JPH0216640B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0216640B2 JPH0216640B2 JP58250860A JP25086083A JPH0216640B2 JP H0216640 B2 JPH0216640 B2 JP H0216640B2 JP 58250860 A JP58250860 A JP 58250860A JP 25086083 A JP25086083 A JP 25086083A JP H0216640 B2 JPH0216640 B2 JP H0216640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air chamber
- diaphragm
- sound pressure
- back air
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/22—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only
- H04R1/225—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only for telephonic receivers
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Headphones And Earphones (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電話機の受話器等に使用されるダイ
ナミツク型レシーバに関するものである。
ナミツク型レシーバに関するものである。
従来例の構成とその問題点
第１図は従来のダイナミツク型レシーバを示し
ている。以下この従来例の構成について第１図と
ともに説明する。
ている。以下この従来例の構成について第１図と
ともに説明する。
第１図において、１は磁極円板、２は磁石、３
はヨークであり、それぞれ同心円上に結合されて
磁気回路を構成している。５はボイスコイルであ
り、中心部に細孔１３を具備した振動板４に結合
され、ボイスコイル５は磁極円板１とヨーク３と
で構成される間隙内に挿入され、振動板４はケー
ス６に結合されている。７は外ケースであり、ケ
ース６と結合されている。８は開口部８′を有す
るイコライザキヤツプであり、外ケース７と結合
されている。９は音響抵抗材であり、１０は前面
気室、１１は背気室、１２は内部気室である。
はヨークであり、それぞれ同心円上に結合されて
磁気回路を構成している。５はボイスコイルであ
り、中心部に細孔１３を具備した振動板４に結合
され、ボイスコイル５は磁極円板１とヨーク３と
で構成される間隙内に挿入され、振動板４はケー
ス６に結合されている。７は外ケースであり、ケ
ース６と結合されている。８は開口部８′を有す
るイコライザキヤツプであり、外ケース７と結合
されている。９は音響抵抗材であり、１０は前面
気室、１１は背気室、１２は内部気室である。
次に上記従来例の動作について説明する。第２
図に従来例の等価回路を示す。ここで、rp，mpsp
は振動板４のインピーダンス、Ｓ１は内部気室１
２のステイフネス、Ｒ１は音響抵抗材９の抵抗、
Sbは背気室１１のステイフネス、Ｒ２，Ｍ２は振
動板４の細孔１３の抵抗および等価質量、Shは前
面気室１０のステイフネス、Mhはイコライザキ
ヤツプの開孔部８′の等価質量、Scは特性測定の
際に用いるカツプラ（図示せず）のステイフネス
である。またＰは出力音圧、Ｓは振動板面積、I〓
は入力電流、E〓は入力電圧、A1は力係数である。
図に従来例の等価回路を示す。ここで、rp，mpsp
は振動板４のインピーダンス、Ｓ１は内部気室１
２のステイフネス、Ｒ１は音響抵抗材９の抵抗、
Sbは背気室１１のステイフネス、Ｒ２，Ｍ２は振
動板４の細孔１３の抵抗および等価質量、Shは前
面気室１０のステイフネス、Mhはイコライザキ
ヤツプの開孔部８′の等価質量、Scは特性測定の
際に用いるカツプラ（図示せず）のステイフネス
である。またＰは出力音圧、Ｓは振動板面積、I〓
は入力電流、E〓は入力電圧、A1は力係数である。
この等価回路において、低域周波数特性をコン
トロール可能な素子は振動板４のインピーダンス
sp、振動板４の細孔１３の等価質量及び抵抗Ｍ
２，Ｒ２である。ところで通話回線上および通話
者の周囲環境により発生する雑音を除去するため
にはレシーバの周波数特性における300Hz以下の
出力音圧を減衰させる必要があり、この値が大き
い方が通話の明瞭度が向上すると言われており、
従来例では、300Hz以下の出力レベルを減衰させ
るために振動板を厚くしてインピーダンスspを大
きくするようにしている。
トロール可能な素子は振動板４のインピーダンス
sp、振動板４の細孔１３の等価質量及び抵抗Ｍ
２，Ｒ２である。ところで通話回線上および通話
者の周囲環境により発生する雑音を除去するため
にはレシーバの周波数特性における300Hz以下の
出力音圧を減衰させる必要があり、この値が大き
い方が通話の明瞭度が向上すると言われており、
従来例では、300Hz以下の出力レベルを減衰させ
るために振動板を厚くしてインピーダンスspを大
きくするようにしている。
しかしながら、この場合、従来例では振動板と
して100μ程度の厚いプラスチツクフイルムを熱
成形加工したものを用いており、したがつて成形
性が悪く精度も悪いため、単純形状のものに限定
されるという問題があつた。
して100μ程度の厚いプラスチツクフイルムを熱
成形加工したものを用いており、したがつて成形
性が悪く精度も悪いため、単純形状のものに限定
されるという問題があつた。
発明の目的
本発明は上記従来例の問題点を除去するもので
あり、振動板を厚くすることなく、簡単な構成で
低域周波数における音圧を充分に減衰させること
のできる優れたダイナミツク型レシーバを提供す
ることを目的とするものである。
あり、振動板を厚くすることなく、簡単な構成で
低域周波数における音圧を充分に減衰させること
のできる優れたダイナミツク型レシーバを提供す
ることを目的とするものである。
発明の構成
本発明は上記目的を達成するために、振動板に
よつて仕切られた背気室、前面気室の間に背気室
に発生する前面気室の高圧と180゜位相の違う音圧
を前面気室に導き相殺させる音響管を設け、これ
によつて低域出力音圧を減衰させるようにしたも
のである。
よつて仕切られた背気室、前面気室の間に背気室
に発生する前面気室の高圧と180゜位相の違う音圧
を前面気室に導き相殺させる音響管を設け、これ
によつて低域出力音圧を減衰させるようにしたも
のである。
実施例の説明
以下に本発明の一実施例について図面とともに
説明する。第３図において、２０は磁極円板、２
１は磁石、２２はヨークであり、それぞれ同心円
上に結合されて磁気回路を構成している。２４は
ボイスコイルであり、中心部に細孔３２を具備し
た振動板２３と結合され、ボイスコイル２４は磁
極円板２０とヨーク２２とで構成される間隙内に
挿入され、前記振動板２３はケース２５に結合さ
れている。２６は外ケースであり、ケース２５と
結合され、２７は開孔部２７′を有するイコライ
ザキヤツプであり、外ケース２６と結合されてい
る。２８は音響抵抗材であり、２９は前面気室、
３０は背気室、３１は内部気室である。３３は音
響管であり、前記前面気室２９と背気室３０とを
音響的に結合している。
説明する。第３図において、２０は磁極円板、２
１は磁石、２２はヨークであり、それぞれ同心円
上に結合されて磁気回路を構成している。２４は
ボイスコイルであり、中心部に細孔３２を具備し
た振動板２３と結合され、ボイスコイル２４は磁
極円板２０とヨーク２２とで構成される間隙内に
挿入され、前記振動板２３はケース２５に結合さ
れている。２６は外ケースであり、ケース２５と
結合され、２７は開孔部２７′を有するイコライ
ザキヤツプであり、外ケース２６と結合されてい
る。２８は音響抵抗材であり、２９は前面気室、
３０は背気室、３１は内部気室である。３３は音
響管であり、前記前面気室２９と背気室３０とを
音響的に結合している。
次に上記実施例の動作について説明する。第４
図に上記実施例の等価回路を示す。ここで、rp，
mp，spは振動板２３のインピーダンス、Ｓ１は内
部気室３１のステイフネス、Ｒ１は音響抵抗材２
８の抵抗、Sbは背気室３０のステイフネス、Ｍ
２，Ｒ２は振動板２３の細孔３２の抵抗および等
価質量、Shは前面気室２９のステイフネス、Mh
はイコライザキヤツプ２７の開孔部２７′の等価
質量、Scは測定用のカツプラ（図示せず）のステ
イフネスである。Ｒ３，Ｍ３は音響管２３の抵抗
および等価質量である。またP〓は出力音圧、P〓1は
背気室の音圧、P〓2は前面気室の音圧、Ｓは振動
板面積、I〓は入力電流、E〓は入力電圧、A1は力係
数である。
図に上記実施例の等価回路を示す。ここで、rp，
mp，spは振動板２３のインピーダンス、Ｓ１は内
部気室３１のステイフネス、Ｒ１は音響抵抗材２
８の抵抗、Sbは背気室３０のステイフネス、Ｍ
２，Ｒ２は振動板２３の細孔３２の抵抗および等
価質量、Shは前面気室２９のステイフネス、Mh
はイコライザキヤツプ２７の開孔部２７′の等価
質量、Scは測定用のカツプラ（図示せず）のステ
イフネスである。Ｒ３，Ｍ３は音響管２３の抵抗
および等価質量である。またP〓は出力音圧、P〓1は
背気室の音圧、P〓2は前面気室の音圧、Ｓは振動
板面積、I〓は入力電流、E〓は入力電圧、A1は力係
数である。
この等価回路において、低周波数域では背気室
３０に生じる180゜位相差を持つ音圧P1は、音響管
３３を通して前面気室２９の音圧P〓2と合成され
るが位相が反対であるために相殺され、出力音圧
P〓は減衰する。周波数が高域に移るに従い音響管
３３のインピーダンス（R3＋JωM3）が増加する
ため、背気室３０の音圧P〓1は出力音圧に対し無
関係となる。
３０に生じる180゜位相差を持つ音圧P1は、音響管
３３を通して前面気室２９の音圧P〓2と合成され
るが位相が反対であるために相殺され、出力音圧
P〓は減衰する。周波数が高域に移るに従い音響管
３３のインピーダンス（R3＋JωM3）が増加する
ため、背気室３０の音圧P〓1は出力音圧に対し無
関係となる。
本実施例においては、振動板２３のインピーダ
ンスspを大いな値にしなくても低域出力音圧を減
衰できるため、厚い振動板を用いなくても良好な
周波数特性が得られる。ゆえに、振動板２３には
30〜40μのプラステイツクフイルムを使用でき、
そのため成形加工が容易となり、更に形状の複雑
なものでも加工が著しく容易になる。第５図は本
実施例によるダイナミツク型レシーバの周波数特
性を示しており、この図からも本実施例によれば
低域周波数における出力音圧が著しく減衰してい
ることが判る。
ンスspを大いな値にしなくても低域出力音圧を減
衰できるため、厚い振動板を用いなくても良好な
周波数特性が得られる。ゆえに、振動板２３には
30〜40μのプラステイツクフイルムを使用でき、
そのため成形加工が容易となり、更に形状の複雑
なものでも加工が著しく容易になる。第５図は本
実施例によるダイナミツク型レシーバの周波数特
性を示しており、この図からも本実施例によれば
低域周波数における出力音圧が著しく減衰してい
ることが判る。
発明の効果
本発明は、上記実施例より明らかなように前面
気室と背気室との間に音響管を設けたものであ
り、以下に示す効果が得られるものである。
気室と背気室との間に音響管を設けたものであ
り、以下に示す効果が得られるものである。
(1) 振動板を薄くできるので、プラステイツクフ
イルムの成形加工が著しく容易になる。
イルムの成形加工が著しく容易になる。
(2) 振動板の形状も単純なものに限定されず、任
意に複雑な形状のレシーバを構成することがで
きる。
意に複雑な形状のレシーバを構成することがで
きる。
第１図は従来のダイナミツク型レシーバの断面
図、第２図は従来のダイナミツク型レシーバの等
価回路図、第３図は本発明の一実施例におけるダ
イナミツク型レシーバの断面図、第４図は上記実
施例における等価回路図、第５図は上記実施例に
よるダイナミツク型レシーバの出力音圧周波数特
性図である。 ２３……振動板、２４……ボイスコイル、２５
……ケース、２９……前面気室、３０……背気
室。
図、第２図は従来のダイナミツク型レシーバの等
価回路図、第３図は本発明の一実施例におけるダ
イナミツク型レシーバの断面図、第４図は上記実
施例における等価回路図、第５図は上記実施例に
よるダイナミツク型レシーバの出力音圧周波数特
性図である。 ２３……振動板、２４……ボイスコイル、２５
……ケース、２９……前面気室、３０……背気
室。
Claims (1)
- １ ケース内に固定された磁気回路と、上記磁気
回路によつて駆動される振動板と、上記ケース内
の上記振動板の背部に形成された背気室と、上記
背気室に生じる音圧を上記振動板の前面気室に導
く音響管とを有し、上記振動板の振動により上記
背気室に生じる音圧を上記音響管を介して上記前
面気室に導き、上記前面気室の低域周波数におけ
る音圧を減衰させることを特徴とするダイナミツ
ク型レシーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58250860A JPS60142699A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | ダイナミツク型レシ−バ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58250860A JPS60142699A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | ダイナミツク型レシ−バ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60142699A JPS60142699A (ja) | 1985-07-27 |
| JPH0216640B2 true JPH0216640B2 (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=17214082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58250860A Granted JPS60142699A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | ダイナミツク型レシ−バ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60142699A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4843628A (en) * | 1986-07-10 | 1989-06-27 | Stanton Magnetics, Inc. | Inertial microphone/receiver with extended frequency response |
| US4899390A (en) * | 1986-09-19 | 1990-02-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin speaker having an enclosure within an open portion and a closed portion |
| JPS63156196U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | ||
| JPH0795876B2 (ja) * | 1987-10-14 | 1995-10-11 | アイワ株式会社 | インナーイヤー型ヘッドホン |
| US6058315A (en) * | 1996-03-13 | 2000-05-02 | Motorola, Inc. | Speaker assembly for a radiotelephone |
| EP1722592A1 (en) * | 2005-05-09 | 2006-11-15 | Yen-Shan Chen | Integral audio module |
| JP5253075B2 (ja) * | 2008-10-07 | 2013-07-31 | 株式会社オーディオテクニカ | ヘッドホンユニットおよびヘッドホン |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5819593U (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-07 | パイオニア株式会社 | ヘッドホン |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP58250860A patent/JPS60142699A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60142699A (ja) | 1985-07-27 |
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