JPH02182127A - 魚病治療用天然濃縮海水、魚病治療用天然濃縮海水の製造方法及び魚病の治療方法 - Google Patents

魚病治療用天然濃縮海水、魚病治療用天然濃縮海水の製造方法及び魚病の治療方法

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JPH02182127A
JPH02182127A JP1001450A JP145089A JPH02182127A JP H02182127 A JPH02182127 A JP H02182127A JP 1001450 A JP1001450 A JP 1001450A JP 145089 A JP145089 A JP 145089A JP H02182127 A JPH02182127 A JP H02182127A
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concentrated
seawater
natural
reverse osmosis
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Hideo Tagawa
英生 田川
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ギンザケの細菌性鯉病、マダイのえらむしく
ヒバギナ)症、ツリのヒダビル寄生、ウナギの鯉弁充血
症等の治療を目的とした魚病治療用天然濃縮海水、魚病
治療用天然濃縮海水の製造方法及び魚病の治療方法に関
する。
(従来の技術) 従来、天然海水の濃度(約3.5%)よりは高い濃度(
約5〜10%)の濃縮海水に病魚な浸漬させることによ
って、魚病を治療する方法か知られている。
そして、前記濃縮海水の素材として従来では人工海水9
食塩水或は蒸発法による天然濃縮海水が用いられていた
(発明が解決しようとする課題) しなしながら、従来用いられている濃縮海水では以下に
述べるような問題点があった。
即ち、魚病治療に用いられる18m海水としては、その
成分か天然海水に近い程治療効果か高くなるか、従来の
人工海水や食塩水ては成分的に天然海水との差が大きく
、このため、十分な魚病治療効果か得られないという問
題点かあった。
また、蒸発法による天然濃縮海水の場合は、前記のもの
よりは天然海水の成分に近くなるが、各成分の配合バラ
ンスか最適でなく魚病治療効果としては不十分であるし
、コストが高くつくといった問題点かあった。
本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、優れた魚病
治療効果か得られると共に、コストの低減化か可能な魚
病治療用天然濃縮海水、魚病治療用天然濃縮海水の製造
方法及び魚病の治療方法の提供にある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための手段として、第1項発明の魚
病治療用天然濃縮海水ては、天然海水を逆浸透膜法によ
り淡水化した残留濃縮海水を成分とした。
また、第2項発明の魚病治療用天然濃縮海水の製造方法
では、逆浸透膜法により天然海水から淡水を分離除去し
て濃縮するという方法を採用した。
また、第3項発明の魚病の治療方法ては、逆浸透膜法に
より天然海水から淡水を分離除去して得られた天然濃縮
海水に浸漬させるという方法を採用した。
(作用) 第1項発明の魚病治療用天然濃縮海水では、天然海水を
逆浸透膜法により淡水化した残留濃縮海水をその成分と
することで、以下に述べるよう゛な作用効果か得られる
即ち、逆浸透膜法は、従来一般に行われている海水の淡
水化方法の中で最も使用電力コストが安いので、他の天
然海水の濃縮法に比べてコストを低減化するととがてき
る。
更に、逆浸透脱法によると、特にナトリウム(Na)、
カルシウム(Ca)、マグネシウム(Ma)、その池数
10種類含まれる金属イオンの透過阻止率(分離率)が
91〜99%(平均て95%以上)と非常に高いのて、
これにより得られた残留濃縮海水に含まれる各成分も配
合バランス的にみて天然海水に最も近似したものであり
、従って、優れた魚病治療効果か得られるようになる。
また、第2項発明の魚病治療用天然濃縮海水の製造方法
及び第3項発明の魚病の治療方法にあっても前記第1項
発明と同様の作用効果が得られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
まず、魚病治療用天然濃縮海水の製造方法について説明
する。
図面は、魚病治療用天然濃縮海水の製造装置Aを示すも
のてあり、この実施例では2段濃縮方式が採用されてい
る。
即ち、1段目濃縮部A1は、第1ポンプl、カートリッ
ジフィルタ2.第2ポンプ3.1段目用逆浸透膜式淡水
化装置4の順にパイプ接続され、海中から取水されると
共に、前記1段目用逆浸透膜式淡水化装置4の淡水排出
口4aか1段目用清水タンク5にパイプ接続され、残留
濃縮海水排出口4bは後述の2段目濃縮部A2の取水部
となる濃縮海水タンク6にパイプ接続されている。
また、2段目濃縮部A2は、前記濃縮水タンク6、第3
ポンプ7.2段目用逆浸透膜式淡水化装置8の順にパイ
プ接続され、該淡水化装置8の淡水排出口8aか2段目
用清水タンク9にパイプ接続され、残留濃縮海水排出口
8bは濃縮海水タンク10にパイプ接続されている。
次に、この製造装置Aを用いた魚病治療用天然濃縮海水
の製造方法の実施例を説明する。
ます、第1ポンプ1によって海中から取水された天然海
水は、カートリッジフィルタ2て濾過されることによっ
て清澄な天然海水だけを通過させる。尚、このカートリ
ッジフィルタ2としては0.5ミクロン程度のものを使
用することによって、清澄度の高い天然海水を得ること
かできるようになる。
次に、前記カートリッジフィルタ2を通過した清澄な天
然海水は、第2ポンプ3によって加圧された状態て1段
目用逆浸透膜式淡水化装置4に送り込まれ、同装置4内
に備えた逆浸透膜40によって天然海水中の真水分だけ
か同逆浸透膜40を通過して淡水排出口4aから1段目
用清水タンク5に送り出されると共に、逆浸透膜40の
手前に残った残留濃縮海水は残留濃縮海水排出口4bか
ら濃縮海水タンク6に送り出されることになる。
以上のように濃縮海水タンク6内に送り込まれた残留濃
縮海水は、第3ポンプ7によって加圧された状態て2段
目用逆浸透膜式淡水化装置8に送り込まれ、逆浸透膜8
0で残留濃縮海水中から真水分が更に分離除去されて濃
縮された残留濃縮海水は残留濃縮海水排出口8bから濃
縮海水タンク10に送り出されると共に、真水分は淡水
排出口8aから2段目用清水タンク9に送り出されるこ
とになる。
以上のようにして、逆浸透膜式淡水化装置A、、A2 
・・・を所要段数繰り返すことによって、任意の濃度の
天然濃縮海水を得ることかてきる。
次に、以上のようにして得られた天然濃縮海水を用いた
魚病の治療方法の実施例について説明する。
■ ギンザケの細菌性鯰病の治療方法として、病魚を濃
度5%の天然濃縮海水中に1〜2分間浸漬させたところ
、魚病か完全に治癒することか確認された。(尚、天然
海水の濃度は約3.5%である。) ■ マタイのえらむしくヒハギナ)症の治療には濃度5
〜lO%の天然濃縮海水か有効であるが、病魚の程度に
よって浸漬時間を変更することか望ましい。
■ ツリのヒタビル寄生については、濃度5〜10%の
天然濃縮海水中に15分以上浸漬することてヒタビルが
死減し、完全に治癒することが確認された。
■ ウナギの鯉弁充血症の治療にも効果的であることが
確認された。
以上説明してきたように、本実施例で採用される逆浸透
膜法は、従来一般に行われている海水の淡水化方法の中
で最も使用電力コストが安いので、他の天然海水の濃縮
法に比べてコストを低減化することかてきる。
更に、逆浸透脱法によると、特にナトリウム(Na)、
カルシウム(Ca)、マグネシウム(Ma)、その値数
10種類含まれる金属イオンの透過阻止率(分離率)か
91〜99%(平均で95%以上)と非常に高いので、
これにより得られた残留濃縮海水に含まれる各成分も配
合バランス的にみて天然海水に最も近似したものであり
、従って、優れた魚病治療効果か得られるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な方法及びこの方法に用いられる部材や装置類の具
体的構成はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における具体的方法の変更等
があっても本発明に含まれる。
例えば、逆浸透膜法により製造された天然濃縮海水を、
更に他の濃縮装置(例えば真空蒸発装置等)で濃縮して
製塩したり、薬品等の他の成分を添加する場合も含まれ
る。
(発明の効果) 以上説明してきたように第1項発明の魚病治療用天然濃
縮海水にあっては、天然海水を逆浸透膜法により淡水化
した残留濃縮海水をその成分としたことで、以下に述べ
るような効果が得られる。
即ち、逆浸透膜法は、従来一般に行われている海水の淡
水化方法の中で最も使用電力コストか安いので、他の天
然海水の濃縮法に比べてコストを低減化することかてき
る。
更に、逆浸透膜法によると、特にナトリウム(Na)、
カルシウム(Ca)、マグネシウム(Ma)、その池数
IO種類含まれる金属イオンの透過阻止率(分離率)か
91〜99%(平均で95%以上)と非常に高いのて、
これにより得られた残留濃縮海水に含まれる各成分も配
合バランス的にみて天然海水に最も近似したものであり
従って、優れた魚病治療効果か得られるようになるとい
う効果か得られる。
また、第2項発明の魚病治療用天然濃縮海水の製造方法
及び第3項発明の魚病の治療方法にあっても前記第1項
発明と同様の効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施例で用いられる魚病治療効果熱濃縮海
水の製造装置を示す説明図である。 特 許 出 願 人 菱洋産業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)天然海水を逆浸透膜法により淡水化した残留濃縮海
    水を成分とする魚病治療用天然濃縮海水。 2)逆浸透膜法により天然海水から淡水を分離除去して
    濃縮することを特徴とする魚病治療用天然濃縮海水の製
    造方法。 3)逆浸透膜法により天然海水から淡水を分離除去して
    得られた天然濃縮海水に浸漬させることを特徴とする魚
    病の治療方法。
JP1001450A 1989-01-07 1989-01-07 魚病治療用天然濃縮海水、魚病治療用天然濃縮海水の製造方法及び魚病の治療方法 Granted JPH02182127A (ja)

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