JPH0217091A - 空中飛行模擬体験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 遊園地用娯楽施設に適用される吊り下げ式の空中飛行模
擬体験装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の吊り下げ式の空中飛行模擬体験装置、例えば遊園
地用吊り下げ式飛行機は、吊り下げ用ローブと乗物とか
らなり、これを塔の上部より吊るし、円周方向に回転さ
せることＫより発生する遠心力と回転とで空中飛行実感
を楽しむ装置となっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来遊園地等にある空中飛行模擬体験装置は塔の上部よ
り吊り下けられた乗物が単に塔の回りを回転するだけの
ものであり、乗客は機械壕かせの遠心力と回転のみの作
用で飛行実感を味うだけで、自分から積極的に乗物を操
縦して実際に大空を飛んでいるような感覚を楽しむ機会
がなかった。

本発明は、風圧による浮上や、乗物の姿勢のコントロー
ルなども可能な、より実際に近い飛行感覚を乗客に与え
ることのできる空中飛行模擬体験装置を提供しようとす
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

吹き上けるファン、同風路内で風圧を受けて浮上しかつ
浮上姿勢をコントロールする翼を有する乗物、および同
乗物を吊り下げる吊り下げ装置を備えたことを特徴とす
る空中飛行模擬体験装置に関するものである。

〔作用〕

風路の下部からファンで吹き上げられている空気流の中
で、上部よりロープ等で吊り下げられている乗物の翼を
格納状態から広げることＫより乗物は浮上する。翼の広
がりを調整することＫより乗物は上下することができる
。ｔた、翼の角度を変えることにより吊り下げロープの
長さの範囲内で前後、左右に移動でき、かつ、傾斜をつ
けることもでき、また旋回することもできる。このよう
に自分から積極的に操縦に参加できるので、あたかも自
分で空中を飛行しているような感覚となり、より実際に
近い空中飛行の感じを体験することができる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例の斜視図である。

リング状に形成され次上下＠直方向く伸びる風路１の上
部にレール２が設けてあり、そのレール２に係合する滑
車、ロープ、コイルバネ、フック等からなる吊り下げ装
置ｉ’ｔ３によって空中飛行用乗物４を吊り下げている
。（乗物の詳細については第３．４１．６〜１７図にて
後述する）レール２に設けである駆動装置５によって、
吊り下げ装置３と共に乗物を風路１の中で円周方向に移
動させるよってしている。風路１の一部には乗降場６が
設けられている。風路１の下部には複数台のファン７が
設置してあり、下方の空気吸込口８から空気を吸込んで
、これを風路１内へ上方へ向けて吹き上げる。空気は風
路上部の出口に向って拡散角を持つ形状の放出ダクト１
′から外部へ排出するようになっている。乗降場６にて
乗物に乗った時は乗物のｘＦｉ格納状態にしておき、風
路１に出てから徐々に翼を広げていく。ある程度具を広
げた時点で乗物は浮上し、翼角をコントロールすること
Ｋより自由に姿勢を変えることができる。また、過大浮
上防止用に乗物の下部に安全ロープ３８を設けており、
その下端を安全網９に結合している。安全網９けレール
の上を駆動装置５’によって上部の吊り下げ装置３と同
じ速度で移動するようＫなっている。以上がこの実施例
の基本構成であるが、この実施例は、遊園地等における
使用を前提としているため、さらに次のような設備を備
えている。すなわち、安全性を一層高めるために風路の
中間部に安全網９を設け、誤って人や乗物が落下した場
合でも大事に至らないよう配慮している。また、ファン
７の騒音が人に不快感を与えないように内部に消音器１
０を設置したり、内壁面に吸音材１１を貼り付けるなど
の配慮を行っているｔ、また、搭乗者が実際に空中を飛
行した場合に、％撤するであろうような地上の風景をプ
ロジェクタからの映像１２として壁面に投影し７ている
。さらに風路側部に観覧用通路１３を設け、観覧窓１４
から風路内部の飛行状況を観覧しうるようにしている。

１＋、外部へのファン騒音の漏洩を防ぐために、空気吸
入口８にも消音器を取り付けている。

第２図は上記実施例の断面図であり、寸法及び風速等の
一例は次の通りである。（記号は第２図に示す。） Ｏ風路外径（Ｄ）：　　２８ｍ ｏｙＬ路内径（ｄ）：　　１６ｍ ０風　路　巾（３３）　　：　　６ｍ Ｏ風　　速（Ｖ）：　　３０ｍ／Ｓ Ｏファン台数　　　　＝　１５台 第３図に前記実施例に用いられる空中飛行用乗物の一例
を示す。図において２５は乗物本体である。この乗物本
体２５は、取付金物３９に一方が固定され、他方が複数
の滑車１５′を有するスイベルエ５とバランス用ロープ
１６を介して吊シ下げられ、更にスイベル１５は吊り下
げ用ローブ３を介してレール２に吊り下げられている。

バランス用ロープ１６には乗物本体２５の傾斜が一定以
上にならないようにストッパー１７が設けられている６
乗物本体２５の側方には複数の可動翼１９が取付けられ
ており、この可動翼１９を介して乗物本体２５Ｖｉ上昇
、下降、左右、前後移動及び旋回する。この可動翼１９
は乗降場では格納状態にされており、風路に出てから第
６図に示す足ペダル４０を押し込んで徐々に翼を広げて
いき、浮上に必要な風圧を受ける角度に広げ九時に乗物
本体２５は浮上する。

その後操縦ハンドル２１を操作して左右、前後移動及び
旋回をすることができる。１８はフード、２０は空気の
流線を示す。上記可動翼１９の操作系統については第６
〜８．１２〜１５図に示す。

第６図は乗物２５の中央断面を示す。Ａ部は翼１９が格
納されている時の断面図の一例である。４１はワイヤー
ロープ、４２は滑車、４３は翼旋回用取付台を示す。Ｂ
部は過大浮上防止装置の一例で第９〜１１図に詳細を示
す。

第７図は翼１９が開いた時の状態を示す。足ペダル４０
から足を引けばバネ４４にて翼１９は自動的に閉る。

第８図は第６図の翼断面をＡ方向に見た正面図で翼が開
いている図を破線にて示している。

操縦ハンドル２１．を右回転させればワイヤーロープ４
１が引張られ、翼旋回用取付台４３が右方向に回転し、
これＫつれて翼１９も一緒に腕上 回し、翼寺体に傾斜が付くので乗物全体が右方向に旋回
するととＫなる。反対に操縦ハンドル２１を左回転させ
ればワイヤーロープ４１′が引張られ翼は反対方向に傾
斜し、乗物は左旋回することになる。ハンドル２１を元
の位置に戻せばバネ４４により翼は自動的に水平状態に
戻る。

４５は翼が大きく過大傾斜しないためのストッパーであ
る。４２は滑車を示す。

第１２図は第６図のペダル４０の断面図を示す、ペダル
４０を足で踏み込めば、支点２３を中心にペダル全体が
旋回し、歯車４８にてドラム４６に運動が伝えられ、ド
ラム４６Ｆｉ回転する。これに第６図に示すワイヤー４
１を連結して翼の開閉に用いる。４４けバネを示す。

第１３図は第６図に示すハンドル２１の断面図を示す。

・・ンドル２１を上下、左右させることＫよりハンドル
２１の上部に取付けられているリング４９を介してワイ
ヤーロープ４１が引張られたりゆるんだりする。これを
第１４図に示す滑車５０に連結して、翼の微量開閉〈用
いる。一方ハンドル２１を回転させることにより歯車４
８を介してドラム４Ｇが回転する。このドラム４６に第
８図に示すワイヤーロープ４１及び４１′を連結して翼
を旋回させるのに用いる。

４７は自由継手、４２は滑車を示す。

以上がある１個の翼における操作装置とその作動の説明
であるが、４翼全体のコントロールに関しては、第１４
〜１５図に系統図を示す。

第１４図は第１３図に示すリング４９による翼の微量開
閉系統図を示す。ペダル４０を踏み込むことにより、ド
ラム４６が回転しワイヤーロープ４１を引張り、翼１９
が開く。この時ワイヤーロープ４１を滑車５０を介して
凸形にしているのでハンドル２１を上方向に押すとリン
グ４９を介してワイヤーロープ５１がゆるみ、滑車５０
を介して６景が少なくなり、そのゆるみがワイヤーロー
プ４１を介して翼１９に伝り結果として翼は少し閉じる
。反対に後方の翼工９はさらに開く。左右の翼１９は動
かない。

この作用により乗物全体は前傾斜し、前方へ進む。反対
にハンドル２１を下方に引くと前記と同じ原理により後
方の翼１９は少し閉じ、前方の翼１９は少し開く。この
作用により乗物全体は後傾斜し、後方へ進む。一方ハン
ドル２１を右に倒せば同原理で右の翼１９が少し閉り、
左の翼１９は少し開く。この作用により乗物全体は右に
傾斜し、右方向に進む。反対にハンドル２１を左に倒せ
ば同原理で乗物は左に傾斜し、左方向く進む。

第１５図は第１３図に示す歯車４８による翼の旋回系統
図を示す。翼１９が開かれた状態で、ハンドル２１を右
回転させると歯車４８によりドラム４６が回転し、ワイ
ヤーローブの太線系統５２が引張られ、翼１９は４枚共
右方向に旋回し１乗物全体は右旋回をする。ハンドル２
１を左回転させるとワイヤーロープの細線系統５３が引
張られ、翼１９は４枚共左に旋回し、乗物全体は左旋回
をする。

第９図は第６図におけるＢ部の詳細図で１乗物の過大浮
上防止装置の構造図を示す。乗物の下ＭＫスプリングバ
ランサー５４を取付けその他端を安全ロープ３８を介し
て安全網９に固着している。乗物に人が乗り座席に座る
と、その荷重で荷重受器５７が下りテコ５６を下方に作
動させ、ワイヤーローブ４１、滑車４２を介してストッ
パー５５を上方に引張り上げることＫなる。ストッパー
５５は上に引張られるとストッパ・−の役目が解除され
、乗物はスプリングバランサーの長さの範囲内で自由に
運動出来る。

反対に人が降りるとストッパー５５はバネ４４により下
方に引１にストッパとして作動する。

この作用によ抄搭乗者が降りた後の乗物は吊り下げ装ｆ
３１ｃより吊られ念状態で固定され、下方から風を受け
てもストッパー５５が効いているので浮上しない。この
作用により無人の乗物が浮上してフワフワすることを防
止できる。

４４はバネを示す。第１０図はストッパー５５の平面図
を示す。第１１図はストッパー５５の側面図を示す。

以上が第３図に示す乗物の構造とその作動の説明である
。搭乗者は乗物本体２５に乗ると先ず座席に座る。この
ととくよシ過太浮上防止用安全ロープ３８のストッパー
５５が外れる。次に足ペダル４０を踏込むととくより翼
を広げ、ハンドル２１を操作することにより乗物の姿勢
をコントロールすることができる。

第４図は上記実施例に使用される乗物の第２の例である
０本例は７−ド１８が無いのを特徴としているｅ、第３
＠の例と同一機能の部分には同一番号を付（〜であるの
で、その説明は省略する。また、翼１９のコントロール
系統及び過大浮上防止装置は第３図の例と同じなので説
明は省略する。２２及び２４は支持棒、２３ｔｉ、回転
角を制限するストッパー（第１６〜１９図参照）を内蔵
した支点、２６はスイベル、２７ｉｊヘルメツト、２８
はゴーグル、２９は人体落下防止用支持器を示す。本例
の特徴は、吊りロープの代りにリング状の支持棒を用い
たのと、フードかないため風が直接人体に当り、スリル
が増すところにある。

第１６図は第４図のストッパー内蔵型支寺２３の断面図
を示す。第１７図は第１６図の平面図を示す、第１８．
１９図は第１６図におけるＣ、Ｄ方向から見た断面図を
示す。１つの円板には凹みがあり、他方の円板には突起
物かあり、それらを組合せることＫより互の円板の回転
が制限を受け、ストッパーの役目をする。

上記実施例の装置によって、乗物の中の搭乗者は側壁に
投影されｆｃＫ景を楽しみながら自分で乗物を操縦して
空中を移動するので、あたか屯自分が飛行物体を操縦し
て空中を飛んでいるような気分になる。このようＫして
本実施例の装置は多くの人々に安全な空中飛行の模擬体
験の機会を与えることができる。

第５図は本発明の第２の実施例の斜視図である。本実施
例の目的および主要部の構造Ｆｉ第１の実施例と同じで
あるが相異点は、本実施例が空気循環用風路３０及び空
気流の流れの方向をスムースに変えるための案内羽根３
１を有することと、風路内の空気を新鮮な空気と徐々に
変換してゆくための空気排出口３２および空気取入口３
３を有していることである。空気循環用風路３０によっ
て空気を白矢印３４に沿って循環させることＫよって送
風エネルギーの大巾な低減をはかることができるので、
ファン駆動用電力の節約あるいはファンの小型化を図る
ことができる。このように空気を循環させた場合には、
風路内の空気が人間の呼吸によって汚染されたり、ファ
ン駆動モーターの発熱によって温度が上昇してくるので
、新鮮な空気と逐次交換してゆくことが必要である。こ
のため風路内に空気排出口３２が設けてあり、吹き上げ
られた空気の一部が、そこから自然に黒矢印３５に沿っ
て中央空洞部３６を経て大気中へ排声される。

また一方減少した空気を補充するために、空気取入口３
３を経て、黒矢印３７に沿って新鮮な空気が取り入れら
れる。なお本実施例に用いられる飛行用乗物は、第１の
実施例の場合と同じく、第３図または第４図に示したも
のが用いられる。

本実施例によって、送風エネルギーの低減を図ることが
できるので、第１の実施例と同様の作用ならびに効果を
達成することができると共に、装置の運転費用及び建設
費用を節約することができる。

〔発明の効果〕

本発明の空中飛行模擬体験装置においては、垂喧 直線風路内に風を吹き上げ、その風圧で乗物を浮上する
ようＫし、かつ翼によって浮上姿勢をコントロールする
ようＫし、さらに安全のために乗物を上部から吊り下げ
たことくよって１乗客Ｋ、あたかも自分で空中を飛行し
ているような感覚を与え、従来の装置に比して、より実
際に近い空中飛行の感じを体験させることができる。

【図面の簡単な説明】

ｔａ１図は本発明の一実施例の斜視図、ｔｇｚ図は上記
実施例の断面図、第３図は上記実施例に用いられる飛行
用乗物の一例の斜視図、第４図は上記実施例に用いられ
る飛行用乗物の第２の例の斜視図、第５図は本発明の第
２の実施例の斜視図、第６図は第３図の断面図、第７図
は第６図Ａ部の翼が開いた状態を示す断面図、第８図は
第６図Ａ部の正面図、第９図は第６図Ｂ部の詳細図で過
大浮上防止装置のストツノ（−の構造を示す断面図、第
１０図は第９図に示すストッパーの平面図、第１１図は
同上ストツノく−の側面図、第１２図は前記飛行用乗物
の足ペダルの断面図、第１３図は前記飛行用乗物の）・
ンドルの断面図、第１４図は前記飛行用乗物の翼の開閉
機構に関する系統図、第１５図は前記飛行用乗物の翼の
旋回機構に関する系統図、第１６図Ｆｉ第４図に示す飛
行用乗物のストッパー内蔵、奴、 型支点の断面図、第１７図は同上文字の平面図、第１８
図は第１６図のＣ方向より見た断面図、第１９図は第１
６図のＤ方向より見た断面図を示す。 １・・・風路、　　２・・・レール、　３・・・吊り下
げ装置、　４・・・飛行用乗物、 ５及び５′・−・駆動装置、　６・・・乗降場、７・・
・ファン、　　８・・・空気吸込口、９・・−安全網、
　　１０・・・消音器、１１・・・吸音材、　１２・・
・映倫、３・・・観覧用通路、　１４・・・観覧窓、５
・・・滑車及びスイベル、　　１５′・・・滑車、６・
−・バランス用ロープ、 ７・・・ストッパー　　１８・・・フード、９・・・可
動翼、　２０・・・空気の流線、１・・・操縦レバー、
　　２２・−・支持棒１、較 ３・・・ストッパー内蔵型支吏、 ４・・・支持棒、　２５・・・乗物本体、６・・・スイ
ベル、　　２７・・・ヘルメット、８・・・ゴーグル、
　２９・・・落下防止用支持器、０・・・風路、　３１
・・・案内羽根、２・・・空気排出口、　　３３・・・
空気取入口、４・・・白矢印（循環空気の流れ方向）、
５・・・黒矢印（排気方向）、 ６・・・中央空洞部、 ７・−黒矢印（新鮮空気流入方向）、 ８・−・過大浮上防止用安全ロープ、 ９−・吊索取付用金物、　４０・・・ペダル、１．４１
′・−ワイヤーロープ、　　４２・・・滑車、４３・・
・翼旋回用取付台、　４４・・・バネ、４５・・・スト
ッパー　　４６−・ドラム、４７・・・自由継手、　　
４８・・・歯車、４９・・・リング、　　５０・・・滑
車、５１・・・ワイヤーロープ、 ５２・・・ワイヤーロープ、 ５３・・・ワイヤーロープ、 ５４・・・スフリンクバランサー ５５・・・ストッパー 代理人　弁理士　　坂　間　　　焼 鋼３図 外２名 ８２国 蔀６図 躬Ｉ６呂 党ｔ”を図 晃１０図 ８Ｉ３囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直の風路、同風路の下部から同風路内へ風を吹き上げ
   るファン、同風路内で風圧を受けて浮上しかつ浮上姿勢
   をコントロールする翼を有する乗物、および同乗物を吊
   り下げる吊り下げ装置を備えたことを特徴とする空中飛
   行模擬体験装置。