JPH02195053A - 摩擦無段変速装置 - Google Patents

摩擦無段変速装置

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JPH02195053A
JPH02195053A JP1287489A JP1287489A JPH02195053A JP H02195053 A JPH02195053 A JP H02195053A JP 1287489 A JP1287489 A JP 1287489A JP 1287489 A JP1287489 A JP 1287489A JP H02195053 A JPH02195053 A JP H02195053A
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達夫 川瀬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、摩擦無段変速装置、例えば遠心送風機や遠
心圧!1機、ラジアルタービン等の羽根車のような高速
回転体を駆動する軸を無段変速する装置に関するもので
ある。
〔従来の技術と発明が解決しようとする!!l!題〕従
来の摩擦無段変速装置としては例えば特公昭48−18
414号(第11図)や特公昭57−13221号(第
12図参照)が提案されている。
前者のPj擦無段変速装置は、第11図の如く、円雄部
1と円錐台形部2を有する転動体3に対し、円錐台形部
2を出力軸4のコーン5と押圧リング6で挾持し、円錐
部2に入力軸7の入力リング8を接触させた構造になっ
ており、押圧リング6が転動体3に加える法線力Fとト
ラクション係数μと回転半径rとの積μrFでトルクが
伝達される。
トラクシタン係数μは通常0.1以下であるため、大き
なトルクを伝達するためには法線力Fを大きくするか法
線力Fの作用する回転半径rを大きくするしかない。
しかし、回転半径rを大きくすると装置が大型化すると
いう問題が生じるため、実際には法線力Fを大きくする
しかない。
法線力Fが作用する転動体3の面が入出力軸4.7の軸
線に対して451以上の角度を持つため、法線力Fの角
度αは451以下になって法線力Fの軸方向成分Faは
0.71F−Fの範囲となる。
この軸方向成分Faは軸受で支持しなければならないか
ら大きなトルクを伝達するためには大きなスラスト力を
受けることのできる軸受が必要となる。逆に言えば、押
圧リング6を支持する軸受のスラスト負荷容量によって
伝達トルクが制限されてしまうことになる。
次に、後者の摩擦無段変速装置は第12図に示すように
1、転動体11の円錐部11a下面に入力リング12を
接触させ、円軸部11bに出力リング13を接触させ、
更に円錐部11aの表面に変速リング14を接触させ、
転動体11に作用する入力リング12、出力リング13
、変速リング14の要素からの外力が釣り合う構造にな
っている。
上記のような変速装置は、転動体11が入力リング12
によって受ける荷重ベクトル及び転動体11が出力リン
グ13によって受ける荷重ベクトルが何れも入出力軸線
に対して大きな角度(90゜に近い角度)を持っている
ため、法線力の軸方向成分は比較的小さく、入出力軸受
に作用するスラスト力もさほど大きくない。
しかし、変速リング14の移動によって出力リング13
と転動体11の接触点の位置が移動するため、接触面積
を小さくする必要がある。
この部分の接触面積を大きくすると、接触応力が小さく
なって疲労寿命は増すが、スピンが増大して伝達効率を
悪化させる。
特に出力リング13は高速回転側であり、寿命時間の増
大を図るために接触面積を増す必要があるにも拘らず、
機構上の問題から接触面積が制限され、従って寿命延長
が図れないという欠点がある。
また、第11図と第12図で示した従来の変速装置が共
通して持っている欠点は、転動体の公転及び自転速度が
増大すると遠心力、ジャイロモーメントが生じ、これが
力のバランスをくずすか、あるいは接触応力を増大させ
ることにより、遠心圧縮機等の羽根車を駆動させるよう
な高速に用いる用途には不向きであった。
この発明の課題は、上記のような欠点を解消するために
なされたものであり、遠心送風機、遠心圧縮機、ラジア
ルタービン等の羽根車を高速に回転させることができ、
遊星コーン接触部において伝達効率の低下がな(、疲労
寿命の延長が図れ、かつ入出力軸軸受の寿命延長と全体
の小型化を同時に満足させることができる摩擦無段変速
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この発明は、入力軸
及び出力軸を同軸線上に配置し、入力軸から出力軸に至
る摩擦伝動系上に、自転すると同時に入出力軸線まわり
に公転自在となる遊星コーンを複数個設け、前記複数の
遊星コーンを囲むように変速リング及び入力リングを設
け、変速リングを入出力軸線方向に移動させることによ
り変速が行なわれるように配置し、変速リングと遊星コ
ーンの接触点における遊星コーン母線に対する法線と、
入力リングと遊星コーンの接触点における遊星コーン母
線に対する法線とが遊星コーンの重心をはさむように形
成され、前記遊星コーンと出力軸との接触部が線接触と
なり、しかも遊星コーン自転軸と入出力軸線の二つの軸
線及び遊星コーンと出力軸との線接触部の延長線が一点
近傍に集まるように形成し、遊星コーンと出力軸との線
接触部に作用する法線力が遊星コーンの重心に対し、入
力リングと遊星コーンの接触点に生じる法線力と同じ側
に存在するような構成としたものである。
〔作用〕
入力リングを入力回転させると、遊星コーンは自転する
と同時に公転を行ない、出力軸に回転が取出される。
遊星コーンには、重心に遠心力とジャイロモーメントが
作用すると共に、入力リング、変速リング、出力軸から
もその接触部において法線力、接線力が作用するが、こ
れらが遊星コーンに対する入力リング、変速リングの位
置関係及び、遊星コーンと出力軸の線接触とにより釣合
い、遊星コーンと出力軸の接触面積を大きくして接触応
力を低下させ、疲労寿命の延長を図っても接触部にスピ
ンを生じることがなく、伝達効率を低下させることがな
い。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面の第1図乃至第10
図に基づいて説明する。
第1図乃至第5図に示す第1の例において、第1図は変
速装置の全体構造を示し、第2図はそのI2擦伝動部を
示している。
第1図において、変速装置を増速機として用いる場合、
21が入力軸、22が出力軸となる。また、変速装置を
減速機として用いる場合は21が出力軸、22が入力軸
となる。
以下、変速装置を増速機として説明する。従って、21
は入力軸、22は出力軸とする。
入力軸21と出力軸22は、同軸線上にあるようケース
23で回動自在に支持され、入力軸21の内端に入力リ
ング24が設けられ、入力リング24と出力軸22の間
に複数個の遊星コーン25が配置されている。
入力軸21と入力リング24の間に、カム26とカムデ
ィスク27の間にリテーナ28で保持されたポール29
を介在させ、補助ばね30を縮設して構成した調圧カム
機構31を設けたが、入力軸21と入力リング24は一
体化してもよく、何れにしても入力軸21と入力リング
24は同軸心状で回転数は同じである。
遊星コーン25は保持器32で等間隔に保持され、円錐
台形部25aが出力軸22のコーン22aと接触し、中
間円錐台形部25bが入力リング24と接触し、入力軸
21から出力軸22に動力を伝達する際は、′t!星コ
ーン25の自転軸まわりに自転すると共に、入出力軸2
1.22のまわりに公転するようになっている。
変速リング33は、遊星コーン25の円錐形部分25C
に接触する状態で、入出力軸21.22の軸方向に移動
自在となるよう配置され、ケース23との間に設けたラ
ック34とビニオン35から成る送り機構36を掻作し
て遊星コーン25上をスライドさせることにより、第2
図に示すように、遊星コーン25との接触部C点の遊星
コーン自転軸に対する半径reを変えて無段変速を行な
う。
上記変速リング33は回転しない構造が最も筒車である
が、入出力軸21.22のまわりに回転させても問題は
ない。
また、保持器32は、ころがり軸受の保持器と同様に遊
星コーン25を等間隔に保持するのが主たる役目であり
、遊星コーン25に作用する外力を支える機能を優先的
に与えていない。
第2図に示すように、入力リング24と遊星コーン25
との接触点aを入出力軸21.22の軸線から離れた遊
星コーン25の外周部に配置し、接触点aにおいて、遊
星コーン25の母線に対する法線の延長線が遊星コーン
25の重心Gの入力軸21側を通るようにする(第3図
参照)。
変速リング33と遊星コーン25との接触点Cにおいて
、遊星コーン25の母線に対する法線は、入出力軸21
.22の軸線に対して、垂直でかつ遊星コーン25の重
心Gの出力軸22側、即ち入力リング24の接続点aの
法線が通る反対側を通るように配置する。
なお、変速リング33はその変速域内で入出力軸21.
22の軸線に平行に移動するが、どの位置においても上
記の条件は満足するようにする。
前記出力軸22のコーン22aと遊星コーン25の円錐
台形部25aとの接触部すは線接触であり、接触部すを
延長した線、入出力軸21.22の軸線、遊星コーン2
5の自転軸を延長した綿の三本の軸線及び接線はでき得
るかぎり、第2図のように一点Pで交わるような構成を
とる。
この変速機を高速で回転させると、遊星コーン25は自
転すると同時に公転を行うので遊星コーン25の重心G
には遠心力とジャイロモーメントが作用する。遊星コー
ン25にはこの抽入力リング24、変速リング33、出
力軸22からもその接触部において、法線力、接線力(
トラクシゴンカ)が作用する。遊星コーン25が飛び出
したりしないためには、これらの力が釣り合っていなけ
ればならない。遊星コーン25に作用する遠心力、ジャ
イロモーメント、接触部における法線力の力のベクトル
及びモーメントを第3図に示す。同図においてF、は接
触部すにおける法線力である。
実際は接触部すは線接触であるため、単一の力のベクト
ルとはならず第4図に示すような接触応力分布を形成す
るが簡単にするため応力P、を積分してF、で表しであ
る。
入力リング25との接触点a、法線ベクトルF2とその
傾き角β、出力軸22との接触部b、法線ベクトルF、
とその傾き角α、変速リング33との接触点C,M星コ
ーン25の質量、重心位置、慣性モーメントの各パラメ
ータによって多少の違いはあるが、荷重ベクトルF+ 
、Fz 、Fiの各々の方向と遊星コーン25重心位置
の相対的配置を上記した如く、変速リング33と遊星コ
ーン25の接触点Cにおける遊星コーン母線に対する法
線と入力リング24と遊星コーン25の接触点aにおけ
る遊星コーン母線に対する法線とが遊星コーン25の重
心Gをはさみ、遊星コーン2Sの自転軸、入出力軸21
.22の軸線の二つの軸線及び遊星コーン25と出力軸
22との線接触部すの延長線が一点近傍に集まり、かつ
遊星コーン25と出力軸22との接触部すが線接触をし
、かつ、遊星コーン25と出力軸22との接触部すに作
用する法線力が遊星コーン25の重心Gに対し、入力リ
ング24と遊星コーン25の接触点aに生じる法線力と
同じ側に存在するように設計すれば、これらの力F5、
Ft、Ft、Fc及びモーメントM9を釣り合わせるこ
とが可能である。
第5図は変速リング33が遊星コーン25の先端側に移
動し、変速比を変えた場合であるが、この場合も各接触
部の力及び遠心力、ジャイロモーメントの大きさが変わ
るだけで、各々の力を釣り合わせることが可能である。
遊星コーン25に作用する接線力の釣り合いに関しては
、トラクション係数等の影響によりスキニーがない状態
で釣り合いがとれるとは限らず、スキニーを生じさせる
ことになるが、遊星コーン25は入力リング24及び変
速リング33内周で運動するため、接線力が釣り合うと
ころで遊星コーン25自転軸が傾斜して運動することが
考えられる。この場合、設計によっては保持環32に力
が作用する場合もあり得る。
また、入力リング24と遊星コーン25との間に作用す
る法線力F、の軸方向成分F、□が入力軸21の軸受に
スラスト荷重として作用する。遊星コーン25の自転軸
に対する遊星コーンの中間円錐台形部25bの母線の勾
配は、機構上の制約がないので任意に設定でき、従って
法線力F2の角度βは適度に小さくできるので軸方向成
分FEZも小さくでき、入力軸21の軸受の寿命の延長
を図ることができる。
前記出力軸22と遊星コーン25との間に作用する法線
力F、の軸方向成分F0が出力軸22の軸受にスラスト
荷重として作用する。入力リング24の場合と同様に法
線ベクトルF、の傾きαは機構上の制約がなく任意に設
定できるので軸方向成分F□も小さくでき出力軸22の
軸受の寿命延長あるいは軸受の小型化を図ることができ
る。
また出力軸22と遊星コーン25の接触部すは線接触で
、かつ入出力軸21.22の軸線及び遊星コーン25の
自転軸の延長線とほぼ同じ点で交わるため、接触面積を
大きくして接触部すの接触応力を低下させ疲労寿命の延
長を図っても、接触部6にスピンを生じることなく伝達
効率を低下させることがない。
以上のように、各接触部a、、b、cの設計上、従来技
術のように、伝達効率、接触部の寿命、入出力軸軸受の
寿命の間に相矛盾するような構成がないため遊星コーン
25の接触部において伝達効率の低下なく疲労寿命の延
長が図れ、かつ入出力軸21.22の軸受の寿命延長あ
るいは小型化を同時に満足させることができる。
次に、第6図乃至第10図に示す第2の例について説明
する。なお、第2の例において、第1図乃至第5図で示
した第1の例と同一部分については、同一符号を付すこ
とによって説明に代える。
この第2の例は、出力軸22と遊星コーン25との線接
触部を複数個所に分割した点が第1の例と相違し、その
他は同様の構造になっている。
線接触部の分割は、出力軸22のコーン22a側か遊星
コーン25の円錐台形部25a側の何れか一方あるいは
両方の中央部近傍に溝を設けることにより、接触部b1
とbzに分割している。
図示の場合、出力軸22のコーン22aに溝を設け、接
触部を三箇所としているが、分割数は自由に選択できる
この第2の例において遊星コーン25に作用する遠心力
、ジャイロモーメント、接触部における法線力の力のベ
クトル及びモーメントを第8図に示す。FIsFZ は
それぞれ接触部jl+ 、btにおいて生じる法線力で
あるが実際はb+、btは線接触であるため、単一の力
のベクトルとはならず第9図に示すような接触応力分布
を形成する。
ここでは説明上簡単にするため応力PlsPzを積分し
てFt、F’+で表しである。
遊星コーン25と出力軸22の接触部b+、bzを複数
か所に分割する理由を以下に述べる。尚説明では図示の
ように分割数は2箇所としている。
遊星コーン25には入力リング24がらの法線力Fz、
変速リング33からの法線力Fff、遊星コーン25の
重心Gに作用する遠心力Fc及びジャイロモーメントM
、が作用するが、遊星コーン25を釣り合わせるために
は、これらの合力を支えるように遊星コーン25と出力
軸22の接触部す、、bzで法線力が生じなければなら
ない。ところがこの接触部す、 、b、は接触応力を緩
和するため線接触としてあり、接触部の幾何学的形状、
例えばクラウニングの曲率、表面粗さ、形状誤差等によ
って接触応力分布が影響を受ける。すなわち接触部の形
状によって線接触部の合力の作用点が異なり、法線力F
、、F、 、Fe、ジャイロモーメント、M、に釣り合
わせることができなくなる可能性がある。この接触部b
+ 、bzのように2箇所に分割すると接触応力は大き
くなるが荷重の作用点が2箇所できることになる。
法線力の作用点が2箇所であるため法線力Fz、Fs、
Fc、ジャイロモーメント、M、と釣り合うような反力
を形成する自由度が増え、形状誤差による接触応力の合
力の作用点の少々の移動があっても遊星コーン25を釣
り合わせることが可能である。もちろん遊星コーン25
と出力軸22の接触部の分割は2箇所に限定する必要は
なく、3箇所、あるいは4箇所でも可能である。
すなわち遊星コーン25と出力軸22の接触部b+ 、
btを分割するのは、その接触部の製作精度を緩めコス
ト低減をもたらすことになる。
法線力ベクトルF+、F’+ と遊星コーン25の重心
Gとの関係は、法線力F /1 は遊星コーン25の重
心Gの法線力F、側、F、側のいずれを通ってもよいが
、法線力F1は必ず法線力F2側を通るようにする。
入力リング24との接触点a、法線ベクトルF2とその
傾き角β、出力軸22との接触部b1、b2、法線ベク
トルF+ 、F’ 、とその傾き角α、変速リング33
との接触点C,遊星コーン25のffff1、重心位置
、慣性モーメントの各パラメータによって多少の違いは
あるが、荷重ベクトルF+ 、F’ +、Ft、F、の
各々の方向と遊星コーン25の重心位置の相対的配置を
上記の位置関係に設計すれば、これらの力F+、F’+
、Fz、Fs、FC及びモーメントM、を釣り合わせる
ことが可能である。
第10図は変速リング33が遊星コーン25の先端側に
移動し、変速比を変えた場合であるが、この場合も各接
触部の力及び遠心力、ジャイロモーメントの大きさが変
わるだけで、各々の力を釣り合わせることが可能である
なお、入力軸軸受の寿命延長、出力軸軸受の寿命延長、
軸受の小型化等については、第1の例と同様の効果が得
られる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によると、同軸線上に配置した
入力軸から出力軸に至る摩擦伝動系上に遊星コーンを自
転と公転が自在となるよう設け、遊星コーンを囲むよう
に変速リング及び入力リングを設け、変速リングと遊星
コーンの接触点における遊星コーン母線に対する法線と
、入力リングと遊星コーンの接触点における遊星コーン
母線に対する法線とが遊星コーンの重心をはさむように
し、遊星コーンの自転軸、入出力軸軸線の二つのll1
I線及び遊星コーンと出力軸との線接触部の延長線が一
点近傍に集まり、遊星コーンと出力軸の接触部に作用す
る法線力が遊星コーンの重心に対して入力リングと遊星
コーンの接触点に生じる法線力と同じ側に存在するよう
にしたので、遊星コーンに作用する力を釣り合わせるこ
とができ、遊星コーンの公転による遠心力、ジャイロモ
ーメントを予め設計で考慮すれば、高速回転においても
動作可能となり、送風機、遠心圧縮機、ラジアルタービ
ン等の羽根車を無段変速によって高速に回転させること
ができる。
また、入力軸軸受と出力軸軸受の寿命延長と小型化を図
ることができる。
更に、遊星コーンと出力軸の接触部を線接触とし、入出
力軸軸線及び遊星コーン自転軸の延長線と略同じ点で交
わるようにしたので、接触面積を大きくして接触部の接
触応力を低下させ疲労寿命の延長を図っても接触部にス
ピンを生じることがなく、伝達効率を低下させることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る摩擦無段変速装置の第1の例を
示す全体の縦断面図、第2図は同上におけるg擦伝動部
の拡大断面図、第3図は遊星コーンに作用するベクトル
及びモーメントの説明図、第4図は遊星コーンに対する
出力軸の接触応力分布を示す説明図、第5図は第3図に
おける変速時のベクトル及びモーメントの説明図、第6
図は変速装置の第2の例を示す全体の縦断面図、第7図
は同上における摩擦伝動部の拡大断面図、第8図は同上
の遊星コーンに作用するベクトル及びモーメントの説明
図、第9図は同上の遊星コーンに対する出力軸の接触応
力分布を示す説明図、第10図は第8図の変速時のベク
トル及びモーメントの説明図、第11図は従来の摩擦無
段変速装置を示す第1の例の縦断面図、第12図は同第
2の例を示す縦断面図である。 21・・・・・・入力軸、  22・・・・・・出力軸
、23・・・・・・ケース、   24・・・・・・入
力リング、25・・・・・・遊星コーン、33・・・・
・・変速リング。 第11図 第12図 1ム 特許出廓大  エヌ・チー・エヌ 東洋ベアリング株式会社 同 代理人  鎌  1) 文  ニ 第1図 第5図 ?ai ご510図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力軸及び出力軸を同軸線上に配置し、入力軸か
    ら出力軸に至る摩擦伝動系上に、自転すると同時に入出
    力軸線まわりに公転自在となる遊星コーンを複数個設け
    、前記複数の遊星コーンを囲むように変速リング及び入
    力リングを設け、変速リングを入出力軸線方向に移動さ
    せることにより変速が行なわれるように配置し、変速リ
    ングと遊星コーンの接触点における遊星コーン母線に対
    する法線と、入力リングと遊星コーンの接触点における
    遊星コーン母線に対する法線とが遊星コーンの重心をは
    さむように形成され、前記遊星コーンと出力軸との接触
    部が線接触となり、しかも遊星コーン自転軸と入出力軸
    線の二つの軸線及び遊星コーンと出力軸との線接触部の
    延長線が一点近傍に集まるように形成し、遊星コーンと
    出力軸との線接触部に作用する法線力が遊星コーンの重
    心に対し、入力リングと遊星コーンの接触点に生じる法
    線力と同じ側に存在するようにした摩擦無段変速装置。
  2. (2)遊星コーンと出力軸の線接触部は複数個所に分割
    され、一つの線接触部の法線力は遊星コーンの重心に対
    して何れの側を通ってもよいがこれら線接触部の法線力
    の合力は入力リングと遊星コーンの接触点において生じ
    る法線力と同じ側に存在している請求項1に記載の摩擦
    無段変速装置。
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