JPH02163269A - チーズ移載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はチーズ移載装置、特にコンベヤ等で搬送されて
きたチーズを、チーズ積載台車等に順序よく整列移載す
る装置に関するものである。

［従来の技術］ ワインダで巻き上げられ、通常コンベヤ等で所定の場所
に搬送されてきたチーズは、人手にて該コンベヤから取
り上げられて、チーズ積載台車、ケース等に移載される
か、該コンベヤの所定の場所から該コンベヤの下部に設
けられたホッパーにｍｍ落下投入され、人手によって該
ホッパーから取り出して、チーズ積載台車、ケース等に
移載されている。

［発明が解決しようとする課題］ ｉτＩ述したコンベヤから人手により直接チーズ積載台
車またはケースに移載する方法では、チーズが搬送され
て来る都度人が待機していて移載作業をする必要があり
、移載作業が遅れたら前工程であるワインダの玉揚げ作
業を行うことが出来ず、ワインダの稼働率が下がり、ひ
いてはその前工程の設備の稼働率を下げることになる。

上記課題を解決するために従来から行われている方法の
一つに、チーズを搬送して来るコンベヤの端部または、
所定位置にポツパーを設はｍｍ落下投入し、−時貯留し
た後、人手にて該ホッパーから取り出して、チーズ積載
台車またはケースに移載する方法があるが、この方法で
は、人的要因による前工程設備の稼動率の低下は多少防
ぐことはできるが、チーズがポツパーへ治下投入される
時に、該チーズの外面を変形させたりして、品質が低下
する等の問題を起している。

これらの問題を解決する方法の１つに移載作業を機械化
する方法が従来からいろいろい試みられて来たが、限ら
れた設備スペース、限られた処理時間、限られた設備費
、同−設備による銘柄切替の頻発、生産銘柄が多種類に
及ぶこと等の問題を有し、どれ１つを欠けても装置とし
ての機能を果たせず現在に至っている。

本発明は上記従来の課題に鑑みなされるもので、その目
的は設備の稼働率および品質の向上を計ると共に、省力
化が可能な簡素で廉価な装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 」ユ記目的を達成するため、本発明はワインダ等から機
外へ搬出されて来たチーズを人手を介することな（チー
ズ積載台車等に該チーズを迅速に移載するようにし、該
設備の位置決めに従来から使用されてきたリミットスイ
ッチの代りにエンコーダ等を利用し生産銘柄の多様化、
切替頻度の増大に迅速に対応出来るようにしたことを特
徴としている。

即ちワインダに平行して施設されたコンベヤにワーイン
グから玉揚げされたチーズを載せて機台の一端へ搬入し
、あるいは該コンベヤから一担ハンガーコンベア等に移
載し所定の場所まで搬送し、該チーズを横位置関係に所
定数並列に並ばせ、該ｊｌｆ２列手段の上部に待機して
いるチーズ把持具を下降させ、並列に並んだ該チーズを
その両端面で把持し、上昇させる。上昇した該チーズは
該並列手段の方向と平行に配置されたチーズ積載台車等
の所定の位置まで走行し、所定位置まで下降し、把持し
ていたチーズを該チーズ積載台車等に放出移載する。こ
の動作の繰り返しによりチーズのチーズ積載台車等への
移載が行われ、更に、各駆動部等の回転軸にエンコーダ
を取り付けて、把持具等の整理位置を制御すること等に
よって前記課題を解決した。

以下図面例に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図はチーズ移１戟装置の平面図を示し、第２図は第
１図のＡＡ矢視図（正面図）を示し、第３図は第２図の
ＢＢ矢視図（側面図）を示す。

ワインダの機側コンベヤ（図示せず）より搬出されて来
たチーズはチーズ移載装置と該機側コンベヤとを接続す
る搬入コンベヤ１００を通って、該搬入コンベヤ１００
の上部に付設されているチーズ径検出器２００によりチ
ーズの径を検出する。

チーズ径検出器２ｏｏは第４図に示すようにブラケット
２０１に支持された回転自在の検出レバー２０２と該検
出レバー２０２の回転軸の端部に取付けられたカム２０
３およびリミットスイッチ２０４から成っており、所定
チーズ径を越えるチーズ、および所定チーズ径に満たな
いチーズは搬入コンベヤ１．　ＯＯの先端をオーバーフ
ローしてシュート１００Ａを介して系外へ払い出される
。第５図は第４図の側面図を示し、第６図はチーズの検
出をリミットスイッチ２０４とカム２０３の組合せの代
りにエンコーダ２０５を用いた場合を示す。エンコーダ
２０５を用いた場合は銘柄が替り所定のチーズ径が変っ
た場合にカムの調整をする必要がなく、変更時に準備作
業が非常に簡単になる。

所定の径のチーズはチーズ検出器２００の後方で、搬入
コンベヤ１００に対して直角方向に設けられたチーズの
並列手段、即ちストックレール部３００に至ると第７図
および第８図（第７図の正面図）に示すように、該スト
ックレール本体３０１の入口に対して該搬入コンベヤ１
．００をはさんだ反対側に設すられているブツシャ３０
２により突き出されてストックレール本体３０１上に順
次横位置関係に並列に一時スドックされる。ストックレ
ール本体３０１上ヘヂーズを受は入れるときは第８図の
３０１Ｂの状態で傾斜している。

ストックレール本体３０１が３０１Ｂの状態で所定数の
チーズを受は入れたらシリンダ３０４を作動させてスト
ックレール本体３０１を３０１Ａの状態にし、該ストッ
クレール部３００の上方に待機していたチーズ把持具４
００が下降し、チーズを把持し上昇する。

チーズ把持具４００は第９図および第１０図（第９図の
平面図）に示すように把持板４０１１把持板支持具４０
２、把持仮押へ用板４０３、ビン４０４を介した把持具
ベース４０５、把持板開閉用シリンダ４０７、シリンダ
支持枠４０６、シリンダロッドエンド４０８、ビン４０
９、ビンガイド４１０、連結バー４１１、ビン４１２か
ら成っており、該ロッドエンド４０８の上下により把持
板４０１が水平方向に開閉するようになっている。

なお、同一銘柄のチーズを把持する場合も、把持板４０
１で把持されるチーズの相対位置が１回毎に異なり、ま
たチーズの巾に多少の誤差があるので、これを吸収して
把持板４０１のどの位置でも複数個のチーズを同時に確
実に把持するために、把持つ板４０１に第１！図に示す
ように切欠溝４０１Ｂを設け、該把持板４０１のチーズ
把持部には切欠単位ｆｉに第９図に示すように横溝を有
したゴム板４０１Ａを貼り付けることか好ましい。

この構成をすることによって、銘柄変更でチーズ径が変
っても何ら対策を講じなくても対応でき、またこのよう
な複数個の同時把持が確実に行えるようになることによ
って、上記俵状への多段積込みが簡単な機械で現実可能
となるものである。

チーズ把持具４００は昇降装置５００の下端部に固定さ
れており、該昇降装置５００は第１１図に示すように、
支持枠５０１、ガイド軸５０２、ガイド軸面定員５０３
、スライド軸受５０４、昇降軸支持枠５０５、昇降軸５
０６、昇降軸用軸受５０７、駆動軸５０８、駆動軸用軸
受５０９から成っており駆動軸５０８の先端部に取付す
られた歯車５１０を伝動装置（図示せず）により回転す
ることにより、ネジ切りがしである該駆動軸５０８が回
転することによって、昇降軸支持枠５０５に取り付けて
いるナツト５１１の作用により、該昇降軸支持枠５０５
が昇降し、同時に昇降軸５０６も昇降し、該昇降軸５０
６の下端に固定されているチーズ把持具４００が昇降す
るようになっている。昇降軸支持枠５０５が下降した場
合を５０５Ａに示す。駆動軸５０８の端部には継手５１
２を介してサポート５１３に固定されたエンコーダ５１
４が取り付けられており昇降位置を制御している。昇降
装置５００は昇降装置５００を構成している支持枠５０
１と走行装置６００を構成しているスライドベース６０
６に載架固定されてスライドベース６０６と同期して走
行するようになっている。

走行装置６００は第１２図に示すように支持枠６０１、
ガイド軸６０２、駆動軸６０３、駆動モータ６０４、伝
動部６０５、スライドベース６０６（第１２図では昇降
装置１５００の下部になり図示されていない）等からな
り、駆動軸６０３の端部には昇降装置５００と同様にエ
ンコーダ（図示せず）が取付けられ、走行位置を制御す
るようになっており、昇降装置５００を載架した状態で
走行装置６００全体が架台７００に載架されている。

架台７００の上部にはコントロールボックス８００が設
置されており架台７００に挿入固定されたチーズ積載台
車９００上にチーズを第３図のように順次積載して行（
よう制御している。

第３図に示すように通常チーズをチーズ積載台車９００
に積載してゆく場合は俵積の状態になるため下から奇数
段目と偶数段目とでは走行方向に対してチーズ径の半分
相当だけ積込み位置をずらす必要がある。この方法を図
示したのが第７図、第８図である。ストックレール３０
１の端部にチーズの位置決め手段、即ち、ストッパー３
０３が取り付けられており、１段目と２段目のチーズ径
の半分相当の出入りの位置決めを該ストッパー３０３の
出入りの位置を制御することによりコントロールしてい
る。本図ではシリンダで図示しているが、該ストッパー
３０３の軸を回転軸として、エンコーダを取り付け、モ
ータとエンコーダとの組合せにおいてストッパー３０３
の出入りの位置を制御する方式にかえることが可能で、
この方式の場合、銘柄が替り、チーズ径が替っても容易
に対応できる点で望ましい。

チーズを多段に積載する場合、上記のような積込位置の
ずらしを、チーズ把持具４００の移動で行なおうとする
と、昇降手段と走行手段の他に並列手段の方向に動かす
横行手段が必要になり、しかもこの横行手段に昇降手段
、走行手段が載架されることになり、設備は複雑で過大
なものになる。

しかるに、前記のように、チーズ並列手段に把持位置可
変機能を持たせることにより、チーズ把持具４００側で
の横行手段をなくすることができる。

即ち、チーズ把持具４００を用いて直線運動の組合せで
チーズを俵状に移載積載する場合は３軸を用いるのが標
準であるが、ストックレール３０１に取り付けられたス
トッパー３０３を可変できるようにすることにより３軸
が２軸になり著しく設備を簡素にすることが出来る。こ
のことにより、従来では施設が不可と思われていた限ら
れたスペースに設置できるようになり、また設備費も大
巾に安くすることができる。

次に前記昇降装置５００並びに走行装置６００の位置制
御について説明する。チーズ積載台車９００に俵積状に
移載、多段積されたチーズが搬送される途中で倒壊しな
いために、該チーズ積載台車９００の背面板９０１が垂
直に対して少し斜めになっているため、−段毎に積込み
位置を高さ方向に比例して走行方向も背面板９０１に沿
ってずらす必要がある。

これらの位置決めをリミットスイッチを用いて制御する
場合は、同一銘柄で、積込み位置の敗は第１３図および
第１４図の積込みパターンの場合で、高さ方向で７段＝
７個所、水平方向では積込む毎に位置が替わるため、７
段×４列＝２８個所となり、計３５個のリミットスイッ
チが要ることになる。同−設備での生産銘柄が固定され
ている解きは、これでも不可能ではないが、第１３図、
第１４図のパターンから第１５図、第１６図のパターン
に生産銘柄を変更した場合、即ち積込まれるチーズの形
状が変り８段積になった場合は第１３図、第１４図の積
込位置とは異なるため、リミットスイッチの位置調整を
し、場合によってはプログラムの変更らしなければなら
ないため、切換に要する時間が著しくながくかかること
になる。これらの停止点を決めるのにリミットスイッチ
を使用していては設備の肥大化、高コスト化、銘柄変更
時の作業の繁雑さ等の問題が解決されない。

これらの問題を解決するため、位置決めのセンサーとし
てのリミットスイッチの利用に代え、走行装置６００並
びに昇降装置５００の駆動軸（回転軸）にそれぞれエン
コーダを取付け、一方、生産銘柄が固定されればチーズ
積載台車９００への積込みパターンが決まるためチーズ
把持具４００の停止位置が固定されるので、あらかじめ
停止のタイミングをプログラムしておくことができるの
で、各々の駆動軸の回転数（回転角度）を該エンコーダ
で計測し、プログラムされている数値と照合さ０゛一致
した所で該駆動軸を停止する上うにする。

即ち、駆動部１個所当りに１個のセンサー（エンコーダ
）を取り付けてコントロールすることによって多点位置
制御が可能になり、設備が簡素化され、銘柄変更時の迅
速な対応も可能となり、非常に汎用性に富んだチーズ移
載装置となるものである。

なお、本実施例では移載される側をチーズ積載台車に゛
ζ説明したが、チーズ積載台車への積込みに限らず、ケ
ースへの箱詰め、多段積コンベヤへの移載にも本装置は
そのまま利用できる。

し発明の効果］ 以上説明したように本発明によればチーズ積載台車等へ
の移載作業が機緘化されたことによる省ツノ化はもとよ
り、設備の稼働率の向上、品質の向」二に著しい効果が
あがり、更に設備が非常に簡素化され、従来設備不可能
と考えられていたスペースへの位置が可能となり、銘柄
変更時も迅速な対対応ができる柔軟性に富んだ低コスト
のケース移載装置の提供が可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るケース移載装置の好適な実施例を
示す装置全体の平面図、 第２図は第１図のＡＡ矢視図すなわち正面図、第３図は
第２図のＢＢ矢視図すなわち側面図、第４図はチーズ径
検出器の要部を示す側面図、第５図はチーズ径検出器の
要部を示す正面図、第６図は第５図と同じで検出器にエ
ンコーダを適用した場合の正面図、 第７図はストックレール部の要部を示す平面図、第８図
は第７図の側面図、 第９図はチーズ支持具の要部を示す断面図、゛第１０図
はチーズ支持具の要部を示す平面図、第１１図は昇降装
置の要部を示す正面図、第１２図は昇降装置と走行装置
の関係を示す平面図、 第１３図は６個／段列×７段×４列の場合のチーズ把持
具の停止点数および停止位置を説明するための正面図、 第１４図は第１３図の側面図、 第１５図は７個／段列Ｘ８段×４列の場合のチーズ把持
具の停止点数および停止位置を説明するための正面図、 第１６図は第１５図の側面図、 である。 １００　　・・・搬入コンベヤ ２００　　・・・チーズ径検出器 ３００　　・・・ストックレール部 ００Ａ ００Ａ チーズ把持具 昇降装置 走行装置 架　　　　　　　台 コントロールボックス チーズ積載台車 シ　　ュ　　−　　ト チ　　　　−　　　　ズ 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）所定数のチーズを横位置関係に整列し、並列状態で
   移載するチーズの移載装置において、チーズの並列手段
   を該チーズが移載される側の設備と平行に設け、該チー
   ズ並列手段および移載される側の設備の上方の架台に、
   該チーズ並列手段に対して直角上下方向並びに直角水平
   方向に移動可能なチーズ把持具を設け、該チーズ把設具
   でチーズ並列手段上に並列状態に並んだチーズを、その
   上方より把持して、移載される側の設備に運び放出移載
   するようになしたことを特徴とするチーズ移載装置。 ２）請求項第１項のチーズ移載装置において、並列手段
   の位置より前方にチーズ径の検出を行なうチーズ検出手
   段を設けたことを特徴とするチーズ移載装置。 ３）請求項第１項のチーズ移載装置において、チーズ並
   列手段上に並ぶチーズの位置をかえるための可変式位置
   決め手段をチーズ並列手段の先端に設け、チーズ把持具
   に把持されるチーズと該チーズ把持具の相対位置が変更
   できるようになしたことを特徴とするチーズ移載装置。 ４）請求項第３項のチーズ移載装置において、チーズ並
   列手段に付設された可変式位置決め手段の回転軸にエン
   コーダを取り付けチーズ並列手段での整理位置を制御す
   るようになしたことを特徴とするチーズ移載装置。 ５）請求項第１項のチーズ移載装置において、チーズ把
   持具を該チーズ並列手段に対して直角上下方向並びに直
   角水平方向に移動させる手段の回転軸にエンコーダを取
   り付け、該チーズ把持具の移動停止位置を制御するよう
   になしたことを特徴とするチーズ移載装置。