JPH02161453A - 加熱定着方法及び該方法に使用される加熱定着用カプセルトナー - Google Patents

加熱定着方法及び該方法に使用される加熱定着用カプセルトナー

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JPH02161453A
JPH02161453A JP63315014A JP31501488A JPH02161453A JP H02161453 A JPH02161453 A JP H02161453A JP 63315014 A JP63315014 A JP 63315014A JP 31501488 A JP31501488 A JP 31501488A JP H02161453 A JPH02161453 A JP H02161453A
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toner
fixing
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molecular weight
heating body
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Yasuhide Goseki
康秀 後関
Hiroaki Kawakami
宏明 川上
Takashige Kasuya
貴重 粕谷
Satoshi Matsunaga
聡 松永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真、静電印刷、磁気記録などにおける
。トナーにより形成された顕画像を記録材に定着させる
定着方法および該定着方法に用いられるカプセルトナー
に関する。
[従来の技術1 従来、トナーの顕画像を記録材に定着する方法としては
、所定の温度に維持された加熱ローラーと弾性層を有し
て該加熱ローラーに圧接する加圧ローラーとによって、
未定着のトナー顕画像を保持した記録材を挟持搬送しつ
つ加熱する熱ロール定着方式が多用されている。
またUSP 3,578,797号明細書に記載された
、所謂ベルト定着方式が知られている。
[発明が解決しようとする課8] しかしながら上述の従来多用されてきた熱ロール定着で
は、 (1)熱ローラーが所定温度に達するまでの画像形成作
動禁止の時間、所謂ウェイト時間がある。
(2)記録材の通過あるいは他の外的要因で加熱ローラ
ーの温度が変動することによる定着不良および加熱ロー
ラーへのトナーの転移、所謂オフセット現象を防止する
ために2加熱ローラーを最適な温度に維持する必要があ
り、このためには加熱ローラーあるいは加熱体の熱、容
量を大きくしなければならず、これには大きな電力を要
する。
(3)ローラーが低温度であるため、記録材が加熱ロー
ラーを通過排出される際は、記録材および記録材上のト
ナーが緩慢に冷却されるため、トナーの粘着性が高い状
態となり、ローラーの曲率とも相まって、オフセットあ
るいは記録材を巻き込むことによる1紙づまりを生ずる
ことがある。
(4)高温の加熱ローラーが直接手に触れる構成となり
安全性に問題があったり、保護部材が必要であったりす
る。また、USP 3,578,797号記載のベルト
定着方式においても、前述の熱ロール足首の問題点(1
)、(2)は根本的に解決されていない。
本発明の目的は、上述の如き問題点を解決したウェイト
時間が実質的にないあるいは、極めて短時間であり、か
つ低消費電力でオフセット現象が発生せず記録材へのト
ナー画像の定着も良好である新規な加熱定着方法を提供
するものである。
また1本発明の目的は、本発明中で提供される加熱定着
方法において好ましく用いられる加熱定着用トナーを提
供するものである。
更に本発明の別の目的は高温の回転ローラーを使用しな
いことで、耐熱性特殊軸受けを必要としない加熱定着方
法を提供するものである。
更に本発明の別の目的は、高温体に直接手を触れること
のない定着装置構成を有することで、安全性に優れたあ
るいは保護部材を必要としない加熱定着方法を提供する
ものである。
[課題を解決するための手段及び作用]本出願人が先に
提案した特願昭62−147884においては、パルス
状に通電発熱させた低熱容量の発熱体によって、移動す
る耐熱性シートを介してトナー顕画像を加熱し、記録材
へ定着させる定着装置によって、ウェイト時間が短かく
低消費電力、の画像形成装置が提案されている。また同
様に本出願人が先に提案した特願昭83−12089に
おいては、トナーの顕画像を耐熱性シートを介して記録
材へ加熱定着する定着装置において、該耐熱性シートが
耐熱層と離型層あるいは低抵抗層を有することで、オフ
セット現象を有効に防止する定着装置が提案されている
しかしながら、優れたトナー顕画像の記録材への定着性
、オフセットの防止等を達成しつつ、ウェイト時間が短
かく、低消費電力である定着方法を実現するためには、
上述の如き定着装置に加えて、トナーの特性に負うとこ
ろが大きい。
前記目的を達成する本発明は、結着樹脂、着色剤を主成
分とする芯粒子表面を樹脂で被覆したカプセルトナーを
用い、該トナーの顕画像を記録材に加熱定着する方法に
おいて、 a)前記結着樹脂の主成分としてGPCによって測定さ
れたクロマトグラムが分子量103〜8 X 104及
び分子1105〜107のそれぞれの分子量領域に少な
くとも一つのピークを有する芳香族ビニル系−モノマ−
、アクリル酸エステル類モノマー、メタクリル酸エステ
ル類モノマーから選ばれる一種以上のモノマーから成る
重合体を含有してなるカプセルトナーを用い、 b)固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接し且
つフィルムを介して記録材を該加熱体に密着させる加圧
部材とにより、カプセルトナーの顕画像を記録材に加熱
定着する、 ことを特徴とする加熱定着方法に関する。
更に、固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接し
且つフィルムを介して該記録材を該加熱体に密着させる
加圧部材とにより、トナーの顕画像を記録材に加熱定着
する定着方法に使用されるトナーにおいて、該トナーが
結着樹脂1着色剤を主成分とする芯粒子表面を樹脂で被
覆したカプセルトナーであって、該結着樹脂の主成分と
して、GPCによって測定されたクロマトグラムが分子
量103〜8 X 10’及び分子量105〜107 
(7)ソtLツレの分子量領域に少なくとも一つのピー
クを有する芳香族ビニル系モノマー、アクリル酸エステ
ル類モノマー、メタクリル酸エステル類モノマーから選
ばれる一種以上のモノマーから成る重合体を含有してな
ることを特徴とする加熱定着用カプセルトナーに関する
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の加熱定着方法の構成上の特徴は、GpCによっ
て測定されたクロマトグラムにおいて分子量103〜8
X104および105〜107のそれぞれの分子量に少
なくともひとつのピークを有する芳香族ビニル系モノマ
ー、アクリル酸エステル類モノマー、メタクリル酸エス
テル類千ツマ−から選ばれる1種以上のモノマーから成
る重合体を芯材の結着樹脂として含有して成るマイクロ
カプセルトナーであり、GPCクロマトグラムにおける
低分子量側のピークが分%1103〜8 X 104に
対応する位置にあるものである。この位置にピークを持
つことでより低消費電力でトナーを記録材に加熱定着す
ることができる。GPCクロマトグラムにおける低分子
量側のピーク位置に対応する分子量が103以下である
場合、加熱定着工程でトナーの過剰溶融により記録材へ
のトナーの浸み込み、衷うつりや画像ニジミの原因とな
る。
またピーク位置が8X104以上である場合にはトナー
を記録材に加熱定着させるために高いエネルギーが必要
となる。
しかしながら、 GPCクロマトグラムにおいて分子量
103〜8 X IOJに対応する位置にしかピークを
示さない重合体を芯材の結着樹脂として用いた場合は耐
オフセット性に対しては不十分であり、本発明の特徴と
して上述のような問題を解決するために、GPCクロマ
トグラムにおいて分子量が105〜107 に対応する
位置に別のピークが存在する前記重合体を芯材結着樹脂
として用いる。
上述のピーク位置に対応する分子量が105以下である
場合では、上述の問題を著しく改善するのにいたらず、
分子量が107以上である場合は、定着性が悪化し、定
着不良の原因となってしまう。
上述のごとき特徴を有する芯材結着樹脂をカプセル化す
ることにより、定着性に富みブロッキング、オフセット
等生じないカプセルトナーが得られる。
本発明において、ape  (ゲルパーミェーションク
ロマトグラフィ)によるクロマトグラムのピーク又は/
およびショルダーの分子量は次の条件で測定される。
すなわち、40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定
化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHF
  (テトラヒドロフラン)を毎分1+i)の流速で流
し、試料濃度として0.05〜o、e重量%に調整した
樹脂のTHF試料溶液を50〜200gf注入して測定
する。試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分
子量分布を数種の単分散ポリスチレン標準試料により作
製された検量線の対数値とカウント数との関係から算出
した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、
例えば、Pressure Ghe+*1cal Go
、製或いは、東洋ツーダニ業社製の分子量が6X102
,2.lX103. 4X103゜1.75X104,
5.I X104 1.lX105.3.9X1058
、θX 105,2 X 106.4.48 X 10
6のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチ
レン試料を用いるのが適当である。また、検出器にはR
I(屈折率)検出器を用いる。
なお、カラムとしては103〜4 X 107の分子量
領域を適確に測定するために、重訳のポリスチレンゲル
カラムを複数組合せるのが良く、例えば、WateHs
社製のB−styragel 500.103.10’
、 105゜106の組み合せや、昭和電工社製の5h
odex KF−80Mや、KF−801,802,8
03,804,805,8013の組合せ、あるいは東
洋曹達製t7) TSKgel G100OH。
G2000H,G2500H,G3000H,G400
0H,G5000H。
G3000H,G700OH,CMHのうちの任意の組
合せが好ましい。
本発明に適用されるカプセルトナーの芯材結着樹脂の主
成分を構成するモノマーとしては、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、p−クロルスチレンなどのスチレ
ン及びその置換体、アクリル酸、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタク
リル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のよう
な二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体
、例えばマレイン酸、マレイン酸フ升ル、マレイン酸メ
チル、マレイン酸ジメチルなどのような二重結合を有す
るジカルボン酸及びその置換体、例えば塩化ビニル、酢
酸ビニル、安息香酸ビニルなどのようなビニルエステル
類、例えばビニルメチルケトン、ビニルエキシルケトン
などのようなどニルケトン類、例えばビニルメチルエー
テル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテ
ルなどのようなビニルエーテル類、ブタジェン等のビニ
ノC単量体が単独もしくは2種以上用いられる。
これらの中から本発明中で規定している結着樹脂の分子
量分布の特性を満たすような材料設計が比較的容易であ
る点、安価である点などからポリスチレンあるいは、ス
チレンを主成分とするスチし・ン系共重合体が好ましく
用いられる。
本発明に使用される芯材粒子中には上記結着樹脂成分の
他に、該結着樹脂成分の含有量より少ない割合で以下の
化合物を含有させてもよい、例えばシリコーン樹脂、ス
チレン−ブタジェン樹脂、ポリエステル、ポリウレタン
、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、
ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、
脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩
素化パラフィン、パラフィンワックスなどである。
また本発明に使用される芯材粒子中には必要に応じて各
種離型剤を含有させても良い0例えばポリフッ化エチレ
ン、フッ素樹脂、フッ素化炭素油、シリコーンオイル、
低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等が芯
材粒子に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.5
〜lO重量%の添加量で用いられる。
使用するカプセルトナーが磁性微粒子を含有する磁性ト
ナーとして用いられる場合には、芯材粒子中に磁性微粒
子を含有させることが可能である。81性微粒子として
は磁性を示すか磁化可能な材料であればよく、例えば鉄
、マンガン、ニッケル、コバルト、クロムなどの金属、
マグネタイト、ヘマタイト、各種フェライト、マンガン
合金、その他の強磁性合金などがあり、これらを平均粒
径約0.05〜51Lの微粉末としたものが使用できる
。磁性トナー中に含有させる磁性微粒子の量は、芯粒子
総重量の15〜70重量%(より好ましくは25〜45
重量%)が良い。
また本発明で使用する芯材粒子には着色・荷電制御等の
目的で種々の物質を添加することができる0例えば、カ
ーボンブラック、鉄黒、グラファイト、ニグロシン、モ
ノアゾ染料の金属錯体、群青、フタロシアニンブルー、
ハンザイエロー、ベンジンイエロー、キナクリドン各種
レーキ顔料などである。
これらの粒子をカプセル化する方法としては。
公知のカプセル化技術を利用することができる。
例えばスプレードライ法、コアセルベーション法、相分
離法などが好適に使用できるほか、1n−8itu重合
法、米国特許筒3,338,991号明細書、同第3,
326,848号明細書、同第3,502,582号明
細書に記載されている方法なども使用できる。
殻材としては、公知の樹脂が使用可能である。
例えば、次の様な七ツマー類から成る樹脂がある。スチ
レン、P−クロルスチレン、P−ジメチルアミノ−スチ
レンなどのスチレン及びその置換体;アクリル酸メチル
、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸N、N−ジメチルアミンエチルエステルなど
のアクリル酸あるいはメタクリル酸のエステル;無水マ
レイン酸あるいは無水マレイン酸のハーフエステル、/
\−ファミドあるいはジエステルイミド、ビニルピリジ
ン、N−ビニルイミダゾールなどの含窒素ビニル;ビニ
ルホルマール、ビニルブチラールなどのビニルアセター
ル;塩化ビニル、アクリロニトリル、酢酸ビニルなどの
ビニルモノマー:塩化ビニリデン、フッ化ビニリデンな
どのビニリデンモノマー:エチレン、プロピレンなとの
すレフインモノマーである。また、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリスルホネート、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリウレア、エポキシ樹脂、ロジン、変成ロジ
ン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族
炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、メラミン樹脂、ポリ
フェニレンオキサイドのようなポリエーテル樹脂あるい
はチオエーテル樹脂、などの単独重合体、あるいは共重
合体、さらにはそれらの混合物が使用できる。
本発明のカプセルトナーは場合によってはコロイダルシ
リカ等の流動性向上剤、あるいは滑剤、研摩剤、電荷調
整剤などを混合した後に現像剤として用いられる。
また2成分現像剤として用いる場合には鉄粉キャリア、
フェライトキャリア、あるいはこれらをシリコン樹脂、
アクリル樹脂等でコートしたキャリアと混合した後に現
像剤として使用する。
次に本発明の定着方法について説明する。
先ず、本発明の画像形成装置の一例の概略構造を第1図
に基づいて説明すると、lはガラス等の透明部材よりな
る原稿蔵置台で、矢印a方向に往復動して原稿を走査す
る。原稿載置台の直下には短焦点小径結像素子アレイ2
が配されていて、原稿蔵置台上に置かれた原稿像は照明
ランプ3によって照射され、その反射光像は上記アレイ
2によって感光ドラム4上にスリット露光される。なお
この感光ドラムは矢印す方向に回転する。また5は帯電
器であり、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感
光層等を被覆された感光ドラム4上に一様に帯電を行な
う。この帯電器5により一様に帯電されたドラム4は、
素子アレイ2によって画像露光が行なわれた静電画像が
形成される。
この静電潜像は、現像器6により加熱で軟化溶融する樹
脂等より成るトナーを用いて顕像化されるや一方、カセ
ッ)S内に収納されているシートPは、給送ローラ7と
感光ドラム4上の画像と同期するようタイミングをとっ
て上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ8によ
って、ドラム4上に送り込まれる。そして、転写放電器
9によって、感光ドラム4上に形成されているトナー像
は、シートP上に転写される。その後、公知の分離手段
によってドラム4から分離されたシートPは、搬送ガイ
ド10によって定着装置11に導かれ加熱定着処理され
た後にトレイ12上に排出される。なお、トナー像を転
写後、ドラム4上の残留トナーはクリーナ13によって
除去される。
第2図に本実施例の定着装置11の拡大図を示す、20
は装置に固定支持された低熱容量線状加熱体であって、
−例として厚み1.01■、巾10+s+++、長手長
24hmのアルミナ基板21に抵抗材料22を巾1.0
■に塗工したもので長手方向両端より通電される0通電
はDC100Vの周期20m5ecのパルス状波形で検
温素子23によりコントロールされた所望の温度、エネ
ルギー放出量に応じたパルスを、そのパルス巾を変化さ
せて与える。略パルス巾は0.5tasec w 5 
tmsecとなる。低熱容量線状加熱体20において検
温素子23で検出された温度がT1の場合、抵抗材料2
2に対向するフィルム24の表面温度子2はT1よりも
約lθ〜30℃低い、またフィルム24がトナ一定M面
より剥離する部分におけるフィルム表面温度T3は前記
温度T2とほぼ等しい温度である。
この様にエネルギー、温度制御された加熱体20に当接
して図中矢印方向に定着フィルム24は移動する。この
定着フィルムの一例として、厚み20終■の耐熱フィル
ム、例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES、
 PFAに少なくとも画像当接面側にPTFE、 PA
F等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型層を10ル1
コートしたエンドレスフィルムである。一般的には総厚
1001J、より好ましくは40用未満で、フィルム駆
動は駆動ローラー25と従動ローラー26による駆動と
テンションにより矢印方向にシワなく移動する。
27はシリコンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有す
る加圧ローラーで、総圧4〜20kgでフィルムを介し
て加熱体を加圧しフィルムと圧接回転する。
転写材28上の未定着トナー29は、入口ガイド30に
より定着部に導かれ、上述の加熱により定着像を得るも
のである。
以上はエンドレスベルトで説明したが第2図(b)の如
く、シート送り出し軸31及び巻き取り軸32を使用し
3定着フィルムは有端のフィルム24であっても良い。
また画像形成装置としては複写機、プリンター、FAX
等のトナーを用いて画像を形成する装置全ての定着装置
に適応するものである。
本発明の加熱定着方法において、使用されるトナーは、
DSCを用い10℃から200℃迄の測定範囲で測定し
た結果、最初に現われる吸熱ピークの極大値が40℃か
ら120℃を示すトナーが好ましく、特に55℃から1
00℃の特性を示すトナーがより好ましい。
更に、フィルムをトナ一定着面より、は<敲°する時の
温度が前記吸熱温度よりも高い温度であることが好まし
く、更に好ましくは、前記吸熱温度よりも30℃以上(
より好ましくは40〜夏50℃)高い条件ではく離させ
ることが好ましい。
本発明での吸熱ピークの極大値を測定する方法としては
、ASTM D−3418−82に準拠し算出する。具
体的には、トナーを10〜15B採取し窒素雰囲気下で
室温から200℃まで昇温速度10℃/sinで加熱せ
しめた後、200℃に10分間保持せしめ、次に急冷す
ることで、予めトナーの前処理を行なった後、再びlO
oCに10分間保持せしめ、10’C/sinの昇温速
度で200℃迄加熱し測定する。一般的には、第3図に
示すデーターが得られ、最初に現われる吸熱ピークの極
大値を本発明において吸熱温度(To)と定義する。
[実施例] 以下、部数は重量部を意味する。
(トナーサンプルAの作成) 上記成分をロールミルにて混練した後冷却し、スピード
ミルにて粉砕した0次にI型ジェットミルにて微粉砕し
、その後エルボジェット分級機にて分級し体積平均粒径
11.θμ脂の芯材粒子を得た。
上記芯材粒子を以下の方法でカプセル化を行った。
上記成分を有した芯材粒子分散液を調合した。
この分散液に28%アンモニア水溶液を漸次滴下し、系
のpHがアルカリ性となるまで滴下しカプセル化を行っ
た。この際、槽内の温度は15℃9回転数400Orp
m  (オートホモミキサー)で行った。
次いで濾過、乾燥を行いカプセルトナーな得た。
このカプセルトナー100部に対して疎水性コロイダル
シリカ0,5部を外添混合しサンプルAとした。
(トナーサンプルBの作成) 上記成分をロールミルにて混練した後冷却し、スピード
ミルにて粉砕した0次にI型ジェットミルにて微粉砕し
、その後エルボジェット分級機にて分級し体積平均粒径
を11 、0gmに調整し、芯材粒子とした。この芯材
粒子を用いトナーサンプルAと同様の手段によりカプセ
ル化を行いカプセルトナーを得た。このカプセルトナー
100部に対し疎水性コロイダルシリカ0.5部を外添
混合し、サンプルBとした。
(トナーサンプルCの作成) 上記成分をロールミルにて混練した後冷却し、スピード
ミルにて粉砕した。さらにジュー2トミルにて微粉砕後
エルボジェットにて分級し、体積平均粒径13.2μ厘
の芯材粒子を得た。この芯材粒子をトナーサンプルAと
同様にしてカプセル化を行いカプセルトナーを得た。
このカプセルトナー100部に対して疎水性コロイダル
シリカ1.0部外添物合しサンプルCとした。
次にサンプルA−C及び第2図(a)に示す加熱定着装
置を用いて定着試験を行った。さらにブロッキング性試
験も行った。
実施例1 この定着装置において加熱体の表面温度は180℃、加
熱部の抵抗材料の消費電力は+50W。
加圧ローラーの総圧は7kg、加圧ローラーとフィルム
のニップは3 mm、定着処理速度(p、s、)100
mm/secに設定し、耐熱シートとしては、記録材と
の接触面にPTFHに導電性物質を添加した低抵抗の離
型層を有する厚さ20Bのポリイミドフィルムを使用し
た。
この時の加熱体の表面温度180℃に達するまでに要し
た時間は、約1.EtSec、であった。
サンプルAを市販の複写機Canon NP1215 
(キャノン■製)の定着器をとり除いた改良機に適用し
未定着画像を得た。
この未定着画像を第2図(a)に示す様な外部定着機を
用い上記条件にて定着試験を行った。
転写材としては市販のキャノンニュードライペーパー(
キャノン販売社製) 54g/m2を用いた。
定着試験は、得られた定着画像中の20mmφのへ夕黒
部を50g/cm2の荷重をかけたシルポン紙で摺擦し
、摺擦前後の画像濃度低下率(%)で表わした0画像濃
度の測定にはマクベス反射濃度計を用いた。さらに耐オ
フセット性を見るために改造機から取出した未定着画像
を連続して該外部定着試験機を通過させ、定着フィルム
及び対向ローラーの汚れ、画像のオフセットによる抜け
、転写材の画像上への汚れおよび転写材の裏側汚れなど
を見て判断した。
その結果、定着性は初期および200枚通紙後もほぼ変
らず2〜5%(平均3.4%)と良好であった。また耐
オフセット性はto、ooo枚の未定着画像通紙後にお
いても転写紙上の汚れはもちろん、転写紙の裏側汚れも
全く見られなかった。さらには連続通紙後、定着装置の
フィルム及び対向ローラー表面を観察したところ、トナ
ーの付着はほとんどなかった。
さらには、槽内温度45℃(一定)にしたオーブン中に
、ポリプロピレン製の100ccカツプ中にこのトナー
10gを入れたものを1日間放置し、ブロッキング性を
見たところ、トナー塊の発生はなく、良好であった。
比較例1 本加熱定着装置と、加熱ローラ一定着装置との比較をす
るために次のようなテストを試みた。熱ローラ一定着用
の外部定着装置を用意した。該熱ローラ一定着器は上ロ
ーラーと下ローラーの2本のロールより成り、上ローラ
ー表面はテフロンであり、その中心部にヒーターを配し
たものであり、下ローラーにはシリコンゴムを用いてい
る。
ざらにニップ巾は3虚層である。ローラー間の総圧は7
kgであった・ 該熱ローラーの中心部に消費電力15QWのヒーターを
取付はロール回転子昇温させたところ、5分後でもその
表面温度は160℃にしか上昇せず定着試験は実行でき
なかった。そこでヒーターを900Wのものに変更し、
定着ローラーの表面温度が180℃以上に保持可能とし
た。この時に熱ローラー表面温度が室温から180℃に
まで上昇するまでの時間は27秒でありさらに温度調節
により一定温度に保持されるために若干の時間を要した
。すなわち、熱ロール定着においてはきわめて大きな消
費電力が必要であり、ウェイトタイムはとり除くことが
できないものである。
定着試験は、この800Wのヒーターを配した熱ロール
外部定着試験機を用い、定着ローラーのオイル塗布機構
およびクリーニング機構をとりはずした状態にて行なっ
た。定着処理速度は1005m/secと実施例1と同
じスピードにて行なった。
その結果、定着性は初期および200枚後で濃度低下率
が3〜7%(平均4.8%)と実施例1に比べやや劣る
結果となり、 200枚通紙時においては、すでにオフ
セット現象による画像上の抜けが見られ、3500枚時
において転写紙に裏側汚れが発生した。さらに連続通紙
後ローラー表面を観察するとトナーが相当量付着してい
た。
実施例2 実施例1において定着処理速度を130mm/secに
変えて定着試験を行なった。ただし加熱体の表面温度は
200℃になるように設定した。この時、加熱体の表面
温度が200℃に達するまでに要した時間は約1.Ia
sec、であった、定着試験の結果をTable、lに
示した。 Table、1に表わされるように良好な結
果を示した。
比較例2 比較例1で用いた熱ロールによる外部定着試験機を使用
し、実施例2との比較のために定着処理速度130+s
+*/seeに変え、さらにローラー表面温度を200
℃に設定した。この時ローラー表面温度が200℃に達
するまでに要した時間は約40sec、プラス若干時間
であった。
結果をTable、 1に示した。 Table、1に
表わされるように定着性およびオフセット性において劣
る結果となった。
実施例3 トナーサンプルBを用いて実施例1と同様の方法にて定
着試験およびトナーのブロッキングテストを行なった。
テスト条件およびテスト結果をTable、 lにまと
めて示す。
比較例3 トナーサンプルBを用いて比較例1と同様の方法にて定
着試験を行なった。テスト条件およびテスト結果をTa
ble、 1にまとめて示す。
実施例4 トナーサンプルCを用いて実施例1と同様の方法にて定
着試験およびトナーのブロッキングテストを行なった。
テスト条件およびテスト結果をTable、 1にまと
めて示す。
比較例4 トナーサンプルCを用いて比較例1と同様の方法にて定
着試験を行なった。テスト条件およびテスト結果をTa
ble、 lにまとめて示す。
本発明の実施例に示したトナーサンプルのDSCによる
吸熱温度(To)及び加熱体温度(T1)、フィルム表
面温度(T2) 、剥離時のフィルム表面温度(T3)
をTable、 2に示す。
(以下余白) able めの定着装置の概略的断面図を示し、第2(b)図は本
発明の別な態様の定着方法を実施するための定着装置の
概略的断面図を示す、第3図はトナーの吸熱ピークを示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)結着樹脂、着色剤を主成分とする芯粒子表面を樹脂
    で被覆したカプセルトナーを用い、該トナーの顕画像を
    記録材に加熱定着する方法において、 a)前記結着樹脂の主成分としてGPCによって測定さ
    れたクロマトグラムが分子量10^3〜8×10^4及
    び分子量10^5〜10^7のそれぞれの分子量領域に
    少なくとも一つのピークを有する芳香族ビニル系モノマ
    ー、アクリル酸エステル類モノマー、メタクリル酸エス
    テル類モノマーから選ばれる一種以上のモノマーから成
    る重合体を含有してなるカプセルトナーを用い、 b)固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接し且
    つフィルムを介して記録材を該加熱体に密着させる加圧
    部材とにより、カプセルトナーの顕画像を記録材に加熱
    定着する、ことを特徴とする加熱定着方法。 2)固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接し且
    つフィルムを介して該記録材を該加熱体に密着させる加
    圧部材とにより、トナーの顕画像を記録材に加熱定着す
    る定着方法に使用されるトナーにおいて、該トナーが結
    着樹脂、着色剤を主成分とする芯粒子表面を樹脂で被覆
    したカプセルトナーであって、該結着樹脂の主成分とし
    て、GPCによって測定されたクロマトグラムが分子量
    10^3〜8×10^4及び分子量10^5〜10^7
    のそれぞれの分子量領域に少なくとも一つのピークを有
    する芳香族ビニル系モノマー、アクリル酸エステル類モ
    ノマー、メタクリル酸エステル類モノマーから選ばれる
    一種以上のモノマーから成る重合体を含有してなること
    を特徴とする加熱定着用カプセルトナー。
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