JPH02186600A - シンクロトロン放射装置 - Google Patents
シンクロトロン放射装置Info
- Publication number
- JPH02186600A JPH02186600A JP1005426A JP542689A JPH02186600A JP H02186600 A JPH02186600 A JP H02186600A JP 1005426 A JP1005426 A JP 1005426A JP 542689 A JP542689 A JP 542689A JP H02186600 A JPH02186600 A JP H02186600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron
- magnetic field
- field forming
- orbit
- meandering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005469 synchrotron radiation Effects 0.000 title claims description 18
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 9
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims 1
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 28
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 5
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、高速度で運動する電子に蛇行または旋回運動
を与え、この電子の軌道が変化する際に放出される電磁
波の干渉により高強度のシンクロトロン放射光を発生さ
せる装置に関する。
を与え、この電子の軌道が変化する際に放出される電磁
波の干渉により高強度のシンクロトロン放射光を発生さ
せる装置に関する。
(従来の技術)
このようなシンクロトロン放射装置は、アンジュレータ
またはウィグラーとも称されている。この装置は、高速
度で直線運動する電子に磁界等によって蛇行または旋回
運動を与え、その際に放出される電磁波の干渉効果によ
って高強度のシンクロトロン放射光を発生させるもので
ある。この放射光の強度は、上記電子の蛇行または旋回
運動の回数が多くなるにしたがって増大する。また、こ
の放射光の波長すなわちエネルギは蛇行または旋回運動
の周期波長とこれらの運動を与える磁場の強度によって
決定される。−船釣な傾向としては、周期波長が短く、
また磁場の強度が大きい程放射光の波長が短く、すなわ
ちエネルギが高くなり、効率が高くなる。
またはウィグラーとも称されている。この装置は、高速
度で直線運動する電子に磁界等によって蛇行または旋回
運動を与え、その際に放出される電磁波の干渉効果によ
って高強度のシンクロトロン放射光を発生させるもので
ある。この放射光の強度は、上記電子の蛇行または旋回
運動の回数が多くなるにしたがって増大する。また、こ
の放射光の波長すなわちエネルギは蛇行または旋回運動
の周期波長とこれらの運動を与える磁場の強度によって
決定される。−船釣な傾向としては、周期波長が短く、
また磁場の強度が大きい程放射光の波長が短く、すなわ
ちエネルギが高くなり、効率が高くなる。
このようなシンクロトロン放射装置において、放射光の
強度を大きくするために電子の蛇行または旋回運動の回
数を多くすると、磁場の誤差等によるこれら運動の誤差
が重畳されてゆき、この電子の軌道の偏位が大きくなる
。この結果、シンクロトロン放射光の干渉に悪影響が生
じ、放射光の強度が低下する等の問題があった。
強度を大きくするために電子の蛇行または旋回運動の回
数を多くすると、磁場の誤差等によるこれら運動の誤差
が重畳されてゆき、この電子の軌道の偏位が大きくなる
。この結果、シンクロトロン放射光の干渉に悪影響が生
じ、放射光の強度が低下する等の問題があった。
また、波長の短い放射光を効率的に得るために、蛇行ま
たは旋回運動の周期波長を短くし、またその運動を与え
る磁場の強度を大きくすると、必然的にこの磁場を形成
する磁石等が大形化する。これらの磁石は、電子の軌道
に大きな磁場を形成する必要からこの軌道の近傍に配置
する必要がある。
たは旋回運動の周期波長を短くし、またその運動を与え
る磁場の強度を大きくすると、必然的にこの磁場を形成
する磁石等が大形化する。これらの磁石は、電子の軌道
に大きな磁場を形成する必要からこの軌道の近傍に配置
する必要がある。
したかって、高性能のアンジュレータを得るためにはこ
の磁石は電子の運動する真空容器内に配置される。とこ
ろで、これらの磁石等からはガスが放出される傾向かあ
る。よって、これら磁石等が大形化すると放出されるガ
スの量が多くなり、この真空容器の真空度が低下する。
の磁石は電子の運動する真空容器内に配置される。とこ
ろで、これらの磁石等からはガスが放出される傾向かあ
る。よって、これら磁石等が大形化すると放出されるガ
スの量が多くなり、この真空容器の真空度が低下する。
また、これら大形の磁石を収容するためにこの真空容器
の容積の大きくなる。この真空容器内は超高真空に維持
する必要があるので、このように大形化した真空容器内
に大形化した磁石等から多量のガスが放出されると、こ
の真空容器内を必要とする超真空に維持するのは困難と
なる。このため、これら磁石等の大形化には限界があっ
た。
の容積の大きくなる。この真空容器内は超高真空に維持
する必要があるので、このように大形化した真空容器内
に大形化した磁石等から多量のガスが放出されると、こ
の真空容器内を必要とする超真空に維持するのは困難と
なる。このため、これら磁石等の大形化には限界があっ
た。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は以」二の事情に基づいてなされたもので、電子
の蛇行または旋回運動の回数が多い場合でもこの電子の
軌道のずれを小さくすることができ、放η・J光の強r
3tを大きくすることかできるシンクロトロン放射装置
を提供することにある。
の蛇行または旋回運動の回数が多い場合でもこの電子の
軌道のずれを小さくすることができ、放η・J光の強r
3tを大きくすることかできるシンクロトロン放射装置
を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は、電子に蛇行または旋回運動を与えるための磁
石等から構成される磁場形成体を複数個設け、これら磁
場形成体を電子の運動の軌跡に沿って配列し、これら磁
場形成体の間に電子軌道位置測定器と電子軌道補正用磁
石を配置したものである。
石等から構成される磁場形成体を複数個設け、これら磁
場形成体を電子の運動の軌跡に沿って配列し、これら磁
場形成体の間に電子軌道位置測定器と電子軌道補正用磁
石を配置したものである。
また、本発明の実施例の構成によれば、上記磁場形成体
を構成する磁極、磁石等は、電子が通過するビームダク
トと薄い隔壁を介して区画された収容室内に収容され、
これらビームダクトと収容室は常の略等しい圧力に維持
されるものである。
を構成する磁極、磁石等は、電子が通過するビームダク
トと薄い隔壁を介して区画された収容室内に収容され、
これらビームダクトと収容室は常の略等しい圧力に維持
されるものである。
(作用)
本発明によれば、複数の磁場形成体の近傍を通過する電
子はこれら磁場形成体によって形成される磁場により蛇
行または旋回運動を与えられる。
子はこれら磁場形成体によって形成される磁場により蛇
行または旋回運動を与えられる。
そして、これら磁場形成体の間に配置されている電子軌
道位置測定器によって中間位置で電子の軌道が測定され
、また電子軌道補正用磁石によってこの電子の軌道が中
間位置で補正される。したがって、これら磁場形成体の
数を多くして電子に与える蛇行または旋回運動の回数を
多くしてもこの電子の軌道を正確に制御することができ
る。
道位置測定器によって中間位置で電子の軌道が測定され
、また電子軌道補正用磁石によってこの電子の軌道が中
間位置で補正される。したがって、これら磁場形成体の
数を多くして電子に与える蛇行または旋回運動の回数を
多くしてもこの電子の軌道を正確に制御することができ
る。
また、本発明の実施例の構成によれば、磁場を形成する
ための磁石等は電子が移動するビームダクトと区画され
た収容室内に配置されているので、これらの磁石等から
ガスが放出されてもこのビムダクト内の真空度を損うこ
とがない。またこのビームダクトと収容室とは薄い隔壁
を介して区画されているので、これら磁極や磁石を電子
の軌道に十分に近接して配置できる。またこのビームダ
クトと収容室内の圧力は常時等しくなるように維持され
ているので、このような薄い隔壁でもこれが圧力差によ
って破損することはない。
ための磁石等は電子が移動するビームダクトと区画され
た収容室内に配置されているので、これらの磁石等から
ガスが放出されてもこのビムダクト内の真空度を損うこ
とがない。またこのビームダクトと収容室とは薄い隔壁
を介して区画されているので、これら磁極や磁石を電子
の軌道に十分に近接して配置できる。またこのビームダ
クトと収容室内の圧力は常時等しくなるように維持され
ているので、このような薄い隔壁でもこれが圧力差によ
って破損することはない。
(実施例)
以下、図を参照して本発明の詳細な説明する。
この実施例は、交番磁界内を電子が通過することによっ
てこの電子に蛇行運動を与えてシンクロトロン放射光を
得るシンクロトロン放射装置である。
てこの電子に蛇行運動を与えてシンクロトロン放射光を
得るシンクロトロン放射装置である。
第1図に示す装置は、通常アンジュレータまたはウィグ
ラーと称されるシンクロトロン放射装置であって、その
前後端にそれぞれフランジ1が形成されている。そして
、たとえば略円形の電子蓄積リング(図示せず)の直線
部の中間に上記のフランジ1を介して接続され、この電
子蓄積リング内で加速された電子ビームは上記フランジ
1からこの装置内に入射し、この装置内を図中の右方か
ら左方に通過する。この装置1には、その軸方向に沿っ
てビームダクト2が配置されている。このビムダクト2
の端部は上記のフランジに接続され、電子ビームはこの
ビームダクト2内をその中心軸に沿って通過する。この
ビームダクト2の内は超高真空に排気されており、また
この内部には複数対の磁場形成体3が配置されている。
ラーと称されるシンクロトロン放射装置であって、その
前後端にそれぞれフランジ1が形成されている。そして
、たとえば略円形の電子蓄積リング(図示せず)の直線
部の中間に上記のフランジ1を介して接続され、この電
子蓄積リング内で加速された電子ビームは上記フランジ
1からこの装置内に入射し、この装置内を図中の右方か
ら左方に通過する。この装置1には、その軸方向に沿っ
てビームダクト2が配置されている。このビムダクト2
の端部は上記のフランジに接続され、電子ビームはこの
ビームダクト2内をその中心軸に沿って通過する。この
ビームダクト2の内は超高真空に排気されており、また
この内部には複数対の磁場形成体3が配置されている。
これら磁場形成体3は後に詳述するように、それぞれ複
数の磁極および永久磁石から構成され、この電子の軌跡
を横断する交番磁界を形成するように構成されている。
数の磁極および永久磁石から構成され、この電子の軌跡
を横断する交番磁界を形成するように構成されている。
これら磁場形成体はこのビームダクト2の中心軸線すな
わち入射ビームの軌跡に近接してこの軌跡をはさんで一
対のものが上下に対向して配置され、これら対をなす磁
場形成体3が電子の軌跡の方向に複数対たとえば2対配
列されている。
わち入射ビームの軌跡に近接してこの軌跡をはさんで一
対のものが上下に対向して配置され、これら対をなす磁
場形成体3が電子の軌跡の方向に複数対たとえば2対配
列されている。
そして、これらの磁場形成体の間を電子が通過する際こ
の電子は交番磁界によって蛇行運動を与えられ、この電
子の進行方向に強度の強いシンクロトロン放射か発生す
る。
の電子は交番磁界によって蛇行運動を与えられ、この電
子の進行方向に強度の強いシンクロトロン放射か発生す
る。
また、これら磁場形成体3は移動機構11を介(−で支
持されており、これらの移動機構11によってこれらの
磁場形成体3は上下に移動されるように構成されている
。そして、前述した電子蓄積リングに電子ビームを入射
する場合には、これらの移動機構11によって対をなす
磁場形成体3を互いに離間するように上下に移動させ、
これらの磁場形成体の間を通過する入射電子ビームの軌
道が変形されるのを防止し、この軌道の変形によるビー
ムの損失を軽減させるように構成されている。
持されており、これらの移動機構11によってこれらの
磁場形成体3は上下に移動されるように構成されている
。そして、前述した電子蓄積リングに電子ビームを入射
する場合には、これらの移動機構11によって対をなす
磁場形成体3を互いに離間するように上下に移動させ、
これらの磁場形成体の間を通過する入射電子ビームの軌
道が変形されるのを防止し、この軌道の変形によるビー
ムの損失を軽減させるように構成されている。
また、第2図に模式的に示すように、この電子の運動方
向の上流側の磁場形成体3の上流側には一対の電子軌道
補正用磁石5か配置されている。
向の上流側の磁場形成体3の上流側には一対の電子軌道
補正用磁石5か配置されている。
また、下流側の磁場形成体3の下流側には、電子軌道位
置1111定器6か配置されている。さらに、この上流
側の磁場形成体3と下流側の磁場形成体3のとの間には
、一対の電子軌道測定補正器4が配置される、これらの
電子軌道測定補正器4は、電子軌道位置測定器4bと電
子軌道補正用磁石4aとを一体的に組込んだものである
。そして、これら電子軌道位置測定器5.4bで測定さ
れた軌道位置に対応した信号は制御回路(図示せず)に
送られ、この制御回路によって上記の電子軌道補正磁石
を制御し、電子の軌道のずれを補正する。すなわち、こ
の電子が上記磁場形成体3の間を通過する領域の中間位
置P2に配置された上記電子軌道位置測定器4bの測定
値によって、この領域の上流位置P]に配置された電子
軌道補正磁石5を制御し、上記中間位置P2位置におい
て電子ビームがこのビームダクト2の中心軸を通過する
ようにその軌道を制御する。また、上記下流位置P3に
配置された電子軌道位置測定器6の測定値によって、中
間位置P2に配置された電子軌道補正磁石4aを制御し
、この下流の位置P3において電子ビームがこのビーム
ダクト2の中心軸を通過するように電子の軌跡を制御す
る。なお、このような制御をおこなった場合の典型的な
電子の軌跡を第3図に示す。なお、この電子は磁場形成
体3によって形成される交番磁界により蛇行運動を繰返
すものであるか、第3図に示す電子の軌跡Tはこれらの
蛇行運動の中心の軌跡のずれを示している。
置1111定器6か配置されている。さらに、この上流
側の磁場形成体3と下流側の磁場形成体3のとの間には
、一対の電子軌道測定補正器4が配置される、これらの
電子軌道測定補正器4は、電子軌道位置測定器4bと電
子軌道補正用磁石4aとを一体的に組込んだものである
。そして、これら電子軌道位置測定器5.4bで測定さ
れた軌道位置に対応した信号は制御回路(図示せず)に
送られ、この制御回路によって上記の電子軌道補正磁石
を制御し、電子の軌道のずれを補正する。すなわち、こ
の電子が上記磁場形成体3の間を通過する領域の中間位
置P2に配置された上記電子軌道位置測定器4bの測定
値によって、この領域の上流位置P]に配置された電子
軌道補正磁石5を制御し、上記中間位置P2位置におい
て電子ビームがこのビームダクト2の中心軸を通過する
ようにその軌道を制御する。また、上記下流位置P3に
配置された電子軌道位置測定器6の測定値によって、中
間位置P2に配置された電子軌道補正磁石4aを制御し
、この下流の位置P3において電子ビームがこのビーム
ダクト2の中心軸を通過するように電子の軌跡を制御す
る。なお、このような制御をおこなった場合の典型的な
電子の軌跡を第3図に示す。なお、この電子は磁場形成
体3によって形成される交番磁界により蛇行運動を繰返
すものであるか、第3図に示す電子の軌跡Tはこれらの
蛇行運動の中心の軌跡のずれを示している。
また、第3図中のOはビームダクトの中心軸を示す。
このような実施例によれば、電子か蛇行運動を与えられ
る領域の中間位置でこの電子の軌道の補正がなされるの
で、蛇行運動の回数を多くしてこの蛇行運動の領域が長
くなってもこの電子の軌跡の偏位を許容範囲内に正確に
制御することができる。なお、この実施例では磁場形成
体3は2対のものを配置しであるが、必要に応じてこの
磁場形成体を3対以」二装置してもよいことは勿論であ
り、このような場合にはこの実施例と同様に各対をなす
磁場形成体の間にそれぞれ電子軌道測定補正器を配置す
る。
る領域の中間位置でこの電子の軌道の補正がなされるの
で、蛇行運動の回数を多くしてこの蛇行運動の領域が長
くなってもこの電子の軌跡の偏位を許容範囲内に正確に
制御することができる。なお、この実施例では磁場形成
体3は2対のものを配置しであるが、必要に応じてこの
磁場形成体を3対以」二装置してもよいことは勿論であ
り、このような場合にはこの実施例と同様に各対をなす
磁場形成体の間にそれぞれ電子軌道測定補正器を配置す
る。
また、このようにビームダクト2内に配置される磁場形
成体3の数が多く、また強力な磁場を形成するためにこ
れら磁場形成体を大形化すると、これら磁場形成体3内
に設けられた磁石等からのガスの放出量が多くなり、こ
のビームダクト2内に真空度が低下する傾向かある。こ
のような傾向に対処するため、この実施例は上記の磁場
形成体3を第4図に示すように構成している。すなイっ
ち、これらの磁場形成体3は交互に配置された磁極7お
よび永久磁石8をIii&えている。そして、これら磁
極7および永久磁石8は気密容器9内に収容されている
。この気密容器9は略矩形の断面形状をなし、この気密
容器を形成する壁のうち上記電子ビームの軌跡に沿って
近接した壁はきわめて薄肉の隔壁10に形成され、上記
磁極7はこの隔壁10の内面に密着している。すなわぢ
、これら磁極7およぞ永久磁石8は、上記気密容器って
ビーダクト2内から区画された空間内に収容されている
。そして、これら磁場形成体3の気密容器9内、および
このビームダクト2内は、それぞれたとえば別々の配管
を介して排気装置(図示せず)に接続されている。そし
て、この排気装置によって、これら気密容器9内および
ビームダクト2内は別々にかつ常時路等しい圧力となる
ように排気される。なお、実際にはこの気密容器9内と
ビーダクト内の圧力にはわずかな圧力差が発生すること
は防止できないが、この圧力差は、上記薄肉1] の隔壁10を過度に変形させたり破損したりしない程度
の圧力差に維持される。このような構成によれば、上記
の磁極7や磁石8からガスが放出されても、このガスか
ビームダクト2内には拡散しないので、このビームダク
ト2内の真空度を低下させることがない。また、上記の
隔壁10はきわめて薄肉に形成されているので、磁極7
等を電子の軌道近接させることができ、このような隔壁
10を設けても電子軌道上での磁界の強さが低下するこ
とはない。
成体3の数が多く、また強力な磁場を形成するためにこ
れら磁場形成体を大形化すると、これら磁場形成体3内
に設けられた磁石等からのガスの放出量が多くなり、こ
のビームダクト2内に真空度が低下する傾向かある。こ
のような傾向に対処するため、この実施例は上記の磁場
形成体3を第4図に示すように構成している。すなイっ
ち、これらの磁場形成体3は交互に配置された磁極7お
よび永久磁石8をIii&えている。そして、これら磁
極7および永久磁石8は気密容器9内に収容されている
。この気密容器9は略矩形の断面形状をなし、この気密
容器を形成する壁のうち上記電子ビームの軌跡に沿って
近接した壁はきわめて薄肉の隔壁10に形成され、上記
磁極7はこの隔壁10の内面に密着している。すなわぢ
、これら磁極7およぞ永久磁石8は、上記気密容器って
ビーダクト2内から区画された空間内に収容されている
。そして、これら磁場形成体3の気密容器9内、および
このビームダクト2内は、それぞれたとえば別々の配管
を介して排気装置(図示せず)に接続されている。そし
て、この排気装置によって、これら気密容器9内および
ビームダクト2内は別々にかつ常時路等しい圧力となる
ように排気される。なお、実際にはこの気密容器9内と
ビーダクト内の圧力にはわずかな圧力差が発生すること
は防止できないが、この圧力差は、上記薄肉1] の隔壁10を過度に変形させたり破損したりしない程度
の圧力差に維持される。このような構成によれば、上記
の磁極7や磁石8からガスが放出されても、このガスか
ビームダクト2内には拡散しないので、このビームダク
ト2内の真空度を低下させることがない。また、上記の
隔壁10はきわめて薄肉に形成されているので、磁極7
等を電子の軌道近接させることができ、このような隔壁
10を設けても電子軌道上での磁界の強さが低下するこ
とはない。
なお、本発明は上記の実施例には限定されない。
たとえば、磁場形成体は永久磁石により磁界を形成する
ものに限らず、電磁石を使用したものでもよい。
ものに限らず、電磁石を使用したものでもよい。
[発明の効果]
上述の如く本発明によれば、電子に蛇行または旋回運動
を与える領域の中間位置においてこの電子の軌道を補「
Fてきるので、この電子の蛇行または旋回運動の同数を
多くした場合でもこの電子の軌道を正確に制御すること
ができ、放射光の強度を増大させることができる等、そ
の効果は大である。
を与える領域の中間位置においてこの電子の軌道を補「
Fてきるので、この電子の蛇行または旋回運動の同数を
多くした場合でもこの電子の軌道を正確に制御すること
ができ、放射光の強度を増大させることができる等、そ
の効果は大である。
図は本発明の一実施例を示し、第1図はこの実施例のシ
ンクロトロン放射装置の一部を破断して示す斜視図、第
2図は磁場形成体、電子軌道位置測定器および電子軌道
補正磁石等の配置を概略的に示す側面図、第3図は電子
の軌道を説明する線図、第4図は磁場形成体の一部を破
断して示す斜視図である。 2・・・ビームダクト、3・・・磁場形成体、4・・・
電子軌道測定補正器、9・・・気密容器、]O・・・隔
壁出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 B
ンクロトロン放射装置の一部を破断して示す斜視図、第
2図は磁場形成体、電子軌道位置測定器および電子軌道
補正磁石等の配置を概略的に示す側面図、第3図は電子
の軌道を説明する線図、第4図は磁場形成体の一部を破
断して示す斜視図である。 2・・・ビームダクト、3・・・磁場形成体、4・・・
電子軌道測定補正器、9・・・気密容器、]O・・・隔
壁出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 B
Claims (2)
- (1)電子の軌道の近傍に配置されこの電子を蛇行また
は旋回運動させるための磁場を形成する複数の磁場形成
体を備え、これら複数の磁場形成体は電子の軌道に沿っ
て配列されており、またこれら磁場形成体の間に配置さ
れた電子軌道位置測定器と電子軌道補正用磁石とを具備
したことを特徴とするシンクロトロン放射装置。 - (2)前記磁場形成体は磁極および磁石を備え、これら
磁極および磁石は前記電子が通過する真空に排気された
ビームダクトとは薄肉の隔壁を介して区画された収容室
内に配置されており、この収容室内の圧力と上記ビーム
ダクト内の圧力は常時略等しい圧力に維持されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のシンクロトロン放射装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1005426A JPH02186600A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シンクロトロン放射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1005426A JPH02186600A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シンクロトロン放射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02186600A true JPH02186600A (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=11610846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1005426A Pending JPH02186600A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シンクロトロン放射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02186600A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727999U (ja) * | 1980-04-25 | 1982-02-13 |
-
1989
- 1989-01-12 JP JP1005426A patent/JPH02186600A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727999U (ja) * | 1980-04-25 | 1982-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5483129A (en) | Synchrotron radiation light-source apparatus and method of manufacturing same | |
US4996496A (en) | Bending magnet | |
US4943781A (en) | Cyclotron with yokeless superconducting magnet | |
JPH10233299A (ja) | 荷電粒子ビームエキスパンダー | |
US11596051B2 (en) | Resonator, linear accelerator configuration and ion implantation system having toroidal resonator | |
US10332718B1 (en) | Compact deflecting magnet | |
US3344357A (en) | Storage ring | |
US3387241A (en) | Permanent magnet multipole magnetic lens with variable convergence | |
JPH02186600A (ja) | シンクロトロン放射装置 | |
GB1583400A (en) | Racetrack microtron beam extraction system | |
JP3945601B2 (ja) | 等時性サイクロトロン | |
JPH0992498A (ja) | 挿入光源装置用磁気回路 | |
US4806871A (en) | Synchrotron | |
JP3956285B2 (ja) | ウィグラリング | |
JP2556112B2 (ja) | 荷電粒子装置 | |
JPH08124700A (ja) | 円偏光アンジュレータ | |
JPH0753280Y2 (ja) | Sor装置用偏向電磁石 | |
JPS62213099A (ja) | 加速器 | |
JPH05215900A (ja) | 電子加速器の多極電磁石 | |
JP3007544B2 (ja) | 偏向電磁石 | |
KR101610597B1 (ko) | 입자 가속기의 자기 코어 | |
JP2001015299A (ja) | 多重通過型加速器、加速空胴、及びこれらを用いた電子線・x線照射処理装置 | |
JPH06267700A (ja) | αアンジュレータ | |
Seeman | Linear collider accelerator physics issues regarding alignment | |
JP4629527B2 (ja) | 磁気回路装置及びそれを用いたシンクロトロン装置 |