JPH02179261A

JPH02179261A - 動力発生装置

Info

Publication number: JPH02179261A
Application number: JP32923388A
Authority: JP
Inventors: Teruo Kawai; 輝男河合
Original assignee: Big KK
Current assignee: Big KK
Priority date: 1988-12-28
Filing date: 1988-12-28
Publication date: 1990-07-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は動力発生装置に関し、更に詳細には基板の片側
面に多数の電磁石を環状に並設すると共に、該環状に並
設した電磁石と略同径として、電磁石の磁極にその側面
が吸着するように円形の鉄板を配し、前記並設した電磁
石に３（ＩＩずつ順次電流を流し、円形の鉄板のテーパ
ー状の側面を各電磁石に順次吸着させて該鉄板を運動さ
せ、もって該鉄板の中心部に鉄板の面に対して斜めに挿
通した非鉄動力軸に回転運動を与えるように成した動力
発生装置に係わる。

「従来の技術」従来電気エネルギーから動力を得る動力発生装置として
、環状の固定電磁石と、その中心に支持した回転電磁石
の相互の吸引力により回転電磁石が回転し、その回転力
を動力として取り出していた所謂電動機が存在する。そ
して斯かる場合にあっては、回転電磁石はその外側の円
形固定電磁石とは常に一定のある距離をおいて吸引し合
っている。しかし、磁力は距離の自乗に反比例するもの
であるから、磁石が鉄片等を吸引する場合は、その両者
が接触する寸前が最大の力となる。

［発明が解決しようとする課題」本発明は、従来の電動機が上記の如く、回転電磁石とそ
の外側の固定電磁石との間に常に一定の距離があること
から、それによって取り出される動力が必然的に弱くな
るということと、磁石が鉄片等を吸引する場合には、そ
の両者が一体となる寸前が最大の力となるということに
着目してなされたものであり、従来の電動機よりも更に
大きな動力を得ることができる動力発生装置を提供せん
とするものである。

「課題を解決するための手段」以下、本発明を図示した実施例に即して更に詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例の中央縦断側面図、第２図は
第１図中１−１線断面図、第３図は鉄板の中心部を構成
する円盤の側面図、第４図は第３図中■−■線断面図、
第５図は鉄板本体の正面図、第６図は第５図中ｍ−ｍ線
断面図、第７図は電流切換回路の作用説明図である。

図中１．１・・・は電磁石であり、それらは同一円周上
に環状に並設されている。尚、図示した実施例において
は、同心円状に二列設けられている。更にまた、本実施
例にあっては環状に並設された電磁石を二組とし、後記
円形の鉄板を挟むような形で所要の間隔をとって対峙さ
せている。尚、電磁石１の数は図示した実施例では夫々
−列を８個としているが、それ以上でも或いはそれ以下
であってもよい、また、これらの電磁石１は、基台２上
に対立設した基板３．３の内面に設けられている。４は
前記環状に並設した電磁石１．１・・・と略同径の円形
の鉄板であり、電磁石の磁極にそのテーパー状の側面が
吸着するように電磁石の磁極に対して斜めに配設され、
更に後記電流切換回路によって前記電磁石１，１・・・
の内の３個に同時に電流が流されたときに、該３個の内
の中央の１個にその側面の一部が吸着するようにされて
いる。また、該円形の鉄板４の外縁部は断面がテーパー
状に形成され且つ前記電磁石ｌとの吸着部分４ａを除い
て切欠されている。また４′は鉄板４の中心部を構成す
る円盤である。５は前記円形の鉄板４の中心部に鉄板の
面に対して斜めに挿通された非鉄動力軸であり、両端部
は軸受６．６を介して前記基板３．３に回転自在に支承
されている。７．７は前記環状に並設した電磁石１、ｌ
・・・に３個ずつ順番に電流を流すための電流切換回路
であり、各電磁石１に電線１１をもって接続している。

８は前記基板３に取り付けられ、前記円形の鉄板４の回
転により図上左右方向に往復運動するロッドであり、円
筒体９内に設けられたコイルスプリング１０をもって常
に一端側８ａが円形の鉄板４に当接するように付勢され
ている。

「作用」次に、斯かる実施例の作用について説明する。

今電流切換回路７により電磁石中の３個、仮にこれを電
磁石１ａ、　ｌｂ、１ｃとすると、該電磁石１ａ、ｌｂ
、　ｌｃに通電したとき、この電磁石１ａ、　ｌｂ、　
ｌｃが磁力を発生し、円形の鉄板４の側面の吸着部分４
ａの一部が該電磁石１ａ、　ｌｂ、　ｌｃの内の中央の
電磁石ｌｂの磁極に吸着する（第１図及び第７図参照、
）またこのとき対峙しているもう一方の側の電磁石１，
１・・・のうちの前記電磁石１ａ、　ｌｂ、１ｃと反対
側の電磁石１ａ’、ｌｂ’、Ｉｃ’にも電流切換回路７
により電流が流される。したがって、円形の鉄板４は反
対側の側面を同時に電磁石１ｂ、ｌｂ”によって吸着さ
れることになり（第１図参照。）、より強力な力が得ら
れるものである。次に電流が隣の電磁石１ｄ、ｌｄ’に
切り換わる（このときは電磁石１ａの電流は切れる）と
、円形の鉄板４の側面の吸着部分４ａの一部は電磁石１
ｃ、　ｔｃ　’に吸着しようとし、この方向にずれる。

そして更に次の電磁石に電流が切り換わると、同じよう
に円形の鉄板４の側面の吸着部分４ａの一部は電磁石１
ｄに吸着する。こうして吸着部分４ａの一部が順次個々
の電磁石１に吸着しながら、環状に並設された電磁石の
全部に沿って一回転すると、円形の鉄板４の中心部に斜
めに挿通された非鉄動力軸５には回転運動が与えられる
のである。

そして、このようにして与えられた非鉄動力軸５の回転
運動は適宜の手段を介して動力として取り出されるもの
である。

また、一方ロッド８は円形の鉄板４の回転によって図上
左右方向への往復運動が与えられ、該ロッド８の往復運
動も動力として利用することができるものである。

また、図示した本実施例は、環状に並設した電磁石を二
組とし、これを円形の鉄板を挟むような形で対峙させて
いるものであるが、図示はしないが環状に並設した電磁
石を一組だけで行ってもよいことは勿論である。斯かる
場合には、その得られる力が図示した実施例よりは若干
劣るが、それでも充分な動力源となり得るものである。

尚、その構成並びに作用は図示した実施例と略同様であ
るので詳細な説明は省略する。

「発明の効果」本発明は上記の如き構成、作用であり、環状に並設した
多数の電磁石に３１１Ｍ１ずつ順番に電流を流すことに
よって、該電磁石の列に沿って円形の鉄板の側面の吸着
部分の一部を順次吸着させ、もって該円形の鉄板の中心
部に斜めに挿通した非鉄動力軸に回転運動を行わせ、そ
れを動力源として利用するものであり、電磁石と円形の
鉄板の側面とが吸着して接触する寸前の力を利用するも
のであるから、従来の電力、磁力変換による動力発生装
置よりも更に強力な動力を得ることができるものである
。また電磁石への通電は３個ずつ行われるから、より強
力な吸着力を有すると共に次の電磁石への吸着移動がス
ムーズに行えるものである。

また、非鉄動力軸の回転運動を無段階に変速できると共
に、回転が常に一定である。また、非鉄動力軸の回転運
動と併せてロンドの往復運動を行わせることもできる。

また、従来の電動機の出力が吸磁と反発の交互磁気作用
によるものであるのに対して吸磁作用のみで運動が行わ
れ、電磁極性転換のためのスイッチングが不要となり、
切り換えにロスがなくなる。更にまた、電磁石、円形の
鉄板、非鉄動力軸並びに電流切換回路とからなっており
、機構が簡単であるから故障も少なく且つ製造も容易で
あり、実用に供し著効を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の中央縦断側面図、第２図は
第１図中１−１線断面図、第３図は鉄板の中心部を構成
する円盤の側面図、第４図は第３中■−■線断面図、第
５図は鉄板本体の正面図、第６図は第５図中ｍ−ｍ線断
面図、第７図は電流切換回路の作用説明図である。第２図・電磁石　　　　２・・・基台・・・基板　　　４・・・円形の鉄板・円形の鉄板４の吸着部分・非鉄動力軸　　６．６・・・軸受・電流切換回路

Claims

【特許請求の範囲】

基台上に対立設した基板の片側面に環状に並設した多数
の電磁石と、該並設した電磁石に３個ずつ順番に電流を
流す電流切換回路と、前記環状に並設した電磁石と略同
径として、電磁石の磁極にそのテーパー状の側面が吸着
されるように電磁石の磁極に対して斜めに配すると共に
、側面の一部が前記電磁石の内の１個に吸着する円形の
鉄板と、前記並設した電磁石の中心部に配設され、前記
鉄板の中心部に鉄板の面に対して斜めに挿通されると共
に両端部を軸受を介して基板に回転自在に支承された非
鉄動力軸とから成る動力発生装置。