JPH02173371A - ポンプ制御装置 - Google Patents

ポンプ制御装置

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JPH02173371A
JPH02173371A JP63327898A JP32789888A JPH02173371A JP H02173371 A JPH02173371 A JP H02173371A JP 63327898 A JP63327898 A JP 63327898A JP 32789888 A JP32789888 A JP 32789888A JP H02173371 A JPH02173371 A JP H02173371A
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pattern
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Kazuhiro Honda
和広 本田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、下水処理場における運用を自動的に制御する
ポンプ制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に下水処理場にはポンプ井が設けられており、この
ポンプ井の出口側に複数台のポンプを設置し、埋設管渠
を通して各地からポンプ井に導かれて来る雨水・汚水を
ポンプにより排出して後工程に供給するようにしている
そして従来のこのような下水処理場におけるポンプ制御
装置では、晴天/雨天にかかわりなくポンプの水位の高
低によりポンプ運転台数を切替え、下水の排水量を制御
するようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のポンプ制御装置では、
次のような問題点があった。
下水処理場におけるポンプ運転の目的は埋設管渠を通し
て流入してたき雨水・汚水を排出することである。しか
し、晴天時における流入流量は人間の活動に大きく依存
し、予め流入流量を予測したポンプ制御を可能としてい
るの対して、雨天時における流入流量は自然現象に依存
するため、流入流量は再現性に乏しい。
ところが従来は、晴天/雨天にかがイつらずポンプ井水
位の高低によりポンプの運転台数の切替え制御がなされ
ており、前述したようにポンプ井への流入流量は晴天時
と雨天時とで大きくその特質を変えるため、木目細かな
制御が行えず、ポンプ井の運転台数が激しく変動して各
ポンプが頻繁に入り切りされてポンプ寿命を短くするこ
と、雨天時のポンプの運転の追従性が良くないこと、2
次処理系の負荷を高めることなとの問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、晴天時、雨天時にかかわらず、ポンプ運転台数が
激しく変動して各ポンプが頻繁に入り切りされるという
ことがなく、また2次処理系の負荷を軽減するための木
l」細かなポンプ制御か可能なポンプ制御装置を提供す
ることを]二1的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明のポンプ制御装置は、ポンプ吐出側流量計とポン
プ井水位計と、これらの出力信号より所定の時間先のポ
ンプ井流入流量を推定する流入流量推定手段と、この流
入流量推定手段から推定する流入流量推定値を既に得ら
れている流入流量の先11」分のパターンと比較するこ
とにより、現在の天候に関して晴天/雨天の度合をファ
ジィ推論するファジィ推論手段と、前記ファジィ推論手
段から得られたファジィ推論による天候の度合に基いて
、予め設置されている晴天時用ポンプ制御系と雨天時用
ポンプ制御系との2つの制御系のどちらを使用するかを
前向き推論する前向き推論手段とを備えたものである。
また、本発明のポンプ制御装置は、晴天/雨天の判定を
する前向き推論部と、前記前向き推論部での判定のため
の晴天/雨天の度合を推論するファジィ推論部と、前記
前向き推論部から変数を得てファジィ推論部へ渡す変数
を加工する前処理手段と、前記ファジィ推論部から変数
を得て前記前向き推論部へ渡す変数を力1ピ[する後処
理手段と、過去の流入流量の時系列データを保存する履
歴ファイルと、前記履歴ファイルからパターンを抽出す
るパターン抽出部と、現在の流入流量及び1周期先の流
入流量を推定する流入流量推定部と、前記パターン抽出
部から得られたパターンに基づいて座標変換し、前記流
入流量推定部から得られる時系列データを新しい座標に
変換する座標変換部と、前記座標変換部で得られた新し
いパターンを記憶するパターンファイルと、前記ファジ
ィ推論部で参照される知識を蓄えておく第1−知識ベー
スと、前記前向き推論部で参照される知識を蓄えておく
第2知識ベースと、前記前向き推論部で推論された指令
に基づきポンプ運転の制御を行う晴天用ポンプ制御系と
雨天用ポンプ制御系との2つの制御系を内蔵したポンプ
運転制御部とを備えたものとすることができる。
(作用) 本発明のポンプ制御装置では、ポンプ吐出側流量計とポ
ンプ井水位計とからの信号から所定時開先のポンプ井流
入流量を推定し、既に得られている流入流量の先1日分
のパターンと比較することによって、現在の天候に関し
て晴天/雨天の度合をファジィ推論し、さらに、前記フ
ァジィ推論から得られた天候の度合とオペレータの知識
及びプロセス状態から、予め設置されている晴天時用ポ
ンプ制御系/雨天時用ポンプ制御系の2つの制御系のど
ちらを使用するかを知識ベースに基づいて前向き推論し
、得られた推論結果に基いてポンプの運転台数及び速度
目標値を設定し、プロセス側に送出してポンプの運転制
御を行なう。
また本発明のポンプ制御装置では、晴天時においては、
流入流量はパターンとして抽出することができるため、
前向き推論部において、オペレータの知識とプロセス状
態とから、予想される流入流量のパターンを前記履歴フ
ァイルから抽出し、修正して新たなパータンを作成する
。そして、座標変換部において、得られたパターンを基
準とした座標を作成し、前記流入流量推定部において得
られた1周期先の流入流量を前記座標変換部で作成され
た座標系に写像し、前記パターンファイルに保存する。
前記前向き推論部は前記パターンファイルから必要な値
を抽出し、前処理手段において流入流量の基準値との偏
差と偏差の変化率を演算し、ファジィ入力変数に加工し
て、ファジィ推論部に与える。
ファジィ推論部においては、知識ベースに蓄えられたル
ールに基づいて現在の天候の度合をファジィ推論して後
処理手段に与える。後処理手段においては前記ファジィ
推論部においてファジィ推論された天候の度合を前記前
向き推論部に入力すべき変数に変換する。そして、前記
前向き推論部は、前記後処理手段で得られた変数とプロ
セス状態量とオペレータの知識とから、知識ベースに蓄
えられたルールに基づいて、前記晴天用ポンプ制御系か
前記雨天用ポンプ制御系のどちらを選ぶかを判定し、前
記ポンプ運転制御部にその判定指令を送る。
ポンプ運転制御部は、前記前向き推論部からの指令に基
づき、内蔵する前記晴天用ポンプ制御系あるいは前記雨
天用ポンプ制御系を起動し、プロセスインタフェースを
通して、ポンプ群に運転台数、速度目標値を送出し、複
数ポンプの運転制御を行なう。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基いて詳説する。
第1図は下水処理場におけるポンプ制御装置の一実施例
の全体構成を示しており、第1図において、1は下水処
理場プロセスを示し、2はポンプ制御装置を示している
ポンプ制御装置2は、過去の流入流量のパタンを保存す
る履歴ファイル3と、1周期先の流入流量を推定する流
入流量推定部4と、前記履歴ファイル3からパターンを
抽出するパターン抽出部5と、前記パターン抽出部5か
ら得られたパターンを基準とする座標系を作成する座標
変換部6と、前記流入流量推定部4から得られた1周期
先の流入流量を前記座標変換部6おいて作成された座標
系に写像し、その値を保存するパターンファイル7とを
備えている。
さらに、現在の天候の度合をファジィ推論するファジィ
推論部8と、前記ファジィ推論部8からの出力を運用で
きる変数に変換する後処理手段9と、前記ファジィ推論
部8に入力すべき変数を作成する前処理手段10と、オ
ペレータの指示とプロセス状態量と前記後処理手段9か
らの出力とから最終的にポンプ運転方針を判定する前向
き推論部11と、前記ファジィ推論手段8において参照
されるルールを蓄えておく第1知識ベース12と、前記
前向き推論部11において参照されるルールを蓄えてお
く第2知識ベース13と、前記第1知識ベース12と前
記第2知識ベース13とに蓄えられているルールを修正
するルールエディタ14とを備えている。
加えて、ポンプ制御装置2とオペレータ15とのインタ
フェースをとるマンマシンインタフェース16と、晴天
用ポンプ制御系と雨天用ポンプ制御系とを内蔵するポン
プ運転制御部17と、前記下水処理場プロセス1と前記
ポンプ制御装置2とのインタフェースをとるプロセスイ
ンタフェース18と、CRT19とを備えている。
下水処理場プロセス1−には、雨量計20と、沈砂池2
]に対する流入ゲート22と、流入ゲート22の水位を
測るための流入ゲート水位計23と、ポンプ井24の水
位を測るためのポンプ井水位計25と、このポンプ井2
4から下水を排出するためのポンプ26と、ポンプ流量
旧27とを備えている。そして、雨量計20、流入ゲー
ト水位計23、ポンプ井水位計25及びポンプ流量計2
7からプロセス量がプロセスインタフェース18に送1
」」され、プロセスインタフェース18側からポンプ2
6に対して運転台数、速度1」標値などのポンプ制御指
令がりえられるようになっている。
上記構成のポンプ制御装置の動作について、次に説明す
る。
履歴ファイル3には過去のポンプ井24に対する流人流
量が1日車位で保存され、パターン抽出部5は前向き推
論部1]のパターン抽出指令により、この履歴ファイル
3からパターンを抽出する。
この抽出されたパターンに対して座標変換部6において
当該パターンを基準とした座標系を次式(1)により作
成する。
Q (t)−q2 (t)−ql  (t)  ・・(
1)ここで t    :時間 ql  (t):過去のパターンの時系列データq2 
 (t):リアルタイムに求められた時系:列データ Q(t)   :変換後の値 この(1)式に基づく変換後の座標系は、過去のパター
ンとの偏差を示すことになる。
流入流量推定部4は次のようにして1周期の流入流量推
定値を算出する。
離散時間tにおいてポンプ井24への流入流量の時系デ
ータq+  (i)(i=1,2.・・・)か予め入手
済のであれば、これらのデータにより自己回帰モデルが
次式により得られる。
ここでXI (i=1.2.−、m、)は最小2乗法に
よって決定するパラメータ、ql  (t)は離散時刻
tの流入流量観測値である。また、説明変数の数mにつ
いては、例えばAIC(赤池情報量基準)を用いて予め
本対策に関するデータを用いて設定しておく。
さて、上記(2)式のパラメータx1を状態量X1 (
t)として取り扱い、観測には雑音が含まれていると解
釈すると、状態推移方程式は次の(3)式で得られ、ま
た出力観測方程式は次の(4)式で得られる。
X (t +1.) =X (t)         
・・・(3)ql  (t)=H”  (t)  ・X
 (t) +V (t)・・・(4) ここで、X(t)は離散時刻tての状態ベクトルであっ
て、 X(t)= (x+  (t)、X2  (t)・・・
・X□ (t))” また、H(t)は離散時刻tで既知なるベクトルであっ
て、 H(i)=  (Q+  (t)、  ql  (i 
  1)ql(t−2)、  ・・・、ql(trn+
1))” さらに、V (t)はスカラーて、正規白色雑音として
平均「0」、分散σ2の正規分布に従う。
上記(3)式及び(4)式で表わされるシステムに対し
てK almanのフィルター理論か適用でき、具体的
には次の演算により状態量の最適推定値が得られる。
=X−(t−1)+G  (t)  Xfq+  (t
)   H”  (t)X−(t   1)1・・・(
5) G (t) =P (t−1) H(t) X +1+H”  (t)P (t−1)H(t)l −1
・・・(6) P  (t)=  (I−G  (t)HT (t)1
xP(t−1,)           ・・・(7)
ここに、X−(t)はX (t)の推定値、G (t)
はK a1man利得ベクトル、p (t)は推定誤差
の共分散を前記雑音の分数σ2で割った行列、■は単位
行列であり、観測値q+(t+1)の推定値q2 (t
+1)は q2 (t+1) =HT (t+1)X−(t+1)    ・・(8)
となる。また、時刻tにおける流入流量q2  (t)
は次式(9)より求める。
ここで、 q2(t):流入流量 り、(t):ポンプ井水位 q・・  :ポンプ総吐出流量 f   :ポンプ井水位→貯容量変換関数Δt  ;演
算周期 従って、1周期先の偏差Q(t+Δt)及び偏差の変化
率DQ (t+Δt)は、次の式(10) 、式(11
)により求められる。
Q(t+ΔB − Q2  (t+Δt)q+(t+Δt)・・・(10) DQ  (t  +Δ B= Δ t            ・・・(11)パター
ンファイル7は、上記の式(10) 、式(11)によ
り得られた時系列データを保存する。
前向き推論部11は、前記パターンファイル7から偏差
Q(を十Δt)、偏差の変化率DQ (t+Δt)に関
して意味のある信号を抽出する。ここで、意味のあると
は、外乱などにより信号がいちじるしく乱れていないこ
とを指す。そして、意味のあるかないかの判断は推論に
よるが、このことは後述する。
前処理手段10において、前記パターンファイル7から
得られた1周期先の偏差Q(を十Δt)、偏差の変化率
DQ (t+Δt)から次の式(01式(1■によりフ
ァジィ人力変数FQ (t+Δt)、FDQ (t+Δ
t)を作成する。
FQ (t+6t)=  Q (t−1−At)  、
、、(I2)FDQ(t4−At)=DQ (t+′!
l′t)・・・(13)ここで、 FQ (t+Δt)  :偏差に関するファジィ入力変
数 FDQ (t+Δt):偏差の変化率に関するファジィ
入力変数 a b      :規格化係数 ファジィ推論部8においては、前処理手段10で作成さ
れたファジィ入力変数から、第1知識ベース12に蓄え
られたルールに基づいて天候の度合をファジィ推論する
。尚、前処理手段10で作成されたファジィ入力変数F
Q (t+Δt)、FDQ (t+Δt)はファジィ集
合の要素であり、そのメンバシップ関数を (以下、余白) と表わすことにする。この式(1φで表わされるメンバ
シップ関数を第2図に示す。
第2図において、μFQ、  μFDQは、FQ(t+
Δt)、FDQ (t+Δt)がそれぞれのメンバシッ
プ関数により与えられる各ファジィ集合への帰属度を示
している。
同様にファジィ推論値もファジィ集合の要素としてみら
れ、そのメンバシップ関数を、と表わすことにする。こ
の式(15)で表わされるメンバシップ関数を第3図に
示す。第3図においてFWD(t+Δt)は1周期先の
天候の度合を示すファジィ推論値であり、μFWDはそ
れぞれのメンバシップ関数により与えられる各ファジィ
集合への帰属度を示している。
第1知識ベース]2にはi f / t h e n形
式のルールか内蔵されている。具体的に示すと、次のよ
うになる。
if+FQ(t+Δt)がZである。かつ、FDQ (
t+Δt)かZである。
then:]−周期先の天候はFW(晴天)である。
if:FQ(t+Δt)がPBである。かつ、FDQ 
(t+Δt)がPBである。
then・1周期先の天候はHW(強雨)である。
第4図に第1知識ベース12に蓄えられているルールの
一例をルールテーブルとして示す。なお、第4図のルー
ルテーブルは、晴天時から雨天時モードを判定する場合
のものであり、雨天時から晴天時モードを判定する場合
に関しては後述する。
ファジィ推論部8におけるファジィ推論の方法は、ルー
ルの条件部のメンバシップ関数、結論部のメンバシップ
関数及びファジィ入力変数から、前記第1−知識ベース
]2に蓄えられたルールに基づいてファジィ演算を行い
、合成あいまい集合を作成し、この合成あいまい集合の
最大値を出力合成関数とし、この出力合成関数の重心を
ファジィ推論の出力とする方法を用いる。
具体的には、各ルール毎に入力値に対して、条件部メン
バシップ関数の最小値を重み係数とし結論部のメンバシ
ップ関数の最大値を先の重ね係数の値としたファジィ集
合を作成し、これをすべてのルールに関して繰り返えし
行ない、各ルールで得られたファジィ集合の和を合成あ
いまい集合とし、合成あいまい集合の最大値を出力合成
関数とし、この出力合成関数の重心を次の式(16)に
より1 つ 演算し、この値をファジィ推論値とする。
PI)W 2  = 、1”  B *(PDW+  
)  ・dPDW+/ 、f’  B ’  (PDW
+  )旧フDW  。
・・ (16) ここで、 FDW、:出力変数 FDW2 :ファジィ推論値 B*   :出力合成関数 本実施例ではファジィ推論値を−1から+1までに規格
化したか、一般に規格化の値は任意に取れるため、後処
理手段9において、規格化された値を表現しやすい値に
変換する。そして、本実施例は、ファジィ推論値を特に
変換しなかった場合である。
前向き推論部11では、第2知識ベース13に蓄えられ
たルールに基づいて、ファジィ推論部8で得られたファ
ジィ推論値とプロセス状態量とオペ1ノータの判定知識
とから、前向き推論によってポンプ運転制御部17に内
蔵されている晴天用ポンプ制御系と雨天用ポンプ制御系
とのどちらを起動すべきか判定する。
尚、この前向き推論のために第2知識ベース13に蓄え
られているるルールはi f / t h e n形式
で書かれている。
具体的にはファジィ推論値がファジィ集合「晴天」、「
雨天」、あるいは「強雨」にそれぞれ属する割合が高け
れば、晴天モード/雨天モードを判定するにはたいして
条件はいらないが、ファジィ推論値かファジィ集合「変
遷」に属する割合が高ければ、雨天モード/晴天モード
を判定するには他の条件を必要とする。そこで、本実施
例では、雨量計20と流入ゲート水位計23からの信号
を条件に取り入れ、最終的に晴天モードの判定を推論す
るようにしている。
さらにファジィ推論値がファジィ集合「乾燥」に属する
割合が高ければ、流入流量のパターン変更をオペレータ
に要求する。
またさらに、雨天モードでポンプを運転しているときに
、晴天モードを判定するのにも同様に推論することがで
き、この場合にファジィ推論部8が参照する第1知識ベ
ース12のルールテーブルの一例を第5図に示す。
尚ここで、晴天モードで運転しているときに雨天モード
を判定する場合、ファジィ集合「変遷」の具体的な意味
が「雨が降り始めている」となるのに対し、雨天モード
で運転しているときに晴天モードを判定する場合、同じ
ファジィ集合「変遷」の意味は「雨が止んできた」とな
る。
前向き推論部11において参照され、第2知識ベースコ
3に蓄えられているルールの一例を示すと、次のように
なる。
if、現在は晴天モードである。かつ、ファジィ推論値
が−0,5以上−0,3以下である。
then:晴天モードにせよ。
if+現在は晴天モードである。かっ、ファジィ推論値
が0以上0.3以下である。かつ、流入ゲート水位計の
信号か規準値よりも高いか1、あるいは雨量計の信号が
基準値よりも高い。かつ、オペレータの指示が自動であ
る。
then:雨天モードにせよ。
尚、本発明はポンプ運転制御に限るものではなく、エア
レーションタンクのDo制御にもその制御系に晴天用/
雨天用を内蔵させることにより、本発明を適用でき、よ
り木目細かいDo制御系を構築できる。
[発明の効果] 本発明によれば、自然現象であ葛天候をファジィ推論に
よりそのあいまい性を評価して判定するため、晴天/雨
天にかかわらずポンプ台数が激しく変動して各ポンプを
頻繁に入り切りすることがなくてポンプ寿命を延ばすこ
とができると共に、2次処理系の負荷を軽減するための
木目細かいポンプ制御が実現できる。
さらにファジィ推論及び前向き推論において参照される
ルールは容易に修正できるため、種々の形態のプロセス
に柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のシステム構成図、第2図は
ポンプ井への流入流量の変化特性に関するファジィ集合
のメンバシップ関数の一例を示す説明図、第3図は天候
のファジィ推論値に関するファジィ集合のメンバシップ
関数の一例を示す説明図、第4図はポンプ運転が晴天時
モードにあるときに雨天時モードを判定するルールの一
例を示す説明図、第5図はポンプ運転が雨天時モードに
あるときに晴天時モードを判定するルールの一例を示す
説明図である。 1・・・下水処理プロセス 2・・・ポンプ制御装置3
・履歴ファイル   4・・・流入流量推定部5・・・
パターン抽出部  6・・・座標変換部7・・・パター
ンファイル 8・・・ファジィ推論部9・・・後処理手
段    10・・・前処理手段11・・・前向き推論
部  12・・・第1知識ベース13・・・第2知識ベ
ース 14・・・ルールエディタ16・・・マンマシン
インタフェース 17・・・ポンプ運転制御部 18・・・プロセスインクフエ ス 伏押人イf理士三好保男

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプ吐出側流量計とポンプ井水位計と、これら
    の出力信号より所定の時間先のポンプ井流入流量を推定
    する流入流量推定手段と、この流入流量推定手段から推
    定する流入流量推定値を既に得られている流入流量の先
    1日分のパターンと比較することにより、現在の天候に
    関して晴天/雨天の度合をファジィ推論するファジィ推
    論手段と、前記ファジィ推論から得られたファジィ推論
    による天候の度合に基いて、予め設置されている晴天時
    用ポンプ制御系と雨天時用ポンプ制御系との2つの制御
    系のどちらを使用するかを前向き推論する前向き推論手
    段とを備えて成るポンプ制御装置。
  2. (2)晴天/雨天の判定をする前向き推論部と、前記前
    向き推論部での判定のための晴天/雨天の度合を推論す
    るファジィ推論部と、前記前向き推論部から変数を得て
    ファジィ推論部へ渡す変数を加工する前処理手段と、前
    記ファジィ推論部から変数を得て前記前向き推論部へ渡
    す変数を加工する後処理手段と、過去の流入流量の時系
    列データを保存する履歴ファイルと、前記履歴ファイル
    からパターンを抽出するパターン抽出部と、現在の流入
    流量及び1周期先の流入流量を推定する流入流量推定部
    と、前記パターン抽出部から得られたパターンに基づい
    て座標変換し、前記流入流量推定部から得られる時系列
    データを新しい座標に変換する座標変換部と、前記座標
    変換部で得られた新しいパターンを記憶するパターンフ
    ァイルと、前記ファジィ推論部で参照される知識を蓄え
    ておく第1知識ベースと、前記前向き推論部で参照され
    る知識を蓄えておく第2知識ベースと、前記前向き推論
    部で推論された指令に基づきポンプ運転の制御を行う晴
    天用ポンプ制御系と雨天用ポンプ制御系との2つの制御
    系を内蔵したポンプ運転制御部とを備えて成るポンプ制
    御装置。
JP63327898A 1988-12-27 1988-12-27 ポンプ制御装置 Expired - Lifetime JPH07117046B2 (ja)

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JP (1) JPH07117046B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013866A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Toshiba Corp ポンプ台数制御装置
JP2010539380A (ja) * 2007-09-20 2010-12-16 グルンドフォス マネージメント アー/エス エネルギー変換装置を監視する方法
JP2019200500A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 株式会社日立製作所 監視制御システム及びポンプ運転制御方法

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