JPH0216242Y2 - - Google Patents

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JPH0216242Y2
JPH0216242Y2 JP1982011298U JP1129882U JPH0216242Y2 JP H0216242 Y2 JPH0216242 Y2 JP H0216242Y2 JP 1982011298 U JP1982011298 U JP 1982011298U JP 1129882 U JP1129882 U JP 1129882U JP H0216242 Y2 JPH0216242 Y2 JP H0216242Y2
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plunger
sensor rod
rod
casing
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、測定装置として使用されるタツチセ
ンサーに関するものである。
更に詳しくは、既に加工された製品の加工精度
を調べたり、マシニングセンタとして知られてい
る自動工具交換装置(ATC)付き数値制御工作
機械に使用されるタツチセンサーであつて、例え
ば後者にあつては非使用時には該マシニングセン
タの工具マガジンに収納され加工前あるいは加工
後必要に応じてマニピユレータにより掴み出して
工具用主軸(スピンドル)に装着し、主軸台を適
宜移動させながら接触子を被加工物に当てて加工
位置、例えば加工端面までの距離、加工穴径等を
検出して制御装置に検知信号を供給するためのタ
ツチセンサーに関するものである。
従来からこの種タツチセンサーは種々提案され
ている。この代表的な構造としては、例えば特開
昭53−58262号に開示されるように、ケーシング
内に配設したセンサーロツドの後端部から三方向
へ突出するY字形部材の各先端部にボールを固定
し、上記ケーシングに該各ボールを受支する各一
対のコロを周方向等間隔3ケ所に固着し、センサ
ーロツド押圧用ばねによつて各ボールを各一対の
コロに押接せしめることによつて、センサーロツ
ドを定位置に保持し、該センサーロツドが被加工
物に衝当したときには、上記ばねに抗してセンサ
ーロツドが変位し、この変位信号を感知装置で検
出すると共に、被加工物への衝当から解放された
ときには、前記ばねの付勢力によりボールが各一
対のコロに案内されて所定位置に戻り、センサー
ロツドが原状に復帰するようになつている。
この従来装置によつても正確に検出することが
できるが、その製作が極めて困難である。
即ち、この従来装置によれば、3個のボールと
これを受支する3位置の各一対のコロによつて、
センサーロツドの軸方向の心出し、即ちセンサー
ロツドがケーシングと軸方向に正確に平行に支持
されることと、センサーロツドの径方向の心出
し、即ちセンサーロツドがケーシングの軸心と正
確に一致するよう支持されることの両心出し作
用、及び周方向へ変位したY字形部材を元の定位
置に戻す規制作用を担つているため、上記3個の
ボールと、これらを受支する3対のコロとを上記
3作用を正確に達成するように注意を払いなが
ら、周方向等間隔に且つ各一対のコロによつて形
成される略V字状のくぼみを軸方向に同一深さに
形成しなければならないと共に、各一対のコロ、
即ち6個のコロを上記のように正確に設けなけれ
ばならず、製造が極めて面倒であり、量産上不利
である。
従つて本考案の目的は、従来装置のように軸方
向と径方向の両心出し作用及びフランジ部の回り
止め規制作用を同じ部材によつて達成させるので
はなくて、それぞれの作用を別個の部材に担わせ
ることによつて容易に製作することができ、量産
に適するようにすることである。
またこの種タツチセンサーにおいて、重要なこ
との一つは、センサーロツド先端の接触子が被加
工物に接触してセンサーロツドが変位したとき
に、その接触信号を即座に検出することである。
これはセンサーロツドの変位からこれと一体の電
気接点の離反(off)までの時間をできるだけ短
くすることを意味する。
しかるに従来装置にあつては、この検出時間に
若干のタイムラグを生ずる難点があつた。
したがつて本考案は、センサーロツドの変位か
ら電気接点の離反までの時間(μs〜ns)をできる
だけ短くすることを目的とする。
更にこの種タツチセンサーにおいて、重要なこ
との一つは、センサーロツドが変位した位置から
原点復帰する場合に、可能な限り原点に正確に復
帰することである。この種タツチセンサーは繰り
返し使用されるものであるから原点復帰の位置が
不正確であると、当然に検出精度も悪くなるから
である。
しかるに従来装置にあつては、この原点復帰の
正確性に若干欠ける難点があつた。
したがつて本考案の他の目的は、センサーロツ
ドの原点復帰を極めて正確に行うようにするるこ
とを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るタツ
チセンサーは、ケーシング1内にスライドボール
ベアリング8によりプランジヤー7を軸方向に移
動自在に支持させると共に、プランジヤー押圧用
ばね17に付勢されてプランジヤー7とセンサー
ロツド9とを球継手部Xを介して同軸上に配置
し、センサーロツドの先端部に設けた接触子11
をケーシング1の先端開口部より突出させ、該ロ
ツドの後端部に該ロツドに直交して設けたフラン
ジ部13と上記ケーシング1の互いの対向面にそ
れぞれ対向接触する3対の電気接点22a〜22
c,28a〜28cを周方向等間隔をおいて突設
し、その各対の電気接点22a〜22c,28a
〜28cのうち、2対は、単一の接点22b〜2
2c,28b,28cで構成し、その残り1対
は、単一の接点22aと2つの接点部材30a,
30bからなる接点28aとで構成し、上記2つ
の接点部材30a,30bの対向側面を略V字状
に収斂する収斂面31a,31bとし、その収斂
面31a,31b間に上記単一の接点22aを係
嵌させ、しかして常時は前記プランジヤー押圧用
ばね17に付勢されて前記3対の電気接点22a
〜22c,28a〜28cが互いに接触状態に保
持され、上記押圧用ばね17の付勢力に抗して前
記センサーロツド9が変位することにより上記3
対の電気接点の少なくとも1対が互に非接触状態
になるよう形成され更にセンサーロツド9に対す
る変位力が解除されることによりセンサーロツド
9は前記プランジヤー7と同軸に原点復帰するよ
う形成されてなる構成を採用するものである。
以下、本考案構成を図示実施例に基づいて説明
する。
第1図において、1は筒状のケーシングで、工
作機械等への取付部2と後部筒状体3と先絞り状
の前部筒状体4との同一軸線を有する各部材から
なり、取付部2はボルト5によつて後部筒状体3
に一体的に連結され、また前部筒状体4はボルト
6によつて後部筒状体3に一体的に連結されてい
る。7はケーシング1の後部筒状体3をその軸線
方向に貫通していてスライドボールベアリング
8,8により軸方向に移動可能に支持されたプラ
ンジヤーであり、9はセンサーロツドで、ケーシ
ング1の前部筒状体4内にプランジヤー7と対向
して同一軸線上に配置されると共に前部筒状体4
の先端開口部10を挿通して外方に突出してい
る。このセンサーロツド9は、その外方突出端に
球形その他適当形状の接触子11を備えており、
中途箇所に設けられたねじ継手部12から接触子
11に至る部分9aを他の適当長さあるいは適当
形状のものと取替え可能に構成され、また前部筒
状体4内に位置する後端部にはフランジ部13が
一体的に設けられている。上記プランジヤー7と
センサーロツド9との対向端部、つまりプランジ
ヤー7の前端とセンサーロツド9の後端にはテー
パ状凹部14および15が形成され、これらテー
パ状凹部14,15間に球体16が嵌合され、こ
れらテーパ状凹部14,15と球体16とで球継
手部Xを構成している。17はプランジヤー押圧
用コイルばねで、プランジヤー7内に嵌挿されて
いてその一端が該プランジヤー7の内奥端で支持
され、他端がケーシング1の取付部2のスライド
孔18内に配置された滑子19の凹陥部20内で
支持され、ばね圧調整用ねじ21のねじ込み程度
によつて滑子19を進退させてばね圧を自在に調
節可能である。このコイルばね17の付勢力によ
り球継手部Xを介してセンサーロツド9を前方側
へ押圧している。
センサーロツド9のフランジ部13の前面側周
辺部には、第2図で示すように、3つの単一の部
材からなる電気接点22a,22b,22cがそ
れぞれ絶縁体層23a,23b,23cを介して
円周方向に等間隔で、即ちフランジ部13を半径
方向に120゜の角度で扇形に3分割する線上に植設
されている。24は後部筒状体3に後端を埋設固
着したピン25の前端を挿通させる長孔で、セン
サーロツド9の回転方向への変位をピン25によ
り阻止するようになつている。一方、該フランジ
部13の周辺部に対向するケーシング1側にはリ
ング状の座板26がボルト27によつてケーシン
グ1の前部筒状体4の内面に固着されており、こ
の座板26の前記フランジ部13と対向する面に
は該フランジ部13の電気接点22a,22b,
22cとの対向位置に電気接点28a,28b,
28cがそれぞれ絶縁体層29a,29b,29
cを介して植設されている。これら電気接点22
a,22b,22cと28a,28b,28cと
は3対の接点対を構成しており、前記プランジヤ
ー押圧用コイルばね17の付勢力で押圧されて各
対が通常時には接触状態にあるが、センサーロツ
ド9の接触子11が被加工物等の対象物(図示省
略)の所定部位に衝当してセンサーロツド9が変
位した際には3対の接点対の1対乃至3対全部が
離間するようになつている。
しかして、第2図で示すようにフランジ部13
の3接点のうち接点22aは球状表面を有して他
の2接点22b,22cは平坦表面を有してお
り、一方座板26の3接点のううち、接点28
b,28cは球状表面を有する単一部材からな
り、接点28aは電気的に絶縁された2つの接点
部材30a,30bからなつている。そして、そ
の両接点部材30a,30bの対向側面を略V字
状に収斂する収斂面31a,31bとし、その収
斂面31a,31b間に上記球状表面を有する単
一の電気接点22aを係嵌させている。従つて接
点22aと28aとの接点対がセンサーロツド9
の変位で開離した後に復帰する場合、その復帰位
置が両者の嵌合で正確確に定まり、この嵌合位置
に規制されてセンサーロツド全体の復元位置も精
密になり、復帰状態において長孔24とピン25
との間隙に基づくセンサーロツド9の回転方向変
位が残留する恐れは皆無となり、しかも復帰作動
が迅速化する。
ここで、接点28aの接点部材30aにはコー
ド32aが接続され、接点28aの接点部材30
bと接点28cとの間にはコード32bが接続さ
れ、また接点22cと22bとの間にはコード3
2cが接続され、更に接点28bにはコード32
dが接続され、各接点対とコード32a,32
b,32c,32dとで直列の電気回路を構成し
ているから、この回路の電気的導通がセンサーロ
ツドの変位で遮断されるのを適当な検知装置で検
知することによつて対象物の位置が精密に検出で
きる。尚、座板26の各接点間に位置する孔33
…はボルト27の螺合用に穿設されたものであ
る。また34は可撓性を有する例えばゴム製のダ
ストカバーで、前部筒状体4の先端開口部10を
遮蔽してセンサー内部への塵埃等の侵入を阻止す
るものであり、大径側周端部を前部筒状体4に小
径側周端部をセンサーロツド9にそれぞれ嵌着支
持させている。
上記構成のタツチセンサーは、数値制御工作機
械、例えばマシニングセンタや種々の計測装置に
ケーシング1の取付部2を装着して対象物の各部
の位置検出に使用されるが、マニピユレータ(図
示省略)で把持される把持部を備えたホルダー
(図示省略)をケーシング1の後部に着脱自在に
嵌着させる構成を採つてもよい。
また前記実施例では3つの電気接点のうち1対
についてフランジ部13側の接点22aを球状表
面を有するものとしてこれに対向する座板側の接
点28aを2つの接点部材30a,30bとから
なるものとし、両接点22aと28aとが嵌合す
る構造としているが、逆に座板側の接点を球状表
面を有するものとしてフランジ側の接点を該球状
表面に嵌合する形状としてもよい。
更に前記実施例ではセンサーロツド9の対向端
部にテーパ状凹部14,15を設けてその間に球
体16を介在させているが、プランジヤー7側の
みにテーパ状凹部14を設けてセンサーロツド9
側に球状部を一体形成してもよいし、逆にセンサ
ーロツド9側のみにテーパ状凹部15を設けてプ
ランジヤー7側に球状部を一体形成してもよい。
このようなタツチセンサーにおいて、例えば第
4図で示すような回路構成を採れば、センサーロ
ツド9が変位しない状態においては電源Eと赤外
発光ダイオードDとは通電状態におかれる。この
電源Eと赤外発光ダイオードとを第5図で示すよ
うな集積回路ICで接続すると、センサーロツド
9が変位しないとき電源Eからの入力信号は増幅
器Aを介してシユミツト回路Sを通電状態に維持
し、赤外発光ダイオードDを発光させる。一方、
センサーロツド9の接触子11が被加工物等の対
象物に衝当して変位した場合には第4図で示す接
点対の1対乃至3対全部が離間してその回路が遮
断され、電源Eからのシユミツト回路Sに入る入
力信号が変化し、そのためにシユミツト回路Sが
非通電状態となつて赤外発光ダイオードDの発光
信号が消滅し、それによつてフオトトランジスタ
Tの抵抗値が変化し、この変化した信号が例えば
マシニングセンタの制御装置Mに伝達されてその
指令によつて加工位置が検出される。
上述の説明から明らかなように本考案によれ
ば、センサーロツド9の後端部にこれに直交して
フランジ部13を設け、このフランジ部13に、
周方向等間隔に突設した3個の電気接点22a〜
22cをケーシング1側に設けた電気接点28a
〜28cに押圧させることによつて、上記センサ
ーロツド9の軸心がケーシング1の軸心と正確に
平行になるよう形成すればよいから、容易に製作
することができる。
またスライドボールベアリング8と、該ベアリ
ング8により軸方向移動自在に支持されたプラン
ジヤー7と、該プランジヤー7の先端部とセンサ
ーロツド9の後端部との間に設けた球継手部Xと
によつて、上記センサーロツド9の軸心がケーシ
ング1の軸心に一致するよう注意すだけでよいか
ら、この構造についても容易に製作することがで
きる。
さらに本考案によれば、センサーロツド9に設
けたフランジ部13とケーシング1の互いの対向
面にそれぞれ突設され、且つ、対向接触する3対
の電気接点22a〜22c,28a〜28cのう
ち、1対のみについて単一の接点22aと2つの
接点部材30a,30bとで構成し、その単一の
接点22aを接点部材30a,30bの収斂面3
0a,30bに係嵌させることによつて、フラン
ジ部13の回転方向の変位の規制をおこない、そ
の他の残り2対は、それぞれ2つの単一の電気接
点22b,28b,22c,28cだけで構成
し、これらの接点と、前記回り止め規制を行う接
点22aとの共働で、センサーロツド9の軸心方
向の心出し作用をおこなわせている。この結果、
上記各接点及び接点部材の接触点が合計4ケ所と
なり、従来装置に比べて接触数が減少しており、
それだけフランジ部13の回転方向の変位の規制
と上述したセンサーロツド9の軸心方向の心出し
のための構成が簡単であり、この面からも容易に
製作することができる。
また本考案によれば、フランジ部13とケーシ
ング1の互いの対向面にそれぞれ対向接触する3
対の電気接点22a〜22c,28a〜28cの
うち、少なくとも2対は、単一の接点22b22
c,28b,28cで構成しているため、従来装
置に比べてセンサーロツド8の変位から電気接点
22b,28b及び22c,28cの離反までの
時間が極めて短くなり、検出精度を極めて良好に
することができる。
その理由を第6図(本考案)と第7図(従来装
置)とによつて説明とると、従来装置にあつて
は、第7図に示すように全ての電気接点が、セン
サーロツドと一体に動く可動接点部点S1が一対の
固定接点S2,S3の収斂面S2a,S3a間に嵌り込み、
この収斂面S2a,S3aで可動接点S1が接線上に保持
され、通電状態に維持されている。したがつて可
動接点S1が固定接点S2またはS3の収斂面S2a,S3a
から離反するためには、αが90゜の場合には、離
反距離l2を1得るためには可動接点S2またはS3
1.41倍、αが60゜の場合には1.73倍の移動距離l1
可動接点S1に要求され、それだけ可動接点S1の離
反が遅くなり、この種、μs(ミクロンセカンド)
〜ns(ナノセカンド)の応答性の要求されるタツ
チセンサーの分野においては、このタイムラグは
検出精度の精緻化を妨げる要因となる。
しかも可動接点S1は、一対の固定接点S2,S3
に嵌り込んで支持されるため、一種のくさび結合
されることになり一層可動接点S1の離反性能を悪
くすることになる。
さらにまた従来装置のように周方向3ケ所の全
ての可動接点がV溝状に配置する一対の固定接点
間に係嵌される構造のものでは、可動接点を安定
よく静止させるためには、V溝の開き角度αが少
なくとも60度の狭い角度が要求され、もしこれよ
り広い開き角度で可動接点を一対の固定接点間に
係嵌させるためには、可動接点を押圧するばね2
2の弾圧力を強くしなければならず、ばね圧が大
となれば当然に作動応答性が悪くなり、前述のタ
イムラグの発生と共に、この種タツチセンサーと
しては致命的な難点を有する。
これに対し本考案によれば、第6図に示すよう
に可動接点22bまたは22cが一つの固定接点
28bまたは28cに接触するだけであるから、
上述のような難点がなく検出精度が良好である。
しかも本考案においては、一ケ所に設けられる
単一の接点22aが一対の接点部材30a,30
b間に係嵌される構成は、単に一対の接点部材3
0a,30b間の通電、遮断のために単一の接点
22aを設けるだけであるから両接点部材30
a,30b間の開き角度は45゜またはこれ以上の
角度でよく、この面からも作動応答性が良好であ
る。
また本考案によれば、ケーシング1内に、スラ
イドボールベアリング8によりプランジヤー7を
軸方向に移動自在に支持させると共に、プランジ
ヤー押圧用ばね17に付勢されてプランジヤー7
とセンサーロツド9とを球継手部Xを介して同軸
上に配置し、センサーロツド9に対する変位力が
解除されることによりセンサーロツド9は前記プ
ランジヤー7と同軸に原点復帰するよう形成され
てなるため、センサーロツド9を極めて正確に原
点復帰させることができる。
即ち本考案によれば、センサーロツド9の原点
位置はプランジヤー7によつて保持されるように
なつており、原点位置ではセンサーロツド9はプ
ランジヤー7と同軸同心に維維持されるようにな
つており、センサーロツド9の変位によりプラン
ジヤー7はプランジヤー押圧用ばね17の付勢力
に抗して軸方向に変位し、センサーロツド9に対
する変位力が解除されると上記押圧用ばね17に
付勢されてプランジヤー7はセンサーロツド9側
に復帰し、該センサーロツド9をプランジヤー7
と同軸同心状態に規制することになる。したがつ
てセンサーロツド9が正確に原点に復帰するため
には、これを規制するプランジヤー7がその軸方
向変位途上で径方向に偏倚しないようにすること
が必要である。この点本考案によれば、プランジ
ヤー7はスライドボールベアリング8によりケー
シング1内に支持されているため、プランジヤー
7が軸方向に変位するための遊動間隙は理論的に
零であり、したがつてプランジヤー7が軸方向変
位途上で径方向に偏倚することがなく、これがた
めに反復使用においても常にセンサーロツド9を
プランジヤー7と同軸同心に、即ち常にセンサー
ロツド19を正確に原点に復帰させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案タツチセンサーの一実施例を示
す縦断面図、第2図は電気接点の配置状態を示す
要部展開斜視図、第3図は嵌合状態にある電気接
点対を示す要部断面図、第4図は本考案実施例に
おける電気回路構成図、第5図は本考案タツチセ
ンサーに適用する感知装置例における電気回路構
成図、第6図は本考案の作動原理を説明するため
の電気接点部分の拡大図、第7図は従来例の作動
原理を説明するための電気接点部分の拡大図であ
る。 1…ケーシング、7…プランジヤー、8…スラ
イドボールベアリング、9…センサーロツド、1
0…ケーシングの先端開口部、11…接触子、1
3…フランジ部、17…プランジヤー押圧用ば
ね、21…ばね圧調整ねじ、22a,22b,2
2c,28a,28b,28c…電気接点、30
a,30b…接点部材、31a,31b…収斂
面、X…球継手部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーシング1内に、スライドボールベアリン
    グ8によりプランジヤー7を軸方向に移動自在
    に支持させると共に、プランジヤー押圧用ばね
    17に付勢されてプランジヤー7とセンサーロ
    ツド9とを球継手部Xを介して同軸上に配置
    し、センサーロツドの先端部に設けた接触子1
    1をケーシング1の先端開口部より突出させ、
    該ロツドの後端部に該ロツドに直交して設けた
    フランジ部13と上記ケーシング1の互いの対
    向面にそれぞれ対向接触する3対の電気接点2
    2a〜22c,28a〜28cを周方向等間隔
    をおいて突設し、その各対の電気接点22a〜
    22c,28a〜28cのうち、2対は、単一
    の接点22b,22c,28b,28cで構成
    し、その残り1対は、単一の接点22aと2つ
    の接点部材30a,30bからなる接点28a
    とで構成し、上記2つの接点部材30a,30
    bの対向側面を略V字状に収斂する収斂面31
    a,31bとし、その収斂面31a,31b間
    に上記単一の接点22aを係嵌させ、しかして
    常時は前記プランジヤー押圧用ばね17に付勢
    されて前記3対の電気接点22a〜22c,2
    8a〜28cが互いに接触状態に保持され、上
    記押圧用ばね17の付勢力に抗して前記センサ
    ーロツド9が変位することにより上記3対の電
    気接点の少なくとも1対が互いに非接触状態に
    なるよう形成され更にセンサーロツド9に対す
    る変位力が解除されることによりセンサーロツ
    ド9は前記プランジヤー7と同軸に原点復帰す
    るよう形成されてなるタツチセンサー。 2 プランジヤー押圧用ばね17はばね圧調整用
    ねじ21によりばね圧が調整自在である実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のタツチセンサ
    ー。
JP1129882U 1982-01-28 1982-01-28 タツチセンサ− Granted JPS58114705U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1129882U JPS58114705U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 タツチセンサ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1129882U JPS58114705U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 タツチセンサ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58114705U JPS58114705U (ja) 1983-08-05
JPH0216242Y2 true JPH0216242Y2 (ja) 1990-05-02

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ID=30023908

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JP1129882U Granted JPS58114705U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 タツチセンサ−

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JP (1) JPS58114705U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074489Y2 (ja) * 1988-09-19 1995-02-01 株式会社東京精密 タッチプローブの検出回路
JP2020112372A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 株式会社ミツトヨ 測定装置及びベアリング

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JPS5358262A (en) * 1976-11-06 1978-05-26 Tokyo Seimitsu Co Ltd Position detector

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JPS58114705U (ja) 1983-08-05

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