JPH021815Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH021815Y2
JPH021815Y2 JP8100987U JP8100987U JPH021815Y2 JP H021815 Y2 JPH021815 Y2 JP H021815Y2 JP 8100987 U JP8100987 U JP 8100987U JP 8100987 U JP8100987 U JP 8100987U JP H021815 Y2 JPH021815 Y2 JP H021815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
contact piece
cylindrical body
spring
substantially cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8100987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63191573U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8100987U priority Critical patent/JPH021815Y2/ja
Publication of JPS63191573U publication Critical patent/JPS63191573U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH021815Y2 publication Critical patent/JPH021815Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は所謂着脱式プラグインコネクター等
における接触子の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の接触子の構造は例えば両側着脱
式のプラグインコネクターについてみると、第7
図に示すように、各接触片11の中央部内面にあ
る突子12を環状支持材13の小孔に、夫々嵌入
せしめて略筒体を構成し、この筒体の両端から挿
入された接続すべき電線14のプラグ15を、接
触片11の外周に配するスプリング16によつて
圧接せしめるようになつているが、かかる場合に
おいて使用されるスプリング16は第8図に示し
たように、小さいコイルスプリングを、複数本輪
状にして接触片11の外周にそのまま嵌めたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらかかる従来既存の接触子の構造に
よれば、圧接を担うスプリング16がコイルスプ
リングであるため、捲回して接触片11の上で輪
状に嵌める際、コイルの巻具合が部分的に「密」
であつたり、「疎」であつたりすると、各接触片
11への加圧が均等に行われず良好な圧接保持が
不可能になつて、接触不良の原因となる。
このことは長期間に渡つてかかる構成の接触子
を使用した場合、プラグ15の出し入れによつて
コイルスプリングが徐々に移動してズレてしまつ
たときなどにも懸念されることである。
そこで各接触片を長期間に渡つて均等に加圧で
きる構造の接触子の構造が新たに望まれるところ
である。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、加圧するスプリングの構造を略リング状のも
のとすると共に、加圧される接触片の構成にも工
夫を凝らして上述の問題を解決するものである。
而してこの考案が採つた具体的構成について言
うと、複数の接触片によつて略筒体を構成し、こ
の筒体に挿入されるプラグを、接触片の外周に配
するスプリングによつて圧接せしめる構造の接触
子において、当該接触片は略筒体を均等に分割し
て夫々同型、同大としさらに当該接触片の外面に
は突起を設け、この突起の各接触片における軸方
向の位置を夫々相違させるとともに、各接触片で
略筒体を構成した際にその軸方向からみて各突起
が等角度おきに位置するようにし、前記スプリン
グは切口を有するリング状のものとして、当該切
口を接触片外面の突起に夫々係止させて接触片を
押圧するごとき構成としたものである。
(作用) 各接触片は略筒体を均等に分割した構成であ
り、その突起は各接触片によつて軸方向の位置が
異なつているから、各々の接触片上に配すること
になる切口を有するリング状の各スプリングは、
たとえ一の接触片にのみ偏つた加圧作用を行つて
いても、かかるごとき状態はその他の接触片にお
けるスプリングにおいても同様にして現れている
ものであるから、全体としてみれば、各接触片は
これらのスプリングによつて均一に加圧されるこ
とになる。
しかもこのスプリングは略リング状のものであ
るから、捲回状況に留意する必要がなく、またそ
の切口が接触片に設けた突起に係止されているか
ら移動(回転)することはないのである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。
本実施例に係る接触子は所謂両側着脱式のプラ
グインコネクターに使用するものであつて、接触
片1,2,3,4は夫々第1図乃至第3図に示し
たように、両端がやや大きく開口している略筒体
を均等に丁度長手方向に四分割した如き形状であ
る。
また各接触片1,2,3,4の中央部には、支
持環5の外周をその内面で保持するため、外方に
膨らむ段部1a,2a,3a,4aが形成されて
おり、さらにこの各段部1a,2a,3a,4a
の内面には、第3図に示したように、支持環5の
小孔5aに嵌入させる突子1b,2b(図外),3
b,4bが設けられている。したがつて各接触片
1,2,3,4を突き合わせて略筒体を構成する
ときは、第3図に示したように各々の突子1b,
2b(図外),3b,4bを支持環5の小孔5aに
嵌めこんでこれを行うものである。
各接触片1,2,3,4の外面には、第4図イ
乃至ニに示したように各段部1a,2a,3a,
4aをはさんで等間隔で対向するように突起1
c,2c,3c,4cが夫々設けられているが、
これらの各突起1c,2c,3c,4cの各段部
1a,2a,3a,4aからの距離は、各接触片
によつて夫々異なるものである。具体的には各接
触片1,2,3,4によつてその突起1c,2
c,3c,4cの位置は相互に軸方向にのみズレ
ているものである。即ち本実施例においては、各
接触片1,2,3,4における突起1c,2c,
3c,4cの位置は、いずれもその両側(各接触
片を突き合わせる端部)からの距離は同一である
が、その段部1a,2a,3a,4aからの距離
は接触片1の場合が最も長く、接触片2以下につ
いては順次、後述のリングスプリング6のほぼ厚
みの分ずつ各々の段部2a,3a,4aへと近づ
けているものである。
したがつて、以上のような構成を有する各接触
片1,2,3,4の両側を順に突き合わせて略筒
体を形成した際には、各々の突起1c,2c,3
c,4cは軸方向から見ると、順次90゜ずつズレ
ているものである。
そして叙上の如くして、支持環5を中心に各接
触片1,2,3,4を突き合わせて構成した略筒
体の外周に嵌めるスプリングは、第5図に示した
ような切口6aを有するリングスプリング6を用
いた。
即ち、各接触片1,2,3,4の外周に在る前
出の突起1c,2c,3c,4cに夫々リングス
プリング6の切口6aを係止させて第1図、第3
図、第6図に示したように略筒体に支持環5をは
さんで4個ずつ、計8個を嵌めるのである。
このようにして略筒体上に嵌められたリングス
プリング6によれば、例えば接触片1の突起1c
に嵌合されたリングスプリング6が、隣接する接
触片2及び4を主として押圧することになつて
も、他の接触片2,3,4に嵌合された各リング
スプリング6も同様にそれらが隣接する接触片を
主として押圧しているので、結果として全体的に
みれば、第2図の矢印によつて示したように各接
触片1,2,3,4に対する加圧が均等に行われ
るのである。したがつて、この略筒体内に挿入さ
れるプラグの外周は各接触片1,2,3,4と均
等に圧接されるものである。
しかも各リングスプリング6は、各接触片1,
2,3,4の外周に在る突起1c,2c,3c,
4cに係止されて配置されているから、回転した
りすることはなく、長期間に渡つて使用してもリ
ングスプリング6による均等な加圧状態が損なわ
れることはない。
なお、上記実施例は所謂両側着脱式のプラグイ
ンコネクターに用いる形式のものであつて、実際
に使用する際は適宜の保護カバーの中にこれを適
用することになる。
(考案の効果) この考案によれば、各接触片に対する加圧が均
等に行われるので、挿入されるプラグが極めて良
好に圧接保持され、接触不良等を始めとするこの
種の接触子における不測の事態を防止できる。し
かも加圧するスプリングは、その切口と各接触片
の外周に設けた突起とが係止されて配されている
から、むやみにズレたり回転することはなく、均
等な加圧状態を恒久的に維持できるものである。
なお、実施例は両側着脱式の接触子に具体化し
たものであるが、片側着脱式の接触子においても
もちろん実現できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はいずれも実施例に関するも
のであつて、第1図は正面図、第2図は第1図に
おけるA−A線拡大断面図、第3図は正面断面
図、第4図イ乃至ニは夫々各接触片の平面図、第
5図はリングスプリングの斜視図、第6図は実施
例におけるリングスプリングの配置状況を示す説
明図、第7図は従来技術の正面断面図、第8図は
同要部拡大正面図である。 なお図中、1,2,3,4は夫々接触片、1
c,2c,3c,4cは夫々突起、6はリングス
プリング、6aは切口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の接触片によつて略筒体を構成し、この筒
    体に挿入されるプラグを、接触片の外周に配する
    スプリングによつて圧接せしめる構造の接触子に
    おいて、当該接触片は略筒体を均等に分割して
    夫々同型、同大としさらに当該接触片の外面には
    突起を設け、この突起の各接触片における軸方向
    の位置を夫々相違させるとともに、各接触片で略
    筒体を構成した際にその軸方向からみて各突起が
    等角度おきに位置するようにし、前記スプリング
    は切口を有するリング状のものとして、当該切口
    を接触片外面の突起に夫々係止させて接触片を押
    圧するごとき構成としたことを特徴とする、電気
    接触子。
JP8100987U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH021815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8100987U JPH021815Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8100987U JPH021815Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191573U JPS63191573U (ja) 1988-12-09
JPH021815Y2 true JPH021815Y2 (ja) 1990-01-17

Family

ID=30932348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8100987U Expired JPH021815Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH021815Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63191573U (ja) 1988-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH021815Y2 (ja)
JP2884387B2 (ja) リング状装身具及びその製造方法
JP2745403B2 (ja) コイルバネ製リング及びその製造方法
JPH0221620Y2 (ja)
JP3275256B2 (ja) 指輪の組み付け方法
JPH0524809Y2 (ja)
JP3472858B2 (ja) 板バネ一体型コアの製造方法
JP2548162Y2 (ja) テープカセット
JPH0223879Y2 (ja)
JPH0221719U (ja)
JPH0398363U (ja)
JPH0513209Y2 (ja)
JPH0224218Y2 (ja)
JPH0367418U (ja)
JPS6127153Y2 (ja)
JPS597744Y2 (ja) コネクタのロック構造
JPH02129619U (ja)
JPH0548384Y2 (ja)
JPH02116704U (ja)
JPS63150513U (ja)
JPS61157714U (ja)
JPH0318247A (ja) 整流子及びその製造方法
JPS61175688U (ja)
JPH0529411U (ja) 時計バンドにおける加飾パーツの組付構造
JPH03115643U (ja)