JPH0216562Y2 - - Google Patents

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JPH0216562Y2
JPH0216562Y2 JP1981084940U JP8494081U JPH0216562Y2 JP H0216562 Y2 JPH0216562 Y2 JP H0216562Y2 JP 1981084940 U JP1981084940 U JP 1981084940U JP 8494081 U JP8494081 U JP 8494081U JP H0216562 Y2 JPH0216562 Y2 JP H0216562Y2
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は田植機やトラクタ等の移動農機が圃場
を作業しながら走行する際に、例えば田植機でい
えば既植苗等の進路誘導指標になる得るものに倣
つて走行制御するために供される移動農機の自動
操向装置に関するものである。
従来、この種の操向制御に供される位置検出装
置は1個であり、複数個具備されたものもあつた
がこれは往路と復路にてそれぞれ1個づつ使いわ
けられているなど位置検出装置は機能的には1個
であつた。このように1個の検出装置により機体
の希望進路に対する位置を検出していたため、機
体の向きが変つても多くの場合、希望進路に対す
る機体の方向が検出できず、検出装置が設けられ
ている機体の部分位置が希望進路と一致しても機
体の方向が希望進路と一致せず、その結果機体が
蛇行するという欠点があつた。このような現象
は、特に田植機のように苗を田面上に直線的に整
列させて植付けるように要求される移動農機にと
つては禁物である。また他の移動農機において精
度の高い操向制御が要求される場合も同様であ
る。
そこで本考案は、上述した欠点を解消するため
に研究した結果、進路誘導指標に倣つて操向制御
させる移動農機において、前記進路誘導指標に対
する機体の離間距離を検出する感知装置を、機体
進行方向の前後位置に複数個設け、進路誘導指標
に対する機体の相対位置変位を同時に複数検出
し、該複数の検出結果を、変位距離の差から前記
進路誘導指標に対する機体方向の角度のずれを判
断する判断装置に送り、該判断装置で機体の進路
誘導指標に対する距離のずれと角度のずれとを同
時に判断すべく構成すると共に、前記判断装置に
連結した操向制御装置により機体を進路誘導指標
に対して一定の間隔を保つて平行する機体方向の
角度に操向操作させて従来の1個の検出装置によ
る操向制御に比較し、数段上まわる精度をもつた
操向制御機構を得ると共に、進路誘導指標と機体
との離間距離を検出するだけの簡単な感知装置を
機体の前後位置に複数個設けるだけで距離のずれ
と角度のずれの両方を判断し、前記進路誘導指標
に倣つて一定の間隔を保つて平行に走行できる移
動農機の自動操向装置を得んとするものである。
次に本考案の一実施例を第1図により説明す
る。
田植機を例にあげるが本考案は田植機に限定さ
れるものではない。機体1の前部と後部の側面に
は感知装置2,3が機体1の同一幅方向に延長さ
れている。この感知装置2,3の先端には感知部
4,5が設けられており、それらは田面に既に植
付けられている苗等の進路誘導指標6に接触する
かあるいは無接触にて進路誘導指標6と機体1と
の間隔をある範囲で検出可能となつている。感知
部4,5の感知体はマイクロスイツチ、光電子ス
イツチ、近接スイツチ等各種のものがあるが、そ
れらのうち上記条件を満すものであれば何んでも
良い。
このように構成した感知装置2,3は前記感知
部4,5から発せられる信号を図示しない判断装
置に送る。この判断装置は感知装置2,3から送
られた2個の信号にもとづき、苗等の進路誘導指
標6列に対する機体前後方向の角度のずれと機体
1の所定位置Pと進路誘導指標6列との距離のず
れを知り、前記角度のずれと距離のずれに応じた
修正操向動作を行うべく修正信号を図示しない操
向制御装置に送る。従つて、この判断装置はリレ
ー回路、電子論理回路、計算リンク機構等で構成
されている。
一方、前記操向制御装置は、機体1の操向を自
由に変更できる装置であればよく、例えば機体1
の左右の車輪7,8の軸や伝動系路に電磁クラツ
チを装着して電気の断続により左右車輪7,8へ
の動力の断続を行うようにしたり、あるいは船の
舵に相当するものを機体に装備し土壌中に挿入し
て、この舵の操舵角を変えて機体1の操向を制御
するようにしてもよい。
次の本実施例の作用について説明するに、機体
1の進路誘導指標6列との相対位置関係を次に述
べる角度と距離とにより表わすとする。機体1の
中心線aと進路誘導指標6列とのなす角度θを、
機体1の進路誘導指標6列に対する角度のずれと
する。また機体1の中心線a上の一点P(例えば
左右車輪7,8軸と中心線との交点)と進路誘導
指標6列との間隔yを、機体1の進路誘導指標6
列に対する距離のずれとする。
前述したように、機体1の前部と後部に設けら
れた感知装置2,3により検出されるそれらの位
置における機体1と進路誘導指標6列との機体1
幅方向の間隔は前記感知装置2,3により機体1
前部においては機体1と進路誘導指標6列との機
体1幅方向の間隔yFが、また後部においても同様
にyRが判明する。ここで機体1の中心線a上の一
点Pから機体1の前部に設けられた進路誘導指標
6列感知装置2までの機体1の中心線a上の距離
をlF、またPから後部感知装置3までの機体1の
中心線a上の距離をlRとする。上記lF,lRはPの
位置を定めることにより既知である。
機体1の進路誘導指標6列に対する相対位置は
前述した角度θ及び距離yとにより表わされる
が、角度θと距離yは上記2変量yF,yRと2既知
量lF,lRとにより次式の如く表わせる(第2図参
照)。
θ=tan-1(yF−yR/lF+lR) …(1) y=lRyF+lFyR/lF+lR ・cos〔tan-1(yF−yR/lF+lR)〕 …(2) このように、機体1の前部と後部とにそれぞれ
進路誘導指標6を感知する感知装置2,3を設
け、この感知装置2,3により進路誘導指標6上
に位置する変位を同時に複数個検出することによ
り、機体1の進路誘導指標6列に対する位置を、
機体1の進路誘導指標6列に対する角度θと距離
yという複数の変位により表わすことが可能とな
つたのである。
次に上記2変位に基づいて機体1を操向制御す
る場合について述べる。
最初に上記2変位によらず1変位に基づいて機
体1を操向制御する場合、即ち、上記変位yのみ
に基づき操向制御する場合はyをある一定値y0
すべく操向させるのであるがy=y0となつた際、
ほとんどの場合θ=0とはなつておらず、走行の
慣性などで行きすぎてしまい、y=y0は成立しな
くなる。そこで再びy=y0にすべく操向させるの
であるが、再びy=y0となつた際θ=0とはなら
ないためにまたもや行きすぎてしまう。つまり機
体は希望する進路を中心に蛇行するのである。
また上記変位θのみに基づき操向制御する場合
はθ=0にすべく操向制御するのであるが、θ=
0となるということは希望する進路と平行であつ
ても希望進路に戻る作用はない。
次に、本考案による前記2変量に基づき操向制
御する場合について述べると、距離yと角度θの
2変位からまず距離yを一定値y0にすべく機体1
を操向する必要があるが、この時同時に角度θか
ら進路誘導指標6列に対して一定値y0の間隔を保
つて平行する希望進路に対しての機体1の向きも
併せて判断し、機体1が希望進路に向かつている
場合は操向制御を行うことなく、即ち修正信号を
発することなく、機体1を希望進路に向かつて直
進させる。
また、機体1の向きが希望進路に対して平行か
離れる方向に向いている場合は、希望進路方向に
向かうように修正操向動作を行わせるべく修正信
号を操向制御装置に送り、機体1の操向制御を行
うものである。
このように、機体1の進路誘導指標6列に対す
る角度θを常に判断し、y=y0となつた場合で
も、角度θを常に零にしようとする作用によつて
機体1が希望進路を行きすぎる作用をおさえ、機
体1が希望進路に戻るという作用を生かして円滑
な操向制御が可能となる。
以上述べた本実施例の場合、苗等の進路誘導指
標6列は直線であつたが必ずしも直線である必要
はない。進路誘導指標6列が曲線である場合は、
機体1の前部と後部に設けられた感知装置2,3
で感知した前部と後部それぞれの進路誘導指標6
を結んで出来る直線をその時の進路誘導指標列と
見なせば、以上述べた考えはそのまゝあてはま
る。また感知装置2,3は図上で機体1の右側に
延長したが往復作業に応じて機体1の左側にも同
様の感知装置をつけるか、または感知装置2,3
を左側に変換可能にした方が好ましい。
次に本考案の他の実施例をトラクタを例にあげ
て堂3図により説明する。
先に述べた実施例と基本的構成は等しいが感知
装置の位置が異り、その結果判断装置での機体の
進路誘導指標に対する角度と距離とを算出する式
が異つている。
機体31の前部には、感知装置32,33が機
体31から前方に延長している支持部材34に、
図示の如くある距離離して取りつけられている。
感知装置32,33は進路誘導指標35に接触す
るかあるいは無接触にて進路誘導指標35を感知
し、機体31と進路誘導指標35との間隔を検出
可能となつている。感知装置32,33の感知体
はマイクロスイツチ、光電子スイツチ等進路誘導
指標35と適合するものであれば良い。一方進路
誘導指標35としては、土中に埋設された電線や
石灰粉等が用いられるが、感知体と適合するもの
であればよい。
操向制御装置は本実施例がトラクタであるから
左右の前輪36,37を操舵する機構が用いられ
る。
判断装置で機体31の進路誘導指標に対する角
度と距離を算出する先の実施例での式(1)と(2)に相
当する式は、感知装置32で検出される機体31
の幅方向の距離yR、感知装置32と33との機体
1の中心線a上の距離をlF、感知装置33と機体
1の中心線a上の一点Pとの中心線a上の距離を
lRととすると、機体31の一点Pの進路誘導指標
35との角度θと距離yは次式により表わせる。
(第4図参照)。
θ=tan-1(yF−yR/lF) y=〔lFyR−lR/lF(yF−yR)〕 ・cos〔tan-1(yF−yR/lF)〕 このように、機体31の前部に機体の進行方向
に位置を異ならしめて前位と後位の32,33な
る2個の感知装置を設けることにより、機体1の
進路誘導指標35に対する位置を機体1の進路誘
導指標35に対する角度θと距離yという複数の
変位により表わすことが可能となる。なおこの実
施例では感知装置32,33を機体31の前部に
設けたが、前部にかぎらず後部又は中間部でもか
まわない。
次にもう一つの別の実施例を第5図をもつて説
明する。第3図で説明した実施例と基本的構成は
等しいが2つの感知装置38,39の関係が異つ
ていて、その結果図示しない判断装置での機体3
1の進路誘導指標35に対する角度と距離とを算
出する式が異つている。この実施例では該算出式
を示すにとどめる。
θ=tan-1(lFsioθF−lRsioθR/lFcpsθF−lRcpsθ
R) y=lFsio〔θR−tan-1(lFsioθF−lRsioθ
R/lFcpsθF−lRcpsθR)〕−lsio〔tan-1(lFsioθF
lRFsioθR/lFcpsθF−lRcpsθR)〕 以上説明したように、本考案によると、機体前
後方向に所定間隔離れて配置され進路誘導指標
6,35に対する機体1,31の離間距離を検出
する少なくとも2個の感知装置2,3,32,3
3からなり、極めて簡単な装置からなるものであ
りながら、上記感知装置の同時検出信号により、
判断装置が、進路誘導指標6,35に対する機体
所定位置Pの距離y及び機体前後方向の角度θを
正確に判断することができ、そして該距離y及び
角度θの値に基づき、操向制御装置が、例え距離
yが設定値y0になくても、角度θが希望進路に向
いていれば修正操向動作を行わず、また角度θが
希望進路に対して平行か離れる方向に向いていれ
ば、希望進路に向くように修正して、距離yが設
定値y0になると共に角度θが零になるように機体
1,31を操向制御し、これにより、蛇行や希望
進路に戻らない現象を確実に防止すると共に、極
めて柔軟性に富みかつ精度の高い自動操向制御を
実現して、植付け作業等の農作業を正確かつ効率
よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例であつて、第1図は田植
機に適用された実施例の平面図、第2図はその作
用説明図、第3図及び第5図はトラクタに適用さ
れた他の実施例を示す平面図、第4図及び第6図
はそれぞれ第3図及び第5図の作用説明図であ
る。 1,31……機体、2,3,32,33……感
知装置、4,5……感知部、6,35……進路誘
導指標、a……機体中心線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 進路誘導指標に倣つて操向制御する移動農機の
    自動操向装置において、 機体前後方向に所定間隔離れて配置されかつ前
    記進路誘導指標に対する機体の離間距離を検出す
    る少なくとも2個の感知装置と、 これら感知装置に基づく進路誘導指標に対する
    機体の相対位置変位の同時検出信号により、前記
    進路誘導指標に対する機体所定位置の距離及び機
    体前後方向の角度を判断する判断装置と、 該判断装置からの信号に基づき、前記機体所定
    位置の距離が設定値になると共に前記機体前後方
    向の角度が零になるように、前記機体を操向制御
    する操向制御装置と、 を備えてなる移動農機の自動操向装置。
JP1981084940U 1981-06-11 1981-06-11 Expired JPH0216562Y2 (ja)

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JPS56175010U JPS56175010U (ja) 1981-12-24
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