JPS6022238B2 - 可撓性良好な強化ガス用ゴム管及びその製造法 - Google Patents

可撓性良好な強化ガス用ゴム管及びその製造法

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JPS6022238B2
JPS6022238B2 JP56015147A JP1514781A JPS6022238B2 JP S6022238 B2 JPS6022238 B2 JP S6022238B2 JP 56015147 A JP56015147 A JP 56015147A JP 1514781 A JP1514781 A JP 1514781A JP S6022238 B2 JPS6022238 B2 JP S6022238B2
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JP
Japan
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rubber
outer layer
rubber tube
tube
wire
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JP56015147A
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大二郎 由路
均 井谷
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔適用範囲〕 本発明は、可操性に富む強化ガス用ゴム管及びその製造
法に関する。
〔従来技術・解決すべき議題〕
近年、ガス用ゴム管の安全性に対する要望が高まってき
た結果、ゴム管内にラセン状ワイヤや線粗ワイヤを埋設
することにより、足で踏んでも潰れず、かつ刃物によっ
ても切断が困難な強化ゴム管が開発されている。
今日行われているこの種強化ガス管の製造法としては、
マンドレル上に未加流ゴムを被覆した上、その表面にワ
イヤをラセン状に捲回し、さらにその表面に外層用ゴム
材料を被覆し、しかる後、その表面を帯状のキャンバス
布で巻き締めるか、又は鉛被覆を施して加硫後、内部の
マンドレル及び表面のキャンバス布又は鉛被覆を除去す
る手段が採られている。しかし上の公知手段では芯材と
して長尺のポリアミド等よりなる合成樹脂製マンドレル
が必要である他、ワイヤの捲きつけに際しワイヤが硬質
の金属線材であるため、巻線機の締付け力に困り前記ワ
イヤが未加硫状態の内層ゴム管内に食い込むことは避け
られない。
(この食い込み現象を俗に「チーズ切り」と云う。)そ
して、この「チーズ切り」の発生したゴム管では、第1
図に示されるように、内層ゴム管2内にワイヤ4が食い
込んでいる。しかるに第2図から明らかなように、管1
の湾曲に際しては該管1の外側4湾曲の中心0から遠い
側)のワイヤ4は1′−】の長さだけ、即ち曲率が小と
なる程大きく移動する必要があるが、前記のようにワイ
ヤ4が内層ゴム管2に食い込んでいるため、管の伸縮、
ひいては内層ゴム管2と共にするワイヤ4の動き(角度
変化)が困難で、こおため強いて曲げようとすれば強い
外力が要求される結果となる。そこで、以上の欠点を幾
分とも改善するため、内層ゴム管2の材質を硬質化する
ことによって「チーズ切りJの発生を多少とも改善する
努力がなされているが、それでも未加硫状態の内層ゴム
管2の材質に比べてワイヤ4の材質が遥かに硬いため、
「チーズ切りJを避けるのは困簸である。
しかもこの場合では内層ゴム管2の材質が硬質化されて
いるため、軟質ゴムで構成されている場合に比し一層大
きな力が必要であり、従って綜合的に見てゴム管1全体
の可榛性殆ど改善されない。〔発明の目的〕本発明は上
記公知の強化ゴム管における屈曲性上の問題点を解決し
た新規な可操性に富む強化ガス用ゴム管の構造及びこの
ゴム管を得るための好適な一手段を提供することを目的
とするものである。〔具体的構成・作用〕 本発明に係る新規な強化ガス用ゴム管は「内外2層より
なるゴム管中に補強用のワイヤ‐が埋設されている強化
ゴム管において、前記外層は更に第1及び第2の外層か
ら成り、かつ少なくとも前記内層と接する第1の外層は
該内層のゴム弾性材に比し軟質のゴム弾性材により藤成
されていると共に、前記補強用ワイヤ一は前記第1の外
層内に位置していることを特徴とする。
即ち、本発明の強化ガス用ゴム管は、内外2層よりなる
ゴム管中に補強用ワイヤ‐が埋設される基本的構成では
公知の強化ガス用ゴム管と類似しているが、第3図に示
されるように、本発明ガス管では外層3が更に第1の外
層3aと第2の外層3bとから構成され、かつ少なくと
も内層2と接する第1の外層3aが該内層2より軟質の
ゴム弾性材で作られると共に、補強ワイヤ−4が第1の
外層3a内に、好ましくは両外層3a亨 3bの界面6
に沿って位置することを特徴とする。
なお、第1及び第2の外層3a,3bが共に欧質ゴムで
作られてもよいし、また、第4図に示すように、製造の
過程で補強ワイヤ‐4が未加硫の軟質ゴムで予備的に形
成される第1外層3a内へ入り込む場合もあり得る。し
かし本発明では後に詳述する通り、内層2が予め半加硫
されるので、前記ワイヤ‐4は該内層2の表面7より内
方まで喰い込むことは決して無い。本発明に係るガス用
ゴム管は、エチレン、プロピレンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
ウレタンゴムなどの耐オゾン性及び耐老化性に富む材料
で構成されるのが好ましい。
また、これらゴム材料と天然ゴム、スチレン、ブタジェ
ンゴム等のブレンド物からでも構成することができる。
なお、内層のゴム管はJIS硬度50〜60外層のゴム
管はJIS硬度60〜70の範囲に調製されらのが適当
である。本発明の強化ガス用ゴム管は、所望によりポリ
アミド繊維、アクリル繊維又はガラス繊細などの縞組物
で外表面を被覆されてもよい。これらの材料による被覆
は管の外観を改善するのみでなく、特にガラス繊維によ
る被覆は耐熱性及び耐炎性を向上させるのに有効である
。従来の強化ガス用ゴム管は、押出成形された長尺の未
加流内層ゴム管内にマンドレルを挿入し、該内層ゴム管
の外周に補強ワイヤ−を捲回し、さらにその上に外層用
ゴム素材を被覆し、その外周を布テープで巻き締めるか
、又は被鉛後、加硫して、最後に前記マンドレル及び外
装の布テープ又は鉛を剥ぎ取ることにより製造される。
しかしながら、以上の手段は非常に手数が掛かるので生
産性が低く、工業的には余り適したものとは云えない。
のみならず、鉄製マンドレルの長さのため、加硫縦が最
尺なものとなる。尤も、鉄製マンドレルによる長さの欠
点はポリアミド製マンドレルの使用により克服できるけ
れども、ポリアミド製マンドレルは使用により膨脹する
性質があるので、再使用に際しては逐一削り直す必要が
あり、耐用命数も自ずと制限される。しかもポリアミド
製マンドレルの膨脹による管経の変形を防ぐため、加硫
に際しては鉛による被覆が必要である。しかるに、本発
明者は、比較的硬質の内層用ゴム素材を用いて押出し成
形された管状体を予め半加硫すると「全くマンドレルを
使用しないでも精密な塑造が可能であり、しかも補強ワ
イヤ一の捲回に際して該ワイヤ一の喰い込みも防げるこ
とを見出した。従って、本発明の製造方法によれば、押
し出された禾加硫の内層用ゴム管を半加硫後、該内層ゴ
ム管の外周に該ゴム管より軟質のゴム素材よりなる第1
の外層ゴム管を被覆してからその上にワイヤ−捲きし、
その上に更に第2の外層用ゴム素材を被覆後、完全加硫
に付すると、内部に膨脹の原因となるマンドレルが存し
ないこと及びワイヤ一が第2の外層ゴムにより保護され
ることのために、全くマンドレルを使用せず、かつ、鉛
被覆を行わなくとも精密な成形が可能であり、しかも内
層ゴム管に対する「チーズ切り」の起こっていない可榛
性に富むゴム管が製造される。しかも本発明の製造方法
によれば、内層ゴム管の押出しから完全加碗のための円
板状トレー上への捲回までの全工程が、殆ど連続的に、
かつ自動的に行えるので、マンドレル及び被鉛操作の省
略と相挨つて生産コストを大幅に低下させるのに役立つ
。実施例以下、本発明の実施例について説明する。
実施例 加硫後のJIS硬度が約65になるように調製されたク
ロロプレンゴム組成物をリング状オリフィスを経て内部
に0.5k9/め程度の加圧空気を送りながら内層ゴム
管用の管状物を押し出す。
引き続いて、この管状物を赤外線加硫装置中を通過させ
て半加碗を行った後〜第一の被覆装置中を通過させて第
1の外層用クロロプレンゴム組成物を被覆する。なお「
次段の第2外層用ゴム組成物を含めて、前記第1外層用
ゴム組成物は加硫後のJIS硬度が約55になるように
調製される。第1の外層ゴムを被覆された半製品ゴム管
は直ちに港線装置を通過せしめられてワイヤ‐捲きされ
た後、第二被覆装置中を通過せしめられて第2の外層用
のクロロスルホン化ポリェチレゴム組成物により被覆さ
れ、直ちに加硫用トレー内にラセン状に捲回、収容され
た後、一定数のトレー毎に加流鍵内にて加熱され、第3
図〜第4図の構造を有する製品とされる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上詳述した通り、内層ゴム管に対する補強
用ワイヤ−による「チーズ切り」現象を改善された可榛
性良好な強化ガス用ゴム管を提供し、産業上及び民生上
多大の利益を麓す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、公知の強化ガス用ゴム管の縦断面図、第2図
は第1図のゴム管の湾曲状態における縦断面図、第3図
及び第4図は夫々本発明ゴム管を例示する縦断面図であ
る。 各図中の符号の意味は以下のとおり:1:ゴム管(全体
)、2:内層ゴム管、3:外層ゴム管、3a:第1の外
層、3b:第2の外層、4:補強用ワイヤ一、5・・・
…ワイヤ−の喰い込部、6:第1外層と第2外層との界
面、7:内層ゴム管の表面。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内外2層よりなるゴム管中に補強用のワイヤーが埋
    設されている強化ゴム管において、前記外層は更に第1
    及び第2の外層から成り、かつ少なくとも前記内層と接
    する第1の外層は該内層のゴム弾性材に比し軟質のゴム
    弾性材により構成されていると共に、前記補強用ワイヤ
    ーは前記第1の外層内に位置していることを特徴とする
    可撓性良好な強化ガス用ゴム管。 2 内層用未加硫ゴム管状体を押出成形し、この管状体
    を半加硫した後、該管状体の外周に該管状体より軟質の
    未加硫ゴムを被覆して第1の外層を形成し、この第1の
    外層の外周に補強用ワイヤーを捲回した後、さらに未加
    硫ゴムを被覆して第2の外層を形成し、最後にこの集合
    体を加硫することを特徴とする可撓性良好な強化ガス用
    ゴム管の製造法。
JP56015147A 1981-02-03 1981-02-03 可撓性良好な強化ガス用ゴム管及びその製造法 Expired JPS6022238B2 (ja)

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