JPH0217489A - 放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器

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JPH0217489A
JPH0217489A JP16831488A JP16831488A JPH0217489A JP H0217489 A JPH0217489 A JP H0217489A JP 16831488 A JP16831488 A JP 16831488A JP 16831488 A JP16831488 A JP 16831488A JP H0217489 A JPH0217489 A JP H0217489A
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JP
Japan
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phosphor
fluophor
molded body
cut
vertical line
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Pending
Application number
JP16831488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Takakusa
高草 保夫
Hideji Fujii
秀司 藤井
Takayuki Hayakawa
早川 孝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シンチレーション型放射線検出器に係り、特
にCT (Co+mputer Tomography
)用X線検出器用のシンチレータとして好適な蛍光体成
型体を用いたxIIA検出器に関する。
〔従来技術〕
従来、粉末の蛍光体を透明な液状バインダ樹脂中に分散
混合させたものを重力により蛍光体粉だけ沈降させ、加
熱でバインダを固化させた蛍光体成型体およびその製造
方法が知られている(特願昭61−143081号参照
)。
この蛍光体成型体は、高い蛍光発光効率をもつ蛍光体(
Gd20J:Pr、Ce、 F)を高い密度(約4.1
g/aJ)になるようにかためたものであり、透光性が
高いため外へ取り出せる蛍光量が多く、小型で高感度の
放射線検出器を作成するのに好適である。
前記蛍光体成型体の好適な応用としてX線CT用検出器
用のシンチレータがある。
第4図は、前記蛍光体成型体を第312代方式のX線C
T用のX線検出器に応用した例を示す。X線管球51か
らのX線ビーム52は被検体53を通過して、本発明に
よる蛍光体成型体によって作られたシンチレータ54に
到達し、シンチレータがらの発光は受光素子55により
検出される。
しかし第3世代方式のCT検出器は他の方式にくらべ、
検出器製作上の困難が大である。すなわち検出器特性の
ばらつきが直ちに画像にリング状のアーチファクト(偽
像)を発生させる。
検出器の特性ばらつきで主に問題になるのは、(1)線
質特性ばらつきと(2)感度分布の多数チャネル間にお
けるばらつきである。
一般に、検出器感度はばらつくが、測定を一定強度のX
線の入射時の出力を基準として行うキャリブレーション
の操作により補正され、ばらつきをなくすことができる
、しかしキャリブレーション時に使用したX線と異なる
エネルギースペクトルをもつX線が照射すると、複数の
チャネル間で揃っていた測定値にくいちがいがでてくる
。これが線質特性ばらつきである。
一方、感度分布のばらつきは、一定の開口部〔たて(1
〜2rm)×よこ(20〜30III11)〕をもつ検
出器素子内で部分的な感度の大小の分布が、複数チャネ
ルの検出器間で一定でないことによっておこる。特に、
第3世代方式のX線CT装置では開口の長辺の向きがC
Tのスライス面に直交するので、スライス面に直交する
方向に、X線吸収量が傾斜した被検体、即ち人体頭頂部
のようにテーパをもつ物体を検査する際には、感度分布
ばらつきの影響が大きくなる。これは前述したキャリブ
レーション方式では、感度分布のばらつきまでは補正で
きないためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の蛍光体成型体を使用した検出器では、線質特
性ばらつきや感度分布ばらつきの大きな原因は、蛍光体
成型体内部の不均一に起因することがわかった。
第5図は沈降法によって製作した蛍光体成型体の形状と
、その密度の沈降方向の密度分布曲線を並置したもので
ある。
第5図において、Aは沈降した蛍光体・バインダ樹脂を
示し、Bは主にバインダ樹脂からなる上澄みを示す。縦
軸は沈降の深さであり、横軸は最大部X。から上澄みの
液面X2までの密度分布である。
密度分布曲線は典形的な例で蛍光体内で垂直方向に0.
2〜0.3%の密度不均一がある。これは蛍光体沈降の
とき粒経のちがいにより沈降速度が異なるため、底の方
と上の方では粒経の分布のピークが異な°るような不均
一構造になっているためである。
その結果、線質特性も垂直方向に変化することになる。
また、沈降前の混合が不均一であった場合、線質特性・
感度分布特性が水平方向に不均一になる場合もあり得る
前述のような蛍光体成型体内部の密度分布が不均一な蛍
光体成型体は、CT検出器に使用した場合、感度分布や
線質特性の不均一による悪影響を与えるという問題があ
った。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。
本発明の目的は、蛍光体成型体の感度分布や線質特性の
不均一による悪影響をほとんど受けろことがない放射線
検出器を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために1本発明は、常温あるいは加
温下において低粘度を有するエポキシ樹脂及び硬化剤の
混合物からなり硬化後において光透過性を有するエポキ
シ組成液中に粉末蛍光体を分散したのち粉末蛍光体を沈
降させ、エポキシ組成液を加熱硬化させて得た蛍光体成
型体および光電変換素子を使用した放射線検出器におい
て、前記蛍光体成型体の蛍光体沈降時の垂直線に平行し
た方向から放射線を入射させる構造にしたことを最も主
な特徴とする。
また、前記蛍光体成型体は、蛍光体沈降時の垂直線と直
交する面に沿って切断され、その切断面が光電変換素子
の光入射面に接して配置されたことを特徴とする特 〔作用〕 前述の手段によれば、蛍光体成型体の蛍光体沈降時の垂
直線に平行した方向から放射線を入射させる構造1例え
ば、蛍光体成型体を蛍光体沈降時の垂直線と直交する面
に沿って切断し、その切断面が光電変換素子の光入射面
に接して配置されたことにより、隣接したチャネル間で
使用する蛍光体は蛍光体成型体の隣接部分から切り出し
て使用すれば、蛍光体成型体の感度分布や線質特性の不
均一がなくなるので、これによる悪影響はほとんど受け
ることがない。
この場合、X線の入射方向すなわちシンチレータからみ
たX線管球の方向は、蛍光体粉を沈降させたときの垂直
軸に一致する。
そして、蛍光体成型体の垂直方向と直交する面(水平面
)に沿って切り出した蛍光体板を細かく切断した細片を
切断したままの順序で連続した放射検出器に使用すれば
よい。
〔発明の実施例〕
以下1本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
なお、実施例を説明するための全回において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
第1図は、本発明の放射線検出器の一実施例の概略構成
を示す斜視図である。
本実施例の放射線検出器は、第1図に示すように、蛍光
体沈降時の垂直線と直交する面に沿って切断された蛍光
体成型体の薄板1を、その切断面が例えば多チヤネルシ
リコン・フォトダイオード(S P D)からなる多チ
ヤネル用光電変換素子群2の受光面に配置されるように
接着した後、ダイシングソーで、多チヤネル用光電変換
素子群2の各チャネル領域を区切る線に沿って区切溝3
を設けて各チャネルの蛍光体(蛍光体成型10の薄板1
の細片)IAが構成される。
そして、この区切溝3に、蛍光を反射し、かつX線を遮
へいするための重金属板4を差込んだものである。
蛍光体成型体の薄板1は、第2図に示すように、例えば
前述の公知の蛍光体成型体製造方法(特願昭61−14
3081号参照)等により製造された蛍光体成型体10
の蛍光体沈降時の垂直線11と直交する面12に沿って
切断されたものである。第2図において、13は主とし
てバインダ樹脂からなる上澄みである。
そして、第1図に示すように、蛍光体IAの厚さは1m
m〜2mIn、高さは1mm〜2++v+、長さは30
mmである。また、多チヤネル用光電変換素子群2の縦
の長さは30mm、横の長さは20mm、厚さは0.3
1〜0.4厘mであり1重金属板4の厚さは100μm
である。
前記の説明かられかるように1本実施例によれば、蛍光
体成型体10を蛍光体沈降時の垂直線11と直交する面
12に沿って切断し、その切断面が多チヤネル用光電変
換素子群2の光入射面に接して配置されたことにより、
隣接したチャネル間で使用する蛍光体IAは、蛍光体成
型体10の薄板1の隣接部分から切り出して使用すれば
、蛍光体成型体10の薄板1の感度分布や線質特性の不
均一がなくなるので、これによる悪影響を低減すること
ができる。
すなわち、X線の入射方向すなわち蛍光体IA(シンチ
レータ)からみたX線管球の方向は、蛍光体粉を沈降さ
せたときの垂直軸に一致する。
そして、蛍光体成型体lOの薄板1を細かく切断した蛍
光体IA(細片)を切断したままの順序で連続した多チ
ヤネル放射線検出器が構成されるので、各チャネル間の
特性のばらつきをきわめて小さくおさえることができる
このように各チャネル間の特性のばらつきの少ない多チ
ヤネル放射線検出器を提供することにより次のような効
果を奏することができる。
(1)補正不能で残る誤差が減少するためCT像の画質
が向上する。
(2)特性ばらつきの補正の手間が減少するため。
画像計算時間を短縮できる。
(3)特性ばらつきの補正による画像精度の劣化を小さ
くすることができる。
なお、前記実施例では、蛍光体成型体10の蛍光体沈降
時の垂直線11と直交する面12に沿って切断されたが
、蛍光体成型体10を第3図に示すように前記垂直線1
1に平行な平面で切断し、その切断された薄板20の前
記垂直線11と直交する面12上に相当する蛍光体20
Aのみを抽出しても前記実施例と同様の効果を奏する。
以上、本発明を実施例にもとすき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、ばらつきの少
ない特性の揃った多チャネルの放射線検出器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線検出器の一実施例の概略構成
を示す斜視図、 第2図は、蛍光体成型体及びその薄切りの板斜視図、 第3図は、本発明の他の実施例を説明するための蛍光体
成型体及びその薄切りの板斜視図。 第4図は、従来のX線CT検出器の問題点を説明するた
めの説明図、 第5図は、蛍光体成型体の問題点を説明するためのその
側面図とその密度の垂直方向の分布を示すグラフである
。 図中、1・・・蛍光体成型体の薄板、IA・・・蛍光体
、2・・・多チヤネル用光電変換素子群、3・・・区切
溝、4・・・重金属板、10・・・蛍光体成型体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常温あるいは加温下において低粘度を有するエポ
    キシ樹脂及び硬化剤の混合物からなり硬化後において光
    透過性を有するエポキシ組成液中に粉末蛍光体を分散し
    たのち粉末蛍光体を沈降させ、エポキシ組成液を加熱硬
    化させて得た蛍光体成型体および光電変換素子を使用し
    た放射線検出器において、前記蛍光体成型体の蛍光体沈
    降時の垂直線に平行した方向から放射線を入射させる構
    造にしたことを特徴とする放射線検出器。
  2. (2)前記蛍光体成型体は、蛍光体沈降時の垂直線と直
    交する面に沿って切断され、その切断面が光電変換素子
    の光入射面に接して配置されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の放射線検出器。
JP16831488A 1988-07-06 1988-07-06 放射線検出器 Pending JPH0217489A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7089653B2 (en) 2003-05-27 2006-08-15 Hyundai Motor Company Apparatus for positioning a sunroof on a vehicle body
WO2013146167A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 日立金属株式会社 シンチレータデュアルアレイの製造方法
EP3978958A1 (en) 2020-09-30 2022-04-06 Hitachi Metals, Ltd. Scintillator structure and manufacturing method thereof

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