JPH0215847A - ロストワックス精密鋳造法における鋳型の割れを防ぐ脱蝋方法 - Google Patents
ロストワックス精密鋳造法における鋳型の割れを防ぐ脱蝋方法Info
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- JPH0215847A JPH0215847A JP16511988A JP16511988A JPH0215847A JP H0215847 A JPH0215847 A JP H0215847A JP 16511988 A JP16511988 A JP 16511988A JP 16511988 A JP16511988 A JP 16511988A JP H0215847 A JPH0215847 A JP H0215847A
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明はロストワックス精密鋳造法における脱蝋方法に
関するものである。
関するものである。
〔従来の技術]
ロストワックス精密鋳造法では、製品と同一形状の蝋模
型のまわりに主に酸化物質の耐火物を波覆し、蝋模型を
熱により溶融除去した後、外殻の耐火物を焼成して鋳型
を作っている。
型のまわりに主に酸化物質の耐火物を波覆し、蝋模型を
熱により溶融除去した後、外殻の耐火物を焼成して鋳型
を作っている。
ロストワックス精密鋳造法の鋳型白蝋模型を除去する脱
蝋方法としては、高圧蒸気釜(オートクレーブ)を用い
て、高温(約160℃)、高圧(約3〜7 k g f
/crrl’)の水蒸気により脱蝋する方法や、鋳型外
部を高温(約1000’c以上)に急速加熱するショッ
クヒーティング法などがある。
蝋方法としては、高圧蒸気釜(オートクレーブ)を用い
て、高温(約160℃)、高圧(約3〜7 k g f
/crrl’)の水蒸気により脱蝋する方法や、鋳型外
部を高温(約1000’c以上)に急速加熱するショッ
クヒーティング法などがある。
前者の高温高圧水蒸電による脱蝋方法では、m模型の内
部と1表面との温度差が小さいため、蝋表面およびその
近傍が溶は始める以前に蝋模型全体が加熱されて膨張し
、鋳型に割れが生ずる。
部と1表面との温度差が小さいため、蝋表面およびその
近傍が溶は始める以前に蝋模型全体が加熱されて膨張し
、鋳型に割れが生ずる。
また、後者のショックヒーティング法では、蝋模型内部
と表面の温度勾配が大きいため、蝋模型全体が膨張する
前にその表面のみが溶融し、応力による鋳型の割れは生
じないが、蝋の燃焼による男煙と悪臭を発生する。
と表面の温度勾配が大きいため、蝋模型全体が膨張する
前にその表面のみが溶融し、応力による鋳型の割れは生
じないが、蝋の燃焼による男煙と悪臭を発生する。
現在ロストワックス精密鋳造工業では前書の脱蝋方法が
広く使用され、後者の方法は装飾品製造等の限られた分
野でしか使用されていない。
広く使用され、後者の方法は装飾品製造等の限られた分
野でしか使用されていない。
]発明が解決しようとする課題l
このようにロストワックス精密鋳造法の高圧蒸気釜によ
る脱蝋方法においては、脱蝋時に鋳型に割れが発生し、
歩留りが低下し、問題が生していた。
る脱蝋方法においては、脱蝋時に鋳型に割れが発生し、
歩留りが低下し、問題が生していた。
本発明は蝋模型の表面と内部の温度勾配を十分大きくす
ることによって、蝋模を全体が熱膨張する以前に、その
表面のみを溶融させて鋳型に動(応力を緩和し、鋳型の
割れを防止しようとするものである。
ることによって、蝋模を全体が熱膨張する以前に、その
表面のみを溶融させて鋳型に動(応力を緩和し、鋳型の
割れを防止しようとするものである。
1課題を解決するための手段1
蝋模型の熱膨張によって鋳型に働く応力を小さくするた
めには、蝋模型表面のみを可能な限り短時間で溶融させ
る1:とが必要である。そのためには、蝋模型の表面の
みを急激に昇温させろか、蝋模型全体を前もって低温に
した後、外側から速やかに’j#温することによって蝋
模型の内部と表面の温度勾配を大きくすればよい。
めには、蝋模型表面のみを可能な限り短時間で溶融させ
る1:とが必要である。そのためには、蝋模型の表面の
みを急激に昇温させろか、蝋模型全体を前もって低温に
した後、外側から速やかに’j#温することによって蝋
模型の内部と表面の温度勾配を大きくすればよい。
前とに行目したのが、ショックヒーティング法であり、
本発明は後者に4目したものである。すなわら、本発明
はロストワックス精密i#漬法において、蝋模型を内蔵
する鋳型をあらかじめ高圧蒸気′:!3.温度より17
0〜150℃低い範囲の温度に保持した後、高圧蒸気釜
へ装入し、脱蝋することを特徴とする。
本発明は後者に4目したものである。すなわら、本発明
はロストワックス精密i#漬法において、蝋模型を内蔵
する鋳型をあらかじめ高圧蒸気′:!3.温度より17
0〜150℃低い範囲の温度に保持した後、高圧蒸気釜
へ装入し、脱蝋することを特徴とする。
〔作用1
本発明では上記方法によって蝋模型の鋳型に接する面お
よびその近傍のみを急速に溶かすことにより、蝋模型全
体が膨張した際の熱応力を緩和し、これによる鋳型割れ
を防止する。また、この方法では黒煙および悪臭等の公
害は発生しない。
よびその近傍のみを急速に溶かすことにより、蝋模型全
体が膨張した際の熱応力を緩和し、これによる鋳型割れ
を防止する。また、この方法では黒煙および悪臭等の公
害は発生しない。
脱蝋する前の鋳型をオートクレーブ温度より170〜1
50°C低い温度範囲の冷却装置に1時間から10時間
保持する。保持1品度がオートクレーブ温度より170
°Cを越える低い温度に冷却すると、蝋模型の収縮のた
め鋳型に割れが入るためそれを下限とした。オートクレ
ーブ温度との温度差が150℃より少ない場合、脱蝋時
に蝋模型の内部と表面の温度勾配が小さく内部温度が高
くなりすぎ、鋳型が割れるため150℃を上限とした。
50°C低い温度範囲の冷却装置に1時間から10時間
保持する。保持1品度がオートクレーブ温度より170
°Cを越える低い温度に冷却すると、蝋模型の収縮のた
め鋳型に割れが入るためそれを下限とした。オートクレ
ーブ温度との温度差が150℃より少ない場合、脱蝋時
に蝋模型の内部と表面の温度勾配が小さく内部温度が高
くなりすぎ、鋳型が割れるため150℃を上限とした。
また、冷却保持時間は鋳型の大きさや形状によって変化
させればよいが、蝋は熱伝導性が非常に悪いので、a模
を中心部まで冷却するのに部分な時間は保持しなければ
ならない。
させればよいが、蝋は熱伝導性が非常に悪いので、a模
を中心部まで冷却するのに部分な時間は保持しなければ
ならない。
第1図は蝋模型と!#型の境界付近の部分断面図である
。第1LAに示すように、高1高圧蒸気4は鋳型外表面
から鋳型3を通過し、蝋模型表面5に接触して、その部
分の蝋をγ8融H8融点60〜90℃)させる。溶融し
た蝋の一部は鋳型の外部へ流出し、また一部はVt”J
に浸透する。溶融流出した部分6は空間となる。
。第1LAに示すように、高1高圧蒸気4は鋳型外表面
から鋳型3を通過し、蝋模型表面5に接触して、その部
分の蝋をγ8融H8融点60〜90℃)させる。溶融し
た蝋の一部は鋳型の外部へ流出し、また一部はVt”J
に浸透する。溶融流出した部分6は空間となる。
その後熱が蝋模型2に伝わって、熱膨張してもその膨張
体積はiJ型6の内容積よりも小さく、鋳を3に応力を
及ぼさない。
体積はiJ型6の内容積よりも小さく、鋳を3に応力を
及ぼさない。
なお、冷却装置としては家庭用あるいは業務用の冷蔵庫
や、ドライアイス等の冷却材の入った密閉容器を使用す
ることができろ、冷却装置から取りだした祷をは、その
温度上昇を避けるために。
や、ドライアイス等の冷却材の入った密閉容器を使用す
ることができろ、冷却装置から取りだした祷をは、その
温度上昇を避けるために。
速やかに高圧蒸気釜(オートクレーブ)に入れ。
脱蝋処理を行う必要かある。
〔実施例1
厚さ5mmX縦50mmX横100mmおよび厚さ50
mmX縦50mmX横100mmの平服状蝋模型を用い
、この模型を各々9個ずつ、1つのツリーとして’11
1 rを炸裂した0次にこれら鋳1jlをオートクレー
ブc品度より135〜175℃低い温度に冷却した後、
高圧蒸気釜に素早く装入し。
mmX縦50mmX横100mmの平服状蝋模型を用い
、この模型を各々9個ずつ、1つのツリーとして’11
1 rを炸裂した0次にこれら鋳1jlをオートクレー
ブc品度より135〜175℃低い温度に冷却した後、
高圧蒸気釜に素早く装入し。
蒸気を導入し、lO抄間でそれぞれ圧力3.5.5.7
kgf/crn”に昇圧して脱蝋した。各ツリーの脱蝋
した後の鋳型の割れ発生率は第1表の通りであった。
kgf/crn”に昇圧して脱蝋した。各ツリーの脱蝋
した後の鋳型の割れ発生率は第1表の通りであった。
以−Lの脱模型は同一の蝋を用いているため、熱膨張率
は同じであるが、肉厚の薄い鋳型では室温付近でも蒸気
の圧力が、7kgf/crn’になると割れの発生は小
さくなる。肉厚が厚い鋳型では温度差が小さくなると割
れが発生する。また、鋳型を冷UILすざると、脱蝋前
に蝋の割れによる鋳型割れが発生した。
は同じであるが、肉厚の薄い鋳型では室温付近でも蒸気
の圧力が、7kgf/crn’になると割れの発生は小
さくなる。肉厚が厚い鋳型では温度差が小さくなると割
れが発生する。また、鋳型を冷UILすざると、脱蝋前
に蝋の割れによる鋳型割れが発生した。
[発明の効果]
本発明によればロストワックス精密鋳造法において、鋳
型造型の歩留りを向上することができるだけでな(、鋳
型の割れの見落としに起因する注湯時の鋳型からの’F
4 ilAの流出を防止することができ、鋳造品歩留り
が向上する。
型造型の歩留りを向上することができるだけでな(、鋳
型の割れの見落としに起因する注湯時の鋳型からの’F
4 ilAの流出を防止することができ、鋳造品歩留り
が向上する。
第1図は蝋模型と鋳型の境界付近を模式的に示した部分
断面図である。 l・・・脱蝋前の鋳型の一部 2・・・蝋模型 3・・・鋳型 4・・・高温高圧蒸気 5・・・蝋模型表面 6・・・蝋模型のうち流出した部分
断面図である。 l・・・脱蝋前の鋳型の一部 2・・・蝋模型 3・・・鋳型 4・・・高温高圧蒸気 5・・・蝋模型表面 6・・・蝋模型のうち流出した部分
Claims (1)
- 1 ロストワックス精密鋳造法において、蝋模型を内蔵
する鋳型を予め高圧蒸気釜温度より170〜150℃低
い温度に保持した後、高圧蒸気釜へ装入して脱蝋するこ
とを特徴とするロストワックス精密鋳造法における鋳型
の割れを防ぐ脱蝋方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16511988A JPH0215847A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | ロストワックス精密鋳造法における鋳型の割れを防ぐ脱蝋方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16511988A JPH0215847A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | ロストワックス精密鋳造法における鋳型の割れを防ぐ脱蝋方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0215847A true JPH0215847A (ja) | 1990-01-19 |
Family
ID=15806277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16511988A Pending JPH0215847A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | ロストワックス精密鋳造法における鋳型の割れを防ぐ脱蝋方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0215847A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069271A (en) * | 1990-09-06 | 1991-12-03 | Hitchiner Corporation | Countergravity casting using particulate supported thin walled investment shell mold |
JP2008507411A (ja) * | 2004-07-26 | 2008-03-13 | メタル キャスティング テクノロジー,インコーポレイテッド | 鋳型から消耗模型を除去する方法および装置 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP16511988A patent/JPH0215847A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069271A (en) * | 1990-09-06 | 1991-12-03 | Hitchiner Corporation | Countergravity casting using particulate supported thin walled investment shell mold |
JP2008507411A (ja) * | 2004-07-26 | 2008-03-13 | メタル キャスティング テクノロジー,インコーポレイテッド | 鋳型から消耗模型を除去する方法および装置 |
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