JPH02169908A - ごみ焼却炉の燃え切り点検出方法 - Google Patents
ごみ焼却炉の燃え切り点検出方法Info
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- JPH02169908A JPH02169908A JP32385688A JP32385688A JPH02169908A JP H02169908 A JPH02169908 A JP H02169908A JP 32385688 A JP32385688 A JP 32385688A JP 32385688 A JP32385688 A JP 32385688A JP H02169908 A JPH02169908 A JP H02169908A
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、円筒状の回転ストーカを用いたごみ焼却炉
の燃え切り点検出方法に関する。
の燃え切り点検出方法に関する。
[従来の技術]
近年、都市ごみや固形産業廃棄物の多様化にとらない、
低カロリーから高カロリーのものまで確実かつ安定に焼
Julできる焼却炉か要請されている。
低カロリーから高カロリーのものまで確実かつ安定に焼
Julできる焼却炉か要請されている。
このような・四錆に応えるためには、ごみの燃焼状態を
計測し、ごみの供給速度、空気lj給If(、ごみの送
り速度等を制御する必要がある。
計測し、ごみの供給速度、空気lj給If(、ごみの送
り速度等を制御する必要がある。
焼却状態を知る尺度の−っとして、燃え切り点かある。
これは、ごみが炉内にlj給され、乾燥域→燃焼域→お
き燃焼域と移行していく場合の、燃焼域とおき燃焼域と
の境界であり、安定な燃焼を得るには、この燃え切り点
か、ある適正範囲内にくるように制御しなければならな
い。
き燃焼域と移行していく場合の、燃焼域とおき燃焼域と
の境界であり、安定な燃焼を得るには、この燃え切り点
か、ある適正範囲内にくるように制御しなければならな
い。
たとえば、ボイラ付ごみ焼却炉において、燃焼を促進し
てボイラ蒸気流量を増加させたい場合は、乾燥域側の空
気流量を増して、おき燃焼域側の空気流量を減少させ、
反対に、燃焼を抑制してボイラ蒸気流mを減少させたい
場合は、上と逆の操作を行うか、これらの操作に応して
、ごみの供給filや空気i%tffiを調節し、燃え
切り点が適正範囲内にくるように制御しなければならな
い。具体的には、回転ストーカ部への空気流1i1に応
じてごみmの供給、およびごみの移送速度を調節するこ
とにより、燃え切り点を調節する。
てボイラ蒸気流量を増加させたい場合は、乾燥域側の空
気流量を増して、おき燃焼域側の空気流量を減少させ、
反対に、燃焼を抑制してボイラ蒸気流mを減少させたい
場合は、上と逆の操作を行うか、これらの操作に応して
、ごみの供給filや空気i%tffiを調節し、燃え
切り点が適正範囲内にくるように制御しなければならな
い。具体的には、回転ストーカ部への空気流1i1に応
じてごみmの供給、およびごみの移送速度を調節するこ
とにより、燃え切り点を調節する。
このように燃え切り点は、燃焼制御上、重要な意味をも
っている。したがって、燃え切り点を自動的に検出して
、燃焼を制御する装置が提案されている。
っている。したがって、燃え切り点を自動的に検出して
、燃焼を制御する装置が提案されている。
たとえば、川崎重工技報・90号(1985年lO月号
)の20頁以降には、「カラー画像処理技術を応用した
ごみ焼却プラント用自動燃焼制御(A CC)システム
の開発」と題した記事が記載されている。このシステム
は、カラーITV(工業相1’ V )カメラを用いて
、ごみ焼却炉内を撮像して火炎領域をとらえ、各走査線
ごとに赤色成分の積算値の分布を求め、この積算値の最
大値に適切な値k (0<k<l)を乗じて火炎部と天
部とを分ける閾値αを求め、閾値α以上の部分を火炎部
、閾値α未満の部分をわき燃焼を含む天部とする。また
、火炎部と天部の境界の走査V9 Kを求め、この走査
線Kに対応するこみ焼却炉内の位置を燃え切り点とする
ものである。
)の20頁以降には、「カラー画像処理技術を応用した
ごみ焼却プラント用自動燃焼制御(A CC)システム
の開発」と題した記事が記載されている。このシステム
は、カラーITV(工業相1’ V )カメラを用いて
、ごみ焼却炉内を撮像して火炎領域をとらえ、各走査線
ごとに赤色成分の積算値の分布を求め、この積算値の最
大値に適切な値k (0<k<l)を乗じて火炎部と天
部とを分ける閾値αを求め、閾値α以上の部分を火炎部
、閾値α未満の部分をわき燃焼を含む天部とする。また
、火炎部と天部の境界の走査V9 Kを求め、この走査
線Kに対応するこみ焼却炉内の位置を燃え切り点とする
ものである。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上述した従来のシステムは、円筒状のストー
カではな(、一般の平型のストーカを使用しているため
、ストーカの上方向、あるいは左右方向の適当な位置に
TV右カメラ据え付けて、火炎部を撮像することが可能
であった。
カではな(、一般の平型のストーカを使用しているため
、ストーカの上方向、あるいは左右方向の適当な位置に
TV右カメラ据え付けて、火炎部を撮像することが可能
であった。
しかしながら、円筒状の回転ストーカを用いた場合は、
第1図に示すように、上方向や左右方向からの撮像は不
可能であった。このため、回転ストーカ式焼却炉の場合
は、オペレータが、ストーカ下端部に設けられたのぞき
窓から火炎を目視し、感覚的に燃え切り点を認識してい
た。このため、オペレータによる個人差が生じていた。
第1図に示すように、上方向や左右方向からの撮像は不
可能であった。このため、回転ストーカ式焼却炉の場合
は、オペレータが、ストーカ下端部に設けられたのぞき
窓から火炎を目視し、感覚的に燃え切り点を認識してい
た。このため、オペレータによる個人差が生じていた。
また、燃え切り点を長時間にわたって連続的かつ定量的
に検出することができず、自動制御を行うことができな
かった。
に検出することができず、自動制御を行うことができな
かった。
さらに、回転ストーカの場合、カメラを設置しようとし
ても、ストーカの1一方向、左右方向には据え付けるこ
とができず、その据え付は位置は、たとえば、上記のぞ
き窓のところなどに局限されていた。よって、撮像した
画像も傾斜したものとなり、この2次元画像から3次元
空間内の燃え切り点の位置を同定することが困難であっ
た。
ても、ストーカの1一方向、左右方向には据え付けるこ
とができず、その据え付は位置は、たとえば、上記のぞ
き窓のところなどに局限されていた。よって、撮像した
画像も傾斜したものとなり、この2次元画像から3次元
空間内の燃え切り点の位置を同定することが困難であっ
た。
この発明は、このような背景の下になされたもので、カ
メラの据え付は位置が局限されている場合でも、燃え切
り点を連続的かつ定量的に検出することができる、ごみ
焼却炉の燃え切り点検出方法を提供することを目的とす
る。
メラの据え付は位置が局限されている場合でも、燃え切
り点を連続的かつ定量的に検出することができる、ごみ
焼却炉の燃え切り点検出方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するためにこの発明は、円筒状の回転ス
トーカに廃棄物を供給し、該回転ストーカを回転しなが
ら、その内部にて廃棄物を焼却するようにしたごみ焼却
炉において、前記回転ストーカの外部に該回転ストーカ
の内部を撮像するカメラを設け、以下の1〜3の各過程
によってごみの燃え切り点を検出することを特徴とする
。
トーカに廃棄物を供給し、該回転ストーカを回転しなが
ら、その内部にて廃棄物を焼却するようにしたごみ焼却
炉において、前記回転ストーカの外部に該回転ストーカ
の内部を撮像するカメラを設け、以下の1〜3の各過程
によってごみの燃え切り点を検出することを特徴とする
。
■ 前記回転ストーカの内周面に該内周面の各位置を示
すマークを設け、該マークを前記カメラで撮像してマー
ク画像を得る過程と、 ■ ごみ焼却中に、前記回転ストーカの内部を撮像して
画像を得、この画像の中で炎と他の部分を区別して、前
記燃え切り点の画像の中における位置を検出する過程と
、 ■ 該画像の中における・燃え切り点の位置と11;I
記マーク画像とに)1(づいて、前記回転スト−カ内部
における前記燃え切り点の実際のI!2置を演算する過
程。
すマークを設け、該マークを前記カメラで撮像してマー
ク画像を得る過程と、 ■ ごみ焼却中に、前記回転ストーカの内部を撮像して
画像を得、この画像の中で炎と他の部分を区別して、前
記燃え切り点の画像の中における位置を検出する過程と
、 ■ 該画像の中における・燃え切り点の位置と11;I
記マーク画像とに)1(づいて、前記回転スト−カ内部
における前記燃え切り点の実際のI!2置を演算する過
程。
[作用]
1−記方法によれば、回転ストーカの内周面に設けられ
たマークを撮像した画像と、火炎部を撮像した画像とを
照合することによって、画像中の火突部の下端に対応す
る実際の位置、つまり燃え切り点の位置が認識される。
たマークを撮像した画像と、火炎部を撮像した画像とを
照合することによって、画像中の火突部の下端に対応す
る実際の位置、つまり燃え切り点の位置が認識される。
よって、前記マークをあらかじめ撮像し、位置の基準と
なるデータ(較正データ)を作成しておけば、カメラの
据え付は位置が局限されている場合でも、正確かつ安定
な燃え切り点の検出が可能となる。
なるデータ(較正データ)を作成しておけば、カメラの
据え付は位置が局限されている場合でも、正確かつ安定
な燃え切り点の検出が可能となる。
[実施例コ
以下、図面を蓼照して、本発明の詳細な説明する。
第1図、第2図は、この発明による方法を適用した回転
ストーカ型焼却炉の構成を示す図で、第1図はその縦断
面図、第2図は横断面図である。
ストーカ型焼却炉の構成を示す図で、第1図はその縦断
面図、第2図は横断面図である。
これらの図において、ごみ投入ホッパ1から没入された
ごみ2は、ごみ供給ブソンヤ3によって、円筒状の回転
ストーカ・1に供給される。回転ストーカ4は、円筒体
の軸心を中心に回転しながら、ごみ2を焼却するもので
ある。回転ストーカ4は、第2図に示すように、小さな
間隙5を隔てて円環状に配列された複数の水管6から構
成されている。
ごみ2は、ごみ供給ブソンヤ3によって、円筒状の回転
ストーカ・1に供給される。回転ストーカ4は、円筒体
の軸心を中心に回転しながら、ごみ2を焼却するもので
ある。回転ストーカ4は、第2図に示すように、小さな
間隙5を隔てて円環状に配列された複数の水管6から構
成されている。
これらの水管6は下端部にて円環状の管6aに合流し、
この管6aは、管6bとロークリジヨイント6Cを通し
て、ボイラ7に連結されている。
この管6aは、管6bとロークリジヨイント6Cを通し
て、ボイラ7に連結されている。
コ”)して、水管6とボイラ7との間には、常時水が循
環し、水管6を保護する。また、回転ストーカ4の下方
には、分割風箱8が設けられ、この分割風箱8から送ら
れる熱風9が、間隙5の間から回転ストーカ4の中に送
り込まれるようになっている。
環し、水管6を保護する。また、回転ストーカ4の下方
には、分割風箱8が設けられ、この分割風箱8から送ら
れる熱風9が、間隙5の間から回転ストーカ4の中に送
り込まれるようになっている。
一方、ボイラ7を通過した燃焼ガス10は、熱風9を発
生させるための空気予熱器llを通り、排煙処理装置の
方へ送られる。なお、図中12は着火バーナ、13は後
燃焼装置、14はダンパである。
生させるための空気予熱器llを通り、排煙処理装置の
方へ送られる。なお、図中12は着火バーナ、13は後
燃焼装置、14はダンパである。
次に、第3図は、この実施例装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
図において、21は工業用テレビカメラ(以下、カメラ
21という)であり、第1図に示す位置に配置されて、
回転ストーカ4の内部を撮像する。
21という)であり、第1図に示す位置に配置されて、
回転ストーカ4の内部を撮像する。
カメラ21の据え付は位置は、管6bを避けて、回転ス
トーカ4の内部がよく見える位置でなげればならない。
トーカ4の内部がよく見える位置でなげればならない。
したがって、カメラ21は、回転ストーカ4の軸線に対
して斜めの位置に据え付けられることになる。こうして
、カメラ21には、回転ストーカ4内部の状態が♀1め
から見た状態で映1、出される(第4図参照)。
して斜めの位置に据え付けられることになる。こうして
、カメラ21には、回転ストーカ4内部の状態が♀1め
から見た状態で映1、出される(第4図参照)。
カメラ21からの画像信号(アナログ信号)は、画像処
F41装置30内のへ/D変像器(アナログ・ディジタ
ル変換器)31に供給される。Δ/D変換器31は、上
記画像信号をディジタル信号に変換し、このディジタル
信号(画像データ)を画像メモリ32に供給する。画像
メモリ32は、燃焼中の画像4面分の画像データを格納
できるものである。
F41装置30内のへ/D変像器(アナログ・ディジタ
ル変換器)31に供給される。Δ/D変換器31は、上
記画像信号をディジタル信号に変換し、このディジタル
信号(画像データ)を画像メモリ32に供給する。画像
メモリ32は、燃焼中の画像4面分の画像データを格納
できるものである。
画像メモリ32に格納された画像データは、CPU33
に読み出され、後述する処理を受ける。
に読み出され、後述する処理を受ける。
また、CPU33にはメモリ34が接続されてお(′)
、プログラム格納用に使用される。CPU33で処理さ
れたデータのうち表示が必要なものは、インターフェー
ス35を通してモニタ装置40に表示される。また、C
I’U33から制御装置50に燃え切り点などの情報が
転送され、この燃焼炉の燃焼制御か実行される。
、プログラム格納用に使用される。CPU33で処理さ
れたデータのうち表示が必要なものは、インターフェー
ス35を通してモニタ装置40に表示される。また、C
I’U33から制御装置50に燃え切り点などの情報が
転送され、この燃焼炉の燃焼制御か実行される。
次に、この実施例の動作を説明する。
まず、第4図〜第6図を参照して動作の概要を説明する
。
。
第4図は、カメラ21に撮像された回転ストーカ4の内
部の画像を示すものである。すでに説明したように、カ
メラ21は回転ストーカ4の軸線にに4してずれた位置
にあるので、この内部画像は図のようにやや傾斜したも
のとなる。回転ストーカ、1の内部には、回転ストーカ
4の内部の位置を示す格「−状のマーク60か、たとえ
ば500ff+m間隔て′JFき込まれており、これが
撮像されて図のような画像を形成する。このマーク60
は、カメラ21を据え付けたときに撮像するだけでよく
、撮像されたマーク60の画像は、画像メモリ34に格
納され、この画像から較正データが作成される。
部の画像を示すものである。すでに説明したように、カ
メラ21は回転ストーカ4の軸線にに4してずれた位置
にあるので、この内部画像は図のようにやや傾斜したも
のとなる。回転ストーカ、1の内部には、回転ストーカ
4の内部の位置を示す格「−状のマーク60か、たとえ
ば500ff+m間隔て′JFき込まれており、これが
撮像されて図のような画像を形成する。このマーク60
は、カメラ21を据え付けたときに撮像するだけでよく
、撮像されたマーク60の画像は、画像メモリ34に格
納され、この画像から較正データが作成される。
なお、その詳細は後述する。
第5図は、燃焼中の状態を示す画像である。火炎61は
、画像中では輝度の高い部分として現れるから、この画
像を2値化することによって、火炎61と背景の部分と
を区別することができる。
、画像中では輝度の高い部分として現れるから、この画
像を2値化することによって、火炎61と背景の部分と
を区別することができる。
この火炎61の最下端の点Qが燃え切り点65に相当す
る点であり、画像中での座標は(x、y)であるとする
。なお、画像の座標系としては、画像の左上の点を原点
とし、原点を通る水平右方向をX軸の正方向、原点を通
る垂直下方向をy軸の正方向と設定する。
る点であり、画像中での座標は(x、y)であるとする
。なお、画像の座標系としては、画像の左上の点を原点
とし、原点を通る水平右方向をX軸の正方向、原点を通
る垂直下方向をy軸の正方向と設定する。
第6図は、各走査線における火炎61の画素数を示すも
のである。同図(b)に示すように、火炎61の幅が広
いところほど画素数が多(なり、この画素数が零となる
点(または零に近い一定値より少なくなる点)が画面下
部に1点得られる。その点Q(x、y)を燃え切り点6
5として決めることができる。
のである。同図(b)に示すように、火炎61の幅が広
いところほど画素数が多(なり、この画素数が零となる
点(または零に近い一定値より少なくなる点)が画面下
部に1点得られる。その点Q(x、y)を燃え切り点6
5として決めることができる。
次に、第7図〜第12図を参照して、この実施例の動作
を説明する。
を説明する。
第7図は、本実施例のCPU33 (第3図)の画像処
理動作を示すフローチャート′である。
理動作を示すフローチャート′である。
この画像処理は、カメラ21の据え付は時に、第4図に
示すような画像をとり、この画像から燃え切り点を較正
するための較正データを作成する段階(ステップ5l−
33)と、燃焼状態を撮像して燃え切り点を検出する段
階(ステップ84〜S9)と、燃え切り点65の出力値
を安定化するための処理(ステップ510)とからなっ
ている。
示すような画像をとり、この画像から燃え切り点を較正
するための較正データを作成する段階(ステップ5l−
33)と、燃焼状態を撮像して燃え切り点を検出する段
階(ステップ84〜S9)と、燃え切り点65の出力値
を安定化するための処理(ステップ510)とからなっ
ている。
以下、これらに大別して説明する。
(1) 較正データの作成
まず、ステップS1において画像処理装置30をイニン
ヤライズした後、回転ストーブJ4に書き込まれた格子
状のマーク60をカメラ21で撮像する。これが、第4
図に示すような較正画像として画像メモリ32に格納さ
れ、CPU33から読み出し可能な状態となる。
ヤライズした後、回転ストーブJ4に書き込まれた格子
状のマーク60をカメラ21で撮像する。これが、第4
図に示すような較正画像として画像メモリ32に格納さ
れ、CPU33から読み出し可能な状態となる。
このような較正画像に対して、第8図、第9図に示すよ
うな処理を施して燃え切り点の較正データを設定する(
ステップS2)。以下、その具体的方法につき説明する
。
うな処理を施して燃え切り点の較正データを設定する(
ステップS2)。以下、その具体的方法につき説明する
。
■ 較正点群の画像座標の決定
第4図の較正画像から格子点を抽出し、第8図に示すよ
うに、各格子点の画像空間x−yにおける座標を決定す
る。
うに、各格子点の画像空間x−yにおける座標を決定す
る。
■ 無限遠点P、の座標算出
第9図に示すように、各直線mj(j=1.2゜3・・
・・・・)の画像空間x−yにおける方程式を最小二乗
法によって求め、これらの直線の交点として、再び最小
二乗法を用いて無限遠点1】、の座標を決し、これを記
憶する。
・・・・)の画像空間x−yにおける方程式を最小二乗
法によって求め、これらの直線の交点として、再び最小
二乗法を用いて無限遠点1】、の座標を決し、これを記
憶する。
こうして、燃え切り点65を算出するための較正データ
が得られたら、cpu33は、ステップS3に進み、画
像入力や2値化処理、および出力処理などのための諸デ
ータの入力が行われているか、また適正なものかなどの
画像チエツクを行う。
が得られたら、cpu33は、ステップS3に進み、画
像入力や2値化処理、および出力処理などのための諸デ
ータの入力が行われているか、また適正なものかなどの
画像チエツクを行う。
以上によって、燃焼状態を連続的に撮像して制御するた
めの準備が終了する。校正データ座標はデータファイル
としてメモリ34に格納されるため■の作業は1度だけ
でよい。
めの準備が終了する。校正データ座標はデータファイル
としてメモリ34に格納されるため■の作業は1度だけ
でよい。
(2) 燃え切り点65の検出動作
CI) U 33は、ステップS4において、第1〜第
4の燃焼画像を画像メモリ32に取り込み、これらの画
像に対してステップS5で加算処理を行なう。これは、
火炎61や煙などの動いているものに比べて、燃え切り
点65の位置の変動用が少ないという■■実に基つき、
画像を加算ケることで画像の5F滑化を行い、燃え切り
点65をより安定に検出するための処理である。このよ
うにして得られた画像に対してステップS6でヒストグ
ラム処理、判別分析法による処理、2値化処理を施す。
4の燃焼画像を画像メモリ32に取り込み、これらの画
像に対してステップS5で加算処理を行なう。これは、
火炎61や煙などの動いているものに比べて、燃え切り
点65の位置の変動用が少ないという■■実に基つき、
画像を加算ケることで画像の5F滑化を行い、燃え切り
点65をより安定に検出するための処理である。このよ
うにして得られた画像に対してステップS6でヒストグ
ラム処理、判別分析法による処理、2値化処理を施す。
続いて、加算処理でも除去できなかったノイズに対して
、検出精度をさらに上げるために、収縮、膨張といった
公知の画像処理手法を用いて、ノイズを除去する(ステ
ップS7)。また、燃え切り点65は、火炎61の最下
部であることを前提に、第6図(1))に示すような火
炎61の水手プロファイルをとり、このプロファイルか
ら、燃え切り点65の、画像空間中の座標Q (x、
y)を決定する(ステップS8)。
、検出精度をさらに上げるために、収縮、膨張といった
公知の画像処理手法を用いて、ノイズを除去する(ステ
ップS7)。また、燃え切り点65は、火炎61の最下
部であることを前提に、第6図(1))に示すような火
炎61の水手プロファイルをとり、このプロファイルか
ら、燃え切り点65の、画像空間中の座標Q (x、
y)を決定する(ステップS8)。
次いで、ステップS9に進み、2次元→3次元変換処理
を実行する。すなわち、上記(1)項で求めた較正デー
タに基づいて、2次元の画像内の点Q (x、 y)が
回転ストーカ4内の3次元空間でどの位置を占めるかを
計算し、燃え切り点゛65の位置を決定する。以下、第
10図〜第12図を参照して、この方法につき説明する
。
を実行する。すなわち、上記(1)項で求めた較正デー
タに基づいて、2次元の画像内の点Q (x、 y)が
回転ストーカ4内の3次元空間でどの位置を占めるかを
計算し、燃え切り点゛65の位置を決定する。以下、第
10図〜第12図を参照して、この方法につき説明する
。
■ 燃え切り点65の補間領域の決定
ステップS8において、燃え切り点65に対応する画像
中の点Q(x、y)が求まったら、第10図に示すよう
に、直線P、Qが画面垂直方向となす角αを算出する。
中の点Q(x、y)が求まったら、第10図に示すよう
に、直線P、Qが画面垂直方向となす角αを算出する。
また、直線群mjが画面垂直方向となす角θjとすると
き、θj〉α〉θj+lとなるような直線mj、mj+
1をみいだす。
き、θj〉α〉θj+lとなるような直線mj、mj+
1をみいだす。
■ この直線mjと直線mj+L上の格子点の座標を順
番に調べ、第11図に示すような、点Qを囲む形の3つ
の格子点P、、P、、P、をみつけ、これらの点I)。
番に調べ、第11図に示すような、点Qを囲む形の3つ
の格子点P、、P、、P、をみつけ、これらの点I)。
、P、、P、を補間の基本点とする。
■ これらの基本点P0.P、、P、のそれぞれの座標
を(Xo、 yo)、 (X+、y+)、(xt、yt
)とし、これらの値から点Qの座標(x、 y)を、−
次補間法によって求める。
を(Xo、 yo)、 (X+、y+)、(xt、yt
)とし、これらの値から点Qの座標(x、 y)を、−
次補間法によって求める。
まず、第12図に示すように、基本点P。、P、。
P、と点Qのx、y座標のそれぞれの差ΔX、Δy1Δ
XI+Δy8、およびΔx2.Δy、を求める。次いで
、基本点P、、P、、P、の回転ストーカ4内の位置(
回転ストーカ4の出口端からの距1iIl)を、それぞ
れり、、L、、L、とじ、点Qの位置をLとすると、距
離りが求める値であり、他は既知の値である。このよう
な条件の下に、距離し+ lj l+ Iy tの
値を次式で表現することができる。
XI+Δy8、およびΔx2.Δy、を求める。次いで
、基本点P、、P、、P、の回転ストーカ4内の位置(
回転ストーカ4の出口端からの距1iIl)を、それぞ
れり、、L、、L、とじ、点Qの位置をLとすると、距
離りが求める値であり、他は既知の値である。このよう
な条件の下に、距離し+ lj l+ Iy tの
値を次式で表現することができる。
L= L、 + (aL/ JX)AX+ (JL#y
)AyL 、 −り。+(al、/ ax)Ax、 +
(dl/ay)Ay。
)AyL 、 −り。+(al、/ ax)Ax、 +
(dl/ay)Ay。
し、== L。+(几/JX)Δxt+ (aL#y)
Δytこれらの3式において、Lo+ L++ L
2、およびΔX、Δy1ΔXI+ΔYlsΔx!、Δy
、は既知の値であるから、これらの式より、(aL/a
x)、(aL/ay)を消去して距離りを求めることが
できる。
Δytこれらの3式において、Lo+ L++ L
2、およびΔX、Δy1ΔXI+ΔYlsΔx!、Δy
、は既知の値であるから、これらの式より、(aL/a
x)、(aL/ay)を消去して距離りを求めることが
できる。
こうして、燃え切り点65の実際の位置りを求めること
ができた。
ができた。
(3) 燃え切り点の検出安定化処理
燃え切り点位置として、毎回算出されるデータを用いる
と、ノイズなどの影響で、安定した値が得られない。そ
こでステップSIOで平滑化等の出力信号処理を実行し
て実際の燃え切り点65を決定している。平滑化処理と
して次の演算が行われる。
と、ノイズなどの影響で、安定した値が得られない。そ
こでステップSIOで平滑化等の出力信号処理を実行し
て実際の燃え切り点65を決定している。平滑化処理と
して次の演算が行われる。
・1次処理
F、=Fb+ C−Fb
Fc e1次処理後の燃え切り点位置
Fb :前回の1次処理後の燃え切り点位置C・今回の
燃え切り点算出位置(1次処理前)m、移動量を調整す
る係数 ・2次処理(出力値) Oc=Ob 十 D −0、。
燃え切り点算出位置(1次処理前)m、移動量を調整す
る係数 ・2次処理(出力値) Oc=Ob 十 D −0、。
0c ・今回の燃え切り点位置出力値
Oo:前回の燃え切り点位置出力値
[)・1次処理データと1次処理前(今回の燃え切り点
算出位置)の値を比較して小さい方の値 n、移動量を調整する係数 こうして、一連の処理が終了すると、ステップS11で
表示、S12でデータを出力しステップS 4に戻って
、上述した燃焼画像の処理を繰り返す。
算出位置)の値を比較して小さい方の値 n、移動量を調整する係数 こうして、一連の処理が終了すると、ステップS11で
表示、S12でデータを出力しステップS 4に戻って
、上述した燃焼画像の処理を繰り返す。
こうして求めた燃え切り点位置データは、第3図の制御
装置50に供給されて、燃焼制御に使用される。
装置50に供給されて、燃焼制御に使用される。
[発明の効果]
以−1−説明したように、この発明は、回転スト−13
内周面上に、その位置を示すマークを書き込んでおき、
このマークの画像と、実際の燃焼時の画像とを照合して
、燃え切り点の位置を求めるようにしたので、次の効果
を得ることができる。
内周面上に、その位置を示すマークを書き込んでおき、
このマークの画像と、実際の燃焼時の画像とを照合して
、燃え切り点の位置を求めるようにしたので、次の効果
を得ることができる。
(1) 回転ストーカのように円筒状で、その上方向
、あるいは左右方向からは、内部の見えないものの内部
状態を撮像して、燃え切り点を求めることができる。
、あるいは左右方向からは、内部の見えないものの内部
状態を撮像して、燃え切り点を求めることができる。
(2) 燃え切り点位置データを自動制御のプロセスデ
ータとして使用することができる。
ータとして使用することができる。
(3) カメラの据え付は位置が局限され、たとえば、
斜めからみた画像しか得られないような場合でも、燃え
切り点の位置を正確に求めることができる。
斜めからみた画像しか得られないような場合でも、燃え
切り点の位置を正確に求めることができる。
第1図はこの発明の方法を適用した実施例装置の構成を
示す縦断面図、 第2図は同装置の回転ストーカ4の部分の横断面図、 第3図は同装置の電気的構成を示すブロック図、第4図
は同装置の回転ストーカ4の内部に書き込まれた格子状
のマーク60をカメラ21にて撮像したときの画像を示
す図、 第5図は燃焼中に回転ストーカ4の内部をカメラ21に
て撮像したときの画像を示す図、第6図は火炎61の画
像とそのプロファイルを示す図、 第7図は上記実施例装置の動作を説明するためのフロー
チャー1−1 第8図および第9図は、回転ストーカ内のマーク60を
撮像した画像から較正データを作成する方法を説明する
ための図、 第1O図〜第12図は、燃焼画像から実際の燃え切り点
位置を算出する方法を説明するための図である。 4・・・・・・回転ストーカ、21・・・・、・カメラ
、30・・・・・・画像処理装置、32・・・・・・画
像メモリ、33・・・・・・CPU、40・・・・・モ
ニタ装置、50・・・・・・制御装置、60・・・・・
・マーク。 第7図 第2図 第8図 第9図 第1O図 第11図 第12図
示す縦断面図、 第2図は同装置の回転ストーカ4の部分の横断面図、 第3図は同装置の電気的構成を示すブロック図、第4図
は同装置の回転ストーカ4の内部に書き込まれた格子状
のマーク60をカメラ21にて撮像したときの画像を示
す図、 第5図は燃焼中に回転ストーカ4の内部をカメラ21に
て撮像したときの画像を示す図、第6図は火炎61の画
像とそのプロファイルを示す図、 第7図は上記実施例装置の動作を説明するためのフロー
チャー1−1 第8図および第9図は、回転ストーカ内のマーク60を
撮像した画像から較正データを作成する方法を説明する
ための図、 第1O図〜第12図は、燃焼画像から実際の燃え切り点
位置を算出する方法を説明するための図である。 4・・・・・・回転ストーカ、21・・・・、・カメラ
、30・・・・・・画像処理装置、32・・・・・・画
像メモリ、33・・・・・・CPU、40・・・・・モ
ニタ装置、50・・・・・・制御装置、60・・・・・
・マーク。 第7図 第2図 第8図 第9図 第1O図 第11図 第12図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 円筒状の回転ストーカに廃棄物を供給し、該回転ストー
カを回転しながら、その内部にて廃棄物を焼却するよう
にしたごみ焼却炉において、前記回転ストーカの外部に
該回転ストーカの内部を撮像するカメラを設け、以下の
1〜3の各過程によってごみの燃え切り点を検出するこ
とを特徴とするごみ焼却炉の燃え切り点検出方法。 (1)前記回転ストーカの内周面に該内周面の各位置を
示すマークを設け、該マークを前記カメラで撮像してマ
ーク画像を得る過程と、 (2)ごみ焼却中に、前記回転ストーカの内部を撮像し
て画像を得、この画像の中で炎と他の部分を区別して、
前記燃え切り点の画像の中における位置を検出する過程
と、 (3)該画像の中における燃え切り点の位置と前記マー
ク画像とに基づいて、前記回転ストーカ内部における前
記燃え切り点の実際の位置を演算する過程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32385688A JP2689551B2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ごみ焼却炉の燃え切り点検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32385688A JP2689551B2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ごみ焼却炉の燃え切り点検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02169908A true JPH02169908A (ja) | 1990-06-29 |
JP2689551B2 JP2689551B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18159350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32385688A Expired - Fee Related JP2689551B2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ごみ焼却炉の燃え切り点検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689551B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111798515A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-20 | 大连亚泰华光电技术有限公司 | 用于焚烧状况识别的立体视觉监测方法 |
CN113970105A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-01-25 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种基于扬料板进风的危险废物焚烧系统及危险废物焚烧方法 |
-
1988
- 1988-12-22 JP JP32385688A patent/JP2689551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111798515A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-20 | 大连亚泰华光电技术有限公司 | 用于焚烧状况识别的立体视觉监测方法 |
CN111798515B (zh) * | 2020-06-30 | 2024-01-12 | 大连亚泰华光电技术有限公司 | 用于焚烧状况识别的立体视觉监测方法 |
CN113970105A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-01-25 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种基于扬料板进风的危险废物焚烧系统及危险废物焚烧方法 |
CN113970105B (zh) * | 2020-07-22 | 2023-06-23 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种基于扬料板进风的危险废物焚烧系统及危险废物焚烧方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2689551B2 (ja) | 1997-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |