JPH0216038A - 補強層をもつ分岐ホースの製造方法 - Google Patents
補強層をもつ分岐ホースの製造方法Info
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- JPH0216038A JPH0216038A JP63166456A JP16645688A JPH0216038A JP H0216038 A JPH0216038 A JP H0216038A JP 63166456 A JP63166456 A JP 63166456A JP 16645688 A JP16645688 A JP 16645688A JP H0216038 A JPH0216038 A JP H0216038A
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Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は3ウエイホースなどの分岐ホースを製造する方
法に関し、詳しくは中間層に補強層をもつ分岐ホースの
製造方法に関する。
法に関し、詳しくは中間層に補強層をもつ分岐ホースの
製造方法に関する。
[従来の技術]
自動車のエンジンルーム内などには多数の装置が積載さ
れており、配置スペースの効率の良い使用が望まれてい
る。例えばラジェータホースにおいては、ラジェータと
エンジンとを結ぶホース、ラジェータと空調装置とを結
ぶホースなど複数本のホースが必要となり大きな配置ス
ペース、が必要となっていた。そのため他の装置の配置
が制約され、自由度が小さかった。そこで近年、主ホー
スと、主ホースより分岐した副ホースとよりなる分岐ホ
ースの利用が検討されている。このような分岐ホースを
用いれば、配置スペースを格段に小さ(できる。
れており、配置スペースの効率の良い使用が望まれてい
る。例えばラジェータホースにおいては、ラジェータと
エンジンとを結ぶホース、ラジェータと空調装置とを結
ぶホースなど複数本のホースが必要となり大きな配置ス
ペース、が必要となっていた。そのため他の装置の配置
が制約され、自由度が小さかった。そこで近年、主ホー
スと、主ホースより分岐した副ホースとよりなる分岐ホ
ースの利用が検討されている。このような分岐ホースを
用いれば、配置スペースを格段に小さ(できる。
第4図に従来の分岐ホースの断面図を示す。この分岐ホ
ースは、主ホース100と、主ホース100から分岐し
た副ホース200と、主ホース100および副ホース2
00の分岐部を覆う接合ゴム300とから構成されてい
る。この分岐ホースの製造方法としては、従来、未加硫
状態の主ホース100に分岐穴を穿設し、先端がラッパ
状に拡径された未加硫状態の副ホース200でその分岐
穴を覆った後、副ホース200および主ホース100を
マンドレル500とともに型内に配置する。
ースは、主ホース100と、主ホース100から分岐し
た副ホース200と、主ホース100および副ホース2
00の分岐部を覆う接合ゴム300とから構成されてい
る。この分岐ホースの製造方法としては、従来、未加硫
状態の主ホース100に分岐穴を穿設し、先端がラッパ
状に拡径された未加硫状態の副ホース200でその分岐
穴を覆った後、副ホース200および主ホース100を
マンドレル500とともに型内に配置する。
そして分岐部の内面および外面を覆うように未加硫ゴム
よりなる接合ゴム300を被覆成形し、さらに全体を加
硫して一体的に結合する(米国特許第4589623号
)。しかしながら中間層に補強糸が編組された補強層を
もつホースの場合には、この製造方法では第4図に示す
ように主ホース100と副ホース200の補強IFI4
00は分断された状態である。そのため分岐部の強度が
他の部分に比べて弱いという不具合が生じていた。従っ
て接合ゴム300の肉厚を厚くして強度を付与したりし
ているが、その部分の剛性が高くなって取りまわしが困
難となったり、重量が大きく外観も良いとはいえない。
よりなる接合ゴム300を被覆成形し、さらに全体を加
硫して一体的に結合する(米国特許第4589623号
)。しかしながら中間層に補強糸が編組された補強層を
もつホースの場合には、この製造方法では第4図に示す
ように主ホース100と副ホース200の補強IFI4
00は分断された状態である。そのため分岐部の強度が
他の部分に比べて弱いという不具合が生じていた。従っ
て接合ゴム300の肉厚を厚くして強度を付与したりし
ているが、その部分の剛性が高くなって取りまわしが困
難となったり、重量が大きく外観も良いとはいえない。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、主ホー
スと副ホースの補強層を一体的に連続したものとするこ
とを技術的課題とするものである。
スと副ホースの補強層を一体的に連続したものとするこ
とを技術的課題とするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明の補強層をもつ分岐ホースの製造方法は、未加硫
ゴムより分岐部をもつ内管部を形成する内管成形工程と
、熱可塑性樹脂より形成されたネットで内管部の全周表
面を被覆しネットの分離部分を熱溶着して無端の補強層
を形成する溶着工程と、補強層をもつ内管部を型内に配
置し表面に未加硫ゴムにより外被部を形成する外被成形
工程と、内情部および外被部を加硫して補強層とともに
一体的に結合する加硫工程と、よりなることを特徴とす
る。
ゴムより分岐部をもつ内管部を形成する内管成形工程と
、熱可塑性樹脂より形成されたネットで内管部の全周表
面を被覆しネットの分離部分を熱溶着して無端の補強層
を形成する溶着工程と、補強層をもつ内管部を型内に配
置し表面に未加硫ゴムにより外被部を形成する外被成形
工程と、内情部および外被部を加硫して補強層とともに
一体的に結合する加硫工程と、よりなることを特徴とす
る。
内情成形工程は未加硫ゴムより分岐部をもつ内管部を形
成する工程である。ホースのような筒状体は押出成形に
より形成するのが便利であるが、分岐部をもつ場合は押
出成形で一度に成形することは困難である。従って主管
部および副管部をそれぞれ押出成形により成形し、主管
部に分岐穴を設けた後副管部を挿入して形成することが
できる。
成する工程である。ホースのような筒状体は押出成形に
より形成するのが便利であるが、分岐部をもつ場合は押
出成形で一度に成形することは困難である。従って主管
部および副管部をそれぞれ押出成形により成形し、主管
部に分岐穴を設けた後副管部を挿入して形成することが
できる。
また圧縮成形、射出成形などにより分岐部をもっ内情部
を一体的に形成することもできる。なおこの内管部の材
質としては天然ゴム(NR)、スチレンブタジェンゴム
(SBR)、ブタジェンゴム(BR>、ブチルゴム(I
7R>、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレン
ゴム(EPDM)、など従来用いられている各種種類の
ゴムを用いることができる。
を一体的に形成することもできる。なおこの内管部の材
質としては天然ゴム(NR)、スチレンブタジェンゴム
(SBR)、ブタジェンゴム(BR>、ブチルゴム(I
7R>、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレン
ゴム(EPDM)、など従来用いられている各種種類の
ゴムを用いることができる。
本発明の最大の特徴は次の溶着工程にある。溶着工程で
は熱可塑性樹脂より形成されたネットで内管部の全周表
面がまず被覆される。分岐部を被覆するには、複数枚の
ネットで被覆してもよいし、三次元形状にしたときに内
管郡全体を被覆できるような形状に予め裁断されたネッ
トを用いることも好ましい。ここで被覆されたネットは
端部が自由な状態であり、また複数枚のネットを用いた
場合はそれぞれのネットは分断されている。本発明にい
う分離部分とは、このような自由端部、分断部分などを
いうが、このような分離部分が存在すると、その部分に
おける補強層としての強度が不十分である。そこで本発
明ではネットの分離部分を熱溶着して無端の補強層を形
成するようにしたものである。この溶着工程は型内にネ
ットで被覆された内管部を配置して行うことができる。
は熱可塑性樹脂より形成されたネットで内管部の全周表
面がまず被覆される。分岐部を被覆するには、複数枚の
ネットで被覆してもよいし、三次元形状にしたときに内
管郡全体を被覆できるような形状に予め裁断されたネッ
トを用いることも好ましい。ここで被覆されたネットは
端部が自由な状態であり、また複数枚のネットを用いた
場合はそれぞれのネットは分断されている。本発明にい
う分離部分とは、このような自由端部、分断部分などを
いうが、このような分離部分が存在すると、その部分に
おける補強層としての強度が不十分である。そこで本発
明ではネットの分離部分を熱溶着して無端の補強層を形
成するようにしたものである。この溶着工程は型内にネ
ットで被覆された内管部を配置して行うことができる。
また熱せられたコテ状のもので分離部分のみを熱溶着し
てもよい。これにより補強層は無端の筒状となり、分離
部分で補強強度が低下するような不具合が防止される。
てもよい。これにより補強層は無端の筒状となり、分離
部分で補強強度が低下するような不具合が防止される。
外被成形工程は上記のようにして得られた補強層をもつ
内管部を型内に配置し、その表面に未加硫ゴムにより外
被部を形成する工程である。この成形工程は通常射出成
形により行なうことができる。また用いられる材質は内
管部と同様の各種ゴムを用いることができ、内管部と同
一種類でもよいし異なる種類のゴムを用いることもでき
る。なお内管部を構成するゴムと相溶性のよいゴムを用
いることが望ましい。このようにすれば外被部の未加硫
ゴムと内管部の未加硫ゴムとが外被部の成形時などにネ
ットの網目を通して接触し、次の加硫工程で一体的に強
固に結合するため一層強度に優れたホースが得られる。
内管部を型内に配置し、その表面に未加硫ゴムにより外
被部を形成する工程である。この成形工程は通常射出成
形により行なうことができる。また用いられる材質は内
管部と同様の各種ゴムを用いることができ、内管部と同
一種類でもよいし異なる種類のゴムを用いることもでき
る。なお内管部を構成するゴムと相溶性のよいゴムを用
いることが望ましい。このようにすれば外被部の未加硫
ゴムと内管部の未加硫ゴムとが外被部の成形時などにネ
ットの網目を通して接触し、次の加硫工程で一体的に強
固に結合するため一層強度に優れたホースが得られる。
加硫工程は内管部および外被部を加硫する工程である。
これにより内管部および外被部は一体的に結合し、さら
に補強層とも一体的に結合する。
に補強層とも一体的に結合する。
この加硫工程は成形型内で行なうこともできるし、成形
型より離型した後加硫缶などで加硫してもよい。なおこ
の加硫時にはホース穴の内径および外形状の精度を出す
ために、通常マンドレルが挿入されて行なわれる。この
マンドレルが最初の内管成形工程から挿入され、溶着工
程、外被成形工程時にも内部にマンドレルが入った状態
で行うことも好ましい。
型より離型した後加硫缶などで加硫してもよい。なおこ
の加硫時にはホース穴の内径および外形状の精度を出す
ために、通常マンドレルが挿入されて行なわれる。この
マンドレルが最初の内管成形工程から挿入され、溶着工
程、外被成形工程時にも内部にマンドレルが入った状態
で行うことも好ましい。
[発明の作用及び効果]
本発明の分岐ホースの製造方法では、溶着工程で補強層
を構成するネットが被覆され、ネットの分離部分が溶着
される。従って得られた分岐ホースでは、分岐部におい
ても補強層が全て連続的につながった状態となり、強度
に優れている。またこの補強層を形成するのは極めて容
易である。従って、本発明の製造方法により(qられた
分岐ホースでは、従来の分岐ホースのような接合ゴムを
不要としても強度に優れるので、剛性や重量の増大を回
避でき、外観品質も優れている。
を構成するネットが被覆され、ネットの分離部分が溶着
される。従って得られた分岐ホースでは、分岐部におい
ても補強層が全て連続的につながった状態となり、強度
に優れている。またこの補強層を形成するのは極めて容
易である。従って、本発明の製造方法により(qられた
分岐ホースでは、従来の分岐ホースのような接合ゴムを
不要としても強度に優れるので、剛性や重量の増大を回
避でき、外観品質も優れている。
[実施例]
以下実施例により具体的に説明する。
本実施例は自動車のラジェータホースに本発明を適用し
たものである。
たものである。
(内管成形工程)
EPDMゴムを用い、射出成形により3ウエイホースの
内管部1を形成する。得られた内管部1は未加硫状態で
あり、中心孔内に内芯2が挿入されている。
内管部1を形成する。得られた内管部1は未加硫状態で
あり、中心孔内に内芯2が挿入されている。
(溶着工程)
次に内芯2を挿入したまま、第1図に示すように3次元
にした場合に内管部1の形状に沿うように予め裁断され
たナイロン製ネット3で内管部1全周面を被覆する。そ
してその後加熱金型内に配置し、ネット3の分離部分を
熱溶着する。これにより、第2図に示すようにネット3
は溶着部3゜により無端の筒状となって、内管部1表面
を覆って補強層31が形成されている。
にした場合に内管部1の形状に沿うように予め裁断され
たナイロン製ネット3で内管部1全周面を被覆する。そ
してその後加熱金型内に配置し、ネット3の分離部分を
熱溶着する。これにより、第2図に示すようにネット3
は溶着部3゜により無端の筒状となって、内管部1表面
を覆って補強層31が形成されている。
(外被成形工程)
次に補強層31をもつ内管部1を成形型内に配置し、E
PDMゴムから射出成形により外被部4を射出成形する
。
PDMゴムから射出成形により外被部4を射出成形する
。
(加硫工程)
外被部4を成形後金型より離型し、内芯2を挿入したま
ま加硫缶内に投入して全体を一体的に加硫する。
ま加硫缶内に投入して全体を一体的に加硫する。
得られた分岐ホースの要部断面図を第3図に示す。第3
図に示すように本実施例で得られた分岐ホースは、内管
部1と、外被部4と、補強層31と、よりなる。そして
分岐部においても補強層31は分断されず連続した状態
であり、強度に優れている。また外周表面に接合ゴムな
どが不必要となり、外観品質に優れている。
図に示すように本実施例で得られた分岐ホースは、内管
部1と、外被部4と、補強層31と、よりなる。そして
分岐部においても補強層31は分断されず連続した状態
であり、強度に優れている。また外周表面に接合ゴムな
どが不必要となり、外観品質に優れている。
第1図〜第3図は本発明の一実施例の製造方法に関し、
第1図はネットを被覆する前の状態を示す斜視図、第2
図は溶着工程摸の状態を示す斜視図、第3図は得られた
分岐ホースの要部断面図である。第4図は従来の製造方
法により製造された分岐ホースの断面図である。 1・・・内管部 2・・・内芯 3・・・ネッ
ト4・・・外被部 30・・・溶着部 31・・・
補強層特許出願人 豊田合成株式会社
第1図はネットを被覆する前の状態を示す斜視図、第2
図は溶着工程摸の状態を示す斜視図、第3図は得られた
分岐ホースの要部断面図である。第4図は従来の製造方
法により製造された分岐ホースの断面図である。 1・・・内管部 2・・・内芯 3・・・ネッ
ト4・・・外被部 30・・・溶着部 31・・・
補強層特許出願人 豊田合成株式会社
Claims (1)
- (1)未加硫ゴムより分岐部をもつ内管部を形成する内
管成形工程と、 熱可塑性樹脂より形成されたネットで該内管部の全周表
面を被覆し該ネットの分離部分を熱溶着して無端の補強
層を形成する溶着工程と、 該補強層をもつ該内管部を型内に配置し表面に未加硫ゴ
ムにより外被部を形成する外被成形工程と、 該内管部および該外被部を加硫して該補強層とともに一
体的に結合する加硫工程と、よりなることを特徴とする
補強層をもつ分岐ホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166456A JPH0216038A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 補強層をもつ分岐ホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166456A JPH0216038A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 補強層をもつ分岐ホースの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216038A true JPH0216038A (ja) | 1990-01-19 |
Family
ID=15831740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63166456A Pending JPH0216038A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 補強層をもつ分岐ホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0216038A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106392415A (zh) * | 2016-10-20 | 2017-02-15 | 成都久欣时代科技有限公司 | 一种用于三通管焊接的夹具 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP63166456A patent/JPH0216038A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106392415A (zh) * | 2016-10-20 | 2017-02-15 | 成都久欣时代科技有限公司 | 一种用于三通管焊接的夹具 |
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