JPH02181622A - 物理量検出装置 - Google Patents

物理量検出装置

Info

Publication number
JPH02181622A
JPH02181622A JP63335376A JP33537688A JPH02181622A JP H02181622 A JPH02181622 A JP H02181622A JP 63335376 A JP63335376 A JP 63335376A JP 33537688 A JP33537688 A JP 33537688A JP H02181622 A JPH02181622 A JP H02181622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
torque
sensitivity
offset
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63335376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2574022B2 (ja
Inventor
Yuji Nishibe
祐司 西部
Yutaka Nonomura
裕 野々村
Masaaki Abe
正顕 阿部
Masaharu Takeuchi
竹内 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP63335376A priority Critical patent/JP2574022B2/ja
Priority to US07/460,235 priority patent/US5062062A/en
Publication of JPH02181622A publication Critical patent/JPH02181622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574022B2 publication Critical patent/JP2574022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は物理量検出装置、特に被測定体の物理量(たと
えば伝達トルク等)を測定する物理量検出装置の改良に
関する。
[従来の技術] 背景技術 各種の回転駆動装置において、伝達トルク等の物理量を
正確にかつ簡易に測定することが望まれており、このよ
うにして、伝達トルク等の物理量の測定を行うことがで
きれば、各種の産業分野における駆動装置の分析あるい
は運転状態を把握する上で極めて便利なものとなる。
通常、この種の回転駆動装置としては各種の原動機が知
られており、特に車両のエンジン、電気自動車の電動モ
ータあるいは産業用モータは各種産業分野に幅広く利用
されており、このような回転駆動装置の運転状態を正確
に把握しその分析を行うためには、その回転数と並んで
伝達トルクの測定を正確に行うことが必要とされる。
特に、車両用エンジンなどにおいて、エンジン自体ある
いはその駆動力伝達機構であるトランスミッション、プ
ロペラシャフト、差動ギアなどの各種駆動系における伝
達トルクを測定することにより、エンジンの点火時期制
御、燃料噴射量制御。
トランスミッション変速時期あるいは変速比制御を良好
に行い、これらの最適制御により車両の燃費を改善し、
また運転特性を向上させることができる。
また、産業用モータにおいても、伝達トルクの正確な測
定を行うことができれば回転駆動系の最適制御および診
断が可能となり、エネルギー効率および運転特性の向上
を図ることができる。
従来の技術 このため、従来より各種のトルク検出装置の提案が行わ
れており、その中の1つとして回転磁性体を介して伝達
されるトルクを磁性歪みを利用して非接触で測定する装
置が知られている。
すなわち、回転駆動系を介してトルクを伝達する場合に
、回転駆動系のトルク伝達用回転体、例えば回転軸やク
ラッチ板などには伝達トルクに比例した歪みが発生する
ことが知られている。従って、トルクを伝達する回転磁
性体の磁歪量を磁気センサを用いて検出すれば、その伝
達トルクを非接触で測定することができる。
第7図および第8図には、前述したトルク検出装置の磁
気センサ12を、車両用エンジンのトルク伝達機構に設
けた場合の一例が示されており、ここにおいて第7図は
磁気センサ12の側面概略を示し、第8図は第7図のx
m−xm断面を概略的に示している。
周知のように、エンジンで発生したトルクは伝達軸10
を介して図示しない回転フライホイールに伝わり、この
フライホイールと摩擦接合するクラッチ板を介してトラ
ンスミッション側へ伝達される。
このようにしてトルクの伝達が行われると、トルク伝達
軸10や、クラッチ板、フライホイールなどの回転板に
は、伝達トルクの大きさに比例した大きさの歪みεの異
方性が生じる。従って、トルク伝達系が強磁性体を用い
て形成されている場合には、発生する歪みεの異方性の
大きさを磁歪効果を用いて磁気的に検出すれば、伝達さ
れるエンジントルクの測定を行うことができる。
このため、前述したトルク検出装置では、トルクが伝達
される回転体を回転磁性体とするために、トルク伝達軸
10あるいはフライホイールそのものを強磁性体を用い
て形成したり、あるいはこれらトルク伝達軸10または
フライホイールの表面に強磁性体を付着させる。そして
、この回転磁性体に向は磁気センサ12を所定間隔で離
隔的に対向配置している。
ここにおいて、前記磁気センサ12は、トルク伝達軸1
0と平行に配置されたコ字状の励磁コア14と、この励
磁コア14の内側に直交配置されたコ字状の検出コア1
8とを含み、前記励磁コア14に励磁コイル16を巻き
回し、前記検出コア18に検出コイル20を巻き回すこ
とにより形成されている。
第10図には前記トルク検出装置のブロック図が示され
ている。励磁コイル16には交流電源22から正弦波電
圧が印加され、磁気センサ12と対向するトルク伝達軸
10を交番磁化している。
このとき、トルク伝達軸10を介してトルクが伝達され
ると、トルク伝達軸10内に応力が発生し磁歪効果によ
り前記励磁方向と直交する方向に磁束成分が生じる。こ
の磁束成分は、前記磁気センサ】2の検出コイル20を
用い誘導電圧とし検出され、交流増幅器24で増幅され
た後、検波器26を用いて整流検波され、この整流検波
信号S(以後トルク検出信号と呼ぶ)がトルク検出信号
として出力される。
トルク検出信号Sは、伝達トルクに依存する成分とトル
クに依存しないオフセット成分の和として出力されてい
る。そのため前記トルク検出信号Sからオフセット成分
を減算することが必要となる。
特に、前記オフセット成分の大きさは、伝達トルクが0
であるにもかかわらず回転磁性体の回転に伴い不規則に
変化する(第12図)。このため回転磁性体の各ポジシ
ョンで、しかるべきオフセット成分を減算するという手
法が、トルク検出の高精度化には必要となる。
特開昭82−55588.55514には、このような
手法を採用した従来装置が示されている。この従来装置
は、回転磁性体を介して伝達され、複数の回転角度位置
を変極点とするトルクを、前記各変極点区間毎に測定す
るものである。そして、その特徴は前記回転磁性体の回
転角に依存して磁気センサから出力されるオフセット信
号を前記各変極点区間毎に予め設定しておき、回転磁性
体の回転角および変極点を表すタイミング信号に基づき
、磁気センサから出力される検出信号からオフセット信
号を減算し、各変極点区間毎のトルク平均値を出力する
ことにある。これにより、回転磁性体を介して伝達され
るトルクを各変極点区間毎にオフセット成分に影響され
ることなく測定することをができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、この従来のトルク検出装置は、以下に詳述する
2つの問題を有していた。
(a)まず、この従来装置は、回転磁性体の回転に伴う
オフセット成分の変動については考慮しているものの、
トルクに依存する出力、すなわちトルク検出感度の変動
については全く考慮していないため、トルク検出精度を
高める上で限界があるという問題があった。
すなわち、この種のトルク検出装置では、回転磁性体の
表面に生ずる磁気的特性の変化を利用して、トルク検出
を行っている。このため、その検出精度が被測定体の磁
気特性のバラツキに大きく依存する。従って、被測定体
内、すなわち回転磁性体内で磁気特性が不均一に分布し
ている場合には、そのトルク検出出力(センサ出力)は
印加トルクが一定にもかかわらず、第13図に示すよう
軸回転に伴い変動してしまう。
本発明者らは、このようなトルク検出出力の変動原因に
ついての検討を進めた。トルク検出出力Sは、次式に示
すように印加トルクTqの関数で表現される。
5=Sens *Tq+0ffs     −(1)こ
こで5ensを感度、Qffsをオフセット出力とする
。感度とは単位トルク当りの検出出力の増加量、オフセ
ット出力とは印加トルク零の時のセンサ出力である。
本発明者らは、その検討を進め、前記第(1)式に示す
感度およびオフセット出力が、被測定体内での磁気特性
のバラツキにより変動することを確認した。
これを式で表すと以下のようになる。
5(P)■5ens(P)・Tq+0rfs(P)・・
・(2)ここで、Pは回転磁性体の回転位置(測定点の
位置)である。
ここにおいて、感度5ens(P)とオフセット信号0
ffs(P)は、各々第11図、第12図に示すように
変化する。当然ながら、回転磁性体が回転するとトルク
検出出力S (P)は、印加トルク一定の場合でも第1
3図に示すように変動する。
従って、前述したよ従来装置のように、回転磁性体の回
転に伴うオフセット成分Ofrs(P)の変動について
のみ考慮しても、トルクに依存する出力、すなわちトル
ク検出感度S ens(P)の変動についても考慮しな
ければ、伝達トルクTqをより高精度で測定できないこ
とは明らかである。
また、以上説明した被測定体内での一磁気特性のバラツ
キの原因としては、 1、組成のバラツキ 2)組織のバラツキ 3、残留応力の分布 などが考えられる。従って、被測定体の製造工程を洗練
し、組成・組織が均一で、残留応力の分布のないものを
作れば、前述した問題は解決されるであろうが、そのた
めには徹底的な製造工程管理が必要となり現実的には不
可能である。
(b)また、従来のトルク検出装置は、トルク検出信号
の温度特性による変動について考慮されていないため、
この面からもその検出精度を高める上で限界があるとい
う問題があった。
すなわち、本発明者らが検討したところによると、前記
第(1)式に示す感度およびオフセット出力は、検出装
置の温度が変化すると共に変動するということが確認さ
れた。第14図および第15図には、感度、オフセット
出力の温度依存特性S ens(T)、Off’5(T
)の−例が示されている。
これを式で示すと以下のようになる。
S (T) −3ens(T)φTq +Of’l’5
(T)  −(8)ここで、Tは、トルク検出装置の温
度である。
この原因は、センサを構成している材料および被測定体
の物性値が温度変化により、変動すること、あるいはセ
ンサと被測定体との間隙(クリアランス)が、熱膨張係
数の違いにより変化することなどが考えられる。
従って、第16図に示すように、この従来装置では、印
加トルクが一定の場合でも検出装置の温度変化と共にト
ルク検出出力が変動してしまい、十分な検出精度を得る
ことができないという問題があった。
以上説明したように、従来のトルク検出装置は、(a)
、(b)で詳述した問題点を有しているため、そのトル
ク検出精度が必ずしも十分でなかった。
しかし、近年、自動車、工作機械等の回転駆動制御系に
おいては、低回転領域から高応答でトルク検出可能なセ
ンサが必要とされており、特にエンジンあるいはトラン
スミツシラン等の最適制御を行うためには、停止から高
回転、低温から高温という広い測定範囲において伝達ト
ルクを応答性よく、高精度に検出可能であることが要求
されている。
このため、前記(a)、(b)で詳述した問題を早急に
解決することが必要とされる。
[発明の目的] 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、被測定体の回転または往復
運動位置によるオフセット出力変動および感度変動の影
響を受けることなく物理量をリアルタイムで高精度に検
出できる物理量検出装置を得ることにある。
また、本発明の第2の目的は、温度によるオフセット出
力変動および感度変動を補正することにより、温度変化
の影響を受けることなく、物理量をリアルタイムで精度
よく検出することができる物理量検出装置を得ることに
ある。
[問題点を解決するための手段] 前記第1の目的を達成するため、本発明は、回転または
往復運動する被測定体の物理量を、物理量センサを用い
て測定する物理量検出装置において、 前記被測定体の運動位置を検出すると共に、予め被測定
体の運動位置を任意の数のセグメント区間に分割してお
き、検出位置を対応するセグメント区間の検出信号とし
て出力する位置検出手段と、被測定体の運動位置に依存
して前記物理量センサから出力されるオフセット成分に
相当する信号が、予め各セグメント区間毎に設定された
オフセット信号発生手段と、 前記被測定体の運動位置に依存している物理量センサの
感度に相当する信号が、予め前記各セグメント区間毎に
設定された感度信号発生手段と、セグメント区間検出信
号に対応したオフセット成分および感度に相当する信号
を、前記オフセット信号発生手段および感度信号発生手
段から読み出し、所定の補正演算式に基づき前記物理量
センサから出力される検出信号に対しオフセット成分と
感度の補正演算を実施する補正演算手段と、を含み、被
測定体の物理量をリアルタイムで測定することを特徴と
する。
さらに、前記第2の目的を達成するために、本発明は、 この物理量検出装置の温度を検出するための温度検出手
段と、 オフセット信号の温度依存関数の係数が予め設定された
オフセット係数信号発生手段と、感度の温度依存関数の
係数が予め設定された感度係数信号発生手段と、 を含み、前記補正演算手段は、オフセット係数信号発生
手段および感度係数発生手段から、セグメント区間検出
信号に対応した係数を読み出し、オフセット信号の温度
依存関数および感度の温度。
依存関数に基づき前記オフセット信号と感度の補正演算
を実施するよう形成され、温度変化の影響を受けること
なく、被7TPl定休の物理量をリアルタイムで測定す
ることを特徴とする。
原  理 次に本発明の原理を、被測定体としての回転体を介して
伝達されるトルクを測定する場合を例にとり説明する。
(a)まず、回転体の回転角度、すなわち測定位置によ
るセンサ出力変動について説明する。
前にも述べたように、感度(第11図参照)とオフセッ
ト出力(第12図参照)は、回転位置Pによって変化す
ることが実験より確認されている。
そして、そのセンサから出力される物理量検出出力s 
(p)は、回転位置Pの関数として、例えば以下によう
に表されることは前述したとおりである。
5(P) −5ens(P)・Tq+0ffs(P) 
 ・r2)ここでPは、測定位置を示す回転角度(回転
位置と以後呼ぶ)とする。
従って、この第(2)式から、伝達トルクTqは次式で
求められることになる。
開式からも明らかなように、予め回転体の回転位置Pに
対応した感度S ens(P)  およびオフセット信
号Off’5(P)を求めておけば、物理量センサから
出力されるトルク検出信号S (P)を前記第(4)式
に代入するのみで、回転体の回転角による感度変動およ
びオフセット出力変動を補正し、正確な伝達トルクTq
(P)を得ることができる。
(b)次に、もう一つの問題点である、温度変化による
センサ検出出力変動について説明する。
前にも述べたように、感度(第14図参照)とオフセッ
ト(第15図参照)が温度変化によって変動することは
、実験より確認されている。そして、前記(1)式に示
すトルク検出出力S (T)は以下のように表される。
5(T) −8ens−f 1(T)  ・Tq+Of
f’s−f 2 (T)  −(5)ここでf 1 (
T) 、  f 2(T)は、温度Tの関数(例えば、
温度の一次関数あるいは多次関数、または指数関数等)
である。
ここで留意する点は、被CI定体内での磁気特性不均一
分布によるトルク検出出力の変動と、温度変化によるト
ルク検出出力の変動とは、おたがいに独立した事象とし
て取扱っている点である。
このため、温度Tの関数で表される感度S ens(T
)、オフセット信号Orf’5(T)は、回転位置Pの
関数で表される感度S ens(P)、オフセット信号
Of’f’5(P)と前記温度依存関数f 1 (T)
 、  f 2(T)との積として次式のように表され
ることとなる。
S ens(T) −S ens(P) ・f t  
(T)Off5(T)−Off’5(P) ・ f  
2 (T)・・・(6) 従って、2つの変動原因を同時に考慮した場合、トルク
検出出力S(P、T)は、以下の式ように表される。
S (P、  T) −5ens(P)・f t  (
T)  ・T q+ Of’fs(P) ・f 2 (
T)   −(7)そこで、式(7)をトルクTqにつ
いて求めると次式が得られる。
従って、トルク検出出力S(P、T)にA/f+(T) を乗じ、 B ・ (f2  (T)  / fx  (T)  
)を加えるという補正演算を施してやることにより、測
定位置Pおよび温度Tに依存することのないトルク検出
出力が得られる。補正係数Aおよ゛びBは、勿論、δ−
j定位定位置間数である。
温度については、感度およびオフセット出力が温度に対
して一次関数的に変化すると仮定すると、fl(T) 
、  fi (T)は次式で表される。
f、(T)−a、*T+b+    −(9)f 2 
(T) −a2・T+b2− (10)ここで、aI 
+  82 +  bl +  b2は定数とする。
従って、予め前記(9)、  (10)式に示す感度の
温度依存関数の係数al+’)lと、オフセット信号の
温度依存関数の係数a2.b2を予め求めておけば、前
記第(8)式に基づき、温度変化に伴う前記検出感度お
よびオフセット成分の変動を補正し、温度変化の影響を
受けるこ、となく伝達トルクTqの測定を行うことが可
能となる。
[作 用] 次に本発明の詳細な説明する。
(a)本発明のトルク検出装置は、回転または往復運動
する被測定体の物理量を物理量センサを用いて測定して
いる。
このような物理量検出装置では、前述したように、被測
定体内での物理特性の不均一分布に起因して、物理量セ
ンサの出力する物理量検出信号の感度およびオフセット
信号が、第11図および第12図に示すようにその測定
位置によって変化してしまう。
本発明の第1の特徴は、前記被測定体の回転または往復
運動に伴う物理量検出出力の変動、すなわち物理量検出
出力の感度の変動およびオフセット信号の変動を、リア
ルタイムで補正し、物理量の測定を正確に行うことにあ
る。
このため、本発明の装置は、予め被゛測定体の回転また
は往復運動位置を任意の数のセグメント区間に分割して
おく。そして、位置検出手段を用いて前記被測定体の運
動位置を検出すると共に、検出された運動位置を、対応
するセグメント区間の検出信号として出力する。
また、本発明の装置には、オフセット信号発生手段と、
感度信号発生手段および補正演算手段が設けられている
そして、前記オフセット信号発生手段には、前記被測定
体の運動位置に依存して物理量センサから出力されるオ
フセット信号が、前記各セグメント区間毎に設定されて
いる。また、前記感度信号発生手段には、前記被測定体
の運動位置に依存している物理量センサの感度に相当す
る信号が、各セグメント区間毎に設定されている。
そして、補正演算手段は、位置検出手段から出力される
セグメント区間検出信号に対応したオフセット信号およ
び感度に相当する信号を、前記オフセット信号発生手段
および感度信号発生手段から読み出す。そして、前記物
理量センサから出力される検出信号に対し、読み出した
オフセット信号および感度に相当する信号を用いオフセ
ット成分と感度の補正演算を行なう。
これにより、第13図に示すよう物理量が一定にもかか
わらず、物理量検出出力が変動する場合でも、物理量検
出出力から感度およびオフセット成分の影響を除去し、
第17図に示すように被n1定体の運動位置Pに対しフ
ラットな特性曲線で表される物理量検出信号を得ること
ができる。このため、物理量の測定をリアルタイムでか
つ高精度に行うことができる。
特に、本発明によれば、その測定精度が被測定体の運動
位置に影響されないため、物理量センサから出力される
物理量検出出力に基づき物理量の測定を、被測定体の停
止、低運動領域から高運動領域までリアルタイムでかつ
高精度に行うことが可能となる。
(b)ところで、物理量センサの検出感度およびその出
力信号中に含まれるオフセット成分は、第14図、第1
5図に示すよう検出装置の温度変化と共に変動する。従
って、温度変化の大きな環境下で物理量を測定する場合
に、単に物理量センサの検出感度およびその出力信号中
に含まれるオフセット成分の、運動位置に起因する補正
演算をしただけでは、温度Tの変化に伴い、第16図に
示すようその物理量検出出力が変動してしま°う。
このため、低温から高温にわたって高精度で物理量検出
を行うことができない。
本発明の第2の特徴は、温度変化に伴う前記検出感度お
よびオフセット成分の変動を補正し、温度変化の影響を
受けることなく物理量の測定を行うことにある。
このため、本発明の物理量検出装置は、特許請求の範囲
第2項に記載のように、温度検出手段と、オフセット係
数信号発生手段と、感度係数信号発生手段とを含む。
そして、温度検出手段は、物理量検出装置の温度を検出
出力する。このとき、温度検出箇所は、どの部分の温度
でもって温度補正をするかによって異なるが、物理量検
出出力特性に最も影響を及ぼす部分の温度を測定するこ
とが好ましい。このような温度検出箇所としては、例え
ばセンサ部あるいは被測定体等が考えられる。
また、前記オフセット係数信号発生手段には、オフセッ
ト信号の温度依存関数の係数(例えば、第(10)式の
係数a2.b2)が予め設定されており、また感度係数
信号発生手段には、感度の温度依存関数の係数が(例え
ば、第(9)式の係数allk)1)予め設定されてい
る。
そして、補正演算手段は、オフセット係数発生手段と感
度係数発生手段から係数を読み出し、検出温度に対応し
たオフセット信号と感度の温度補正演算を行う。そして
、このようにして温度補正されたオフセット信号と感度
を用い、物理量センサから出力される検出信号に対しオ
フセット成分と感度の補正演算を行う。
これにより、第18図に示すよう温度Tの変化に対して
フラットな特性曲線で表される物理量検出出力を得るこ
とができる。従って、温度変化の影響を受けることなく
、被測定体の物理量をリアルタイムで測定することが可
能となる。
特に、本発明においては、物理量検出信号の補正演算を
、発明の原理のところで述べた、第(8)式をベースに
しておこなっている。開式では、軸回転に伴う物理量検
出出力の変動と、温度変化に伴う物理量検出出力の変動
を同時に考慮している。
従って、被測定体の運動に伴う物理量検出出力の変動及
び温度変化に伴う物理量検出出力の変動のいずれの影響
も受けることなく、被測定体の物理量をリアルタイムで
正確に測定することが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、被測定体の運転
に伴い、物理量センサの検出感度およびその出力信号中
に含まれるオフセット成分が変動をする場合でも、この
検出感度およびオフセット成分の変動をリアルタイムで
補正することができる。このため、この被測定体の物理
量を、被測定体の停止、低速運動領域から高速運動領域
までリアルタイムでかつ高精度に測定することが可能と
なる。
また、本発明によれば、検出装置の温度変化に伴う物理
量センサの検出感度およびその出力信号中に含まれるオ
フセット成分の変動を補正することができる。このため
、低温から高温という広い温度条件の下でも、物理量の
測定を高精度で行うことが可能となる。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第1実施例 第1図には、本発明が適用されたトルク検出装置の好適
な第1実施例が示されており、第21図にはそのアルゴ
リズムが示されている。
実施例のトルク検出装置は、トルク伝達軸10に対し離
隔的に対抗配置された磁気センサ12を用い伝達軸10
内に発生する磁歪量を検出している。
第5図および第6図には、磁気センサ12の概略が示さ
れており、第5図にはその側面の概略、第6図にはその
正面が示されている。
実施例において、磁気センサ12はトルク伝達軸10と
平行に配置された励磁コア14と、この励磁コア14の
内側に直交配置された検出コア18と、を含み、これ各
コア14.18にそれぞれ励磁コイル16および検出コ
イル20を巻回すことにより形成されている。
第9図には、前記磁気センサ12の励磁コイル16に接
続された駆動回路30と、検出コイル20に接続された
検出信号処理回路32の一例が示されている。
前記駆動回路30は、発振器34および交流増幅器36
を含み、発振器34から出力される正弦波または三角波
等の対称交流波形電圧を交流増幅器36を介して励磁コ
イル16に印加し、トルク伝達軸10を交番磁化してい
る。
これにより、磁気センサ12の検出コイル20は、トル
ク印加時にトルク伝達軸内に発生する磁歪量を起電力と
して検出し、その検出器9号を検出信号処理回路32へ
向は出力する。
前記検出信号処理回路は、濾波器38.交流増幅器40
および検波器42を含み、検出コイル20の出力電圧を
直流検波し、この直流検波信号をトルク検出信号(実施
例ではアナログ信号)として出力している。
本発明の第1の特徴は、トルク伝達軸10の回転に伴う
トルク検出信号Sの変動(第18図)、すなわちトルク
検出感度の変動(第11図)およびトルク検出信号S中
に含まれるオフセット成分の変動(第12図)を補正し
、これらの影響を受けることなく伝達トルクの測定を正
確に行うことにある。
このため、本発明の装置には、トルク伝達軸10の回転
角を検出する回転角検出器50と、トルク検出信号S中
に含まれるオフセット成分が予め設定登録されたオフセ
ット信号発生器60と、トルク検出信号Sの感度が予め
設定登録された感度信号発生器70とを含む。
前記回転角検出器50は、予めトルク伝達軸10の回転
角θを任意の数のセグメント区間に分割しておき、検出
回転角θを対応するセグメント区間の検出信号P′とし
て出力するよう形成されている。
本実施例において、この回転角検出器50は、トルク伝
達軸10の伝達軸回転角θを検出する角度検出部52と
、予め回転体10の回転角θを任意の数のセグメント区
間に分割しておき、検出回転角θを対応するセグメント
区間検出信号P′に変換出力するセグメント区間検出部
54とを含む。
前記角度検出部52は、ロータリエンコーダをを用い回
転角度信号θを得るよう形成することが一般的である。
ロータリエンコーダとしては、磁気式、先代等があり、
実施例では、光弐ロータリーエンコーダをトルク伝達軸
10に取付は回転角度信号θを検出している。
また、前記セグメント区間検出部54は、トルク伝達軸
10の回転角を1度毎に360個のセグメント区間に分
割しておき、検出回転角θに基づき対応するセグメント
区間の検出信号P′を出力するよう形成されている。
また、前記オフセット信号発生器60には、トルク伝達
軸10の回転角θに依存して、前記検出信号処理回路3
2から出力されるトルク出力信号Sに含まれるオフセッ
ト信号が、各セグメント区間毎に予め設定されている。
本実施例では、360″の回転角が1度毎に360個の
セグメント区間に分割されている。このため、実施例の
オフセット信号発生器60にも、各セグメント区間P′
に対応した360個のオフセット信号Off’s(P’
)が登録されている。
また、感度信号発生器70は、同様にトルク伝達軸10
の回転角θに依存している前記センサ12の感度に相当
する信号が、前記各セグメント区間毎に予め設定登録さ
れている。本実施例でも、360個に分割された各セグ
メント区間P′に対応した360個の感度5ens(P
’)が予め設定登録されている。
そして、前記補正演算回路80は、回転角検出器50か
ら出力されるセグメント区間検出信号P′に基づき、オ
フセット信号発生器60および感度信号発生器70から
対応するセグメント区間のオフセット信号Off’s(
P”)および感度S ens(P“)を読み出す。そし
て、読み出したオフセット信号および感度を、検出信号
処理回路32から出力されるトルク検出信号Sと共に前
記第(4)式に代入し、オフセット成分と感度の補正演
算を行い、演算された伝達トルクTqを出力している。
ところで、前記第(4)式に示すオフセット信号および
感度は、温度による影響を受けやすく、温度の変化する
測定条件下では、その測定精度にバラツキが生じてしま
う。
本発明の第2の特徴はこのような温度変化の影響を受け
ることなく、伝達トルクの測定をより正確に行なうこと
にある。
このため、本発明のトルク検出装置は、トルク検出装置
の温度を検出する温度検出器90と、オフセット信号の
温度依存関数の係数が予め設定された温度補正用オフセ
ット係数信号発生器62と、感度の温度依存関数の係数
が予め設定された温度補正用感度係数信号発生器72を
含む。
前記温度検出器90は、どの部位の温度をもって温度補
正するかによりその温度検出箇所が異なるが、一般的に
はトルク検出出力特性に最も影響を及ぼす部分の温度を
測定することが好ましい。
このような温度検出箇所としては、センサ部あるいはト
ルク伝達軸10とすることが考えられるが、本実施例で
は、磁気センサ12の温度を検出出力するように形成さ
れている。
また、このような温度検出器90は、熱電対あるいは赤
外線センサ等各種のセンサを用いて形成することができ
るが、一般的には、測定対象が静止物体の場合には熱電
対を、測定対象がトルク伝達軸10のように回転体であ
る場合には赤外線センサ等を使用する。実施例では、熱
電対を用いて、磁気センサ12の温度検出を行っている
また、本実施例の装置は、感度およびオフセット出力が
、温度に対して一次関数的に変化するものと仮定し、前
記第(9)式、第(lO)式に示す関数を温度依存関数
として用いる。
そして、前記温度補償用オフセット係数信号発生器62
には、前記m (10)式に示すオフセット信号温度依
存関数の係数a 2 +  b 2が予め設定登録され
ている。さらに、温度補正用感度係数発生器72には、
第(9)式に示す感度温度依存関数の係数al+  b
+が登録されている。
そして、実施例の補正演算回路80は、所定のタイミン
グ毎に温度検出器90から出力される検出温度Tと、各
係数信号発生器62.72に設定登録された係数を読み
出し、前記第(10)式、第(9)式に示す温度依存関
数の演算を行う。
そして、オフセット信号発生器60.感度信号70から
読み出されるオフセット信号および感度と、前述したよ
うに演算して求めた温度依存関数との検出信号処理回路
32から出力されるトルク検出信号Sとを、それぞれ前
記第(8)式に代入し、伝達トルクTqを演算出力する
このようにすることにより、トルク伝達軸10の回転位
置Pによるオフセット出力変動および感度変動を補正す
る共に、温度Tによるオフセット出力変動および感度変
動も同時に補正し、伝達トルクの1111定を極めて高
い精度で行うことが可能となる。
本実施例の補正演算回路80は、このような補正演算を
行うために、演算器82.第1のタイミング信号発生器
84および第2のタイミング信号発生器86を含む。
前記第1のタイミング信号発生器84は、トルク検出タ
イミングに合せて一定の時間間隔Δtで動作する。そし
て、回転角検出器50から出力されるセグメント検出信
号P′を読出アドレスとしてオフセット信号発生器60
および感度信号発生器70へ向は出力し、これら発生器
60.70から対応するセグメント区間P′のオフセッ
ト信号Of’f’s(P”)および感度信号S ens
(P”)を演算器82へ向は出力させる。
また、前記第2のタイミング信号発生器86は、一定時
間毎にタイ2ミング信号を温度検出器90および各係数
信号発生器62.72へ向は出力する。
これにより、温度検出器90は、検出温度Tを演算器8
2へ向は出力する共に、各係数発生器62゜72は、設
定された係数を演算器82へ向けそれぞれ出力する。
そして、演算器82は、このようにして人力される各信
号および検出信号処理回路32から出力されるトルク検
出信号Sを用い、前記第(8)式に基づき伝達トルクT
qを演算出力する。
このようにすることにより、本実施例のトルク検出装置
によれば、トルク伝達軸10の回転によるオフセット出
力変動および感度変動をリアルタイムで補正することが
でき、さらに温度によるオフセット出力変動および感動
変動をも同時に補正し、伝達トルクを高精度で検出する
ことが可能となる。
ところで、前記第1のタイミング信号発生器84および
第2のタイミング信号発生器86の動作は、それぞれ別
個独立に行われるように形成することもできるが、本実
施例においては、これら両タイミング信号発生器84.
86は互いに同期をとりながら同時に動作するように形
成されている。
そして、第1のタイミング信号発生器84は、Δtの時
間間隔でオフセット信号発生器60および感度信号発生
器70から検出セグメント信号P′に対応したオフセッ
ト信号および感度信号を演算器82へ向は読み出すよう
に形成されている。
さらに、第2のタイミング信号発生器86も、前記第1
のタイミング信号発生器84の動作に同期して、Δtの
時間間隔で温度検出器90を駆動し、検出温度Tを出力
させると共に、各係数信号発生器62.72を駆動し対
応する係数を演算器82へ向は出力するように形成され
ている。
そして、演算器82は、このようにしてΔを時間間隔毎
に入力される信号を用いて、検出信号処理回路32から
出力されるトルク検出信号Sに、前記第(8)式に示す
補正演算処理を施し、伝達トルクTqを演算出力してい
る。
従って、ある時刻t0において補正演算処理が行われ、
伝達トルクTqが出力されると、その後時刻上〇+Δt
、to+2Δt、tOX3Δt。
・・・to +100Δt、・・・と同様の補正演算を
繰返し、伝達トルクTqを演算出力する。
このように、本実施例のトルク検出装置によれば、トル
ク伝達軸10の回転位置Pによりサンプリング時間Δt
が決定されているものではなく、予め定められたサンプ
リング時間Δtによりオフセット信号発生器60.感度
信号発生器70.各検出信号発生器62.72および温
度検出器90が制御されている。このため、トルク伝達
軸10の停止から高速回転という回転速度の変化に、サ
ンプリング時間Δtが依存せず、安定にかつ正確に瞬時
トルク値を演算出力することが可能となる。
なお、本実施例の装置では、前記第(8)式に基づく補
正演算をアナログ的に行っている。
このように補正演算をアナログ的に処理する場合には、
前記オフセット信号発生器60.感度信号発生器70と
して、対応するセグメント区間のオフセット信号および
感度信号を電圧信号として出力する電圧発生器を用い、
第1のタイミング信号発生器84から所定のタイミング
で出力されるセグメント区間検出信号P′に基づき、対
応するセグメント区間のオフセット信号、感度信号をア
ナクログミ圧として出力するよう形成することが好まし
い。
この場合には、前記温度補正用オフセット係数信号発生
器62.温度補正用感度係数発生器72も同様に、第2
のタイミング信号発生器86から出力されるタイミング
信号に基づき、オフセット係数信号および感度係数信号
をアナログ電圧として出力するよう電圧発生器を用いて
形成することが好ましい。
第2実施例 次に本発明の好適な第2実施例を第2図に基づき説明す
る。なお、前記第1実施例と対応する部材には同一符号
を付してその説明は省略する。
本実施例のトルク検出装置は、補正演算回路80を用い
、トルク検出信号Sをデジタル的に補正演算することを
特徴とする。
このため、実施例のトルク検出装置は、検出信号処理回
路32から出力されるトルク検出信号S、温度検出器9
0から出力される検出温度Tを、それぞれA/D変換器
44.92を用いてデジタル信号に変換した後、演算器
82へ向は出力するように形成されている。
ここにおいて、前記A/D変換器44の変換動作は、第
1のタイミング信号発生器84の動作タイミングに同期
して行われ、また前記A/D変換器92の変換動作は、
第2のタイミング信号発生器86から出力されるタイミ
ング信号に同期して行われる。
また本実施例において、オフセット信号発生器60、感
度信号発生器70はそれぞれ対応するオフセット信号、
感度信号をデジタル信号とし記憶したメモリを用いて形
成されている。温度補正用オフセット係数信号発生器6
2.感度係数信号発生器72も、予めオフセット係数信
号および感度係数信号をデジタル信号として記憶したメ
モリを用いて形成されている。
ところで、このような補正演算をデジタル的に、しかも
リアルタイムで処理する場合には、A/D変換器44.
92と演算器82の演算時間で決定されるスルーレート
が、必要とされる出力時間間隔より小さいことが必要で
ある。このためには、A/D変換器44.92と演算器
82(サンプルホールド器を用いる場合には、サンプル
ホールド器、A/D変換器44,92)演算器82)の
パイプライン化が必要となる。あるいは演算器82を専
用の乗算器、専用の算術論理演算器、専用の積和演算器
等で構成して演算速度を向上させることが重要となる。
また、実施例において、この補正演算回路80は、マイ
クロコンビ二一夕を用いて形成されている。このような
補正演算用マイクロコンピュータとしては、汎用のマイ
クロコンピュータまたは専用のIC(ASIC,カスタ
ムIC)のいずれを用いてもよい。あるいは、上記2つ
のマイクロコンピュータの中間に位置づけられるDSP
(Digital Slgnal Processor
)を用いてもよい。
ここで、DSPについて簡単に触れると、このDSPと
は通信、音響の分野で広く用いられているICであり、
特徴としては積和演算を高速に実行できることが挙げら
れる。
そして、第1のタイミング信号発生器84は、所定の時
間間隔Δを毎に、A/D変換器44を駆動し検出信号処
理回路32から出力されるトルク検出信号Sをデジタル
信号に変換して演算器82へ向は出力させる。これと同
時に、オフセット信号発生器60.感度信号発生器70
を駆動し、セグメント区間検出信号Pに対応したオフセ
ット信号および感度信号を演算器82へ向は出力させる
また、第2のタイミング信号発生器86は、前記タイミ
ング信号発生器84と同期して、Δtの時間間隔で、A
/D変換器92を駆動し検出温度Tをデジタル信号変換
し演算器82へ向は出力させると共に、各係数信号発生
器62.72からそれぞれ温度依存関数の係数を演算器
82へ向は出力させる。
そして、演算器82は、このようにして入力される信号
を用い、前記第(8)式に示す補正演算を行い、伝達ト
ルクTqを出力する。
このようにして、本実施例によれば、前記第1実施例と
同様にΔtの時間間隔毎に、入力されるトルク検出信号
Sに対しデジタル補正演算を施し、伝達トルクTqをリ
アルタイムで演算出力することができる。
次に本実施例のトルク検出装置として、補正演算回路8
0に汎用マイクロコンピュータを用いた場合と、DSP
を用いた場合の具体例を説明する。
第1の具体例 第3図には、補正演算回路80として汎用のマイクロコ
ンピュータ88を用いた場合の具体的な一例が示されて
いる。
実施例の装置は、ROM100およびRAM110を含
む。そして、前記ROM100には、マイクロコンピュ
ータ88を、補正演算回路80として動作させるととも
に、セグメント区間検出部54としても動作させるよう
形成されたマイクロコンピュータ駆動用のプログラムが
設定されている。さらにこのROM100には、前記第
(8)式に示す補正演算式の係数A、Bが、各セグメン
ト区間に対応して設定され、さらに前記第(9)(lO
)式に示す係数a1 + a2 + bt l b2が
設定登録されている。
従って、このROM100は、第2図に示す装置のオフ
セット信号発生器60.感度信号発生器70、温度補正
用オフセット係数信号発生器62゜感度係数信号発生器
72としても機能することになる。
なお、本実施例においては、トルク伝達軸10の回転角
を1度の分解能で補正演算を行うように構成したので、
前記係数Aは360個、係数Bは360個となる。そし
て、これら各係数A、Bは、セグメント区間に対応した
係数テーブルとして、ROM100内に設定登録されて
いる。
また、本実施例において検出信号処理回路32から出力
されるトルク検出信号Sは、サンプルホールド回路46
.A/D変換器44を介してマイクロコンピュータ88
に入力される。
また、本実施例の温度検出器90は、熱電対94、温度
信号処理回路96とを含み、磁気センサ12の温度検出
を行うよう形成されている。そして、温度信号処理回路
96から出力される検出温度Tは、サンプルホールド回
路98.A/D変換器92を介してマイクロコンピュー
タ88へ入力される。
また、実施例の角度検出部52は、トルク伝達軸10に
設けられた先代ロータリーエンコーダ52aと、その検
出出力を角度信号θとして出力する信号変換部52bと
を含む。そして、マイクロコンピュータ88は、この検
出角度θを対応するセグメント区間検出信号P′に変換
するセグメント区間検出部54としても機能するよう形
成されている。
第21図には、マイクロコンピュータ88によって行わ
れる補正演算アルゴリズムが示されている。実施例のマ
イクロコンピュータ88は、一定のサンプリング時間Δ
を間隔で第(8)式に示す補正演算を繰り返し行い、伝
達トルクTqをリアルタイム出力するように形成されて
いる。
次にこの補正演算アルゴリスムを、第21図に基づき説
明する。
まず、マイクロコンピュータ88は、トルク検出信号S
、検出角度θおよび検出温度Tを取り込む(ステップS
+)。そして、検出角度θを対応するセグメント区間検
出信号P′に変換する(ステップS2)。
次に、測定位置による検出出力の変動を補正するために
、マイクロコンピュータ88は、入力されたセグメント
区間検出信号P′に対応した補正係数A、BをROM1
00から読み出す(ステップS、)。
そして、読み出した係数Bをトルク検出信号Sに乗算し
くステップS4)、その値をRAM110に記憶する(
ステップS5)。また、読み出した係数AもRAMI 
10に記憶する(ステップS6)。
次に、検出装置の温度Tによるトルク検出信号Sの変動
に対する補正を行う。
この補正は、温度検出器90から検出出力される温度T
を用いて行われる。本実施例においては、感度およびオ
フセット出力が温度Tに対し−次関数的に変化するもの
と仮定する。その場合に、発明の原理のところで述べた
ように、その温度依存関数f+ (T) 、  fz 
(T)は以下のように表される。
f r (T) −at  −T+b、    −(g
)f2(T)−a2・T+b2  − (10)従って
、マイクロコンピュータ88は、ROM100から前記
温度依存関数の係数al、bl。
a2.b2を読み出す。そして、前記第(9)式。
第(10)式に基づき、検出温度Tと読み出した係数を
用いてをt+ (T) 、  fz (T)演算する(
ステップS7.Sa)。
そして、前記ステップS5においてRAM110に書き
込んだ値S−Bを読み出し、この値に1/f+(T)を
乗算する(ステップS9)。
さらに、前記ステップS6においてRAM110に書き
込んだ係数Aを読み出し、これに−f2 (T) /f
、 (T)を乗算する(ステップS +o)。
そして、ステップ591SIQにおいて求めた値を足し
合せ、前記第8式に示す補正演算を終了し、伝達トルク
Tqを求め(ステップ511)、このようにして求めた
伝達トルクTqを出力する(ステップS!2)。
このようにすることにより、トルク伝達軸10に対する
回転位置Pについての補正演算と、温度Tについての補
正演算を同時に行い、伝達トルクTqを高い精度で求め
ることができる。
また、前述したように実施例のトルク検出装置は、第2
1図に示す補正演算動作をatの時間間隔で繰返し行っ
ている。そして、トルク伝達軸10の回転角によりサン
プリング時間Δtが決定されているのではなく、予めサ
ンプリング時間Δtが1lll定されているサンプルホ
ールド回路4698、A/D変換器44.92)セグメ
ン区間検出部54.マイクロコンピュータ88の動作は
このサンプリング時間Δを内で行われている。従って、
トルク伝達軸10の停止から回転という回転速度の変化
にサンプリング時間Δtが依存せず、安定にかつ正確に
瞬時トルクを検出することができる。
なお、予め定められたサンプリング時間Δを内に各部を
制御するためには、前記第1実施例、第2実施例のよう
にタイミング信号発生器84,86を用いるのが好まし
い。しかし、本実施例では、A/D変換器92.44が
、アナログデジタル変換後に出力するタイミング信号を
タイマーとして用いた。その理由はアナログデジタル変
換に必要な時間が、この補正演算処理の中で最も長く、
従ってこの処理時間がサンプリング時間Δt、を決定す
るからである。
また、これ以外に、このようなサンプリング時間Δtを
得るためのタイマー機能として、マイクロコンピュータ
88内のタイマー機能を用いても良く、また予め定めら
れたルーチンの1ル一プ実行に必要な時間をサンプリン
グ時間Δtとして用いてもよい。
第17図、第18図には、本実施例トルク検出装置の実
験データが示されている。
トルク伝達軸10の伝達トルクが一定にもかかわらず、
第13図に示すように、回転磁性体が一回転する間に検
出信号処理回路32から出力されるトルク検出信号Sが
大きく変動する場合でも、本実施例の装置を用いて各セ
グメント区間毎に補正演算を施することにより、第17
図に示すようにフラットな特性をもった検出信号となる
ことが確認された。
また、第16図に示すように、トルク検出装置の温度変
化に伴いトルク検出信号Sが大きく変動する場合でも、
本実施例の装置を用いて温度変化に伴う補正演算を行う
ことにより、第18図に示すように、フラットな特性を
もった検出信号となることが確認された。
このことからも、本発明の装置は、トルク伝達軸10の
回転位置によるオフセット出力変動および感度変動の補
正と、温度よるオフセット出力変動および感度変動の補
正とを同時に行い、停止から高回転、低温から高温とい
う広い測定範囲においてリアルタイムで高精度な瞬時ト
ルク検出が可能であることが理解されよう。
第4図には、本発明にかかるトルク検出装置の第2の具
体例が示されており、その特徴は、補正演算回路80を
構成するマイクロコンピュータとして、D S P (
Dlgltal Slgnal Processor)
  120を使用したことにある。
なお、このDSP120以外の構成は、前記第1の具体
例と同じであるので同一符号を付してのその説明は省略
する。
このDSP120は、実行速度が早く、特に積和演算を
高速に実行できることから、第1具体例において実施し
た補正演算に、さらに高度なデジタル信号処理を付加す
ることが可能となる。
この高度なデジタル信号処理とは、一般的には、FFT
 (高速フーリエ変換)、デジタルフィルタ(平滑化)
などを意味している。しかし、さらにインテリジェント
化の方向をめざして、高度学習機能を盛込んでもよい。
ここでは、デジタル信号処理として、平均化処理を採用
した場合を例にとり説明する。
まず、一般的な平均化処理の概念について説明する。
ある時刻t。において、センサ信号をS to、回転角
信号をP to、温度信号をT to、とする。次にΔ
を時間後の時刻to+Δtにおいて、センサ信号をS 
la+&j +回転角信号をP L+++Al l温度
信号をT1゜。、1とする。同様に、時刻t。+2Δt
において、センサ信号をSl。。2A11 回転角信号
をP16+2□、温度信号T +o+26t+ ・・・
・・・時刻t。+24Δtにおいて、センサ信号をS 
16や24AI H回転角信号をP ta+246t 
1温度信号をT la+24AIとする。そして、これ
ら各時刻において、各信号をマイクロコンピュータ内に
取込み、各回転角に対応する補正係数、または検出温度
に基づき補正演算を行う。その結果得られた25個のデ
ータを、マイクロコンピュータ内のメモリに時系列順に
書き込む。そして、最終的に平均化演算処理を実施する
ここでは、本実施例で行った平均化処理について詳しく
述べる。
この実施例で採用している方式は、プール方式(ここで
は、このように命名する)と呼ばれるものであり、これ
について以下に述べる。
例えば時刻t0に補正演算後の検出トルクSt。
が、DSP120内に取り込まれたとする。一方、DS
P120内部のレジスタには時刻t0−Δtからto−
25Δtまでの25個の補正演算後の検出トルクの総和
がストアされているとする。このとき、レジスタの更新
は、時刻t0の検出トルクStoが前記レジスタに和算
され、時刻to −25Δtの検出トルク5to−25
Δtが前記レジスタから減算されることにより行われる
その結果、レジスタ内には、時刻t0からto−24Δ
tまでの25個の補正演算後の検出トルクの総和がスト
アされることになる。このプロセスを、時刻t0+Δt
、to+2Δt、to+3Δt、・・・において繰返し
実施する。そうすることにより、前記レジスタには、常
時現時刻から24Δを時間前までの25個のデータが保
持されることになる。このレジスタ内の値を定数25で
除算することにより、25個の平均値が得られ、平均化
処理が完了となる。この方法のメリットは、プログラム
のステップ数が少なく、処理時間が短いことである。
上記方法を数式で表現すると、次式のような漸化式の形
となる。
Ys ”Y@−1+ S e −S @−25Z、−Y
、/25 ここで、 S7 :時刻t0での補正演算後の検出トルクS 6−
25;時刻(to−25Δt)での補正演算後の検出ト
ルク Y、;時刻(to−24Δt)から時刻1Gまでの補正
演算後の検出トルクの総和 Y 、−2,、時刻(to−25Δt)から時刻to−
Δtまでの補正演算後の 検出トルク25個の総和 zn ;時刻(to  24Δt)から時刻t0までの
補正演算後の検出トルク25個 の平均値 Δt;サンプリング時間であり、この例では40μsで
ある。
このような平均処理は、ある種のデジタルフィルタとみ
なされる。第19図、第20図には、その周波数特性が
示されいる。
もちろん、平均化処理の他に、各種のデジタルフィルタ
(FIR型、IIR型)を構成しもよい。
以上説明した演算処理を実施しても、トルク検出装置全
体としての応答性は数msであり、DSPを使用したこ
とによる有効性が十分に得られている。
なお、前記各実施例または具体例では、検出信号処理回
路32から出力されるセンサ出力に位置補正と温度補正
を施した場合を例にとり説明したが、これ以外に例えば
直線性の補正機能を付加することもできる。
すなわち、トルク測定において、よく見られる現象とし
て、高トルク側でトルク検出出力が飽和する傾向にある
ということが挙げられる。こうした問題に対して、前記
マイクロコンピュータを利用して直線性の補正機能を付
加し、直線性の改善を図るように形成してもよい。この
場合には、例えば補正変換テーブル等を利用する手法な
どが考えられる。
また、前記各実施例では被測定体として回転運動するト
ルク伝達軸を例にとり説明したが、本発明はこれに限ら
ず、並進往復運動するトルク伝達体に対しても同様に適
用可能であることは言うまでもない。この場合には、位
置検出手段は、被測定体の往復運動位置を任意の数のセ
グメント区間に分割し、被測定体の測定位置を対応する
セグメント区間信号として出力するように形成すればよ
い。
また、前記実施例ではヘッド型磁気センサを用いた場合
を例にとり説明したが、リング形状の磁気センサを用い
た場合にも適用可能であることはいうまでもなく、また
これ以外に磁気センサ以外の他のタイプの物理量センサ
を用いた場合においても適用可能であることはいうまで
もない。
また、前記実施例では、本発明をトルク検出装置に対し
適用した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限
らず、これ以外の他の物理量、例えば力、歪、圧力、温
度、反射率を検出する物理量センサを用いた場合でも、
同様にして被測定体の位置および温度変動の影響を補正
できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるトルク検出装置の好適な第1実
施例を示すブロック回路図、 第2図は本発明にかかるトルク検出装置の好適な第2実
施例を示すブロック回路図、 第3図、第4図は補正演算回路を汎用のマイクロコンピ
ュータ、DSPを用いてそれぞれ形成した本発明のトル
ク検出装置のブロック回路図、第5図および′s6図は
、前記第1図〜第4図に示すトルク検出装置に用いられ
る磁気センサの概略説明図、 第7図および第8図は従来技術において用いられる磁気
センサの概略説明図、 第9図は、前記第1図〜第4図に示すトルク検出装置に
用いられる磁気センサ用の駆動回路および検出信号処理
回路のブロック回路図、第10図は従来のトルク検出装
置のブロック回路図、 第11図〜第13図は、回転磁性体内での磁気特性のバ
ラツキによる磁気センサのトルク検出感度の変動、この
磁気センサから出力されるトルク検出信号に含まれるオ
フセット成分の変動、およびこの磁気センサが出力され
るトルク検出信号の変動分布を示す説明図、 第14図は、磁気センサの感度の温度依存特性の説明図
、 第15図は磁気センサから出力される信号に含まれるオ
フセット成分の温度依存特性の説明図、第16図は、磁
気センサから出力されるトルク検出信号自体の温度依存
特性の説明図、第17図は、本発明の装置を用いて位置
補正演算処理を行った場合の検出トルク特性図、第18
図は、本発明の装置を用いて温度補正演算処理を行った
場合の検出トルク特性図、第19図は、第4図に示す装
置において付加した平均化処理(デジタルフィルタ)の
周波数振幅特性の説明図、 第20図は、第4図に示す装置において付加した平均化
処理(デジタルフィルタ)の周波数位相特性の説明図、 第21図は、本発明の装置の補正演算処理アルゴリズム
を示す説明図である。 2・・・磁気センサ、 10・・・トルク伝達軸、1 50・・・回転角検出器、 60・・・オフセット信号発生器、 70・・・感度信号発生器、 80・・・補正演算回路、 90・・・温度検出器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転または往復運動する被測定体の物理量を、物
    理量センサを用いて測定する物理量検出装置において、 前記被測定体の運動位置を検出すると共に、予め被測定
    体の運動位置を任意の数のセグメント区間に分割してお
    き、検出位置を対応するセグメント区間の検出信号とし
    て出力する位置検出手段と、被測定体の運動位置に依存
    して前記物理量センサから出力されるオフセット成分に
    相当する信号が、予め各セグメント区間毎に設定された
    オフセット信号発生手段と、 前記被測定体の運動位置に依存している物理量センサの
    感度に相当する信号が、予め前記各セグメント区間毎に
    設定された感度信号発生手段と、セグメント区間検出信
    号に対応したオフセット成分および感度に相当する信号
    を、前記オフセット信号発生手段および感度信号発生手
    段から読み出し、所定の補正演算式に基づき前記物理量
    センサから出力される検出信号に対しオフセット成分と
    感度の補正演算を実施する補正演算手段と、を含み、被
    測定体の物理量をリアルタイムで測定することを特徴と
    する物理量検出装置。
  2. (2)特許請求の範囲(1)に記載の装置において、 この物理量検出装置の温度を検出するための温度検出手
    段と、 オフセット信号の温度依存関数の係数が予め設定された
    オフセット係数信号発生手段と、 感度の温度依存関数の係数が予め設定された感度係数信
    号発生手段と、 を含み、前記補正演算手段は、オフセット係数信号発生
    手段および感度係数発生手段から、セグメント区間検出
    信号に対応した係数を読み出し、オフセット信号の温度
    依存関数および感度の温度依存関数に基づき前記オフセ
    ット信号と感度の補正演算を実施するよう形成され、温
    度変化の影響を受けることなく、被測定体の物理量をリ
    アルタイムで測定することを特徴とする物理量検出装置
JP63335376A 1988-12-30 1988-12-30 物理量検出装置 Expired - Fee Related JP2574022B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63335376A JP2574022B2 (ja) 1988-12-30 1988-12-30 物理量検出装置
US07/460,235 US5062062A (en) 1988-12-30 1989-12-29 Torque detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63335376A JP2574022B2 (ja) 1988-12-30 1988-12-30 物理量検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02181622A true JPH02181622A (ja) 1990-07-16
JP2574022B2 JP2574022B2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=18287846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63335376A Expired - Fee Related JP2574022B2 (ja) 1988-12-30 1988-12-30 物理量検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574022B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248664A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Toshiba Corp Ccd密着センサの感度補正回路
JPS6255533A (ja) * 1985-09-04 1987-03-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc トルク測定装置
JPS6333634A (ja) * 1986-07-28 1988-02-13 Aisin Warner Ltd トルク検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248664A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Toshiba Corp Ccd密着センサの感度補正回路
JPS6255533A (ja) * 1985-09-04 1987-03-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc トルク測定装置
JPS6333634A (ja) * 1986-07-28 1988-02-13 Aisin Warner Ltd トルク検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2574022B2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zappalá et al. Non-intrusive torque measurement for rotating shafts using optical sensing of zebra-tapes
JPH0672825B2 (ja) トルク測定装置
US5062062A (en) Torque detecting apparatus
Yu et al. A data processing method for determining instantaneous angular speed and acceleration of crankshaft in an aircraft engine–propeller system using a magnetic encoder
US7034522B2 (en) Method and apparatus for measuring movement, displacement and/or deformation
US4762007A (en) Torque measuring apparatus
EP2981784B1 (en) Torque sensor
JPH02181622A (ja) 物理量検出装置
JP2574023B2 (ja) 物理量検出装置
Koch et al. Feasibility study of measuring instantaneous angular speed of helical gears with magnetoresistive sensors
Meroño et al. Measurement techniques of torsional vibration in rotating shafts
JPH0462327B2 (ja)
JP5008274B2 (ja) トルク検出装置及び回転角度検出装置
Dmitriev et al. Torque sensors calibration of electromechanical complexes shafts
Lee et al. A feasibility study of a noncontact torque sensor with multiple hall sensors
Fiorucci et al. Variable Speed Drive Characterization: Review of Measurement Techniques and Future Trends.
Hara et al. An ultrasonic rotary encoder and its application to torque estimation
JPH11295106A (ja) 弾性カップリング用トルクセンサ
EP0571886A1 (en) Apparatus for measuring angular acceleration
JPH0462328B2 (ja)
Liu et al. Mathematical models of gear tooth speed sensors with dual outputs
SU798502A1 (ru) Способ определени резонанснойчАСТОТы пРиВОдА СлЕд щЕй СиСТЕМы
RU2386923C1 (ru) Устройство для измерения угловых перемещений
Godler A method to compensate periodic errors by gain tuning in instrumentation
Oho et al. Practical aspects of ultrasonic rotary encoder—Probe placing, real-time operation, and automotive bench test

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees