JPH02182500A - 人工樹氷製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホテルやレストラン等で見る人に清涼感を与
えるよう展示物等に適用される人工樹氷製造装置に関す
る。

〔従来の技術〕

従来見る人に清涼感を与えるような展示品あるいは装飾
品には氷柱がある。これは氷をそのまま、あるいは何ら
かの彫刻を施して展示するものである。しかし、従来人
工的に樹氷を樹木模型に着氷させるようＫしたものはな
かった。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の展示品としての氷柱の問題点としては、（１）大
気中（室温中）Ｋ直に氷がさらされているため、氷が溶
けるまでの限られた時間しか展示できない。

（２）　　より展示品としての効果が大きいと思われる
氷の彫刻の場合、製作が彫刻の技術を身につけた人に限
定される。

等があった。

本発明は、上記の問題点を解決することができる人工樹
氷製造装置を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の人工樹氷製造装置は、断熱性材料で作られた樹
木模型、同樹木模型の中を通りその一部が樹木模型外に
突出した低温液化ガス配管、水分の供給装置、及び上記
水分を樹木模型に吹きつける送風機を備えている。

〔作用〕

本発明では、低温液化ガス配管の樹木模型外に突出した
低温の部分く、水分の供給装置からの水分が送風機によ
って吹きつけられ、同低温液化ガス配管の樹木模型外に
突出した部分に樹氷状の着氷が生ずる。同着氷は、低温
液化ガスを配管中に通して冷却している限り溶けること
がなく、長時間の展示が可能である。

また、本発明は、氷の彫刻品のように、製作に特殊な技
能を要する本のではなく製作が簡単である。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図及び第２図によって説明する
。

第１図は本実施例の人工樹氷製造装置の全体図、第２図
は本実施例における断熱材でできた樹木模型の幹の部分
と液体窒素の配管のうち樹木模型から突出して枝となる
部分の拡大図である。

１は冷却用液体窒素を入れた容器、４は同容器１に接続
され液体窒素を樹木模型６の枝部へ通すための配管であ
り、上記容器１から樹木模型６へ至る間は発泡スチロー
ル外被３で断熱されている。同配管４には液体窒素流入
用の制御弁２が設けられている。上記配管４は、発泡ス
チロール族の樹木模型６内を通って、その先端から上方
又は側方へ突出し樹氷をつける枝部の一部となっている
。この配管４には熱伝導性の良い鋼管等を使用する。５
は枝部の着氷部分を冷却し終えて温度が上がり気化した
窒素を大気中へ排気するための上記配管４に接続された
配管である。上記樹木模型６は、液体窒素用配管４へ周
囲からの熱侵入を少くするため、発泡スチロール等の断
熱性の高い物で作り、表面は木の幹に見えるように塗装
等が施されている。７は液体窒素が通る配管４又は５に
取付けられて配管の一部を構成する線状の枝部で熱伝導
性の良い銅線等が使用されており、その配ｔ４又は５へ
の接合部９には、配管４又は５から枝部７へ寒冷が効率
良く伝えられるように、例えば銀ろう付は等にの接続方
式が採用される。

１０は着氷のための水分の供給装置で加湿器等が利用さ
れる。ＩＩＨ低温空気を供給するフロン冷凍機であり同
冷凍機１１からの低温空気と加遁器１０からの水分は送
風機１１′によって樹木模型６に送られるようになって
いる。１２は樹氷装［ｆと外部空気との熱遮断のための
断熱容器で、この容器の外側から樹氷を観賞できるよう
に透明な材質（例えばアクリル）で作られている。１３
，１４．１５の矢印は空気の流れを示しており、１３は
断熱容器１２内部からフロン冷凍機へ吸い込まれる空気
、１４はフロン冷凍機で冷却された空気、１５は水分の
供給装置１０からの水分を含み樹木模型６に吹きつけら
れる冷却空気である。

本実施例では、液体窒素容器１から弁２の調節によって
供給される液体窒素は、第１図及び第２図中矢印に示す
方向に流れて、配管４，５とこれに接続された銅製等の
線状の枝部７とは、氷点以下に冷却される。ここに加湿
器１０で供給された水分が、フロン冷凍機１１で冷却さ
れた空気と共に送風機１１′によって送られ、この水分
が、樹木模型を出た枝部の一部を構成する配管４．５の
部分と線状の枝部７に着氷し、樹氷８ができる。この樹
氷８は、断熱容器１２により外部空気と断熱されており
、さらに液体窒素により絶えず寒冷が供給されているた
め、溶けずに長時間維持される。冷却に使用された液体
窒素は温度上昇の後気化し、配管４に接続された配管５
を通って大気中へ排気される。また、配管４の容器工と
樹木模型６へ至る間は発泡スチロール外被３で断熱され
ており、これに続く部分は樹木模型６内を通っているた
めに、その熱損失が避けられ、樹木模型６から出た配管
４の部分は低温に保たれる。

以上説明したように、本実施例は、水分を樹木模型の枝
部に着氷させ、この着氷を長時間維持することができる
。

〔発明の効果〕

本発明は、低温液化ガス容器より配管へ供給される低温
液化ガスによって樹木模型の枝の部分に着氷が行なわれ
ると共に着氷の寒冷が保たれるので樹氷を長時間帷持す
ることができる。また、氷の彫刻に必要な特殊な技能を
必要とすることなく製作することができる。更に、本発
明のような装置は斬新なものであり、見る人の興味を大
いに引きつけることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る人工樹氷製造装置の
全体図、第２図は第１図のうち樹木模型の幹の部分と着
氷部となる枝の部分の拡大図である。 ■・・・液体窒素容器、 ３・・・発泡スチロール外被、　　４，５・・・配管、
６・・・樹木模型、　７・・・線状の枝部、８・・・着
氷、　　１０・・・水分供給装置、１１・・・冷凍機、
　　１１′・・・送風機、１２・・・断熱容器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　断熱性材料で作られた樹木模型、同樹木模型の中を通
   りその一部が樹木模型外に突出した低温液化ガス配管、
   水分の供給装置、及び上記水分を樹木模型に吹きつける
   送風機を備えたことを特徴とする人工樹氷製造装置。