JPH02192440A - セメント焼塊の製造方法 - Google Patents

セメント焼塊の製造方法

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JPH02192440A
JPH02192440A JP1012268A JP1226889A JPH02192440A JP H02192440 A JPH02192440 A JP H02192440A JP 1012268 A JP1012268 A JP 1012268A JP 1226889 A JP1226889 A JP 1226889A JP H02192440 A JPH02192440 A JP H02192440A
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JP
Japan
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cement
raw material
slag
blast furnace
furnace slag
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Application number
JP1012268A
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English (en)
Inventor
Seiji Akeki
明木 精治
Yasuhiko Satakuni
佐田国 康彦
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/14Cements containing slag
    • C04B7/147Metallurgical slag
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、セメント焼塊の製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、金属の精錬工程で副生ずる
スラグを主原料とするセメント焼塊の製造方法に関する
[発明の背景] 一般に、ポルトランドセメント製造用の焼塊(タリンカ
ー)は、石灰質原料、珪酸質原料、粘土質原料、および
酸化鉄原料を、ポルトランドセメントの成分としてCa
060〜66重量%、S i 02 20〜2 s重量
%、AiL2 o34〜9重量%、および、Fe203
2〜5重量%となるような範囲にて混合し、得られた混
合物を1450℃前後の温度にて焼成、冷却することに
より製造されている。上記の原料を上記の温度にて焼成
することにより、該原料は少なくともその一部が溶融状
態となり、含有される化学成分から、3CaO−Si0
2,2CaO−SiO2,3Ca O−A 1203 
、および、4CaO・、l!203  ・Fe2O,を
主とする結晶性のセメント鉱物(以下、単に「セメント
鉱物」と略記する)が生成する。
ポルトランドセメントは、上述のセメント焼塊に、得ら
れるポルトランドセメントに対して3〜5重量%の範囲
にて石膏を混合し、粉砕することによって得られる。上
記石膏は、ポルトランドセメントと水とを混練した際の
凝固速度調節のために添加される。
上述のポルトランドセメント製造用焼塊の原料の一部に
高炉スラグを利用することが知られている。高炉スラグ
は、製鉄の製銑工程にあける副生成物であり、高温の溶
融状態で銑鉄から分離される。上記高炉スラグは、上記
セメント鉱物の一部を構成することのできるCa0%S
iO2、およびAl、O,を主成分として含んでいる。
ポルトランドセメント製造用焼塊の原料の一部に高炉ス
ラグを利用する用途(通常は副原料として少量使用され
る)にあっては、通常は上記高炉スラグを冷却床上で冷
却し粉砕して得られる徐冷スラグ、あるいは、水冷して
小粒子とした水砕スラグを用い、該スラグを必要に応じ
て他のセメント焼塊の原料に添加し、得られるポルトラ
ンドセメントの化学成分が航速のセメント鉱物が生成さ
れる範囲になるように成分を調整したのち、前述の通常
のセメント焼塊の製造方法と同様にして焼成、冷却して
セメント焼塊に加工される。上述のセメント焼塊の製造
法では、スラグは、成分調整のために添加され、他の原
料とともに、焼成により再溶融された状態にて結晶性の
前記セメント鉱物を生成する。上述の製造方法により、
高炉スラグに含有される前述の化学成分を有効に利用し
て、ポルトランドセメント製造用焼塊が得られる。
なお、高炉スラグは、水冷して水砕スラグとしさらに乾
燥粉砕して水砕スラグ粉として、高炉セメントなどの他
のセメントの組成分としても直接利用されることもある
セメントは、土木建築などの分野において、大量に消費
される物質であり、原価を低く抑えることが望まれる。
セメント工業の分野においては、大量の原材料を低廉に
得ること、原料を焼成するために膨大な熱量を必要とす
るので熱を有効に利用して燃料費を低減させることなど
が、重要である。
そこで、ポルトランドセメント製造用焼塊の製造におい
ては、金属の精錬工程で多量に副生ずる高炉スラグを主
原料として利用し、さらに該高炉スラグの有する熱を有
効に利用できる製造方法の開発が望まれる。
[発明の目的コ 本発明の目的は、金属の精錬工程で副生するスラグを主
原料として使用し、さらに該高炉スラグの有する熱を有
効に利用してポルトランドセメント製造用のセメント焼
塊を製造する改良された方法を提供することにある。
[発明の要旨] 本発明者は、前述のポルトランドセメント製造用焼塊の
原料の一部に高炉スラグを利用するところの従来公知の
製造方法では、高温の溶融状態にあるスラグを一旦冷却
して、他のセメント原料と混合したのち、再び高温で焼
成していることが、熱の有効利用の点で不利になるとの
点に着目し、その高温のスラグが保持する熱を有効利用
することを考え、本発明に到達した。
本発明は、金属の精錬工程で高温状態にて副生したスラ
グを該スラグの温度を600℃以上に維持した状態で、
セメント焼塊原料を添加、混合して、得られた混合物を
焼成したのち、冷却することを特徴とするセメント焼塊
の製造方法にある。
次に本発明の好ましい態様を示す。
(1)上記スラグが製鉄の製鉄工程で副生する高炉スラ
グであること。
(2)上記スラグが予め脱硫されたスラグであること。
(3)上記スラグを高速流体で飛散させて粒状化し、粒
状体の状態にて上記セメント焼塊原料と混合すること。
(4)上記セメント焼塊原料が石灰質原料、珪酸質原料
および酸化鉄原料であること。
(5)上記セメント焼塊原料が粉粒体であり、上記スラ
グと混合される前に、予熱された状態にあること。
(6)上記焼成を900〜1700℃の温度範囲にて5
〜60分間行なうこと。
(7)上記焼成をサスペンションプレヒーター付ロータ
リーキルンを用い、酸素分圧0.1〜100トールの気
流中にて行なうこと。
[発明の効果] 本発明の製造方法では、高温状態の高炉スラグを過度に
冷却させることなく、他のセメント焼塊原料の粉粒体と
混合して焼成を行なうので、セメント製造における熱の
有効利用を向上させることができる。さらに、本発明の
製造方法では、金属の精錬工程で多量に副生じ安価な高
炉スラグを最大限に利用できるため、セメント製造費用
を低減することができる。
また、硫黄成分(硫化物)を含む高炉スラグからは、こ
れを除去して焼成を容易にするとともに品質を向上する
ことができ、回収した硫黄酸化物は石膏に変えることに
よりセメント添加用原料とすることができる。
[発明の詳細な記述] 本発明のセメント焼塊の製造方法は、金属の精錬工程で
高温状態にて副生したスラグを該スラグの温度を600
℃以上、好ましくは、900℃〜1500℃に維持した
状態で、セメント焼塊原料を添加、混合して、得られた
混合物を焼成したのち、冷却することを特徴とする。
上記金属の精錬工程で副生ずるスラグは、セメント鉱物
を構成する化学成分を含有しているスラグであればよく
、製鉄の製銑工程、および、銅の精錬工程などで副生ず
るスラグ(銅からみなど)を用いることができるが、製
鉄の製銑工程で副生ずる高炉スラグが特に好ましい。上
記製銑工程では、高炉にて銑鉄を製造する際に、鉄鉱石
の媒溶剤として一般に石灰石が使用されている。高炉の
頂部から、鉄鉱石、コークス、および石灰石を投入し加
熱することにより、鉄を主とする還元されやすい物質が
銑鉄として、その他の還元されにくい物質がスラグとし
て得られる。上記高炉スラグは、Cab、5in2、お
よびAJ2203を主成分として含んでいるので、他の
セメント焼塊原料を添加して成分を調整することにより
、ポルトランドセメント製造用焼塊の原料として有利に
使用することができる。上記製銑工程において、スラグ
と銑鉄との分離は、スラグの比重が銑鉄よりも小さいこ
とを利用して、溶融状態で容易に行なうことができる。
本発明の方法では、上述の製銑工程にて副生した高温の
溶融状態にある高炉スラグを過度に冷却することなく、
その温度を600℃以上に維持した状態で、セメント焼
塊原料を添加、混合することが必要である。
上記高炉スラグは、銑鉄と分離したのち、大気との接触
による自然の放冷を除いては、水砕スラグあるいは徐冷
スラグ製造の際に採用されるような冷却のための処理を
特に行なうことなく、可能な限り高温状態を維持するこ
とが好ましい。上述の高温状態にて他のセメント焼塊原
料と混合することにより、溶融状態の高炉スラグが有し
ている熱エネルギーを無駄にすることなく、セメント焼
塊の焼成を有利に行なうことができる。
セメント焼成におけるセメント鉱物の生成反応は固相反
応であり、通常約600℃以上の温度範囲で生じる。し
たがって、高炉スラグが600℃未満の温度まで冷却さ
れた状態にて、他のセメント焼塊原料を添加、混合する
と、上記焼成の際に該冷却を補う熱エネルギーが必要と
なり、焼成用熱量が増加するので好ましくない。
高炉スラグに対する他のセメント焼塊原料の添加は、該
高炉スラグが液体の状態で行なってもよいが、粒状体の
状態で行なうことにより有利に混合することができるの
で、粒状体として添加することが好ましい。上記添加、
混合の操作は、上記高炉スラグを10〜1000m/秒
の範囲の速度を有する高速流体にて飛散させて粒状化し
、粒状体の状態とすることにより有利に行なうことがで
きる。高炉スラグを上記高速流体で飛散させる装置とし
ては、例えば従来公知の水砕スラグ吹製用の装置などを
使用することができる。
上記高炉スラグは、上述の他のセメント焼塊原料と混合
する操作の前に脱硫されていることが好ましい。上記高
炉スラグは、前述のように、Cab、Sin、、および
Al1. O,を主成分として含むが、その他にも、硫
黄、リン、ヒ素などのセメント焼塊に残存すると好まし
くない微量成分を含んでいる。上記微量成分を含む高炉
スラグを使用してセメント焼塊を製造すると、後述の焼
成工程において、該微量成分に由来する化合物、特に硫
黄から生成する石膏などの化合物がキルン内に融着し、
操業が困難になることがある。
上記微量成分の除去は、従来公知の方法、たとえば、溶
融状態にある高炉スラグの容器底部から酸素含有気体な
どを流通させ、該気体に伴われて気化した微量成分を回
収剤または吸収剤と接触させることにより除去する方法
などを用いて行なうことができる。
高炉スラグに添加して成分の調整を行なう他のセメント
焼塊原料としては、石灰石、チョーク、泥灰岩などの石
灰質原料;チャート、軟珪石、珪砂、砂岩などの珪酸質
原料;粘土、頁岩、泥岩、粘板岩、ロームなどの粘土質
原料;および、鉄鉱石、鉄鯖鉱、銅からみなどの酸化鉄
原料を挙げることができる。上記セメント焼塊原料とし
てさらに蛍石を添加してもよい。蛍石は、上記セメント
焼塊原料の媒溶剤として作用して、3CaO・S i 
02の生成を促進し、焼成温度を低くする作用がある。
上述の原料のうち、高炉スラグに添加する成分としては
、特に、石灰質原料、珪酸質原料および酸化鉄原料が好
ましい。これは、高炉スラグの成分に、石灰質、珪酸質
および酸化鉄が不足する傾向があるためである。高炉ス
ラグおよび上述の原料の配合割合は、目的とするセメン
トの特性に応じて任意に定めることができ、各原料の配
合量は、水硬率()1. M) 、珪酸率(S、M)、
鉄基(1,M)、および活動係数(A、I)などの成分
比率から、従来公知の方法により算出すればよい。
上記セメント焼塊原料は、高炉スラグに添加される前に
、粉砕されていることが混合を有利におこなうために好
ましく、予熱されていることが熱の有効利用、ひいては
熱効率を高くすることから好ましい。上記予熱は、従来
公知のセメント焼塊製造方法と同様にして行なえばよく
、サスペンションプレヒーター付ロータリーキルン(S
Pキルン)を用い、そのプレヒータ一部で行なうことが
好ましく、上記キルンはさらにキルンとプレヒータ一部
との連結部分に仮焼炉を有するロータリーキルン(NS
Pキルン)であることが好ましい。上述の装置を使用す
ることにより、上記セメント焼塊原料は通常、800〜
900℃程度に予熱される。
ついで、前記高炉スラグにセメント焼塊原料を添加し、
混合する。添加は、ロータリーキルンの入口部で行なう
ことが好ましい。
本発明のセメント焼塊の製造方法を、添付した図面の第
1図に示した装置(ロータリーキルン)およびその付属
装置を利用する態様としてさらに詳しく説明する。
高炉スラグは、第1図の吹製装置1により高速流体で飛
散され、粒状体の状態になって、混合槽2に吹きこまれ
る。また、他のセメント焼塊原料は、粉砕され、プレヒ
ータ一部3にて予熱されたのち、混合槽2にて粒状体の
状態の高炉スラグに添加され混合される。上記プレヒー
タ一部3は、四段に積層配置されたサイクロン4からな
り、セメント焼塊原料は、上段のサイクロンから順次下
段に下がりながら、ロータリーキルン5の余熱および仮
焼炉6から供給される熱により予熱される。
混合槽2にて混合された高炉スラグおよび他のセメント
焼塊原料は、チャージャー7によりロータリーキルン5
に供給され、焼成される。ロータリーキルン5は、バー
ナー8により供給される燃焼ガスにより加熱されている
。上記燃焼ガスは、通常その温度が1800〜2000
℃、酸素分圧が0.1〜100トールの範囲にある気流
である。上記焼成は、900−1700℃、好ましくは
1400〜1500℃の温度範囲にて、5〜60分間、
好ましくは10〜30分間行なう。焼成条件が、上記の
範囲から外れるときには、目的とするセメント鉱物が得
られなかったり、焼結が過度に進んで得られた焼塊を粉
砕しにくくなることがある。
上述の条件にて焼成を行なうことにより、高炉スラグお
よびセメント焼塊原料は、半溶融状態にて反応しセメン
ト鉱物を生成する。上記セメント鉱物は、ロータリーキ
ルン5から排出され、冷却装置9にて冷却されセメント
焼塊が得られる。上記冷却装置としては、たとえば、エ
アクエンチングクーラーなど従来公知の装置を使用する
ことができる。
上述の製造方法によって得られたセメント焼塊は、さら
に石膏を添加して粉砕することにより、ポルトランドセ
メントを製造することができる。
次に本発明の実施例を示す。
[実施例1] 製鉄の製銑工程から分離された溶融状態の高炉スラグを
一旦鍋車に受け、該鍋車の底部から酸素分圧104〜t
o−’気圧の気体を高炉スラグ中に導入し、硫化物を酸
化して脱硫を行なった。上述の脱硫処理を行なった高炉
スラグは、CaO41,4重量%、Sin、34.6重
量%、およびA1□0.314.1重量%を含有してい
た。
なお、排ガス中に含まれるS02から、上記高炉スラグ
1トンについて43kgの石膏が回収された。
上述の処理済高炉スラグと他のセメント焼塊原料とから
、第1図に示したロータリーキルンと付属装置を利用し
て下記の方法によりセメント焼塊を製造した。
まず、上記高炉スラグを鍋車から、ロータリーキルン入
口の混合槽2に付設された吹製装置1に投入し、300
m/秒の速度を有する水蒸気にて高炉スラグが粒状体の
状態になるようにして、混合槽2内に飛散させた。上記
高炉スラグの温度は、1200℃であった。同時に、ロ
ータリーキルン上部のプレヒータ一部3にて予熱された
セメント焼塊原料の粉末を混合槽2に供給し、高炉スラ
グの粒状体に添加、混合した。上記セメント焼塊原料と
して、高炉スラグlトンに対して、石灰石2.75トン
、珪石0.25トンおよび、鉄鉱石0.075トンを添
加した。
次いで、上述の高炉スラグ、石灰石、珪石および鉄鉱石
の混合物をチャージャー7により、ロータリーキルン5
に供給し、焼成した。上記焼成は、バーナー8を用いて
重油を燃料として火焔を作り、燃焼ガスの酸素分圧が5
0トールの気流をロータリーキルン5に流通して、ロー
タリーキルン5内の原材料の温度分布がt ooo℃〜
1500℃になるようにして30分間加熱して行なった
上述の操作で得られた焼成物(セメント鉱物)をロータ
リーキルン5に連続して設けられた冷却装置9にて冷却
し、ポルトランドセメント製造用の焼塊2.86トンを
得た。
上述のセメント焼塊を製造するために要した熱量は、該
焼塊lトンについて、62,5万キロカロリーであった
上述のセメント焼塊を用いたポルトランドセメントは、
JIS  R5201に規定された試験の結果、モルタ
ル圧縮強度388 k g f / c rn”(28
日)を示した。
[比較例1] 実施例1に用いた高炉スラグから、常法に従って徐冷ス
ラグを製造した。
上記徐冷スラグ1トンに対して、実施例1と同量の石灰
石、珪石および鉄鉱石の粉末を添加し、混合した。上記
混合物を実施例1で用いたものと同じロータリキルンの
プレヒータ一部に投入して予熱し、混合槽にて高炉スラ
グ粉粒体と混合することなく直接ロータリーキルンに供
給し、実施例1と同じ焼成条件にて焼成し、続いて冷却
することにより、ポルトランドセメント製造用の焼塊を
得た。上述の焼成の際に、焼成キルンの窯尻に硫酸塩の
融着がみられ、長期の運転が困難な状況であった。
上述の焼塊を製造するために要した熱量は、該焼塊1ト
ンについて、66.6万キロカロリーであった。
また、上記で得られたセメント焼塊は硫黄酸化物の含有
量が高< (So、0.96%)、品質的に劣っており
、該セメント焼塊を用いたポルトランドセメントは、J
IS  R5201に規定された試験の結果、モルタル
圧縮強度321kgf/Cゴ(28日)であった。
[所要熱量の評価] 通常のセメント焼塊の製造に要する熱量は、予熱炉付サ
スペンションプレヒーター付ロータリーキルンで約80
万キロカロリーである。したがフて、高炉スラグを主原
料に使用することにより、現状のセメント焼成と比較し
て大幅に所要熱量を低減でき、本発明の製造方法を用い
ることによりさらに所要熱量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用するロータリーキルンとその付
属装置の一実施態様の概念図である。 1:高炉スラグ吹製装置、2:混合槽、3:ブレヒータ
一部、4:サイクロン、5:ロータリーキルン、6:仮
焼炉、 7:チャージャー 8:バーナー 9:冷却装置。 特許出願人  宇部興産株式会社 代 理 人  弁理士 柳川泰男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1。金属の精錬工程で高温状態にて副生したスラグを該
    スラグの温度を600℃以上に維持した状態で、セメン
    ト焼塊原料を添加、混合して、得られた混合物を焼成し
    たのち、冷却することを特徴とするセメント焼塊の製造
    方法。
JP1012268A 1989-01-20 1989-01-20 セメント焼塊の製造方法 Pending JPH02192440A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1012268A JPH02192440A (ja) 1989-01-20 1989-01-20 セメント焼塊の製造方法

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JP1012268A JPH02192440A (ja) 1989-01-20 1989-01-20 セメント焼塊の製造方法

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JP (1) JPH02192440A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709510B1 (en) 2002-11-19 2004-03-23 Texas Industries, Inc. Process for using mill scale in cement clinker production
WO2006113575A3 (en) * 2005-04-18 2008-02-07 Buzzi Unicem Usa Inc Improved slag cement

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US6709510B1 (en) 2002-11-19 2004-03-23 Texas Industries, Inc. Process for using mill scale in cement clinker production
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