JPH0216266Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粉末洗剤容器の計量カツプに関するも
のである。

粉末洗剤は一般に紙製箱形容器に収納され、計
量のためのスプーンが添えられている。洗剤を一
部使用した後、洗剤容器と別の処に計量スプーン
をしまつておくと、再度洗剤を使用するときに計
量スプーンが見つからず不便をすることがある。
又計量スプーンを洗剤の中に入れておくと、再度
使用するときに洗剤の中から計量スプーンを探し
出さなければならず不便であり、又計量スプーン
が洗剤で汚れているので手などを汚す欠点があ
る。そこで、最近は正面と上面と直角三角形状の
両側面とからなり、粉末洗剤容器のコーナーを覆
うことができる計量器が使用されている。しかし
ながら、この計量器は洗剤を多く出し過ぎたとき
には、洗剤を容器内に戻すことができないという
欠点がある。

本考案はこれら従来の問題点、欠点を解決する
ことを目的として考案されたものであり、本考案
に係る計量カツプを使用すれば、規定量の洗剤を
容器から取り出すことができ、しかも洗剤使用期
間中計量カツプの保管が便利である。

本考案の要旨とするところは、溝が形成された
上面と、正面と、左右両側面との４面を有し、直
方体形状の粉末洗剤容器のコーナーを覆うことが
できる形状であることを特徴とする計量カツプに
ある。

以下図面に示す本考案の実施例により詳細に説
明する。第１図は本考案に係る計量カツプの１実
施例の斜視図、第２図は他の実施例の斜視図であ
る。ここで、１は上面、２は正面、３は側面、４
は溝を示す。

第１図、第２図は溝を設けた場合の実施例であ
る。本考案に係る計量カツプは、プラスチツク、
紙、金属等適宜使用することができるが、なかで
もプラスチツクは美しく、清潔に使用できるので
最も適している。

第３図、第４図は、第１図の溝を設けた場合の
実施例の使用状態を示す説明図である。６は洗剤
容器、７は洗剤容器のコーナー、８は洗剤取出
口、９は洗剤を示す。

洗剤取出口８に計量カツプの正面２が面するよ
うに、計量カツプを洗剤容器のコーナー７にかぶ
せ、次いで計量カツプを動かして、溝４をコーナ
ー７に合わせる。この状態で容器の洗剤取出口が
下になるようにし、計量カツプと一緒に振り動か
すと、第３図に示されるように洗剤９は容器の洗
剤取出口から計量カツプに移動する。次に第４図
に示されるように、洗剤容器を元の状態に戻す
と、計量カツプ内の洗剤の一部は取出口から容器
内に戻り、計量カツプ内には一定量の洗剤９が残
ることとなる。この洗剤を計量カツプ内に入れる
ようにして、計量カツプを容器からはなすことに
より、一定量の洗剤を計量カツプに取ることがで
きる。

第１図の溝は上面１を打抜いて形成したもので
あるが、第２図の溝は上面を折曲して内側に溝を
形成したものであり、この実施例においても上記
第１図の実施例の場合と同様に操作することによ
り、一定量の洗剤を計量カツプに取ることができ
る。

洗剤容器の取出口の形状は特に限定されない。
四角でも、三角でも、また円でもよい。

計量カツプ内の洗剤を使用し終つた後は、第５
図に示されるように、洗剤容器のコーナーに計量
カツプをかぶせて保管すればよい。

本考案は以上のように構成され、使用されるの
で、次のような効果を有する。すなわち規定量の
洗剤を容器から取り出すことができ、取り出す際
に手などを汚す恐れもなく、余分な洗剤を容器に
戻す手間もなく、しかも洗剤使用期間中計量カツ
プの保管が便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る計量カツプの１実施例の
斜視図、第２図は他の実施例の斜視図、第３図、
第４図は、第１図の溝を設けた場合の実施例の使
用状態を示す説明図、第５図は洗剤容器のコーナ
ーに計量カツプをかぶせて保管する場合の要部の
斜視図である。 １……上面、２……正面、３……側面、４……
溝、６……洗剤容器、７……洗剤容器のコーナ
ー、８……洗剤取出口、９……洗剤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器のコーナーに係合する溝が形成された上面
   と、正面と、左右両側面との４面を有し、直方体
   形状の粉末洗剤容器のコーナーを覆うことができ
   る形状であることを特徴とする計量カツプ。