JPH0219324A - 卵巣細胞に対するモノクローナル抗体 - Google Patents

卵巣細胞に対するモノクローナル抗体

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JPH0219324A
JPH0219324A JP63153661A JP15366188A JPH0219324A JP H0219324 A JPH0219324 A JP H0219324A JP 63153661 A JP63153661 A JP 63153661A JP 15366188 A JP15366188 A JP 15366188A JP H0219324 A JPH0219324 A JP H0219324A
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JP
Japan
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monoclonal antibody
exotoxin
ovarian cancer
ovb
cancer cells
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JP63153661A
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Pastan Ira
アイラ パスタン
J Fitzgerald David
デビット ジェイ.フィッツジェラルド
Willingham Mark
マーク ウィリングハム
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 癌の化学療法及び他の免疫学的治療法への現在のアプロ
ーチは、細胞−特異的治療剤の使用に集中する。理想的
には、免疫毒素が、標的細胞と非標的細胞との間を高度
に識別すべきである。本発明は、モノクローナル抗体O
VB−3(ヒト卵巣癌細胞に特異的に結合する)とプソ
イドモナスの外毒素との間に形成される免疫毒素接合体
を開示する。
モノクローナル抗体の方法論の出現が、Koprows
k iなど(アメリカ特許筒4,172,124号)に
開示されて以来、広範囲の種類のヒI・の疾病を処置す
るために企画された多くのモノクローナル抗体が開発さ
れて来た。しかしながら、2つの問題が、この方法をよ
り広範囲にわたって実施することを妨げて来た。第1に
、目的のヒト細胞(たとえば癌細胞)に対する多くのモ
ノクローナル抗体がまた、非標的のヒト細胞(正常細胞
)にも結合する。第2に、毒素供給系の多くは、そのd
1素の有効性を滅じ、標的細胞中への毒素の侵入能力を
滅じ、又は標的の部位に十分な量の毒素を供給するため
に十分特異的でない。本発明は、正常な細胞と癌細胞と
の間を識別し、ヒト卵巣癌細胞に対してひじように特異
的であり、そして毒素の侵入及び致死活性を破壊しない
で癌細胞に毒素を運び、そして供給することができる免
疫毒素を開示する。この態様において、本発明は、癌の
化学療法の分野における長い間の欠点、すなわち卵巣癌
モノクローナル抗体は、はとんど存在せず、そして存在
するモノクローナル抗体は、癌細胞が内毒素を取込むた
めの条件下で外毒素を供給することができない点を満足
せしめる。さらに、本発明は、正常なヒト細胞に結合し
ないで、卵巣癌細胞に特異的に結合する有効な免疫毒素
を産生ずるために、最近開発された技法を使用する。
本発明は、゛プソイドモナスの外毒素接合の免疫毒素(
Pseudomonas Exotoxin Conj
ugateImmunotux 1ns)”と称するア
メリカ特許第4,545,985号に同じ発明者により
開示された発見を基礎にする。この特許は、プソイドモ
ナスの外毒素(該毒素は目的のヒト腫fF1細胞を選択
的に殺すであろう)を変性するために本発明に使用され
る方法を開示するので、この開示を引用によりこの明細
書中に組み入れる。
本発明は、この方法に対する改良であり、高い特異性の
モノクローナル抗体の産生により、本発明の生成物によ
りヒト卵巣癌が標的にされ、そして治療され得る。
プソイドモナスの外毒素(PE)は、あるヒト腫瘍を認
識する種々のモノクローナル抗体及びヒトX抗原血液型
物質を認識するモノクローナル抗体に接合されている(
Ricl+ertなど、J、Biol 、Chcm、 
258 : 8902〜8907(1983) ;及び
Fredmanなど、J。
Diol 、Cbem、、258 : 11206〜1
1210(1983) ’] 、その毒素接合体は、適
切な標的細胞を特異的に殺す。
PEは、細胞上で特定の受容体と反応する種々のペプチ
ド、タンパク質類及び増殖因子に接合することができる
。これらは、肉腫増殖因子、メラニン細胞刺激ホルモン
(MSF旬ンマトスタチン、グルカゴン、インシュリン
、トランスフェリン、低密度リポタンパク質、カルシト
ニン、α2−マクログロブリン及びリシン−プラジキニ
ンを含む。
プソイドモナスの外毒素は、容易に多量に調製されるの
で、ヒトは、普通それに対する中和抗体を有さない(ジ
フテリア毒素に関してはよくあるが)ので、それが接合
される前、サブユニットに分離される必要がない(リジ
ン毒素は必要であるンので、他の毒素(たとえばりシン
又はジフテリア毒素)より特に好ましい。
U謁α東筐 本発明の対象物質、ずなわちモノクローナル抗体OVB
−3は、ATCC隘1189147としてマリーランド
州のロックビルにある八merican Type C
u1tureCollectionに寄託され、そして
30年間又は、そのような寄託に対するaf&の分譲要
求f& 5年間、又はいずれにせよ特許の存続期間の間
保持されるであろう。寄託物は、寄託の期間の間、培養
物が変化し又は死滅する場合、取り換えられるであろう
提定ゆ固成 プソイドモナスの外毒素(PE)は既知であり、そして
プソイドモナスアエルギノサ(Pseudomonas
a7)から単離される、容易に入手できる毒素である。
本発明に使用される特定の外毒素は、5w1ss Se
rum Companyを通して商業的に入手できる。
PEを本発明のために選択した。なぜならば、それは、
延長因子2の酵素的(ADP−リボシル化)不活性化を
触媒することによってタンパク質合成を阻害するために
、細胞のシトソール中で作用するからである。
卵巣癌細胞に対して特異的なモノクローナル抗体(Ma
b)は存在するが〔たとえば、13astなど、J。
Cl1n、IItvest、、68 : 1331〜1
337(1981) ;及びTsujiなど、Canc
er Re5earch、45 : 2358〜238
2(1985)を9照のこと〕、シかしヒト卵巣癌細胞
により十分に取込まれず、又は本発明のモノクローナル
抗体により示される特異性成を示さない。
モノクローナル抗体OVB −3は、従来の方法により
産生される。一般的に、マウスを、0VCAR−3、す
なわちヒト卵巣癌細胞系により免疫感作する(Haa+
1litonなど、Cancer Rcsearcb、
43 : 5379〜5389(1983)に記載され
る〕。次に、感作されたマウスからの肺臓細胞を、骨髄
腫細胞系と融合せしめ、このようにして、ヒト卵巣癌細
胞に対して特異的に結合するモノクローナル抗体を産生
ずることができるハイブリドーマを形成する。そのよう
な1つのMab、ずなわちOVB −3は、ヒト卵巣癌
に対してひじょうに特異的であり、そしてプソイドモナ
スの外毒素接合体を指示するために使用される。
第1表は、種々の卵巣癌細胞系及び正常なヒI・細胞と
モノクローナル抗体OVB −3との反応性を示す。こ
の表は、本発明のモノクローナル抗体がヒト卵巣癌細胞
に対してひじように特異的であることを示す。
プソイドモナスの外毒素−モツクローナル抗体0V8−
3接合体(PE −OVB −3)は、ジルスフイド交
換反応を用いるか又はチオエーテル結合の形成によるい
ずれかにより構成される。一般的に、毒素の分子当り2
個のチオール基を導入するために、PEを2−イミノチ
オラン(正式には、メチル4−メルカプト−ブチルイミ
デート)により処理する。この段階は、場合によっては
、0.15MのKPO,(pH8,0)及び1mMのE
GT^溶液中で行なわれる。
次に、」二足段階からの誘導体化されたPEを、ジチオ
ビス(2−ニトロ安思香酸)(DTNB>と反応せしめ
る。分子当り1つのスルフィドリル基を導入するために
、精製されなOV[3−3をまた、2−イミノチオラン
により処理する。次に、その処理された抗体を、pH8
,0で、過剰処理されなPEを共に混合し、そして23
℃て2時間インキュへ−1・せしめる。その反応の終り
で、その1)11を7.0に調整し、そして接合体を形
成しなかった又は1個の未反応−S H基を有するPE
分子からTNBを除去するために、システ、インを添加
する。
他方、抗体を、m−マレイミドベンゾイルN−ヒドロキ
シ−スクシンイミドエステル(MBS)により変性する
ことができ、そしてその得られた活性化された抗体を、
Sll −PE −S11と反応せしめ、チオエーテル
基を片む接&体を生成することかできる。この接合体は
、ジルスフイド結合の還元により不活性化され得ないの
で、動物環境下でより安定する。
その得られたPE−OVB−3接合体を、ゲル濾過によ
り精製する。典型的には、3〜’)mg/mlの接合体
1〜5maを、[(P L Cゲル濾過カラムI’: 
TSK −250(600X 21.5mm> )上に
負荷する。空隙体積中の凝集体は低活性を示し、そして
捨てられる。生来の抗体よりも高い分子量を有する2種
の接合体のピークがカラムに含まれる。これらは、2:
1及び1:1の比の抗体:毒素接合体に一致する。両ピ
ークは高い活性を有するが、しかし、通常1:1の接合
体のみがさらに研究のために使用される。
その接合体をヒト卵巣癌細胞に添加し、そしてタンパク
質合成の阻害又は細胞の死を測定することによって、そ
れをアッセイする。接合体のADP−リボシル化活性を
また、pitzgeraldなど、恒肚。
32 : 607(1983)に記載されているように
して、’C−NADを用いて、無細胞抽出物、通常網状
赤血球分解物中においてアッセイする。すべての実験は
、マウスにおける不2−り弘で、又は組織培養における
ヒト細胞上での−(7ビトロでのいづれかで行なわれた
生理的食塩水0.5ml中、約50xlO6個の卵巣癌
細胞を、ヌードマウスに腹腔内注射する。これらの癌細
胞を4〜5日間定着し、そして次に、PE−0VI)−
3を4日ごとに注射により投与する。処理されなかった
マウスは、多量の悪性腹水により40日?麦死んだ。P
E−OVB−3はこれらの卵巣癌細胞に対して細胞毒性
であり、そして十分な%のそれらの細胞を殺し、処理を
受けなかったマウス、抗体のみを受けたマウス又は無関
係な抗体−PE接合体を受けたマウスよりも40〜50
日長く生きることができる6さラニ、PE −OVB 
−3ハ、OV[3−3受g体を発現する細胞に対して細
胞毒性であるが、しかし受容体−陰性細胞に対しては不
活性である。
以下余白 剃」−り 卵巣腫瘍(Null) # ]、 (0,S、)            (+
 +)#2((:、)              (
−1−十)卵巣腫1′I(ΔIabama) :   
        <り返し:86−M(不完全に分化さ
れた腺癌)  (十+)  #2−(+十変動)86−
R(ムチンの十分に分化され た1腺癌)  (++)  #2−(++)81−N(
混成された不完全に分化 されたミュラー癌)  (++)  #2−(十十)8
6−0(重症の嚢胞腺癌)、    <−)   #2
−(+/−)−(1−)乳11’Ji′Jf!J(Ce
tus) :BCNA (侵入性小葉症又は 腺管癌)(+−+++) B(JIA(侵入性腺骨癌)       (+−++
+)BC[I^く乳房のパゲット病)(−)BCT八(
侵入性硬性症)       (十/−)組  織 前立服 精巣 卵巣 子宮 検出された反応性 (++十)分ン必: (+/−) 上皮細胞 (−)輸精管 (=)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ATCCアクセション番号HB9147の細胞系に
    より産生されるモノクローナル抗体OVB−3。 2、プソイドモナス(Pseudomonas)の外毒
    素に結合された卵巣癌細胞に特異的に結合するモノクロ
    ーナル抗体OVB−3を含んで成る、ヒト卵巣癌の化学
    療法的緩和のための免疫毒素接合体。 3、卵巣癌細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体
    に結合されたプソイドモナスの外毒素(PE)を含んで
    成る免疫毒素接合体であつて、ここで前記PEが2−イ
    ミノチオランによる処理により、続いてジチオビス(2
    −ニトロ安息香酸)による処理により変性され、そして
    前記モノクローナル抗体が、前記PEと記モノクローナ
    ル抗体との間にジスルフィド又はチオエーテル結合の形
    成をもたらす条件下で、2−イミノチオラン及びm−マ
    レイミドベンゾイルN−ヒドロキシスクシンイミドエス
    テルから成る群から選択された試薬による処理により変
    性されることを特徴とする免疫毒素接合体。
JP63153661A 1988-06-23 1988-06-23 卵巣細胞に対するモノクローナル抗体 Pending JPH0219324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527230A (ja) * 2006-02-24 2009-07-30 アリアス リサーチ、インコーポレイテッド Trop−2の表面発現を証明する細胞の細胞傷害性媒介

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