JPH02182949A - パイル編み地の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、丸編み機によるパイル編み地の製造方法に関
し、更に詳細には多色柄の高密度なパイル編み地の製造
に好適なパイル編み地の製造方法に関する。

（従来の技術） ＝般に１編み地は、衣服以外に、自動車の内装材、或い
はインテリア等にも広く利用されているか近年において
、消費者の高級化志向に伴い、風合いが高密度路のある
モケット調或いはビロード調のもので、しかもカラーバ
リエーションのあるものが要望されるようになってきた
。

そのような消費者ニーズに伴って、例えば、丸編み機に
おいては、ジャガード選針による方式の１つであるパタ
ーンホイールと、下げカム、シンカ及びシンカカムとを
利用したものかあった７■これによると、前記パターン
ホイールと、下げカム、シンカ及びシンカカムの各々の
作用によって編み針は、ニット、タック、ウェルトの各
位置を取るものであって、この場合、１色のパイル柄を
表現するときは、コースに隙間のないパイルが形成され
るため、該パイルを表面カットすることによってモケッ
ト調あるいはビロード調の高密度路のある編み地がつく
られた。しかし、前記■の場合、複数の編み糸を給糸し
て成る多色柄のパイル編みにおいては、バーｒルの色換
えのときに、フロート編みさせると、第８図に示すよう
な従来の形状の下げカムだと編み針がタック位ｎをとる
ため、パイルが地糸と接結していないと、ｔＪＳ９図に
示すように隣接のパイルか引き込まれてパイル高さが低
くなり、編み地としては不完全であつた。

また、前記欠点に鑑み、パイルの色換えの所でフロート
編みさせないと、２コースで２色柄を表現することにな
り、第１０図に示すように給糸の変更によりパイルが地
糸と共に編成されてしまうので地糸の部分が厚くなり、
且つコースのパイル間に隙間が生じてしまい、地組織が
見えて全体的に高密度路に欠けるという問題かあった。

そこで、前記問題に鑑み。

■最近においては、複数の編み糸を使って多色柄を表現
てきるという機械も登場してきた。

■また、特開昭６３−２５６７４８号公報には、編み糸
に仮撚巻縮ポリエステルフィラメントを混在させて高密
度路を表現する方法か記載されている。

（発明か解決しようとする課題） しかしながら、前記■の場合において、多色柄を表現す
るものは、前記■のごとく、パイル間に隙間が生じて高
密度路に欠けるという問題は解消するものではあったか
、これによると、ｌコースに編み糸を１本〜２本ずつ供
給するものであって、生産速度が遅いため鼻部率的でし
かも、機械そのものか高価であるという欠点があった。

また、前記■においては、適当な密度路が表現できると
いう長所はあったが１編み糸の素材が限定されてしまう
ということと、パイル間に隙間が生じるという編成機構
」：の欠点は依然解消されないものであった。

そこで、本発明は、前記従来の欠点を除くために、丸編
み機によるパイル編み地において、複数の編み糸を使っ
たパイル柄であっても、コースにパイル間の隙間か生じ
なくて、パイルの高さか均一で密集した高密度路のある
編み地を製造する方法を提供するものであり、且つｌコ
ースに地糸と共に複数の編み糸を供給するという能率的
でしかも［ｊで安価に製造する方法を提供することを目
的とするものである。

（３題を解決するための手段） Ｆ記の目的を達成させるために、本発明の構成を実施例
に対応する第４図を用いて説明する。

（１）丸編み機によるパイル編み地の製造工程において
、 Ａ）Ｊｌ！！糸を構成する編み糸と、該編み糸と共に供
給する複数の異なる編み糸はいずれも同一コースに供給
するのであって、 ａ）前記複数の編み糸のうち、いずれか１本は、パイル
編み　（Ｉ）と、該編み糸を編み針の非編成位置に退避
させて行う第１フロート編み（ＩＩａ）とを、交互に鰻
返し、 ｂ）前記複数の編み糸のうち、前記イ）以外の編み糸の
うすれか１本はパイル編み　（Ｉ）と、編成動作上編み
針のニット位置を保持しつつ行う第２フロート編み　（
ＩＩ　ｂ）とを、交グに繰返し。

前記ａ）及び前記ｂ）の各々の編成動作を編み地の同一
面に行って１コースを構成する編成工程； Ｂ）前記Ａ）の編成工程から成る編み地のパイル編み（
１）、第１フロート編み（ＩＩａ）及び第２フロート編
み（ＩＩｂ）Ｉ、た面を剪る工程；の前記Ａ）及びＢ）
の各工程を経て成ることを特徴とするパイル編み地の製
造方法。

（２）非編成位置に退避させて行う第１フロート編み（
ＩＩ　ａ）を、編み針の背後にて行う前記請求項（１）
記載のパイル編み地の製造方法を各々内容とするもので
ある。

（発明の作用） そして、このような本発明を採用した場合の作用は、次
の通りである。

即ち１本発明の作用は、地糸と共に同一コースに供給さ
れる複数の編み糸は編み針の動作によって、パイル編み
とフロート編みとを、編み地の同一面に交互に連続的に
編成し、その後に該編成した面を剪る点にあるつ （実施例） 以下図面に従って、本発明の詳細な説明するか１本実施
例は最良と思われる一例であって、本実施例によって本
発明が限定されるものではない。

第１図〜第４図に示すように、地糸を構成する編み糸（
１）と、各々色の異なる編み糸（Ｙ）、及び編み糸（Ｚ
）の複数の編み糸を図には表われない公知の給糸口から
１コースに給糸するものである。

動作順序としては、まず給糸した編み糸（Ｘ）はシンカ
（２）のシンカスロート（Ｌ）の位置に保持し、以下の
ニット動作によって地糸な構成する。次に前記編み糸（
Ｘ）とは別に同一コースにて給糸した編み糸（Ｚ）を編
み針（５）のタック位置で保持し、続いて該編み糸（Ｚ
）を編み針（５）の背後（Ｈ）に退避させると共に、前
記編み糸（Ｚ）とは別に、色換えのために同一コースに
て給糸した編み糸（Ｙ）を編み針（５）のタック位置て
保持しつつ前記編み糸（Ｘ）と共にニットすることによ
ってパイル編み（Ｉ）及びｆｆ１ｌフロート編み（Ｉｌ
ａ）を行なうのである。

そして、前記パイル編み（Ｉ）及び第１フロート編み（
ＩＴａ）のときに編み針（５）のニット位置を保持しつ
つ同一コースにて前記編み糸（Ｙ）を編み針（５）の針
頭の一ヒ部（Ｔ）を通過させて第２フロート編み（ｎｂ
）を行うのであり、前記編成動作を繰返して１コースを
構成し、２コース以下も前記編成動作と同様の繰返しに
よって構成するのである。

そして、図には表われない公知の剪毛機により前記編成
工程よりつくられた編み地のパイル編み及びフロート編
みした面を剪毛し第５図に示すように立毛した毛の長さ
を揃えて仕上げ多色柄高密度パイル編み地を製造するの
である。

また、本実施例では、各々色の異なる編み糸を使用して
柄を表現しているが、編み糸のデニール数や素材を変え
る方法もある。

そして、パイル編み及びフロート編みに供する複数の編
み糸を２本使用しているが、本発明によるものは、それ
以上も可能である。

尚、本発明は以下の製造装置を利用して行うものである
。つまり、第６ＵＡに示すように、長辺部（Ａ）を有す
る第１下げカム（１ａ）と、第７図に示すように、選針
用の２個の公知のパターンホイール（６）を連続的に配
置した間に第２下げカム（Ｉｂ）を設け、また第１図及
び第２図に示すようにノーズトップのし端部に突出部（
Ｂ）を備えたシンカ（２）と、凸部（Ｃ）を宥するシン
カカム（３）とによって構成した製造装置であって、前
記シンカ（２）は矢印の方向に移動し、前記シンカカム
（３）の凸部（Ｃ）の所に位置したときに、矢印す方向
に移動して前記実施例の中の複数の編み糸のうちいずれ
か１本に作用し、該編み糸を編み針の非編成位置に退避
させるのである。そして第２下げカム（ｌｂ）にて、前
記２＠のパターンホイール（６）のうちの１個による選
針の後、編み針を下げ、さらに５第１下げカム（ｌａ）
の長辺部（Ａ）において、編み針はニット位置を保持す
るのである。また、前記実施例においては公知のパター
ンホイール（６）を２（［（１’用しているが、該（ｌ
ｌ数は使用する編み糸の数に応じて変更できるのである
。さらに、該製造装置は簡単な構造から成るものであり
、しかも安価に提供するものである。

（発明の効果） 従って、本発明によると、丸編み機によるパイル編み地
において、複数の編み糸を使ったパイル柄であっても、
コースにパイル間の隙間か生じなくて、パイルの高さが
均一で密集した高密度盛のある編み地を製造するもので
ある。そして、ｌコースに地糸と共に２本以上の複数の
編み糸を供給できるので生産速度か速いという能率的な
効果か得られるのである。

また１本発明によれば簡弔でしかも、安価に製造するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１ｆは本発明の製造方法を表わす実施例の一部の平面
図、第２図は第１図のＦ、−Ｆ、断面図、ｇＳｓ図はｍ
１図のＦ２−Ｆ２斯而ＩＡ、第４図は本発明の製造方法
による実施例のパイル編み地の製造状態を表わす平面図
、第５図は木９３ＩＩＪＪの製造方法により製造される
実施例の編み境の斜視図、第６図は本発明に使用する製
造装置の１つである下げカムの斜視図、第７図は本発明
に使用する製造装置の一部を表わす正面図、ｍ８図は従
来の製造装置の１つである下げカムの全体斜視図。 第９図は第８図の従来の下げカムを使用して製造した場
合の編み地の製造状態を表わす平面図。 第１０図は第８図の従来の下げカムを使用して製造した
場合の第９図とは別の製造状態を表わす平面図である。 符号の説明 （１）−・・パイル編み、　（ＩＩａ）・・・第１フロ
ート編み、　（Ｉｌｂ’ｌ・・・第２フロート論み。 以　　上 第３図 第４区

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）丸編み機によるパイル編み地の製造工程において
   、 Ａ）地糸を構成する編み糸と、該編み糸と共に供給する
   複数の異なる編み糸はいずれも同一コースに供給するの
   であって、 ａ）前記複数の編み糸のうち、いずれか１本はパイル編
   みと、該編み糸を編み針の非編成位置に退避させて行な
   う第１フロート編みとを、交互に繰返し、 ｂ）前記複数の編み糸のうち、前記ａ）以外の編み糸の
   いずれか１本はパイル編みと、編成動作上編み針のニッ
   ト位置を保持しつつ行う第２フロート編みとを、交互に
   繰返し、 前記ａ）及び前記ｂ）の各々の編成動作を編み地の同一
   面に行って１コースを構成する編成工程； Ｂ）前記Ａ）の編成工程から成る編み地のパイル編み、
   第１フロート編み及び第２フロート編みした面を剪る工
   程； の前記Ａ）及びＢ）の各工程を経て成ることを特徴とす
   るパイル編み地の製造方法。
2. （２）非編成位置に退避させて行う第１フロート編みを
   、編み針の背後にて行う前記請求項（１）記載のパイル
   編み地の製造方法。