JPH0216115Y2 - - Google Patents

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JPH0216115Y2
JPH0216115Y2 JP5520386U JP5520386U JPH0216115Y2 JP H0216115 Y2 JPH0216115 Y2 JP H0216115Y2 JP 5520386 U JP5520386 U JP 5520386U JP 5520386 U JP5520386 U JP 5520386U JP H0216115 Y2 JPH0216115 Y2 JP H0216115Y2
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JP
Japan
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combustion chamber
partition wall
main combustion
incinerator
main
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JP5520386U
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JPS62166425U (ja
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、熱による膨脹収縮の歪による燃焼
室の隔壁材料の疲労破壊を防止して耐久性を向上
させる給湯機付焼却炉の燃焼室に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来の給湯機付焼却炉の燃焼室には、
この出願人が実開昭60−86728号で開示した考案
がある。この従来の考案は、第4図及び第5図に
示すように、給湯水を溜める保温タンク4内に燃
焼室1′と、この燃焼室1′と煙突5を接続する蛇
行配管6がこの保温タンク4内部と密閉されるよ
うに設けられている給湯機付焼却炉7′に関する
ものである。燃焼室1′は、円筒形状の主燃焼室
2′と、この主燃焼室2′の上方に連接された断面
形状が半長円形状の副燃焼室3′とから構成され
ている。この主・副燃焼室2′,3′は、主燃焼室
2′の隔壁8′で遮断されると共に、主燃焼室2′
の奥部に設けられた連通口11で連通されてい
る。
この燃焼室1′によると、廃棄物等の燃料は主
燃焼室2′内に投入して燃焼させる。この燃焼に
より発生した火種を含んだ軽量の未燃焼成分及び
不完全燃焼ガスは、連通口11を通り副燃焼室
3′内に流入され、そこで主燃焼室2′内での燃焼
により高温となつた隔壁8′等からの熱量とで再
燃焼をして完全燃焼が行われる。そして、この燃
焼熱が保温タンク4内の水に伝達されて温水とな
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の燃焼室1′では、主燃焼室2′の
隔壁8′、特に主燃焼室2′と副燃焼室3′の境界
の部分が高温となつて、大きな膨脹収縮を繰返
す。このような給湯機付焼却炉7′の燃焼室1′の
隔壁8′は過度の膨脹収縮により材料の疲労が早
く、亀裂等が生じ易いという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記事情を鑑みて、寿命の長い給
湯機付焼却炉を提供しようとするもので、その具
体的手段とするところは、燃焼室と主燃焼室とこ
の主燃焼室の上方に連設した副燃焼室で形成し、
主燃焼室と副燃焼室の境界の隔壁に切断溝と連通
口を設けると共に、切断溝を被う蓋を挿脱自在に
設けたところにある。
〔作用〕
上記手段によると、廃棄物等の燃焼室で熱膨脹
した隔壁の歪量は切断溝を狭めて吸収される。
又、消火されて収縮した隔壁の歪量は切断溝を広
げて吸収される。このように、隔壁材料の内部で
歪量を吸収させないため隔壁材料の疲労破壊を防
止することができる。更に、主燃焼室で燃焼され
た廃棄物等の燃焼ガスは切断溝が蓋で被われてい
るので、連通口より副燃焼室に流入する。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。
尚、従来の技術と同一の構成要素については同
符号を付して説明を省略する。
この考案の給湯機付焼却炉は燃焼室1は、第1
図及び第2図に示すように、主燃焼室2と副燃焼
室3から形成されると共に保温タンク4内で煙突
5と接続された蛇行配管6と連通されて、廃棄物
等を燃焼して保温タンク4の水を温水にする給湯
機付焼却炉7を構成している。
主燃焼室2は円筒形状の隔壁8で仕切られてお
り、隔壁8の上部に切断溝9が設けられている。
副燃焼室3は主燃焼室2の上方に断面形状が半長
円形状に連設されていて、主燃焼室2の燃料投入
口10の反対側である奥部に設けられた連通口1
1と前記切断溝9で連通されている。又、副燃焼
室3内には、前記主燃焼室2の隔壁8に沿つて挿
脱自在な蓋12が設けられている。この蓋12
は、第3図に示すように、前記主燃焼室2の隔壁
8に接して切断溝9を塞ぐ底面を有し、灰受けと
なるように側部が折曲されている。更に、蓋12
には挿脱が容易なように火掻棒を挿入する孔13
が燃料投入口10側に設けられている。
上記の燃焼室1よれば、廃棄物等の燃料は主燃
焼室2に投入され点火して燃焼される。すると、
火種を含む軽量の未燃焼成分及び不完全燃焼ガス
が連通口11を通つて副燃焼室3に流入して、そ
こで再燃焼して、灰は蓋12上に残り燃焼ガスが
蛇行配管6を通り煙突5より排出される。この燃
料の燃焼時には、主燃焼室2の隔壁8が最大に熱
せられて隔壁8は熱膨脹し、燃料の供給が断たれ
た時には、主燃焼室2の隔壁8が常温となつて隔
壁8は収縮する。このとき、上記切断溝9の隙間
が狭くなつたり広くなつたりして隔壁材料の内部
に加わる力を除去している。又、切断溝9が蓋1
2で被われているので、燃焼ガスは、主燃焼室2
の奥部の連通口11を通つて蛇行配管6に流入す
るため、保温タンク4内の水に燃焼ガスが接する
距離を長くすることができる。更に、副燃焼室3
で再燃焼した灰は蓋12上に残るので、これを孔
13に火掻棒を入れて引き出すことによつて容易
に掃除をすることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、主燃焼室の隔
壁に切断溝を設けることで、熱膨脹の繰返しによ
つて隔壁材料が熱疲労して亀裂を生ずるのを防止
することができ、寿命の長い給湯機付焼却炉とな
る。その上、切断溝に蓋をすることで、従来の燃
焼室と同様の熱効率を維持することができる。
又、蓋が挿脱自在となつているので副燃焼室内で
燃焼した燃料の灰は容易に取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の実施例を示し、
第1図は正面図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は蓋の斜視図、第4図は従来の技術を
説明するための正面図、第5図は第4図の−
断面図。 1……燃焼室、2……主燃焼室、3……副燃焼
室、4……保温タンク、5……煙突、6……蛇行
配管、7……給湯機付焼却炉、8……隔壁、9…
…切断溝、11……連通口、12……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 給湯水を溜める保温タンク内に廃棄物等を燃焼
    させる燃焼室と、該燃焼室と煙突を接続する蛇行
    配管がこの保温タンク内部に密閉して設けられた
    給湯機付焼却炉において、 前記燃焼室を主燃焼室とこの主燃焼室の上方に
    連設した副燃焼室で形成し、主燃焼室と副燃焼室
    の境界の隔壁に切断溝と連通口を設けると共に、
    該切断溝を被う蓋を挿脱自在に設けたことを特徴
    とする給湯機付焼却炉の燃焼室。
JP5520386U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0216115Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5520386U JPH0216115Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JP5520386U JPH0216115Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62166425U JPS62166425U (ja) 1987-10-22
JPH0216115Y2 true JPH0216115Y2 (ja) 1990-05-01

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JP5520386U Expired JPH0216115Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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