JPH0217126A - エアゾール形式の抗カビ剤 - Google Patents

エアゾール形式の抗カビ剤

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JPH0217126A
JPH0217126A JP63166197A JP16619788A JPH0217126A JP H0217126 A JPH0217126 A JP H0217126A JP 63166197 A JP63166197 A JP 63166197A JP 16619788 A JP16619788 A JP 16619788A JP H0217126 A JPH0217126 A JP H0217126A
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JP
Japan
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aerosol
agent
extract
active component
mold
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Pending
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JP63166197A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Okubo
勉 大久保
Nobuyuki Hagiwara
萩原 宣行
Taketoshi Kin
武祚 金
Nagataka Yamazaki
山崎 長孝
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Taiyo Kagaku KK
Original Assignee
Taiyo Kagaku KK
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鳥類の卵の抽出物を有効成分とするエアゾール
形式の抗カビ剤に関する。
本発明の抗カビ剤は、各種カビ類に対して優れた抗カビ
作用を有しており、食品はもちろん浴室、冷蔵庫および
室内の壁部カビ汚染による品質劣化を防止するのに極め
て有用である。
〔従来の技術〕
周知の通り、我が国はカビの増殖に好適な高温多湿地域
であるためカビの発生は食品・飼料の腐敗・変敗をはじ
め、化粧品、繊維、革、電子機器等の製品に品質劣化を
引き起こしている。さらに浴室や冷蔵庫、室内の壁等に
も増殖し環境衛生上の大きな問題ともなっている。
従来、これらのカビによる被害を防止するためエアゾー
ル形式の殺菌剤、抗菌剤が市販されている。例えば有機
水銀剤、pcp、パラクロロメタキシレノール、メチル
ベンズイミダゾールカーバメート等の化学合成による殺
菌剤、抗菌剤と液化炭酸ガスあるいは不活性ガスとを混
入し、エアゾール容器に密入したもの、さらにカビに対
しては高濃度のエチルアルコールをエアゾール容器に密
入したもの等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらエアゾール形式の合成殺菌剤。
抗菌剤は、浴室や冷蔵庫、あるいは室内等へ噴霧の際、
人体への直接吸入や食品2食器等への付着による人体へ
の間接的取り込みを生じ易く、その毒性が問題視されて
いる。またアルコール類をイ1効成分とする抗菌剤等は
、その効果が一過性であることの他に食品にアルコール
臭が残るため食品の品質劣化を招く等の欠点がある。
本発明は上記の実状に鑑み、効果が強く安全性の極めて
高いエアゾール形式の抗カビ剤を提供ζることを目的と
する。
〔問題を解決するだめの手段〕
本発明者らは、微生物に対して強い抗菌作用を示し、か
つ安全性の極めて高い抗菌性物質を探すべく研究を重ね
た結果、我々が日常有用な動物性蛋白源として食してい
る鳥類の卵の抽出物が優れた抗カビ作用を有することを
見い出し、これを有効成分とする抗カビ性組成物に関す
る特許(特願昭62−306239)を出願した。さら
に本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、鳥類の卵の抽出
物を有効成分とするエアゾール形式の抗カビ剤が本発明
の目的を達成するものであるとの結論に到達した。
すなわち本発明は、優れた抗カビ効果を有する鳥類の卵
の抽出物を有効成分とし、この水溶液をエアゾール容器
に密入し、エアゾールの状態で噴霧することができる抗
カビ剤であって、人に何ら影習を与えることなく食品は
もちろん、浴室、冷蔵庫および室内の壁等でのカビの繁
殖を防止できる。
本発明における鳥類の卵とは、例えばニワトリ(Gal
lus  gallus  domesticus)、
ウズラ(Coturnix  cotunix)および
アヒル(Anas  platyrhgncha  v
、  domestica  LIN)等の卵を指し、
これらのいずれを用い工もよい、 また本発明における
卵の抽出物とは殻付き全卵からの水もしくはアルコール
もしくは、これらの混合溶媒による抽出物、卵白の水も
しくはアルコールもしくは、これらの混合溶媒による抽
出物および乾燥した卵白(卵白粉末等)の水もしくはア
ルコールもしくは、これらの混合溶媒による油田物を指
し、これらのいずれを用いてもよい。
またこの抽出物を限外r過等の操作により高純度に粘製
した抽出物を用いても構わない。
まず、殻付き全卵または卵白に適量の水もしくはアルコ
ールもしくはこれらの混合溶媒を加え抽出する。抽出後
、適宜不溶物を除き、得られた抽fU7夜から水もしく
はアルコールもしくはこれらの混合溶媒を留去し目的の
抽出物を得る。抽出時の温度1時間、溶媒量等は特に限
定するものではなく、それぞれの条件で最も効率の良い
条件を選べばよい。
本発明のエアゾール形式の抗カビ剤は、上記有効成分(
Oo5〜30%1重量/重量)を溶剤に溶解または乳化
または分散させた原液をエアゾール容器に入れ噴射剤を
添加することにより得られる。原液には必要に応じて他
の抗菌性物質、界面活性剤、香料等を添加することがで
きる。
本発明のエアゾール形式の抗カビ剤の有効成分の含量は
通常、約0.5%(重量/重量)以上であることが望ま
しい。
上記溶剤としては、通常水を使用できるが用途に応じて
エタノール、プロパツール、インプロパツール、ケロシ
ン、アセトン等およびこれらの混合物を使用できる。上
記噴射剤としては、液化炭酸ガス、フロン、窒素等を用
いることができる。
これらの噴射剤は該噴射剤の圧力が通常20°Cで1.
0〜7.4Kg/am”であり、好ましくは2 、 0
〜6 、 0 K g / c m ”とするに必要な
量で用いられる。また前記エアゾール容器は、公知のエ
アゾール容器の他に圧縮ガス容器等を用いることもでき
る。
本発明のエアゾール形式の抗カビ剤は、他の抗菌性物質
を有効成分として併用することができる。抗菌性物質と
しては、エチルアルコール等のアルコール類および動植
物由来の抗菌性物質等を挙げることができる。その場合
の添加量は、使用口的に応じ適宜に決定される0例えば
、エチルアルコールの場合、約10%(重量/重量)以
下であることが望ましい。
界面活性剤としては、各種石鹸類、高級アルコール硫酸
エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸エステ
ル停を挙げることができる。
本発明のエアゾール形式の抗カビ剤は、安全性が極めて
高く、各種の抗カビ用途に使用できる。
例えば、食品はもちろん、人が接触する可能性の高い浴
室、冷蔵庄内および室内の壁、カーペット、丑等に使用
してカビによる被害を防ぐことができる。
〔作用〕
次に本発明の実施例および試験例を示す。
実施例1゜ 新鮮なニワトリの殻付き全卵10Kgに水102を加え
、100℃で20分間抽出した。得られた抽出液をP紙
濾過により不溶物を除き、上澄液から減圧濃縮により水
を留去し目的の抽出物50gを得たにニワトリの殻付き
全卵の水抽出物)。
実施例2゜ 新鮮なニワトリの卵白10Kgに水10J2を加え、よ
く混合し、4℃で18時間抽出した。遠心分離により沈
殿部を除き、上澄液を限外濾過(分画分子量1万)する
ことにより不純物を除き、その透過液を濃縮、さらに凍
結乾燥して抽出物200gが得られたにニワトリの卵白
の水抽出物)。
実施例3゜ ニワトリの殻付き全卵の水抽出物10gを精製水90m
j2に溶解した。この溶液100mNと液化炭酸ガス1
00mj!とをエアゾール缶に密入し全量200mj2
とした。
実施例4゜ ニワトリの卵白の水油出物10gを精製水90mPに溶
解した。この溶液IQOmNと液化炭酸ガス100m1
とをエアゾール缶に密入し、全量2QOmNとした。
実施例5゜ ニワトリの卵白の水抽出物20gを精製水80m!に溶
解した。この溶液100mj!と液化炭酸ガス100r
rlとをエアゾール缶に密入し、全量200mj!とじ
た。
本発明のエアゾール形式による抗カビ剤は、抗菌試験に
おいて優れた効果を示した。以下にその試験例を挙げて
本発明の効果を詳細に説明する。
試験例1.実験室内での試験 実施例3および4で調製したエアゾール缶の抗カビ剤を
用いて抗菌試験を行った。
供試菌としては、食品付着菌として、また空中浮遊菌と
して多く検出されるペニシリウム・シトノヌム(青カビ
)ATCC9849,アスペルギルス・ニゲル(黒コウ
ジカビ)ATCC3275、リゾーブス・チネンシス(
クモノスカビ)IFO4745,およびクラドスポリウ
ム・ヘルバルムIFO4459の4種類のカビを用いた
供試菌を麦芽エキス液体培地を用い、25℃。
10日間培養後、その菌液を滅菌ガーゼを用いて濾過し
、菌糸体を除いたものを供試菌液とした。
供試菌液の砲子数が2X10”個/ m flとなるよ
うに調製した。
次に調製した供試菌液0.5mJ2をあらかじめ作製し
ておいたポテトデキストロース寒天培地上に滴下し、滅
菌ガラス棒にて寒天上に広げ、30°C1約1時間、寒
天表面を乾かした。
上記の方法で作製した植菌済寒天培地に50cmの距離
から2および4秒間、本発明のエアゾール缶の抗カビ剤
をスプレーする。スプレー後、寒天表面を上記と同様の
方法で乾かし、次に25℃でインキュベーションし経時
的にカビの生育を観察した。対照として精製水IQOm
j!を液化炭酸ガス100mff1をエアゾール缶に密
入して全量を200mj!とじたものを用いた。結果を
表1に示す。
に中の記号は、+、寒天培地上全面にカビの生育が認め
られる。
士、わずかにカビの生育が12められる。
−;カどの生育が認められない。
表1からも明らかなように、発明のエアゾール形式の抗
カビ剤は、食品表面や空中に多く見い出される代表的な
カビ類に対して優れた抗カビ作用を示した。
試験例2.現場試験 次に、実施例4および5で調製したエアゾール缶の抗カ
ビ剤を用いて冷蔵庫内で現場試験を行った。
試験方法は、家庭用冷蔵庫(有効容量08138m”、
2台)および業務用冷蔵庫(容量12m11機、30m
”、2機)の内壁に50cmの距離から2秒/m2、本
発明のエアゾール缶の抗カビ剤をスプレーし、スプレー
する前と後の内壁のカビ数を経時的に測定して行った。
測定に供したのは、真菌用「フードスタンプ」(日本製
薬(株)製)であり、組成は次の通りである。ブドウ糖
4%、ペプトン1%、寒天1.5%、I)H6,0゜ 採取位置は、各冷蔵庫内の内壁の3箇所から採取し一定
期間後、前回の採取位置と違う箇所から採取した。採取
菌の培養は、25°Cにて4日間行った後、フードスタ
ンプ(断面積10cm’)−ヒに形成されたコロニー数
を計り、3箇所の平均から内壁Locm”当りのカビ数
を測定した。また家庭用冷蔵庫では実施例4で調製した
エアゾール缶の抗カビ剤を用い、業務用冷蔵庫では実施
例4および実施例5で調製した抗カビ剤を用いた。対照
として精製水100mj2と液化次酸ガス100m1と
をエアゾール缶に密入して全量を200mPとしたもの
を用いた。結果を表2(家庭用冷蔵庫)と表3(業務用
冷蔵庫)に示す。
註28表中の数値は採取した3箇所の平均から内壁10
cm”当りのカビ数を示す。
表3゜ 註1.実施例4で調製したエアゾール缶の抗カビ剤を用
いた。
註10表中の数値は採取した3箇所の平均から内壁10
cm”当りのカビ数を示す。
試験例30食品での試験 実施例4で調製したエアゾール缶の抗カビ剤を用い、切
り餅に噴霧し保存試験を行った。原料の餅米から常法に
従い、切り餅を調製した。
すなわち餅米を水洗いし、水に一夜浸漬する。
浸漬後、餅米をザルにて水を切り、蒸し、熱いうちに混
捏する。混捏後、コーンスターチを取り粉として使用し
、圧延、冷却し、5X4cmの大きさに切り、切り餅と
した。得られた切り餅に50cmの距離から2秒間本発
明のエアゾール缶の抗カビ剤をスプレーする。
さらに、・切り餅の裏側や側面にも、くまなくスプレー
する。スプレー後切り餅を40℃で通気乾燥後、ポリエ
チレン袋に入れて密封し、25℃で保存試験を行った。
対照として精製水100mff1と液化炭酸ガス1oo
mj!とをエアゾール缶に密入して全量を200mj!
とじたものを用いた。保存試験の判定は、保存経過によ
る製品表面のカビ発生を肉眼的に観察することにより行
い、結果を表4に示した。
表4゜ 註11表中の記号は +:カどの発生が認められる。
土:カビの発生がわずかに認められる。
−二カどの発生が認められない。
表からも明らかなように、本発明のエアゾール形式によ
る抗カビ剤は、切り餅でのカビの発生を長期間抑えた。
また本発明の抗カビ剤噴霧による切り餅への着色2着臭
、さらに食味等への彫りは認められなかった。
〔発明の効果〕
以上、明らかなように本発明のエアゾール形式の抗カビ
剤は、各種のカビに対して優れた抗菌作用を示した。ま
た目的とする対象物に直接噴霧するだけで、食品はもち
ろん冷蔵庫内の壁などでのカビの繁殖を防止した。
すなわち本発明のエアゾール形式の抗カビ剤は、各種製
品の品質劣化の原因となるカビに対し、強い抗菌作用を
有し、またその原料に古来より動物性蛋白源として食さ
れており、安全性が極めて高く、かつ入手が容易で実用
上も適切な卵を使用すること、また本発明の抗カビ剤は
その使用方法がm単であることから、食品等の各種製品
の保存性向上に貢献することは勿論、住環境の衛生上極
めて有用であると考えられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鳥類の卵の抽出物を有効成分とするエアゾール形式の抗
    カビ剤
JP63166197A 1988-07-04 1988-07-04 エアゾール形式の抗カビ剤 Pending JPH0217126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63166197A JPH0217126A (ja) 1988-07-04 1988-07-04 エアゾール形式の抗カビ剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63166197A JPH0217126A (ja) 1988-07-04 1988-07-04 エアゾール形式の抗カビ剤

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JPH0217126A true JPH0217126A (ja) 1990-01-22

Family

ID=15826891

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63166197A Pending JPH0217126A (ja) 1988-07-04 1988-07-04 エアゾール形式の抗カビ剤

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JP (1) JPH0217126A (ja)

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