JPH02196A - 白血球の溢出を制御する方法 - Google Patents

白血球の溢出を制御する方法

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JPH02196A
JPH02196A JP63201022A JP20102288A JPH02196A JP H02196 A JPH02196 A JP H02196A JP 63201022 A JP63201022 A JP 63201022A JP 20102288 A JP20102288 A JP 20102288A JP H02196 A JPH02196 A JP H02196A
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specific
leukocyte
tissue
lymphocytes
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JP63201022A
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Eugene C Butcher
ユージン シー.ブッチャー
Sirpa T Jalkanen
サーパ ティー.ジャルカネン
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Leland Stanford Junior University
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    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は免疫学の分野に属する。さらに詳しくは1本発
明は、リンパ球または白血球が内皮細胞に付着する機能
を妨害するような抗体を用いて。
体内の特定の部分に白血球が溢出するのを制御すること
に関する。
(従来の技術) はとんどの成熟リンパ球は1体内の種々のリンパ器官と
他の組織との間を連続的に循環しており。
リンパおよび血流を介して移動している。これらのリン
パ球は、血流からリンパ器官へと移動し次に、収集導出
性のリンパ系へ移動し、最終的には血流中へと戻り、そ
して、再びこのようなサイクルに入るため、再循環する
といわれている。再循環のベースは、リンパ球のクラス
および分化の段階の関数であるが、平均的なリンパ球は
、この再循環サイクルをおおよそ1〜2日ごとに完了し
新しいリンパ器官または組織に入る。この細胞移動(s
huffling)により、特殊な性質のリンパ球のす
べての種類が9体じゅうの免疫反応に利用可能となり、
おそらくまた、免疫反応の発生およびその制御に必要な
細胞−細胞間の相互作用が容易となる。
再循環というこのプロセスの重要な点は、移動するリン
パ球が適当な部位において、血液から去ることのできる
ことである。リンパ球は、リンパ器官および、炎症部分
の特殊な内皮細胞を認識し。
選択的に結合するという注目すべき能力を持っていて、
はじめに管腔表面に結合し、そして、血管の壁を通って
、まわりの組織へと移動する。肺臓の他においては、こ
のような移動のほとんどが。
リンパ節中およびバイエル板中の後毛細血管細静脈、お
よび慢性炎症のリンパ系以外の部分を通って起こってい
る。これらの血管は、独特の肥大した内皮細胞により特
徴づけられ、従って、“高内皮細静脈”またはHEVと
呼ばれている。リンパ球と)IEVとのこの相互作用は
、リンパ球の移動の制御の中心的な重要な要素であり、
 StamperおよびWoodruff(1976、
J、  E2534  Med  144:82B−8
33)により初めて開発されインビトロのモデルを用い
て。
広く研究されている。そのモデルにおいては、生存リン
パ球がネズミまたはヒト(JalkanenおよびBu
tcher (1985)  Blood 66 :5
77−582 )のリンパ節または、粘膜性リンパ器官
(Butcher+ E、C。
(1986)  Curr To  Microbio
llmmunol 128:85−122)の凍結切片
中のREVを認識し、それに結合する。
凍結切片におけるリンパ球集団のREVへのインビトロ
での結合は、生理的状態下でREVへ付着する能力を正
確に反映する(Butcherら、 (1979)  
J。
Immunol 123 : 1986)。
リンパ球の移動の研究は、リンパ球のREV認識に包含
される“ホーミングレセプター(hosingrece
ptor )”に関する研究で証明されるように。
リンパ球上の細胞表面抗原を同定するのを目的としてい
る。例えば、末梢リンパ節REVにマウスのリンパ球が
結合するのを選択的にブロックするラットのモノクロー
ナル抗体、 MEL−14,により、末梢リンパ節のR
EVの特異的な認識を媒介するリンパLiの表面レセプ
ターは、90キロダルトン(kD)の糖タンパクである
と規定される( Ga1latin ら。
(1983)  Nature  304 : 30−
34 ) 、 Chinら((1986)J Immu
nol  136:2556−2561 )は、ラット
リンパ球表面に存在する分子(80kD)に対するラッ
トのモノクローナル抗体、 IB、2.について述べて
いる。
上記分子は、粘膜には結合するが、リンパ節REVには
結合しないリンパ球に含まれる。Jalkanenら(
(1986)Eur J Immnol  16 : 
1195−1202 )は、85〜95キロダルトン(
kD)のヒトリンパ球表面の糖タンパクを規定し、そし
てリンパ球がリンパ節111!Vに結合するのを間接的
にブロックするラットのモノクローナル抗体、 Her
mes−1,について述べている。彼らはさらに(J 
Ce1l Riot、印刷中)+Hermes−1によ
り規定されるこの同じクラスの分子がリンパ球−内皮細
胞の相互作用およびリンパ球の粘膜性リンパ(虫垂、バ
イエル板)への移動・定着性およびリウマチ関節炎およ
びライム病関接炎におけるリンパ球の炎症滑膜組織への
移動・定着性を制御するメンバーを含んでいることも示
した。Hermes−1は、リンパ節、粘膜、および滑
膜性のHEVに結合し得、細胞上に存在する類縁の85
〜95kDの糖タンパクを規定している。リンパ1ff
HEVのマウスリンパ球ホーミングレセプターに対する
Mll!L14と呼ばれるモノクローナル抗体が、ヒト
リンパ球Hermes−185〜95kD抗体と交差反
応し、そして、リンパ節REVにヒトリンパ球が結合す
るのを特異的にブロックする。しかし、粘膜または滑膜
性のREVはブロックしない。モノクローナル抗体He
rmes−3(これは。
Hermes−1抗原上のある異なるエピトープを規定
する)は、ヒトリンパ球が粘膜性(虫垂、バイエル板)
のリンパ性+1EVに結合するのを特異的にブロックす
る。最終的に、 Hermes−1抗原に対するポリク
ローナル抗血清が、既知のすべての)IEVのクラス(
リンパ節、粘膜、滑膜および皮膚)にリンパ球が結合す
るのをブロックする( Butcher、 E、C。
Curr To  Microbiollmmunol
  、前出)。このように、リンパ球は密接に関係する
レセプターのファミリーを使用して、血液から2体の異
なるリンパ器官および組織へ濡出する。
リンパ節REVおよび粘膜性REVで述べられているリ
ンパ球認識系に加えて、 Jalkanenらは、炎症
関節組織へのリンパ球の移動を制御する異なるクラスの
内皮細胞が存在することを証明した( (1986)S
cience 233 : 566−578) 、この
研究において、研究者らは、 MEL−14は、滑膜組
織にリンパ球が結合するのを阻害するであろうと予想し
た。なぜなら。
層膜中の免疫反応は、粘膜性の組織に相反する非粘膜性
組織の免疫反応に、より類似しているためである。しか
し、 MEL−14は、滑膜性REVへのリンパ球への
結合を、ヒトのリンパ球およびマウスのリンパ球のいず
れにおいてもブロックしなかった。
その出版物には、炎症滑膜中へのリンパ球の移動を調節
するリンパ球−内皮細胞認識メカニズムについては述べ
られていなかった。
マウスのMEL14 、およびヒトのHermes−1
およびHermes−3により規定される分子のこのフ
ァミリーが、リンパ球のみならず、好中球、単球、好酸
球。
顆粒性リンパ球、ナチュラルキラー細胞および他の白血
球によっても発現されることが最近示された。上記の白
血球の全ては、マウスのMEL−14およびヒトのHe
rmes−1を強く染色する。好中球Mf!L−14抗
原は、 MEL−14によって規定されるリンパ球ホー
ミングレセプターに類イ以している。これは、 5O5
−PAGE中で(マウスのリンパ細胞系列上のMEL−
14抗原により示される分子量の範囲内で)約100k
Dの見かけ分子量の位置に移動し、酸性のpl 4.2
を示す。これは、リンパ球の抗原のものと同一である。
さらに、好中球および単球は、これらの分子を用いて組
織特異的な内皮細胞決定因子に作用していることが示さ
れている(Lewinsohnら、 (19B? ’)
J Imn+unol138 : 4313〜4321
) 、このように、リンパ球だけでなく、好中球、単球
およびおそらくすべての白血球が2組織特異的な内皮細
胞の決定因子のための関連または同一の表面認識要素を
採用している。このレセプターのファミリーは、血中か
ら すべての白血球が組織および器官への接近するのを
許容するのに中心的な役割を果たしている。
さらに、これらの白血球のレセプターに対する抗体が、
インビトロのみならずインビボにおいても1組織特異的
内皮細胞と白血球との相互作用を阻害することもまた。
確認された。例えば、 MEL14は、リンパ球(Ga
llatinら、前出)および好中球(Lewinso
hnら、前出)の両方が表面末梢リンパ節または炎症部
分の中へ入るのを阻害する。
炎症反応は、ヒトおよび動物の疾病の組織病理の共通な
原因である。これは、特に自己免疫疾患において明らか
であり、その自己免疫疾患では。
ヒトおよび動物の免疫系が2体内の1またはそれ以上の
器官または組織に不適当に応答する。しかし、炎症反応
は、また、多くの他の疾病の臨床的な問題を引き起こす
。正常な炎症および免疫反応は外部からの感染性の傷害
からの防御を与えるのに重要であるが、しばしば、有害
な病理効果を与える。その例としては、結核およびらい
病に対する免疫反応は、しばしば2本来の原因である細
菌の作用により直接誘導される損傷よりもひどい組織の
損傷をもたらすことが挙げられる。炎症、または免疫反
応の二次的な効果が臨床的に重大であり、生命を脅かし
かねない。上記二次的効果には。
例えば、免疫複合体の沈着;脈管炎;そしてグルテン過
敏性腸症での下痢または喘息アレルギーでの気管支炎の
ような局部的なアレルギー現象がある。免疫反応および
炎症はまた。器官を移植した患者の生命をも脅かしかね
ない。移植器官に対する宿主の正常な免疫反応は、移植
の失敗の最も一般的な原因である。
炎症反応および免疫プロセスを制御する能力は。
このように、広い範囲の疾病に対して中心的な役割を果
たす。体全体における免疫系を抑制または調節するのに
働く一般の免疫抑制剤(例えば、コルチコステロイド、
アスピリン)はこの目的で広く用いられており、臨床で
の患者の看護における免疫抑制のアプローチの重要性を
示す。外部炎症病(例えば皮膚における炎症)の局所的
な治療を除いて、これらの薬剤は、非経口的に投与され
それゆえ、標的となる疾病のプロセスに含まれない望ま
れる免疫反応の抑制を器官または組織において引き起こ
す。従って、特に、特定の器官または組織の病理により
臨床的に現れた炎症または自己免疫病の状況において、
より選択的で組織特異的な様式で免疫反応を抑制する手
段をもつのが好ましいであろう。
本発明の組織特異的な内皮細胞のリガンドおよび層膜特
異的な白血球の糖タンパクは1種々の炎症細胞の接近を
調節することにより1組織の炎症プロセスを制御するの
に、中心的な役割を果たす。
白血球および内皮細胞分子を操作し得るということ(例
えば、モノクローナル抗体でそれらの機能を妨害するこ
と)は1局部破壊的な免疫および炎症反応の臨床的な問
題に、新しいアプローチが提供されるということである
(以下余白) (発明の要旨) 光凱豊措底 本発明は、 i、u繊持異的な内皮細胞表面抗原を認識
する抗体を提供する。この抗体は内皮細胞への白血球の
結合を阻害することができ、それによりインビボでのそ
のような内皮細胞を介してのリンパ球の溢出を阻害する
。これらの抗体は、末梢リンパ節、粘膜リンパ球および
滑膜組繊を包含する生体の分化した組織から得られた内
皮細胞表面抗原を認識する。モノクローナル抗体を分泌
するハイプリドーマ細胞系も提供する。
白血球の滑膜への移動・定着をプロ・ンクしうる抗体も
提供され、この抗体は滑膜特異的白血球ホーミングレセ
プターに結合し、それによって白血球の滑膜細静脈との
相互作用を阻害する。
本発明の別の局面は、精製された内皮細胞表面タンパク
を開示する。このタンパクは。
a)ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル
電気泳動(Sn2−PAGE)により測定すると。
分子量は還元型で約58 、000〜69,000ダル
トンであリ;そして b)インビボで上述の抗体の最初のクラスと複合体を形
成することによりリンパ球の移動・定着をブロックしう
る組織特異的な抗原決定基を表示している。
本発明はさらに、白血球の滑膜脈管内皮の認識に関係の
ある精製された滑膜特異的白血球糖タンパクを提供する
。この糖タンパクはSO3−PAGEで測定すると還元
型で約90.000の分子量を有し、約4.2の酸性p
iを有し、かつ上述の層膜特異的抗体によるこのような
レセプター活性の機能的な阻害により規定すると、滑膜
内皮細静脈に特異的なホーミングレセプター活性を示す
本発明のさらに他の局面は、白血球の溢出に関連した疾
病をコントロールするための患者の治療のための組成物
である。
本発明をまとめて示すと次のようである。
本発明の抗体は、内皮細胞への白血球の結合を阻害し得
る抗体であって、約58.000〜69,000ダルト
ンの組織特異的内皮細胞表面抗原に結合する性質を有す
る。この抗体は、滑膜に移動・定着性の白血球をブロッ
クし得る抗体であって、層膜特異的白血球ホーミングレ
セプターに結合し白血球の滑膜細静脈との相互作用を阻
害する。
上記抗体は、ポリクローナル抗体またはモノクローナル
抗体であり得、このようなモノクローナル抗体を生産し
得る継続的細胞系列もまた1本発明に包含される。この
細胞系列は9次の(a)および(b)の融合細胞で実質
的になる:(a)該抗体を生産する細胞;および(b)
ハイブリットとしたときに均一な免疫グロブリンを生産
するミエローマ細胞。
本発明の精製内皮細胞表面タンパクは、(a)ドデシル
硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法に
より決定すると、還元型で約58,000〜69、00
0ダルトンの分子量を有し、そして、(b)上記抗体と
複合体を形成することにより、インビボにおいてリンパ
球の移動・定着性をブロックし得る組織特異的抗体を発
現する。
本発明の滑膜特異的精製白血球糖タンパクは。
ヒトリンパ球またはリンパ細胞系列から単離され。
(a)ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動法により決定した分子量が、還元型で約85
.000〜95.000ダルトンであり、そして(b)
上記抗体に結合することにより決定すると、滑膜の内皮
細静脈に特異的なホーミングレセプター活性を発現し、
そのことにより白血球が滑膜細静脈に結合するのを阻害
する。
本発明は、さらに白血球の溢出に関する疾病をコントロ
ールするために個体を治療するための組成物に関し、上
記抗体の活性成分としての有効量を、少なくとも一種の
薬学的に許容し得る賦型剤と混合して含有する。
日を を乍 るための 工 本発明を実施するには、もし他に指示されていなければ
、当業者の範囲内である分子生物学、微生物学1組換え
DNA、および免疫学の通常の技術を用いる。このよう
な技術は文献に十分に説明されている。例えば、 Ma
niatis、  Fr1tschおよびSambro
ok、  Mo1ecular  C1onin : 
A LaboratorManual  (1982)
 ; Animal Ce1l  Cu1ture (
R,K。
Freshney[、1986)  ;  rmmob
ilized  Ce1ls andEnAwμシ(I
RL  Press+  1986);  B、 Pe
rbal。
Volumes I−IV(D、M、 Weirおよび
C,C,BIackwellJW。
1986 、旧ac?vell 5cientifjc
 Publications)を参照のこと。
本発明を記述するにあたり9次の用語を以下に示す定義
に従って用いることとする。
°゛抗体゛とは、抗原と特異的に結合しうる免疫グロブ
リンと呼ばれる一連のグリコジル化されたタンパクのメ
ンバーを意味する。この用語は、免疫グロブリンの全て
のクラス(IgG、 IgM、 Ig八、 IgDまた
はIgE)および免疫グロブリン全体と同様に。
抗原結合フラグメント(例えば、 Fab、 F(ab
’)z。
Pab’、 Fν)を包含すると意図される。
パ抗原“とは、化学的な修飾なしで抗体形成を引き起こ
すタンパクまたは合成ペプチド化合物を意味する。ここ
で用いられるように、この用語は内皮細胞表面分子また
は滑膜特異的白血球糖タンバクを意味する。さらに詳細
には、この用語は約58.000〜69.000ダルト
ン(58〜69kD )の内皮細胞表面タンパクまたは
滑膜内皮に対する約85〜95kDのホーミングレセプ
ターを意味する。
′“誘導体″“とは、天然型58〜69kDタンパクの
抗体結合または機能的な白血球結合活性を保持している
天然型または還元型の58〜69kDタンパクのあらゆ
る修飾を包含すると意図される。あるいは。
還元された天然型の85〜95kDタンパクの抗体結合
活性または機能的な内皮細胞認識特性を保持している8
5〜90kDタンパクのあらゆる修飾を包含すると意図
される。この用語は、タンパク、ポリペプチドまたは組
換えDNA技術によりつくられる融合タンパクのフラグ
メント、オリゴマー、または複合体を包含すると意図さ
れるが、これに限定されない。これらのアミノ酸配列は
、全体的または部分的にあるいは実質的に58〜69k
Dタンパクかまたは85〜95kDタンパクのいずれの
アミノ酸配列とも同じである(例えば、逆に、抗体結合
に影響を与えないように異なっている)。あるいは、こ
のタンパクの活性フラグメントのいずれか、または異な
る置換基をもつタンパク(例えば、グリコジル化の欠如
、その他のグリコジル化)、およびタンパクまたはこの
ようなフラグメント、オリゴマーポリペプチド、および
融合タンパクおよびキャリアタンパクの結合体を包含す
ると意図される。
”機能的類似物゛°とは、抗体MECA−367または
MECA−79のそれぞれが認識するのと同じ抗原を認
識し、白血球−内皮細胞の相互作用をブロックする抗体
、または抗体11ermes−3が認識するのと同じ抗
原を認識し、層膜特異的な白血球内皮細胞結合をブロッ
クする抗体を意味する。これは、マウスまたはその他の
由来の同じまたは異なる免疫グロブリンクラスの抗体、
およびMECA−367、MEC^−79゜11erm
es−3およびその他のそのような抗体の抗原結合断片
を包含すると意図される。
“ホーミングレセプター″″とは、リンパ節、粘膜器官
、滑膜または他の組織での組織特異的内皮細胞決定基の
認識に関係する白血球表面分子を意味する。このホーミ
ングレセプターの存在は、血液からこれらの組織への白
血球の浸入のために必要である。ホーミングレセプター
は滑膜特異的白血球上の約58〜69kD、および内皮
細胞上の約85〜95kD、ならびに好中球および単球
細胞系上のいくつかのより高分子1t(100〜115
kD)の種の酸性糖タンパククラスのメンバーである。
°“白血球”とは、顆粒状、単球、およびリンパ球を包
含するが、それに限定されない白血球細胞である。
本発明のある1つの局面に従うと、リンパ球および他の
白血球の特定の器官または生体組織、あるいは組織のあ
る状態を示している(例えば、炎症)組織部位の中への
溢出および移動・定着に関係する組織特異的な内皮細胞
表面分子を、同定および単離する抗体が提供される。こ
れらの抗体は。
移動しているリンパ球および他の白血球の認識を媒介す
る内皮細胞表面分子を同定する。さらに。
ここで記述する抗体は、生体の異なる器官2組織。
または組織の状態において内皮細胞を区別する。
このような器官特異的相互作用は、末梢リンパ節(例え
ば、頚部、液窩、上腕、鼠径、膝窩)、粘膜関連リンパ
組織(例えば、バイエル板、虫垂)。
炎症を起こした滑膜のHEVの内皮細胞決定基を。
肺、脳、肝臓、腎臓、卵巣、子宮、膵臓、心臓。
皮膚、または特定の皮膚の部位、眼、などを包含する他
の器官に存在すると考えられている他の組織特異的内皮
細胞決定基を規定するのと同様に規定する。
本発明の別の実施態様では、滑膜HEVの認識を媒介す
る白血球細胞表面分子を同定する抗体が提供される。
ここに記述する方法論に従って、リンパ球および他の白
血球のREVへの溢出および移動・定着に関係する細胞
表面分子を認識し、かつ機能的に影響を及ぼす多くの種
々の抗体を構築し得る。
ハイブリドーマの技術によりモノクローナル抗体をつく
る一般的方法がよく知られている。内皮細胞表面レセプ
ターに対するモノクローナル抗体を、にohlerおよ
びMilstein(1975)、 Nature  
356:497;ならびにLevyおよびDilley
 (1978)、 ProcNatl Acad Sc
i USA 、 Ll:4211によって記述されてい
るような方法により、抗体分泌ハイブリドーマから作製
し得る。簡単に述べると、これらの方法はミエローマ細
胞とリンパ球とを融合剤(典型的にはポリエチレングリ
コール)を用いて融合する工程を包含する。この工程に
使用され得るミエローマ細胞系は、公知でありかつ入手
可能であり。
例えば5P210. MS−1およびp3/x63/八
g8.653を包含する。典型的には肺臓細胞またはB
111胞のいずれかであるリンパ球は、特定の器官もし
くは組織または組織の状態(例えば、リンパ節間質、滑
膜間質5または他のあらゆるリンパ組織もしくは炎症性
組織の間質)やこのような組織から単離された内皮細胞
で免疫したマウスまたはラットから得られる。あるいは
Hermes−1抗体またはHermes−3抗体カラ
ム(これらの抗体は層膜および他のホーミングレセプタ
ーにより共有される共通のエピトープを規定する)を用
いて精製されたアフィニティー単離ホーミングレセプタ
ーで免疫したマウスまたはラットから得られる。次いで
、融合細胞またはハイブリドーマを、ヒポキサンチン、
アミノプテリン、およびチミジンを含有する栄養培地(
HAT )に広げる。培養で生き残った細胞を所望の抗
体の生産について調べ、陽性の細胞を公知の方法により
選択し、クローン化する。ハイブリドーマの生産に続い
て、上清を関連抗体について選択する:1)免疫組織学
により、白血球の移動に関連する脈管上の組織特異的な
様式でリンパ球により表示される抗原決定基を規定する
抗体を捜す(例えば。
抗体は他の部位の11Eνよりもより強く層膜のHEv
を染色する);2)抗体の機能的インビトロ分析におい
て、白血球と陽性の組織特異的脈管との相互作用をブロ
ックする:そして、3)動物モデルにおいて、静脈内注
射された抗体の器官特異的リンパ球または白血球の溢出
を阻害する能力を試験することによる。このクローンに
より示されるモノクローナル抗体は、公知の方法により
回収し。
精製し得る。
外因性の抗体が本発明で用いられ得るが、抗体それ自身
が宿主からの免疫応答を誘導する可能性を減少させるた
めに、同種異系抗体またはハイブリッド抗体も使用し得
る。同種異系モノクローナル抗体は、宿主と同じ動物種
由来の融合細胞により作製されたハイブリドーマにより
示される抗体である。ハイブリッドモノクローナル抗体
は。
Morrisonら(1984)Proc Natl 
Acad Set USA  81:6851−5に記
述されているように、ヒトの不変領域およびマウスもし
くはラットの可変領域を用いて遺伝学的に操作できる。
抗体は、特定の疾病および該疾病にかかった患者に依存
する。1つまたはそれ以上の免疫グロブリンクラス(I
gM、 IgG、 IgA。
IgDまたはIgE)由来であり得る。
ここに記述した内皮細胞表面分子は、移動するリンパ球
の認識を媒介する一連の抗原的および構造的に関連した
内皮細胞表面分子を構成すると考えられる。従来技術で
記述したように、異なる組織における内皮細胞のリンパ
球の認識は、一連の密接に関連しているが機能的に別個
のリンパ球表面レセプター(Hermes−1により規
定されるgp85〜95kD ’)と関係がある。この
レセプターは、相補的に一連の密接に関連した組織特異
的内皮細胞の位置マーカーまたは本発明のリガンド(M
ECA 367/89゜およびMECA−79抗原が粘
膜および末梢リンパ節の原形を表現するような58〜6
9kDタンパク)と相互作用する。このように、他の内
皮細胞源に存在する組織特異的内皮細胞表面分子を規定
するこの免疫学的アプローチは、リンパ球細胞表面分子
の単離に関する研究における1つの推論を存する。滑膜
、皮膚、心臓および他の組織における組織特異的内皮リ
ガンドのような組織特異的内皮細胞の糖タンパクのさら
なる群のメンバーの同定は9本発明の開示および方法に
直接に基づくものである。
免疫系の機能を阻害する能力は アレルギー慢性関節リ
ウマチおよび全身性エリテマトーデスを包含する自己免
疫疾患、ある種の腎臓病、特発性肺線維症および過敏性
肺炎のような炎症性の肺病、グレージス病または初期糖
尿病のような内分泌性疾患、およびリウマチ熱のような
ある種の心臓病のような疾病の治療に治療掌上有用であ
ることが知られている。免疫抑制もまた。ある種の白血
病または再生不能性貧血を治療するのに用し1られる器
官移植または骨髄細胞移植で起こる有害な免疫“拒絶゛
反応を防ぐのに治療掌上有用である。
本発明により、これらおよびその他の種類の疾病に対す
る組織特異的な免疫抑制の治療が提供される。これらの
疾患のいくつかを以下の表1に示す。
(以下余白) 表1=疾病または免疫病の例 自己免疫疾患および関連病 全身性エリテマトーデス 慢性関節リウマチ ライム病関節炎 結節性多発関節炎 多筋炎および皮膚筋炎 進行性全身硬化症(成人皮膚硬化症) 糸球体腎炎 重症性筋無力症 ショーブレーン症候群 リンパ腫性甲状腺腫およびグレーヴス病副腎炎、上皮小
体機能減退症、および関連病態性貧血 糖尿病 多発性硬化症および関連の脱髄病 葡萄脱炎 天庖疹および新生児膿癲疹 肝硬変症および他の肝臓病 潰瘍性大腸炎 心筋炎 による   な  の  (など 本発明の別の局面は、特定の組織または器官への治療上
または診察上の薬剤の供給を目標とする。
この薬剤とは、放射線毒、可溶性の血液産生高分子薬剤
がIll瘍周囲の組織へ接近するのを高める血管浸透性
促進薬剤、または放射線薬剤、該磁気共鳴薬剤もしくは
他の造影剤である。薬剤を、従来法を用いて2組織特異
的な内皮細胞リガンドまたは分子に対する抗体に共有結
合的に架橋させ、静脈内注射により標的器官または組織
中の血管系にそって局在させる。このような標的化は、
血管異常の診断または悪性の血管新生の評価における新
しい映像方法を提供する。例えば1組織特異的内皮リガ
ンドは転移細胞(例えば、乳腺組織は粘膜の内皮細胞リ
ガンドを局部的に誘導し、それゆえ転移乳癌は粘膜特異
的内皮細胞分子をまた。誘導し得る)によって局部的に
生産される因子により不適当に誘導され得るので、静脈
内注射された造影剤は転移乳癌の位置を容易に同定し得
る。局部的な血管系における内皮細胞表面の変化に基づ
いて、腫瘍の撮影を行なうこの試みにより、血管以外の
場所に高分子が運ばれるという問題が回避される。本発
明はまた2選択した組織または器官へ治療薬を、標的を
しぼって運ぶことを可能にする。
組織上における全ての炎症性反応および免疫反応には、
炎症部位に白血球が存在することが絶対的に必要である
。これらの白血球は、リンパ球および該リンパ球から派
生した単球、好中球、好酸球、好塩基球、ナチュラルキ
ラー細胞、および/または肥満細胞を包含する。このよ
うな白血球は全て骨髄内で生じ、血液を通って移動し、
そして該白血球が、血管の内皮細胞と接触したりその間
を移動したりすることによって免疫反応に関与し得るよ
うな組織部位にのみ移入する。特定の器官または組織へ
の白血球の血管外溢出を妨害する能力は、それゆえ、効
果的であるが組織選択的な免疫抑制の治療法を提供する
。本発明は、粘膜のリンパ系組織および炎症性の組織、
リンパ節、滑膜および皮膚、そしてさらに、脳、心臓、
腎臓、肺および肝臓のような他の独立器官へのリンパ球
および白血球の移入の的をしぼった阻害を可能にする。
従って9本発明の方法は、炎症性反応または免疫反応が
病状の一因となるような局在的な疾病に対する免疫抑制
性的治療の好ましい様式を提供する。
本発明の方法において用いられる抗体は1個体。
特に哺乳類に投与される。投与方法は、標的のリンパ球
または内皮細胞に到達し、それに結合し。
そしてそれによって循環するリンパ球の結合をブロック
する抗体の見込み量を最大にするような方法である。次
に、これは、特定の部位を通るリンパ球の循環を阻害ま
たは転換し、そして9表1に挙げたようなある種の新生
リンパ系の疾患または機能不全リンパ系の疾患の制御を
する。
異なった種の個体および異なった疾患に対する投薬量は
、治療されるべき疾患が示すそれらのパラメーターを減
少させてゆき、その抗体の効果を測定することにより決
定される。タンパクであるので、抗体は通常、非経口的
に、好ましくは静脈投与される。局所的な炎症疾患のネ
ズミのモデル(例えば、腸の過敏反応)では、2週間の
間、1週間あたり1匹につき0.5〜2■の割合でME
CA−367抗体を投与すると、その疾患の炎症を減少
させるのに十分である。炎症性の関節炎の提案されたヤ
ギのモデルにおいては、1週間の間、1週間あたり1匹
につき100■の用量で抗体を投与すると。
その疾患の炎症を減少させるのに十分である。抗体の投
与は、疾患の状態によりくり返して行なわれなければな
らないであろう。さらに、多くの自己免疫性疾患の影響
は、不可逆的であると考えられる。例えば、類肉腫症に
おける膠原質化、または長期間にわたるリュウマチ様間
接炎における末期的な影響がある。つまり、病気にかか
りやすい個体に対する治療は、その疾患の末期症状が現
れる以前、そして、好ましくは、その疾患が発症する以
前に行なわれる。それはまた、急性の炎症に適切である
。疾患が十分に発現するか否かは、臨床的な徴候をモニ
ターすることによって決定することができ、そして、自
己免疫性疾患に関連した特異的抗体の存在も同様である
非経口的に投与されるときには、その抗体は。
薬学的に許容されうる非経口的薬剤の賦形剤とともに注
射され得る投薬型(溶液、懸濁液、乳濁液)で処方され
る。そのような賦形剤は9本質的に非毒性であり治療効
果もない。そのような賦形剤の例としては、水、生理食
塩水、リンゲル溶液、デキストロース溶液、そしてバン
ク溶液がある。不揮発性の油およびエチルオレエートの
ような非水性賦形剤もまた使用されうる。その賦形剤は
1等張性および化学安定性を増強する物質(例えば。
緩衝剤および保存剤)のような少量の添加物を含有し得
る。その抗体は、実質的に会合体および他のタンパクを
含有しない精製された形において。
約1〜50■/ In1の濃度で処方される。
関節炎については2局部的な投与が特に効果的であり、
その投与には標的部分に近い位置に直接移植される皮下
の移植物、ステープルまたは徐放性処方物というような
手段が用いられる。徐放性処方物は、 Hydron 
(Langer、 Rら(1976)  Nature
263 : 797−799)またはHlvax 40
P (Dupont)(Murray。
J、B ら、  (1983) In  Vitro 
 旦: 743−747)のようなポリマー中に処方さ
れ得る。他の持続性のシステムは、 Hsieh、 D
、S、Tら((1983) J Pharm Sci。
72 : 17−22 >  により提案されている。
適切な薬剤の賦形剤およびそれらを用いた処方物は、こ
こに参考文献として示されているE、W、Martin
による“Remington’s Pharmaceu
tical 5ciences”に記載されている。
さらに以下の実施例により2本発明を例示する。
これらの実施例は1本発明の範囲を制限するものではな
い。本発明の開示を考慮すると、特許請求の範囲に包含
される種々の実施態様が当業者に明らかである。
(以下余白) (実施例) 1隻±よ 症隨勿起盈:リンパ球−内皮細胞のインビボおよびイン
ビトロでの相互作用の機能に関する研究から、リンパ節
REVはリンパ球のホーミングレセプターに対して機能
的に規定された組織特異的リガンドの発現に特徴づけら
れることが示されている。さらに、腸隔膜のリンパ節の
REVはリンパ節特異的および粘膜REV特異的細胞系
の両者に結合することが知られている。従って、末梢リ
ンパ節特異的および粘膜リンパ球特異的内皮細胞リガン
ドに対する抗体生産のために、末梢および腸間膜リンパ
節の高内皮細静脈を含む粗調製物を用いた。
BALB /cマウスの上腕、腋窩、足掻および腸間膜
のリンパ節をバンクの調製塩溶液(HBSS)中にプー
ルし、細断し、顕微鏡のスライドグラスの間にはさんで
穏やかに押しつけ、リンパ球を遊離させた。次いで、得
られた細胞懸濁液をニテックス(nitex)の網(S
ullivan’s、San Francisco、 
CA)に通し1編上に残った間質成分を集めた。これら
の間質調製物を0.32■コラゲナーゼ/d(5−/マ
ウス)を含有するII B S Sで10分間処理し、
洗浄し。
再度二テックスに通した。ニテックスに残った間質細胞
を集め、 [(BSSに懸濁し、免疫に用いた。
免疫少プ旦上孟五: FiECA−89を生成する融合
のために、ウィスターラットにリンパ節間質(1回の注
射当たり3匹のマウスから調製)を沈澱硫酸アルミニウ
ムカリと3=2の割合(アジュバント/キャリアー)で
混合し、最終容量1dを3回腹膜内(i、p、)に投与
した。これらの免疫を2〜3週問おきに行い、3回目の
投与の17日後にHBSS中の間質細胞(10匹のマウ
スから得た)でラットを追加免疫した。
MECA−367およびMECA−79を生成する融合
には。
MECA −89融合に用いた動物からの約lXl0’
個の肺臓細胞を正常なウィスターラットに養子免疫細胞
移入した。細胞移入後、および2力月後に再びこの動物
を沈澱硫酸アルミニウムカリと混合したリンパ節間質(
注射あたり5匹のマウスから得た)で免疫した。この第
2回目の免疫の1週間後に。
このラットを)IBss中の間質細胞調製物(10匹の
マウスから得た)をi、p、投与して追加免疫した。
ハイプリドーマの  :最後の追加免疫の3日(MEC
A−89融合)から4日(MECA−367/MECA
−79融合)後に、ラットの肺臓細胞とマウスミエロー
マSp210(Schulmanら、1978.Nat
ure  276:269)とを、リンパ球とミエロー
マの比を2対1で混合し、ガスクロマトグラフィー級の
ポリエチレングリコール4000(EM 5cienc
e、West Germany)を用いて融合させた。
ハイブリッド細胞を、ヒポキサンチン、アミノプテリン
、およびチミジンを含有するRPMI 1640培地(
JR5cientific)中での生育能について選択
した(Koh lerおよびMilstein、 Na
ture、前出)。
モノクローナル  の゛;モノクロナール抗体の選択を
以下のようにして行った。;1、     による− 
        :ハイブリドーマの上清を、特にリン
パ組織および炎症部位の内皮細胞を認識するモノクロー
ナル抗体の存在について選択した。リンパ組織およびい
くつかの場合には外来リンパ組織をTi5sue Te
k OCT化合物(lab−Tek Products
)に包埋し、ドライアイスで凍結した。厚さ8〜12μ
mの凍結切片を切り出し、冷アセトンに2〜10分間浸
漬することにより固定し、そして風乾した。この切片を
50〜100tIfのハイブリドーマの上清でカバーシ
、10分装置インキュベートし、そしてllBs5中に
5分間浸漬して洗浄した。次いで、スライドを、1:2
0希釈した2次抗体、5%正常マウス血清を含有するH
BSS中のFTTC結合ヤギ抗−ラットIgG (Si
gma)を入れたコブリンジャー(Coplin ja
r)中で室温にて10分間インキュベートした。
(以下余白) スライドをHBSSで洗浄し、螢光顕微鏡検査により調
べた。リンパ節の高内皮細静脈細胞および/またはバイ
エル板と反応し得る抗体を含有する上清を限界希釈法に
よりクローニングするために選択した。
免疫パーオキシダーゼによる染色によりさらに免疫組織
学的染色を行なった。種々のリンパおよびリンパ以外の
組織のアセトン固定凍結切片(厚み6〜12μm)をリ
ン酸緩衝生理食塩水(PBS)中で精製モノクローナル
抗体とともにインキュベートし、西洋ワサビペルオキシ
ダーゼ結合ウサギ抗−ラットIgG  (OAKO,C
openhagen、 Denmark  : 1 :
40に希釈して使用)、5%正常マウス血清およびPB
Sを含む溶液で処理した。西洋ワサビペルオキシダーゼ
結合第2抗体は、ジアミノベンジジンおよび)1.0.
の溶液にさらした後検出され、そして染色は、0.5%
硫酸銅(生理食塩水中)でインキュベートすることによ
り増強された。切片をヘマトキシリンで軽く対比染色し
た。
HEVを組織選択的方法で染色するハイブリドーマ生産
抗体を限界希釈法でサブクローン化し、そして安定した
クローンを液体窒素中で貯蔵用に凍結した。これらは、
 MECA−89およびMECA−367、およびME
CA−79を含む。MECA−89およびMECA−3
67は粘膜関連組織のREVに特異的であり;そして、
 MECA−79は、リンパ節)IEVを優先的に染色
し、バイエル板■EVを弱くまたは部分的にしか認識し
ない。
サブクローン化されたハイブリドーマの一部を増殖のた
めにを血清を含まないHBIOI培地(New Eng
land Nuclear)に入れ、モノクローナル抗
体の大量生産を行なった。得られた培養物上清中の免疫
グロブリンを、50%飽和硫酸アンモニウムを加えるこ
とにより沈澱させた。モノクローナル抗体の収量および
純度を、タンパクの測定(ODzs。)および5OS−
PAGE分析により決定した。
・・り る  の    :リンパ球とREVとの間の
相互作用の、インビトロにおけるモデルは以前に開示さ
れている。(Bu tcherら、 J Imn+un
ol (前出)、ならびにJalkanenおよびBu
tcher、Blood(前出))。しかし1本研究に
おいては、 MECA−89。
MECA−367、およびMllICA−79のブロッ
キング活性を評価し得るようにこのモデルを若干修正し
た。節単に述べると、粘膜リンパ系組織または末梢リン
パ系組繊のREVを決定する抗体を、リンパ節またはバ
イエル板の厚さ12μlの新たに切除した固定していな
い凍結切片と、7°Cで30分間ブレインキュベートし
た。対照は、アイソタイプ−適合モノクローナル抗体お
よび培地のみを含有していた。
抗体は100 u g/m1の濃度で用い、1001I
fを各切片に添加した。このブレインキュベーションの
後。
実験に用いる切片および対照の切片の両方から培地を除
去し、リンパ球−HEV結合分析を行った。
結合分析のために、マウス腸間膜節リンパ球または選択
されたリンパ系あるいはリンパ腫を、 20mM11E
P[Esおよび5%の新生児または胎児ウシ血清を含有
するRPMI 1640中で試験した。
a、盪準負星分捉条住:細胞懸濁培地(25mM/LH
EPES (PH7,3)および5.0%の胎児ウシ血
清を含有するRPMI) ld中に3X10’個のリン
パ球を含む懸濁液100μlを、内径1.8cmのワッ
クスペンサークル(wax pen circle)(
Martex、 Tech Pen、5cientif
ic Products+ 月cGraw Park+
  m)中で、ヒトリンパ節、粘膜リンパ垂、または層
膜の12μmの新鮮な凍結切片とインキュベートした。
溝膜組織は、炎症性関節炎(例えば、慢性関節リウマチ
またはライム関節炎)の患者から治療のため滑膜切除に
より得た。分析に先立ち、凝集塊を、細胞懸濁液をモノ
フィラメントのナイロンメツシュ(5ullivans
+ San Francisco、 CA、)を通すこ
とによって試料群から除去した。切片は、 Tekpr
o−t(American 5cientific P
roducts、 5unnyvale、 CA )シ
ェーカーで7°Cにて30分間60〜?Orpmで回転
させた(回転半径374インチ、水平運動)。試料細胞
の添加に先立ち、撹拌を開始することが重要である。イ
ンキュベーションの後、スライドの端部を吸水性のタオ
ルにそっと打ちつけることによって培地を除去した。次
いで、スライドを1%のグルタルアルデヒド(49%原
液(MCB+ ManufacturingChemi
sts、 C1ncinnati、 0hio)から希
釈した)を含む冷PBSに立てて浸漬し、−晩装置して
付着性のリンパ球を切片に固定した。
b、REV     l ンパ の  およびカウント
:インキュベーションおよび固定を行った後、非付着性
のリンパ球をPBSを静かに流して洗浄除去し。
切片を16倍の対物レンズを用いてPBSの下方から暗
視野照明をあてることによって検査した。これらの条件
下では、特徴のある円を細長くした形を描く明確な黒っ
ぽい線(基底膜)によって、 HEVを周囲の副皮質か
らはっきりと識別することができる。付着性リンパ球は
、 &1lIa片の面の上部に位置する明確な白っぽい
円として現れる。各11EVと結合したリンパ球の個数
を記録した。大部分の試験では、1つの試料につき6つ
の切片をコードし。
−重盲検でカウントした。かなりの非特異的結合がある
領域はカウントしなかった。
c、ffi二久処理:それぞれ印をつけたREVと結合
した細胞の平均数および平均値の標準誤差を。
各試料ごとに計算した。
表2に示すように、 MECA−79は、i骨関連バイ
エル板でのREVとの結合に影響を与えることなく。
リンパ球と末梢リンパ節HEvとの結合を95%阻害す
る。逆に、 MECA−367はリンパ節)IEVへの
付着に影響を及ぼすことなく、バイエル板REVとの結
合を90%阻害する。対照抗体およびMECA−89は
顕著な効果がなかった。MECA−79およびMECA
−367(、同じ特異性を有する)もまた、変化したリ
ンパ細胞系の結合をブロックする。このように、 ME
CA−79およびMECA−367は、血液からそれぞ
れ末梢リンパ節または粘膜バイエル板への溢出するのに
必要な組織特異的リンパ球内皮細胞の相互作用を阻害す
る。
(以下余白) 表2.モノクローナル抗体MECA−367およびME
CAによるリンパ球−HEV結合の器管特異的阻害バイ
エル板 培地対照 MECA 367 MECA−89 IgG2a対照 末梢リンパ節 培地対照 MECA−367 MECA−89 IgG2a対照 1.14±0.06 0、If±0.04 1.00±0.17 1.01±0.12 10本 14.5±1.4 15.9±1.4 16.3±1.6 14.0±1.7 MECA−790,77±0.2 1gM対照  13.8±1.5 に *P<0.001対他の処理 インビトロでの分析でリンパ球11EV相互作用をブロ
ックしうる抗体を1次のインビボでの試験用に選択した
。さらに、内皮細胞の組織特異的または炎症特異的決定
基を、インビトロでの分析で阻害を示していようがいま
いが適切であると判断した場合には、インビボでの試験
に阻害を目的として選択した。(例えば、 MECA−
89はインビトロでリンパ球−HEV相互作用を阻害し
ないが、インビボでリンパ球の粘膜バイエル板への移動
・定着を80%ブロックする(以下を参照のこと)。こ
の抗体は、完全にブロック抗体であるMECA−367
によって規定される同じ粘膜内皮細胞を結合することが
示されている。) 勿橿爪:正常な腸間膜リンパ節のリンパ球を、細片化し
た節から回収した。これは、細片化した節を 金網に静
かに押しつけ、 HBSSを用いて数回フラッシュしな
がら通すことにより行った。リンパ球を洗浄し、標準法
(ButcherおよびFord、 )landboo
kof Experimental Immunolo
gy、第2巻、57章。
WeirおよびHerzenberg kH(1986
)第4版、 Blackwell Publisher
s)の改良法を用いて、lXl0’個の細胞/ mlで
標識した。゛簡単に述べると、細胞を。
100Ci/mのクロム酸ナトリウム(Nall”Cr
O4+New England Nuclear、 B
oston、 MA)と37゛Cで10〜15分毎に撹
拌しながら1時間、 20mM HEPBSおよび5%
FCSを追加したDMEM(Gibco)中でインキュ
ベートした。標識後、細胞をFCS層を通して遠心分離
し、動物への注射の前にHBSSで2度洗浄した。
b、インビボにおける  ・  :抗体ブロッキング活
性を評価するために、マウスにHBSSのみ。
MECA−367、MECA−89、MECA−79、
またはIgG2a対照抗体Hermes−1のいずれか
を連部静脈注射で投与した(1■を投与した)。いくつ
かの試験では。
マウスに2度抗体を注射投与した。第1回目は分析の1
日前に、そして第2回目は標識細胞の注射の4時間前に
注射した。大部分の試験では、標識細胞の投与の4時間
前に1度、マウスに抗体を注射投与した。385.00
0cpmの5ICrを担持した2XIO?個の標識細胞
を連部静脈注射によってインビボ投与し、細胞の投与1
時間後に動物を安楽死させて種々の器官を採取した。種
々の組織へのリンパ球の局在は、パラカード(Pack
ard )ガンマカウンタで各器官の5ICrを測定す
ることにより決定した。
結果を表3に示す、 MUCA−367およびMECA
−89は粘膜のバイエル板へのリンパ球溢出を選択的に
阻害し、かつ肝CA−79は末梢リンパ節へのリンパ球
の局在を阻害する。
(以下余白) 表3.インビボでの移動・定着のブロッキング器   
官 *腋窩、上腕、足掻 ネ**局在(対照細胞の%として表わす)(以下余白) 4、   MECA−367よびMECA −89によ
 て゛る    − のM:10〜12週齢のBa1b
/cマウスから得た腸管膜部を細片にし、大部分のリン
パ球を金網の上からHBSSをフラッシュすることによ
って間質組織から分離した。粗間質請製物を30dに懸
濁し、さらにリンパ球から間質を分離するために間質組
織を沈降させた。間質調製物をHBSSで一度洗浄し、
 250 Xgで7分間遠心分離することにより沈澱さ
せた。粗間質単離物を溶解用トリス緩衝液(TLB i
 2%NP−40、150mM塩化ナトリウム、1sM
  MgC1t 、 0.02%NaN3.および1%
アプロチニン、1%ロイペプチン、1%ペプスタチン、
  1mM PMSF 、および20mM )リス−〇
CI(p)18.0))を1OII11添加することに
よって溶解させ、水中で90分間インキュベートした。
その後、溶解物を100.000×gで15分間遠心分
離することによって上清を得た。
MfICA−367抗体または対照ラットIgG2a 
 (無関係な特異性を有するHerses−1)抗体を
、製造者の指示通りに1.5■抗体/d充填ビーズでC
NBr−活性化セファロース4Bビーズ(Pharma
cia、 5iveden)に結合させることによって
、アフィニティーカラムを作製した。次いで、透明にさ
せたリンパ節間質溶解物を、ldの対照抗体カラムおよ
び1 mlの特異的MECA−367抗体カラムに室温
でld/分の流速で添加した。両力ラムとも洗浄緩衝液
(0,1%NP−40、500mM NaC1,50m
M )リス−〇CI(pH7,4)、  1%ロイペプ
チン、1%ペプスタチン、1%アプロチニン、および1
 mM PMSF )で充分に洗浄し、0.2M酢酸、
 500mM塩化ナトリウム、0.1%NP−40溶液
を用いて別々に溶出した。600μlの両分を集め。
標準pH試験紙でpHを測定し、 pus、oの1Mト
リス−HClを添加して各両分を中和した。画分2〜5
をプールし、 Centricon 10ミクロコンセ
ントレータ−(Amicon)を用いて遠心分離により
200μjl!まで濃縮した。 MECA−367抗体
カラムからの溶出液は。
免疫プロット分析によって示されるように粘膜特異的な
内皮の決定基を含有していたが、対照カラムからの溶出
液は含有していなかった。面単に述べると、2μlの濃
縮した溶出液をニトロセルロース祇(Bio−Rad 
Transplot)に添加し、乾燥させた。ニトロセ
ルロースを、10%ウマ血1Tnsrll(10sM)
リス−HC1(pH7,4)、 150 mM NaC
1、0,5%ツイーン20)と共に30分間室温でイン
キュベートすることによりブロックした。次いで、ニト
ロセルロースプロットを100μg /d MBCA−
367のTBST溶液と共に(あるいは対照抗体Her
mes−1と共に)室温で30分間インキュベートし、
室温で10分間それぞれTBST中で3回洗浄した。そ
して、2次インジケーター抗体であるアルカリホスファ
ターゼ結合ヤギ抗−ラットIgG  (Sigma 、
カタログ番号A−9645)と、1:200で室温にて
30分間ゆるやかに振盪しながらインキュベートした。
プロットを上記のように3度洗浄し、 AP基質溶液(
100mMトリス−HCI(pH9,5)、 1001
M塩化ナトリウム。
および5+wM MgC1,、溶液5戚につき33μ2
のNBTにトロブルーテトラゾリウム、50■/d70
%ジメチルホルムアミド)および16,5μ2のBCI
P (5−プロモー4−クロロ−3−インドリルホスフ
ェート、50■/dジメチルホルムアミド)を含む)を
添加することによって発色させた。30分後。
20Il1MトリスーHCl (pH7,4)および5
 mM  EDTAを添加することによって反応を停止
させた。MECA−367カラムの溶出液はMECA−
367と免疫反応性の物質を含有していたが、対照カラ
ムの溶出液は含有していなかった。この特異的溶出液は
MECA−89とも反応し。
MECA−367抗原は、 MECA−89エピトープ
も有することを示した。対照抗体Hermes−1は、
対照カラムまたは特異的抗体カラムの溶出液の免疫プロ
ット分析においていかなるシグナルも与えなかった。
ドデシル硫酸ナトリウム/ポリアクリルアミドゲル電気
泳動(SOS−PAGE)および免疫プロット分析を用
いたウェスタン分析を、 MECA−367抗原の分子
量を同定するために行った。対照カラムまたは特異的抗
体カラムからの濃縮溶出液50μlを、同量のLaem
ml i試料緩衝液(Laemmlt、1970 、 
Nature22ヱ: 680)と混合して8%の5O
S−PAGEゲルに添加し。
還元条件下で電気泳動を行った。次いで、ゲルに含有さ
れる物質を電気泳動によってニトロセルロースに移動さ
せた。(製造者の指示通りにグリシン/メタノール緩衝
液の存在下でBio−Radのトランスプロット(Tr
ansblot)装置を用いて電気プロットすることに
よる)。免疫プロット分析について上述したように、免
疫学的分析によって抗原を検出した=11次抗(MEC
A−367、または対照ゲル移動における)lerme
s  1 )をニトロセルロースプロットと100 p
g /rtdlの濃度で、 TBST溶液2〇−中で室
温で30分間インキュベートした。フィルターを洗浄し
、2次抗体に接触させてAP基質溶液を添加することに
より発色させた(上記を参照のこと)。
この処理により、このような電気泳動の条件下では、 
MECA−367抗原は約56−69kDの見かけの分
子量を有する分子であることが示された。MEC^−8
9は同じバンドと反応し、 MECA−89およびME
CA−367エピトープが同じ粘膜特異的内皮細胞分子
上に存在することが確認された。
(以下余白) 実新l」% 坑体傅生意:同様の技術が、リンパ球の移動に関連する
ヒト内皮細胞に対する抗体の生産に適用され得る。2つ
の例がこの点を説明する。つまり。
第1に、上述のモノクローナル抗体MECA−79(リ
ンパ球結合についてマウスリンパ節高内皮分子ヲ規定す
るように初めから単離されている)は、ヒトREVと抗
原的および機能的に交叉反応する(リンパ節11EVに
結合すること、およびHEVに結合するブロッキングリ
ンパ球による)ことが見い出されている。第2に、ヒト
IIEVに特異的なモノクロナール抗体であるHECA
−452は、前述の実施例に記述したのと同様の方法を
用いて、ヒト扁桃の粗間質調製物で免疫したラットによ
り生産されている。
+1EVに冨むリンパ組繊源として、扁桃切除試料をス
タンフォード大学メディカルセンターの病理学科から入
手した。新鮮な、または貯蔵しておいた凍結組織を約0
.5cm3の細片に切断し、リンパ球を除去するために
PRMI 1640培地(Gibcoから入手; 20
mM HEPES (pH7,3)を含有する)を用い
て数回フラッシュしながら金網に押しつけた。金網の上
部に残った間質残遺物を集め、リンパ器官から細胞懸濁
液を調製するのに通常使用されるすりガラス製のホモジ
ナイザーを用いてPOS中でホモジナイズした。ホモジ
ネートを遠心分離しく200×g、4°Cにて10分間
)、沈澱を1=1の割合でフロインドアジュバントと充
分に混合しく最終容量1d)、免疫に用いた。
3〜4力月齢のウィスターラットを、フロイント完全ア
ジュバント中の扁桃間質調製物1m(0,5cm’/ラ
ット)で、腹腔内投与により免疫した。
約3〜4週間後、フロインド不完全アジバント中の扁桃
間質調製物を腹腔内投与することによりラットの追加免
疫を行った。
追加免疫から4日後、ラット肺臓細胞を上述のように5
p210マウスミエローマ細胞と融合させた。
上清を、ヒト扁桃組織の凍結切片のREVとの反応性に
ついて、上述の免疫パーオキシダーゼ法により選択した
。HECA−452抗体を産生ずるハイブリドーマを、
限界希釈によりサブクローン化した。
リンパ器官の切片の免疫パーオキシダーゼ染色において
、 HECA−452抗体は扁桃、リンパ節、および臓
器関連リンパ組織(GALT)で観察される全てのHE
Vを明瞭に染色した。この抗体は、 lit!Vの内皮
に対し高度に選択的であり、高内皮を強く染色した。は
とんどの研究において、他の脈管は全く染色されなかっ
た。しかしながら、しばしば肥厚性扁桃において、リン
パ系組織蓄積物の末梢の周囲の細静脈で弱い反応性が観
察された。この抗体は、リンパ組織内の毛細管、小動脈
、または大動脈の内皮に反応を示さず2機能性REVを
欠いたリンパ器官である胸腺および肺臓、のいずれの脈
管も染色しなかった。
HECA−452は、高内皮に加えて、リンパ器官にお
けるT細胞領域内で最初に分散する細胞の小集団および
肺臓の赤牌骨髄も染色した。これらの細胞はやや球形で
あり、偏心性の核をもつ単核であり。
多くのリンパ球よりも大きかった。切片を、 )IEC
A−452を用いて免疫組織学的に、および酸性ホスフ
ァターゼを用いて組織化学的に二重染色すると。
これらの細胞は弱い酸性ホスファターゼ陽性を示した。
これらのデータから、細胞は単球性の細胞糸に属するら
しい。
)IECA−452+脈管は、特にリンパ球である慢性
炎症細胞による密な浸潤の定着を除いては、多くの正常
な非リンパ組織試料切片には存在しなかった。
二m■生主:ヒトリンパ球の粘膜HEνへの結合をブロ
ックしうるモノクローナル抗体を生産するために、粘膜
特異的ヒト細胞系由来の推定される粘膜のホーミングレ
セプターをHermes −1抗体カラムでのアフィニ
ティークロマトグラフィーにより単離した。
次いで、このレセプターを、モノクローナル抗体を生産
させるためにマウスを免疫するのに用いた。
抗体は、  (a ) Hera+es −1抗原との
反応性について;および(b)リンパ球−REV結合を
ブロックする能力について選択した。
A、        ホーミングレセプ −のHerm
es  1を、粘膜HIEV特異的ヒトBリンパ芽球細
胞系であるKCA  (Jalkanenら、 198
6.前出)からgp85−95ホーミングレセプター糖
タンパクを単離するのに用いた。約7X1010個の)
[CA細胞を3.51の溶解用緩衝液(2%トリトンX
−1oo、0.15MNaC1,0,01M )リス−
HCI(pH7,4) 、 1.5mM MgC1z。
1 mM PMSF、  および1%アプロチニン)中
で用い。
透明になった溶解物をHCIでpH5,8に調整し。
DEAR−セファロース6Bカラム(Pharmaci
a、 Sweden )にかけた。結合した酸性タンパ
クを、 0.8 M NaC1を用いてpH5,2で溶
出した。溶出物を脱イオン水で等張となるまで希釈し、
  pH7に調製し。
3種類のセファロース4Bカラムに順次かけた。これら
のセファロース4Bカラムは、それぞれ正常ラット血清
、無関係モノクロール抗体(L3B12抗ヒトT2O0
) 、およびHermes −1(5mg/rnll、
 カラム容積3d)で誘導したものである。Ilerm
es −1カラムに結合した物質は、50mM)リエタ
ールアミンで溶出し、凍結乾燥した。このアフィニティ
ー結合およびそれに続く工程を2回繰り返した。
得られた抗原調製物はHermes  1抗原を含んで
おり(SOS−PAGEで約80%と評価された)、ア
フィニティーカラムからの少量の汚染抗原が混入してい
た。
B、モノクロ−ル  の BALB/cマウスを、アフィニティー精製したHer
mes−1抗原を含むフロイント完全アジュバント(C
FA。
×1)またはフロインド不完全アジュバント(IFA。
その後)を用いて、6〜8週間にわたって3回腹腔内に
投与し、その後、最後に精製した抗原の生理食塩水溶液
を肺臓内に注射することにより免疫した。各免疫処置に
ついて、マウスは約21のKCA細胞培養物から単離し
た抗体量(約1〜5μg)を投与された。最後の免疫処
置から3日後、 KohlerおよびMilstein
 (1975、Nature256 :495 )の方
法に従って、肺臓細胞をマウスミエローマ細胞5p21
0 (Schulmanら、 197B、 Natur
e256 : 296)と融合させた。ハイブリッドク
ローンをヒボキサンチン−アミノプテリン−チミジン培
地で選択し。
上清(免疫螢光測定法でPBLを染色する)をインビト
ロでのHHV分析(以下に記述する)でブロッキング活
性について分析することにより選択した。
得られたクローンの1つであるIlermes −3分
泌ハイブリッドを、限界希釈により2回サブクローン化
した。Hermes −3ハイブリドーマは、 198
7年7月10日付でATCCに受託番号1189480
で寄託されている。
リンパ球とREVとの間の相互作用のインビトロでのモ
デルは、以前に記述されている(Bu tcherら、
 1979. J Immunol  、123  :
 1996 ;JalkanenおよびButcher
、1985. Blood、66:577 )。しかし
抗−ホーミングレセプター抗体のブロッキング活性を評
価するために、少し修正を加えた。
簡単に述べると、ヒト末梢血リンパ球を、 Herme
s −3を含有するハイプリドーマ上清液約0.6威と
共に1時間ブレインキュベートするか、または3X10
7個数のリンパ球あたり30μgのモノクローナル抗体
と共に測定用培地(25mM IIEPEs (pH7
,3)および5%胎児ウシ血清を含有するPRM[)中
で4℃にて30分間ブレインキュベートする。陰性の対
照のインキュベーション液は1通常、 Hermes 
−1を含む上清液(Hermes  1はリンパ球のI
II!V−結合能力を変えない)か、または既知の反応
性を持たないハイブリドーマ上滑液、および培地のみを
含有した。このブレインキュベーションに続いて、細胞
を標準のリンパ球−REV結合分析に供した。第1図に
示すように、 Hermes  3はリンパ球が粘膜1
1EVに結合するのをブロックする。しかしながら、 
Hermes  3は溝膜HEVへの結合をブロックせ
ず、それゆえ、粘膜HHV認識系からさらに関節REV
を認識することも示された。 標準測定法の条件、なら
びにREV−付着リンパ球の同定およびカウントは、実
施例1に記述したようにして行った。
標準誤差とともに示されている相対付着比(RAR)は
、3つの実験のプールされたデータを示し、いずれも類
似した結果である。対照処理されたリング球の結合は、
l定のI?ARを規定している(点線)。
D、−7’二又廼理 個々に評価したHf1Vに結合した平均細胞数および平
均値の標準誤差を、各試料について計算した。
値は対照または参照群の値に基準化し、相対付着比(R
AR)として表した。これは、各試料群で観察される部
分的結合を、対照群の結合(その結合は1のRARを定
義する)と比較することにより行われる。
二皇生皮: BALB/cマウスを、アフィニティー精
製したllermes −1抗原(上述のようにKCA
または扁桃のリンパ球から単離し、 CFAに乳化した
)を腹腔的投与することにより免疫した。その後、2〜
5週間ごとにIFA中の抗原を用いて追加免疫した。
アフィニティー精製したIlermes−3抗原の代わ
りに、 Hermes −1抗原をで置き換えることが
できる。
血清の力価はPBLの免疫螢光染色に従って測定した(
第1段階は原液から1:200に希釈した抗血清;洗浄
;第2段階はPITC抗マウスIg (Stgma )
血液試料が1:lOOまたはそれ以上の希釈率で非常に
強く染色する血清を生じた時、実験動物から血液を採取
して血清を得た。マウスから毎週血液を採取しく約1r
n1血液/週);血清をモニターし。
そしてもしも陽性ならば先に採取した血液と合わせてプ
ールした。力価が低下した場合には、動物を再びIFA
中の抗原で追加免疫した。
この方法で生産されるポリクローナル抗体血清は、疫沈
降分析で示されるように、gp85−95 Herme
s −1抗原に対する特異性が高かった。そして、この
抗体は、リンパ球の溝膜HEVを包含する全てのHEV
クラスへの結合をブロックし得た(第2図)。
簡単に述べると、試料あたり2X10’個のPBLを1
00μlの抗−gp90と共に1時間インキュベートし
た。この抗−gp90は、希釈なしく白地のバー;N=
2)または1:5の希釈(うずく影をつけたハ; N 
=2 + ただし、溝膜(7)l(f!VのN=3は除
く)のいずれかであった。対照の処理をした細胞の結合
を、 RARが1と定義した(点線)。
さらに対照として、ヒト白血球(ALS )に対して高
度に免疫したラット抗血清を、 Jalkanenら。
1986 (前出)に従ってヒト末梢全血および扁桃リ
ンパ球で・繰り返し免疫することにより生産した。
PBLのREVへの結合に対する9表面結合ポリクロー
ナル抗体の非特異的な効果を除くように意図した実験で
は(第2図)、 gp90 Hermes −1クラス
と反応する抗体を除去するために、単離したIlerm
es−1抗原にALSを吸着させた。つまり、  40
0μlの量を、約2×10′1個の扁桃細胞の溶解物か
ら得たgp90(Hermes −1抗原)を吸収させ
た200.clのllermes −1結合セファロー
スビーズとともにインキュベートした。第2図の濃く影
をつけたバーは、抗−リンパ球血清(ALS; 1 :
 8から1:20の希釈、N=4)で前もってコートし
たPBLの結合の阻害を示す。
11ermes −1抗原で吸着した後、血清はまだヒ
トリンパ球を非常に強く染色したが、 gp9o吸着A
LSはもはや白血球のREVへの結合を阻害しなかった
(斜線を施したバー;1:8から1:20の希釈、N=
4)。ALS試験に対する細胞の対照(点線)は。
未処理のPBLの結合である。 興味深いことには。
このポリクロナール抗体抗−gp90により認識される
抗原は、 Hermes −1またはHermes −
3のいずれかと共に沈澱することにり完全に前もって浄
化される。このように、 Hermes −1、lle
rmes −3およびポリクロナール血清は全て、層膜
HEvの認識に関係する成分またはエピトープを生じる
類似の一連の白血球分子を規定する。
リンパ球のREVへの結合を効果的にブロックしうる特
異性の高い抗−ホーミングレセプター血清の生産が、こ
のプロトコルのもとで容易かつ再現性があるように実施
される。我々は、異なった材料源から単離されたHer
taes −1抗原のいくつかの異なる調製物を用いて
、多数のマウスのこのようなポリクローナル血清を成功
裏に生産した。
(以下余白) 1五〇11 上記にまとめた結果により次の事柄が証明される。つま
り、 llermes−1抗原に対するポリクローナル
血清は、リンパ球と溝膜性REVとの相互作用を阻害し
、従って、モノクローナル抗体のこの能力に関する生成
は、直接的であることが証明される。
Hermes−3(REVの粘膜クラスへの結合を選択
的にブロックする抗体)の調製法により、さらに、技術
的なモデルを提供される。このモデルは、リンパ節およ
び粘膜リンパ組織において溝膜性REVの結合のブロッ
クのみならず、他の移動・定着性の相互作用を損なうこ
となくそのような働きを行ない得るモノクローナル抗体
を生成するのと全く同様な方法で適用され得る。
溝膜性REVの認識を特異的にブロックし得る抗体を生
産するために、実施例3Aの方法に従って。
次のような細胞からllermes−1/Hermes
−3抗原が単離され、そして、実施例3Bの方法に従っ
てモノクローナル抗体を調製するために抗原が使用され
る。上記細胞としては9例えば、溝膜性HEVに対する
ホーミングレセプターの高機能レベルを発現するヒトP
BLまたは扁桃腺リンパ球がある。Hermes−3に
関して1次のような抗体を同定するために選択が行なわ
れる:(a)標準免疫螢光分析で滑膜性REV結合性細
胞(例えばPBL )を染色し、そのため抗ホーミング
レセプターの働きを阻害しやすいような抗体;および[
有])インビトロでの冷凍切片分析システムにおいて、
溝膜性81!Vにリンパ球が結合するのを特異的にブロ
ックし得るような抗体。リンパ節または粘膜性11Eν
とのブロッキング相互作用を起こすことなく溝膜性RE
Vに対するリンパ球の結合をブロックし得る抗体が、サ
ブクローニングおよび大スケールの抗体生産のために選
択される。
肚 本発明の用途は2体内の組織または器官における炎症お
よび免疫応答の制御である。特に1本発明の用途は、特
定の標的器官または組織において。
白血球が該特定の標的器官または組織へ入り込むことを
特異的に妨害することにより、炎症および免疫応答を選
択的に阻害する能力にある。本発明により、免疫抑制治
療により容易に引き起こされ。
非特異的に生じる免疫応答の抑制が回避される。
従って9本発明は、免疫および炎症性の反応が寄与する
よ・うな局所的疾患の治療のための好適な方法を提供す
る。
次の細胞系列は、アメリカンタイプ カルチャーコレク
ション、 Rockville、 Maryland、
 20852(ATCC)に寄託された。これらの寄託
は、特許手続およびその法令下における微生物の寄託の
国際的承認に関するブダペスト条約(ブダペスト条約)
の規定によりなされた。これにより生存し得る培養物が
寄託の日から30年間にわたり保持されることが保証さ
れる。細胞系列は、ブダペスト条約により。
出願人およびATCC(対応する米国特許の発行により
該細胞系列の入手を制限なく保証する)の同意があれば
、入手可能となる。寄託された細胞の入手は、特許法に
より政府の権限により付与された権利に反して発明を実
施するための実施許諾であるとは解釈されない。
上記明細書の記載は、当業者がこの発明を実施するのに
充分であると考えら、れる。本発明は、寄託された細胞
系列の範囲に限定されない。なぜなら、寄託されたもの
は2本発明の一例と考えられるためである。そこに寄託
するということは、ここに開示された記載が本発明の局
面(それは、最も好適な態様を包含する)を実施するの
に不適当であることを許容するのではなく、また、それ
が示す特定の例に特許請求の範囲を限定するということ
を、寄託が意味するのではない。もちろん。
上記記載から当業者による本発明の種々の改変は好まし
いものであり、そしてそれは本発明の特許請求の範囲に
属する。
(発明の要約) 内皮細胞表面に存在する分子または層膜特異的白血球ホ
ーミングレセプターを認識し、白血球の溢出をブロック
する新規抗体が提供される。これらの抗体は1組織特異
的内皮細胞表面分子または滑膜特異的白血球細胞表面糖
タンパクを認識し。
リンパ球が血液から組織(例えば、粘膜リンパ器官1表
面リンパ節および滑膜)に移行するのをブロックする。
さらに、白血球の溢出に関係する新規内皮細胞表面タン
パク、および滑膜特異的白血球糖タンパクが開示されて
いる。上記内皮細胞表面タンパクはその分子量が約58
.000から69,000ダルトンであり1組織特異的
決定因子を発現し、そして上記滑膜特異的白血球糖タン
パクは、その分子量が約90.000ダルトンである。
この抗体は、白血球の溢出がその役割を果すような炎症
性疾病を有する患者を治療するための組成物に用いられ
る。
4、゛の1 な蕾゛日 第1図は、 1(EVに結合する末梢血液リンパ球(P
BC)に対するHermes−3の効果を示す。
第2図は、ポリクローナル抗−gp90により、リンパ
球−1(EVの相互作用の3つのクラスが全て阻害され
ることを示す。
以上 図面の浄3(内容に1更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内皮細胞への白血球の結合を阻害し得る抗体であっ
    て、約58,000〜69,000ダルトンの組織特異
    的内皮細胞表面抗原に結合する、抗体。 2、前記内皮細胞が、粘膜リンパ組織またはリンパ節組
    織を包含する分化した組織に由来する、特許請求の範囲
    第1項に記載の抗体。 3、滑膜に移動・定着性の白血球をブロックし得る抗体
    であって、滑膜特異的白血球ホーミングレセプターに結
    合し白血球の滑膜細静脈との相互作用を阻害する、抗体
    。 4、前記ホーミングレセプターが、約85,000〜9
    5,000ダルトンの白血球細胞表面糖タンパクである
    、特許請求の範囲第3項に記載の抗体。 5、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体である特
    許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の抗体
    。 6、前記モノクローナル抗体が、MECA−367およ
    びMECA−79、またはその機能的同等物でなる群か
    ら選択される、特許請求の範囲第2項に記載の抗体。 7、前記白血球が、リンパ球、単球および好中球でなる
    群から選択される、特許請求の範囲第5項に記載の抗体
    。 8、特許請求の範囲第5項に記載のモノクローナル抗体
    を生産し得る継続的細胞系列であって、次の(a)およ
    び(b)の融合細胞で実質的になる、細胞系列: (a)該抗体を生産する細胞;および (b)ハイブリットとしたときに均一な免疫グロブリン
    を生産するミエローマ細胞。 9、精製内皮細胞表面タンパクであって、 (a)ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲ
    ル電気泳動法により決定すると、還元型で約58,00
    0〜69,000ダルトンの分子量を有し、そして、(
    b)特許請求の範囲第1項に記載の抗体と複合体を形成
    することにより、インビボにおいてリンパ球の移動・定
    着性をブロックし得る組織特異的抗体を発現する。 精製内皮細胞表面タンパク。 10、粘膜リンパ組織または表面リンパ節から単離され
    る、特許請求の範囲第9項に記載の精製内皮細胞表面タ
    ンパク。 11、ヒトリンパ球またはリンパ細胞系列から単離され
    た滑膜特異的精製白血球糖タンパクであって、 (a)ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲ
    ル電気泳動法により決定した分子量が、還元型で約85
    ,000〜95,000ダルトンであり、そして (b)特許請求の範囲第3項または第4項の抗体に結合
    することにより決定すると、滑膜の内皮細静脈に特異的
    なホーミングレセプター活性を発現し、そのことにより
    白血球が滑膜細静脈に結合するのを阻害する、 滑膜特異的精製白血球糖タンパク。 12、白血球の溢出に関する疾病をコントロールするた
    めに個体を治療するための組成物であって、特許請求の
    範囲第1項から第4項のいずれかに記載の抗体の活性成
    分としての有効量を、少なくとも一種の薬学的に許容し
    得る賦型剤と混合して含有する、組成物。 13、Hermes−3(ATCC寄託番号HB948
    0)であるハイブリドーマ細胞系列。
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