JPH02170770A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH02170770A
JPH02170770A JP63326516A JP32651688A JPH02170770A JP H02170770 A JPH02170770 A JP H02170770A JP 63326516 A JP63326516 A JP 63326516A JP 32651688 A JP32651688 A JP 32651688A JP H02170770 A JPH02170770 A JP H02170770A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、入力画像データから、デジタル画像処理技術
を利用して、2値化画像を作成する画像処理装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、濃淡画像の階調表現の2値化の手法として、濃度
パターン法、デイザ法等の方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記2値化の手法は画像中の各画素単位
で作用させるため、線画を表現するのには不向きである
また、線画を表現するために線情報の抽出手段としてエ
ツジ抽出の手法があるが、版画に代表されるような線画
を考えるとき、例えば人の顔のように濃淡の変化の少な
い画像に対しては効果がない。
さらに、立体物を線画で表現する場合に、その物体の立
体感を表現するのが困難であった。
そこで、本発明は入力画像データから線画像を形成し、
立体感を良好に表現できる画像処理装置を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、所
定の階調の画像データを入力する入力手段と、前記階調
のそれぞれに対応する複数の濃度パターンを発生する手
段と、前記濃度パターンを画像の高さに応じて変形し1
、入力画像のうち対応する階調部分に割り当てる手段を
有することを特徴とする。
〔作 用〕
上記構成において、前記割り当てる手段は、前記濃度パ
ターン発生手段により発生した濃度パターンを画像の高
さに応じて変形し、前記入力手段により入力した画像の
うち対応する階調部分に割り当てる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の画像処理装置の実施
例を詳細に説明する。
火蓋1」 第1図に本発明の第1の実施例の概念を示すブロック図
、第2図に本実施例に用いた装置のブロック図を示す。
第1図と第2図をあわせて、各構成要素を説明する。
1は画像入力部であり、第2図のTV左カメラ1及びス
キャナ12に相当する。TV左カメラ1.スキャナ12
は、写真のプリント、フィルム等の反射原稿。
透過原稿及び本・雑誌等の厚手の反射原稿を読み取るこ
とができる装置である。2は画像入力部lで入力された
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部で
、第2図のA/D変換器13に相当する。3は制御演算
部で、第2図のシステムではCPU14.ROM18.
RAM19. イメージメモリ部20.ハードディスク
21に相当し、各種制御演算記憶を行う部分である。4
は階調変換部で入力されたデジタル画像の階調を所定の
階調数に変換する部分で、第2図のシステムではROM
18の中にプログラムとして組み込まれている。5は線
パターン発生部で、階調変換部4で設定された階調数に
従って線パターン画像を作成する部分で、第2図のシス
テムではROM18の中にプログラムとして組み込まれ
ている。10は領域指定部で、入力した画像データの任
意の位置及び領域を指定し、被写体を3次元の物体と想
定したときの高さを指定する部分で、第2図のシステム
ではデジタイザ16及びキーボード15に相当する。2
5はデータ補間部で領域指定部で指定した各領域間の各
画素に各領域に与えられた高さのデータをなめらかに変
化するように補間して、その高さのデータを割り付ける
部分で、第2図のシステムではROM18の中にプログ
ラムとして組み込まれている。26は座標変換部で、高
さのデータを与えられた画像を回転座標変換を行う部分
で、第2図のシステムではROM18の中にプログラム
として組み込まれている。6は線画生成部で、線パター
ン発生部5で発生した各線パターン画像とデータ補間部
25で作られた高さデータを与えられた画像との論理積
をとり、この画像を座標変換部26にて回転座標変換し
た各画像を2値化した線パターン画像を階調変換部4で
設定された各階調の画像位置に割当てて、線画像を生成
する。この線画生成部6は、第2図のシステムではRO
M18の中にプログラムとして組み込まれている。7は
ラスターベクター変換部で線画生成部6で作られたラス
ターデータの線画像をベクトルデータに書き替える部分
であり、第2図のシステムではROM18の中にプログ
ラムとして組み込まれている。8は画像出力部で、第2
図のシステムでは画像モニタ22及びNC切削機に相当
する。ここでは入力されデジタル変換された画像や線パ
ターン画像、及び線画生成部6にて作成された画像を画
像モニタ22に表示したり、ラスターベクター変換部7
で作成された画像ベクトルデータをNC切削機に渡して
版、レリーフ等を作成する部分である。9はキー人力部
で、第2図のキーボード15.デジタイザ16に相当し
、このシステムの使用者が操作の指示等を入力する部分
である。第2図の17はCRTで階調変換等のデイスプ
レィとして用いられる。
次に本実施例の画像が出力されるまでの一連の過程を第
3図のフローチャートに従って説明する。
TV左カメラ1あるいはスキャナ12から入力された画
像信号は(St)、A/D変換器を通って画素数512
X480、輝度値で8bit (0〜255)のデジタ
ルデータに変換され(S2)、CPU14を介して、イ
メージメモリ部20に格納され、また同時に画像モニタ
22に表示される(S3)。
ここで、イメージメモリ部20について説明する。
第4図はイメージメモリ部20及びその周辺部の構成の
概略を表わしたブロック図である。
第4図においてコントロールプロセッサー30はイメー
ジメモリ部20の全体を制御しており、プロセッサーメ
モリ31によりイメージメモリ部20の全体を制御する
。これはCPU14によりプロセッサーメモリ31に制
御のためのデータを格納してお(ことで実現する。パラ
メータコントローラー32は演算器33、パラメータメ
モリ34、パラメータ設定用11035をコントロール
し、イメージ処理に必要なパラメータの初期化、設定、
比較等を行う。イメージプロセッサー37とコントロー
ルプロセッサー30との間は、イメージコントローラー
36によって接続されており、コントロールプロセッサ
ー30の指令によってイメージプロセッサー37は動作
する。イメージプロセッサー37はイメージメモリ部2
0の中核となる部分であり、コントロールプロセッサー
30の命令に従い、イメージコントローラー36により
セレクトされた任意のイメージメモリ40〜47や画像
データ用l1056の中から画像データを受は取り、演
算された結果をセレクトされた任意のイメージメモリ4
0〜47や画像データ用11056へと送る。また演算
により必要なアドレスにキャリーをたてるために、キャ
リー専用メモリであるフラグマツプメモリ38にも出力
可能である。イメージメモリ40〜47は、コントロー
ルプロセッサーBUS、ビデオBUSのいずれにも接続
されているので、コントロールプロセッサー30から任
意のイメージメモリ40〜47に読み書きすることも、
任意のメモリ間でリアルタイム演算することも可能であ
る。イメージメモリ40〜47の出口にルックアップテ
ーブル(LUT)48〜55という高速のRAMが接続
されている。このRAMは256 X 8bitの構造
をもち、RAMのアドレスライン8本(0〜255番地
を指定できる=θ〜255階調を指定できる)は各イメ
ージメモリ40〜47の出力に直結され、データライン
8本はビデオBUSに接続されている。またLUT4B
〜55の内容はコントロールプロセッサー30より自由
に読み書きできる。カウンタ39はフラグマツプメモリ
38のキャリーがたっているビット(オン=1になって
いるビット)の個数をリアルタイムでカウントする。画
像データ用l1056は画像入出力インターフェイスで
あり、画像入力装置(TV左カメラ1.スキャナ12)
からA/D変換器13により、デジタル化された画像デ
ータを入力し、画像モニタ22へと画像データ出力を行
う。またイメージメモリ40〜47は各々512X48
0X8bitの構造をもっている。
本実施例では、A/D変換されたデジタル画像データは
原則的にはイメージメモリMA40に格納する。
再び第3図に戻ってフローの続きを説明する。
S3の次に、CPU14はプロセッサーメモリ31にイ
メージメモリMA40の内容からヒストグラムを作成し
、イメージメモリMH47にそのヒストグラムを描画し
、画像モニタ22に表示するための命令群を書き込む。
そして、コントロールプロセッサー30がこの命令を実
行する(S4)。使用者は、画像モニタに表示されたヒ
ストグラムを参照して、原縞画像の階調(入力階調)に
対する出力階調を対話形式でデジタイザ16から入力し
、階調変換を行う(S5)。例えば、通常、入力階調に
対する出力階調は第5図(A)のグラフに示すように(
入力階調)=(出力階調)である。これを8階調で表現
する場合を考える。第5図(B)のグラフのように入力
階調数を均一に分割すると、入力画像によっては出力階
調数が希望の出力階調数より減少することがある。例え
ば全体的に明るい入力画像であって、第2図(B)のa
−b間の輝度値をもつ画素が存在しなかった場合、出力
階調は7階調になってしまう。
そこで、本実施例に於いては、ヒストグラムをとり、そ
のグラフを参考にして使用者が適切な階調変換を指定で
きるようにした。第5図(C)に示すように頻度の高い
部分を細かく、頻度の低い部分を大きく分割するとバラ
ンスの良い出力画像が得られる。本実施例では入力にデ
ジタイザ16を用いて画像モニタ22上に表示されたヒ
ストグラムの横軸上を指定することにより、LUT48
の内容を書き替えられ、さらに階調変換後の画像を逐時
見ることができるので、繰り返し指定変更が可能となっ
ている。適切な出力画像が得られたら、CPU14はL
UT47の内容でイメージメモリMA40の画像データ
を書き替えるようにコントロールプロセッサー30に指
令する。このようにして対話形式で階調変換を行う。
本実施例では以下に記述する線パターンの数を4種類用
意し、6階調に変換を行った場合に関して説明する。
まず、CPU14はステップS 1−33で入力した画
像(イメージメモリMA40のデータ)を表示し、高さ
の入力と該当する領域の入力を求める(S6)。
使用者は画像モニタ22に表示されている入力画像の被
写体を見て大まかな高さを考える。
第6図は画像モニタの画面の概略を示す図である。
本実施例では被写体が人の顔の正面画の場合を例にとっ
て説明する。最も高い部分を鼻の頂点と考え、まずメニ
ュー領域70より頂点という項目62を選択する。選択
にはデジタイザ16を使用し、デジタイザ16上でタッ
チを移動することによって、表示されている十字のグラ
フィックカーソル61が画像表示領域60及びメニュー
領域上をタッチの移動距離に比例して移動するので、頂
点の項62ヘゲラフイックカーソル61を移動させてデ
ジタイザ16のボタンを押すことで選択できる。
次に画像表示領域60上の被写体の鼻の頂点の部へグラ
フィックカーソル61を移動してデジタイザ16のボタ
ンを押すとグラフィックカーソル61はそのままで高さ
データの入力モードになり、高さ表示バー67中に高さ
レベルパー68が表示される。
この高さレベルパー68もデジタイザ16上でのタッチ
の移動量に比例して上下する。希望の高さ(ここでは一
番上)のところへ移動してデジタイザ16のボタンを押
す。そしてコントロールプロセッサー30はイメージメ
モリMB41中の同位置に指定された値を書き込む。ま
た領域指定の項63を選択した場合は画像表示領域60
上で任意の連続した自由曲線が描け、同様に高さを指定
できる。また、同じ高さの閉領域が必要な場合は領域指
定63により2つの境界線を描き、領域充填66を選択
し、2つの境界線内のどれか1点を指定することにより
、2つの境界線内の値は同じ値にセットされ、イメージ
メモリMB41に輝度データとして書き込まれる。
また領域消去64.頂点消去65を利用して編集が可能
である。本実施例では鼻の頂点を高さ255(高さの表
現はメモリの深さが8bitのため、値0〜255で表
わす)、鼻のふもとの周囲とおでこ、目尻、あごの周囲
との間を180、背景を0(背景との境界は20)、耳
及び首の部分を10とした。このときのイメージメモリ
MB41の内容を画像で表わしたものを第7図に示す。
第3図に戻り、次にステップS7で高さデータの生成を
行う。これは第7図中のA及びB領域の部分、つまりな
めらかに高さデータを変化させたい部分を補間する。本
実施例の場合は、境界の各点から鼻の頂点への線分を考
え、その線分上の各画素当りの増減分を計算して補間す
る。さらに高さデータの設定もれがないように、画面を
サーチして設定もれのあった画素に関しては周囲の画素
から補間する。この高さのデータはイメージメモリMB
41に格納される。またこの画像の水平方向の画素位置
をa1垂直方向の画素位置をb1輝度値をCとすれば、
この画像データは(a、 b、 C’)で表現できる3
次元データと見なすことができる。
本実施例では線パターン画像として、第8図(A)。
(B)、(C)、(D)に示す4種類をあらかじめ作成
し、ハードディスク21に格納している。この線パター
ン画像は線部分が値0、他は値255の画像である。第
8図で(A)は点線、(B)は破線、(C)は実線、(
D)はクロスの実線であり、(C)の実線を規準にして
(A)、(B)、(D)は線間隔及び線の太さを等しく
している。なお、この線パターン画像は高さデータを用
いた回転変換後、入力画像に階調変換を施したものの各
階調部分にあてはめて行くため、同一の方向性を持ち、
一連の線パターン画像中の線の部分の占める割合が変化
すればよい。従って、線パターンの太さ、傾きは自由に
することができる。実際に入力画像によっては、第8図
(A)〜(D)の線パターン画像を用いるよりも線の傾
きを入力画像に合わせて変えた方が効果的な画像となる
場合がある。以上のように、本実施例では4種の線パタ
ーンを用意したため、表現できる階調数は真白及び真黒
を含めて6階調となる。
以下、ステップS8からステップSlOまでの手順は、
上述の4種の線パターンに対して順番に行う。
まずCPUは最初の線パターン画像をハードディスク2
1より読み出し、イメージメモリMC42に格納する(
S8)。
次にイメージメモリMD43に、真白な画像(全画素と
も値255)を用意する。
そして、イメージメモリMC42をサーチし、線パター
ンの存在する位置を見つける。この位置を(X+、Y+
)としたとき、ステップS7でイメージメモリMB41
に格納した高さデータ中の(Xl。
y+)の位置の高さデータ2.を求める。このデータ(
xII  Yll Zl)を以下の式(1)を用いて回
転座標変換し、(X21  Y2,22)を求める。
そして、イメージメモリMD43中の(x21Y2)の
位置へ、回転座標変換された線パターンの値としてOを
格納する。以下同様にして線パターンの存在するすべて
の点に関して回転座標変換を行う。
このようにして、イメージメモリMD43には立体感を
だした2値の線パターン画像が作成される。
次に、ステップSIOでCPU14はイメージメモリM
D43の画像データをハードディスク21に一時退避の
意味で格納する。
以上のステップS8からステップSlOを4種の線パタ
ーンについて実行する(Sll)。
なお、本実施例では水平方向の線パターンを用意してお
いたことから、線画に立体感を出すためにX軸方向(水
平方向)を軸として、かつ鼻の頂点が示すx、  y座
標位置で高さが0の点を中心とじて回転座標変換を行う
が、回転軸、中心点9回転方向1回転角は別途入力が可
能となっている。
ステップS12ではステップ88〜SIOで作成された
回転座標変換後の各線パターン画像を用いて原稿画像の
輝度に合わせて割り付けを行い、2値の線画像を作り表
示する。まず、イメージメモリMB41に真白な画像(
全画素値255)を格納し、以下イメージメモリMC4
2からイメージメモリMF45にステップSIOで一時
退避しておいた回転座標変換後の各線パターン画像をハ
ードディスク21より読み出し格納する。さらにイメー
ジメモリMG46を0クリアする。
次にCPU14はコントロールプロセッサー30に階調
変換後の画像に線パターン画像を割り当てて、2値線画
像を生成させる一連の指令を送る。まずコントロールプ
ロセッサー30はイメージプロセッサー37を使い、イ
メージメモリMH47に格納されている階調変換後の画
像中で輝度の最も高い値をもつ画素、例えば各階調ごと
の輝度値が0.51.102゜153、204.255
とすれば輝度値255の画素を検索し、フラグマツプメ
モリ38の同位置にフラグ(ビット)をたてる。次にイ
メージプロセッサー37は同階調に対応する線パターン
画像の格納されているイメージメモリ(この場合はイメ
ージメモリMB41)とフラグマツプメモリ38を比較
し、フラグマツプメモリ38のフラグ(ビット)がたっ
ている画素位置と同位置の線パターン画像の輝度値をイ
メージメモリMG46の同位置に書き込む。同様にして
階調変換後の画像の各階調を対応する各線パターン画像
で置き替える。このようにして線パターンによる2値画
像(値は0と255)がイメージメモリMG46に生成
され、画像データ用I10を介して画像モニタ22に表
示される。
以上説明したステップS8からステップ312までを第
14図を用いて概念的に説明する。第14図(A)はス
テップS7で作成した高さのデータを説明の都合上、等
高線表示した画像である。また第14図(B)の4つの
画像は、あらかじめ用意されている線パターン画像を白
黒反転したものであり、線パターン部分の値が255、
他の部分が値Oである。高さデータ画像第14図(A)
と、反転した線パターン画像の各々とのAND (論理
積)をとると線パターンの存在する部分にだけ高さデー
タが存在する画像(第14図(C))が作成できる。こ
れらの各画像を前述の回転座標変換式を用いて変換し、
白黒反転すると第14図D1〜4のような画像が作成で
きる。例えば入力画像に階調変換を施した画像を第14
図(E)とすると(図中の各位は輝度値を示す)、輝度
値255の部分は真白(値255)で、輝度値0の部分
は真黒(値O)で、輝度値204〜51の各部分は第1
4図El〜第14図E4の画像を第14図Aの高さを与
えた部分に対してあてはめる。第14図(F)はこれに
よって作成された画像である。
なお本実施例においては、全ての線パターンについて、
回転座標変換を行い4枚分のパターンを作成し、これに
真白、真黒を含めた6種類のパターンを入力画像の位置
(x、  y)における輝度にあてはめるという方法を
とったが、このような方法に限らず、例えば、まず入力
画像の位置(x、 y)における輝度にもとの線パター
ンをあてはめ、その後に高さデータに応じた回転座標変
換を行うといった方法も考えられる。
次にCPU14はステップS12で生成された画像デー
タ(ラスターデータ)を数値制御による切削装置を駆動
するためのデータ(ベクトルデータ)に変換する(S1
3)。このラスターベクター変換については公知の技術
であるので、ここでは詳述しない。
モしてCPU14はベクターデータをNC切削機へ転送
しく514)、NC切削機はそのデータに基づいて材料
を切削する(S15)。
以上説明したように、原稿画像(カラーであってもよい
)から線画像を作成し、NC切削機による作品製作が行
われる。
尚、デジタルデータの画素サイズ、入力階調、イメージ
メモリ部の構成及び要素については本実施例に用いたち
の以外でもさしつかえな(、また出力階調数についても
本実施例では6階調出力であったが他の値でもよく、そ
の階調分の線パターンが用意されていればよい。また、
線パターンに関して、第8図(A)〜(D)に示したも
のに限るものではなく、線パターンであれば線の太さを
変えても、形状を変更してもさしつかえない。さらに、
画像入出力の装置、メモリ、ハードディスク等の記憶媒
体等はTV左カメラスキャナ、キーボード、デジタイザ
等に限るものではなく、同様の機能を有する他の装置を
用いることもできる。
また、回転座標変換時に於いて、−船釣に直線を回転座
標変換すると連続する点列にならないことがあるが、本
実施例では連続した点列になるように直線的に補間を行
った。
また高さデータの入力時に於いて頂点の指定は本実施例
では1ケ所であったが、複数指定可能であり、(ぼんだ
部分の頂点としての指定も可能である。
なお、本実施例において、線パターンの変形に回転座標
変換を用いたが、必ずしもこれに限らず、例えば高さの
変化の著しい部分の線密度を大きくし高さの変化の少な
い部分を線密度を小さくするような変形とすることも可
能である。
また、回転座標変換する場合に、本実施例では回転角θ
を一定としたが、画像の高さデータに応じて回転角θを
変化させることもできる。
以上説明したように入力した画像をデジタルデータに変
換し、階調変換後の画像を見ながら対話形式で出力階調
と決められるので、入力画像に対して最適の出力階調変
換が行える。
また、線パターン及び出力階調数は前もって準備してお
くため、画像を入力するときの原稿のセット、システム
のスタート、階調変換の指定、高さの指定以外は全て自
動的に行われる。
さらに、線パターンに高さのデータを加え、回転座標変
換した線パターン画像を使用することによって立体感が
表現できるようになった。
支上泗」 以下本発明の第2の実施例について説明する。
本実施例の概念及び装置に関しては第1の実施例に同じ
であるので省略する。本実施例の画像が出力されるまで
の一連の過程を第7図のフローチャートに従って説明す
る。ステップS1からステップS3までは第1の実施例
と同様なので省略する。
〈ステップ512) CPU14はプロセッサーメモリ31にイメージメモリ
MA40 (原稿画像が格納されている)の内容から累
積ヒストグラムを作成し、総画素数(本実施例の場合5
12X480)を表現すべき階調数(第1の実施例と同
じく線パターンを4種用意したので階調数は6)で除し
た値(dとする)ごとの輝度値alを累積ヒストグラム
から求める。第10図は累積ヒストグラムの一例を示し
ており、al〜a、が上述の輝度値である。第8図おい
て、累積頻度dに対応するのが輝度a、であり、以下d
X2.dX3・・・dX5に対してa2+ al・・・
a6を対応させる。また、第8図において、入力画像の
輝度値0−al。
a H+I Na 2. a 2 +1〜a 3・・・
、 a 5 +1〜255の値を持つ画素の輝度値を各
々、aI+ a2+  al・・・、255として書き
替え、イメージメモリMA40に格納する(自動階調変
換)。
次にステップ$6に移行する。ステップS6以後は第1
の実施例と同じなので省略する。本実施例の制限に関し
ても同じため省略する。
本実施例によれば、入力する原稿画像を装置にセットし
、システムのスタートキーを押下し、高さデータを与え
るだけで、その後の動作は全て自動的に行われる。
支上朋」 以下に本発明の第3の実施例について説明する。
本実施例の概念及び装置に関しては第1及び第2の実施
例と同じであるので省略する。本実施例の画像が出力さ
れるまでの一連の過程を第11図のフローチャートに従
い説明する。ステップSlからステップS3までは第1
及び第2の実施例と同じなので省略する。
〈ステップ517) CPU14は出力する画像の階調数をい(つにするか問
うメツセージをCRT17に表示し入力を求める。使用
者はこれにキーボード15から希望の出力階調数を入力
する。ここで言う階調数とは入力画像を置き替える線パ
ターンの数(真白及び真黒を含む)を意味する。
〈ステップ518) このステップでは、入力画像をステップS17で入力し
た階調数に変換する。その変換方法は第1の実施例のス
テップS4.ステップS5と同じで、ヒストグラムを用
いて対話形式で階調変換を行う。
従って詳細は省略する。本実施例では第1の実施例と同
一の階調変換方法を用いたが、第2の実施例中の自動階
調変換(ステップ816)を採用しても同等の効果が得
られる。
〈ステップ519) ここではステップS17で入力した変換階調数に応じた
数の線パターン画像を作成する。本実施例では水平方向
の線パターンを作成した。変換階調数をnとすると(n
−3)個の水平画素例を考え、高輝度を表わす線パター
ンから低輝度を表わす線パターンまで作成する。ここで
は、変換階調数を8としたときを例として説明する。最
も高輝度の階調表現には真白な画像を使用し、逆に最も
低輝度の階調表現には真黒な画像を使用する。また2番
目に低輝度な階調表現には第1の実施例の第8図(D)
に示すようなりロスした実線を使用する。従って作成す
る線パターンは5種類あればよいことになる(変換階調
数−3)。第12図(A)〜(E)に基本型となる線パ
ターンを示す。これは水平方向5画素の画素例を考え左
から順に1画素づつ線要素(黒の部分)を増加させたも
のである。この線パターンを画面水平サイズまで繰り返
してlラインを作成する。さらにこのラインを一定間隔
で画面垂直サイズまで繰り返すことにより線パターン画
像が作成できる。本実施例ではライン間隔を任意に設定
可能としたが、経験的に512X480の画面サイズに
於いては4ラインおき(水平方向5ライン中1ラインが
線パターン)にした場合の仕上り画像が美しく見える。
以上にようにして作成された8つの線パターン画像をそ
れぞれ画像中の一部(60X 400画素であるが第1
3図(A)〜(H)に高輝度順に示す。
作成した線パターン画像はハードディスク21に格納さ
れる。
次にステップS6に移行する。ステップS6以後は第1
及び第2の実施例と同じなので省略する。
なお、ステップS19で行った線パターンの作成方法は
、上述の方法に限らず、線パターンによって階調が表現
できるものであればさしつかえない。
本実施例によれば、表現したい階調数を任意に設定する
ことができる。
以上説明した本発明の実施例によれば、デジタル画像デ
ータから線画を作成するために、線パターン画像に高さ
データを加え回転座標変換を施した画像を原稿画像の階
調に合わせて割当てる手法を用いることにより、立体物
の線画表現がよりいっそう効果的にできる。
また、人手によって作成されていたときのように多大な
時間と労力を費やすことなく、かつ削り間違い、失敗が
な(なり、原稿に忠実な切削が可能となる。
さらにデジタルデータを扱っていることから、同じ線画
像を何枚でも作成でき、デジタルデ7夕で保存すれば保
存スペースも少なくてすむという効果がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば、
所定の階調の画像データを入力する入力手段(画像入力
部1など)と、前記階調のそれぞれに対応する複数の濃
度パターンを発生する手段(線パターン発生部5など)
、前記濃度パターンを画像の高さに応じて変形し、入力
画像のうち対応する階調部分に割り当てる手段(線画生
成部6など)、を有することにより、入力画像データか
ら線画像を形成し、立体感を良好に表現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概念を表わすブロック図、 第2図は本発明の実施例に用いた装置のブロック図、 第3図は本発明の第1の実施例を説明するフローチャー
ト、 第4図は本発明の実施例に用いたイメージメモリ周辺の
構成を示すブロック図、 第5図は本発明の第1の実施例における階調変換を説明
する図、 第6図は本発明の第1の実施例における高さ指定時の画
像モニタを表現した図、 第7図は本発明の第1の実施例における高さデータ作成
時のメモリ状態の説明図、 第8図は本発明の第1の実施例における線パターン画像
を示す図、 第9図は本発明の第2の実施例を説明するフローチャー
ト、 第1θ図は本発明の第2の実施例に於ける階調変換を説
明する図、 第11図は本発明の第3の実施例を説明するフローチャ
ート、 第12図は本発明の第3の実施例に於ける線パターン作
成を説明する図、 第13図は本発明の第3の実施例に於ける8階調時の線
パターン部分画像、 第14図は本発明の回転座標変換を用いた線画処理の例
を説明する図である。 l・・・画像入力部 3・・・制御演算部 5・・・線パターン発生部 7・・・ラスターベクター変換部 9・・・キー人力部 12・・・スキャナ 14・・・CPU 16・・・デジタイザ 18・・・ROM 20・・・イメージメモリ部 22・・・画像モニタ lO・・・領域指定部 26・・・座標変換部 2・・・A/D変換器 4・・・階調変換部 6・・・線画生成部 8・・・画像出力部 11・・・TVカメラ 13・・・A/D変換器 15・・・キーボード 17・・・CRT 19・・・RAM 21・・・ハードディスク 23・・・NC切削機 25・・・データ補間部 入力Pt宮日 入力階耀 0  −m−43蜜 θ 圀コ −一−イ’tL It) 団コ −−−I亙/3θ −−−イコI Z’6 (,4) p (こ) CT)) 口名2因7 <231) (B3) (E32) (ε4) 第14区(C) (C1) (C2ン (pυ (v3) CDZ) (v4)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の階調の画像データを入力する入力手段と、 前記階調のそれぞれに対応する複数の濃度パターンを発
    生する手段と、 前記濃度パターンを画像の高さに応じて変形し、入力画
    像のうち対応する階調部分に割り当てる手段を有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. (2)前記入力手段は、入力画像データに対して階調数
    を変更する階調変換手段を有することを特徴とする請求
    項(1)記載の画像処理装置。
  3. (3)前記階調変換手段は、入力階調のうち頻度の高い
    階調部分に対応する出力階調は対応する入力階調の幅を
    狭くし、頻度の低い階調部分に対応する出力階調は対応
    する入力階調の幅を広くすることを特徴とする請求項(
    2)記載の画像処理装置。
  4. (4)前記階調変換手段は、入力階調について低い階調
    から高い階調への累積頻度に応じて、出力階調に対応す
    る入力階調の幅の広狭を決定することを特徴とする請求
    項(2)記載の画像処理装置。
  5. (5)前記階調変換手段は、変換する階調数を任意に変
    更できることを特徴とする請求項(2)記載の画像処理
    装置。
  6. (6)請求項(1)記載の画像処理装置であって、更に
    ラスターデータをベクターデータに変換する変換手段を
    有し、数値制御切削装置を接続できるようにしたことを
    特徴とする画像処理装置。
  7. (7)前記濃度パターンの変形は、x−y平面上の位置
    (x、y)と、画像の高さzを用い、(x、y、z)を
    回転座標変換することにより行うことを特徴とする請求
    項(1)記載の画像処理装置。
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