JPH021661A - パケット補間方式 - Google Patents

パケット補間方式

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JPH021661A
JPH021661A JP63141602A JP14160288A JPH021661A JP H021661 A JPH021661 A JP H021661A JP 63141602 A JP63141602 A JP 63141602A JP 14160288 A JP14160288 A JP 14160288A JP H021661 A JPH021661 A JP H021661A
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signal
packet
value
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adpcm
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JP63141602A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yokota
潔 横田
Takao Suzuki
孝夫 鈴木
Osamu Noguchi
修 野口
Yasuo Shoji
庄司 保夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は音声パケット通信における・母ケット補間方式
、たとえば高能率音声符号化による帯域圧縮を用いて有
利に適用される音声・9ケツトの廃棄パケットのパケッ
ト補間方式に関するものである。
(従来の技術) ディジタル通信網の発展に伴い音声とデータを統一的に
扱う・母ケット通信方式が検討されている。
パケット通信方式による音声通信では、電話会話におい
てバースト的に発生する音声信号の有音区間のみを効率
的に伝達することが可能となり、ディジタル統合網が経
済的に構築できる。しかし、パケット通信は本来データ
通信に適した蓄積系の通信形態であり、即時系の音声通
信を行う場合、蓄積に伴う伝搬遅延と網内トラヒックの
過負荷又は輻榛時に有限の蓄積バッファ量に伴うノ9ケ
ット廃棄が発生し、通話品質上問題となる。従って、パ
ケット廃棄に起因する音声の品質劣化を補償する方法が
必要とされている。
音声パケットの)J?ケット廃棄補償法であるパケット
補間方式に関しては、たとえばり、 J、Goodfn
anらによる[音声パケット通信における欠落音声部分
を補償するための波形置換法(WaveformSub
stitution Techniques for 
Recovering MissingSpeech 
Segments in Packet Voice 
Corrrnunications月Proceedi
ng ICASSP 86 、 IEEE 、第105
〜108頁(1986年4月)に記載されたものがあり
、以下波形置換法について説明する。
従来の電話網で実用化されている音声符号化方式である
6 4 kbit/s PCM符号化では、300 H
zから3.4 kHzまでの電話帯域信号の音声信号は
125μsのサンプル周期(8kHzのサンプリング周
波数に相当)でサンプル毎に8 bitのPCM符号化
が行われる。音声iJjケット化において、PCM符号
化を用いたパケット(以下、PCMパケットと称す)で
はたとえば64サンプルを1パケツトトシて扱うと1ノ
ぐケラトの時間長は3 maである。
従来、音声パケットのパケット補間方式はPCM・ぐケ
ラトを対象としており、波形置換法は廃棄されたPCM
パケットのサンプルを廃棄パケットの発生以前の音声信
号波形と置換する方法である。具体的には、廃棄パケッ
ト直前の一定サンプルM(以下、テンプレートと称す)
と最も類似するサンプルを過去の一部すンプルN(以下
、サーチウィンドウと称す)の中からテンプレート移動
によすA’ターンマツチングで探索し、テングレートと
最も類似したサンプル直後の1パケツト長の波形をパケ
ット置換する。
第2図は従来のPCM パケットの波形置換法における
パケット欠損の一例を示す図で、音声信号波形が各々L
サンプルから成る第1から第5までのパケットに分割さ
れ、第4パケツトが欠損し、その直前のMサンプルが置
換すべきパケットを探索するためのテンブレ、−トに相
当している。
第3図は、第2図で示したテンプレートが波形の最も類
似するサンプルを見出すためにNサンプルから成るサー
チウィンドウに沿って移動する状態を示している。
第4図は、第3図のテンプレート移動の結果、テンプレ
ートに波形の最も良くパターンマツチングするMサンプ
ル部分に後続するLサングル部分が置換ノJ?ケットと
して、第2図の第4ノぐケラトの欠損区間に割当てられ
た状態を示している。
PCM /fケットの波形置換法におけるパターンマツ
チングの方法の一例としては、Mサンプルから成るテン
プレートの波形の各サンプルの振幅とサーチウィンドウ
内の各サンブタの振幅との差分の絶対値の総和D (n
)を次の(1)式で表わし、このD(n)が最小の時に
最も類似した成形とする算法を用いている。
(ただし、n = 1 、2 、 ・・−、N−M+1
 )ここで、(1)式のX(1)、!(2)、・・・X
(財)はテングレートの各サンプルであり、y(n+1
)、)’(n+2L・・・y(n十M)はnサンプル分
シフトされたサーチウィンドウ内の各サンプルである。
この(1)式のD(n)を最小値とするnの値が選定さ
れて、最良のパターンマツチングされたMサンプル部分
に後続するLサンプル分の波形が置換ノ9ケットとなる
以上のように、従来のPCM zfチケットよるパケッ
ト補間(以下、’ PCM補間と称す)方式としてA’
ターンマツチングによる波形置換法を説明したが、音声
符号化方式は最近のディジタル信号処理技術と半導体集
積回路技術の進歩によシ高性能で経済的なものが実用化
されつつある。特に、電話帯域の音声信号に帯域圧縮技
術を用いた高能率符号化が可能となり、64 kbit
/a PCM符号化方式のビットレートを輪に圧縮する
3 2 kb i t/s ADPCM(Adapti
ve Differential PCM )符号化方
式がCCITT (国際電信電話諮問委員会)で標準化
され、従来のPCMの音声品質と同程度であるため各種
の音声通信システムに導入されつつある。
音声通信システムにおいて従来のPCMの代りに高能率
符号化のADPCMを導入すると、帯域圧縮によシ情報
量が捧に削減されシステムの高効率化が図れる。以下、
ADPCM符号化方式について説明する。
第5図はADPCMの符号器と復号器の一構成例を示す
図である。符号器は、入力信号a (k)と予測信号8
(呻との差分である残差信号e (k)を生成する第1
の加算器5ノと、残差信号e (k)を入力してADP
CM符号I (k)を出力する適応量子化器52と、A
DPCM符号I (k)を入力して量子化残差信号e 
(k)を出力する適応逆量子化器53と、量子化残差信
号e (k)と予測信号s (k)とを加算して再生信
号s (k)を生成する第2の加算器54と%再生信号
s (k)を入力して予測信号s (k)を出力する適
応予測器55とから構成される。符号化の動作としては
、過去の入力信号から現在の入力信号を予測し、この予
測信号と現在の入力信号との差を可変量子化ステップ幅
で量子化し、ADPCM符号を得る。一方、復号器は、
ADPCM符号I (k)を入力して量子化残差信号?
(k)を出力する適応逆量子化器56と、量子化残差信
号e(粉と予測信号s (k)とを加算して再生信号s
、(k)を生成する第3の加算器57と、再生信号5(
k)’e大入力て予測信号s (k)を出力する適応予
測器58とから構成される。復号化の動作としては、A
DPCM符号を逆量子化し、この逆量子化信号と過去の
逆量子化信号から生成した予測信号とを加算して復最北
信号を得る。
・以上、ADPCM符号化方式の構成と動作について説
明したが、基本的にADPCM符号の1サンプル(8k
Hzサンプリング)当りの符号化ビット数は4 bit
であシ、サンプル単位゛の逐次処理による符号化で処理
遅延が少ない手法である。
(発明が解決しようとする課題) 音声パケット通信システムにおいて高能率符号化のAD
PCMを用いたパケット(以下、ADPCM パケット
と称す)を適用する場合、ADPCM符号化の動作原理
上現在の復号信号が過去の復号信号により影響を受ける
ため、パケット欠損による音声品質の劣化は従来のPC
Mバケツ、トに比較して著しく太きいという問題点があ
った。
また、従来のPCM補間に用いられていたパターンマツ
チングによる波形置換法では音声信号波形の類似性を利
用しているが、この波形置換法をADPCMパケットの
A’ケット補間(以下、ADPCM補間と称す)に適用
する場合、ADPCM符号のため残差信号波形の類似性
を直接利用するこ゛とが著しく困難であるという問題点
があった。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、ADPC
Mパケットを用いた高効率な音声パケット通信システム
の設計に際し、通信トラヒックの過負荷又はMeによる
パケット廃棄に起因する音声品質の劣化を未然に回避可
能なパケット補間方式を提供することを目的とする。
また、本発明はノ母ケット補間方式におけるADPCM
補間の方法として、ADPCM符号の復号信号に相当す
る波形情報を用いて精度の良いかつ処理遅延の少ない波
形置換法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解決するために、ADPCM/
ぞケラトを用いる音声パケット通信システムの通信トラ
ヒックの過負荷又は輻榛時に発生するパケット廃棄を補
償するパケット補間方式に関する。
本発明は、ADPCM補間において、ADPCM符号で
あるADPCM補間入力信号とADPCM補間生成信号
とを入力しノクケット欠損指示信号により制御されたA
DPCM補間出力信号を出力する波形置換切替手段と、
該出力信号を入力しADPCM符号の復号信号を出力す
る復号手段と、該復号信号を入力しバッファメモリ信号
を出力するバッファメモリ更新手段と、該バッファメモ
リ信号を入力し自己−相関値信号を出力する自己相関演
算手段と、該自己相関値信号を入力しピッチ周期推定値
信号を出力するピンチ抽出判定手段と、前記バッファメ
モリ信号を入力し該ピッチ周期推定値信号と前記ノクケ
ット欠損指示信号との両者により制御された復号化補間
信号を出力するバッファメモリポインタ指定手段と、該
復号化補間信号を入力し前記ADPCM補間生成信号を
出力する符号手段とを有する。
前記波形置換切替手段は出力のADPCM補間出力信号
に対しパケット欠損なしのとき入力のADPCM補間入
力信号を置換しノJ?ケット欠損ありのとき処理生成さ
れたADPCM補間生成信号を置換するように制御する
前記自己相関演算手段は所定の処理対象区間におけるA
DPCM符号の復号信号波形の平均パワ値と自己相関値
を該処理対象区間毎に算出し、さらに前記ピッチ抽出判
定手段は自己相関演算手段の出力である平均パワ値と自
己相関値の最大値とを一各各所定の閾値と比較し、所定
の処理対象区間中にピッチに相当するノクルス波形が存
在するか否かを判定し、平均パワ値と自己相関値の最大
値との両者共に所定の閾゛値よシ大きい場合ピッチ周期
推定値を更新し、両者のいずれかが所定の閾値よシ小さ
い場合ピッチ周期を更新せずに前回の値を保持するよう
に制御する。
前記バッファメモリ更新手段はADPCM補間出力信号
を入力して常に最新のADPCM符号の復号信号を蓄積
し、その出力のバッファメモリ信号を前記自己相関演算
手段へ送出すると同時にバッファメモリポインタ指定手
段へ送出し、さらに前記バッファメモリポインタ指定手
段は前記ピッチ周期推定値信号と前記パケット欠損指示
信号との両者によシ前記バッファメモリ信号を前記復号
化補間信号へ変換するときの先頭位置と配列位置を指定
するように制御する。
(作用) 本発明によれば、パケット補間方式におけるADPCM
補間は、ADPCM符号の復号信号波形に含まれる音声
のピッチ周期を利用し、その復号信号波形の自己相関演
算によるピッチ抽出判定により常に最新のピッチ周期を
推定し、そのピッチ位置に対応する復号信号波形を常に
蓄積し、パケット欠損発生時直ちに波形置換するように
したので、前記問題点を除去できるのである。
(実施例) 本発明の詳細な説明に先立って、本発明の理解を容易と
するために、第6図を参照して特にADPCM /fチ
ケット用いた音声パケット通信システムの構成について
説明する。この通信システムは、音声パケット送信端末
とパケット網を介して対向に設けられる音声パケット受
信端末から構成される。なお図では片方向通話のみを示
している。送信端末ではアナログ音声入力信号を入力し
PCM符号器6ノでPCM 8 bitに符号化され、
ADPCM符号器62でADPCM 4 bitに符号
化され、パケット組立部63によりADPCM ノfケ
ットの出力信号が生成され伝送路を介してパケット網6
4へ送出される。
受信端末では伝送路を介してパケット網64からのAD
PCM 、eケラトの入力信号を入力し、パケット分解
部65でADPCM 4 bitのADPCM符号I 
(k)が生成され、ADPCM符号の欠損部分を補間す
るADPCM補間部66によりADPCM符号I’(k
)が出力され、ADPCM復号器67でPCM 8 b
itに復号化され、PCM復号器68でアナログ音声出
力信号が出力される。
以上のように音声iJ?ケット受信端末におけるADP
CMパケットの欠損部分を補間するADPCM補間は、
ADPCM符号そのものを処理の対象とし、入力信号I
 (k)が補間された出力信号■。(k)に変換される
処理を意味している。
次に添付図面を参照して本発明によるパケット補間方式
の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明のパケット補間方式におけるADPCM
補間の処理構成の一実施例を示す図であって、ADPC
M補間においては入力端子10 J f7hらADPC
M補間入力信号I (k)を入力し、制御端子102か
らパケット欠損指示信号L(k)を入力し、出力端子1
03からADPCM補間出力信号工。(k)を出力する
ものである。ADPCM補間に幹ける処理部の接続構成
を以下に示す。
ADPCM補間入力信号I (k)とADPCM補間生
成信号I赫k)とを入力しパケット欠損指示信号L (
k)にょシ制御されたADPCM補間出力信号I 、(
k)を出力する波形置換切替部15と、該出ハ信号I’
(k)を入力しIo(k)の復号信号q (k)を出力
する復号部11と、該復号信号q (k)を入力しバッ
ファメモリ信号IBUFFを出力するバッファメモリ更
新部12と、該バッフアメそり信号I BUFFを入力
し自己相関値信号Rを出力する自己相関演算部16と、
該自己相関値信号Rを入力しピッチ周期推定値信号PI
Tを出力するピッチ抽出判定部17と、前記該バッファ
メモリ信号I BUFFを入力し該ピッチ周期推定値信
号PITと前記該・ぐケラト欠損指示信号L (k)の
両者によシ制御された復号化補間信号I BUFF (
P I T )を出力するバッファメモリポインタ指定
部13と、該復号化補間信号IBUFF (PIT )
を入力し前記該ADPCM補間生成信号■Rつ[有])
を出力する符号部14とから構成される装 置 L(k)の指示により、以下の規則(i) 、 (ii
)に従って制御される。
(i)ノ臂ケット欠損なしのとき、  I o (k)
 = I (k)(10  パケット欠損ありのとき、
  Io (k) = I RE(k)復号部1ノでは
工。<k)なるADPCM符号を復号化して残差波形に
相当する復号信号τ(k)を得る。この復号信号q (
k)はバッファメモリ更新部12に蓄積され、その出力
のバッファメモリ信号I BUFFを用いて自己相関演
算部16で自己相関値Rが計算される。
ピッチ抽出判定部17では自己相関+i Rに基づくピ
ッチ周期の抽出と判定によシピッチ周期推定値PITが
出力される。このピッチ周期推定値PITとパケット欠
損指示信号L (k)の制御によシバラフアメモリポイ
ンタ指定部13ではバッファメモリ信号IBUFFを変
換するときの復号化補間信号IBUFF(PIT)の先
頭位置と配列位置を指定する。
符号部14ではこの復号化補間信号I BUFF(PI
T)を符号化してADPCM補間生成信号Iag(k)
を出力する。
以上ADPCM補間の処理構成を説明したが、従来めP
CM補間は音声波形の類似性を利用したパターンマツチ
ングによる波形置換法であるのに対して、ADPCM補
間ではADPCM符号化された音声の残差波形に含まれ
るピッチ周期を利用し、その残差波形自己相関によるピ
ッチ抽出判定により常に最新のピッチ周期を推定し、そ
のピッチ位置に対応する残差波形をパケット欠損発生時
に波形置換するものである。
第7図は第1図に関連する本発明のA?チケット間方式
におけるADPCM補間の処理タイムチャートの一実施
例を示す図である。横軸はサンプル時間軸であシ、1パ
ケツト当シロ4サンプルのパケットが第1パケツト、第
2パケツト、第3パケツトの順に進行している。図示さ
れているように前述したピッチ周期推定値PITの出力
周期は1パケツトの捧の32サンプル毎であり、この例
では第3パケツトの前半の32サンプルを処理の対象と
しているがテンル−) TEMPは31サンプル、分析
フレームI BUFF aは第1パケツトまで含めて1
59サンプル、バッファメモリ更新部12に記憶されて
いるバッファ信号I BUFFは2パケツト分の128
サンプルとした。処理対象のテングレート区間では、j
軸で示したようにj=1〜31で自己相関演算処理を行
い、j=32でピッチ抽出判定処理を行う。
前述したようにADPCM桶間では残差波形のピッチ周
期を求めるため、テンプレートには少なくとも一つのピ
ッチに相当するパルス波形が含まれていることが要求さ
れる。また、特性上最適なテンプレート長はピッチ周期
程度の長さである。一般に音声のピッチ周期は2〜16
m5と広範囲に分布しており、長いピッチ周期に対して
テングレート中のパルス波形の存在を保証し、かつ短か
いピッチ周期に対して良好な特性を得ることが必要とな
る。従って、本発明のパケット補間方式におけるADP
CM補間では、広範囲のピッチ周期の音声に対して良好
な特性を得ることを他の目的とする。
第8図は第1図及び第7図に関連する本発明のパケット
補間方式におけるADPCM補間の処理フローチャート
の一実施例を示す図である。前述したように、広範囲な
音声のピッチ周期に対応するために、現在のテングレー
ト中に/IPルス波形が含まれているか否かを判定する
ため、平均・ぐワと自己相関の最大値の両者について各
々所定の闇値と比較する。両者共に所定の閾値上り大き
い場合、ピッチ周期が正しく検出されたと判定してピッ
チ周期推定値PITを更新する。逆に両者のいずれかが
所定の閾値より小さい場合、ピッチ周期なしと判定して
ピッチ周期推定値PITを更新せず前回の値を保持する
。以上の処理動作を具体的に第8図のフローチャートで
示した。
次に自己相関演算処理とピッチ抽出判定処理について数
式を用いて、以下説明する。
自己相関は有限サンプルに対して用いられる変形短時間
自己相関関数R(t)を用いるが、この定義と説明につ
いては、L、 R,、Rabinerらによる[音声の
ディジタル信号処理(上)」鈴木久喜訳、コロナ社、第
154頁(昭和58年4月)に記載されている。
この定義を適用し、本発明の実施例の場合、変形短時間
自己相関関数R(t)は次の(2)式のようになる。
ここで、Nはテングレート長のサンプル数、I BUF
F (i)はi番目のバッファメモリのサンプル値、t
は自己相関演算の範囲に相当するサンプル数を示す。
本発明の実施例である第1図、第7図、第8図を参照し
て、自己相関演算を以下に示すが、前述したようにテン
プレート長を31サンプルとし、音声のピッチ周期を3
 ms〜16m5とすると、変形短時間自己相関関数R
(t)は、N= 31(#4m5)。
L=24〜128(=3ms〜16m5)として次の(
3)式(4)式で示される。
R(o)=ΣI BUFFa(i)・IBUFFa(i
)      (3)i=1 R(t)=写IBUFFa(i)弓BUFFa(i 十
t)       (J1=1 (ただし、24≦t≦128) ここで、(3)式のR(0)は自己相関関数の特性上か
ら平均パワに等しい。
前記(3)式、(4)式の積和演算をテンプレート長の
処理対象区間に分散して演算させると、次の(5)式、
(6)式のようになる。
R(o)j=R(o)j−t +IBUFF(1) ・
IBUFF(1)    (5ンj=1のとき、 R(0)、 R(24)〜R(128)を0”にクリア
する。
・にヶノト欠損発生時には次の(力式によりADPCM
補間入力信号I (k)を補間する。
l0c)= Q−’ (IBUFF(PIT))ここで
、Q” (IBUFF(PIT))は復号化補間信号I
 BUFF (P I T )の符号化信号を示す。
■ I (k)を出力する。
■ I BUFFを字の(8)式に従って更新する。
(ただし、1 < j < 31 ) この(5)式、(6)式に従った分散処理演算による処
理過程の一実施例を以下の(1)からGv)までに示す
(ただし、2≦i≦129) ここで、Q(I(k))はI (k)の復号化信号を示
す。
■ ・前記(5)式、(6)式の106個の積和演算を
実行する。
(ii)  2≦j≦30のとき、 前記(1)の■から■までを実行する。
(iiDj=axのとき、 前記(i)の■から■までを実行後、次の処理を実行す
る。
■ R(128)〜R(97)の最大値及びそのときの
tの値を求める。
(IV)   j = 32のとき、 前記(1)の■から■までを実行後、次の処理を実行す
る。
■ 前記■の処理を続行して、R(96)〜R(24)
の最大値及びそのときのtの値を求める。
■ 前記■と■の処理で最終的に求まるR(24)〜R
(128)に対して最大のR(t)を与えるtの値をピ
ッチ周期の候補値PITEとする。
■ R(0)によるパワPWR及びR(/=)の最大値
RMAXを算出し、各々のPWRの閾値α及びRMAX
の閾値βと比較して、ピッチ周期PITの更新の可否を
次の規則(a) 、 (b)に従って決定する。
(a)  PWR≧αかツRMAX≧βのとき、PIT
=PITEとして更新する。
(b)  PWR< a又はRMAX(βのとき、PI
T=PITとして更新せず、前回の値を保持する。
以上処理過程の一実施例を説明したが、(7)式と(8
)式に示したQ とQについては、第9図で示されるA
DPCM符号と補間値の関係を用いている。
ADPCM補間入力信号I (k)の復号化信号Q(I
(k))の値は、ADPCM符号の逆量子化値をn倍し
整数化した値である。nの値は(4)式においてI B
UFFO値が最大値を連続的に取シ続けてもオーバフロ
ーしないように決定する。この実施例では、I (k)
とQ(I(k))及びIBUFF (PIT )とQ−
1(IBUFF(PIT) )の数値の関係は一例であ
って限定するものではない。
ところで、音声は母音のような有声音と子音のような無
声音に分類されるが、前述したようにADPCM符号1
 (k)は予測残差信号であシ、有声音ではピッチ周期
に対応したパルス波形となり、無声音では白色雑音とな
ることが知られている。前述したADPCM補間におい
てはピッチ周期の推定値により波形置換しているが、音
声成形のピッチ周期の遷移区間におけるl?ルス位置や
話題、語尾におけるノソルス振幅が適切でないと過渡的
に大きなインパルス雑音が発生する。このインパルス雑
音を低減する必要がある。
従って、本発明のパケット補間方式におけるADPCM
補間では、前記インパルス雑音を低減して良好な音声品
質を得ることを他の目的とする。
第10図は前述したADPCM補間の説明で用いた第9
図のADPCM符号と補間値の関係を修正したものであ
シ、ADPCM符号I (k)の復号化信号Q(I(k
))の波形振幅についてその正と負の最大レベル値を各
々所定の値に制限したものである。この制限によシ、前
述のインパルス雑音が低減される。この実施例では、正
の最大値であるI (k)= 7のときI (k)=6
と同値であるQ(I(k) ) = 22に設定し、負
の最大値であるI(k)= 15のときI(k)=14
と同値であるQ(I(k))=−22に設定している。
これらI(k)とQ(I(k))及びIBUFF(PI
T)とQ−’ (I BUFF(PIT ) )の−竺
の関係は一例であって限定するものではない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明によれば、ノクケット
補間方式におけるADPCM補間は、 ADPCM符号
の復号信号波形に含まれる音声のピッチ周期を検出する
手段を設け、広範囲な音声のピッチ周期に追従できるよ
うに短時間の処理対象区間を設定し、自己相関演算とピ
ッチ抽出判定をその処理対象区間に分散処理し、常に最
新のピッチ周期を高精度に推定でき、そのピッチ位置に
基づいて常に最新の復号信号波形を蓄積し、パケット欠
損発生時直ちに波形置換することが可能となる。このた
め、通信トラヒックの過負荷又は輻饋時に発生するパケ
ット廃棄による音声信号の欠損部分を高精度かつ高速に
補間でき、音声品質の劣化と通信困難を回避することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパケット補間方式におけるADPCM
補間の処理構成の一実施例を示す機能ブロック図・ 第2図は従来のPCM /4′ケットの波形置換法にお
けるパケット欠損を示す波形図、 第3図は第2図に関連した従来のPCMパケットの波形
置換法におけるテンプレート移動を示す波形図、 第4図は第2図及び第3図に関連した従来のPCMパケ
ットの波形置換法におけるノ母ケット置換を示す波形図
、 第5図は従来技術によるADPCM符号器とADPCM
復号器の一構成例を示す機能ブロック図、第6図は本発
明に関連するADPCM /J?ケットを用いた音声パ
ケット通信システムの一構成例を示す機能ブロック図、 第7図は第1図に関連する本発明のパケット補間方式に
おけるADPCM補間の処理タイムチャートの一実施例
を示すタイムチャート図、 第8図は第1図及び第7図に関連する本発明のノJ?ケ
ット補間方式におけるADPCM補間の処理フローチャ
ートの一実施例を示すフローチャート図、第9図は第1
図、第7図及び第8図に関連する本発明のパケット補間
方式のADPCM福間における補間値の一実施例を示す
テーブル図。 第10図は第1図、第7図、第8図及び第9図に関連す
る本発明のパケット補間方式のADPCM補間における
修正された補間(lの一実施例を示すテーブル図である
。 1)・・・復号部、12・・・バッファメモリ更新部、
13・・・バッファメモリポインタ指定部、14・・・
符号部、15・・・波形置換切替部、16・・・自己相
関演算部、17・・・ピッチ抽出判定部、101・・・
入力端子、102・・・制御端子、103・・・出力端
子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、音声信号を入力し該音声信号を符号化した音声符号
    化信号の音声パケットを伝送路に送出する音声パケット
    送信端末と、該伝送路を介し該送信端末に対向して設け
    られ前記音声パケットを受信した後前記音声符号化信号
    を復号化して前記音声信号に再生する音声パケット受信
    端末とを有する音声パケット通信システムの音声パケッ
    トのパケット廃棄を該受信端末のパケット分解後に補償
    するパケット補間方式において、 前記音声符号化信号である被補間入力信号と処理生成さ
    れた補間生成信号とを入力し、前記パケット廃棄の発生
    時に指示されるパケット欠損指示信号により制御され、
    補間出力信号を出力する波形置換切替手段と、 該補間出力信号を入力し復号信号を出力する復号手段と
    、 該復号信号を入力しバッファメモリ信号を出力するバッ
    ファメモリ更新手段と、 該バッファメモリ信号を入力し自己相関値信号を出力す
    る自己相関演算手段と、 該自己相関値信号を入力しピッチ周期推定値信号を出力
    するピッチ抽出判定手段と、 前記バッファメモリ信号を入力し該ピッチ周期推定値信
    号と前記パケット欠損指示信号とにより制御された復号
    化補間信号を出力するバッファメモリポインタ指定手段
    と、 該復号化補間信号を入力し前記補間生成信号を出力する
    符号手段とを有することを特徴とするパケット補間方式
    。 2、請求項1に記載のパケット補間方式において、前記
    波形置換切替手段は前記補間出力信号としてパケット欠
    損なしのとき前記被補間入力信号を置換しパケット欠損
    ありのとき処理生成された前記補間生成信号を置換する
    よりに制御し、前記自己相関演算手段は所定の処理対象
    区間における前記補間出力信号の復号信号の平均パワ値
    と自己相関値を該処理対象区間毎に算出するように制御
    し、 前記ピッチ抽出判定手段は該自己相関演算手段による平
    均パワ値を所定の第1の閾値と比較し自己相関値の最大
    値を所定の第2の閾値と比較し、前記所定の処理対象区
    間中にピッチに相当するパルス波形が存在するか否かを
    判定し、該平均パワ値及び該自己相関値の最大値が共に
    各々所定の第1の閾値及び第2の閾値を越えるとき前記
    ピッチ周期推定値を更新し、該平均パワ値又は該自己相
    関値の最大値いずれかが各々該第1の閾値又は該第2の
    閾値を越えないとき前記ピッチ周期推定値を更新せずに
    前回の値を保持するように制御し、前記バッファメモリ
    更新手段は前記復号信号を入力し常に最新の値に更新さ
    れた前記バッファメモリ信号を蓄積し、前記バッファメ
    モリ信号を前記自己相関演算手段へ送出すると同時に前
    記バッファメモリポインタ指定手段へ送出するように制
    御し、 前記バッファメモリポインタ指定手段は前記ピッチ周期
    推定信号と前記パケット欠損指示信号の両者により前記
    バッファメモリ信号を前記復号化補間信号へ変換すると
    きの先頭位置と配列位置を指定するように制御すること
    を特徴とするパケット補間方式。 3、請求項1又は請求項2に記載のパケット補間方式に
    おいて、前記音声符号化信号は所定のビット数に圧縮す
    る高能率音声符号化であってサンプル毎に符号化ビット
    を逐次処理する符号化を用いた信号であることを特徴と
    するパケット補間方式。 4、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載のパケッ
    ト補間方式において、前記音声符号化信号である前記被
    補間入力信号の数値に対応する前記復号信号の数値は該
    復号信号の波形振幅の正と負の最大レベル値を各々所定
    の値に制限し設定することを特徴とするパケット補間方
    式。
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