JPH02164594A

JPH02164594A - 無線とじ本のがり溝

Info

Publication number: JPH02164594A
Application number: JP31921888A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kobayashi; 小林　廣
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-12-16
Filing date: 1988-12-16
Publication date: 1990-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は無線とじ本のがり溝の改良に関し、さらに詳
しくは背に垂直な面に対して傾斜した斜がり溝を設ける
ことによって接着とじした場合に折本中の枚葉紙の抜脱
が生じないようにした無線とじ本のがり溝に関する。

（従来の技術）従来、例えば週刊誌２月刊誌、電話帳などの製本には、
針金や糸を用いてとじずに折本の背をホットメルト型接
着剤、その他の糊で接着し固める無線とじ方法がある。

この無線とじ方法では折本の背を針金や糸でとじずに、
よくそろえて断裁し、切口をバイトで荒皮たせた後、樹
脂側を塗布して乾燥し、表紙をつけるものであるが、−
射的にはアジ日製本といわれているものがあり、即ち折
本の背にがり刃と呼ばれる刃で多数条のかり溝を穿設し
、該かり溝内に糊を浸透させて折本の背を糊で接着し固
める製本方法である。

（発明が解決しようとする問題点）しかして従来のこの種の無線とじ本では、折本に対して
直角な角度を有するかり刃を備えたカッター装置を使用
してかり溝を穿設するものであり、図面第６図に示すよ
うに折本１ａの背２ａに穿設された多数条のかり溝は、
背２ａの面に垂直（直角）な垂直がり溝３ａであった。

従って接着１！ｌ］４ａが各かり溝３ａ内に浸透して背
２ａを接着し、強固に固め折本の中の枚葉紙が抜けるの
をある程度は防遮することができるものであるが、すべ
てのがり溝３ａが折本１ａの背２ａに垂直（直角）であ
るために、普通の限られた成る限度内の強度の接着力し
か折本の背に備えることができないもので、製本後の折
本の繰り返しの開閉作用によって折本の中身の枚葉頁紙
が妄りに抜けたり、抜けすれたりする大きな問題があっ
た。

そして特に折本の紙質が繊維質と違ってアート紙などの
ようにカッターでカットされた状態が板状となり、糊成
分が浸透しにくい紙質のものではこの問題は顕著であっ
た。

（問題点を解決するための手段）この発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、次のように構成しである。

即ちこの発明における無線とじ本のがり溝は、折本の背
に設けたがり溝の全部または一部が背に垂直な面に対し
て傾斜した斜がり溝であることを特徴として成るもので
ある。

そして上記における斜がり溝は、背に垂直な面に対して
の傾斜方向が交互に異なる斜がり溝であることが好まし
いう（作用）各科かり溝及び垂直がり溝内に接着糊を浸透させて折本
の背に塗布して乾燥し表紙をつけるものである。

（実施例）以下実施例について図面を参照して説明する。

この発明の無線とじ本のがり溝は、折本１の背２に設け
たがり溝３の全部または一部が背２に垂直な面に対して
傾斜した斜がり溝５であることを特徴として成るもので
ある。

そして先ず第１，２図の第１実施例においては、背２に
垂直な面に対しての傾斜方向が交互に異なる斜がり溝５
が設けられた場合、即ち左、右傾斜の斜がり溝５が交互
に配設された場合が例示しである。また第３，４図の第
２，３実施例では、斜がり溝５と垂直がり溝３とが夫々
混在して配設された場合が、さらに第５図の第４実施例
では右傾斜及び左傾斜の各科がり溝５が夫々混在配設さ
れた場合が夫々例示しである。

そこで以上のように構成されたこの発明の無線とじ本の
がり溝においては、第２〜５図のように各科かり溝５（
及び垂直がり溝３）に接着糊４を浸透させて折本の背２
に塗布乾燥し、接着固化によって無線どじが行なわれる
ものである。

（発明の効果）この発明では、折本の背に設けたがり溝の全部または一
部が背に垂直な面に対して傾斜した斜がり溝としである
から、各科かり溝及び垂直がり溝内に接着糊を浸透させ
て折本の背に塗布接着させると、接着糊と折本の各かり
溝部とが蟻（あり）つぎ楔状となって折本の各枚葉紙間
をつなぐために、強力な楔固着作用によって折本の中身
の枚葉紙が妄りに抜けたり、折けずれたりすることが全
くなく１強い背を備えた安定した製本が行える優れた効
果がある。

また請求項２のかり溝においては、傾斜方向が交互に異
る斜がり溝の配設であるため、折丁の各枚葉を接着糊が
完全にあり差し嵌まり合いによってありつぎするもので
、枚葉紙の抜は防遮をより確実、効果的にする。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明第１実施例の斜視図、第２図は同要部
の拡大縦断面図、＠３図は第２実施例の要部拡大縦断面
図、第４図は第３実施例の要部拡大縦断面図、第５図は
第４実施例の要部拡大縦断面図、第６図は従来の要部断
面図である。１．１ａ・・・折本、２，２ａ・・・背、３，３ａ・・
・かり溝、４，４ａ・・・接着糊、５・・・斜がり溝。

Claims

【特許請求の範囲】１　折本の背に設けたがり溝の全部または一部が背に垂
直な面に対して傾斜した斜がり溝であることを特徴とと
する無線とじ本のがり溝。２　背に垂直な面に対しての傾斜方向が交互に異る斜が
り溝である請求項１記載の無線とじ本のがり溝。