JPH02169346A - ガス発生器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上のＪｌｌｌｌ用分 野光明は、ガス発生剤用の点火装置を備えたガス発生室
とフィルタ室を含み、発生した圧縮ガスが前記フィルタ
室を通って流出する前にフィルタ室によ１．て案内され
る、車両の乗客を保護するための衝突保護装置に使用す
るガス発生器に関する。

〔従来の技術〕

技術水準を示す、米国特許第３８６８１２５号明細書は
、偏向板によって半径方向の空気を流入させ、ガスバッ
グの軸方向の充填または膨らましのために、発生した圧
縮ガスと混合させるガス発生器を示している。

〔発明の課題〕

本発明の課題は、前記技術水準から出発して、発生する
ガス流をフィルタにできるだけ均一に分配し、フィルタ
を均一に負荷するようにすることである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は、フィルタがリング状に形成または組立てら
れ、かつ通過口または流出口を備えた外壁（外周壁また
はケーシング壁）の外周範囲に配置され、フィルタ室の
中央範囲に流れ偏向兼分配器が設けられ、この流れ偏向
兼分配器が（軸方向、すなわち主軸方向の）圧縮ガスの
流れを緩衝または遅延し、かつ外周の方へ均一に分布さ
せ、流れ偏向兼分配器がガスの流入軸線方向に対してほ
ぼ横方向に、若干の数の流れ絞り兼案内要素を備え、こ
の流れ絞り兼案内要素がこの流れ方向（軸方向）に間隔
をおいて配置され、フィルタ内の空間内に（半径方向に
）配置され、そして流入部と反対側の壁の方へ向かって
直径または断面積が増大していることによって解決され
る。

〔発明の効果］ 本発明の重要な効果は、ガス流が通過するフィルタが均
一に負荷され、それによってフィルタを充分に利用可能
である。

【実施例〕

添付の図には本発明の実施例が示しである。

以下、この実施例について説明する。

第１図に示すように、ガス発生器はほぼ円筒の形をし、
その端面または外周壁に沿った線のところで、膨らまし
可能なガスバッグ（エアバッグ）用のケーシングに固定
連結されている。

それによって、濾過室のスリットから流出するガスはこ
のバッグを膨らます。点火装置１４、燃焼室１０および
フィルタ５は、それ自体公知であるので、詳細に図示し
ていないし、説明しない。

第２図はガス発生器のフィルタ室の断面を示している。

ガス発生器のケーシング１は円筒状の外壁３を備えてい
る。この外壁はフィルタ室を取り囲む部分だけが第２図
に示しである。外壁３は第１図の斜視図に示すスリット
付の流出口４を備えている。この流出口は、ガスバッグ
を膨らませるために、フィルタ室から半径方向にガスを
流出させる。この流出方向は矢印１３によって示しであ
る。燃焼室１０からの流入方向は矢印１２によって示し
である。環状のフィルタ５は第２図においてパックとし
て示しである。フィルタ室は長手軸線１１を有し、この
長手軸線はガス発生器全体の長手軸線でもある。

フィルタ室の中央範囲のフィルタの内室には、モミの木
のように形成された、ガス流のための分配器６が示しで
ある。この分配器６はその長さ方向に分配配置された板
７′を備えている。

この板の断面は弁頭の形をしている。板は長手軸線方向
において不均一な間隔を有し、かつ断面積は同じではな
い。この場合、間隔と断面積は逆の関係にある。すなわ
ち、隣りの板との間隔が小さければ小さいほど、弁頭状
の板の断面積は大きくなっている。しかし、選択された
フィルタ（流出部）およびまたはノズルディスク８″の
流入部もしくは単位時間当りの流量にとって必要である
かまたは好ましい場合には、専門家は間隔を同じにまた
はそれ以外の方法で選定することができ、また断面積の
分布も前記と異なるように選定することができる。同様
に、分配器６のモミの木状の形も、多少円筒状の形に変
更することができる。この円筒は円筒軸線１１を有し、
円錐形尖端部９を流入側に備えている。弁頭状の板は第
２図に示すように段階を付けられ、そして異なる直径の
段階は板の外周に絞り要素７″を備えている。絞り要素
は簡単な場合には穴付板として形成されている。穴付板
は、それと周囲の壁３との間に、ばらものとしてのフィ
ルタまたは小さな穴のあいたフィルム、膜等の包装体と
してのフィルタが充填されるように形成されている。フ
ィルタ材料は繊維状、鋼線状、穴の大きなスポンジ状ま
たは互いに接続した迷路のような穴を有する発泡体状に
形成可能であり、またその代わりに、球、錠剤、ペレッ
ト、棒状特に規則的な不規則的な片のルーズなバックと
して形成可能である。前記の規則的な不規則的な片は不
規則に分布した中間室を形成し、前記のフィルム等によ
って包まれる。

絞り要素７＃を備えているかまたは備えていない分配器
６は、少なくとも１枚の板７′、特に２枚の板がフィル
タ５の内径に合致するような４゜ 外形を有するように、形成可能である。同様に、ガス分
配器６の軸線１１の長さはガス発生器の端壁１５とノズ
ル板８“または場合によってはノズル板８′の間の寸法
に合致するようにしなければならない。二つのノズル板
８′、８“が良好な偏向と流れ緩衝作用または遅延作用
を生じるので、ガス流れはフィルタを通って一様に流れ
、ガス発生器の壁３の外周部へ、特にスリット状開口４
から半径方向へ流出する。

第２図の変形例が第３図に示しである。第３図の上側の
半分には、軸１１と異なる材料からなるディスク７′が
固定されている。下側半分では、ガス分配器６が篩７″
と一体に形成されている。

専門家は本発明の課題を解決するために、本発明の範囲
を逸脱せずに、この実施例の他の変形を行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はガス発生器の組立図、第２図はガス発生器のフ
ィルタ室を示す図、第３図は第２図のフィルタ室の変形
を示す図である。 ２・・・フィルタ室、　３・・・ケーシング壁、　　４
・・・流出口、　　５・・・フィルタ、６・・・分配器
、　７′、７″　・・・分配要素、１５・・・端壁 代理人　　弁理士　江　崎　光　好 代理人　　弁理士　江　崎　先　史 Ｆ旧、３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ガス発生剤用の点火装置を備えたガス発生室とフィ
   ルタ室を含み、発生した圧縮ガスが前記フィルタ室を通
   って流出する前にフィルタ室によって案内される、車両
   の乗客を保護するための衝突保護装置に使用するガス発
   生器において、フィルタ（５）がリング状に形成または
   組立てられ、かつ通過口または流出口（４）を備えた外
   壁（３）の外周範囲に配置され、 フィルタ室（２）の中央範囲に流れ偏向兼分配器（６）
   が設けられ、この流れ偏向兼分配器が圧縮ガスの流れを
   緩衝または遅延し、かつ外周の方へ均一に分布させ、 流れ偏向兼分配器（６）がガスの流入軸線方向（１１）
   に対してほぼ横方向に、若干の数の流れ絞り兼案内要素
   （７′，７″）を備え、この流れ絞り兼案内要素がこの
   流れ方向に間隔をおいて配置され、フィルタ（５）内の
   空間内に配置され、そして流入部と反対側の壁（１５）
   の方へ向かって直径または断面積が増大していることを
   特徴とするガス発生器。 ２、流れ分配器（６）がモミの木のように形成されてい
   ることを特徴とする、請求項１記載のガス発生器。 ３、流れ分配器（６）がその全長にわたって分配されか
   つ弁頭状の断面を有する板を備えていることを特徴とす
   る、請求項１または請求項２記載のガス発生器。 ４、板（７′）が分配器（６）の全長にわたって不均一
   な間隔と断面積を有し、この間隔と断面積が逆の関係に
   あることを特徴とする、請求項１から請求項３までのい
   ずれか一つに記載のガス発生器。 ５、板（７′）が段を形成し、この段の外周部（７″）
   に、絞り要素が配置されていることを特徴とする、請求
   項１から請求項４までのいずれか一つに記載のガス発生
   器。 ６、ガスの流入側（８″）に、円錐尖端部（９）が軸方
   向に設けられていることを特徴とする、請求項１から請
   求項５までのいずれか一つに記載のガス発生器。 ７、分配器（６）がフィルタ室（２）の中央に挿入可能
   であり、かつフィルタ室の内側空間に長さおよびまたは
   直径が適合するように形成されていることを特徴とする
   、請求項１から請求項６までのいずれか一つに記載のガ
   ス発生器。 ８、フィルタ室（２）の流入側の端壁（８″）に、分配
   器の形成に適合した流入開口が設けられていることを特
   徴とする、請求項１から請求項７までのいずれか一つに
   記載のガス発生器。 ９、フィルタ（５）がパックまたはばらものとして形成
   され、このパックまたはばらものが外周壁（３）と分配
   器（６）の板（７′）の最大直径部との間の中間室に適
   合した形をしていることを特徴とする、請求項１から請
   求項８までのいずれか一つに記載のガス発生器。