JPH02164654A - 給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等にガソリン等の油を供給する給油所
に設置する給油装置に関する。

〔従来の技術〕

かかる給油所では、顧客獲得のために、サービスとして
例えばキャンペーンを行ってこの期間中、給油量に景品
を渡したり、あるいは特に女性客を対象としたレゾイス
デイを定め、この日に給油を受けに来た女性の給油量に
対しては給油金額を割引き、各種点検を無料で行ったり
、また、所定の給油量以上の給油を行った客に対しては
給油金額を割引くなど、種々の手段を講じている所が多
い。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、かかるサービスは常時行われているもの
ではないものがほとんどであるため、このようなサービ
スによっては固定客を獲得することはむずかしい。

また、例えばサービス期間中であることなどをその都度
客に知らせる必要があり、かかる宣伝作業や、サービス
品を渡す係員などが別途必要となる場合もあって、人手
を要し経費も嵩む。

さらに、給油を行う作業員とは別の係員が景品を渡すよ
うな場合は、渡しもれが生じることもあり、サービスが
充分に行き渡らないおそれがある。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、給油量に
対して常時、必ずサービスを行うことができて固定客の
獲得を確実に図ることができ、しかもサービス動作は給
油動作と連動して行うために別途人手を要することもな
く、また、給油量にとっても給油地点の手近な所で確実
にサービスが受けられる給油装置を提供することにある
。

〔課題を解消するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、給油動作に連動して
おしぼりや飲料缶などのサービス品を放出する放出機構
を有するサービスケースを給油機ケースに付設したこと
を要旨とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、給油量に対して給油を行うため、例え
ば給油ノズルを給油機ケースから外せば、これに連動し
てサービスケースからおしぼりなどのサービス品が自動
的に放出する。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の給油装置を設置した給油所の全体斜視
図、第２図は本発明の給油装置の実施例を示す斜視図で
、まず給油所の全体構成を説明すると、給油所は周知の
ごとく敷地ｌの上方をキャノピイ２で覆い、該敷地１の
端には事務所などの建物３が設置しである。

本発明の給油装置Ａはかかる給油所の敷地１のほぼ中央
に設置するもので、第２図に示すようにアイランド４上
に、給油機ケース５と並べてこれに密接させてサービス
ケース６を付設したものを一体的に立設したものである
。

給油機ケース５は、従来周知の地上固定式の給油機ケー
スと同様に、ケース５内に地下の貯油タンク（図示せず
）に連通ずる給油管を立上げ、該給油管に給油機構とし
て給油モーター１０（第２図では図示していない）に連
結した給油ポンプ、流量パルス発信器１１　（第２図で
は図示していない）を接続した流量計を設け、給油管端
は給油機ケース５の上部前面に導出して、ここで先端に
給油ノズル７を有する給油ホース８を接続しである。な
お、図示の例では給油機ケース５は、内部に給油機構を
２組配設したいわゆるダブルタイプのものとし、給油ホ
ース８は給油機ケース５の前面で左右に位置させてそれ
ぞれ１本ずつ設けてあり、該給油機ケースの前面にノズ
ル掛け１２．１２を設け、ここに給油ノズル７．７の掛
は外しに連動してオンオフするノズルスイッチＳＷをそ
れぞれ取付けである。

図中９，９は左右の給油ホース８．８にそれぞれ対応す
る給油量等を表示する表示器を示す。

サービスケース６は前記給油機ケース５に並べて（図示
の例では左横）密接させて付設したもので、上部にサー
ビスケースであることを表示する表示部１３を形成し、
ここに例えば季節に応じて「つめたいさ−びす」のよう
な宣伝文字による表示１４を施しておく。

そして、このケース６はサービス品としては一例として
おしぼり、キャンデイ−、ジュースの３種類を提供する
ものとし、前記表示部１３の下方にジュースの種類を選
択するための選択釦スイッチ１６を複数個機に並べて設
けた。図中１５は、該ジュースの種類を示すための飲料
缶などの表示を示す。

前記おしぼりやジュースは、ケース６内に冷却器や加温
器を設けて、これにより夏期は冷却して冷たくし、また
冬期は加温して温かいものにしてお（。

この選択釦スイッチ１６の下方におしぼり、キャンデイ
−及びジュースの取出口１７．１８．１９を横に並べて
設け、おしぼりの取出口１７の上方にはおしぼりの追加
を希望する場合の追加放出ｉロスイッチ２０を設け、ま
た、ジュースの取出口１９上方には有料で別途ジュース
の購入を希望する場合のコイン投入口２１と、つり銭の
返却口２２とを設けた。

この取出口１７．１８．１９は図示のようにケース６の
下部に形成してもよいが、自動車の運転席から手を伸ば
せば届く高さ位置に形成したり、あるいは下部に取出口
１７．１８．１９を設けた場合はこの取出口１７．１８
．１９の手前に昇降テーブルを取付けて運転席に届くよ
うにしたり、または、ケース６の側部などにロボットア
ームを設けて、該ロボットアームを取出口１７．１８．
１９と運転席との間で移動するよう構成するなど種々の
変形が考えられる。

以上のようにして構成される給油機ケース５とサービス
ケース６との上端に各種情報、案内などを表示する表示
器２９を一体的に配設する。この表示器２９の案内表示
部２９ａは、−例として微小反転表示計群や発光ダイオ
ード（ＬＥＤ）の集合体で構成するドツト式のものとし
、表示される文字が横に移動して流れるように見えるい
わゆるフローサインに形成した。

また、サービスケース６は、内部に冷却器やサービス品
送出装置のモーター及びスイッチのような電弧を発生す
る電気機器を備えるものであり、他方、これが密接して
配設される給油機ケース５はガソリンなどの引火性の高
い危険物を扱うものであることから、サービスケース６
はこれを防爆構造とする。

防爆構造の構成は一例きして出願人が先に提案した特公
昭６３−９２７３号公報に示すような自動販売機と同様
に、サービスケース６を密閉ケースとし、該ケース６内
に設けたサービス品送出孔とケース６の下部に設けた取
出口１７．１８．１９とを密閉通路で連結し、密閉通路
両端へ空気漏出防止用蓋を設けて圧力ロック部を形成し
、密閉のケース６の頂部に該ケース内を陽圧に維持する
ための空気取入口を設けるものとして、取出口１７．１
８．１９からのサービス品取出しの際におけるケース外
空気の内部への侵入を防止し、ケース６外に引火性の高
いガスや蒸気が存在していてもこれがケース６内に侵入
することなく、ケース６内で発生する電弧がこれらガス
などに引火することを防止できるようにしである。

そして、前記３種類のおしぼり、キャンデイ−ジュース
のサービス品は、例えばおしぼりについては全ての給油
客に無料で提供し、キャンデイ−は給油量がｉｏｚ以上
２０ｆｆｉ未満の給油客に、ジュースは給油量が２０２
以上の給油客に対してのみ提供するように設定しておく
。

第３図はかかる制御のブロック図で、おしぼりの追加放
出釦２０のスイッチと、給油ノズルをノズル掛け１２か
ら外した時のノズルスイッチＳＷからのオン信号とをお
しぼりの放出機構２３に導入する。

この放出機構は、従来周知の飲料缶などの自動販売機に
採用されているものを適宜採択すればよい。

また、ノズルスイッチＳＷからのオンオフ信号を給油モ
ーター１０と、流量パルス発信器１１からのパルス信号
が導入される給油量を計数する計数回路２４とに導入し
、該計数回路２４からの計数信号を表示器９に導入する
とともにキャンデイ−の放出機構２５に導入する。この
キャンデイ−の放出機構２５へは計数回路２４で計数さ
れた値が１０ｆ以上２０１未満の時に出力するよう設定
しておく。

ジュースの選択相スイッチ１６からの選択信号と前記計
数回路２４からの計数信号をアンド回路２６に導入し、
該アンド回路２６からの出力信号をジュースの放出機構
２７に導入した。このアンド回路２６へは計数回路２４
での計数値が２０２以上の時に出力するよう設定してお
く。

また、ジュースの選択相スイッチ１６からの選択信号と
コイン投入口２１からのコイン投入信号とをアンド回路
２８に導入し、該アンド回路２８からの出力信号をジュ
ースの放出機構２７に導入する。

キャンデイ−の放出機構２５及びジュースの放出機構２
７も前記おしぼりの放出機構２３と同様に、従来周知の
自動販売機に採用の放出手段を用いる。

次に、使用法及び動作について説明する。

給油所の営業中は上方の表示器２９の表示部２９ａには
例えばｒ１２ケ月定期整備はおすみですが」なとのよう
な室内文字を横に移動させて表示しておく。また、その
下方のサービスケース６の表示部１３にも季節に合わせ
て「つめたいさ−びす」なとの表示１４を施してお（。

これら表示器２９や表示部１３により給油装置Ａ全体及
びサービスケース６の存在が目立ち、道路を走行中の自
動車の運転者の注意を喚起でき、運転者はこれらの表示
を見て給油機やサービスケース６の存在を知り、給油所
に入車して給油を受けるため給油機ケース５及びサービ
スケース６の前方に停車する。

そして、給油のため、給油所員が給油機ケース５に形成
しであるノズル掛け１２から給油ノズル７を外せば、こ
れに連動してノズルスイッチｓｗがオンし、このオン信
号によって給油モーターｌｏが回転を開始し給油ポンプ
が回って給油可能状態となる。同時にこのオン信号はお
しぼりの放出機構２３にも出力し、これにより該放出機
構２３から夏期には冷たいおしぼりが取出口１７に放出
される。よって、給油所員がこのおしぼりを取出口１７
から取出して給油量に渡し、あるいは運転者が窓から手
を伸ばすなどして自らこのおしぼりを取出す。

このように、給油を開始しようとする動作により、これ
に連動して、サービス品としておしぼりが自動的に提供
される。

なお、同乗者がいるなどしておしぼりの追加を希望する
場合は、追加放出釦スィッチ２０を押せば、おしぼりの
放出機構２３が作動して取出口１７におしぼりが放出さ
れる。

そして、給油ノズル７を自動車の給油口に挿入してノズ
ルバルブを開き給油を行えば、流量は流量パルス発信器
１１でパルス信号として計数回路２４に出力され、ここ
で給油量が計数されて該給油量は表示器９に表示される
。なお、この計数回路２４は前記ノズルスイッチＳＷか
らのオン信号の出力によって計数を開始する。

該計数回路２４で計数された給油量の値がｉｏ！！以上
２０ｆｆｉ未満の場合はここからの出力によってキャン
デイ−の放出機構２５が作動し、サービス品としてキャ
ンデイ−が取出口１８に放出され給油量に渡される。

また、同じく計数回路２４で計数された給油量の値が２
０２以上の場合は、この計数信号がアンド回路２６に出
力され、ジュースの種類を選択する選択釦スイッチ１６
から選択信号がこのアンド回路２６に出力されると、該
アンド回路２６からの出力によってジュースの放出機構
２７が作動して、取出口１９にジュース缶が放出されて
、これがサービス品として給油量に渡される。

なお、ジュースについては給油の有無、あるいは給油量
の値とは関係なく、有料にても購入でき、この場合は、
コイン投入口２１に所定金額のコインを投入し、かつ選
択釦スイッチ１６を押せばこれら両者からの信号がアン
ド回路２８に入り、該アンド回路２８からの出力によっ
てジュースの放出機構２７が作動して取出口１９にジュ
ース缶が放出される。

以上のようにして、給油開始によって全ての給油量に対
しておしぼりがサービス品として提供され、また、給油
量の多少に応じてキャンデイ−やジュースなどがサービ
ス品として渡される。そして、これらサービス品の放出
は給油機ケースに密接して配設したサービスケースによ
って給油現場で、しかも全て給油動作に連動して自動的
に行われる。

給油が終了すれば、給油ノズル７を給油口から抜取って
ノズル掛け１２に戻すことでこれに連動してノズルスイ
ッチＳＷからオフ信号が出力し、給油モーターｌＯが停
止し給油ポンプが止まって全ての給油動作が終了する。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の給油装置は、給油動作に連動
しておしぼりや飲料缶などのサービス品が自動的に提供
されるので、全ての給油量に対して確実にサービス品を
渡すことができ固定客の獲得を図ることができる。

また、給油所員の手間も省け、給油量にとっても給油地
点の手近な所でサービスが受けられ便のよいものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の給油装置を設置した給油所の全体斜視
図、第２図は本発明の給油装置の実施例を示す斜視図、
第３図は実施例のブロック図である。 ｌ・・・敷地　　　　　　２・・・キャノビイ３・・・
建物　　　　　　４・・・アイランド５・・・給油機ケ
ース　　６・・・サービスケース７・・・給油ノズル　
　　８・・・給油ホース９・・・表示器　　　　　ｌＯ
・・・給油モーター１１・・・流量パルス発信器 １２・・・ノズル掛け　　　１３・・・表示部１４、１
５・・・表示　　　　１６・・・選択釦スイッチｉ’ｙ
、　１８．１９・・・取出口　２０・・・追加放出ｉロ
スイッチ２１・・・コイン投入口　　２２・・・返却口
２３・・・おしぼりの放出機構 ２４・・・計数回路　　　　２５・・・キャンデイ−の
放出機構２６・・・アンド回路　　　２７・・・ジュー
スの放出機構２８・・・アンド回路　　　２９・・・表
示器２９ａ・・・表示部　　　　Ａ・・・給油装置第２
図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 給油動作に連動しておしぼりや飲料缶などのサービス品
   を放出する放出機構を有するサービスケースを給油機ケ
   ースに付設したことを特徴とする給油装置。