JPH02181800A - 音声符号化復号化方式 - Google Patents

音声符号化復号化方式

Info

Publication number
JPH02181800A
JPH02181800A JP1001849A JP184989A JPH02181800A JP H02181800 A JPH02181800 A JP H02181800A JP 1001849 A JP1001849 A JP 1001849A JP 184989 A JP184989 A JP 184989A JP H02181800 A JPH02181800 A JP H02181800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
amplitude
audio signal
pulse
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1001849A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Ozawa
一範 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP1001849A priority Critical patent/JPH02181800A/ja
Priority to US07/455,025 priority patent/US5091946A/en
Priority to EP89123745A priority patent/EP0374941B1/en
Priority to DE68923771T priority patent/DE68923771T2/de
Priority to CA002006487A priority patent/CA2006487C/en
Publication of JPH02181800A publication Critical patent/JPH02181800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、音声信号を低いビットレート、特に16−6
kb/s程度で効率的に符号化するための音声符号化復
号化方式に関する。
(従来の技術) 音声信号を低いビットレート、例えば10kb/s前後
で伝送する方式としては、マルチパルス符号化法などが
知られている。これは音源信号を複数個のパルスの組合
せ(マルチパルス)で表し、声道の特徴をデジタルフィ
ルタで表し、音源パルスの情報とフィルタの係数を、一
定時間区間(フレーム)毎に求めて伝送している。この
方法の詳細については、例えばAraseki、Oza
wa、Ono、0chiai氏による“Multi−p
ulse Exciteci 5peech Code
r Ba5ed onMaximum Cross−c
orrelation 5earch Algorit
hm”。
(GLOBECOM 83. IEEE Global
 Tele−communication。
講演番号23.3.1983X文献1)に記載されてい
る。この方法では、声道情報と音源信□号を分離してそ
れぞれ表現すること、および音源信号を表現する手段と
して複数のパルス列の組合せ(マルチパルス)を用いる
ことにより、復号後に良好な音声信号を出力できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来法ではビットレートが充分に高
く音源パルスの個数が充分なときは音質が良好であった
が、ビットレートを下げて行くと音質が大きく低下する
という問題点があった。
この問題点を改善するために、マルチパルス音源のピッ
チ毎の準周期性(ピッチ相関)を利用したピッチ予測マ
ルチパルス法が提案されている。この方法の詳細は、例
えば、特願昭58−139022(文献2)等に詳しい
のでここでは説明を省略する。しかしながら、前記方式
はビットレートが8−9.6kb/s以上と高い領域で
は良好な合成音質を得られるが、ビットレートがそれよ
りも低い領域、8kb/s以下では特に音声信号が無声
の場合に音質劣化が大きかった。これは、無声区間では
ピッチ毎の準周期性が小さくなるため、ピッチ予測によ
る改善効果が小さくなり、マルチパルスの個数が少ない
ときは劣化が大きかった。例えばビットレートを6kb
/s程度とし、フレーム長を20m5(160サンプル
)とすると、フレーム光りのパルスの個数は8−10程
度と少ないため、音源信号の近似度は著しく低下し音質
が劣化するという問題点があった。また、この問題点は
音声信号に周囲雑音が重畳しているときは特に顕著であ
った。本発明の目的は、ビットレートが高いところでも
、下げていっても良好で、特に周囲雑音が重畳している
ときに従来よりも良好な音声を再生することが可能で、
少ない演算量で実現可能な音声符号化復号化方式を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明による音声符号化復号化方式は、送信側では離散
的な音声信号を人力し前記音声信号からフレーム毎にス
ペクトル包絡を表すスペクトルパラメータとピッチを表
すピッチパラメータとを抽出し、前記フレームの音声信
号が有声のときは前記音声信号の音源信号として前記音
声信号と前記スペクトルパラメータと前記ピッチパラメ
ータとから計算される相互相関関数を用いてマルチパル
スの振幅と位置を計算し、前記音声信号が無声のときは
前記音声信号と前記スペクトルパラメータと前記ピッチ
パラメータから求めた相互相関関数から予めさだめられ
たサンプル数おきに決定した位置に対してマルチパルス
の振幅のみを計算して出力し、受信側では、前記音声信
号が有声の時は前記マルチパルスの振幅と位置及び前記
ピッチパラメータとを用いてマルチパルスを発生し、前
記音声信号が無声のときは予め定められたサンプル数お
きに決定した位置に前記マルチパルスの振幅を用いさら
に前記ピッチパラメータを用いてマルチパルスを発生し
、前記発生したマルチパルスと前記スペクトルパラメー
タを用いて合成音声を求めて出力することを特徴とする
また本発明による音声符号化復号化方式は、送信側では
離散的な音声信号を人力し前記音声信号からフレーム毎
にスペクトル包絡を表すスペクトルパラメータとピッチ
を表すピッチパラメータとを抽出し、前記フレームの音
声信号が有声のときは前記音声信号の音源信号として前
記音声信号と前記スペクトルパラメータと前記ピッチパ
ラメータとから計算される相互相関関数を用いてマルチ
パルスの振幅と位置を計算し、前記音声信号が無声のと
きは前記音声信号から前記ピッチパラメータを用いてピ
ッチ予測を行い求めた残差信号と前記スペクトルパラメ
ータとから計算される相互相関関数について予めさだめ
られたサンプル数おきに決定した位置に対してマルチパ
ルスの振幅のみを計算して出力し、受信側では、前記音
声信号が有声の時は前記マルチパルスの振幅と位置及び
前記ピッチパラメータとを用いてマルチパルスを発生し
、前記音声信号が無声のときは予め定められたサンプル
数おきに決定した位置に前記マルチパルスの振幅を用い
さらに前記ピッチパラメータを用いてマルチパルスを発
生し、前記発生したマルチパルスと前記スペクトルパラ
メータを用いて合成音声を求めて出力することを特徴と
する。
(作用) 本発明による音声符号化復号化方式は、フレーム区間の
音声信号の音源信号を、有声区間では従来方式と同様に
ピッチ予測を用いてマルチパルスの振幅と位置を求める
。一方、無声区間では、パルスの個数を増大し合成音声
の音質を改善するために、パルスの振幅のみを求める。
またピッチ予測も併用する。つまり、パルスの位置は予
め定められ゛たサンプル数おきに求めるために位置情報
は伝送する必要はない。これによりパルスの振幅情報の
みを伝送すればよいので、無声区間でパルスの個数を従
来方式の2〜3倍程度に増大することができる。本発明
によれば例えばビットレートが6kb/sのときにフレ
ーム(20ms)あたり20個のパルスを求めることが
できる。さらにピッチ予測も併用しているので、無声部
でも等制約にパルスの個数を増大させることができ、良
好な音声を合成することができる。
有声区間では例えば文献2などのピッチ予測マルチパル
ス符号化方式と同一であるので説明は省略し、ここでは
無声区間におけるマルチパルスの位置の決定、振幅の求
め方を説明する。第2図は第1の本発明による無声区間
におけるマルチパルスの振幅の計算法を示したブロック
図である。まず予めフレームの音声信号に対して、ピッ
パラメータ(ピッチ係数b′、ピッチ周期M’)及びス
ペクトル包絡を表すスペクトルパラメータ(ここでは線
形予測係数ai’ )は衆知の方法によりもとまってい
るものとする。線形予測係数ai′を用いてフレームの
音声信号に聴感重みずけを施しxw(n)を得る。ここ
で聴感重みずけの方法は前記文献2を参照できる。次に
前記線形予測係数及びピッチパラメータを用いて、次式
の伝達特性と有しピッチ特性とスペクトル特性の両者を
含むフィルタのインパルス応答hw(n)を求める。次
にhw(n)の自己相関関数R(m)を求める。
H(z)=W(z)/((1−b’z  XI−Σai
’z  ))   (1)ここでW(z)は聴感重みず
けフィルタの伝達特性を示す。これについては前記文献
2を参照できる。
次に前記インパルス応答hw(n)と前記聴感重みすけ
信号xW(n)との相互相関関数Φ(m)を求める。ま
たhW(n)の自己相関関数を求める。これらの計算法
を下式に示す。これらの計算は前記文献2を参照するこ
ともできる。
n==0 n=0 第2図において音源パルス計算部700にはΦ(m)、
R(m)が入力される。第2図の音源パルス計算部70
0において、サブフレーム分割部710においては相互
相関関数Φ(m)を予め定められたサブフレーム(例え
ば5m5)に分割する。第3図(a)、(b)はそれぞ
れフレームの音声信号、相互相関関数φ(m)の−例を
示す。また図の1.4はサブフレーム番号である。次に
位置決定部740ではサブフレーム1について、i番目
のパルスの位置miを下式のように予め定められたサン
プル数Mおきに決定する。
m4 =L+(i−1)M            (
3)ここでLはサブフレームでのパルスの位置の初期位
相であり、0≦L≦M−1の値をとる。振幅計算部72
0においてサブフレーム内での位置miにおけるパルス
の振幅gi(i=1−K)を(3)式で決定した位置m
iを用いて次式に従い求める。
ここでφ(m)、R(m)はそれぞれ前述の相互相関関
数、自己相関関数を示す。最適初期位相決定部730で
は、0≦L≦M−1での種々のLの値についてサブフレ
ーム内での全てのパルスの振幅gi(i = 1− K
)を振幅計算部720から入力し、次式を最大化するよ
うに最適なLを決定する。
この方法ではLを決定するのに(5)式の計算をM回繰
り返す必要がある。初期位相りを決定する処理について
、演算量を低減するために次のようにすることもできる
。まず(4)式を用いてサブフレーム内で最初のパルス
を求める。最初のパルスは(4)式からサブフレーム内
で絶対値振幅の最大のパルスである。この位置m1をも
ちいて次式に従いLを計算する。
L = MOD(ml −1/M)         
  (6)この方法では、(5)式の計算をM回行う必
要がないので演算量を低減できる。以上の処理をサブフ
レームの個数だけ繰り返す。第3図(e)にサブフレー
ム1で求めた初期位相L1、パルスの振幅を示す。図で
はサブフレームあたりMサンプルおきに4個のパルスを
求めている。第3図(d)にはさらにサブフレーム2で
求めた初期位相L2.4個のパルスの振幅を示す。
無声区間で受信側に伝送すべき情報は、スペクトルパラ
メータを表すPARCOR係数、ピッチ周期、ピッチ係
数、有声無声判別情報、サブフレーム毎の初期位相、マ
ルチパルスの振幅である。
また有声区間での伝送情報は、スペクトルパラメータを
表すPARCOR係数、ピッチ係数、ピッチ周期、有声
無声判別情報、マルチパルスの振幅、位置である。
(実施例) 第1図は、本発明の第1の発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。送信側では、入力端子500から離散的な
音声信号x(n)を入力する。スペクトル、ピッチパラ
メータ計算回路520では分割したフレーム区間(例え
ば20m5)の音声信号のスペクトル包絡を表すスペク
トルパラメータaiを、′衆知のLPG分析法によって
求める。また、ピッチ係数すとピッチ周期Mを周知の自
己相関法あるいは前述の文献2に示した方法により求め
る。
求めたスペクトルパラメータ及びピッチ係数、ピッチ周
期に対して、パラメータ量子化器525において量子化
を行う。量子化の方法は、特願昭59−272435号
明細書(文献3)に示されているようなスカラー量子化
や、あるいはベクトル量子化を行ってもよい。ベクトル
量子化の具体的な方法については、例えば、Makho
u1氏らによる”Vectorquantizatio
n in 5peech coding”(Proc、
IEEE 、pp、1551−1588、1985X文
献4)などの論文を参照できる。逆量子化器530は、
量子化した結果を用いてピッチ係数、ピッチ周期、スペ
クトルパラメータを逆量子化し、さらに逆量子化したス
ペクトルパラメータを線形予測係数ailに変換して出
力する。線形予測係数への変換は、Markel、Gr
ay氏による”LinearPrediction o
f 5peech”(1976年)と題した単行本(文
献5)を参照することができる。
有声無声判別回路555は逆量子化されたピッチ係数の
値b′と予め定められたしきい値とを用いて、b′がじ
゛きい値よりも大きいときは有声、小さいときは無声と
判別し有声、無声情報を出力する。なお、有声、無声の
判別法はこの方法以外に他の衆知の方法を用いることが
できる。例えばフレームのパワの値等を併用することも
できる。
減算器535はフレームの音声信号から影響信号を減算
して出力する重み付は回路540は、減算器535の出
力信号と逆量子化され求めた線形予測係数ai+を用い
て前記信号に聴感重み付けを行う。重み付けの方法は、
前記文献2の重み付は回路200を参照することができ
る。
インパルス応答計算回路550は、(1)式の伝達特性
を有するフィルタのインパルス応答hw(n)を線形予
測係数aIiと逆量子化したピッチ周期M′、逆量子化
したピッチ係数b′を用いて計算する。インパルス応答
の具体的な計算法は前記文献2のインパルス応答計算回
路を参照できる。
自己相関関数計算回路560は前記インパルス応答に対
して自己相関関数R(m)を計算し、音源パルス計算回
路580へ出力する。自己相関関数の計算法は前記文献
2の自己相関関数計算回路180を参照することができ
る。
相互相関関数計算回路570は前記聴感重み付けられた
信号と前記インパルス応答hw(n)との相互相関関数
φ(m)を計算する。
音源パルス計算回路580では、有声無声情報、相互相
関関数φ(m)、自己相関関数R(m)を人力して前記
(4)式に従い音源パルスを求める。ここで、有声のと
きは、ピッチ予測マルチパルス方式によりあらかじめ定
められた個数の音源パルスを求め、パルスの振幅、位置
を符号器585へ出力する。一方、無声の時は前記作用
の項で説明したように、フレームを5ms毎のサブフレ
ームに分割し、サブフレーム毎に初期位相りを(5)あ
るいは(6)式に従い計算する。そして予め定められた
サンプル数M毎に前記(3)式からパルスの位置を求め
、相互相関関数Φ(m)、自己相関関数R(m)を用い
て前記(4)式から決定した位置に対するパルスの振幅
を求める。
符号器585へはマルチパルスの振幅と各サブフレーム
で求めた4種の初期位相l4(i = 1−4)を出力
する。なお、マルチパルス列の振幅の計算方法について
は、前記文献2の音源パルス計算回路を参照することが
できる。
符号器585は、有声の時は前記マルチパルス列の振幅
と位置を予め定められた符号化ビット数で符号化して符
号を出力する。無声の時はマルチパルスの振幅と初期位
相を予め定められた符号化ビット数で符号化して出力す
る。この出力はさらに逆量子化され、ピッチ再生フィル
タ605、合成フィルタ610に通すことによって合成
音声信号x’(n)が求まる。
減算器615は、フレーム内の音声信号x(n)から1
フレーム過去に求めた合成音声信号x’(n)による影
響信号を減することによって、信号xe(n)を得る。
ここで影響信号の計算法は前記文献2を参照できる。
マルチプレクサ635は、符号器585の出力であるマ
ルチパルス列の振幅を表す符号、位置を表す符号、初期
位相を表す符号及び、パラメータ量子化器525の出力
であるスペクトルパラメータ、ピッチ周期、ピッチ係数
を表す符号及び有声無声情報を表す符号を組み合せて出
力する。
以上で本発明の送信側の実施例に関する説明を終える。
受信側では、デマルチプレクサ650は、マルチパルス
列の振幅を表わす符号、位置を表す符号、初期位相を表
す符号、スペクトルパラメータ、ピッチ周期、ピッチ係
数を表す符号及び有声無声情報を表す符号を入力して出
力する。
復号器660は、有声無声情報を入力し、有声の時はマ
ルチパルスの振幅、位置を表す符号を復号化してパルス
発生回路670へ出力する。無声のときは初期位相、パ
ルスの振幅を復号化して出力する。
パラメータ復号器690はスペクトルパラメータ、ピッ
チ周期、ピッチ係数を復号化してピッチ係数、ピッチ周
期をパルス発生回路670へ出力し、スペクトルパラメ
ータを合成フィルタ680へ出力する。
パルス発生回路670は、有声の時は復号化された位置
に復号化された振幅をピッチ再生により発生させる。こ
れについての詳細な処理は前記文献2の音源復元回路を
参照できる。無声のときは予め定められなサンプル数M
おきに決定した位置に復号された振幅を発生しさらにピ
ッチ再生によりマルチパルスを発生させ出力する。
合成フィルタ680は復号化されたスペクトルパラメー
タと発生されたマルチパルスを入力して音声を合成して
出力する。具体的な処理は前記文献2の合成フィルタ回
路を参照できる。
以上で説明を終える。
以上述べた構成は本発明の一実施例に過ぎず、種々の変
形も可能である。
第2の発明による構成によれば、有声区間は前記実施例
と同じ構成であるので説明は省略する。無声区間では、
ピッチ係数b′、ピッチ周期M′を用いて(7)式に基
づきあらかじめ音声信号に対してピッチ予測をする。
e(n)=x(n) −b’・x(n−M’)    
    (7)さらに、次式の伝達特性を有するフィル
タのインパルス応答hs(n)を線形予測係数ai>か
ら求め、(9)式により自己相関関数R(m)を計算す
る。
t=1 n=0 残差信号e(n)に対して線形予測係数ailを用いて
(10)式により相互相関関数を計算する。
n=0 次に前記実施例に述べた方法により(4)式からマルチ
パルスの振幅を求める。マルチパルスの振幅の求め方は
前記実施例と同一の構成をとることができる。
また、第2の発明による別の構成法として、線形予測係
数ai)を用いて前記音声信号x(n)を逆フィルタに
通し、(11)式により予測残差信号d(n)を求める
d(n) = x(n)−Σai’ −x(n−i) 
      (11)n=1 次にd(n)に対して(12)式によりピッチ予測を行
い、求めた残差信号e(n)に対して(10)式により
相互相関関数を計算し、さらに(9)式により自己相関
関数を計算し、前記実施例に述べた方法によりマルチパ
ルスの振幅を求めることができる。
e(n)=d(n)−b’・e(n−M’)     
           (12)(11)、(12)式
において、ピッチ係数b″、ピッチ周期M′はフレーム
毎に求めてもよいし、フレームよりも短いサブフレーム
毎に求めてよい。
第1、第2の発明に共通して、有声区間でのマルチパル
スの振幅、位置及び無声区間での振幅の計算方法として
は、前記文献1,2に示した方法の他に、種々の衆知な
方法を用いることができる。これには、例えば、Oza
wa氏らによる”A 5tudy onPulse 5
earch Algorithms for Mult
i−pulse 5peechCoder Realz
ation” (IEEE JSAC,pp、133−
141゜1986X文献6)を参照することができる。
また、ピッチ周期、ピッチ係数の計算法としては、前述
の実施例で示した方法の他に、例えば、下記(13)式
のように、過去の音源信号v(n)とピッチ再生フィル
タ、スペクトル包絡合成フィルタで再生した信号と、現
サブフレームの人力音声信号x(n)との誤差電力Eを
最小化するような位置Mを探索し、そのときの係数すを
求めることができる。
n=0 ここで、h、(n)はスペクトル合成フィルタのインパ
ルス応答、w(n)は聴感重みずけ回路のインパルス応
答を示す。
また、サブフレームのピッチ周期Mに線形のずれIを許
容するようにしてもよい。
また、有声区間でのピッチ予測マルチパルスの方法とし
ては、実施例の方法の他に、例えば特願昭63−147
253号公報(文献7)に示すように、ピッチ予測マル
チパルスを求めた後でピッチ予測無しマルチパルスを求
めるような方式を用いることもできる。
また、送信側の合成フィルタ610では重みすけ信号を
再生するようにして、重みずけ回路540からこれを減
算するような構成とすることもできる。
また、送信側での影響信号の減算を省略することもでき
る。このような構成とすると、ピッチ再生フィルタ60
5、合成フィルタ610が不要となる。
(発明の効果) 本発明によれば、有声部はピッチ予測マルチパルス方式
を用い、無声部ではピッチ予測を併用しさらにマルチパ
ルスの位置を予め定められたサンプル数毎に求めている
ので、ビットレートをさげたときに音質劣化の大きい無
声部においてマルチパルスの本数を増やすことができる
ため、ビットレートが高いときはもちろんのこと、ビッ
トレートを下げたときにも良好な音質が得られるという
大きな効果がある。また従来方式で問題であった周囲雑
音が重畳している無声部でも良好な音質が得られるとい
う大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による音声符号化方式の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図は音声の無声区間において本
発明の構成を示すブロック図、第3図は無声区間におい
て本発明の作用を示す図である。 図において、 520−0.スペクトル、ピッチパラメータ計算回路、
525−1.パラメータ量子化器、530・・・逆量子
化器、535・・・減算器、540・・・重みずけ回路
、550・・・インパルス応答計算回路、555・・・
有声無声判別回路、560・・・自己相関関数計算回路
、570・・・相互相関関数計算回路、580・・・音
源パルス計算回路、5856.・符号器、605・・・
ピッチ再生フィルタ、610・・・合成フィルタ、63
5・・・マルチプレクサ、650・・・デマルチプレク
サ、660・・・復号回路、670・・・パルス発生回
路、680・・・合成回路、690・・・パラメータ復
号回路、710.・、サブフレーム分割部、720・・
・振幅計算部、730・・・最適初期位相決定部、74
0・・・位置決定部を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送信側では離散的な音声信号を入力し前記音声信
    号からフレーム毎にスペクトル包絡を表すスペクトルパ
    ラメータとピッチを表すピッチパラメータとを抽出し、
    前記フレームの音声信号が有声のときは前記音声信号の
    音源信号として前記音声信号と前記スペクトルパラメー
    タと前記ピッチパラメータとから計算される相互相関関
    数を用いてマルチパルスの振幅と位置を計算し、前記音
    声信号が無声のときは前記音声信号と前記スペクトルパ
    ラメータと前記ピッチパラメータから求めた相互相関関
    数から予めさだめられたサンプル数おきに決定した位置
    に対してマルチパルスの振幅のみを計算して出力し、受
    信側では、前記音声信号が有声の時は前記マルチパルス
    の振幅と位置及びピッチパラメータとを用いてマルチパ
    ルスを発生し、前記音声信号が無声のときは予め定めら
    れたサンプル数おきに決定した位置に前記マルチパルス
    の振幅を用いさらに前記ピッチパラメータを用いてマル
    チパルスを発生し、前記発生したマルチパルスと前記ス
    ペクトルパラメータを用いて合成音声を求めて出力する
    ことを特徴とする音声符号化復号化方式。
  2. (2)送信側では離散的な音声信号を入力し前記音声信
    号からフレーム毎にスペクトル包絡を表すスペクトルパ
    ラメータとピッチを表すピッチパラメータとを抽出し、
    前記フレームの音声信号が有声のときは前記音声信号の
    音源信号として前記音声信号と前記スペクトルパラメー
    タと前記ピッチパラメータとから計算される相互相関関
    数を用いてマルチパルスの振幅と位置を計算し、前記音
    声信号が無声のときは前記音声信号からと前記ピッチパ
    ラメータを用いてピッチ予測を行い求めた残差信号と前
    記スペクトルパラメータとから計算される相互相関関数
    について予めさだめられたサンプル数おきに決定した位
    置に対してマルチパルスの振幅のみを計算して出力し、
    受信側では、前記音声信号が有声の時は前記マルチパル
    スの振幅と位置及び前記ピッチパラメータとを用いてマ
    ルチパルスを発生し、前記音声信号が無声のときは予め
    定められたサンプル数おきに決定した位置に前記マルチ
    パルスの振幅を用いさらに前記ピッチパラメータを用い
    てマルチパルスを発生し、前記発生したマルチパルスと
    前記スペクトルパラメータを用いて合成音声を求めて出
    力することを特徴とする音声符号化復号化方式。
JP1001849A 1988-12-23 1989-01-06 音声符号化復号化方式 Pending JPH02181800A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1001849A JPH02181800A (ja) 1989-01-06 1989-01-06 音声符号化復号化方式
US07/455,025 US5091946A (en) 1988-12-23 1989-12-22 Communication system capable of improving a speech quality by effectively calculating excitation multipulses
EP89123745A EP0374941B1 (en) 1988-12-23 1989-12-22 Communication system capable of improving a speech quality by effectively calculating excitation multipulses
DE68923771T DE68923771T2 (de) 1988-12-23 1989-12-22 Sprachübertragungssystem unter Anwendung von Mehrimpulsanregung.
CA002006487A CA2006487C (en) 1988-12-23 1989-12-22 Communication system capable of improving a speech quality by effectively calculating excitation multipulses

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1001849A JPH02181800A (ja) 1989-01-06 1989-01-06 音声符号化復号化方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02181800A true JPH02181800A (ja) 1990-07-16

Family

ID=11513001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1001849A Pending JPH02181800A (ja) 1988-12-23 1989-01-06 音声符号化復号化方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02181800A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220000A (ja) * 1985-03-22 1986-09-30 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ マルチパルス励起線形予測符号器
JPS6337399A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 日本電気株式会社 音声信号符号化方法とその装置
JPS63178300A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 日本電気株式会社 音声符号器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220000A (ja) * 1985-03-22 1986-09-30 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ マルチパルス励起線形予測符号器
JPS6337399A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 日本電気株式会社 音声信号符号化方法とその装置
JPS63178300A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 日本電気株式会社 音声符号器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2940005B2 (ja) 音声符号化装置
JP2707564B2 (ja) 音声符号化方式
JP2903533B2 (ja) 音声符号化方式
JPH09152896A (ja) 声道予測係数符号化・復号化回路、声道予測係数符号化回路、声道予測係数復号化回路、音声符号化装置及び音声復号化装置
JPH02168729A (ja) 音声符号化・復号化方式
JPH11504733A (ja) 聴覚モデルによる量子化を伴う予測残余信号の変形符号化による多段音声符号器
JP2615548B2 (ja) 高能率音声符号化方式とその装置
JPH028900A (ja) 音声符号化復号化方法並びに音声符号化装置及び音声復合化装置
KR0155798B1 (ko) 음성신호 부호화 및 복호화 방법
JPH02181800A (ja) 音声符号化復号化方式
JPH02170199A (ja) 音声符号化復号化方式
JP2900431B2 (ja) 音声信号符号化装置
JP2853170B2 (ja) 音声符号化復号化方式
JP2615862B2 (ja) 音声符号化復号化方法とその装置
JP3063087B2 (ja) 音声符号化復号化装置及び音声符号化装置ならびに音声復号化装置
JPH0481199B2 (ja)
JPH043878B2 (ja)
JP3035960B2 (ja) 音声符号化復号化方法及びその装置
JPH077275B2 (ja) 音声信号符号化方式とその装置
JPH0738119B2 (ja) 音声波形符号復号化装置
JPS60212045A (ja) 音声帯域信号符号化・復号化装置
JPH02299000A (ja) 音声符号化復号化方法及びその装置
JPH01258000A (ja) 音声信号符号化復号化方法並びに音声信号符号化装置及び音声信号復号化装置
JPH02139600A (ja) 音声符号化復号化方式及びその装置
JPH05127700A (ja) 音声符号化復号化方法およびそのための装置