JPH02192263A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH02192263A
JPH02192263A JP1012370A JP1237089A JPH02192263A JP H02192263 A JPH02192263 A JP H02192263A JP 1012370 A JP1012370 A JP 1012370A JP 1237089 A JP1237089 A JP 1237089A JP H02192263 A JPH02192263 A JP H02192263A
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JP
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data
color
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image
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JP1012370A
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Izumi Takashima
泉 高島
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発問は、デジタル複写機、ファクシミリ、ブリンク等
の画像記録装置における画像読取装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、原稿画像の濃度を光電的に読取るために、多数の
フォトダイオードにより原稿画像濃度を光電変換し、画
像濃度に対応した信号電荷をCCDアナログシフトレジ
スタで転送し、これを順次読出すようにしたセンサとし
て、例えば等倍結像系用の密着型ラインセンサが知られ
ている。この場合、ラインセンサを一本のチップとして
同一基板上に欠落することなく均一な感度のものを形成
することは、ウェハのサイズ、歩留まり、コスト等の面
から実用的ではないため、複数のチップを主走査方向に
並べ、1ラインの画像を各ラインセンサで分割して読取
り、その信号をそれぞれのチャンネル毎に処理する方式
がとられている。
しかしながら、ラインセンサの光電変換特性は各画素毎
に異なるために、同一の濃度の原稿を読んでも出力が異
なる。例えば、各画素の暗時、白地読取時の出力電圧を
表した第48図において、入力光量が零の場合すなわち
暗時出力についてみると、図の(a)、(b)に示すよ
うなレベル差ΔDを有する不均一画素が存在する。この
ような不均一画素があると、原稿濃度に対する出力濃度
を表した第45図において、本来、図の実線で示すよう
に直線であるべき原稿濃度に対する出力濃度特性が変化
し、図の破線aSbのように変化する。すなわち、第4
8図の暗時出力がΔDだけ大きい画素の場合には、第4
5図の破線aで示すように濃い原稿を読むに従って正常
画素の出力よりも低めの濃度値を出力するため、出力画
像中に白スジが視認されてしまい、第48図の暗時出力
がΔDだけ小さい画素の場合には、第45図の破線すで
示すように、濃い原稿を読むに従って高めの濃度値を出
力するため、黒スジが視認され、てしまう。
従来、この問題を解消するために、特開昭63−125
054号公報において、予め全画素の暗時出力レベルを
読取り、このデータをラインメモリに格納しておき、原
稿読取時には各画素毎にこのデータを使用して補正する
方式が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の補正方式においては、第49
図(イ)に示すように不均一画素aの前後(図のbの部
分)でレベル差がない場合でも、A/D変換誤差やノイ
ズの重畳等により、このデータがA/D変換されて、例
えば第49図(ロ)に示すようなデータとしてラインメ
モリに格納されてしまうことがある。そして、第49図
(イ)に示したレベル差のない平坦な部分すに対して凹
凸部分Cが生じてしまう。その結果、読取データから暗
時出力データを減算した補正後のデータは、第49図(
ハ)に示すように、不均一画素aの出力は補正されるが
、同時に平坦な部分すに対して不要な凹凸(図の本部分
)が生じてしまう。この凹凸の影響を小さくするには、
読取濃度レンジを狭く、或いはA/Dコンバータのビッ
ト数を増加すればよいが、例えば、読取濃度レンジが0
〜1゜8の範囲で8ピッl−A/Dコンバータを使用ス
る場合には無視できない誤差となり、出力画像中にスジ
が発生してしまうことになるので、かえって補正を行わ
ない方が良い場合もある。
また、実際には、ラインセンサの暗時出力のバラツキは
、上記した画素単位のバラツキよりも、第50図(イ)
に示す如く1チツプ内の数100〜数1000画素にわ
たってなだらかな変化をもうている場合の方が多く見ら
れる。これは1つには、チップ内において温度の不均一
があることに起因する。一般に暗時出力は温度が約8°
C上昇する毎に倍増することが知られている。このよう
な特性を有するラインセンサについて前記の補正方法を
適用すると、量子化誤差により第50図(ロ)の*印に
示すような誤差が生じてしまう。
本発明の主目的は、上記問題を解決するものであって、
ラインセンサの暗時出力のバラツキを補正し、良好な画
像を出力することである。
本発明の他の目的は、複数のラインセンサを並べた場合
でも、センサ境界の濃度差を補正し、画像のスジやムラ
の発生を防止することである。
本発明の他の目的は、複数ラインを読み取り、読み取っ
たデータの平均値を利用することにより、データのビッ
ト数を増やし、量子化誤差を無くすことである。
本発明の他の目的は、補正用減算器のビット数を増やさ
ずにデータのビット数を増やすことを可能にすることで
ある。
〔課題を解決するための手段および作用〕そのために本
発明は、第1図に示すように原稿画像を読取るラインセ
ンサ901と、該ラインセンサの出力慣号をA/D変換
するA/D変換器903と、該A/D変換された慣号の
うち暗時出力データを記憶するメモU 913と、該暗
時出力データの複数のデータの平均値を算出して補正用
データを生成する演算手段907と、原稿読み取りデー
タを上位ビットデータ、補正用データを下位ビットデー
タとして原稿読み取りデータから減算する減算手段91
2と、減算したデータを入力として濃度データに変換す
る変換手段905とを有することを特徴とする。
本発明においては、暗時出力データの複数のデータの平
均値を算出しているので、補正データを高精度化するこ
とができ、例えば4つのデータの平均値を用いるように
すれば8ビットデータを10ビット精度化することがで
きる。そして、原稿読み取りデータを上位ビットとして
減算器の一方の入力とし、平均値処理により求めた補正
データを下位ビットとして減算器の他方の入力として原
稿読み取りデータから減算を行う。その結果、補正デー
タの8ビットによる丸め処理が入らないのでILSBを
1/4とし、精度を4倍にすることができ、量子化誤差
の発生を低減させることができる。
また、減算手段は、補正用データの上位ビットを原稿読
み取りデータから減算し、減算結果と補正用データの下
位ビットデータとを変換手段905の入力とすることに
より、減算器のビット数を増やさずに補正することがで
きるので、従来、シェーディング補正等に使用していた
減算器をそのまま使用して量子化誤差の発生を低減化す
ることか可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(1)〜(IF)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(
III)である。
(I)装置の概要 (1−1)装置構成 (1−2)システムの機能・特徴 <1−3)電気系制御システムの構成 (n)具体的な各部の構成 (II−1)  システム (n−2)イメージ処理システム(IPS)(If−3
)イメージ出力ターミナル(IOT)(n−4)ユーザ
インタフェース(U/I)(n−5)フィルム画像読取
装置 (II[)イメージ入力ターミナル(IIT)(III
−1)イメージングユニット駆動機構(III−2)ス
テッピングモータの制御方式(I[[−3)IITのコ
ントロール方式(I−4)イメージングユニット (I[l−5)ビデオ信号処理回路 (1)装置の概要 (I−1>装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(TIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エディットパ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P) 
64を備える。
前記I IT、IOT、U/1等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、[IT、IITの出力信号をイメージ処理する
IPS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基
板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板
、およびIOT、ADF、ソータ等を制御するためのM
CB基板(マシンコントロールボード)等と共に電気制
御系収納部33に収納されている。
IIT32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記IIT、32のBScrSR信号をト
ナーの原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精
細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施
してプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2
値化トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
TOT34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部4−Oaにおいて前記IPSからの画像信
号を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレ
ンズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト
41上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベ
ルト41は、駆動ブーIJ 41 Hによって駆動され
、その周囲にクリーナ41b1帯電器41 c%YSM
SCSKの各現像器41dおよび転写器41eが配置さ
れている。そして、この転写器41eに対向して転写装
置42が設けられていて、用紙トレイ35から用紙撮送
路35aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4
色フルカラーコピーの場合には、転写装置42を4回転
させ、用紙にY、M、C。
Kの順序で転写させる。転写された用紙は、転写装置4
2から真空搬送装置43を経て定着器45で定着され、
排出される。また、用紙撤退路35aには、SSI (
シングルシートインサータ) 35bからも用紙が選択
的に供給されるようになっている。
U/[36は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。 次にベース
マシン30へのオプションについて説明する。1つはプ
ラテンガラス31上に、座標入力装置であるエデイツト
パッド61を載置し、入力ペンまたはメモリカードによ
り、各種画像編集を可能にする。また、既存のADF6
2、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット (M/U)65を載置し、これに
F/P64からフィルム画像を投射させ、IIT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2) システムの機能・特徴 (Δ)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の人口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラ8ブト
、インフォメーション、言工吾切り換え等を行い、各種
機能を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することに
より選択できるようにしている。また機能選択領域であ
るバスウェイに対応したバスウェイタブをタッチするこ
とによりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ
編集等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピ
ー感覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピ
ーを行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容Iは32キロバイトを存し、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
・この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピ
ーシャープネス、コピーコントラスト、コピーポジショ
ン、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、
マージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、0ncol 1atedが選択されてい
ると、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値
内に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(Character)、網点印
刷(Print) 、写真と文字の混合(P hot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとツールバスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールバスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35mmネガ・ポジのプロジ
ェクション、35鮒ネガプラテン置き、6 cm X 
6 cmスライドプラテン置き、4inX4inスライ
ドプラテン置きを選択できる。フィルムプロジェクタで
は、特に用紙を選択しなければA4用紙が自動的に選択
され、またフィルムプロジェクタポツプアップ内には、
カラーバランス機能があり、カラーバランスを“赤味”
にすると赤っぽく、“青味”にすると青っぽく補正され
、また独自の自動濃度コントロール、マニュアル濃度コ
ントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、0〜30叩の範囲で1 m刻みでマージン
を設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
。以下の各編集機能における領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコヒーシ、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の色間パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質すリジナル
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイント1、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる色間パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
m認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1叩刻みで行
うことができるエリア/ポイントコレクション、指定の
エリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモードを
有しており、指定した領域の?i’!!認、修正、変更
、消去等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメツシュ、カ
ラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ペイ
ント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピーコ
ントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、トリ
ム、マスク、ミラーイメージ、マージン、ライン、シフ
ト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション、
ファンクションクリア、Add Function機能
を設けており、この機能では原稿はカラー原稿として扱
われ、IJiK稿に対して複数のファンクションが設定
でき、1エリアに対してファンクションの併用ができ、
また指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示に
よるポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでペースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピ−し出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールバスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタ−スキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマツティングを設けている。このパスウ
ェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールバスウェイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
−エンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを群間に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ベーパートレイは上段B5
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM。
B4で4.8CPM%A3で2.4CPM、白黒、A4
で19.2CPM%B4で19.2CPM1A3で9.
6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、FCOTは4
色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下を達成し、
また、連続コピースピードは、フルカラー7.5枚/A
4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を図っている
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
7画面ソフトパネルのソフFボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのバスウェイ領域のバスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオーブンし
て各種編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のバスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を確g忍できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1□ 5k
VA実現のためのコントロール方式を決定し、また、目
標値を設定するための機能別電力配分を決定している。
また、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系
統表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよ
うにしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多(ない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともてき(I−
3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェーアアーキテ
クチャーおよびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUlとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUlを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載しj二CPUを使
用することはできるが、基板が大きくなるので複写機本
体に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟
な対応が困難である、コストが高くなる、等の問題があ
る。
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ul系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。Ul系はU I IJモート70を含み、SY
S系においては、F/Pの制御を行うF/PIJモート
72、原稿読み取りを行う■I T IJモート73、
種々の画像処理を行うIPSリモート74を分散してい
る。IITリモート73はイメージングユニットを制御
するためのIITコントローラ73aと、読み取った画
像信号をデジタル化してIPSリモート74に送るVI
DEO回路73bを有し、IPSリモート74と共にV
CPU74aにより制御される。前記及び後述する各リ
モートを統括して管理するものとしてS Y S (S
ystem) リモート71が設けられている。
S Y S IJモモ−71はUlの画面遷移をコント
ロールするためのプログラム等のために膨大なメモリ容
量を必要とするので、16ビットマイクロコンピユータ
を搭載した8086を使用している。なお、8086の
他に例えば68000等を使用することもできるもので
ある。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPS!Jモー
ト74から受は取り、IOTに送出するためのラスター
出カスキャン(Raster 0utputScan:
RO3)インターフェースであるVCB(Vicleo
  Control Board )  リモート76
、転写装置(タードル)のサーボのためのRCB!Iモ
ート77、更にはrOT%ADF、ソータ、アクセサリ
−のためのI10ポートとしてのI OB IJモート
78、 およびアクセサリ−リモート79を分散させ、
それらを統括して管理するためにMCB (Maste
r Control Boa、rd) リモート75が
設けられている。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187.5kbps
のLNET高速通信網、太い破線は9600bpsのマ
スター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し、
細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットライ
ンを示す。また、図中76゜gkbpsとあるのは、エ
デイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカードから
入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報をU
 I IIモート70からIPS’Jモート74に通知
するための専用回線である。更に、図中CCC(Com
municationControl Chip)とあ
るのは、高速通信回線LNETのプロトコルをサポート
するICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、tJI
系、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これら
の処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−
を参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢
印は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通
信網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シ
リアル通信網を介して行われるデータの授受またはホッ
トラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示して
いる。
Urリモート70は、LLU I  (Low Lev
el IJりモジュール80と、エデイツトパッドおよ
びメモリカードについての処理を行うモジュール(図示
せず)から構成されている。LLUIモジュール80は
通常CRTコントローラとして知られているものと同様
であって、カラーCRTに画面を表示するためのソフト
ウェアモジュールであり、その時々でどのような絵の画
面を表示するかは、5YSUIモジニール81またはM
CBUIモジュール86により制御される。これにより
Ul 1Jモートを他の機種または装置と共通化するこ
とができることは明かである。なぜなら、どのような画
面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種によって
異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用さ
れるものであるからである。
SYSリモー)71は、5YSUIモジユール81と、
37372Mモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSUIモジユール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであり、37372Mモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F (Feature Function)
選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いかど
うか等最終的にジョブをチエツクするジョブfifiδ
忍のソフトウェア、および、他のモジュールとの間でF
/F選択、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々
の情報の授受を行うための通信を制御するソフトウェア
を含むモジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミニレ−ジョンモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマ−シミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIACモジュ
ール83は実質的には37372Mモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、37372Mモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIET
モジュール84が、IPsリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行う[’Sモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールは37372Mモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Auditron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行う10Tモジニール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91.ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジニールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、RCB Uモート77には転写装置の動作を制御
するタードルサーボモジュール93が格納されており、
当該タードルサーボモジュール93はゼログラフィーサ
イクルの転写工程を司るために、IOTモジニール90
の管理の下に置かれている。なお、図中、コピアエグゼ
クティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモジ
ュール88が重複しているのは、SYSTEMモジュー
ル82とSYS、DIAGモジュール83が重複してい
る理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY、 M、 Cの3色につ
いて行えば3色カラーのコピーが、Y、 M、 C,K
の4色について行えば4色フルカラーのコピーが1枚出
来上がることになる。これがコピーレイヤであり、具体
的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザで
定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレイヤで
ある。ここまでの処理の管理はMCB系のコピアエグゼ
クティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジコール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえば
、■OTの制御の基準タイミングであるP R、(PI
TC)I R[1SET )信号はMCBより感材ベル
トの回転を2または3分割して連続的に発生される。つ
まり、感材ベルトは、その有効利用とコピースピード向
上のために、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には
2ピツチ、A4サイズの場合には3ピツチというように
、使用されるコピー用紙のサイズに応じてピッチ分割さ
れるようになされているので、各ピッチ毎に発生される
PR信号の周期は、例えば2ピツチの場合には3 se
cと長くなり、3ピツチの場合には2 secと短くな
る。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うVCB’Jモート等のIOT内の必要な
箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にI P S 
IJモートに対して出力する。この信号がPR−TRU
E信号である。なお、ホットラインを介してMCBから
受信したPR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成
するための情報は、LNETによりMCBから通知され
る。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ピツチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ユーザの人口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトには1ピツチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
VCBリモートから出力されたPR−TRUE信号は、
IPSリモートで受信されると共に、そのままIITリ
モートにも伝送されて、IITのスキャンスタートのた
めのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、VCB IJモート76で受信されたビデオ
信号は並列信号から直列信号に変換された後、直接RO
3へVIDEO変調信号としてレーザ出力部4Qaに与
えられる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第5図(b)〜(e)により、IITで読取られ
た画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで用
紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミング
について説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモート7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、l0T78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。l0T78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ、A3では
2ピツチのPR倍信号出力する。l0T78bのサイク
ルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR倍
信号同期してPR−TRUE信号が、イメージングが必
要なピッチのみに対応してIfTコントローラ73aに
出力される。
また、l0T78bは、RO5(ラスターアウトプット
スキャン)の1ライン分の回転毎に出力される■○T−
LS (ラインシンク)信号を、VCPU74a内のT
G(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl0T−
LSに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見掛は
上の位相を進めたIPS−’LSをllTllTl−ラ
73aに送る。
llTllTl−ラ73aは、PR−TRUE信号が入
ると、カウンタをイネーブルしてl0T−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ213の
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをl0T78b
に送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置くレジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10mm)を−度検出して、その検出位置を
元に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位
置(ホームポジション)も計算で求めることができる。
また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なる
ため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置と
ホームポジションの計算時に補正を行うことにより、正
確な原稿読取開始位置を設定することができる。この補
正値は工場またはサービスマン等により変更することが
でき、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき
、機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位
置を真のレジ位置よりスキャン側に約10關ずらしてい
るのは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソフト
を簡単にするためである。
また、I IT:lントローラ73aは、L E@RE
Gと同期してIMAGE−AREA信号を出力する。こ
のIMAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等
しいものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール
82よりIITモジュール84へ伝達されるスタートコ
マンドによって定義される。具体的には、原稿サイズを
検知してコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さ
であり、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャ
ン長はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との
除数で設定される。IMAGE−AREA信号は、VC
PU74aを経由しそこでIIT−PS(ベージシンク
)と名前を変えてIPS74に送られる。IIT−PS
はイメージ処理を行う時間を示す信号である。
L E@RE Gが出力されると、l0T−LS信号に
同期してラインセンサの1ライン分のデータが読み取ら
れ、VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D
変換が行われIPS74に送られる。IPS74におい
ては、l0T−LSと同期して1ライン分のビデオデー
タをl0T78bに送る。このときl0T−BYTE−
CLKの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビ
デオデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロッ
クを同様に遅らせることにより、同期を確実にとるよう
にしている。
IOT7.8bにLE@R’EGが入力されると、同様
にl0T−LS信号に同期してビデオデータがRO5に
送られ、感材ベルト上に潜像が形成される。10T78
bは、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にし
てl0T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写
装置のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用
紙の先端がくるように制御される。ところで、第5図(
d)に示すように、感材ベルトの回転により出力される
PR−TRUEF号とRO3の回転により出力されるl
0T−LS信号とはもともと同期していない。このため
、PR−TRUE信号が入り次のl0T−LSからカウ
ントを開始し、カウントmでイメージングユニット37
を動かし、カウントnでLE@REGを出力するとき、
L E@RE GはPR−TRUEに対してT1時間だ
け遅れることになる。この遅れは最大1ラインシンク分
で、4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積し
てしまい出力画像に色ズレとなって現れてしまそのため
に、先ず、第5図(C)に示すように、1回目のLE@
REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始し、2.
3回目OLE@REGが入ると、カウンタ2.3がカウ
ントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置までのカ
ウント数pに達するとこれをクリアして、以下4回目以
降のLE@REGの入力に対して順番にカウンタを使用
して行(。そして、第5t!I (e)に示すように、
L E@RE Gが入ると、l0T−CLKの直前のパ
ルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする。
感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、l0
T−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントす
ると、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上記
時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確な
転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミン
グ)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@
REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよう
に転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがバーオリジ
ナル(P日R0RIGINAL)レイヤで行われる処理
である。更にその上には、ジョブのパラメータを変える
処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体的
には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変え
る、偏倍機能を使用するか否か、ということである。こ
れらバーオリジナル処理とジョブプログラミング処理は
SYS系のSYSモジニール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUIモ
ジコール80から送られてきたジョブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリアル通イ言網1こよりIITモジュール84.1P
Sモジユール85に通知し、またLNETによりMCB
系にジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、UI系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでLIIを使用するUlマス
ター権が、あるときはSYSリモート71にあり、また
あるときはMCBリモート75にあることである。つま
り、上述したようにCPUを分散させたことによって、
U■リモート70のLLUIモジュール80は5YSU
Iモジニール81ばかりでなくMCBUIモジュール8
6によっても制御されるのであり、また、ピッチおよび
コピー処理はMCB系のコピアエグゼクティブモジュー
ル87で管理されるのに対して、パーオリジナル処理お
よびジョブプログラミング処理はSYSモジニール82
で管理されるというように処理が分担されているから、
これに対応して各ステートにおいてSYSモジュール8
2、コピアエグゼクティブモジュール87のどちらが全
体のコントロール権を有するか、また、UIlマスター
権有するかが異なるのである。第6図においては縦線で
示されるステートはUlマスター権をMCB系のコピア
エグゼクティブモジュール87が有することを示し、黒
く塗りつぶされたステートはUIlマスター権SYSモ
ジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73′JiよびI
PSリモート74に供給されるfPSリセット信号およ
びI IT!Jセット信号がH(旧G11) となり、
IPSリモート74、IITリモート73はリセットが
解除されて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBIJモート75が動
作を開始し、コントロール権およびU■lマスター権確
立すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。ま
た、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCB
リモート75からSYSリモート71に送られる。
MCB!Jモート75の動作開始後所定の時間TOが経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート71に供給されるシステムリセット信
号がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除さ
れて動作が開始されるが、この際、SYS!lモート7
1の動作開始は、SYSリモート71の内部の信号であ
る86NM1186リセツトという二つの信号により上
記10時間の経過後見に200μsec遅延される。こ
の200μsecという時間は、クラッシユ、即ち電源
の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアのバグ等に
よる一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あるいは
暴走したときに、マシンがどのステートにあるかを不揮
発性メモリに格納するために設けられているものである
SYS!Jモート71が動作を開始すると、約3゜8s
ecの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツク、
ハードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望のデ
ータ等が入力されると暴走する可能性があるので、SY
S !Iモート71は自らの監督下で、コアテストの開
始と共にIPSリセット信号およびIITリセット信号
をL (Low )とし、IPSリモート74およびI
ITリモート73をリセットして動作を停止させる。
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、10
〜3100msecの間CCCセルフテストを行うと共
に、IPSリセット信号およびTITリセット信号をH
とし、IPSリモー)74およびIIT IJモート7
3の動作を再開させ、それぞれコアテストを行わせる。
CCCセルフテストは、LNETに所定のデータを送出
して自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと
同じであることを確認することで行う。なお、CCCセ
ルフテストを行うについては、セルフテストの時間が重
ならないように各CCCに対して時間が割り当てられて
いる。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、S Y S IJモート71
がCCCセルフテストを開始するときには、MCBリモ
ート75のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T1の期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間にSYS ’J
モモ−71とMCBリモート750間でLNETの通信
テストを行う。即ち、MCBリモート75はSYSリモ
ート71に対してセルフテストの結果を要求し、SYS
 !Jモート71は当該要求に応じてこれまで行ってき
たテストの結果をセルフテストリザルトとしてMCBリ
モート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリプルトを受は取
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはUIlマスター権やり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
U■マスター権はMCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、Ul
リモート70は「しばら(お持ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してU 
I IJモート70を制御し、異常が生じている旨の表
示を行う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUlマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、「1NIT[^LI2E SUBSYST
BMJコマンドをMCBリモート75に発行してMCB
系をもイニシャライズする。その結果はサブシステムス
テータス情報としてMCBリモート75から送られてく
る。これにより例えばIOTではフニーザを加熱したり
、トレイのエレベータが所定の位置に配置されたりして
コピーを行う準備が整えられる。ここまでがイニシャラ
イズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUlマスター権に基づいてUI画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチエツクするためにMCBリモート75は、500
m5ec毎にバックグランドポールをSYSリモート7
1に発行し、SYSリモー)71はこれに対してセルフ
テストリザルトを200m5ec以内にMCBリモート
75に返すという処理を行う。このときセルフテストリ
ザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリヂルト
の内容に異常があるききには、MCBリモート75はD
Iリモート70に対して異常が発生した旨を知らせ、そ
の旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBリモート
75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、UI
’Jモート70を制御してオーデイトロンのための表示
を行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定
され、スタートキーが押されるとプログレスステートに
入る。プログレスステートは、セットアツプ、サイクル
アップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウ
ン、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに
細分化されるが、これらのステートを、第8図を参照し
て説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびI P S IJモート74に
送り、またLNETを介してジョブの内容をスタートジ
ョブというコマンドと共にMCBリモート75内のコビ
アエグゼクティブモジュール87に発行する。このこと
でマシンはセットアツプに入り、各リモートでは指定さ
れたジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOT
モジコール90ではメインモータの駆動、感材ベルトの
パラメータの合わせ込ろ等が行われる。 スタートジョ
ブに対する応答であるACK (八〇knovledg
e )がMCBリモート75から送り返されたことを確
δ忍すると、SYSリモート71は、2Tリモート73
にプリスキャンを行わせる。プリスキャンには、原稿サ
イズを検出するためのプリスキャン、原稿の指定された
位置の色を検出するためのプリスキャン、塗り絵を行う
場合の閉ループ検出のためのプリスキャン、マーカ編集
の場合のマーカ読み取りのためのプリスキャンの4種類
があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までプリス
キャンを行う。このときIIには例えば「しばらくお待
ち下さい」等の表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コピアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBIJモート75は10T、転
写装置の動作を開始し、5YSIJモート71はIPS
’Jモート74を初期化する。このときtJIは、現在
プロダレスステートにあること、および選択されたジョ
ブの内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCB!Jモート75のrOTモジ
ュール90から1個目のPROが出されるとIITは1
回目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、
これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが出
されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が終
了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
rOTはフニーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
!Jモート75が管理するが、その上のレイヤであるパ
ーオリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理は5Y
SIJモート71が行う、従って、現在何枚口のコピー
を行っているかをSYSリモート71が言忍識できるよ
う(こ、各コピーの1個目のPROが出されるとき、M
CBリモート75はSYSリモート71に対してメイド
カウント信号を発行するようになされている。また、最
後のPROが出されるときには、MCBリモート75は
SYSリモート71に対してrRDY  FORNXT
 JOBJというコマンドを発行して次のジョブを要求
する。このときスタートジョブを発行するとジョブを続
行できるが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョ
ブは終了であるから、SYSリモート71はrEND 
 JOBJというコマンドをMCBリモート75に発行
する。
MCBリモート75はrEND  JOBJコマンドを
受信してジョブが終了したことを確認すると、マシンは
ノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウ
ンでは、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとその旨
をrDEL IVERED  JOBJコマンドでSY
S !Jモート71に知らせ、また、ノーマルサイクル
ダウンが完了してマシンが停止すると、その旨をrIO
T  5TAND  BYJコマンドでS Y S I
Jモート71に知らせる。これによりプロダレスステー
トは終了し、スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、5YSIJモート71はSYS系を
次のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリ
モート75では次のコピーのために待機している。また
、サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のス
テートであるので、当該ステートにおいては、SYS 
!Jモート71およびMCBリモート75は共にフォー
ルト処理を行う。
以上のようにプロダレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はバーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有している
。これに対してUIマスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、IIにはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
バーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYS!Jモート71の管理下に置かれるから
である。
プロダレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーシなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはコビアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、I IT、IPS。
F/Pは5YSIJモー)71が管理しているのでSY
Sリモート71が検出し、IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
リモート75が検出する。従って、本複写機においては
次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通儒網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUIマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリー〇方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIマスター権はSYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのだめのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するバーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことがIU−Rされるとスタンバイス
テートに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステ
ートにおいて、所定のキー+i作を行うことによってダ
イアグノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ス
テートに入ることができる。
ダ、イアゲステートは、部品の入力チエツク、出力チエ
ツク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NV
M(不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHRFPモードは入力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマ−シミュレーションモードであり、ヒリングを
行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマ−シミニレ−
ジョンモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドからカスタマ−シミュレーションモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマ−シミュレーション
モードからTEcHREPモードへの移行(図のDのル
ート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる。
また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティブ
モジュール88 (第4図)が行うのでコントロール権
、UIlマスター権共にMCBノードが有しているが、
カスタマ−シミュレーションモードはSYS、DIAG
モジュール83(第4図)の制御の基で通常のコピー動
作を行うので、コントロール権、UIlマスター権共に
SYSノードが存する。
(II)具体的な各部の構成 (n−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSUIモジユー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5Y
SU I 81とSYSTEMモジュール82間はモジ
ュール間インタフェースによりデータの授受が行われ、
またSYSTEMモジュール82とIIT73、IPS
74との間はシリアル通信インターフェースで接続され
、MCB75、RO376、RAIB79との間はLN
ET高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IITS IPS、I○T等の各
モジュールは部品のように考え、これらをコントロール
するシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えて
いる。そして、分散CPU方式を採用し、システム側で
はバーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理
を担当し、これに対応してイニシャライズステート、ス
タンバイステート、セットアツプステート、サイクルス
テートを管理するコントロール権、およびこれらのステ
ートでUlを使用するUlマスター権を有しているので
、それに対応するモジュールでシステムを構成している
システムメイン100は、5YSUTやMCB等からの
受儒データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、
抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体とな
る。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚
の場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原
稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそ
れらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI IT、I PS、MC
Bに対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MC
Bを起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジニール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT,I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIITS N’S
からのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またM
CBからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカ
バリ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコ
マンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのITTレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DTAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜0はモジュール間データを示している。
SYSU Iリモートとイニシャライズコントロール部
101(!:17)間テハ、SYSUIからはCRTの
制御権をSYSTEM  NODEに渡すTOKENコ
マンドが送られ、一方イニシャライズコントロール11
01からはコンフィグコマンドが送られる。
SYSUI’Jモートとスタンバイコントロール部10
2との間では、SYSU Iからはモードチェンジコマ
ンド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマ
ンド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送
られ、一方スタンバイコントロールi102からはM/
Cステータスコマンド、トレイステータスコマンド、ト
ナースf −タスコマンド、回収ボトルステータスコマ
ンド、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送
られる。
SYSUIリモートとセットアツプコントロールa’[
s103との間では、セットアツプコントロール部10
3からはM/Cステータスコマンド(プログレス) 、
APMSステータスコマンドが送られ、一方5YSUI
!Jモートからはストップリクエストコマンド、インタ
ーラブドコマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、I P S IJモートからはイニシャラ
イズエンドコマンドが送られ、イニシャライズコントロ
ール部101からはN7Mパラメータコマンドが送られ
る。
I I T Uモートドイニシャライズコントロール部
101との間では、I I T IJモートからはII
Tレディコマンド、イニシャライズコントロール部10
1からはN7Mパラメータコマンド、INITIALI
ZEコマンドが送られる。
I P S Uモートとスタンバイコント、ロール部1
02との間では、IPSリモートからイニシャライズフ
リーハンドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリア
アンサーコマンド、カラー情報コマンドカ送うれ、スタ
ンバイコントロール1102からはカラー検出ポイント
コマンド、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド
、リムーヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、1.PSリモートからIPSレディコマンド
、ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコ
ントロール部103スキャン情報コマンド、基本コピー
モードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cス
トップコマンドが送られる。
I IT!Jモートとスタンバイコントロール部102
との間では、1.、 I T +Jモートからプレスキ
ャンが終了したことを知らせるIITレディコマンドが
送られ、スタンバイコントロール部102からサンプル
スキャンスタートコマンド、イニシャライズコマンドが
送られる。
11Tリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール8102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートカらIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBIJモートとフォールトコントロール部106と
の間では、フォールトコントロール部106からデクレ
アシステムフォールトコマンド、システムシャットダウ
ン完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレア
MCBフォールトコマンド、システムシャットダウンコ
マンドが送られる。
IITリモートとコミニュケーションコントロール部1
07との間では、I I T Uモートからスキャンレ
ディ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー)No、;及び受信データが送
られて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授
受を行う。一方、各モジニール(101〜107)から
システムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イ二シャライ
ズ処理が終了すると7オルトコントロ一ル部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロール81B107は、イニ
シャライズコントロール部101、スタンバイコントロ
ール部102、セットアツプコントロールa’1s10
3、コピーサイクルコントロール部104、フォルトコ
ントロール部106に対し、それぞれ通信可否情報を通
知する。
スタンバイコントロール部102は、スタートキーが押
されるとセットアツプコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール部103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(n−2)イメージ処理システム(IPS)(A)IP
Sのモジコール構成 第」4図はIPSのモジニール構成の概要を示す図であ
る。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(縁)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、M、C,にのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にMSC,Kについてもそれぞれ
をプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、計
4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による像
を重畳することによってフルカラーによる像を再現して
いる。したがって、カラー分解信号(B、G、R信号)
をトナー信号(Y、MSC,に信号)に変換する場合に
おいては、その色のバランスをどう調整するかやIIT
の読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせてその
色をどう再現するか、濃度やコントラストのバランスを
どう調整するか、エツジの強調やボケ、千アレをどう調
整するか等が問題になる。
IPSは、IrTからB、G%R(Dhテラー解信号を
入力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等
を高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセス
カラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力
するものであり、第14図に示すようにEND変換(E
 quivalent N eutrat  Dens
ity ;等価中性濃度変換)モジュール301、カラ
ーマスキングモジュール302、[稿サイズ検出モジニ
ール303、カラー変換モジニール304、UCR(U
nder  Co1or  RemovaI;下色除去
)&黒生成モジュール305、空間フィルター306、
TRC(Tone Reproducti。
n Control ;色調補正制御)モジュール30
7、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレー
タ309、IOTインターフェースモジュール310、
領域生成回路やスイッチマトリクスを有する領域画像制
御モジュール311、エリアコマンドメモリ312やカ
ラーパレットビデオスイッチ回路313やフォントバッ
ファ314等を有するm集制御モジュール等からなる。
そして、rlTからB、GSRのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビットデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に入力し、YlM、C,にのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン/オフデータとじIOTインターフェースモジ
ニール310からIOTに出力している。したがって、
フルカラー(4カラー)の場合には、ブリスキャンでま
ず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿情報
を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーのトナ
ーイ言号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセス
カラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順次
実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応した
信号処理を行っている。
11Tでは、CCDセンサーを使いBSG、Hのそれぞ
れについて、1ビクセルを16ドツト/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビット(3色×8ビット;
256階1m)で出力している。CCDセンサーは、上
面にB、GSHのフィルターが装着されていて16ドツ
)7mmの密度で300mmの長さを有し、190.5
mm/seCのプロセススピードで16ライン/mmの
スキャンを行うので、はぼ各色につき毎秒15Mピクセ
ルの速度で読み取りデータを出力している。
そして、IITでは、B、G、Hの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説すする。
第15図はTPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(イ)END変換モジュール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、11Tからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB%G、Hのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第15図(a)に示す
ような変換テーブル(LUT;ルックアップテーブル)
を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。し
たがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場
合にそのレベル(黒−白)に対応して常に等しい階調で
B、G%Rのカラー分解信号に変換して出力する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
(ワ)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、G。
R信号をマトリクス演算することによりYSM。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B、G、RからそれぞれY、M、Cを演算する3×3の
マトリクスを用いているが、B、G。
Rだけでなく、BG、GRSRB、B2、G2R2の成
分も加味するため種々のマトリクスを用いたり、他のマ
トリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マトリ
クスとしては、通常のカラー調整用とモノカラーモード
における強度儒号生成用の2セツトを保有している。
このように、IITのビデオ信号についてIFSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テーブルがよりv1雑になる。
(ハ)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第15図ら)に示すようにプラテンカラー
識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ303
1にセットする。
そして、プリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(γ変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第15図(6)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
XI、X2 、y+、y*)が検出、記憶される。また
、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ3033で
原稿のYSM、Cとスレッショルドレジスタ3031に
セットされた上限値/下限値とを比較し、プラテンカラ
ー消去回路30’36でエツジの外側、即ちプラテンの
読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(ニ)カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
15図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、・被変換カ
ラーの各YSMSCの上限値/下限値をスレッショルド
レジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y
SM。
Cの値をカラーパレット3053にセットする。
そして、領域画像制御モジュールから入力されるエリア
イ言号(こしたがってナンドゲー)3054を制御し、
カラー変換エリアでない場合には原稿のY、M、Cをそ
のままセレクタ3055から送出し、カラー変換エリア
に入ると、原稿のY、M、C信号がスレッショルドレジ
スタ3051にセットされたYSM%Cの上限値と下限
値の間に入るとウィンドコンパレータ3052の出力で
セレクタ3055を切り換えてカラーパレット3053
にセットされた変換カラーのYSMSCを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のBS
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B%G、R濃度データの読み
取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座標
をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際して
は、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整分
の再調整が必要である。ブリスキャンでは、IrTはサ
ンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補正
RAMより読み出されt二BSG。
Rfi度データは、ソフトウェアによりシェーディング
補正された後、平均化され、さらにEND補正、カラー
マスキングを実行してからウィンドコンパレータ305
2にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、YSM、
C,GSB、Rおよびこれらの中間色とKSWの14色
を用意している。
(ホ)UCR&黒生成モジュール Y、M、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のYSM、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M%Cを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じY、MSCについて一定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第15図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、MSCの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M。
Cの最小値よりも少なくし、Kの生成量も少なくするこ
とによって、墨の混入および低明度高彩度色の彩度低下
を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第15図(0では、最大値
/最小値検出回路3051によりY、M。
Cの最大値と最小値とを検出し、演算回路3053によ
りその差を演算し、変換テーブル3054と演算回路3
055によりKを生成する。変換テ−プル3054がK
の値を調整するものであり、最大値と最小値の差が小さ
い場合には、変換テーブル3054の出力値が零になる
ので演算回路3055から最小値をそのままKの値とし
て出力するが、最大値と最小値の差が大きい場合には、
変換テーブル3054の出力値が零でなくなるので演算
回路3055で最小値からその分減算された値をKの値
として出力する。変換テーブル3056がKに対応して
Y、M、Cから除去する値を求めるテーブルであり、こ
の変換テーブル3056を通して演算回路3059でY
SM、CからKに対応する除去を行う。また、アンドゲ
ート3057.3058はモノカラーモード、4フルカ
ラーモードの各信号にしたがってK1号およびY、M。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りY、M、C,にのいずれかを選択するものである。こ
のように実際には、YSM。
Cの網点て色を再現しているので、Y、MSCの除去や
Kの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブル等
を用いて設定されている。
〈へ)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケだ情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ツ) / m mのサンプリング周期との間でモアレが
生じる。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期
との間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール
306は、このようなボケを回復する機能とモアレを除
去する機能を備えたものである。そして、モアレ除去に
は網点成分をカットするためローパスフィルタが用いら
れ、エツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている
空間フィルターモジュール306では、第15図((イ
)に示すようにY、M、C,MinおよびM a x 
−Minの入力信号の1色をセレクタ3003で取り出
し、変換テーブル3004を用いて反射率に近い情報に
変換する。この情報の方がエツジを拾いやすいからであ
り、その1色としては例えばYをセレクトしている。ま
た、スレッショルドレジスタ3001.4ビットの2値
化回路3002、デコーダ3005を用いて画素毎に、
YSM、C。
MinおよびMax−MinからYSM、C,に、B。
G、RSW(白)の8つに色相分離する。デコーダ(母
3005は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセ
スカラーから必要色か否かを!ビットの情報で出力する
ものである。
第15図((イ)の出力は、第15図(5)の回路に入
力される。ここでは、PIFO3061と5×7デジタ
ルフイルタ3063、モジニレ−ジョンテーブル306
6により網点除去の情報を生成し、PIFO3062と
5×7デジタルフイルタ3064、モジュレーションテ
ーブル3067、−7’イレイ回路3065により同図
(囚の出力情報からエツジ強調情報を生成する。モジュ
レーションテーブル3066.3067は、写真や文字
専用、混在等のコピーのモードに応じてセレクトされる
エツジ強調では、例えば第15図(1)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、YlCを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングをアンドゲート(へ)8で行っ
ている。この処理を行うには、[F]の点線のように強
調すると、■のようにエツジにMの混色による濁りが生
じる。デイレイ回路(5)5は、このような強調をプロ
セスカラー毎にアントゲ−)3068でスイッチングす
る。ためにFMF03062と5×7デジタルフイルタ
3064との同期を図るものである。鮮やかな緑の文字
を通常の処理で再生すると、縁の文字にマゼンタが混じ
り濁りが生じる。そこで、上記のようにして縁と認識す
るとY%Cは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調
をしないようにする。
(トンTRC変換モジュール 10Tは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、CSKの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するには、
IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。TR
C変換モジュール309は、このような再現性の向上を
図るためのものであり、YSMSCの濃度の各組み合わ
せにより、第15図(j)に示すように8ビット画像デ
ータをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをRA
Mに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラスト
調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モード
、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAMア
ドレス上位3ビットにはエリア信号のビット0〜ビット
3が使用される。また、領域外モードにより上記機能を
組み合わせて使用することもできる。なお、このRAM
は、例えば2にバイト(256バイト×8面)で構成し
て8面の変換テーブルを保有し、YlM、Cの各サイク
ル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分ストア
され、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされる
。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロードす
る必要はない。
(チ)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジニール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じ
た重み付は処理して生成される。例えばデータxi′の
場合には、両側のデータL s L++およびこれらの
データとサンプリングポイントとの距離d+、d2から
、(Xt Xdi )+ (Xt++ Xd+ )ただ
し、d + + d a = 1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならな(なるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(す)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一儒号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入力
し、16ドツ)/mmに対応するようにほぼ縦80μm
φ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン/オ
フして中間調の画像を再現している。。
まず、階調の表現方法について説明する。第15図(n
)に示すように例えば4×4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このようなハーフトーンセルSに対応して
閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデ
ータ値とが比較される。そして、この比較処理では、例
えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクス
mの「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号
を生成する。
16ドツト/mmで4x4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドツ)
7mmの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単位
でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(0)に示
すように1/4の単位、すなわち4倍に上げるようにす
ることによって4倍高い階調を実現している。したがっ
て、これに対応して同図(0)に示すような閾値マトリ
クスm′を設定している。さらに、線数を上げるために
サブマトリクス法を採用するのもを効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構成し
、同図(問に示すようにマトリクスの成長核を2カ所或
いはそれ以上(1!it数)にするものである。このよ
うなスクリーンのパターン設計手法を採用すると、例え
ば明るいところは141spi、64階調にし、暗くな
るにしたがって200spi、12828階調ることに
よって暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と
階調を変えることができる。このようなパターンは、階
調の滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定す
ることによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(ヌ)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーショ
ンセレクト情報、、TRCのセレクト情報、スクリーン
ジェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキン
グモジュール302、カラー変換モジニール304、U
CRモジニール305、空間フィルター306、TRC
モジュール307の制御に用いられる。なお、スイッチ
マトリクスは、ソフトウェアにより設定可能になってい
る。
(ル)編集制御モジュール ・編集制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等
の原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定
の色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするもので
あり、同図(ホ)に示すようにCPUのバスにAGDC
(Advanced Graphic  Digita
l  Controller)312 L、7オントバ
ツフア3126、ロゴROM128、DMAC(DMA
  Controller) 3129が接続されてい
る。そして、CPUから、エンコードされた4ビットの
エリアコマンドがAGDC3121を通してブレーンメ
モU 3122に書き込まれ、フォントバッファ312
6にフォントが書き込まれる。ブレーンメモIJ 31
22は、4枚で構成し、例えば「0000」の場合には
コマンド0であってオリジナルの原稿を出力するという
ように、原稿の各点をプレーン0〜ブレーン3の4ビッ
トで設定できる。
この4ビット情報をコマンド0〜コマンド15にデコー
ドするのがデコーダ3123であり、コマンド0〜コマ
ンド15をフィルパターン、フィルロジック、ロゴのい
ずれの処理を行うコマンドにするかを設定するのがスイ
ッチマトリクス3124である。フォントアドレスコン
トローラ3125は、2ビットのフィルパターン信号に
より網点シェード、ハツチングシェード等のパターンに
対応してフォントバッファ3126のアドレスを生成す
るものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データx1フォントバッファ3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC1縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(B)イメージ処理システムのハードウェア構成第16
図はIPSのハードウェア構成例を示す図である。
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A。
IPS−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板(IPS−A)
に、編集のように応用、専門機能を達成する部分を第2
の基板(IPS−B)に搭載している。前者の構成が第
16図(a)〜(C)であり、後者の構成が同図(d)
である。特に第1の基板により基本的な機能が充分達成
できれば、第2の基板を設計変更するだけで応用、専門
機能について柔軟に対応できる。したがって、カラー画
像形成装置として、さらに機能を高めようとする場合に
は、他方の基板の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第16図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADRSBUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB1GSR,同期信号としてビデ
オクロックIIT・VCLK、ライン同期(主走査方向
、水平同期)信号IIT−LS、ページ同期(副走査方
向、垂直同期)信号I IT−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてバイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
tT−VCLKとライン同期信号IIT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ΔDR3BUS、DATABUS、CTRLBUS
) 、チップセレクト信号C8が接続される。
11TのビデオデータBSG、RはEND変換部のRO
M321に入力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、B%G、
Rのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによるLUT (ルックアップテーブル)方式を採
用している。そして、16面の変換テーブルを保有し、
4ビットの選択信号ENDSelにより切り換えられる
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
×17) IJクスを2面保有する3個の演算LSI3
22からなるカラーマスキング部に接続される。演算L
S I 322には、CPUの各パスが接続され、CP
Uからマ) IJクスの係数が設定可能になっている。
画像信号の処理からCPUによる書き換え等のためCP
Uのバスに切り換えるためにセットアツプ信号SU、チ
ップセレクト信号C8が接続され、マトリクスの選択切
り換えに1ビットの切り換え信号MONOが接続される
また、パワーダウン信号PDを入力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりBSGSRからY、M。
Cに変換された信号は、同図(田に示す第2の基板<I
PS−B)(Djy5−変換LSr353を通してカラ
ー変換処理後、DOD用LSI323に入力される。カ
ラー変換LSI353には、非変換カラーを設定するス
レッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパ
レット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4回
路保有し、DOD用LSI323には、原稿のエツジ検
出回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、OCR
用LSI324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラ−X
1必要色1(ue、エツジEc1geの各信号を出力す
る。したがって、このLSIには、2ビットのプロセス
カラー指定信号C0LR,カラーモード信号(4COL
R,MONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSr324から出力
されたプロセスカラ−X1必要色)(ue。
エラ’) E dgeの各信号を5×7のデジタルフィ
ルター326に入力するために4ライン分のデータを蓄
積するFIFOおよびその遅れ分を整合させるためのF
IFOからなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE
 dgeについては4ライン分蓄積してトータル5ライ
ン分をデジタルフィルター326に送り、必要色Hue
についてはFIFOで遅延させてデジタルフィルター3
26の出力と同期させ、MIX用LSI327に送るよ
うにしている。
デジタルフィルター326は、2×7フイルターのLS
Iを3個で構成した5×7フイルターが21(ローパス
LPとバイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エツジE dgeにつ
いての処理を行っている。
MIX用LSI327では、これらの出力に変換テーブ
ルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカラー
Xにミキシングしている。ここでは、変換テーブルを切
り換えるための信号さしてエツジEDGE、シャープS
ha〜rpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き接えを行うように構成され、3ビットの切り換え
信号TRC3elにより切り換えられる。そして、ここ
からの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用LS
I3.45に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのR
AM344を2個用いてピンポンバッファ (ラインバ
ッファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッ
チの生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(d)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。E
DF用LSI346は、前のラインの情報を保持するF
IFOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処
理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは
、スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI34
7を経てIOTインターフェースへ出力される。
10Tインターフエースでは、1ビットのオン/オフ信
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビットにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第16図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードし5I359は、フィルパタ
ーンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を
読み出してコマンドを生成するときに16ドツトに拡大
し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパタ
ーンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面
で構成しコードされた4ビットのエリア情報を格納する
。ACDC355は、エリアコマンドをコントロールす
る専用のコントローラである。
(II−2)イメージアウトプットターミナル(n−2
−1>概略構成 第17図はイメージアウトプットターミナル(IOT)
の概略構成を示す図である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Ph。
to  Recepterベルト)を使用し、4色フル
カラー用にブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(
C)、イエロー(Y)からなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写装置(T o wRoll  Tr
ansfer  Loop)406、転写装置404か
ら定着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(Va
cuum  Transfer)407、用紙トレイ4
10.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベル
ト、現像機、転写装置の3つのユニットはフロン)側へ
弓き出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜イ象が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像機404はに、MSC
SYからなり、図示するような位置関係で配置される。
これは、例えば暗濾衰と各トナーの特性との関係、ブラ
ックトナーへの他のトナーの混色による影響の違いとい
ったようなことを考慮して配置している。但し、フルカ
ラーコピーの場合の駆動順序は、Y−C→M−にである
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、Y
lCSMSKの像がこの順序で転写される。転写後の用
紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真空搬
送装置407に渡され、定着袋[408で定着されて排
出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190 mm
/secで設定されており、フルカラーコピー等の場合
には定着速度は90mm/seCであるので、転写速度
と定着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードヲ落として
おり、一方1.5kVA達成のため、パワーを7ユーザ
にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送袋240
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm/s
ecから90mm/secに落として定着速度と同じに
している。しかし、本装置では転写装置と定着装置間を
なるべく短くして装置をコンパクト化するようにしてい
るので、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置間に
納まらず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと、A
3の後端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり色
ズレを生じてしまうことになる。そ、こで、定着装置と
真空搬送装置との間にバッフル板409を設け、A3用
紙の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループを
描かせて搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と同
一速度として転写が終わってから用紙先端が定着装置に
到達するようにして速度差を吸収するようにしている。
また、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場合
と同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるので
、定着速度は190mm/secのまま行い、真空搬送
装置でのスピードダウンは行わない。これは愚息外にも
シングルカラーのようにトナー層が1層の場合は定着速
度は落とさずにすむので同様にしている。そして、転写
が終了するとクリーナ405で感材上に残っているトナ
ーが掻き落とされる。
(III−2−2)転写装置の構成 転写装置406は第18図(a)に示すような構成とな
っている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーバスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパ−バー4
30が設けられてあり、転写装置入口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメツシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパ−バーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ弓きつけ、ローラを過ぎるとひ
らひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにおい
て、ブタツクコロトロン、トランスファコロトロンカ配
置すtした感材の方へ静電的な力により吸着され転写が
行われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパ
ホームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングで
ソレノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離し
、真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、−枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第」8図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエツジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベルト41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く (略4/3倍)設定され
ている。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像I、を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写が終了すると用紙に転
写されたリードエツジが、2色目の潜像工、の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像I、の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエツジが、2色目の潜
像I2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(n−4)ユーザインターフェース(U/I)(A)カ
ラーデイスプレィの採用 第19図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第20図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象付は得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべ(1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第19図に示すように12インチの
カラーデイスプレィ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハードボタンとカラーデイ
スプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図(b)、(C)に示すように
モニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板5
05、CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハ
ードコントロールパネル502は、同図(C)に示すよ
うにカラーデイスプレィ501の面よりさらに中央の方
へ向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用すると
、第20図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーデイスプレィ501を第20図(a)に示すようにベ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、コ
ンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設
計することができ、装置のコンパクト化を図る偽とがで
きる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本発明のユーザインターフェー
スでは、第20図(5)に示すようにプラテンより高い
位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくなる
と共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方で
、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも、
デイスプレィの取り付け高さを目の高さに近づけること
によって、その下側をユーザインターフェースの制御基
板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプション
キットの取り付はスペースとしても有効に活用できる。
したがって、メモリカード装置を取り付けるための構造
的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメモ
リカード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの取
り付は位置、高さを見やすいものとすることができる。
また、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよいが
、角度を変えることができるような構造を採用してもよ
いことは勿論である。
(B)システム構成 第21図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第22図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第21図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール
511、およびエデイツトパッド513、メモリカード
514の情報を人出処理するエデイツトパッドインター
フェースモジュール512で構成し、これらをコントロ
ールするシステムUI517.519やサブシステム5
15、タッチスクリーン503、コントロールパネル5
02がビデオデイスプレィモジュール511に接続され
る。
・エデイツトパッドインターフェースモジュール512
は、エデイツトパッド513からX、 Y座標を、また
、メモリカード514からジョブやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ヒ゛デオディ
スプレイモジニール511との間でUエコントロール信
号を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがな(、また2点指定はデー′夕が少ないのに対
し、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量
のデータが必要である。このデータの編集はN’Sで行
われるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで
、このようなX、 Y座標のデータは、一般のデータ転
送ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転
送ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入カポインド(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517.519にボタンIDを送り、システム
UI517.519から表示要求を受は取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラである
。この場合には、タッチスクリーン503やコントロー
ルパネル502、キーボード(図示省略)の情報は、そ
のままサブシステム515に転送され、表示画面の内容
がサブシステム515からビデオデイスプレィモジュー
ル511に送られてくる。
システムUI517.519は、マスターコントローラ
518.520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第4図
に示すSYSリモートの5YSUIモジユール81であ
り、他方が第525に対する読み/書きは、インターフ
ェース560を通して行う。したがって、エデイツトバ
ッド524やメモリカード525からクローズループの
編集領域指定情報やコピーモード情報が入力されると、
これらの情報は、適宜インターフェース561、ドライ
バ562を通してUICBへ、高速通信インターフェー
ス564、ドライバ565を通してIPSへそれぞれ転
送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用の入力を
処理してCRTに書くために2つのCPU(例えばイン
テル社の8085相当と6845相当)を使用し、さら
に、EPIB522には、ビットマツプエリアに描画す
る機能が8ビットでは不充分であるので16ビットのC
PU (例えばインテル社の80C196KA)を使用
し、ビットマツプエリアの描画データをDMAでUIC
B521に転送するように構成することによって機能分
散を図っている。
第23図はtJIcBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオプショナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ポート551とアウトプットポート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)からIMH
zのクロックと共にI M b p sでビデオデータ
を受は取り、9600bpsでコマンドやステータス情
報の授受を行えるようにしている。
・メモリとしては、ブートストラップを格納したブート
ROM535の他、フレームROM538と539、R
AM536、ビットマツプRAM537、V−RAM5
42を有している。フレームROM538と539は、
ビットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすい
データ構造により表示画面のデータが格納されたメモリ
であり、L−NETを通して表示要求が送られてくると
、CPU532によりRAM536をワークエリアとし
てまずここに描画データが生成され、DMA 541に
よりV−RAM542に書き込まれる。また、ビットマ
ツプのデータは、DMA 540がEPIB522から
ビットマツプRAM537に転送して書き込まれる。キ
ャラクタジェネレータ544はグラフィックタイル用で
あり、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タ
イル用である。V−RAM542は、タイルコードで管
理され、タイルコードは、24ビット (3バイト)で
構成し、13ビットをタイルの種類情報に、2ビットを
テキストかグラフィックかビットマツプかの識別情報に
、1ビットをブリンク情報に、5ビットをタイルの色情
報に、3ビットをバックグラウンドかフォアグラウンド
かの情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ5
33は、V−RAM542に書き込まれたタイルコード
の情報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ5
45、マルチプレクサ546、カラーパレット547を
通してビデオデータをCRTに送り出している。ビット
マツプエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換
えられる。
第24図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビットのCPU (例えばインテル社
の80C196KA相当)555、ブートページのコー
ドROM556、OSページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通してU
ICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、ドライバ565を通してIPSへX、Y座標デー
タを転送している。なお、メモリカード525に対する
読み/書きは、インターフェース560を通して行う。
従って、ニブイトバッド524やメモリカード525か
らクローズループの編集領域指定情報やコピーモード情
報が入力されると、これらの情報は、適宜インターフェ
ース561、ドライバ562を通してUICBへ、高速
通信インターフェース564、ドライバ565を通して
IPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやす(表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 、第25図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり
、同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、
同図(社)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面
を展開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編
集のペイント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第25図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第25図
に示すようにメツセージエリアAとバスウェイBに2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアへの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
バスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各バスウェイを持ち、各バスウェイに
対応してバスウェイタブCが表示される。また、各バス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
バスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E1縮拡率を表
示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタンD
でポツプアップされるものにΔのポツプアップマークG
が付けられている。そして、バスウェイタブCをタッチ
することによってそのバスウェイがオープンでき、ソフ
トボタンDをタッチすることによってその機能が選択で
きる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、操
作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作す
るような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオ
ーブンすることによって、各パスウェイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオーブンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオーブンし
た画面の様子を示したのが第25図ら)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
バスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集バ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第25図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メッセージエリアエを持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリアIは
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアバ1誘導メツセージエリア
Iとスクリーン上部のメツセージエリア八を除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのバスウェイは、第25図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各バ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、YSM、C5K4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3バスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な、設定項目を持つことから、そ
の項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS) 、)レイ1.2
、カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大
において特定倍率が設定されている場合に成立し、自動
倍率(AMS)が設定されている場合には成立しない。
デフォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倍)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コントロー
ルが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてそのコ
ントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコピー上で減色
したい色をY、MSC,、B、G、Rから指定し、IP
Sにおいてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジヨブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除く全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのバスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選−択肢)を有していると共に、マーカ
ー編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイテ
ィブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各バスウ
ェイタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
・コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコ
ントロールが選択できる。コピーポジションは、デフォ
ルトで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオ
ートセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6cmX6
cmスライドや4′×5′スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで談定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代置は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのバスウェイ
がある。
マーカー編集バスウェイおよびフリーハンド編集バスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディトフィーチャー、ツールのバスウェイタブ
を持つ。
ビジネス編集バスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集バスウェ
イ等と同様にベーシックコピ、エイディトフィーチャー
、ツールのバスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集バスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代
、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/セ
ンター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/オ
ート偏倍、カラーモード、カラーバランス調整、ベージ
連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらにマ
ーカー編集バスウェイ等と同様にベーシックコビーエイ
ディドフィーチャー、ツールのバスウェイタブを持つ。
ツールバスウェイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初斯値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ピリン
グメーター、デコアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパターン
、とじ代置、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
mm(8ビクセル)、高さ6mm (16ピクセル)の
タイル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25
タイルである。ビットマツプエリアは縦151ビクセル
、横216ビクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャー、編集等の各
モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それ
ぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュー
を表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることによ
り選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよう
にしている。また、メニューの選択肢によってはその詳
細項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示
)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可
能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさ
せることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第20図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーション、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オフボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なあ、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(II−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
ブロジェ99 (F/P)64およびミラーユニット(
M/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第26図に示されているように、F/P64はハウジン
グ601を備えてあり、このハウジング601に動作確
認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、オ
ートフォーカス/マニュアルフナ;カス切り換えスイッ
チ(AP/MF切り換エスイッチ)604、およびマニ
ュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ)
605a、605bが設けられている。また、ハウジン
グ601は開閉自在な開1!i’1R606を備えてい
る。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔608.609がそれぞれ穿設され
ている。これら孔608,609の反対側にもフィルム
保持ケース607が突出することができる孔(図示され
ない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によって
ハウジング601に回動可能に取り付けられるか、ある
いはハウジング601に着脱自在に取り付けるようにな
っている。開閉部606を開閉自在にすることにより、
孔608.609からハウジング601内に小さな異物
が侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができ
るようにしている。
このフィルム保持ケース607は35+++mネガフィ
ルム用のケースとポジフィルム用のケースとが準備され
ている。したがって、F/P 64はこれらのフィルム
に対応することができるようにしている。また、F/P
 64は6cmX6cmや4inChX51nchのネ
ガフィルムにも対応することができるようにしている。
その場合、このネガフィルムをM/1J65とプラテン
ガラス31との間でプラテンガラス31上に密着するよ
うにしている。
第29図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するた
めの補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の補
正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ保
持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の駆
動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の回
転位置を検出する第1および第2位置検出センサ620
゜621と駆動用モータ619を制御するコントロール
装置(F/P 64内に設けられるが図示されていない
)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設け
られている。そして、補正フィル夕保持部材618に支
持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム63
3に対応した補正フィルタ635を自動的に選択して映
写レンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整合
するようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の
補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイ
メージングユニット37との間等、投影光の光軸上であ
ればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位萱するようにされている。
I稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P 64の電源はベースマシン30の電源とは
別に設けられるが、このベースマシン30内に収納され
ている。
(A−2)M/LJの構成 2第27図に示されているように、ミラーユニット65
は底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り
付けられtこカバー628とを備えている。底板627
とカバー628との間には、対の支持片629.629
が枢着されており、これら支持片629.629は、カ
バー628を最大に開いたときこのカバー628と底板
627とのなす角度が45度となるようにカバー628
を支持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第29図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機
能を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ
631からの平行光によって形成される、イメージング
ユニット37内のセルフォックレンズ224の影をライ
ンセンサ226が検知し得ないようにするために平行光
を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P 64によるカラーコ
ピーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に
保管される。そして、ミラーユニット65は使用する時
に開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の
所定の場所に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、−船釣に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、緑(G)および青(B)の比がランプ613の分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体にもいくつかの種類があ
るように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多く
なるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P 64には、このような分光特性を補正
するための補正フィルタが準備されている。
F/P 64はこれらの補正フィルタを自動的に交換す
ることができるようにしている。 補正フィルタの交換
は、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる
。すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィル
タを使用位置にセットするように、システム(sys>
内のマイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令
信号が出力されると、コントロール装置は、第11第2
位置検出センサ620.621からの2bi を信号が
CPUの信号に一致するように、駆動用モータ619を
駆動制御する。そして、センサ620゜621からの信
号がcp、uの信号に一致すると、コントロール装置は
モータ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608.60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608,60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608,609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AF機能)フィルム
保持ケース607をF/P64に装着したとき、原稿フ
ィルム633の装着位置には数十mmの精度が要求され
る。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピン
ト合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行う
場合、プラテンガラス31の所定位置にセットされたM
2O2Sの拡販板632に原稿フィルム633の画像を
投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材6
11を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡販板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P 64は自動的にピント合わせを行うこと
ができるようにしている。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/136のデイスプレィ上のキーを換作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第26図において、F/P 64のAP/MP切り換え
スイッチ604をAPに選択することにより、AF装置
が作動可能状態となる。第29図に示されているように
、原稿フィルム633が入っているフィルムケース60
7ヲF/P64に装着すると、発光器623からの光が
この原稿フィルム633によって反射するようになり、
その反射光がAFのための例えば2素子型の受光器62
4によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果がOでないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差が0になると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AP作動が行われる。これにより、[稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカスm能(MFa!能) AF/MF切り換えスイッチ604をMFに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Pの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMPによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AF時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/136で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/I36で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ I(登録商標”) 、KOI)A
K (登録商標)およびKONICA(登録商標)の各
ASA100のオレンジマスクの濃度データが記憶され
ており、これらのフィルムが選択されたとき、CPU5
34は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェー
ディング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1>画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第28図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第28図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに君己録されている画
像が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコント
ラストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場
合でも、線αの傾き、すなわちrの値が1よりも小さい
のでr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第28図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r’
=l/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
′となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーはwR
調をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の僅に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第4
象限の45度の直線■で表わされるようにすることがで
きる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあると
き、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっているとす
ると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまうこ
とが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出す
ことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2)画像信号処理方法 第29図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をR1G1B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をRSG。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPU634が3
2ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、
シェーディングデータをとる。このように平均をとるこ
とにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値D ADjを
演算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレ
ジスタに設定されているD ADj値を書き換える。更
に、CPU634は選択されたフィルムに対応してラン
プ613の光量および増幅器643のゲインを調整する
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD ADj値を加えること
により、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェ
ーディング補正回路239はこれらの調整がされたデー
タから各画素毎のシェーディングデータを引くことによ
りシェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからD ADj値を演算し
なければならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32はIPS33
にR,G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D) ff1作手順および信号のタイミング第30図
に基づいて操作手順及び信号のタイミングを説明する。
なお、破線で示されている信号はその信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P 64の操作は、主にベースマシン30のU/1
36によって行われる。すなわち、U/136にデイス
プレィの画面に表示されるF/Pi作キーを操作するこ
とにより、ベースマシン30をF/Pモードにする。原
稿フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されてい
るフィルムのうちの一つである場合を想定すると、第3
0図に示されているように、U/136のデイスプレィ
の画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの
種類を選んで下さい」と表示される。したがって、まず
M/U65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセ
ットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(■σ−丁π下)信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリが−として画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、ラン
プ613が消灯する。したがって、原稿フィルム633
を入れたフィルムケース607をF/’P64に装着す
る。これにより、発光器623からの光がこのフィルム
によって反射され、その反射光が受光器624によって
検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分がOで
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(丁)γF
−][口]′)信号がLOWとなる。このT7T−πm
信号がLOWになった後でかつrで一丁π下がLOWと
なって15経過した後に、画面には「コピーできます」
と表示される。tJ/+36のスタートキーを押すと、
画面には「コピー中です」と表示され、かつランプ61
3が点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間
を侍って自動濃度調整(A/E)のだめのデータの採取
が開始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調
整、r補正等を行うためのデータを得るためにイメージ
ングユニット37が一部スキャンして、投影像の一部ま
たは全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、77丁
−RDYがHIGHとなるとともに画面には「ピントを
合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AP動作が行わ
れ、同時に、F/P  RDYがLOWとなるとともに
、画面には「コピーできます」と表示される。その後、
スタートキーを押すことにより、コピーが行われる。
(III)イメージ入力ターミナル(IIT)本発明の
実施例を複写機のイメージ入力ターミナルを例にして説
明する。
(I[[−1)イメージングユニット駆動機構第31図
は、イメージングユニット駆動機構の斜視図を示し、イ
メージングユニット37は、2本のスライドシャフト2
02.203上に移動自在に載置されると共に、両端は
ワイヤ204.205に固定されている。このワイヤ2
04.205はドライブプーリ206.207とテンシ
ョンプーリ208.209に巻回され、テンションプー
リ208.209には、図示矢印方向にテンションがか
けられている。前記ドライブプーリ206.207が取
付けられるドライブ軸210には、減速プーリ211が
取付られ、タイミングベルト212を介してステッピン
グモータ213の出力軸214に接続されている。なお
、リミットスイッチ215、’216は、イメイジング
ユニット37の異常動作を検出するためのセンサであり
、レジセンサ217は、原稿読取開始位置の基準点を設
定するためのセンサである。
イメージングユニット37を駆動するためにステッピン
グモータ213を採用する理由は次のとりである。1枚
のR,GSB、に4色カラーコピーを得るためには、イ
メージングユニット37は4回のスキャンを繰り返す必
要がある。この場合、4回のスキャン内の同期ずれ、位
置ずれをいかに少なくさせるかが大きな課題であり、そ
のためには、イメージングユニット37の停止位置の変
動を抑え、ホームポジションからレジ位置までの到達時
間の変動を抑えることおよびスキャン速度変動に再現性
があることが重要である。しかしながら、DCサーボモ
ータを使用すると、イメージングユニット37の停止位
置の変動とホームポジションからレジ位置までの到達時
間の変動を抑えること困難であるため、ステッピングモ
ータ213を採用している。
しかながら、ステッピングモータ213はDCサーボモ
ータに比較して振動、騒音が大きく、また、タイミング
ベルト212、ワイヤ204.205の経時変化、スラ
イドパッドとスライドレール202.203間の粘性抵
抗等の機械的な不安定要因によっても振動が生じる。従
って、画像記録装置の高画質化、高速化のためにはその
対策が必要である。
そのために、本実施例においては、2本のスライドシャ
フト202 (203)を平行に設け、第32図に示す
ように、イメージングユニットのハウジング37aとス
ライドシャフト202(203)との間には、アングル
37b、板バネ37cにより含油パッドPを介在させる
ことにより、イメージングユニット37の主走査方向の
振動を規制している。
(I[[−2)ステッピングモータの制御方式第33図
(a)はステッピングモータ213のドライバーの回路
を示している。モータ巻線を5角形に結線し、その接続
点をそれぞれ2個のトランジスタにより、電源のプラス
側またはマイナス側に接続するようにし、10個のスイ
ッチングトランジスタでバイポーラ駆動を行うようにし
ている。また、モータに流れる電流値をフィードバック
し、モータに供給する電流を一定にするようにコントロ
ールしながら駆動している。励磁シーケンスは(b)に
示すように、4つの相が励磁されているときに残りの1
相がプラスまたはマイナスの同電位で短絡される。
第34図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でス
キャン動作、リターン動作させる場合に、イメージング
ユニット37の速度すなわちステッピングモータに加え
られる周波数と時間の関係を示している。加速時には(
b)に示すように、例えば259Hzを逓倍してゆき、
最大11〜12KHz程度にまで増加させる。このよう
にパルス列に規則性を持たせることによりパルス生成を
簡単にする。そして、(a)に示すように、259pp
s/3.9msで規則的な階段状に加速し台形プロファ
イルを作るようにしている。また、スキャン動作とリタ
ーン動作の間およびリターン動作とスキャン動作の間に
は、休止時間を設け、IITメカ系の振動が減少するの
待ち、またIOTにおける画像出力と同期させるように
している。
一方、カラー原稿を読み取る場合には、イメージングユ
ニット37を4回走査させて4色の信号を読み出してい
るため、4色間の色ずれをいかに少なくさせるかが大き
な課題であり、そのためには、イメージングユニット3
7の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレジ
位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャン
速度の変動を抑えることが重要である。
第35図は上記振動の発生により生じる色ずれの原因を
説明するための図で、(a)図はイメージングユニット
がスキャンを行って元の位置に停止する位置がΔLだけ
異なることを示しており、次にスタートするときにレジ
位置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、(b
)図に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過渡振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がΔtずれて色ずれが
発生する。また、(c)図は、レジ位置通過後テールエ
ツジまでの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のス
キャンの速度変動のバラツキが2〜4@目のスキャンの
速度変動のバラツキよりも大きいことを示している。従
って、本実施例においては、1回目のスキャン時には、
色ずれの目立たないイエローを現像させるようにしてい
る。
(III−3)IITのコントロール方式11TIJモ
ートは、各種コピイ動作のためのシーケンス制御、サー
(スサポート機能、自己診断機能、フェイルセイフ機能
を有している。IITのシーケンス制御は、通常スキャ
ン、サンプルスキャン、イニシャライズに分けられる。
IIT制御のための各種コマンド、パラメータは、SY
Sリモート71よりシリアル通信で送られてくる。
第36図(4a) は通常スキャンのタイミングチャー
トを示している。スキャン長データは、用紙長と倍率に
より0〜432mm(In11ステツプ)が設定され、
スキャン速度は倍率(50%〜400%)により設定さ
れ、ブリスキャン長(停止位置からレジ位置までの距離
)データも、倍率(50%〜400%)により設定され
る。スキャンコマンドを受けると、FL−ON信号によ
り蛍光灯を点灯させると共に、5CN−RDY信号によ
りモータドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェ
ーディング補正パルスWHT−REFを発生させてスキ
ャンを開始する。レジ位置に達すると、イメージエリア
信号IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベル
となり、これと同期して■IT−PS信号がIPSに出
力される。
第36図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。
レジ位置からの停止位置、移動速度、微小動作回数、ス
テップ間隔のデータにより、目的のサンプル位置に行っ
て一時停止または微小動作を複数回繰り返した後、停止
する。
第36図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの81認、レジセンサによるイメ
ージングユニット動作の確認、レジセンサによるイメー
ジングユニットのホーム位置の補正を行う。
(III−4)イメージングユニット 第37図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、昼光色蛍光
灯222および反射鏡223により原稿面を露光する。
そして、原稿220からの反射光をセルフォックレンズ
224、シアンフィルタ225を通過させることにより
、CCDラインセンサ226の受光面に王立等倍像を結
像させる。セルフォックレンズ224は4列のファイバ
ーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像度が高
いために、光源の電力を低く抑えることができ、またコ
ンパクトになるという利点を有する。また、イメージン
グユニット37には、CCDセンサドライブ回路、CC
Dセンサ出力バッファ回路等を含む回路基板227が搭
載される。なお、228はランプヒータ、229は制御
信号用フレキシブルケーブル、230は照明電源用フレ
キシブルケーブルを示している。ラインセンサ226が
固定されたハウジング37aには、その下部に回路基板
227が取付けられると共に、回路基板227とハウジ
ング37a間に突出!25Qbを有する放熱板250が
取付けられ、さらに放熱板250を覆うように電磁シー
ルド用のパンチングメタル251が取付けられている。
回路基板227には、ドライブ用ICチップ252が配
設され、ラインセンサ226は、接続用ピン226aに
より回路基板227に電気的に接続されている。
第38図は前記昼光色蛍光灯222の詳細図を示し、ガ
ラス管222aの内面には、反射膜222bがアパーチ
ャ角α(50度程度)の面を除いて形成され、さらにそ
の内面に螢光膜222Cが形成されている。これにより
、螢光膜222の光量を効率良く原稿面に照射させるこ
とで、消費電力の低減を図っている。なお、内面全面に
螢光膜222Cを形成し、アパーチャ角の面を除いた面
に反射膜222bを形成する理由は、光量は減少するも
のの水銀の輝線のピークを減少させるためである。また
、螢光膜222の外周面にはランプヒータ228、ヒー
トシンク(放熱部材)222dが設けられ、サーミスタ
222eの温度検知により、ランプヒータ228および
クーリングファンの制御を行っている。
第39図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、(a)に示すように、5個のラインセンサ226a
〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置している。こ
れは−本のラインセンサにより、多数の受光素子を欠落
なくかつ感度を均一に形成することが、ウェハーのサイ
ズ、歩留まり、コスト的に困難であり、また、複数のラ
インセンサを1ライン上に並べた場合には、ラインセン
サの両端まで画素を構成することが困難で、読取不能領
域が発生するからである。
このラインセンサ226のセンサ部は、同図(b)に示
すように、ラインセンサ226の各画素の表面にR(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色フィルタ
をこの順に繰り返して配列し、隣りあった3ビットで読
取時の1画素を構成している。各色の読取画素密度を1
6ドツト/11ffi、1チツプ当たりの画素数を29
28とすると、1チツプの長さが2928/ (16X
3)=61mmとなり、5チップ全体で61X5=30
5■の長さとなる。従って、これによりA3版の読取り
が可能な等倍系のラインセンサが得られる。
また、R,GSBの各画素を45度傾けて配置し、モア
レを低減している。
このように、複数のラインセンサ226a〜22’6e
を千鳥状に配置した場合、隣接したラインセンサを相異
なる原稿面を走査することになる。
すなわち、ラインセンサの゛主走査方向Xと直交する副
走査方向Yにラインセンサを移動して原稿を読み取ると
、原稿を先行して走査する第1列のラインセンサ226
b、226dからの信号と、それに続く第2列のライン
センサ226a、226c、226eからの信号との間
には、隣接するラインセンサ間の位置ずれに相当する時
間的なずれを生じる。
そこで、複数のラインセンサで分割して読み取った画像
信号から1ラインの連続信号を得るためには、少なくと
も原稿を先行して走査する第1列のラインセンサ226
b、226dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2
列のラインセンサ226a、226c、226eからの
信号出力に同期して読みだすことが必要となる。この場
合、例えば、ずれ量が250μmで、解像度が16ドツ
) / mmであるとすると、4ライン分の遅延が必要
となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はビデオ回路中での間引き水増し、その他の処理に
より行い、副走査方向はイメイジングユニット37の移
動速度の増減により行っている。そこで、画像読取装置
における読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は
固定とし、移動速度を変えることにより副走査方向の解
像度を変えることになる。すなわち、例えば縮拡率10
0%時に16ドツ) / mmの解像度であれば、の如
き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度が上
がることになり、よって、前記の千鳥配列の差250μ
mを補正するための必要ラインメモリ数も増大すること
になる。第40図は縮拡率とずれ量との関係を示し、縮
拡率の変化により1画素ずれる毎に1ラインを補正して
いる。1ライン毎の補正に最大31μmのずれ量を生じ
るが、出力される画像に影響は見られない。
(III−5)ビデオ信号処理回路 法に第41図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR,G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のラインセ
ンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤンネル
で、R,G、Bのシリアル信号で読み取られ、それぞれ
増幅回路231で所定レベルに増幅された後、イメージ
ングユニット、処理口・路本体を結ぶ伝送ケーブルを介
して、処理回路本体側の回路へ伝送される(第42図2
31 a)。
次いでサンプルホールド回路5H232において、サン
プルホールドパルスSHPにより、ノイズを除去して波
形処理を行う(第42図232 a)。
ところでラインセンサの光電変換特性は各画素毎、各チ
ップ毎に異なるために、同一の濃度の原稿を読んでも出
力が異なり、これをそのまま出力すると画像データにス
ジやムラが生じる。そのために各種の補正処理が必要と
なる。
ゲイン調整回路AGC(AUTOMATICG^IN 
C0NTR0L)233は、各センサの出力をA/D変
換器235の入力信号レンジに見合う大きさまで増幅す
るための回路で、原稿の読取以前に予め各センサで白の
りファランスデータを読取り、これをデジタル化してシ
ェーディングRAM240に格納し、このデータが第4
3図に示すように、CPU71において所定の基準値と
比較判断され、適当な増幅、率が決定されてそれに見合
うデジタルデータがD/A変換器241に送られること
により、各々のゲインが自動的に設定されている。AG
C233は、電圧制御型可変抵抗素子242を有し、ゲ
ート電圧VCSを制御することにより素子242のドレ
インとソース間の抵抗値R2を可変にしている。ゲイン
は、 Vout /V+w=Rx / (R1+R1)で示さ
れる。そして、D/A変換器241においてアナログ値
に変換されたゲート電圧VGSを入力させることにより
、第44図に示すようにゲインを256段階に調節可能
にする。
オフセット調整回路AOC(^IITOMATIC0F
SBTCONTROL )  234は、黒レベル調整
と言われるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する
。そのために、螢光灯を消灯させて暗時出力を各センサ
により読取り、このデータをデジタル化してシェーディ
ングRAM24.0に格納し、この1ライン分のデータ
は第43図に示すように、CPU71において所定の基
準値と比較判断され、オフセット値をD/A変換器24
3に出力する。AOC234は、オペアンプ244を有
し、その非反転端子側に抵抗R+ 、R2を介してそれ
ぞれビデオ信号V ccnとD/A変換器243からの
オフセット値VQPF□、が接続され、反転端子側に図
・示の如く抵抗R+ 、R2の接続点が接続されている
。従って、AOCの出力は、 Vout = (R2/ RI) Vcea +Vop
psitとなり、ビデオ信号を固定倍率で増幅すると共
に、オフセット電圧を256段階に調節することができ
る。このAOCの出力は第42図234aに示すように
出力され、最終的に第45図に示すように、読み取る原
稿濃度に対して出力濃度が規定値になるように調整して
いる。
そして、A/Dコンバータ235でデジタル値に変換さ
れ(第42図235 a) 、GBRGBRと連なる8
ビットデータ列の形で出力される。遅延量設定回路23
6は、複数ライン分が格納されるメモリで、FIFOI
5iをとり、原稿を先行して走査する第1列のラインセ
ンサ226b1226dからの信号を記憶せしめ、それ
に続く第2列のラインセンサ226 a、  226 
c、  226 eからの信号出力に同期して出力して
いる。
次いで、分離合成回路237において、各ラインセンサ
毎にR%G、−Bのデータを分離した後、原稿の1ライ
ン分を各ラインセンサのR,G、B毎にシリアルに合成
して出力する。変換器238は、ROMから構成され、
第46図(イ)に示す対数変換テーブルLUT“1”が
格納されており、デジタル値がROMのアドレス信号と
して入力されたときに、対数変換テーブルLUT’l”
の出力値が出力され、これによりR%G、Bの反射率の
情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
先ず、シェーディング補正に先だち画素ずれ補正を行う
。前述したように信号処理回路においては、R%G、B
のデータをパラレルに取り込んでいるが、第39図(b
)に示したように、R,G、Bフィルタの位置がずれて
いるために、同一画素におけるR、G、Bの出力は、第
47図(a)に示すようにずれが生じ、黒線Kを読み込
んだときこれがずれてしまう。そのために重みつけ平均
化処理により、Rを2/3画素分右方向ヘシフトさせ、
Bを1/3画素分右方向ヘシフトさせることにより、同
図(b)に示すように黒線Kを一致させるようにする。
シェーディング補正は、白色データの基準値にもとすい
て、光源の配光特性のバラツキ、反射鏡等の汚れ等に起
因する光学系のバラツキ、ラインセンサの各ビット間の
感度のバラツキを補正するものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、ラインセン
サにシェーディング補正の基準濃度データとなる白色板
を照射したときの反射光を入力し、上8己信号処理回路
にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃度デ
ータj!og(Ri)をラインメモリ240に記憶させ
ておく。次に原稿を走査して読取った画像データj!o
g(Dt)から前記基準濃度データj!og(Ri)を
減算すれば、Jog (Dt >  fog (Ri 
) =log (Dt /R+ )となり、シェーディ
ング補正された各画素のデータの対数値が得られる。こ
のようにログ変換した後にシェーディング補正を行うこ
とにより、従来のように複雑かつ大規模な回路でハード
ロジック除算器を組む必要もなく、汎用の全加算器IC
を用いることにより演算処理を簡単に行うことができる
次に、第51図ないし第55図により本発明の特徴であ
る黒レベル補正の詳細について説明する。
既に第48図ないし第50図において説明したように、
従来の黒レベル補正の方式では、A/D変換誤差、ノイ
ズの重畳、チップ内における温度分布の不均一等により
補正誤差が大きくなり、かえって補正を行わない方が良
い場合もあることは述べた。
第51図はラインセンサが1個の場合における黒レベル
補正の回路構成を示し、ラインセンサ901、増幅器9
02、A/Dコンバータ903、黒レベル補正回路90
4、ログ変換器905、シェーデング補正回路906、
C0U907で構成されている。
黒レベル補正回路904は、切換スイッチ911、減算
器912、ラインメモリ913からなり、先ず、切換ス
イッチ911を■側に切換え、ラインセンサ901で黒
レベル補正データ〔第50図(イ)〕を読取り、これを
A/D変換したデータ〔第50図(ロ)〕をCPtJ9
07に転送する。
CPU90?においては、このA/D変換したデータを
複数の区間に分割し、各区間毎に平均値を算出して第5
2図に示す如き黒レベル補正データを求め、これをライ
ンメモリ913に格納する。
原稿読取時は、切換スイッチ911を■側に切換え、減
算器912においてラインメモリ913に格納されてい
る黒レベル補正データを原稿読取データと同期して読み
だし、両者の差を求めてログ変換器905に出力する。
なお、この黒レベル補正データの演算は原稿をスキャン
する毎に行ってもよいが、必要時にのみ例えば電源オン
時に行い、データをCPU907のNVM (不揮発性
メモリ)にストアしておき、電源オン時にラインメモリ
913にロードするようにしてもよい。
その結果、ラインセンサの各画素毎の暗時出力のレベル
が平坦化され、良好な画像を得ることができる。
次に複数のラインセンサを並べた場合の黒レベル補正に
ついて説明する。
第53図(イ)はラインセンサを5個並べたときの各チ
ャンネルから出力される暗時出力がチップ間に不連続を
有している様子を示している。この暗時出力のばらつき
をそのままにしたまま原稿の読取を行うと、出力画像中
にスジやムラが生じてしまう。従来、この問題を解消す
るために、各チップ毎の全画素の暗時出力電圧の平均値
を求め、各平均値が(ロ)に示す目標値り、となるよう
に調整していた。
しかしながら、実際においては、ラインセンサの暗時出
力電圧は、(ハ)に示す如く各チャンネル内で穏やかな
変化をもっている。このような特住を有するラインセン
サについて前記の調整方法を適用すると、(ニ)に示す
ようにチャンネル境界部にレベル差ΔDが生じ、そのま
ま画像として出力すると、チャンネル境界の濃度差がス
ジやムラになって現れてしまう。
一方、ラインセンサの1ライン分の暗時出力電圧を測定
すると、前記第50図(イ)に1例を示すように、暗時
出力電圧には不均一が存在する。
その最大値V XAXと最小値vI1.llとの差をΔ
V dalとし、このΔV am−と露光時間T a 
x pとの測定結果の1例を第54図に示すが、T、、
、 =350μSecでもΔV darkが約2mV存
在する。このΔV darkの影響は、原稿の濃度が高
い程、照明光量が低く白レベルが低い程大きくなり、ラ
インセンサ1チップ分61關輻の左右間に緩やかな濃度
変化となって現れる。
その関係を計算した結果を第55図に示す。図は原稿濃
度りとラインセンサで読取った1チップ分の左右間の濃
度変化ΔDとの関係を、白地出力Rangeに対するΔ
V darkの比毎に示している。
これによれば、例えば白地出力が400mVのときに、
上記したようにΔV darkが約2mV存在すると、
原稿濃度りが1.5のときに濃度変化ΔDが0.075
発生し、これを色差ΔEに換算するとGrayで約2と
いうレベルになり、第53図(ニ)で示すチャンネル境
界のレベル差ΔDをそのまま画像として出力すると、チ
ャンネル境界の濃度差がスジやムラになって現れてしま
う。これを解消するために、Grayで色差ΔEを1以
下にしようとすれば、ΔV darkを1mVに抑える
か或いは光量を2倍とし白地出力を800mVまで上げ
ることが必要となる。
この問題を解決するために、チャンネル境界の濃度差を
減少させる必要がある。そのために、上記黒レベル補正
回路904を、第41図で示した各チャンネルのA/D
コンバータ235の後段に接続し、先ず、各チャンネル
の先頭部のデータが目標値り、となるように、前記した
AOC234において第53図(ニ)で示すようにオフ
セットを調整した後、各チャンネル毎に前記黒レベル補
正を行わせ、第53図(ホ)で示すように各ラインセン
サの黒レベルを平坦化し、チャンネル境界の濃度差を減
少させることができる。
第56図は本発明の黒レベル補正方法の他の実施例を示
す図である。
前述した第51図〜第53図の例では、メモリからデー
タをCPUに送り、各画素毎のnヶ(n≧2)のデータ
の平均値やメジアン値を求め、全画素の結果を補正用デ
ータとしてメモリに書込み、白地や原稿の読み取り時に
この補正用データを同期して読み出し、画素毎に減算を
実施しているが、求めた平均値は8ビットデータに丸め
、データの精細化を行わずにメモリに格納し、減算器で
(8ビット−8ビット)の演算を行っているので量子化
誤差が発生してしまう。本実施例はこの量子化誤差の発
生を極力低減化したものである。
まずセンサの暗時出力をA/D変換し、切換スイッチ9
11を■側に切り換えて複数ライン分メモリ913に取
り込む。この際、必要に応じてメモリ容量を増やしてお
く。次にメモリ913からデータをCPU907に送り
、各画素毎のn個のデータ、例えば4個のデータの平均
値を求める。
今、データとして10,10.10.11の値が得られ
たとすると、その平均値は10.25となる。そして、
小数点以下の値をデータとして用いるようにすれば、第
57図に示すように、A/D変換器からの元々のデータ
のLSBは1であったものが、1/4となり、8ビット
データを擬似的に10ビット精度の補正用データとする
ことができる。この処理は平均値を求めるデータが4個
であれば1/4演算であるので2ビットシフトにより容
易に行うことができるが、必要に応じて専用の演算装置
を用意するようにしてもよい。但し、A/D変換器90
3からメモリ913へ取り込まhg甲、−夕は8ビット
データであるので、センサの暗時出力データが63以下
、即ち下位6ビットで表す、ことができる大きさで、C
PU907における平均値演算によるデータの精細化に
よって下位2ビットを追加しても8ビットのデータとし
て扱えることが前提となる。暗時出力データが63以下
でない場合、すなわちもっと大きな値である場合には、
下位2ビットを追加したときに8ビットデータとして扱
えるように63としなければならず、その結果暗時出力
データの飽和が生じてしまい、飽和による誤差が新たに
発生することになる。
これらの結果をDark補正用データとしてメモリに格
納する。次に、切り換えスイッチ911を■側に切り換
え、白地や原稿の読取時に、この補正用データを同期し
て読み出し、画素毎に減算を実施する。但し、減算器9
12は10ビット仕様とし、原稿の読取データは10ビ
ットのうちの上位8ビットに、また補正用データは下位
8ビットに入力して演算を行い、結果を10ビットで出
力する。この演算により、“1″LSBを“1/4”と
し、4倍に高精度化したデータが得られる。そして、こ
れに対応してFROMに書き込まれたLogLUT90
5の入力側も10ビットにアップし、10ビットの減算
器出力データをアドレス入力とし、LUTの分解能を上
げておくことにより、従来よりも4倍の高精度でΔV 
dark補正を実現することができる。その結果、セン
サ出力ダイナミックレンジに対して数百分の1と非常に
微小なΔV darkの量子化誤差の発生を低減するこ
とができる。
なお、第51図の実施例ではΔV darkを8分割し
て補正データを生成している。この場合、分割区域間の
補正データ値ギャップがILSB以上、例えば2の所が
あるとすると、その中間値を補正平均データとする分割
区域を設定できる筈であり、それをしないと精度のよい
補正をすることができない。このように、補正平均値デ
ータを与える分割区域が粗すぎると分割区域間の補正デ
ータ値ギャフブ値がILSB以上となって濃度むらの原
因となる。ところで、本実施例の場合には、第57図に
示すようにLSBが1/4となるために、第51図の実
施例の場合のように8分割としたのでは、補正データ値
ギャップがLSBの4倍となってしまう。そこで、ΔV
 darkの分割数を8×4=32倍以上とすれば、“
l/4′″LS已に見合った分割間の補正データ値ギャ
ップが得られることになる。−船釣には、分割数はA/
D変換出力のΔVclar−の大きさに関係し、ΔV 
darkの大きさがA/D変換データのILSBのn倍
であれば、精度を4倍とした場合には分割数は40以上
とすればよい。また、後述するように、この補正は5チ
ツプ出力データの合成後に行うので、各色毎に言えば5
.x4n=20n以上の分割数となる。
また、本実施例はチップ内を複数に分割した場合の各分
割区間毎の補正、画素毎の補正等適宜使用することが可
能である。さらに、本実施例では単純な平均値処理によ
り補正データの高精細化を行ったが、空間的な1次元フ
ィルタリング、即ち画素毎に重み付けをした平均値処理
によってデータの高精細化を行うようにしてもよい。
なお、上記実施例では10ピツFの減算器を必要とする
が、8ビットの減算器を使用してこれと同様の効果を達
成することができる例を第58図により説明する。
第58図は本発明の黒レベル補正方法の他の実施例、を
示す図である。
本実施例においても、CPU907でデータの平均化処
理により小数点以下2ビットの8ビットデータを求める
のは第56図の場合と同じである。
但し、本実施例においては減算器を8ビット構成とし、
しかも10ビット精度を出すために減算器とLUTの読
みだしに工夫を施している。
先ず、CPU907でデータの平均化処理を行い小数点
以下2ビットの8ビットデータをDark補正用データ
としてメモIJ 913に格納する。この場合、例えば
10,25であれば11−0.75であるので11.7
5.10.50であれば11−0.50であるので11
.50.10.75であれば11. 251,11.0
0は11.00というように、少数点以下については補
数に変換して記憶させてお(。
一方、本来は減算器912で読み取りデータから補正用
データを完全に減算した値をLogLUT905の入力
とすべきであるが、減算器を8ビット構成とした関係で
、下位2ビットについては減算しないままLOTに入力
される。そのため前述のような変換を行った下位2ビッ
トの値をLUTの入力とし、これと対応してLog変換
を計算してその結果のデータをLOT905に書き込ん
でおく。
こうして原稿読取時、補正用データの上位6ビットは減
算器912に、下位2ビットはL o g−LUT90
5に入力され、読み取りデータから補正用データを完全
に減算した値をLOgLUT905の入力とした同様に
、LogLUT905で濃度変換が行われることになる
この結果、減算器は8ビットで済み、従来と同様8ビッ
ト減算器5HC239を使って10ビット精度でのΔV
 dark補正が可能となる。そして、(8ビット−8
ビット)の減算を行う従来の方式に比べ、ΔV dar
k補正によって発生する誤差を低減化することができる
第59図は第58図に示したΔV dark補正を用い
たビデオ信号処理回路を示す図である。
第59図に示すものはf+ =9.55MHzのセンサ
駆動周波数で読み出された信号を、チップ単位で各色信
号毎にf 2 = f + / 3の周波数で分配し、
さらに各色信号毎にf、−5’fzの周波数で5チツプ
についてシリアル信号として読みだしくただし、チップ
間の信号のつなぎを考慮してf、は正確にはf、の5倍
とはなっていない)だ後、第58図に示したΔV da
rk補正を行うようにしたものであり、他は第41図の
ものと同じである。
本実施例においては、黒レベル補正回路260として、
従来8ビットのシェーディング補正回路として使用して
いる減算回路SHCをそのまま使用することが可能であ
る。
なお、AGC233によりゲインの設定を変更した場合
にはΔV clarkの値が変化してしまうので、補正
データの更新を行う必要がある。
本発明は密着センサ以外の通常のセンサを用いた回路に
ついても適用可能である。
第60図は白黒センサを用いた読み取り装置の他の実施
例を示す図で、図中、第59図と同一番号は同一内容を
示している。
本実施例では、得られる信号が密着センサのようにRS
G、B点順次信号ではないので、RSG。
B信号の分離、合成回路が不要となり、そのためA/D
変換器235と黒レベル補正回路260を直結すること
ができる。
なお、白黒センサを3本用いて、例えばダイクロイック
プリズム方式によりカラーを読み取るような場合にも、
第60図の回路構成を3系統並列に接続して用いればよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、ラインセンサの暗時出力
のバラツキを補正し良好な画像を得ることができる。ま
た、ラインセンサの黒レベル調整を自動的に行うことが
でき、全体の調整工数を低減させることができる。
また、複数のラインセンサを並べた場合でも、センサ境
界の濃度差を調整し、画像のスジやムラの発生を防止す
ることができる。
さらに補正用データを高精度化することにより量子化誤
差の発生を低減化することができると共に、補正用減算
器を従来のシェーディング補正用減算器のものをそのま
ま使用することが可能となる。
さらに、複数ライン分のデータを格納し、各画素毎に複
数のデータから平均値を求め(例えば8ビットデータ4
ケから10ビット精度相当の補正用データを得る)、前
述の方法で高精度な補正を行うようにしてもよい。また
、密着センサ以外の通常のセンサを用いた回路について
も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像読み取り装置の構成を示す図、第
2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の1
例を示す図、第3図はハードウェアアーキテクチャ−を
示す図、第4図はソフトウェアアーキテクチャ−を示す
図、第5図はコピーレイヤを示す図、第6図はステート
分割を示す図、第7図はパワーオンステートからスタン
バイステートまでのシーケンスを説明する図、第8図は
プロダレスステートのシーケンスを説明する図、第9図
はダイアグノスティックの概念を説明する図、第10図
はシステムと他のリモートとの関係を示す図、第11図
はシステムのモジニール構成を示す図、第12図はジョ
ブモードの作成を説明する図、第13図はシステムと各
リモートとのデータフロー、およびシステム内モジコー
ル間データフローを示す図、第14図はIPSのモジュ
ール構成概要を示す図、第15図はIPSを構成する各
モジュールを説明するための図、第16図はIPSのハ
ードウェア構成例を示す図、第17図はIOTの概略構
成を示す図、第18図は転写装置の構成例を示す図、第
19図はデイスプレィを用いたUNの取り付は例を示す
図、第20図はUIの取り付は角や高さの設定例を説明
するための図、第21図はUIのモジニール構成を示す
図、第22図はUrのハードウェア構成を示す図、第2
3図はUICBの構成を示す図、第24図はEPIBの
構成を示す図、第25図はデイスプレィ画面の構成例を
示す図、第26図はF/Pの斜視図、第27図はM/U
の斜視図、第28図はネガフィルムの濃度特性および補
正の原理を説明するための図、第29図はF/Pの構成
を概略的に示すとともに、F/PとM/UおよびIIT
との関連を示す図、第30図は操作手順およびタイミン
グを説明するための図、第31図はイメージングユニッ
ト駆動機構の斜視図、第32図は第31図の要部断面図
、第33図(a)はステッピングモータのドライブ回路
図、同図(b)は励磁シーケンスを示す図、第34図は
イメージングユニットによるスキャンサイクルを説明す
るための図、第35図はカラーコピにおける色ずれの原
因を説明するための図、第36図(a) 〜(c)はI
ITのコントロールモードを説明するための図、第37
図はイメージングユニットの断面図、第38図は蛍光灯
の断面図、第39図(a>はCCDラインセンサの配置
例を示す図、同図(b)はカラーフィルタの配置例を示
す図、第40図は縮拡率と読取ずれ量の関係を示す図、
第41図はビデオ信号処理回路図、第42図は出力波形
を示す図、第43図はAGCおよびAOC回路図、第4
4図はデジタルゲイン設定値とゲインとの関係を示す図
、第45図は原稿濃度とセンサ出力濃度との関係を示す
図、第46図は変換テーブルを示す図、第47図は画素
ずれ補正を説明する図、第48図はラインセンサの光電
変換特性を示す図、第49図は従来の黒レベル補正を説
明するための図、第50図はセンサ1ライン分の暗時出
力を示す図、第51図は本発明に係わる黒レベル補正の
1実施例を示す構成図、第52図は黒レベル補正データ
を示す図、第53図は5チイツプのセンサを配列したと
きの各チャンネルの暗時出力を説明するための図、第5
4図は暗時出力型の不拘−分と露光時間との関係を示す
図、第55図は原稿濃度とセンサ1チィップ分の濃度変
化との関係を示す図、第56図は本発明の黒レベル補正
方法の他の実施例を示す図、第57図は画素に対する黒
レベル補正データを示す図、第58図は本発明の黒レベ
ル補正方法の他の実施例を示す図、第59図はビデオ信
号処理回路の他の実施例を示す図、第60図は白黒セン
サを用いた読み取り装置の他の実施例を示す図である。 901・・・ラインセンサ、903・・・A/D変換器
、912・・・減算手段、913・・・メモリ、907
・・・黒レベル補正用データ演算手段、905・・・変
換手段。 出  願  人  富士ゼロックス株式会社代理人 弁
理士  蛭 川 昌 信(外5名)第 図(d) 1日−TRUE 0T−LS 目↓↓番 一1l−■。 番↓↓◆↓↓ 番↓番↓11番 一+731= 第 引F’CLK胴加皿柑脛叩 0.1.2・・・   「 −T】− 珊■旺胛皿 第5 カつシタ3 o−−−−−−−−−−−−−p 第10図 シリアル通イ:イシヲーフエイス モジュール間インターフエイス 第12図 (Q、) (b) 第15図 (a) 第15図 (d) (e) 第15図 (f) 第15図 (i) ■C−−ゴーヒーー (縮J)\) (を人) 第15囚 (p) (q) 第15図 (n) 第16図 (C) 第17図 第18 図(a) 第18 図(b) 莞21図 第22図 席25図 尾25図 (C) 第26図 第27図 631.532 第31 図 7すl(1’、JJ) 第33図 (a) (b) スデ≠ノブ 1234%  鳴 fi 第34図 (a) (b) 第36図(、L) 第36図(b) 第35図 (し) (C) EGI ス TAILEI)GE 第芙 図(C) 第37図 第38図 lZC 第39 v!J (b) 第40図 第42図 232a 日1 34a 35a z t 第46図 (ロ) 第43図 第44図 第45図 Din滑Ail 第47図 (a) (b) 雪り th! 第50図 !1吟エフ (V) 第49図 Ili?tカ 第51図 第52図 第56図 第57図 第9図 第55図 、11【楕ン!kjLO 第58図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿画像を読取るラインセンサと、ラインセンサ
    の出力信号をA/D変換するA/D変換器と、A/D変
    換された信号のうち暗時出力データを記憶するメモリと
    、暗時出力データの複数のデータの平均値を算出して補
    正用データを生成する演算手段と、原稿読み取りデータ
    を上位ビットデータ、補正用データを下位ビットデータ
    として原稿読み取りデータから補正用データを減算する
    減算手段と、減算したデータを入力として濃度データに
    変換する変換手段とを有することを特徴とする画像読取
    装置。
  2. (2)上記補正用データは、複数ライン分のデータを読
    み取り、各画素毎の複数のデータの平均値を計算するこ
    とにより求める請求項1記載の画像読取装置。
  3. (3)複数のデータは4個のデータからなり、原稿読み
    取りデータ、補正用データはそれぞれ8ビットデータ、
    減算手段は10ビット構成の減算器である請求項1記載
    の画像読取装置。
  4. (4)減算手段は、補正用データの上位ビットを原稿読
    み取りデータから減算し、減算したデータと補正用デー
    タの下位ビットデータとを変換手段の入力とする請求項
    1記載の画像読取装置。
  5. (5)暗時出力データの最大値と最小値との差ΔVDa
    rkが、A/D変換したデータのLSBのm倍、平均値
    処理を行うためのデータ数がnヶであるとき、ΔVDa
    rkの分割数はnm以上である請求項1記載の画像読取
    装置。
  6. (6)AGCによるゲイン設定変更毎に、補正用データ
    の更新を行う請求項1記載の画像読取装置。
  7. (7)平均値は、重み付けをした平均処理により求める
    請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の画像読取装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172886A (ja) * 1984-02-17 1985-09-06 Toshiba Corp 複数受光素子を用いた読取り装置
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