JPH0216208A - 車輌強制停止装置 - Google Patents
車輌強制停止装置Info
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- JPH0216208A JPH0216208A JP16644888A JP16644888A JPH0216208A JP H0216208 A JPH0216208 A JP H0216208A JP 16644888 A JP16644888 A JP 16644888A JP 16644888 A JP16644888 A JP 16644888A JP H0216208 A JPH0216208 A JP H0216208A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F13/00—Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions
- E01F13/12—Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions for forcibly arresting or disabling vehicles, e.g. spiked mats
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- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(1)発明の目的
(イ)産業上の利用分野について。
本発明は昼夜をとわす、路上工事現場等において工事現
場に向って暴走して来る車輌を強制的に停止せしめる交
通安全産業の分野に属する発明である。
場に向って暴走して来る車輌を強制的に停止せしめる交
通安全産業の分野に属する発明である。
(ロ)従来の技術について。
出願人は先に特願昭61−185057、同61−21
0546をもって車輌強制停止装置を提供しているが、
この技術はその明細書に示す通り発明装置内に走行車輌
を誘導し車輌の慣性移動と装置のM擦抵抗を利用して衝
撃を緩和しつつ車輌を強制的に停止せしめる技術である
。
0546をもって車輌強制停止装置を提供しているが、
この技術はその明細書に示す通り発明装置内に走行車輌
を誘導し車輌の慣性移動と装置のM擦抵抗を利用して衝
撃を緩和しつつ車輌を強制的に停止せしめる技術である
。
(ハ) 発明が解決しようとする問題について。
■ 従来の技術の問題点。
前記従来の技術は略々直角り字形に底部ネット(又は底
板)(1)、正面ネット(又は正面受板)(2)及び側
面ネット(3)がその耐張力ロープ(6)を弛みなく張
設した状態になっているから装置内に侵入してくる車輌
が、特に大型車(大型ダンプカー等ギヤブオーバー型)
で且つスピード大なる暴走車の場合装置内に完全に侵入
しても網の伸びのみでは車輌を捕えることができず正面
ネット(2)を乗り越える危険性がある。(背の低い乗
用車等は網の伸びて完全に停止させ得る。)若し正面ネ
ットを前方に倒して乗り越えた場合は人身事故の発生を
予想しなければならない。
板)(1)、正面ネット(又は正面受板)(2)及び側
面ネット(3)がその耐張力ロープ(6)を弛みなく張
設した状態になっているから装置内に侵入してくる車輌
が、特に大型車(大型ダンプカー等ギヤブオーバー型)
で且つスピード大なる暴走車の場合装置内に完全に侵入
しても網の伸びのみでは車輌を捕えることができず正面
ネット(2)を乗り越える危険性がある。(背の低い乗
用車等は網の伸びて完全に停止させ得る。)若し正面ネ
ットを前方に倒して乗り越えた場合は人身事故の発生を
予想しなければならない。
本発明は従来技術の改良に関しこれらの車輌事故、人身
事故の防止を最大の目的とし、前記の危険性を最大限に
排除せんとするものである。
事故の防止を最大の目的とし、前記の危険性を最大限に
排除せんとするものである。
■ 問題解決のための技術的課題
以上の問題点を解決するためには正面ネット(2)が必
ず侵入車輌の前面ボデーに引掛り、少くとも車輌の下に
引き込まれない技術とすることが大切であり、それと共
に底部ネット(又は底板)上に、侵入した車輌が必ず載
っているような技術としなければならない。
ず侵入車輌の前面ボデーに引掛り、少くとも車輌の下に
引き込まれない技術とすることが大切であり、それと共
に底部ネット(又は底板)上に、侵入した車輌が必ず載
っているような技術としなければならない。
本発明は従来の技術を改良し以上の課題を解決せんとす
るものである。
るものである。
(2)発明の構成について
(イ)問題点を解決するための手段。
本発明は以上の問題点を解決すめため、底部ネットへの
正面ネット(2)の立設角度を従来技術がL字型即ち略
々直角であるのに対して必ず90℃よりも小なる鋭角と
し、更に正面ネット(2)の左右両縁ロープ(8)、補
助張力ロープ(6”)、側面ネットの補助張力ロープ(
7”)に弛みをもたせ、又正面ネット(2)の立設基部
には車輌引掛はフック(10)を設置することとした。
正面ネット(2)の立設角度を従来技術がL字型即ち略
々直角であるのに対して必ず90℃よりも小なる鋭角と
し、更に正面ネット(2)の左右両縁ロープ(8)、補
助張力ロープ(6”)、側面ネットの補助張力ロープ(
7”)に弛みをもたせ、又正面ネット(2)の立設基部
には車輌引掛はフック(10)を設置することとした。
以下その構成の詳細について説明する。
本発明は、底部ネット(1)と正面ネット(2)及び側
面ネット(3)並びに車輌引掛はフック(10)更に立
設支柱(4)との要部から構成されているが、車輌引掛
はフック(10)を除外しても充分本発明の目的を達成
することができる。
面ネット(3)並びに車輌引掛はフック(10)更に立
設支柱(4)との要部から構成されているが、車輌引掛
はフック(10)を除外しても充分本発明の目的を達成
することができる。
以下各部について説明する。
(a) 底部ネットの構成について
底部ネット(1)は適宜の縦長と横巾とを有する長方形
とするのが普通であるが、正面ネット(2)の立設部で
ある前部横張力ロープ(6)部の巾より車輌侵入部の後
部横張力ロープ(6)部の巾を広く形成してもよい。当
該ネット(1)の周辺は左右の縦張力ロープ(7)と前
後の横張力(6) (6)とを周縁となし縦張力ロープ
(7)(7)間には適宜間隔で補助張力ロープ(5)が
弛みを有しないで張られて全体が網状に構成されている
。
とするのが普通であるが、正面ネット(2)の立設部で
ある前部横張力ロープ(6)部の巾より車輌侵入部の後
部横張力ロープ(6)部の巾を広く形成してもよい。当
該ネット(1)の周辺は左右の縦張力ロープ(7)と前
後の横張力(6) (6)とを周縁となし縦張力ロープ
(7)(7)間には適宜間隔で補助張力ロープ(5)が
弛みを有しないで張られて全体が網状に構成されている
。
(b) 正面ネットの構成について
正面ネット(2)は適宜の高さを有し且つその巾は底部
ネットの前部中と同一の巾を有しており、その周囲は、
左右の両縁ロープ(8)が弛み(11)を有して設けら
れており、頂部張力ロープ(6′)と下部張力ロープ(
6′)は弛みを設けないで張設されている。なお下部張
力ロープ(6′)は底部ネット(1)の前部横張力ロー
プ(6)を兼用してもよい。
ネットの前部中と同一の巾を有しており、その周囲は、
左右の両縁ロープ(8)が弛み(11)を有して設けら
れており、頂部張力ロープ(6′)と下部張力ロープ(
6′)は弛みを設けないで張設されている。なお下部張
力ロープ(6′)は底部ネット(1)の前部横張力ロー
プ(6)を兼用してもよい。
又上部及び下部の両張力ロープ(6′)の間にして左右
両縁ロープ(8)間には補助張力ロープ(6”)が弛み
(12)を設けて張設され全体が網状に構成されている
。
両縁ロープ(8)間には補助張力ロープ(6”)が弛み
(12)を設けて張設され全体が網状に構成されている
。
(C) 側面ネットの構成について
側面ネット(3)は、正面ネット(2)の左右両縁ロー
プ(8)の頂部と底部ネット(1)の左右縦張力ロープ
(7)との間に弛みを設けないで張設された頂部張力ロ
ープ(7′)と、その下部に弛み(13)を有して補助
張力ロープ(7”)が左右両縁ロープ(8)と左右縦張
力ロープ(7)との間に張設され、この左右両縁ロープ
(8)と頂部張力ロープ(7′)及び左右張力ロープ(
7)とを周縁として網状に構成されている。
プ(8)の頂部と底部ネット(1)の左右縦張力ロープ
(7)との間に弛みを設けないで張設された頂部張力ロ
ープ(7′)と、その下部に弛み(13)を有して補助
張力ロープ(7”)が左右両縁ロープ(8)と左右縦張
力ロープ(7)との間に張設され、この左右両縁ロープ
(8)と頂部張力ロープ(7′)及び左右張力ロープ(
7)とを周縁として網状に構成されている。
以上の正面ネット(2)は底部ネット(1)の前部の横
張力ロープ(6)に一体として且つ底部ネット(1)に
対して鋭角(α)を有して立設されている。
張力ロープ(6)に一体として且つ底部ネット(1)に
対して鋭角(α)を有して立設されている。
なお鋭角αは各構成部の弛み(11) (12) (1
3)の大きさにもよるが少くとも80℃以下とするのが
望ましい。又側面ネット(3)の頂部張力ロープ(7′
)は、正面ネット(2)の両縁ロープ(8)の頂部から
底部ネット(1)の両電張カロープ(7)の後端部に張
設してもよいし、前端部と後端部の間の適宜位置に張設
してもよい。
3)の大きさにもよるが少くとも80℃以下とするのが
望ましい。又側面ネット(3)の頂部張力ロープ(7′
)は、正面ネット(2)の両縁ロープ(8)の頂部から
底部ネット(1)の両電張カロープ(7)の後端部に張
設してもよいし、前端部と後端部の間の適宜位置に張設
してもよい。
(d) 次に正面ネット(2)を立設支柱(4)に添
設するときは立設支柱(4)の頂部等に適宜手段で係着
すればよい。
設するときは立設支柱(4)の頂部等に適宜手段で係着
すればよい。
(e) 次に侵入車輌(17)をより確実に停止せし
めるためには車輌引掛はフック(10)を正面ネット(
2)の底部ネットからの立上り基部にその向きを車輌の
侵入方向に向けて複数個係着するか、底部ネット(1)
の前部横張力ローブ(6)に係着する。
めるためには車輌引掛はフック(10)を正面ネット(
2)の底部ネットからの立上り基部にその向きを車輌の
侵入方向に向けて複数個係着するか、底部ネット(1)
の前部横張力ローブ(6)に係着する。
なお1以上の構成中底部ネット(1)を底板(1′)と
して構成した場合は、底板(1′)の縦両縁部(14)
に側面ネット(3)の各張力ロープ(7′)(7” )
を係着するロープ係着部(15)を、又底板前部縁に正
面ネット(2)の係着部(16)をそれぞれ設けてなる
構成とする。
して構成した場合は、底板(1′)の縦両縁部(14)
に側面ネット(3)の各張力ロープ(7′)(7” )
を係着するロープ係着部(15)を、又底板前部縁に正
面ネット(2)の係着部(16)をそれぞれ設けてなる
構成とする。
以上が本発明の問題点を解決するための手段であるが1
次にその作用について述べる。
次にその作用について述べる。
(ロ) 発明の作用及び効果について
本発明は以上のような構成を有するものであるが次にそ
の作用と効果について述べる。
の作用と効果について述べる。
本発明装置を使用する際は、本発明を作業工事現場で暴
走車が進行してくると想定される方向に開放部(8)を
向けて設置しておく。
走車が進行してくると想定される方向に開放部(8)を
向けて設置しておく。
なお、作業現場と本装置設置の距離(間隔)は当該作業
現場路上を制限速度で走行する車輌が急ブレーキをかけ
た際スリップする距離に2m前後の安全見込み距離をプ
ラスした距離とすれば充分であるが1作業現場の状況に
応じて現場責任者が最も安全と想定される距離を有して
設置すればよい。
現場路上を制限速度で走行する車輌が急ブレーキをかけ
た際スリップする距離に2m前後の安全見込み距離をプ
ラスした距離とすれば充分であるが1作業現場の状況に
応じて現場責任者が最も安全と想定される距離を有して
設置すればよい。
次に暴走車輌(17)が本装置の開放部(18)から突
込んできた場合であるが、車輌(17)の前部が正面ネ
ット(2)に衝突する位置まで侵入すると車体全体が底
部ネット(1)上に位置することになるから、当然に前
輪駆動又は後輪駆動の何れの車輌(17)でも駆動輪(
19)が底部ネット(1)に載り次いで車輌(17)は
正面ネット(2)に衝突しその全重量を底部ネット(1
)にかけた状態で本装置を前方にスリップさせる。
込んできた場合であるが、車輌(17)の前部が正面ネ
ット(2)に衝突する位置まで侵入すると車体全体が底
部ネット(1)上に位置することになるから、当然に前
輪駆動又は後輪駆動の何れの車輌(17)でも駆動輪(
19)が底部ネット(1)に載り次いで車輌(17)は
正面ネット(2)に衝突しその全重量を底部ネット(1
)にかけた状態で本装置を前方にスリップさせる。
車輌(17)が正面ネット(2)に衝突した際正面ネッ
ト(2)はその頂部張力ロープ(6′)と側面ネット(
3)の頂部張力ロープ(7′)とは弛みなく張設されて
いるからこのロープ(6’ ) (7’ )が最初に侵
入車に密着して捕え、又各ネット(2)(3)の補助張
力ロープ(6”)(7″′)及び正面ネット(2)の左
右両縁ロープ(8)がそれぞれ弛み(] 2) (]
3) (11)が設けられており、又装置全体が網目と
なっているからその伸縮性によって正面ネット(2)の
前方膨出度が極めて大となり、同時に侵入車を最初に捕
えた正面ネット(2)の頂部張力ロープ(6′)は側面
ネット(3)の頂部張力ロープ(7′)に強く後方に引
張られる作用をなすので頂部張力ロープ(7″)は車輌
(17)の前面ボデーに必ず引掛り、逆に正面ネット(
2)の膨出分だけ底部ネット(1)が前方に出ようとす
る力が働くから、その結果正面ネット(2)は車輌(1
7)の下部に引き込まれることはないので正面ネット(
2)は車輌(17)の前面ボデーを覆うように引掛るた
め車輌(17)は正面ネット(2)と側面ネット(3)
及び底部ネット(1)の全ネットに捕えられ車輌(17
)は装置全体をその侵入慣性によって引くようになるか
ら、ギヤブオーバー型の車輌(17)でも装置特に正面
ネット(2)を乗り越るようなことはなく、車輌(17
)を包み込むような状態となって本発明装置全体が車輌
(17)と共に地上をスリップする。
ト(2)はその頂部張力ロープ(6′)と側面ネット(
3)の頂部張力ロープ(7′)とは弛みなく張設されて
いるからこのロープ(6’ ) (7’ )が最初に侵
入車に密着して捕え、又各ネット(2)(3)の補助張
力ロープ(6”)(7″′)及び正面ネット(2)の左
右両縁ロープ(8)がそれぞれ弛み(] 2) (]
3) (11)が設けられており、又装置全体が網目と
なっているからその伸縮性によって正面ネット(2)の
前方膨出度が極めて大となり、同時に侵入車を最初に捕
えた正面ネット(2)の頂部張力ロープ(6′)は側面
ネット(3)の頂部張力ロープ(7′)に強く後方に引
張られる作用をなすので頂部張力ロープ(7″)は車輌
(17)の前面ボデーに必ず引掛り、逆に正面ネット(
2)の膨出分だけ底部ネット(1)が前方に出ようとす
る力が働くから、その結果正面ネット(2)は車輌(1
7)の下部に引き込まれることはないので正面ネット(
2)は車輌(17)の前面ボデーを覆うように引掛るた
め車輌(17)は正面ネット(2)と側面ネット(3)
及び底部ネット(1)の全ネットに捕えられ車輌(17
)は装置全体をその侵入慣性によって引くようになるか
ら、ギヤブオーバー型の車輌(17)でも装置特に正面
ネット(2)を乗り越るようなことはなく、車輌(17
)を包み込むような状態となって本発明装置全体が車輌
(17)と共に地上をスリップする。
このスリップ開始と同時に駆動輪(19)の回転が停止
して車輌(17)は急ブレーキをかけたときのように全
車輪の回転を停止する。即ち本装置は矢印(R)方向に
スリップ進行する力が働くのに対して駆動軸(19)に
矢印(S)方向に回転する力が働いているから駆動輪(
19)の回転が停止し、車輌はあたかも急ブレーキをか
けたと同じような状態となり車輌(17)の走行慣性で
車輌(17)と装置が一体となってスリップすることに
なる。車輌(17)が路面上で急ブレーキをかけた場合
車輌(17)は走行してきた時速に比例してスリップ距
離を延ばす(路面とタイヤの接触面積が時速に関係なく
一定しているから。
して車輌(17)は急ブレーキをかけたときのように全
車輪の回転を停止する。即ち本装置は矢印(R)方向に
スリップ進行する力が働くのに対して駆動軸(19)に
矢印(S)方向に回転する力が働いているから駆動輪(
19)の回転が停止し、車輌はあたかも急ブレーキをか
けたと同じような状態となり車輌(17)の走行慣性で
車輌(17)と装置が一体となってスリップすることに
なる。車輌(17)が路面上で急ブレーキをかけた場合
車輌(17)は走行してきた時速に比例してスリップ距
離を延ばす(路面とタイヤの接触面積が時速に関係なく
一定しているから。
のであるが、本装置内に侵入して車輪の回転が停止した
場合、路面をスリップするのは車輌(17)ではなく本
発明装置であって直接的には底部ネット(1)あること
に注目しなければならない。
場合、路面をスリップするのは車輌(17)ではなく本
発明装置であって直接的には底部ネット(1)あること
に注目しなければならない。
そして、(イ)本装置は車輌の走行慣性によって車輌を
載置した状態で前方にスリップ進行するが、この前進運
動にたいして底部ネット(1)には路面との摩擦で装置
及び車輌のスリップを停止しようとする反対の力が同時
に発生する。
載置した状態で前方にスリップ進行するが、この前進運
動にたいして底部ネット(1)には路面との摩擦で装置
及び車輌のスリップを停止しようとする反対の力が同時
に発生する。
(へ)このスリップによる摩擦係数は、車輌が路面にお
いて急ブレーキをかけた際のタイヤと路面の摩擦面積に
比して底部ネット(1)と路面との摩擦面積が極めて大
であるから係数も極めて大となる。従って摩擦係数の大
なる材料を使用すればスリップ距離も小となる。
いて急ブレーキをかけた際のタイヤと路面の摩擦面積に
比して底部ネット(1)と路面との摩擦面積が極めて大
であるから係数も極めて大となる。従って摩擦係数の大
なる材料を使用すればスリップ距離も小となる。
(ハ)車輌の走行慣性に対して底部ネットと路面との摩
擦によって、これを阻止する力が作用し、且つ車輌の重
量が装置にたいして大きな荷重となるから路面と底部ネ
ット(1)との摩擦係数がより大となる。
擦によって、これを阻止する力が作用し、且つ車輌の重
量が装置にたいして大きな荷重となるから路面と底部ネ
ット(1)との摩擦係数がより大となる。
(ニ)装置を可撓性材で構成すると路面に凹凸が存在し
ても底部ネット(1)は路面になじみ、スリップ時の摩
擦係数を減することはない。
ても底部ネット(1)は路面になじみ、スリップ時の摩
擦係数を減することはない。
(ホ)本装置はネットのみでも充分その効果を有するも
のであるがなおその効果の完全性を期待するために前記
構成において説明したように、車輌引掛はフック(10
)を使用するときは、当該フック(10)は車輌(17
)のスプリング、フロントアクスル、バンパー等々車体
構成各部材に引掛り、車輌(17)が底部ネット(1)
から離れて正面ネット(2)を乗り越るようなことはな
い。
のであるがなおその効果の完全性を期待するために前記
構成において説明したように、車輌引掛はフック(10
)を使用するときは、当該フック(10)は車輌(17
)のスプリング、フロントアクスル、バンパー等々車体
構成各部材に引掛り、車輌(17)が底部ネット(1)
から離れて正面ネット(2)を乗り越るようなことはな
い。
以上の作用と効果は底部ネット(1)にかえて底板(1
′)を使用した場合も同様である。
′)を使用した場合も同様である。
本願発明は以上のような作用と効果を有するので、本発
明装置を昼間夜間を問わず路上の作業現場適宜ケ所に設
置しておけば暴走車等が侵入してきても本装置内に入り
、ネットによって装置と車輌の衝撃力を緩和し更に運転
者が急ブレーキをかけなくとも装置のスリップによって
自動的に車輪の回転が急停止し、且つ装置のスリップと
スリップによる路面と装置の大きな摩擦によって車輌(
17)は完全に停止する。然もスリップする距離は路面
と装置(底部ネット(1))の摩擦が極めて大であるか
ら、通常路面で急ブレーキをかけたときのスリップ距離
に比して短距離であり、従って暴走車が工事現場に侵入
することを容易に防止することが可能であって然もスリ
ップ現象による衝撃緩和で従来のような人身事故や機材
事故を未然に防止することができる。又各張力ロープに
よって装置の損壊も免かれる。特に人身事故や機材事故
の防止ばかりでなく、工事の種類例えばガス、電気、水
道等々直接庶民生活に関連する工事の場合は、事故によ
る工事の中断は、工事関係者は勿論のこと庶民生活にと
ってはかり知れない迷惑と損失を與えるものであるが、
これらを未然に防止することが可能という利点もある。
明装置を昼間夜間を問わず路上の作業現場適宜ケ所に設
置しておけば暴走車等が侵入してきても本装置内に入り
、ネットによって装置と車輌の衝撃力を緩和し更に運転
者が急ブレーキをかけなくとも装置のスリップによって
自動的に車輪の回転が急停止し、且つ装置のスリップと
スリップによる路面と装置の大きな摩擦によって車輌(
17)は完全に停止する。然もスリップする距離は路面
と装置(底部ネット(1))の摩擦が極めて大であるか
ら、通常路面で急ブレーキをかけたときのスリップ距離
に比して短距離であり、従って暴走車が工事現場に侵入
することを容易に防止することが可能であって然もスリ
ップ現象による衝撃緩和で従来のような人身事故や機材
事故を未然に防止することができる。又各張力ロープに
よって装置の損壊も免かれる。特に人身事故や機材事故
の防止ばかりでなく、工事の種類例えばガス、電気、水
道等々直接庶民生活に関連する工事の場合は、事故によ
る工事の中断は、工事関係者は勿論のこと庶民生活にと
ってはかり知れない迷惑と損失を與えるものであるが、
これらを未然に防止することが可能という利点もある。
特に従来この種事故防止は、土のう、砂のう、氷袋その
他の重量物の設置で侵入車輌を強制的に停止させようと
する発想から一歩も出ない手段しか採用していなかった
ためこの種事故には必ず人身事故がともなっていたが、
本発明による装置は装置及び暴走侵入車輌をスリップさ
せるという従来の手段とは全く逆の発想にもとすく手段
で侵入車輌(17)を停止させるので人身事故を完全に
防止可能という大きな利点を有する発明である。
他の重量物の設置で侵入車輌を強制的に停止させようと
する発想から一歩も出ない手段しか採用していなかった
ためこの種事故には必ず人身事故がともなっていたが、
本発明による装置は装置及び暴走侵入車輌をスリップさ
せるという従来の手段とは全く逆の発想にもとすく手段
で侵入車輌(17)を停止させるので人身事故を完全に
防止可能という大きな利点を有する発明である。
図面は実施例を示すもので
第一図(A)は底部にネットを使用構成した装置の斜視
図で、(B)は底板を使用した場合の斜視図であり、(
C)は平面図、(D)lユイi+1hgl咽藺。 第二図は本発明装はの作用説明図で(A)は本装置に車
輌が侵入を開始した場合の側面図、(B)は車輌が正面
ネットに衝突した瞬間の側面図、(C)は本装置がスリ
ップしている状態の側面図である。 第三図(A)は引掛はフックの平面図、(B)は側面図
、(C)は斜視図である。 第四図は従来のこの種装置にギヤブオーバー型車輌が侵
入した場合想定される最悪状態を示す説明側面図であり
1点線部は車輌に引き込まれた装置を示す。 (1)・・・・・・・・・底部ネット (1′)・・・・・・・・・底板 (2)・・・・・・・・・正面ネット (3)・・・・・・・・・側面ネット (4)・・・・・・・・・立設支柱 (5)・・・・・・・・・底部ネットの補助張力ロープ
(6)・・・・・−・・・底部ネットの横張力ロープ(
6′)・・・・・・・・・正面ネットの頂部張力ロープ
、下部張力ロープ。 (6”)・・・・・・・・・正面ネットの補助張力ロー
プ(7)・・・・・・・・・底部ネットの左右縦張力ロ
ープ(7′)・・・・・・・・・側面ネットの頂部張力
ロープ(7”)・・・・・・・・・側面ネットの補助張
力ロープ(8)・・・・・・・・・正面ネットの左右両
縁ロープ(9)・・・・・・・・・底板 (10)・・・・・・・・・車輌引掛はフック(11)
・・・・・・・・・正面ネットの左右両縁ロープの弛み (12)・・・・・・・・・正面ネットの補助張力ロー
プの弛み (13)・・・・・・・・・側面ネットの補助張力ロー
プの弛み (α)・・・・・・・・・鋭角 矢印X・・・・・・・・・車輌侵入方向(14)・・・
・・・・・・底板の縦両縁部(15)・・・・・・・・
・底板のロープ係着部(16)・・・・・・・・・正面
ネット係着部(17)・・・・・・・・・車輌 (18)・・・・・・・・・開放部 (19)・・・・・・・・・駆動輪
図で、(B)は底板を使用した場合の斜視図であり、(
C)は平面図、(D)lユイi+1hgl咽藺。 第二図は本発明装はの作用説明図で(A)は本装置に車
輌が侵入を開始した場合の側面図、(B)は車輌が正面
ネットに衝突した瞬間の側面図、(C)は本装置がスリ
ップしている状態の側面図である。 第三図(A)は引掛はフックの平面図、(B)は側面図
、(C)は斜視図である。 第四図は従来のこの種装置にギヤブオーバー型車輌が侵
入した場合想定される最悪状態を示す説明側面図であり
1点線部は車輌に引き込まれた装置を示す。 (1)・・・・・・・・・底部ネット (1′)・・・・・・・・・底板 (2)・・・・・・・・・正面ネット (3)・・・・・・・・・側面ネット (4)・・・・・・・・・立設支柱 (5)・・・・・・・・・底部ネットの補助張力ロープ
(6)・・・・・−・・・底部ネットの横張力ロープ(
6′)・・・・・・・・・正面ネットの頂部張力ロープ
、下部張力ロープ。 (6”)・・・・・・・・・正面ネットの補助張力ロー
プ(7)・・・・・・・・・底部ネットの左右縦張力ロ
ープ(7′)・・・・・・・・・側面ネットの頂部張力
ロープ(7”)・・・・・・・・・側面ネットの補助張
力ロープ(8)・・・・・・・・・正面ネットの左右両
縁ロープ(9)・・・・・・・・・底板 (10)・・・・・・・・・車輌引掛はフック(11)
・・・・・・・・・正面ネットの左右両縁ロープの弛み (12)・・・・・・・・・正面ネットの補助張力ロー
プの弛み (13)・・・・・・・・・側面ネットの補助張力ロー
プの弛み (α)・・・・・・・・・鋭角 矢印X・・・・・・・・・車輌侵入方向(14)・・・
・・・・・・底板の縦両縁部(15)・・・・・・・・
・底板のロープ係着部(16)・・・・・・・・・正面
ネット係着部(17)・・・・・・・・・車輌 (18)・・・・・・・・・開放部 (19)・・・・・・・・・駆動輪
Claims (3)
- (1)適宜の縦長と横巾とを有する底部ネット(1)と
、この底部ネット(1)の横巾と同巾を有し適宜の高さ
を有する正面ネット(2)及び正面ネット(2)の左右
両縁ロープ(8)と底部ネット(1)の左右縦張力ロー
プ(7)とに張り渡した左右の側面ネット(3)とから
構成され、正面ネット(2)は底部ネット(1)の横張
力ロープ(6)の一つに、底部ネット(1)に対し鋭角
を有して一体的に斜設し、側面ネット(3)は、底部ネ
ット(1)の左右縦張力ロープ(7)をそれぞれ底辺と
し正面ネット(2)の高さを高さとして正面ネット(2
)と底部ネット(1)に正面ネット(2)同様一体的に
構成してあり、然も正面ネット(2)の頂部張力ロープ
(6’)及び側面ネット(3)の頂部張力ロープ(7’
)はそれぞれ張設してなり、正面ネット(2)の補助張
力ロープ(6”)及び左右両縁ロープ(8)並びに側面
ネット(3)の補助張力ロープ(7”)はそれぞれ弛み
を有した構成とし、正面ネット(2)の左右両縁ロープ
(8)部に立設支柱(4)に立ち上り添設したことを特
徴とする車輌強制停止装置。 - (2)前記請求項(1)記載の車輌強制停止装置におい
て底部ネットを底板(9)としてなる車輌強制停止装置
。 - (3)前記請求項(1)(2)記載の車輌強制停止装置
において正面ネット(2)の立ち上り基部に車輌引掛け
フック(10)を係着してなることを特徴とする車輌強
制停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16644888A JPH0216208A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 車輌強制停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16644888A JPH0216208A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 車輌強制停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216208A true JPH0216208A (ja) | 1990-01-19 |
Family
ID=15831595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16644888A Pending JPH0216208A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 車輌強制停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0216208A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5150049A (en) * | 1991-06-24 | 1992-09-22 | Schuetz Tool & Die, Inc. | Magnetostrictive linear displacement transducer with temperature compensation |
WO1996015323A1 (en) * | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Efisio Theo Pettena | A road barrier for a vehicle |
EP2166155A3 (en) * | 2008-09-17 | 2013-10-16 | Ragnar Lotsberg | Shock buffer for motor vehicles |
JP2014533786A (ja) * | 2011-11-23 | 2014-12-15 | エンジニアード・アレスティング・システムズ・コーポレーションEngineered Arresting Systems Corporation | 車両捕捉システム及び方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367306A (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-26 | 長島 正弥 | 車輌停止装置 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP16644888A patent/JPH0216208A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367306A (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-26 | 長島 正弥 | 車輌停止装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5150049A (en) * | 1991-06-24 | 1992-09-22 | Schuetz Tool & Die, Inc. | Magnetostrictive linear displacement transducer with temperature compensation |
WO1996015323A1 (en) * | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Efisio Theo Pettena | A road barrier for a vehicle |
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JP2014533786A (ja) * | 2011-11-23 | 2014-12-15 | エンジニアード・アレスティング・システムズ・コーポレーションEngineered Arresting Systems Corporation | 車両捕捉システム及び方法 |
US9677234B2 (en) | 2011-11-23 | 2017-06-13 | Engineered Arresting Systems Corporation | Vehicle catch systems and methods |
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