JPH0216781Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、遊園地やレジヤーランドあるいは
スポーツランドなどに設けられる大型スライダー
における出口側の改良に関するものである。

（従来技術） 余暇時間の有効活用や健康維持の観点からレジ
ヤーランドやスポーツランドの普及が盛んであ
る。

ところで、これらの施設には流れるプールや流
水式の大型スライダー、その他大型の観覧車など
各種設備がある。

この考案は大型スライダーにおける出口側の改
良に関するものである。

周知の通り、遊園地などに設けてある滑り台は
もちろんレジヤーランドやスポーツランドなどに
設けてある大型のスライダーのいずれも出口側は
固定されているのが普通である。

（考案が解決しようとする問題点） したがつて、滑走者が連続的に滑り降りるとス
ライダーの出口側で追突者が発生しかねない危険
がある。

とくに滑走路が円筒状のダクト形式からなり、
小中学生をはじめ、それ以上の大人も楽しめるク
ローズタイプの大型スライダーにおいては、その
追突事故の危険性はさらに大きい。

本考案は、このような大人も楽しめるような大
型のスライダーにおいて、前記危険性を防止する
ため、滑走路の出口側を左右方向に首振できる構
造とし、滑走者をスライダーの出口側において左
右に振り分けることができるようにしたものであ
る。

（問題点を解決するための手段） すなわちオープンタイプ又はクローズタイプの
滑走路を高所より下向傾斜させて連設したレジヤ
ー用の大型スライダーにおいて、前記滑走路の出
口側を左右方向に首振自在に構成したものであ
る。

（実施例） さらに本考案を実施例に基づき、具体的に説明
すると、第１図で示すように、スライダーにおけ
る滑走路１の出口側２、すなわち先端より４〜５
メートルの位置に可撓性の継手３を介装し、滑走
路１自体の出口側２を、その継手部を支点として
屈曲自在にする。

さらにその出口側２の下面に、ローラ４，４を
介し、出口側２を支えるとともに、第２図の平面
図で示すように、往復運動をする油圧シリンダー
５のピストンロツド６を連結し、この油圧シリン
ダー５を駆動することにより、滑走路１の出口側
２を左右方向に首振させる構造としたものであ
る。

なお、図中７は首振り時のガイドである。

また第３図は滑走路の出口側に本考案を組みつ
けたレジヤー用大型スライダーの全体斜視図であ
る。

（考案の作用・効果） 本考案は以上説明したように、滑走路１の出口
側２を左右方向に首振りさせる構造としてあるた
め、連続的に滑走者が滑り降りてきても追突する
ことはない。

すなわち安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る出口側に首振機構を組み
つけたレジヤー用大型スライダーの実施例を示す
もので、スライダー出口側の側面図、第２図は同
じく平面図、第３図は本案首振機構を組みつけた
大型スライダーの斜視図である。 １……滑走路、２……出口側、３……可撓性継
手、４……ローラ、５……油圧シリンダ、６……
ピストンロツド、７……ガイド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. オープンタイプ又はクローズタイプの滑走路を
   高所より下向傾斜させて連設したレジヤー用大型
   スライダーにおいて、前記滑走路の出口側を左右
   方向に首振自在に構成したことを要旨とする出口
   側に首振機構を組みつけたレジヤー用大型スライ
   ダー。