JPH02166843A - 送信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は送信装置に間し、特に並列冗長構成された励振
弱出力を、同様に多並列接続された終段電力合成する送
信装置に関する。

（従来の技術） 従来、レーダ装置における送信装置は、一系統の電力送
信管を動作させて、所望の電力をアンテナへ供給してい
た。一般に、レーダ装置は管制に使われ、その信頼性は
特に高度なものが要求される。このため、要求される信
頼性を確保するため、従来のレーダ送信装置では、送信
装置全体を２系統設け、一系統が故障した時には他系統
へ切り替え動作させるような並列冗長構成が採用されて
いた。近年、半導体の技術進歩により、半導体素子を多
数並列動作させる装置（固定化送信装置）がよく用いら
れている。固体化送信装置においては終段で多並列電力
合成出力して多並列冗長を容易に実現している。また、
送信装置への入力ＲＦ信号を、上記多並列電力増幅器を
動作せしめるレベルに増幅する励振器も並列冗長構成と
している。

こうして、従来の並列冗長構成（以下デュアル構成）の
送信管送信装置に四散する信頼性を実現している。

上記冗長構成の従来の送信装置の構成例が第３図に示さ
れている。

入力ＲＦ信号は、サーキュレータ１を通った後、２系統
の励振器３ａと３ｂ、ピーク電圧モニタ回路４ａと４ｂ
、サーキュレータ９ａと９ｂの各系統に、スイッチ１０
により切り替え出力される。

各系統からの信号は同様にスイッチ５により電力分配器
６に供給され、分配された信号は複数の増幅器８のそれ
ぞれで増幅される。こうして増幅された信号は電力合成
器７で電力合成されてアンテナへ供給される。かかる従
来装置において、２系統のうち待機系統の励振器３ｂの
動作を確認するためには、スイッチ１０．５を切り替え
て（以下チャンネル切替と称する）、実動作させ、ピー
ク電圧モニタ回路４ａまたは４ｂで動作確認していた。

（発明が解決しようとする課題） 上述したような従来の送信装置においては、励振系統の
待機冗長構造における待機チャンネルのオンラインでの
モニタ手段がない、その結果、運用チャンネルに故障が
発生した際に、待機チャンネル側に切り替えた場合、待
機系のオンラインモニタが為されていないため、待機系
の動作の完全なる保証が得られず、レーダシステムの大
きな運用中断を将来する危険性をもつ。

（課題を解決するための手段） 本発明による送信装置は、入力ＲＦ信号を装置用のパル
ス幅を有するメイン信号と狭パルス幅のパイロット信号
とで構成し、２系統の励振回路のうち予備系の励振回路
に前記狭パルス幅のパイロット信号を入力するとともに
、現用系の励振回路に前記メイン信号を入力せしめ、各
励振回路出力側に設けたモニタ回路により前記励振回路
をモニタする。

（実線例） 次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明による送信装置の一実施例を示す構成図
である。

以下、第１図における各部の信号波形を示す第２図を参
照しながら本発明の詳細な説明する。

装置へのＲＦ入力信号は第２図ａに示すように狭パルス
幅のパイロット信号と装置に適合した送信パルス幅をも
つメイン信号とから成るダブルｉ＜ルス信号とする。入
力信号ａは、各系統毎に設けたビンダイオードから成る
ピンダイオードスイ・ｙチ２に入力される。各系統のビ
ンダイオードのゲートには、それぞれコイルを介してゲ
ートパルスｂ、ｃが供給される。ゲートパルスｂはメイ
ン信号を励振器３ａに通過せしめ、ゲートパルスＣはパ
イロット信号を通過せしめるためのものである。

すなわち、このようなゲート信号す、ｃを印加すること
により、ビンダイオードスイッチ２を通過したメイン信
号（第２図ｄ）は運用系統の励振器３ａに、パイロット
信号（第２図ｅ）は、待機系統の励振器３ｂにそれぞれ
入力される。励振器３ａにより増幅されたメイン信号は
サーキュレータ９ａ、スイッチ５を経て、電力分配器６
により分配され、多並列の電力増幅器８に入力される。

電力増幅器により増幅された信号は、電力合成器７によ
り合成されアンテナ系へと出力される。励振器３ａの出
力はピーク電圧モニタ回路４ａでモニタされる。ここで
電力増幅器の並列合成数は送信装置の必要最少電力を実
現する個数に対し余裕をもたせ多並列冗長とする。

待機系統の励振器３ｂは、入力された狭パルス幅のパイ
ロット信号の増幅動作を行う。その出力は、ピーク電圧
モニタ回路４ｂでもモニタされる。

したがって、この予備系の動作はモニタ回Ｒ４ｂにより
オンラインでの確認が可能である。

２並列冗長構成をとる励振器の信頼性は、待機系統の故
障率に左右されるが、その故障率は使用する半導体、コ
ンデンサおよびサーキュレータ９ｂの動作状態、特に発
熱を抑制することにより大きく低減できる。この発熱抑
制はパイロット信号のパルス幅を狭パルス化することに
より実現できる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、送信装置に入力されるＲ
Ｆパルス信号をメイン信号とパイロット信号とのダブル
パルス構成とし、パイロット信号を励振器の待機系へ入
力することによりオンラインでの待機系モニタが可能と
なるだけでなく、待機系の動作を確認するための外部設
備を省くことができ低コスト化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による送信装置の一実施例を示す構成図
、第２図は第１図における各部の信号波形図、第３図は
従来の送信装置の構成図である。 １・・・サーキュレータ、２・・・ピンダイオードスイ
ッチ、３ａ・・・励振器（運用系）、３ｂ・・・励振器
（待機系）、４ａ・・・ピーク電力モニタ回路（運用系
）、４ｂ・・・ピーク電力モニタ回路（待機系）、５・
・・スイッチ、６・・・電力分配器、７・・・電力合成
器、８・・・電力増幅器、９ａ・・・サーキュレータ（
運用系）、９ｂ・・・サーキュレータ（待機系）、１０
・・・スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力ＲＦ信号を装置用のパルス幅を有するメイン信号と
   狭パルス幅のパイロット信号とで構成し、２系統の励振
   回路のうち予備系の励振回路に前記狭パルス幅のパイロ
   ット信号を入力するとともに、現用系の励振回路に前記
   メイン信号を入力せしめ、各励振回路出力側に設けたモ
   ニタ回路により前記励振回路をモニタすることを特徴と
   する送信装置。