はばね秤の零点調整部のばね吊棒の改
良に関するものである。
在来のばね吊棒は、第1図に示すように、ばね
吊棒1が下端にばね係合用金具2を回転しないよ
うに結合され、上端にドライバー係合用割溝3を
形成され、上端部から下方へ必要な長さの雄ねじ
部4を形成され、その雄ねじ部4に秤の零点調節
用ナツト5が螺合しており、ナツト5の抜け止め
としてE型スナツプリング6が装着されていた。
図中7は機枠側固定支持部、8は荷重印加レバ
ー、9は計量ばねである。このばね吊棒1はナツ
ト5を介して支持部7に支持され、金具2を介し
て計量ばね9を支持している。割溝3は秤の組立
てのときにばね9の有効巻数を変える操作のため
に使用される。その操作は割溝3にマイナスドラ
イバーを差し込み吊棒1を金具2と共に回転させ
ることにより金具2のばね9に対する係合位置を
変えるのである。ナツト5は秤の使用時の零点調
節のために使用され、そのときナツト5が雄ねじ
部4から不用意に抜けることをスナツプリング6
が防止している。このような構成のばね吊棒を有
する従来の秤の1例として実開昭57−14832号公
報に示されているものが挙げられる。上述した従
来のばね吊棒1は、その製作上、割溝3の加工及
びスナツプリング6用の環状溝の加工にかなりの
工数を要する問題があり、さらに割溝3が中央部
から片寄つて形成されているようなときにはばね
の有効巻数調整の際に割溝部が破損してしまう問
題やスナツプリング6用の環状溝の寸法が所定公
差内にないときはスナツプリング6が取り付けら
れないあるいは容易に外れる問題などがあつた。
この考案は上記の問題が除かれた秤のばね吊棒
を提供することを目的とするものであり、その主
な特徴は、長手方向の一方にばね係合用の金具を
有し、他方に零点調節用ナツトの螺合したねじ部
を有する秤のばね吊棒において、上記ねじ部を有
する側の端部がねじ部の一直径線方向にその直径
よりも小さい寸法でありかつ前記直径線方向に直
角な方向にはその直径よりも大きい寸法である偏
平部に形成され、その偏平部には端面に開口し偏
平部外形に対応した偏平な孔が形成されているこ
とにある。
上記の偏平部の偏平な孔は、マイナスドライバ
ー又は専用工具の先を挿入して吊棒を回転させる
ために使用される。またねじ部を有する側の端部
の偏平部は、そのねじ部の一直径線方向にはねじ
の直径よりも小さい寸法となつているが前記直径
線に直角な方向にはねじの直径よりも大きい寸法
となつているから、零点調節用ナツトの抜け止め
作用をする。そして上記偏平な孔及び偏平部は、
吊棒のねじ部を有する側の端面中央に軸方向に沿
つて所定深さの孔を穿設しておいて、その端部を
外側から一直径線方向に加圧して穿設した孔が偏
平となるように塑性変形させることにより、きわ
めて簡単に加工できるものである。従つて、従来
の秤のばね吊り棒と比べると、かなりの精度を必
要とする割溝加工とスナツプリング溝の加工と
を、あまり精度を必要としない比較的容易な穿孔
加工に置き代えてしかもスナツプリングを使用し
ない構成となり、組付けにおいてもスナツプリン
グの組付け作業に代わりスナツプリングの組付け
よりも容易な加圧による塑性変形作業となる。こ
れらのことから、ばね吊り棒の加工工数が低減さ
れる。
以下この考案の1実施例を図を用いて説明す
る。第2図において、11がばね吊棒であり、第
1図と同等部分は同一図面符号で示してある。
ばね吊棒11は、ねじ部4の外径が5mm程度の
ものであり、予め図における上端部からねじ部に
同軸的に孔12を穿設したものを用いてある。孔
12の内径は2.5〜3mmであり、深さは3〜4mm
程度である。この吊棒11の上端部は零点調節用
ナツト5を組付けた後、工具で挾んで圧潰して孔
12が偏平となるようにして組付けを終了する。
その工具としては第4図に示すようなニツパー1
3が適当である。このニツパー13によれば、図
示のようにばね吊棒11の端部外周を挾んで押圧
すると所定の寸法まで押圧されるがそれ以上は押
圧されない。従つて第3図に示すように孔12が
一定した偏平な孔12aとなる。また、偏平な孔
12aの外側に雄ねじ部は一部で圧潰され、押圧
方向に直角な方向には少し外径が増大して偏平部
4aとなつている。
このように組付けられたばね吊棒11は、計量
ばね9の有効巻数の調整操作を偏平な孔12aに
マイナスドライバーの先を差込んで回転させて行
うことができ、零点調節もナツト5を回転させて
従来通り行うことができる。
従つてこのばね吊棒11は、本来の機能を確実
に維持できるものであり、その製作においては従
来よりも簡単で高精度を要しない穿孔と押圧によ
る塑性変形でよくかつスナツプリングを省略で
き、さらに工数低減も大幅であり、コストダウン
効果が大きい。
上記実施例において、孔12aにマイナスドラ
イバーを差込んでばね吊棒11を回転させるよう
にしたが、圧潰程度を一様にすれば偏平な孔12
aは略一定した形状となるので、その偏平な孔1
2aに合致する形状の工具を使用するようにして
もよい。これによると回転操作時に遊隙が少なく
て操作し易い。
以上のようにこの考案によれば、秤のばね吊棒
のねじ部を有する側の端部を前述のような偏平な
孔を有する偏平部に形成したことにより、従来の
ものと比べて、ばね吊棒の機械加工が容易になる
こと、偏平部の偏平な孔がドライバー等の工具係
合部として強度が大きく破損し難くなること、秤
の組立て時のばね吊棒の組付けにおいてスナツプ
リングを必要とせずその組付けの必要もなく塑性
変形により偏平とするだけで工数が低減されるこ
と、前記機械加工の容易なこと及び組立てが容易
であることからコスト低減効果が大きいこと等の
効果を有する秤のばね吊棒を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の秤のばね吊棒とその関連部分の
縦断面拡大側面図、第2図はこの考案の実施例の
第1図と同様な部分のばね吊棒圧潰直前の縦断面
拡大図、第3図は同実施例の組立て完了状態にお
ける上面斜視図、第4図は同実施例の組立に使用
する工具の1例を示しaは部分側面図、bは同正
面図である。 11……ばね吊棒、12……孔、12a……偏
平な孔、4a……偏平部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向の一方にばね係合用の金具を有し、他
    方に零点調節用ナツトの螺合したねじ部を有する
    秤のばね吊棒において、上記ねじ部を有する側の
    端部がねじ部の一直径線方向にその直径よりも小
    さい寸法でありかつ前記直径線方向に直角な方向
    にはその直径よりも大きい寸法である偏平部に形
    成され、その偏平部には端面に開口し偏平部外形
    に略対応した偏平な孔が形成されていることを特
    徴とする秤のばね吊棒。
JP894083U 1983-01-24 1983-01-24 秤のばね吊棒 Granted JPS59115321U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894083U JPS59115321U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 秤のばね吊棒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894083U JPS59115321U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 秤のばね吊棒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59115321U JPS59115321U (ja) 1984-08-03
JPH0219701Y2 true JPH0219701Y2 (ja) 1990-05-30

Family

ID=30140423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP894083U Granted JPS59115321U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 秤のばね吊棒

Country Status (1)

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JP (1) JPS59115321U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714832B2 (ja) * 1976-07-31 1982-03-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0114895Y2 (ja) * 1980-06-19 1989-05-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714832B2 (ja) * 1976-07-31 1982-03-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59115321U (ja) 1984-08-03

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