JPH0217196Y2 - - Google Patents

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JPH0217196Y2
JPH0217196Y2 JP1984190220U JP19022084U JPH0217196Y2 JP H0217196 Y2 JPH0217196 Y2 JP H0217196Y2 JP 1984190220 U JP1984190220 U JP 1984190220U JP 19022084 U JP19022084 U JP 19022084U JP H0217196 Y2 JPH0217196 Y2 JP H0217196Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は回転式圧縮機、詳しくは胴体と、該
胴体の上下部に固定する第1及び第2蓋体とから
成るケーシング内に、ローラを回転自由に内装す
る圧縮室をもつ圧縮要素と、該圧縮要素を駆動す
るモータとを配設する回転式圧縮機に関する。
(従来の技術) 従来この種回転式圧縮機は、例えば実開昭59−
94193号公報に記憶されているごとく、ケーシン
グ内にローラをもつシリンダと、該シリンダの上
下両側に設けるフロントヘツド及びリアヘツドと
から成る圧縮要素と、該圧縮要素を駆動するモー
タとを配設し、このモータの回転駆動に伴う前記
ローラの回転により前記シリンダ内において冷媒
を圧縮するごとくしている。
しかして前記圧縮機は、第2図に示すごとく、
前記シリンダ5の上下両面にフロントヘツドFM
とリアヘツドRHとを固定ボルトBで組付けて圧
縮要素4を形成し、前記シリンダ5の外周縁部を
ケーシング1の内周壁部に溶接手段aで溶接する
ことにより、前記圧縮要素4を前記ケーシング1
に固定支持するごとくしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記従来の圧縮機では、前記圧縮要素
4をシリンダ5とフロント及びリアヘツドFH,
RHとから形成しているため、構成部品点数が多
く、コスト高となる問題があり、しかも前記圧縮
機を製作するにあたつては、前記シリンダ5の上
下両面にフロントヘツドFHとリアヘツドRHと
を固定ボルトBで組付けて、前記圧縮要素4を形
成し、斯くして組立形成された圧縮要素4を前記
ケーシング1にスポツト溶接aで固定支持するご
とくしており、換言すれば先ず前記圧縮要素4を
組立て、次に該圧縮要素4を前記ケーシング1に
スポツト溶接aで固定支持するごとくしておく、
従つて前記圧縮機を製作するには、前記圧縮要素
4の組立工程と、該圧縮要素4の前記ケーシング
1への固定支持工程とを必要とし、製作工程数の
増加により製作コストの上昇を招いたのである。
本考案は以上のごとき問題点に鑑みて考案した
もので、その目的は、圧縮要素を構成する構成部
品点数を減らし、しかも製作工程数を減少させ
て、製作コストを低廉となし得る回転式圧縮機を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、第1図に
示すごとく構成したものであり、ケーシング1を
形成する胴体11の下部に、該胴体11と連続す
る底体11aを一体に形成して、該底体11aに
軸孔11bを形成して、軸受筒7を固定する一
方、前記底体11aにシリンダ5とフロント又は
リヤヘツドの一方を構成するヘツド6とを積層固
定し、前記底体11aを、フロント又はリヤヘツ
ドの他方を構成して、前記底体11aとシリンダ
5とヘツド6とにより前記圧縮室3を形成したの
である。
(作 用) しかして前記ケーシング1における胴体11の
底体11aを利用し、該底体11aと前記シリン
ダ5とフロント又はリヤヘツドの一方を構成する
ヘツド6とを積層固定して圧縮室3を形成するこ
とにより、前記底体11aによつてフロント又は
リヤヘツドの一方を構成して、前記圧縮要素4の
構成部品点数を減少することができるのであり、
しかも、前記胴体11に一体に形成した底体11
aに前記シリンダとヘツド6とを直接組付けるこ
とにより、従来、フロントヘツドとリヤヘツドと
シリンダから成る圧縮要素4を前記胴体11に溶
接などにより固定していた組立工程を不要とする
ことができるので、製作工程数も減少することが
できるのである。
(実施例) 以下本考案にかかる回転式圧縮機を図面の実施
例によつて説明する。
図中1は回転式圧縮機のケーシングであつて、
上下両端を開放した筒状の胴体11と、該胴体1
1の上下部を閉鎖する第1及び第2蓋体12,1
3とから成り、このケーシング1の内方下部に、
ローラ2を回転自由に内装した圧縮室3をもつ圧
縮要素4を配設すると共に、前記ケーシング1の
内方上部には、前記圧縮要素4とクランク軸Kを
介して連動連結されるモータMを配設し、該モー
タMの駆動に伴う前記クランク軸Kの回転によ
り、前記圧縮要素2に内装するローラ2を偏心回
転させて、前記圧縮室3内に吸入した冷媒を該圧
縮室3内で圧縮するごとくしている。尚、図中9
は吸入管、10は吐出管、Oは油溜である。
しかして前記のごとき回転式圧縮機において、
前記ケーシング1を形成する胴体11の下部に、
該胴体11に連続して内方に延びる底体11aを
一体に形成すると共に、該底体11aの中心部に
軸孔11bを、また該軸孔11bの外周部に複数
の油戻し孔11cをそれぞれ形成する一方、前記
底体11aの裏面には、圧縮室3に臨む第1フエ
イス面11dを形成するのである。
そして前記底体11aの裏面に、シリンダ5を
配置すると共に、該シリンダ5の下部側に前記第
1フエイス面11dに対向し、前記圧縮室3に臨
む第2フエイス面6aをもつヘツド6を配置し
て、これらシリンダ5とヘツド6とを固定ボルト
Bを介して前記底体11aに積層状に固定し、こ
の底体11aと前記シリンダ5及びヘツド6とに
より前記圧縮室3をもつ前記圧縮要素2を形成す
る。
前記底体11aの軸孔11bには、該底体11
aに連続して上方に延びる筒状の支持部11eを
一体に形成し、該支持部11eに軸受7を溶接に
より固定支持すると共に、この軸受7に前記クラ
ンク軸Kを回転自由に支持するのである。
更に、前記底体11aには前記圧縮室3を前記
ケーシング1内に開放する吐出口8を形成してお
り、更に、該吐出口8を開閉する吐出弁81及び
該弁81の弁押え82とを積層固定している。
また前記圧縮室3には、前記ローラ2を回転自
由に内装すると共に、このローラ2を前記クラン
ク軸Kの偏心軸部kに挿嵌させ、該クランク軸K
の駆動に伴う偏心軸部kの偏心回転により、前記
ローラ2を前記圧縮室3内で偏心回転させ、該ロ
ーラ2の偏心回転で前記圧縮室3内に吸入した冷
媒を圧縮して、前記吐出口8から前記ケーシング
1の胴体11内に吐出するごとくなすのである。
また前記底体11aに設ける油戻し孔11c
は、前記圧縮室3内で圧縮され、前記ケーシング
1の胴体11内に吐出される冷媒中に混入した潤
滑油を前記第2蓋体13の底部油溜Oに戻すため
に形成するのであるが、前記油戻し孔11Cは小
径孔とすることが望ましく、斯くするときには前
記シリンダ5に配備するベーン(図示せず)の半
径方向への移動により前記油溜中の潤滑油が撹拌
されて飛散されたとき、この潤滑油が前記底体1
1aに阻止されて、吐出管10を接続する前記胴
体11の内部側に侵入するのを防止することがで
きるのである。従つて、潤滑油の前記吐出管10
からの流出による油上りも抑制できるのである。
本考案の回転式圧縮機を組立てるにあたつて
は、先ず前記胴体11の底体11aに形成した支
持部11eに軸受7を溶接により固定し、次に前
記底体11aに第1フエイス面11dを形成した
後、前記底体11aの裏面に前記シリンダ5を対
接させると共に、該シリンダ5に前記ヘツド6を
対接させ、これらシリンダ5とヘツド6とを前記
底体11aに固定ボルトBで固定し、かつ前記シ
リンダ5内のローラ2に挿嵌する前記クランク軸
Kを前記軸受7に支持させ、このクランク軸Kの
上端部を前記モータMに結合し、その後、第2蓋
体13を前記圧縮要素4を覆う如くして、前記胴
体11の下方に嵌合し、該胴体11に密接すると
共に、前記吸入管9を前記第2蓋体13の外方か
ら内方に挿入し、この冷媒吸入管9を前記シリン
ダ5の吸入口に接続するのである。
尚、前記実施例においては、前記圧縮要素4を
前記胴体11aの裏面(下面)側に形成するよう
にしたが、前記シリンダ5、ヘツド6を前記底体
11aの上面側に積層固定して、前記圧縮要素4
を前記底体11aに対し、前記モータMと同一側
となるように形成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかる回転式圧縮
機では、ケーシングを形成する胴体の下部に、該
胴体と連続する底体を一体に形成して、該底体に
軸孔を形成して、軸受筒を固定する一方、前記底
体にシリンダとフロント又はリヤヘツドの一方を
構成するヘツドとを積層固定し、前記底体を、フ
ロント又はリヤヘツドの他方を構成して、前記底
体とシリンダとヘツドとにより前記圧縮室を形成
するごとくしたから、従来フロントヘツドとリヤ
ヘツドとシリンダから構成していた圧縮要素のフ
ロント又はリヤヘツドのどちらか一方の部品を省
くことができ、前記圧縮要素の構成部品点数を減
少することができるのである。しかも、前記底体
が前記胴体に一体に形成し、この胴体に一体に形
成した底体に前記シリンダとヘツドとを直接組付
けることにより、従来、フロントヘツドとリヤヘ
ツドとシリンダから成る圧縮要素を前記胴体に溶
接などにより固定していた組立工程を不要とする
ことができるので、製作工程数も減少することが
できるのである。従つて、本願考案によつて、製
作コストを低廉となし、安価な提供ができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる回転式圧縮機の縦断面
図、第2図は従来例を示す断面図である。 1……ケーシング、11……胴体、11a……
底体、11b……軸孔、12……第1蓋体、13
……第2蓋体、2……ローラ、3……圧縮室、4
……圧縮要素、5……シリンダ、6……ヘツド、
M……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴体11と、該胴体11の上下部に固定する第
    1及び第2蓋体12,13とから成るケーシング
    1内に、ローラ2を回転自由に内装する圧縮室3
    をもつ圧縮要素4と、該圧縮要素4を駆動するモ
    ータMとを配設する回転式圧縮機において、前記
    胴体11の下部に、該胴体11と連続する底体1
    1aを一体に形成して、該底体11aに軸孔11
    bを形成して、軸受筒7を固定する一方、前記底
    体11aにシリンダ5とフロント又はリヤヘツド
    の一方を構成するヘツド6とを積層固定し、前記
    底体11aを、フロント又はリヤヘツドの他方を
    構成して、前記底体11aとシリンダ5とヘツド
    6とにより前記圧縮室3を形成したことを特徴と
    する回転式圧縮機。
JP1984190220U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0217196Y2 (ja)

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JPS61103591U JPS61103591U (ja) 1986-07-01
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JP2596301Y2 (ja) * 1991-06-28 1999-06-14 サンデン株式会社 流体圧縮機

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JPS5222205B2 (ja) * 1972-08-16 1977-06-16
JPS6147496B2 (ja) * 1981-12-05 1986-10-20 Musashino Shoji Kk

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